音楽・映画・競馬等をテーマにした、不定期更新のコラムです。

 
 
 週末公開の映画……2005.11.30
「7人のマッハ!!!!!!!」☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)
今週は1本。嵐の前の静けさ?かな。一気にドッと公開になるのが怖い…。
だって原稿が大変なんだもの(笑)。ではその1本をご紹介!

「7人のマッハ」はタイ映画。
麻薬取り締まりの特殊部隊に勤務するデューは、
麻薬王ヤン将軍を逮捕するという大きな任務にとりかかっていました。
壮絶な戦いの末、なんとかヤン将軍を捕らえたのですが、
信頼していた上司であるリーダムロン隊長が殉職。
デューの心にはポッカリ穴があいてしまいます。
デューの妹、ニュイはタイのテコンドーのチャンピオン。
そんなスポーツの超一流選手が集まって田舎の村へ慰問に行くというボランティアに、
ニュイは元気のない兄を誘います。サッカー、器械体操、ラグビー、
セパタクローなどの第一人者とタイ北部の村ファトンを訪れたデュー。
そこには、貧しくとも瞳をキラキラと輝かせる子供たちがたくさんいました。
楽しく交流を深めていたその時、突然、武装ゲリラが村を襲ってきたのです。
無差別に銃を乱射するゲリラたち。彼らの目的はヤン将軍の開放にありました。
このままでは間違いなくみんな殺されてしまう。
7人のアスリートたちは、危険を承知の上で、武装ゲリラに戦いを挑むのでした…。
最後スタッフロールが流れる時にメイキングが見れますが、
いくらスタントマンでも大丈夫?っていうぐらい“痛そう”なんです。
サッカー選手やセパタクローの選手は玉蹴ってゲリラを倒しちゃったりと、
ちょっと無理もあるけど(笑)、この「ホント無理するよなぁ」シリーズが
好きな人にはたまらない1本じゃないでしょうか。
ちなみにみんなその道の実際のチャンピオンたちなんですョ。
“!”がちゃんと7つあって7人分というところもミソですかね(笑)。
理屈抜きで楽しんで下さい。
この手の作品はだいたいいつもこの評価になっちゃうけど(苦笑)。
ごめんね。☆2つ。
「7人のマッハ!!!!!!!」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.11.30
阪神ジュベナイルF(日曜・阪神)
2歳女王決定戦。阪神競馬場、芝1600m戦です。
過去10年、1番人気は〔303〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔140〕。
6番人気以下〔464〕、うち2ケタ人気馬は〔031〕となっています。
馬連3ケタなく、1000円台も最低配当1330円を含め2回だけ。
万馬券は3本と、イメージ以上に荒れるG1なんですね。
スイープトウショウも、ラインクラフトも負けたレースですからね。
好相性のステップはファンタジーSで〔334〕。着順は不問です。
ただし、さらにその前を見ると、10頭中8頭が1着、残る2頭も3着と好走していました。
ファンタジーS組は前々走のチェックを怠りなく。
次に札幌2歳Sから〔300〕。この3頭は3着以内に頑張った馬たちでした。
その他、新潟2歳S、デイリー杯2歳S、函館2歳Sから好走馬が出ていますが、
これらはすべて男馬に揉まれた経験を持つ馬ということになりますよね。
牝馬限定戦だけでなく、牡馬とレースを共にした経験は大きいようです。
さらにOP特別から〔221〕。これは勝ち馬4頭に3着馬1頭。
500万からも〔114〕で、勝ち馬4頭に、3、4着からも1頭ずつ。
3着が多いので、3連勝馬券の穴には押さえが必要かも知れません。
新馬勝ち即も〔020〕。人気薄での連絡みです。素質を見抜きたいところですね。
連対20頭中、勝ち上がりがデビュー戦だったという馬が14頭、2戦目という馬が5頭です。
初勝ちに手間どっているようでは2歳G1には手が届かないよということでしょう。
また、前々走で好走するも前走重賞敗退で一気に人気を落とす馬の巻き返しが目立ちます。
さらに外国人ジョッキーが5連対と、比較的人気薄を持ってきます。
可能性のありそうな馬と外国人ジョッキーとのコンビ、
気になったらしっかり押さえておいて下さい。

ステイヤーズS(土曜・中山)
平地重賞としては最も長い距離を走るマラソンレース。
中山競馬場をぐるり2週の芝3600m戦。
ハンデ戦から別定戦になったのが97年のこと。従いましてデータは過去8年です。
1番人気は〔420〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔210〕。
1番人気の6連対は、連対率7割5分ですから立派ですよね。
6番人気以下〔213〕、うち2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に、1000円台も3回。万馬券も1本出ていますが、
馬連は堅く収まる傾向にあります。
逆に3着は上位人気馬では2番人気が1頭いるだけ。
穴党は3連単、3連複で穴を狙いましょう。
好相性のステップとしてはまずアルゼンチン共和国杯組で〔234〕。
もうひとつ、3歳菊花賞組で〔210〕。共に着順は問いません。
この2つのレースに象徴されるように、実は前走の距離が重要なんです。
3着以内に好走した24頭中、23頭が前走2200m以上。
唯一の例外は前走1800mから2着の02年のダイタクバートラムのみ。
逆に2000mの天皇賞組2頭が1番人気に推されて馬券圏外に敗れているように、
意外や前走の距離は重要なファクターなんです。
古豪も頑張るマラソンレース。
人間でも短距離に比べて、マラソン選手の息が長いでしょ?
とにかくレースの名前通り、ステイヤーを見つけて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.11.23
ジャパンC(日曜・東京)
世界の強豪を迎えての1戦。迎えて25回目となります。
開設当初は強い海外の馬に稽古をつけに来てもらっていたようなところがあったのですが、
今では勝てるものなら勝ってみろといわんばかりに日本の馬が強くなりました。
東京競馬場、芝2400m戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回で。
1番人気は〔214〕、2番人気は〔241〕、3番人気は〔200〕。
1番人気馬が3連対というのは意外や苦戦の印象です。
6番人気以下〔124〕、うち2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ3回、万馬券1本です。
まずは日本馬から見ていきましょう。
好走馬の前走としては、まず天皇賞・秋〔332〕。この8頭はすべて連対馬。
次に菊花賞から〔122〕。勝ち馬2頭に2着馬1頭。残る2頭は4着馬なんですが、
それぞれ1、2番人気に推されていました。
掲示板組なら1、2番人気と覚えておいて下さい。
他のステップでJC3着以内に頑張った日本馬は6頭。
エリザベス女王杯1番人気3着だった97年のエアグルーヴ、
京都大賞典2番人気で競走中止となった01年のナリタトップロードを除けば、
勝ち馬3頭、2着馬1頭。とにかく調子と格がモノを言うG1です。
次に外国馬ですが、国別では、イギリス〔202〕、ドイツ〔100〕、
香港〔010〕、フランスとUAE〔001〕。
少なくとも連対率5割は欲しいところ。
高いレベルで相手なりに走れるというのは、
環境が変わっても好走できるかとの裏付けに変わるのかも知れません。
未知の外国馬の激走が馬券的波乱を演出します。日本の硬い馬場への適性、
本気度をしっかりチェックして下さいね。
年齢別には3歳〔233〕、4歳〔434〕、5歳〔223〕、6歳〔110〕。
ちなみに96年は3着同着で3着馬は10頭となります。
4歳が一番好成績ですが、3歳でも十分通用するというデータです。
最後に、日本の牝馬が頑張ります。95〜98年まで毎年日本の牝馬が2着に来てました。
今年は牝馬イヤー。連の相手に狙ってみてはいかがですか?

