音楽・映画・競馬等をテーマにした、不定期更新のコラムです。

 
 
 週末公開の映画……2005.12.23
「あぶない奴ら TWO GUYS」☆☆☆
「チキン・リトル」☆☆☆
「綴り字のシーズン」☆☆☆☆

(満点は☆☆☆☆☆)
今年もいよいよ押し迫ってきました。
今年ここまで見させてもらった試写は164本!
自分なりにはよく見たなと思う数ではありますV(^-^)V。
では今年最後の映画紹介。50音順です!

「あぶない奴ら TWO GUYS」は韓国のアクションコメディ。
借金取り立て屋の怖〜いジュンテと、カードローン踏み倒し常習犯のズル賢いフン。
ふたりは追いつ追われつの最中に車を乗り違え、
とんでもない事件に巻き込まれてしまいます。
間違えて乗り込んだ車にあった鞄。
その中に、なんと10億ウォンの価値がある最先端の半導体技術が入ってたんですね。
国際スパイと国家安全情報局が動いている、とてつもなく大きなヤマ。
チンピラ級の捕物劇が、一転大事件に発展してしまったのです…。
もちろんヒロインもちゃんといて、なんでも開けちゃう天才錠前破りのチソンが登場。
ドタバタ劇に華を添えます。
フンには「猟奇的な彼女」で大人気のチャ・テヒョンが扮し、
想像つくかと思うけど、極悪人もどこか弱さと人情を漂わせながら話が進むんですね。
いかにも韓国コメディらしい1本。
チャ・テヒョンの豊かな表情はさすがです!☆3つ。
「あぶない奴ら TWO GUYS」公式サイト

「チキン・リトル」はディズニーアニメ。
これまでのキャラクターとはちょっと一線を画すチキン・リトルくん。
女性はパッとしないこのキャラに母性本能をくすぐられるのかなぁ(笑)。
舞台はのどかで静かな町、オーキーオーク。
1年前にチキン・リトルは警報用の鐘を鳴らし、お騒がせ事件を起こしてました。
「空のカケラが落っこちてきた!」
警察や消防も駆け付けて大騒ぎに。でも空のカケラなんてありゃしない。
見つかったのはドングリの実だけ。
チキン・リトルの話なんて誰も信じてくれませんでした。
何をやってもダメなチキン・リトル。最愛の父までもが言います。
「お前には無理だ」
それでもくじけず頑張るチキン・リトル。
ところが、またしても空のカケラが落ちてきたのです。
それも落下場所は、チキン・リトルの部屋でした…。
空のカケラは宇宙船の一部。誰も信じちゃくれない訳で。
でも彼にはやっぱりダメダメな仲間たちがいました。
好奇心いっぱいで煙たがられている魚のフィッシュ、
体は大きいのに気が小さいブタのラント、
おしゃべり好きで個性的な?ルックスのアヒルの女の子アビー。
部屋に落ちてきた空のカケラにみんなで力を合わせて対処します。
いつかヒーローになるんだと頑張るチキン・リトル。
彼のように強くなりたいなぁとボクら大人も思うはず!☆3つ。
「チキン・リトル」公式サイト