ジャパンCダート(土曜・東京)
こちらは砂のJC。東京競馬場、ダート2100m戦です。
迎えて今年が6回目。こちらも中山で行われた02年を除く、過去4回で見ていきたいと思います。
00年は4-5-6番人気で馬連3240円。
01年は1-3-4番人気で540円。
03年は11-1-7番人気で4450円。
04年は4-1-7番人気で640円。
1番人気馬〔120〕、4番人気馬〔201〕と頑張っている一方で、
2番人気が馬券圏内なしと不振なんです。
その2番人気、
00年はアメリカのユーカーが8着。
01年もアメリカのリドパレスが8着。
03年は日本のサイレントディールが7着。
04年はまたまたアメリカのトータルインパクトが4着。
国際競走らしく、海外の実力馬、
中でもアメリカの馬がこの2番人気になるのですが敗退というケースが多いのです。
外国馬は10頭参戦して、アメリカ馬のみ〔101〕。
JCダートは実はそこにカギがあります。日本の砂とアメリカの砂の違い。
03年、アメリカでさほど実績の無かったフリートストリートダンサーが勝ったのも砂適性。
逆に自国で超一流の評価のない馬の方がいいのかも知れません。
逆転の発想で臨んでみて下さい。
一方、圧倒的優勢の日本馬ですが、ステップとしては、
JBCクラシックから〔120〕。3着以内だった馬が再びの好走を見せます。
南部杯から〔110〕。これは4番人気2着と2番人気5着だった馬。
共にさらにその前は交流重賞1着でした。
武蔵野Sから〔111〕。これはすべて連対馬。
また準OPの勝ち馬が〔001〕です。
年齢では5歳馬が〔220〕と一番。ダート戦では若干キャリアが重要になるのかも知れません。

京阪杯(土曜・京都)
今年で50回目を迎える歴史ある重賞ですが、施行条件がよく変わります。
96年にハンデ戦になり、97年には距離が1800になり、おととし再び別定戦に戻り。
でもこのレース、伝統的にずっと引き継いでいるものがあるのです。
それは“荒れる”ということ。
この10年で万馬券4本に9000円台が1回!
別定に戻ったおととしも14-3-10番人気で馬連46010円、3連複442480円!
去年が8-4-3番人気で3連複15220円、3連単109850円でした。
以前から引き継がれている傾向を紹介しましょう。
ひとつには3歳馬の活躍があります。
去年は3歳が5頭出走して、なんと1〜5着独占です!
特に菊花賞大敗馬の巻き返しが顕著であること。
これを覚えておいて下さい。
次に差し追い込み馬が台頭するということ。
最後にもうひとつ、下級条件勝ち馬が頑張ること。
ハンデ戦にありがちですが、別定になったここ2年も連続して準OP勝ち馬が3着に。
突き抜けるまではどう?ですが、3着の穴には押さえが必要だと思いますョ。
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.11.23
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」☆☆
「ポビーとディンガン」☆☆☆
「ミート・ザ・ペアレンツ2」☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)

今週は3本。話題のハリー・ポッター最新作は、アメリカでシリーズ一番の滑り出しだとか。
日本にもファンが多いですもんね。では今週も50音順で!

「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」はシリーズ4作目。
命を落としかねない危険なイベントとして100年の長きに渡り封印されてきた
「3大魔法学校対抗試合」が、今年ホグワーツで再開されることに。
出場資格は17歳以上。ボーバトン、ダームストラングの両校の精鋭たちがホグワーツに到着します。
各校の立候補者の中から“炎のゴブレット”が代表選手を選んでいくんですが、
なんとホグワーツからは、年齢条件も満たさず立候補もしていないのに、
どういうわけかハリーが選ばれたではありませんか!
なぜ?その裏に隠されたある陰謀とは…?
このハリー・ポッターシリーズ、
おそらく原作を読んでる人が楽しめる映画なんじゃないかなって思います。
本を読んで、頭の中で思い描いた絵や風景を映画が具現化してくれる。
あの1作目の生きてるボールみたいなのを追っかけて点を競う競技とかも、
ルールも面白さもまったくわからなかったからね(苦笑)。
2、3作目は映画が単体でも楽しめたけど、
なんかまたその1作目に戻っちゃったような感じがします。
特撮のすごさとかはさすがにお金かかってるよなーって感じだけど、
ボクには正直あまり面白さがわからないかな…。☆2つ。
「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」公式サイト