「綴り字のシーズン」はなかなか深い映画でした。
理想的と思えた家族がある時点を境に崩壊して行くんですね。
それを救おうと娘のとった行動とは?
父はカリスマ性すらもつ大学教授、母は科学者、勉強熱心な息子と娘。
父の期待は息子のアーロンに注がれ、娘のイライザはそれをうらやましく見ていました。
ところが、イライザが単語の綴りを競うコンテストで優勝すると、
一転、父の関心はイライザに。その頃から家族のバランスがおかしくなり始めるのです。
次々と勝ち上がり、ついには全米大会にまで進んだイライザ。
でも彼女が頑張れば頑張るほど、家族の関係は崩れていったのです…。
家族のそれぞれが抱えていた、あるいは抱えてしまった心の闇。
個々の人間だから、人格があるから難しい問題なんでしょう。
壊れる時は加速度を付けて壊れていくもの。
イライザの行為でそれが止められたかどうか。
止められていれば幸せなんですけど。
父にはリチャード・ギアが扮します。 宗教学を教える彼が綴りにこだわったのも、
文字の持つ不思議なパワーに魅せられていたから。
各人の深層心理がスピリチュアルな部分として絶妙に描かれてます。
色々と考えさせられますよ。
劇場で感じてみて下さい。☆4つ。
「綴り字のシーズン」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.12.21
有馬記念(日曜・中山)
1年の締めくくり、GP有馬記念です。芝2500m戦。
今年は50回の記念レース。
中山競馬場の新イメージソングもそれで作られました(NEWS参照)。
過去10年、1番人気は〔510〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔131〕。
6番人気以下〔125〕、うち2ケタ人気馬が〔023〕です。
馬連3ケタ3回に万馬券2本。2ケタ人気馬が半数の5年で馬券圏内に。
勝ちこそありませんが、3連単や3連複に入れてみるのは面白そうです。
好相性のステップは何と言ってもJCで、〔544〕。
近6年連続で連対馬を輩出しています。
大きく負けた馬の巻き返しもあるので一概には言えませんが、
できれば掲示板は欲しいところ。
またJCの日本馬最先着馬は7頭が出走して3勝2着1回とまずまずの成績。
疲労の度合いなど影響も考慮しなくてはいけませんが、
まず注目すべき存在であると言っていいでしょう。
次に3歳、菊花賞から〔211〕。勝ち馬2頭は菊花賞馬です。
そして天皇賞・秋から〔122〕。連対3頭は掲示板確保の馬でした。
また天皇賞出走馬はJC経由で有馬記念に駒を進めてくる馬が多く、
それらも含め、秋の天皇賞馬は〔412〕!十分に注意が必要かと思います。
年齢別に見てみると、3歳〔512〕、4歳〔454〕、
5歳〔123〕、6歳〔010〕、7歳〔011〕。
3、4歳が抜けて好成績ですが、6、7歳馬は波乱の主役にもなり得ます。
人気薄のベテラン、侮るべからずです。
具体的には、00年13番人気3着の7歳馬ダイワテキサス、
01年13番人気2着の6歳馬アメリカンボスがいるんですが、
実はこの2頭、共に中山記念の覇者なんですね。
コーナーを4回回る中山1800と、コーナーを6回回る中山2500。
距離こそ違えどコーナーが多く、息が入り易く、前が残り易いなど、
もしかすると共通する部分があるのかも知れません。
一方で近走で長距離戦を走っていない馬、
近3走以内に条件戦を走っていた馬に連対が無いというのも付け加えておきましょう。
98年の勝ち馬グラスワンダーから、去年の覇者ゼンノロブロイまで、
ここ7年の優勝馬はすべてG1馬。勝ち馬は素直に格を信じ、
伏兵には思い切った穴を狙うのも手。
とにかく見応えのあるレースを期待しましょう!