「ポビーとディンガン」はかわいい兄妹の物語。
オパールの採掘でひとヤマ当てようと、
世界中から人が集まるオーストラリアのライトニングリッジ。
11歳の兄アシュモルと9歳の妹ケリーアンも両親とここに暮らしていました。
ケリーアンは不思議な女の子。見えない友達、ポビーとディンガンといつも一緒。
ある日、ママが彼女を連れて、知人のパーティに行くというので、
アシュモルはケリーアンにホントの人間の友達を作ってもらいたいという思いから、こう言います。
「ポビーとディンガンはボクがパパと採掘場へ連れて行くから」
心配そうなケリーアンでしたが、結局ママと二人きりでパーティに出掛けるんですね。
ところがその日、パパが火薬の量を間違えて落盤事故が起きてしまいます。
怪我は大したことなかったんですが、家に帰るとケリーアンがこう言うんです。
「ポビーとディンガンは?ポビーとディンガンがいない…」
妹はその日を境にみるみる体調を崩していってしまうのです。
実在しない友達がいなくなってしまった。アシュモルにとっては難題です。
お兄ちゃんは大切な妹のために、果たしてなにをしてやることができるのでしょうか…。
実はだんだんアシュモルにも
ポビーとディンガンが見えてくる(ような気がする)ようになってくるのです。
嘘や悪意のある虚言とはちょっぴり性格の違う、
純粋さに裏打ちされたケリーアンの思い。
それが最後は大人たちをも動かしていくのです。
これはオーストラリア映画だけど、
監督は「フル・モンティ」(最高!)のイギリス人、ピーター・カッタネオ監督。
イギリス映画って、失業とか貧困とか、根本はなんら解決しないんだけど、
なぜだかラストは「やったねっ」って感じで終わる映画が多かったりします。
「フル・モンティ」も「ブレス」なんかもそうでした。
この作品もある意味そう。ちょっぴり薄味なのが、個人的には食い足りなかったけど。
カッタネオ作品と聞いて、勝手に期待を膨らませ過ぎたのかも知れません。
でもね、決して悪い作品じゃありませんョ!☆3つ。
「ポビーとディンガン」公式サイト

「ミート・ザ・ペアレンツ2」はその名の通り、1作目があって、その続編です。
看護士のグレッグはパムと恋人同士。パムの父親は元CIAの超堅物で、
結婚を前提のお付き合いと挨拶に行ったところ、
いろいろといじめられて大変!というのが前回のお話。
続編となる今作は、グレッグの両親とパムの両親がついにご対面!
グレッグの両親もそれはそれは変わり者ゆえ、
厳格なパムのパパとはなかなか相容れません。
そこで起こるドタバタ劇。
“できちゃった結婚”などもっての他なのに、パムのお腹には新しい命が宿ってたりして。
さぁこの婚約、無事結婚にまで辿り着けるのでしょうか?
パムのお父さんにはロバート・デ・ニーロ、
グレッグのお父さんにはダスティン・ホフマン。
ちなみにグレッグのお母さんにはバーブラ・ストライサンド!濃い…(笑)。
昔よくTVでやってたアメリカのホームコメディの映画版みたいなもの。
自国では実写コメディの歴代1位だそうです。
ボクはやっぱり日本人?ちょっとさすがに濃過ぎましたか(笑)。☆2つ。
「ミート・ザ・ペアレンツ2」公式サイト
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.11.23
ゲストはミドリカワ書房。
離婚を題材にしたシングル「それぞれに真実がある」が10月度の第8位に選ばれました。
語っちゃいましたよ、ボク。
「“真実”って、深いよね。例えばここに円すいがあって、
上からしか見てないお父さんは円だって言うし、
真横からしか見ないお母さんはいや三角だって言うし。
どっちも間違えてなくって、どっちにとっても“真実”なんだよね。
これが価値観の違いなのかも」
自分でしゃべっといてなんだけど、深いでしょ(笑)
離婚を娘に説明する父。それを歌にしちゃうっていうのがスゴい。
彼の引き出しに今後も期待です。
さて3週目も47曲。それではボクの5曲です!

105:けちゃっぷmania「ジングルベリー」(12月7日リリース)
名古屋出身の女の子ボーカルのバンド。裏打ちの超早リズムで。
声はかなりかわいいです。この路線は今までに無くはないけど、
それでもさらに突き抜ける可能性を持ちます。クリスマス・ロック。

131:般若「オレ達の大和」(12月14日リリース)
映画「男達の大和」のイメージソング。
長渕剛の主題歌よりもラップという意味では今の若者の心を捕らえるかも。
特攻に、あるいは戦場に赴かなくてはならなかった若い兵士の心を思うと切なくなるリリック。
考えさせられます。

135:東京スカパラダイスオーケストラ「追憶のライラック」(12月14日リリース)
ボーカルを迎えてのシングルは4年振りだとか。もうそんなになるか。
こういうインストで聴けちゃう音にはボーカルってハマらないと邪魔なんだけど、
今回はバッチリ!声の主はハナレグミの永積タカシです。
フリューゲルホーンと相性バッチリに響いてきます。

136:大竹祐季「天使が舞い降りてくる日」(12月14日リリース)
透明感のあるかわいい声。ピアノの出だしにオーケストレーションが来るバラード。
窓を開けたら柔らかい綿雪が舞っていそうで。ちょっぴり太田裕美を思わせるます。

138:倖田來未「Birthday Eve」(12月14日リリース)
女の子らしい曲。大切な人のためにケーキ焼いてます。
キャラを知ってるから余計そんなところがかわいく聞こえてくるのかも。
これもひとつのイメージ戦略。勝ちのパターンとして研究する価値があるかも。
ちなみに12週連続シングルリリースのこれが2作目です。

次点
122:久嶋美さち「Missing You」(12月7日リリース)
「ラジオの向こうから…」と歌い始める身近なテーマに、暗めのメロディ。
民謡の日本一にもなったそうで、
訴えかけるものを持つ声だけに英詞を使わない方がよかったんじゃない?とボクは思います。
そのあたりの必然性を作り手は考えて欲しいと思うのです。

さぁ今週は10月度GPアーティスト、ACIDMANがゲスト出演。
そして11月度グランプリが決まります!
即日投票、即日発表。あなたの投票をお待ちしてます!