ラジオたんぱ杯2歳S(土曜・阪神)
芝2000m戦。その距離からも翌年のクラシックに直結するとして、
例年G1朝日杯FSより好メンバーが揃うG3。
過去10年、1番人気は〔134〕、2番人気は〔621〕、
3番人気は〔025〕。2番人気の頑張りが目立ちます。
おしなべて上位人気馬安定の重賞で、1〜3番人気の馬で〔7710〕。
これを4番人気にまで広げると〔9810〕ですから実に堅い決着なんですね。
残り3つの席も、6番人気1勝、5、7番人気が2着にそれぞれ1頭ずつです。
馬連3ケタ3回に万馬券1本。若干配当がよくなっているのは、
1番人気ではなく、2番人気が頑張ってるからでしょう。
傾向も明らかで、G1朝日杯FS以外からならどんな格のどんなレースであろうと連対必須。
中でも好相性のレースをピックアップすると、
平場、特別を併せた500万条件から〔424〕、
京都2歳Sから〔220〕、新馬勝ち即というのも〔224〕ですが、
この中には折り返しの新馬勝ちという馬も〔011〕ですから、
デビュー2戦目の未勝利勝ちまで注意すれば万全でしょう。
重賞からでももちろん連対必須。デイリー杯2歳Sから〔100〕、
東京スポーツ杯2歳Sから〔021〕、札幌2歳Sから〔010〕。
どちらかというと重賞組より、新馬、500万、
OP特別組の方が良績を残していることに気がつくかと思います。
また朝日杯FS組が〔111〕で、このG1だけ着順を問いません。
ただし人気は5番人気まで。
人気もなく、着順も悪かった馬の一変は難しいと覚えておいて下さい。
2歳馬による2000m戦。ペースはスローになることが多く、 先行・差しタイプが好走します。
勝ち馬には、アドマイヤベガ、アグネスタキオン、ザッツザプレンティがいて、
2、3着にもダンスインザダーク、キングヘイロー、
ジャングルポケット、クロフネ、アドマイヤマックスなどのちのG1馬がたくさんいます。
来年以降をにらんで、見逃せない1戦です!
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.12.15
「男たちの大和」☆☆☆☆
「ダウン・イン・ザ・バレー」☆☆☆
「歓びを歌にのせて」☆☆☆☆☆
「ロード・オブ・ウォー」☆☆☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)
街を歩いていても皆忙しそうにせわしなく。師走の意味を改めてかみしめてしまいます。
そんな時だからこそホッとする時間も必要ですョ。
映画館なんてもってこいじゃないですか?今週は面白い作品が目白押し!
では早速50音順で!

「男たちの大和」は大量にTVCFも流れているので、
みなさんキャスティングも含め、もうかなりご存じでしょう。
戦後60年を記念して作られた戦艦大和の物語。
御国のためと命を捨てていった若者たち。
誰も何も疑わずに戦地に赴いたのかといえば、きっとそうではないはず。
ただ、散っていった若者たちの心には、
「大切な人を守りたい」という純な気持ちがあったのではないでしょうか?
例えば選挙で投票率が低いと。
自分のたかが1票で世の中が変わるはずもないと思っている人には
絶対考えられないことでしょうね。
自分ひとりの力でどうなる?と投票に行かないんですよ。
命を懸けて戦争に行くなんてありえない。
当時の彼らだってそうだったかも知れません。
でも逆らえない何かがあったのも確かでしょう。
ただ、主演の中村獅堂も反町隆史も言ってましたが、これが遠い昔の話じゃないんだって。
たかだか60年前のことで、うちの両親も経験している実際の出来事なんです。
「戦争映画は残酷に描けば描くほどいい」というのにはボクも賛成。
単なるバイオレンス作品は暴力助長の恐れがあるけれど、戦争モノは別。
できるだけ悲惨さを伝えるべきだと思います。
時代時代の価値観があるから、
現代社会にそのまま照らし合わせるのは難しいことなのかも知れませんが、
時に振り返り、そして未来を考える。
少し誤った方向に日本全体が向き始めている時だけに必要なことなのかも知れません。
イラクでもそうですが、“戦時国の犠牲者”とひとくくりで見てしまいがちですが、
そのひとりひとりにさまざまな人生と物語がある。
この作品でも、“戦時中の若者たち”という全体で見ず、
ひとりひとりに視点を置いて見てみて下さい。
きっと感じるものがあるはずです。☆4つ。
「男たちの大和」公式サイト