FM NACK5・Japanese Dreamホームページ
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.11.16
「Jの悲劇」☆☆☆☆
「大停電の夜に」☆☆☆☆☆
「フォー・ブラザーズ」☆☆☆
「変身」☆☆
「マダムと奇人と殺人と」☆☆

(満点は☆☆☆☆☆)
今週は面白いって作品があったので、あえて差をつけちゃいましたが、
☆2つの作品も決してデキが悪いということではないので誤解のないように。
それでは50音順で!

「Jの悲劇」はサスペンス・ラブ・ミステリー。
なんてくくり方があるかどうかわからないけど(笑)。
作家で大学教授のジョーは、女性彫刻家のクレアと恋人関係にあります。
ある日、郊外の草原にピクニックに出掛けました。
それは長く交際しているクレアにプロポーズをするためでもありました。
持っていった祝いのシャンパンを開けようとしたその時、
見るからに操縦不能となった熱気球が二人の脇を通り過ぎて行きます。
籠の中には少年が。ロープを必死に押さえる老紳士は少年の祖父のよう。
ジョーはもちろん、居合わせた他の3人の男性が気球に追い付き、
その体重で籠を押さえるんですね。
泣きじゃくる少年。名前を聞いて落ち着かせる男たち。
「さぁ降りるかい?」と言った瞬間、突風が吹いて、
つかまっている男たちもろとも気球は空に舞い上がります。
「これ以上は無理だ」
一人が手を離すと男たちは次々と手を離し、地上へと落下していきます。
ところが孫を思う祖父だけは手を離しませんでした。
力尽き、高い空からまっさかさまに落ちる老紳士。
駆け寄ってみると、無惨な姿で死んでいたのです。
「誰が最初に手を離したのだろう?」
勇敢な行為だったにも関わらず、ジョーはあの日のことで悩み続けます。
そこに、あの事故現場であの体験を共有した、一人の男から電話が掛かってくるのです。
「君はボクに言いたいことがあるはずだ」
電話の主はジェッドという男でした…。
うーん、どうです?ここまででも面白そうでしょ?
映像も緻密に計算されていて、陰影や角度、スクリーンの中での色やバランスなど、
もしかしたら結末を知ってから見ても、逆にそういうところに目が行って面白いかも知れません。
秋の夜長に見たい1本。☆4つ。
「Jの悲劇」公式サイト

「大停電の夜に」も、すごく良かったです。
自分の今置かれている状況がそう感じさせる部分ももちろんあるのだろうけれど。
クリスマス・イブの東京。まさかの停電で、すべての電気が消えてしまいます。
都市機能が完全にマヒしてしまった東京。
本当なら1年でもっともイルミネーションが華やかに街を彩る日。
ところが今夜に限っては漆黒の闇に包まれているのです。
見えないから見える真実。言えなかった本当の言葉たち。 伝えられなかった想い。
たくさんの人々のいくつもの“真実”が、大停電のイブの夜に降り注ぐのでした…。
主役級の登場人物だけでも12名。それぞれの人生がそれぞれの何かを抱えてます。
必ずあなたがいるはずです。そしてあなたの真実があるはずです。
人によってはかなりせつなくなるだろうけど、見てみて下さい。
恋人がいる人は恋人と、さみしんぼうも是非独りで見てみて下さい。
停電の夜の蝋燭のように、涙と共に、ぽっと心に明かりが灯りますから。☆5つ。
「大停電の夜に」公式サイト

「フォー・ブラザーズ」はジョン・シングルトン監督の復讐劇。
デトロイトの貧しい街に育ち、誤った一歩を踏み出しそうな子供たちに、
厳しくも優しく道を説いてきた白人女性エブリン。
そのエブリンがスーパーの強盗殺人事件に巻き込まれて射殺されてしまいます。
葬儀の日、白人と黒人の4人兄弟が久しぶりの再会を懐かしんでいました。
彼らは札付きのワルで、里親の引き取り手がなく、
エブリンに育てられてきた、血より堅い絆で結ばれた兄弟たち。
「絶対に許せねぇ」
彼らは自分たちの手で犯人を捕まえようと誓うのでした。
ところが事件を追っていくうちに、これが単なる強盗殺人じゃないことに気付くのです。
黒幕は誰なのか?何のために優しかったエブリンは殺されたのか?
肌の色の違う4人の兄弟は、自分たちのやり方で母さんの敵を討とうとするのでした…。
ドンデンのデンのデンぐらいあってなかなか面白かったです。
人が命を失うシーンがあまり好きじゃないからちょっとなぁとも思ったけど、
水戸黄門ばりに?最後はこうなって欲しいなってところに着地します。
どうぞプロセスを楽しんで下さい。☆3つ。
「フォー・ブラザーズ」公式サイト

「変身」は脳移植によって、人格までもが変わってしまうという近未来SFラブ・サスペンス。
絵を描くことが趣味の純一と、彼がよく通っていた画材道具屋で働いていた恵。
いつしか魅かれ合い、純愛を育んでいた二人に悲劇は起こります。
銃撃事件に巻き込まれ、純一は頭に傷を負ってしまうのです。
救う手立ては脳移植しかない。手術は成功するのですが、
純一は自分が変わっていくのを自覚します。あんなに大好きだった恵に対する態度が違う。
つらく当たられて泣きながら帰る恵を見ても、どうしようもできない自分の中での葛藤の日々。
「俺はどうなってしまったんだ」
真実を知ろうと手術を担当した先生に迫るのですが…。
以前ありましたよね。「天使の牙」だったかな。違ったらごめんなさい。
女性警察官が撃たれて、生きてる脳を、
その事件で死んだモデル系美女の体に移植して成功するって話。
あれにも佐田真由美が出てましたが、こちらにもまた彼女が出演しています。
「仮面ライダー」でもショッカーの女幹部だったし、もしかして脳移植系女優?なんてね(笑)
彼と彼女の両方の葛藤を描いたシーンが多いだけに、展開も少なく、
ちょっと長く感じたかな。その辺だと思います。ごめんね、☆2つ。
あ、拝郷メイコの歌う主題歌「碧い花」はいいですョ!
「変身」公式サイト

「マダムと奇人と殺人と」はフランス、ベルギー、ルクセンブルクの合作映画。
舞台演劇のようないかにもヨーロッパの香り漂う1本です。
べルギーのブリュッセルの街に、美大生連続殺人事件が起こります。
追いかけるのはレオン警視。捜査の途中で辿り着いたのはビストロ「突然死」でした。
そこは一風変わった人々が集う店。おかまの清掃人、ロゼワインしか飲まない熟年女性、
いつも鳥を連れてくる老人など毎日個性的な常連客で賑わう店だったのです。
ところが、下宿も兼ねたこの店の下宿人が行方不明になるんですね。
店の評判が落ちては困るとひた隠しにしてきた「突然死」のオーナー。
すると今度はおかまのイルマに会いにきた一人娘のマリーに魔の手が及びます。
ありのままの自分を受け入れてくれた娘をなんとか助けたい。
イルマはレオン警視と一緒に懸命にマリーを探します。
犯人は誰なのか?捜査線上に意外な人物が浮かび上がったのでした…。
最初に書いたように舞台チックな作品です。
こういう映画の見方ってあるんですよね、きっと。
ボクは登場人物があまりにも個性的過ぎてちょっと入り込めなかったかな。
ホントはそんな目線じゃないところで見なくちゃいけないんだろうけど。
ごめんなさい、☆2つ。
「マダムと奇人と殺人と」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.11.16
マイルCS(日曜・京都)
秋のマイル王決定戦。京都競馬場、芝1600m戦です。
過去10年、1番人気は〔410〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔011〕。
6番人気以下〔236〕、うち2ケタ人気馬〔215〕です。
馬券圏内30頭中、2ケタ人気馬が8頭ですから、波乱のG1。
特に3連複、3連単は3着穴と狙っていきたいレースです。
馬連3ケタなく、万馬券が3本。95年には104390円なんて馬券も飛び出しています。
ステップなんですが、まず天皇賞・秋が〔232〕。
2ケタ着順の馬が3頭、7、8着の馬もいて着順は不問です。
次にスプリンターズSから〔300〕。
01年のゼンノエルシドと、去年おととしのデュランダルがこのステップ。
面白いのがスワンS組で〔116〕。圧倒的に3着が多いんです。
スワンS3着以内の馬、要注意。仮に人気薄での激走もフロック視は禁物です。
あとは富士Sから〔110〕、毎日王冠から〔020〕があります。
年齢別に見てみると、3歳〔243〕、4歳〔541〕、
5歳〔125〕、6歳〔201〕。
4歳馬がやや抜けている印象ですが、3歳馬の健闘も目立ちます。
97年には3歳馬のワンツースリーもありました。
また牝馬も力があれば十分通用します。
94年のノースフライト以来、勝ちこそありませんが、2着に4頭がいます。
今年は牝馬イヤー。注目する必要があるかも知れません。

東京スポーツ杯(土曜・東京)
1800mで行われる2歳重賞。迎えて今年が10回目です。
中山で行われた02年を除く、データは過去8回で。
1番人気は〔302〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔123〕、うた2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に万馬券1本。キャリアの浅い2歳馬、
力通りに収まる場合もあれば、紛れるケースもあるということでしょう。
ステップレースです。まずは重賞から。デイリー杯2歳S組〔111〕、
札幌2歳S組〔201〕。これらは着順を問わず巻き返しOKです。
次にOP特別ですが、いちょうSから〔123〕。6頭中5頭が連対馬。
残る1頭は97年東スポ杯3着のマイネルメッサーなんですが、この馬いちょうS10着馬。
ただしその前のすずらん賞(OP)で1着。
不足を補うだけの実績があったということでしょう。
その他ではクローバー賞と芙蓉Sからそれぞれ〔001〕。これらは共に連対馬。
500万からなら〔120〕。こちらもみんな連対馬。
さらに新馬組も通用します。〔331〕と実は一番の好成績。
うち折り返しの新馬勝ちが〔111〕。純粋にデビュー勝ちが〔220〕ですから、
2戦目の未勝利勝ち上がりまでは注意が必要ということになりますか。
キャリアなんですが、連対馬16頭中、1戦4頭、2戦3頭、3戦4頭、
4戦2頭、5戦2頭、6戦1頭とまんべんなく走ってます。
逆にさっきも言った、新馬勝ち即通用というのが特徴かも知れません。
ただし1800mの重賞です。ある程度の距離経験は必要で、
前走1200mを走った馬に好走例が無いというのも覚えておいて下さい。
最後に脚質ですが、逃げ馬わずかに1連対で、差し追い込みの天下。
終いのしっかりとした馬を見つけて下さい。
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.11.16
先週は47曲。今週もこれぐらいはあるでしょうね。
大変ですが、しっかりジャッジして下さいね。
今週のゲストはミドリカワ書房。あのすごい歌世界に迫ってみたいと思います。楽しみ!
ではボクの5曲です。

49:Asami「If you feel me?」(11月16日リリース)
DEEPでぶっといリズムに負けない女性ボーカルがかっこいいです。
向こう(アメリカ)のプロデューサーが作ると匂いみたいな部分が違うんだなぁ。
HIP HOPファンは聴いてみて!