「ダウン・イン・ザ・バレー」はアメリカの病める現状が生んだ悲劇のストーリー。
柱となって進むのは、17歳の少女の危うい恋物語。
自らをカウボーイだと語る男性に盲目的に恋をしてしまいます。
保安官の父は彼を懐疑の目で見るのですが、少女は聞き入れるはずもなく。
父の予感は当たります。彼の秘密をつかむのです…。
なぜこれが“病めるアメリカ”かというと、
舞台はLA郊外のサンフェルナンド・バレー。
華やかなLAの中心地とは対照的に、郊外は荒涼としていて、
若者が夢を持ちづらい環境にあるんですね。
生活水準格差というか。そんな中に現れたひとりの男に少女は夢を託したのです。
いや、託さざるを得なかったのかも知れません。疑うことなく、盲目的に。
アメリカ人の感じ方と日本人の感じ方が若干違うはずの1本。
でも一見豊かな日本の若者の心は、物質面ほど豊かではないと思います。
同様の危うさは間違いなくはらんでいるのです。☆3つ。
「ダウン・イン・ザ・バレー」公式サイト

「歓びを歌にのせて」は良かったです!
天才指揮者として成功を手にしたダニエル。
ところがその代償として彼に与えられたのは、
秒刻みで、かつ数年先までビッシリのスケジュール。
ついには心身共にボロボロになり、心臓を患い倒れてしまいます。
すべてを捨てて故郷に戻ったダニエル。
そこはいじめにあったつらい思い出もある小学生時代を過ごした村。
廃校になった母校を買い取り、居を構えました。
幼少時と名前を変えていたので、誰も彼がこの村の出身だとは気付いていません。
有名人がやってきた。
まずは教会の牧師が挨拶に来ます。
「聖歌隊の面倒をお願いできないだろうか」
初めは断るんですが、彼らの歌を聴き、技術よりも音楽を愛する彼らの姿勢に打たれ、
自ら指導を申し出ます。村人たちとの交流が始まります。
メンバーのそれぞれが抱えている人生。
夫の暴力に耐えながら生活するガブリエラ、恋人に騙された過去をひきずるレナ、
聖職者である夫に不信感を抱くインゲ。
それらすべてに関わりを持つことになり、言われなき中傷も受けるダニエル。
でも彼らには歌がありました。
次第にメンバーも増え、念願のコーラスコンクールに出ることになります。
それぞれの困難を乗り越え、みんなの心はひとつになるのですが…。
ラストシーンもグッとくるんですが、
途中でDVに悩むガブリエラが自分の心の奥底を吐露するようなソロを歌うんですね。
これがいい!スクリーンに訳詞が流れます。
今、何かに悩んで立ち止まってる人、背中をポンと押されるはずです。
この1曲を聴きに行くだけでもボクは価値があると思うなぁ。
この映画を見て、ハッピーエンドと思うかどうかも人それぞれだと思うけど、
ボクはハッピーエンドだと思います。
理由を書きたいけど書けないのがつらい…(笑)。
心暖まる感動作。迷うことなく☆5つ!
「歓びを歌にのせて」公式サイト

「ロード・オブ・ウォー」はニコラス・ケイジ主演の武器商人の話。
冒頭紹介した「男たちの大和」とは対照的な1本。
でも、これだって反戦のメッセージというか、戦争肯定の作品ではありません。
潤うかたわらで、誰かが犠牲になる。他人、身内、分け隔てなく描いてます。
本人も危ない橋を渡りながら、巨万の富を得つつ、失うものもそれに応じて大きいと。
あなたなら平凡な人生を選びますか?それとも?
「男たちの大和」とセットで見て欲しいなぁ。☆4つ。
「ロード・オブ・ウォー」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.12.15
阪神牝馬S(日曜・阪神)
2000から1600の距離になったのが96年のこと。従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔201〕、2番人気は〔105〕、3番人気は〔220〕。
上位人気馬不振です。
6番人気以下〔352〕、うち2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタなく、1000円台もわずかに1回。
逆に万馬券4本と波乱の牝馬重賞なんです。
ステップも実にさまざまで、1000万下を勝った馬からG1参戦の馬まで、
いろんなレースから好走馬が出ています。
G1ならともかく、準OP大敗の馬が連対したりするからなおのこと難しいんですね。
ひとつの目安になりそうなのが、連対18頭中12頭が近2走でG1レースに出走。
これらの馬はそのG1で、5着まで、または5番人気までに推されていた馬でした。
秋の牝馬G1で完全燃焼というよりは、
まだ十分に余力が残っていそうな馬に白羽の矢といった感じでしょうか。
ひとつ面白いデータを。
阪神マイルは外枠不利と言われますが、内過ぎてもごちゃつく訳で。
8番枠〔300〕、9番枠〔132〕。真ん中がいいんですね。
最後に年齢別では、3歳〔345〕、4歳〔632〕、5歳〔022〕。
圧倒的に3、4歳馬優勢なんです。
3歳馬はこの12頭中9頭が秋華賞出走組でした。
牝馬にとっては大一番が終わったあとのG3。
いつもと少し違ったアプローチで臨む必要のある1戦かも知れません。