55:paris match「VOICE」(11月23日リリース)
ささやくような低音から入ってオシャレです。イルミネーションきらめく街のイメージ。
そのきらびやかさが楽しいのか淋しいのか、ちょっぴり詞の中身が気になるところではあります。

81:浜崎あゆみ「Bold&Delicious」(11月30日リリース)
“ヤヤヤヤ・ガガガガ・ダダダダ・ウォウォウォ”。
フックを作るのが巧い!さすが!音圧で聴かせる部分も印象的で、
なんだかライブでは500人ぐらいのコーラスを従えそうな曲。

85:DOUBLE「Rock the Party」(11月30日リリース)
売れてるアーティストの楽曲はこういうところがすごいんだというのを改めて感じた週でしたが、
彼女のこの曲なんかまさにそう。 日本語の溶け込ませ方が違うもんなぁ。
約2年振りのシングル。日本のR&Bも成熟したものです。

93:SoFFet「キグルミマスター」(12月7日リリース)
コミカルなリリックでまるでラップ・ドラマやラップ小説のよう。
作品としての完成度はものすごく高く、
彼らの才能は単にHIP HOPではくくれないんじゃないかって感じ。ある種の芸術です。

FM NACK5・Japanese Dreamホームページ
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.11.10
「イン・ハー・シューズ」☆☆☆
「小林キョンシー」☆☆

(満点は☆☆☆☆☆)
だんだん忙しさが増して、試写曜日に当てていた週半にも用事がたくさん(*_*)。
体が2つ欲しい…。さ、今週は2本です。

「イン・ハー・シューズ」は対照的な2人の姉妹の物語。
姉のローズは頭脳明晰で、大手法律事務所に勤務する弁護士。
でもちょっぴり太めの体型に(ってそんなでもないのに)コンプレックスを抱いています。
一方、妹のマギーは高校を卒業してからも自由奔放な生活を送っていて、
男性には不自由しないゴージャス美人。
そんな彼女にも実は“難読症”というコンプレックスがありました。
そんな2人の共通点といえば、大好きだった母を早くに亡くしたことと靴のサイズのみ。
ところがある日のこと、マギーのだらしなさに父の再婚相手が激怒。
住んでいた家を追い出されたマギーが、ローズの部屋へ転がり込んできたのです。
新しい恋愛を始めようとしていた矢先のローズ。
姉妹とはいえまったく正反対の妹との共同生活に苦悩の日々が始まるのでした。
キャメロン・ディアス扮するマギーは、ちゃんと職に就こうとするんだけど失敗してしまうんですね。
MTVのキャスターになろうとしてもルックスはバッチリなのにカンペが読めない。
ローズにしてもクローゼットの靴は勝手に履かれるわ、
部屋は散らかし放題だわでついに堪忍袋の緒が切れてしまいます。
姉にも見放されたマギーにを助けてくれたのが、今まで存在を知らなかったおばーちゃん。
毎年カードを送ってくれていた母方の祖母です。父は何故かそのことを隠していたんですね。
フロリダに住む優しくも厳しいおばーちゃんと接して、マギーは徐々に変わっていくんです…。
なんかアメリカの親子関係ってすごいでしょ?
親子で「愛してる」とか言って抱きしめちゃうんだから。
ボクがもし自分の親に、と考えたら気持ち悪くてできましぇん(笑)。
ま、LOVEの定義というか、意味も違うんだろうけどね。
日本でも、兄弟じゃなく姉妹とか、
親子でも母娘なら友達みたいな関係を築いてる場合が多いですよね。
そういった意味ではやっぱりこれは女性向きの映画かなぁ。
男性には理解不能な部分がたくさんあるかも知れません。
ボクは男なので、微妙な採点ですみません(笑)、☆3つ。
「イン・ハー・シューズ」 公式サイト

「小林キョンシー」は香港映画。
アメリカのゾンビ同様、香港にはキョンシーはいて当たり前の存在のようです(笑)
同じ師の元で修行をしながら、後継者に選ばれた白道士と、選ばれなかった師の息子の黒道士。
「なんで俺じゃないんだ…」
黒道士は、白道士への憎しみを抱いていたのです。
白道士が迷える死者の魂を故郷の棺に帰してやろうとするのに対し、
黒道士はそんな魂を悪として消滅させてしまう手法を取る。
今ではまったく正反対の法術をあやつる存在となっていたんですね。
ある日、霊界との境界線にある料理店で死霊とトラブルになり、
白道士、黒道士ともにそれぞれのやり方で霊を退治していきます。
そこで再びぶつかり合う2人の道士。争いにいよいよ決着をつける時が来たのです…。
キョンシーって、遠く離れたところで死んだ霊が故郷に帰るための自立歩行だって知ってました?
道士はそれを手助けしてやるのです。
へぇーへぇーへぇー。3へぇ(笑)
最後は宇宙規模での戦いになっちゃうんですよ。ぶったまげ!
でも理屈抜きに楽しめばいい作品。
根強いファンも多いことでしょう。☆2つ。
「小林キョンシー」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.11.10
エリザベス女王杯(日曜・京都)
以前は3歳牝馬の3冠目だったのですが、
秋華賞が新設されてこのエリザベス女王杯が牝馬古馬に開放されたのが96年のこと。
従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔231〕、2番人気は〔420〕、3番人気は〔210〕。
1〜3番人気で8勝。ちなみに残る1勝は4番人気の馬なんですね。
連対で見ても全18頭中14頭が1〜3番人気の馬。馬連は堅く、3ケタ配当4回で万馬券なしです。
ちなみに6番人気以下〔014〕、
うち2ケタ人気馬〔003〕ですから 穴党は3着に穴を狙いたいところです。
ステップレースを見ていきましょう。
まず3歳馬で3着以内に好走したのはすべて秋華賞出走馬。
秋華賞1着馬〔110〕、2着馬〔110〕、5着馬〔010〕、6着馬〔001〕。
秋華賞5着からエリザベス女王杯2着になった99年のフサイチエアデールは桜花賞の2着馬。
先輩牝馬に混じって連対するにはG1の連対歴が必要なようです。
4歳以上なら府中牝馬S組が良く〔256〕。
府中牝馬S3番人気6着からエリザベス女王杯3着に頑張った00年のエイダイクインを除けば、
残る12頭はみんな掲示板確保の馬でした。
その他、牡馬混合の重賞からの馬なら掲示板を外していてもOK。
重賞以外のステップでの3着以内はありません。
また中央の重賞に連対の無い馬も好走は難しいとデータは教えます。
年齢別に見ておきましょう。3歳〔231〕、4歳〔454〕、5歳〔314〕。
6歳以上の好走歴はありません。
さて、穴となる3着馬の傾向なんですが、ひとつには先程も言った府中牝馬S組。
9年で3着に6頭ですから狙いが立ちます。もうひとつ、前々走に注目すると、
そこで重賞2着だった馬の盛り返しが見られるんですね。
例えば、96年11番人気3着シーズグレイスの前々走はローズS2着、
97年8番人気3着エイシンサンサンの前々走は朝日CC2着、
00年10番人気3着エイダイクインの前々走はクイーンS2着でした。
今年はイギリスからの刺客サミットヴィルがあてはまります。
おととしのタイガーテイルの再現なるでしょうか?穴党は注目です!