CBC賞(日曜・中京)
芝1200m戦。12月の施行になったのが00年のこと。
従いましてデータは過去5年です。なお02年は2着同着です。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔010〕、3番人気は〔100〕。
6番人気以下〔143〕、うち2ケタ人気馬〔011〕です。
馬連3ケタ1回に万馬券2本。
去年は1〜6着までがすべてクビ差という大接戦!
出走全馬が0.9秒差の中に収まるという大混戦の中、
4-13-9番人気のワンツースリーで、馬連31340円、
3連単なんと916200円の大波乱となりました!
ステップレースは、G1マイルCSから〔110〕。
8、15着からの巻き返しですから、距離短縮が向いた馬と考えていいでしょう。
あとはOP特別組が良く〔433〕。中でも1200m戦出走馬が〔333〕。
この9頭中7頭が前走連対馬。特にアンドロメダS組が〔122〕。
要チェックのレースと言えそうです。
このCBC賞は以前の好走馬が再びの好走を見せることと、
近5年のうち4年は6、7歳のベテランが来ていることが特徴。
翌年の短距離路線での主役、または名脇役を輩出するレース。
来年を見据えて注目です。

フェアリーS(日曜・中山)
2歳牝馬の重賞。芝1200戦です。
過去10年、1番人気は〔410〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔340〕。
1〜3番人気で〔972〕ですから馬連は堅く収まる傾向にあります。
ただし6番人気以下〔126〕、うち2ケタ人気馬〔013〕ですから、
3着には伏兵が来やすいということでしょう。
馬連3ケタ4回に1000円台も4回。
連には例外なく1〜3番人気の馬が絡んでいるので、
軸は上位人気馬にするのが賢明のようです。
ステップレースは、阪神JF組が良く〔442〕。
中1週にも関わらず好走しているこの馬たちの阪神JFの着順はというと、
7、7、9、9、9、10、11、12、14、17着と散々なもの。
逆に01年2着のアローキャリーが4着に沈んだように、
大きく負けている方が狙いが立つということなんです。
距離短縮が向いたのと、余力のある馬が巻き返すということなんでしょう。
ただし、阪神JFから好走の10頭のさらにひとつ前を見てみると、
10頭中8頭が3着以内。
3着を外した2頭も、2、3番人気に推されていたというデータがあります。
阪神JF大敗馬からピックアップする際の参考にしてみて下さい。
この阪神JF以外からなら未勝利戦も含め、
勝ち馬9頭に、2、3、4着馬が1頭ずつ。
G1以外からなら前走好走の勢いは必要ということでしょう。
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.12.15
エントリーは17曲。これで12月度のエントリー総数は35曲ということになります。
60曲に満たないため、セレクションウィークとなる今週末はセレクション15での争い。
少数精鋭?あなたの1票をお待ちしています。では今週のボクの5曲です!

27:三浦大知「NO LIMIT featuring宇多丸」(1月11日リリース)
彼の曲は常にメロディがしっかりしているところが良いんです。
スクラッチ多用のダンスチューン。
ミドルエイジ(いわゆる中年)も楽しめる1曲に。

28:ナチュラルハイ「NO PIANO NO LIFE」(1月11日リリース)
“NO MUSIC NO LIFE”なんてキャッチフレーズもあったけど、
この曲はその名の通り、ピアノが主役のナンバー。
かわいい女性ボーカルがjazzyに乗って。
曲全体もかわいく仕上がりました。オシャレです。

29:Perfume「コンピューターシティ」(1月11日リリース)
CAPSULEの中田ヤスタカのプロデュースだと一聴してわかるはず。
近未来の世界をポップにカラフルに。ありそうでないのがいいところ。

30:シュナッピーwithラマ「ヨコハマのラマ」(1月11日リリース)
チャイニーズな雰囲気で始まるドイツ語の曲。イメージは中華街?
シュナッピーとは、ドイツで火が着き、
ヨーロッパで人気沸騰のワニの子供のキャラクターだそう。
かわいくキュートな企画モノ。

33:エイナ「白夜」(1月11日リリース)
こちらもおとぎの国のイメージ。森の劇団みたい。
ピアニカ、マンドリンなど楽器もアコースティックであったかく。
味のある女性ボーカルで癒されます。

FM NACK5・Japanese Dreamホームページ
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.12.8
「エンパイア・オブ・ザ・ウルフ」☆☆☆
「スクールデイズ」☆☆☆☆
「東京ゾンビ」☆☆
「NOEL」☆☆☆
「ロード・オブ・ドッグタウン」☆☆☆

(満点は☆☆☆☆☆)
今週は5本。
1度きりのマスコミ試写で見られなかった「SAYURI」も今週末から。
気になりますよね。劇場で見たいと思ってます!では50音順に!

「エンパイヤ・オブ・ザ・ウルフ」はジャン・レノ主演のアクション映画。
だいたい想像つきます?
今回はパリ警察の悪名高き刑事の役。
悪なんだか正義なんだかが最後の最後までわからない。
そこらへんが面白いかも。
ただし話は複雑で、2つの事件が同時に進行するんですね。
さらに妙なスケール感のあるエンディンクへ。
ジャン・レノ作品らしいといえばらしい(笑)。
好きな人は是非!☆3つ。
「エンパイヤ・オブ・ザ・ウルフ」公式サイト

「スクールデイズ」はあまり期待しなかった分(失礼!)、
面白かったです!主演は“セカチュー”で人気を確実なものにした森山未來。
彼が扮する高校生、相沢晴生の物語。
天才子役として大成功した晴生ですが、
普通の子供に戻りたいと8歳で芸能界を引退。
それから8年。パシリとしてこき使われている高校生活をなんとか打破しようと、
学園ドラマ「はみだし!スクール★デイズ」のオーディションを受けるんですね。
そして見事合格。もらった役はイジメられる高校生の役。
まさに実生活そのものでした。
演技に日常体験を生かしてリアリティたっぷりの晴生の評価はうなぎ登り。
ところが回が進むにつれて、どちらがドラマで、
どちらが現実なのかわからなくなっていくんですね。
ドラマの熱血先生が実生活にも現れたりするようになります。
晴生が久しぶりに学校に行くと、 いつも一緒にイジメられてた親友の佐治くんが
またもやイジメっ子たちにつかまっていました。
「人の痛みは自分の痛み」。
それをイジメっ子たちにわからせるために、晴生は思いもよらない行動に出たのです…。
初めは学園コメディかと思って見てたんだけど、
いやいやエッと思わせる驚愕の展開。
そのいい意味での裏切りが鳥肌モノでした。
森山未來は大した役者だと再認識。ファンでなくても一見の価値ありです!☆4つ。
「スクールデイズ」公式サイト