福島記念(日曜・福島)
福島開催のフィナーレを飾るハンデ重賞。芝2000m戦です。過去10年のうち、
馬場改修に伴い新潟競馬場で行われた95、96年を除く、データは過去8年です。
1番人気は〔200〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔101〕。
一方、6番人気以下〔274〕、うち2ケタ人気馬〔024〕。
8回のうち7回は2着に6番人気以下の馬!そう、荒れるんですね。
馬連3ケタなく、万馬券2本。他にも9000円、8000円台も1回ずつあって、
最低配当が03年の1810円ですから、穴党はここが出番です(笑)
トップハンデは8年で12頭いて〔111〕。
2ケタ着順に敗れた馬が半数の6頭ですから、基本的には苦戦と見ていいでしょう。
連対馬のハンデは51〜57.5キロ。平均すると54.5キロになります。
ステップレースですが、重賞組だと天皇賞・秋と函館記念から〔011〕で、
共に着順は問いません。ただし天皇賞組は1番人気になって負けることが多々あるので、
逆にまったくの人気薄ぐらいの方が面白そうです。
最も相性がいいのがOP特別組で〔342〕。こちらも着順は不問です。
準OP組は〔210〕。こちらも着順は問わないのですが、
前々走を見ると1000万勝ち、もしくは1600万を2着と好走してるんですね。
このクラスなら2走前のチェックをお忘れなく。
1000万からは〔011〕。さすがにこのクラスだと勝ち必須のようです。
去年、おととしと、セ・牡・セの1、2、3着。セン馬による牡馬のサンドイッチでした。
今年もセン馬は3頭が登録。果たして?

京王杯2歳S(土曜・東京)
東京競馬場、芝1400m戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔204〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔412〕、2ケタ人気馬〔100〕です。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。大荒れのイメージでも無いんですが、
伏兵の台頭が顕著なように、やはりひとひねりが必要なようです。
ステップレース見ていきましょう。重賞だと、デイリー杯2歳S〔122〕、
函館2歳S〔200〕、札幌2歳S〔100〕、新潟2歳S〔001〕。
これらすべて着順は問いません。
OP特別からも〔242〕。
500万なら特別戦が〔222〕、平場が〔011〕。このクラスからは連対必須のようです。
また新馬勝ちの馬〔101〕なんですが、この勝ち馬、実は折り返しの新馬を勝った馬で、
実質キャリアは2戦だったというのを覚えておいて下さい。
傾向をまとめてみると、前走がこのレースと同じ1400の距離なら好走してる馬、
その他の距離なら巻き返しも可能ゆえ、更なる考察を加える必要ありといった感じでしょうか。
キャリアなんですが、9年の連対18頭中、1戦の馬には連対例が無く、
2戦6頭、3戦7頭、4戦3頭、5戦2頭。
その多くが2〜3戦の馬なんですね。
少ないキャリアの中でキラリと光るものを見せた馬、見逃さないようにしましょう。
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.11.10
11月度1週目はなんと48曲がエントリー! つまり単純計算で3倍すると、
11月15日から12月14日までにリリースとなるシングル曲は144曲ということになります。
すごいリリースラッシュ。
考えてみれば、ラジオでかからない曲があって当然の数だし、
CDショップがすべてきちんと売ろうとするのも無理ですよね。
JDではそれらすべてをOAする訳です。
「平等にチャンスを与えたい」。理念はそこにあります。
数が多くなればなるほどJDの役割は大きくなるなと改めて。
さ、それではボクの5曲です!

15:AMADORI「そばにいるから」(11月16日リリース)
少しハスキーな声がこころの奥底まで入り込みます。
まるで子守歌のように体を左右に揺らしながら歌ってくれているよう。

17:RAM RIDER「HELLO」(11月16日リリース)
シンセ・ディスコ。昔懐かしいテイストがたまらなくいい感じ。
浮遊感も心地よく、少し加工することで男性ボーカルも邪魔にならないところがいいかも。

41:BUMP OF CHICKEN 「supernova」(11月23日リリース)
ギターの弦を滑る指の音も生かして。せつないバラード。
恋愛モノ?メッセージ色強そうで詞を確かめたくなる1曲。

42:藍(あお)坊主「スプーン」(11月23日リリース)
基本的にはパンクだけど、せつな系のメロディが根底に流れていて聴き易い仕上がりに。
サビのメロも良くて、思いが伝わりやすいかも。

48:RADWIMPS「25コ目の染色体」(11月23日リリース)
タイトルからして気になる曲。
ハイトーンの男性ボーカルで、トータルで不思議な世界観のあるナンバー。

ちなみに10月度のグランプリはACIDMANの「季節の灯」になりました。
今月はさらに激戦になりそうで、今から結果が楽しみです!

FM NACK5・Japanese Dreamホームページ
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.11.2
「イントゥ・ザ・ブルー」☆☆☆
「仮面ライダー THE FIRST」☆☆☆
「灯台守の恋」☆☆☆☆
「フリークス」☆☆
「ミリオンズ」☆☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)

今週は5本。抜けて良かったというのは無かったけど、個性的な作品が揃いました。
好き嫌いで☆が5つにもなれば1つにもなるかと思います。
是非あなたの目で確かめて下さい。では50音順でいきましょう!