「東京ゾンビ」は、浅野忠信と哀川翔のコメディ作品。
浅野忠信のアフロと、哀川翔のハゲヅラが話題になってますよね(笑)
近未来、東京のど真ん中に“黒富士”と呼ばれる産業廃棄物の山ができるんです。
そこには何でも捨てられていて、人の死体もいっぱいあるという。
フジオとミツオは消火器工場で働く工員。ある日、本社から視察に来た藤本が、
マットの上で格闘技の練習をしている二人を見て怒ります。
逆に頭にきたフジオは、藤本を消火器で殴って殺してしまうんですね。
あわてて黒富士に死体を捨てに行く二人。ところがその黒富士から、
産廃の影響もあったのでしょうか、次々死体がゾンビとなって復活。
東京中がゾンビだらけになってしまうというお話。
で、何?という疑問は劇場でどうぞ(笑)。
それから5年が経ちましたっていう展開で、きちんと話は進んでいきます。
主演の二人の普段は見られない姿が見たいという人には楽しめる作品。
この手のタイプにはボクはあまり高い評価をしないので、
翔兄貴、ごめんなさいっす。☆2つっす。
「東京ゾンビ」公式サイト

「NOEL」はその名の通り、この季節にピッタリのラブストーリー。
基本的には2人の女性を巡る、2つの人生の物語。バツイチで独身、
重病の母の看護でプライベートに潤いのないローズは出版社に勤務するキャリアウーマン。
美人のニーナは、誠実だけど過度のヤキモチ焼きの警察官マイクともうすぐ結婚する予定。
ローズは年下のイケメンからのアプローチも拒むほどロマンスに臆病になっているし、
ニーナは彼のあまりの嫉妬心に自分が信用されてないんだと婚約を破棄しようとします。
この二人に起こるクリスマスの奇跡…。
ちなみにニーナにはペネロペ・クルスが扮してます。
ものすごく感動したっていう訳じゃないけど、
ところどころに共感できる場面がちりばめられていて。
主人公は女性だし、ファンタジーの要素もあるから、 恋人同士で見るというよりも
女性同士や女性一人で見るのにお勧めの映画かも。☆3つ。
「NOEL」公式サイト

「ロード・オブ・ザ・ドッグタウン」は、
70年代に実在した伝説のスケートボードチーム“Z-BOYS”の物語。
カリフォルニアの貧しい街、通称“ドッグタウン”で生まれ育った少年たちが
スケボーを手にしてから、その斬新なライディングで一躍アメリカ中の人気者になっていきます。
しかし成功の陰には壊れゆく友情があったりもして。
成功と挫折、人生の機微を描いた青春映画です。
ただしストリート系の話だから、感動うんぬんよりも結構ハチャメチャだよ(笑)。
腕を上げるためにあちこちの金持ちの家に忍び込んで、
空っぽのプールで滑っちゃうんだから。
思わずコラッて怒鳴りたくなっちゃうようじゃダメかも(笑)。
きっと世代間で評価はまったく違う映画でしょうね。
ボクはすでにコラッ派かな。年取った証拠です(笑)。☆3つ。
「ロード・オブ・ザ・ドッグタウン」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.12.8
朝日杯FS(日曜・中山)
芝1600mで争われる2歳チャンプ決定戦。
過去10年、1番人気は〔441〕、2番人気は〔231〕、
3番人気は〔011〕、4番人気が〔203〕。
1番人気馬の連対率8割、馬券圏内9割は立派ですよね。
1、2番人気で〔672〕、4番人気まで広げると〔886〕ですから、
かなり堅いG1と言えそうです。
ちなみに6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔101〕ですが、
過去10年、必ず1番人気または2番人気の馬が連に絡んでいるので
配当は大きくなりづらいんです。
馬連3ケタ6回。最高配当で8860円です。
実は去年初めて前走で連を外した馬が連対を果たしました。
それまでは格や条件に関わらず前走で連対していることが必須条件だったのですが、
去年は京王杯5着からマイネルレコルトが見事に優勝。
ただしこの馬には、重賞勝ちの勲章を持っていたこと、
また前走1番人気であったことなどを付け加えておきたいと思います。
3着までに広げてみても、前走で連に絡んでいなかった馬はわずかに3頭。
いかに前走時の勢いが大切かということでしょう。
また連対20頭中、前走勝ちは17頭、うち重賞勝ちが10頭。
他に前走でなくても重賞を勝っていた馬が好走を果たした例としては、
先のマイネレコルトやヤマノブリザードなどがいます。
穴党もここは素直に堅く行くべき1戦かも知れません。

鳴尾記念(日曜・阪神)
芝2000mのハンデ戦。12月の施行になったのが00年のこと。
従いましてデータは過去5年です。
1番人気が〔221〕と馬券圏内パーフェクト! ところが2番人気は〔001〕、
3番人気は〔100〕と信頼度がガクッと下がります。
6番人気以下〔113〕、2ケタ人気馬は〔002〕。
馬連3ケタ2回に1000円台2回。
最高で1番人気馬が3着になった03年の5260円ですから、
高配当を狙うなら1番人気と伏兵を3着に狙っての3連単ということになりますか。
トップハンデは5年で9頭いて〔111〕。
逆に軽ハンデ馬も苦戦していて、軽量の馬だと53キロで2着、
54キロで1着がいる程度。
あとは5年で3着以内15頭中13頭が56キロ以上のハンデを背負わされてる馬なんです。
ある程度斤量を背負ってないと通用しないと考えた方がいいのかも知れません。
世界に誇る日本のハンデキャッパーの判断を信じるべきレースと言えそうです。

中日新聞杯(土曜・中京)
今では唯一の父内国産馬限定重賞となったG3。
中京競馬場、芝1800m戦です。
12月の施行になったのが00年のこと。従いましてデータは過去5年です。
連対馬は1〜5番人気の馬で占められて、馬連3ケタ1回、
1000円台3回、2000円台1回とすべて堅く収まってます。
このレース、面白いのは堅い決着なのに条件馬が好走するという、
格下の馬でも人気になればそれなりに走ってしまうということなんですね。
具体的に言えば、1000万から〔202〕、準OPから〔110〕。
1000万からなら連対必須ですが、1600万からなら3着以内でOKです。
メインとなるG1が終わったあとのローカルのG3。
あえて先を見据えた馬券の方がいいのかも知れません。
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.12.8
142曲と多かった11月度のエントリーに比べたら、さすがに激減の12月度。
エントリー週は2週となり、先週のOAは18曲だから単純計算で36曲?
逆に選ぶのが難しいかも(苦笑)。
ちなみに12月は、3週目にGPが決まり、4週目はスペシャルバージョン、
元旦もお正月スペシャルでお送りします。
11月度はJD史上初のインストのGP、
DEPAPEPE「シュプール WINTER VERSION05」が頂点に立ちました。
果たして05年最後のGPはどんな曲に?
では今週もボクの5曲です!

6:鳳山雅姫「ジュラル」(12月21日リリース)
アーティスト名は“とりやままさき”。女性シンガーです。
雰囲気のある実力派。まるで大人の絵本を開いているかのような聴き心地。

8:倖田來未「D.D.D.feat.SOULHEAD」(12月21日リリース)
12週連続シングルリリースの第3弾。よく計算されたダンスチューン。
メロもしっかり、フックもあるし。 同性の、いってみればライバルでもあろう
SOULHEADが共演してコーラスに華やかさが増しました。
いい仲間なんでしょう。

14:舞「Reborn」(12月28日リリース)
元ルピナのボーカリストの再デビューシングル。
一糸まとわぬジャケット写真がスポーツ紙の芸能面で話題にもなりました。
声を加工してダンサブルに幻想的に。白夜のイメージ。

15:KOKIA「愛のメロディー」(1月1日リリース)
1月7日から公開になるアニメ映画「銀色の髪のアギト」のエンディングテーマ。
映画自体が、人間と自然の共存を描いた近未来SF作品。
この曲も樹々の精のようで、耳から自然のパワーをもらえそう。

17:RYTHEM「20粒のココロ」(1月1日リリース)
女性2人組ユニット。
そのメンバーのゆいちゃんがゆかちゃんの誕生日にプレゼントした曲だそう。
シンプルなアレンジだけど、声が前面に出ていて、
優しいメロディーを引き立てています。

FM NACK5・Japanese Dreamホームページ
 
 


   
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