「イントゥ・ザ・ブルー」は「ファンタスティック・フォー」や
「シン・シティ」で人気急上昇の女優、ジェシカ・アルバの主演作。
バハマの海でダイビングのインストラクターをやっているジャレッド。
彼の夢はトレジャーハンター。
でもボートすら買えない現状ではその夢はかなえられそうにありません。
そんな彼を心から愛する女性がいました。サムです。
お金より愛が大事と今の生活に十分満足していたんですね。
ある日、ジャレッドの元に幼なじみのブライスとそのガールフレンドがやってきます。
4人でダイビングを楽しんでいる時、
なんと伝説の沈没船ゼフィア号らしきものを見つけます。それだけではありません。
麻薬密輸の墜落機がすぐ近くに。中の麻薬はそのままになっていたのです。
危険なものに関わることをサムは猛烈に反対します。
ジャレッドも後ろ髪を引かれつつ納得したのですが、
ブライスたちは2人に内緒で麻薬に手をつけてしまうんですね。
さらに売りさばきに行った相手がその密輸に絡んでいたギャングだったからさぁ大変!
当然のことながらジャレッドとサムもトラブルに巻き込まれてしまいます。
2人はこの危機を乗り越えて、さらに沈没船に眠るお宝を手に入れることができるのでしょうか?
ストーリーもしっかりしてますが、
なによりセクシーでかわいいジェシカの水着のシーンがホントに多いから、
男性にはたまらないんじゃないかなと(笑)。
あ、女性もリゾート気分で。☆3つ。
「イントゥ・ザ・ブルー」公式サイト

「仮面ライダー THE FIRST」は、ちょっぴり大人の仮面ライダー。
ライダー1号の本郷猛がショッカーの手による改造人間で、
それでも正義に目覚めて世界征服をたくらむショッカーと戦っていく、
というのは知ってたけど、2号の一文字隼人が本郷猛を倒すために作られ、
なおかつ恋敵だったとは…。
大人のバージョンは仮面ライダーといえどもやっぱりオンナが絡むんだなぁ(笑)。
ならばハチ女は一体どんな存在だったんだろう?なんてね。
あ、DA PUMPのISSAもショッカーだったんですぜ。
いろんな女優を片っ端から食い尽くす怪人なのでした(ウソ)。☆3つ。
「仮面ライダー THE FIRST」公式サイト

「灯台守の恋」はなかなか深い恋物語でした。
60年代のフランス、ブルターニュ地方。
今は亡き両親の家を売却するために久々に故郷のウエッサン島に戻ってきたカミーユ。
伯母と思い出の家で最後の一夜を過ごそうと来たんですが、そこである一冊の本と出会います。
著者の名はアントワーヌ・カッサンディ。
表紙の絵が父の働いていたジュマン灯台にそっくりだったので、
気になったカミーユはその本を読み始めると、そこに書かれていたのは自分の父と母と、
そして著者であるアントワーヌの物語でした。
この本を読んで真実を初めて知ったカミーユ。
でも彼女は改めて両親たちの愛情を強く感じることになるんですね…。
恋愛って、許せるか許せないか、
その器量によって最後の最後には幸せに差が出てくるのかも知れません。
だって自分だって完璧じゃないのだから。
でも、そんなに許せますか?ボクは小さい人間だからなぁ(笑)
ストーリー紹介しないと何の事だかまったくわかんないだろうけど、
紹介しちゃっちゃつまんない。 どうぞ映画見てみて下さい。
登場人物の、誰の立場に立ったとしてもかなり恋愛語れると思いますョ。
あ、フランス映画です。
やっぱりフランス映画らしい個人主義がそこかしこにあるんだけど、
この作品に関してはそれがいい味付けになってるかも。☆4つ。
「灯台守の恋」公式サイト

「フリークス」は1932年のモノクロ映画のリマスタリング版。
体に生まれつき不自由な部分を持つ人々を集めてそれを狙って作った作品で、
イギリスでは公開してすぐさま上映禁止になったといういわく付きの1本。
日本でも32年の11月に「怪物團」のタイトルで公開になったそうです。
お祭りの見せ物小屋の感覚。でも一番すごいと感じたのは、
出演者のそれぞれが互いに互いを下に見てたという制作時のエピソード。
人間って、って感じですよね…。ちょっとコメントしづらいけど。☆2つ。
「フリークス」公式サイト

「ミリオンズ」はポンドからユーロに貨幣が変わる直前のイギリスのお話。
10歳の兄アンソニーと8歳の弟ダミアン。
2人は大好きだったおかあさんを亡くしたばかり。
ある日、新しく引っ越した家の近くの線路脇に作った秘密基地で
遊んでたダミアンにスポーツバッグが降ってきました。
開けてビックリ、もうすぐ使えなくなるポンド紙幣がビッシリ詰まってるではありませんか!
信心深いダミアンはこれは神様がくれたお金だと、
このお金を貧しい人のために使いたいと考えます。
一方で弟から大量のお金を手に入れたと聞いたアンソニーも、
そのお金を湯水のごとく使い始めます。
ところがこの大量ポンドの出所が判明しました。
ユーロとの交換で廃棄処分となるポンド紙幣を輸送中の電車から盗んだギャング団がいて、
このお金は彼らがあとで回収しようと列車から放り投げたお金だったんですね。
追りくる黒い影と、周りの大人にもバレちゃいけないというドキドキ感。
見てる側もハラハラします。
2人の幼い兄弟と巨額のお金。その結末やいかに?
でもね、弟ダミアンの願いは実にピュアでね。
「警察に届けなくていいの?」といつものボクなら言いそうでしょ?でも言わない。
汚いお金だとわかってるからかもね。
「宝くじで3億当たったらどうする?」
なんて話をよくするタイプの人は見てみてはいかがです?
突然の大金。あなたならどう使うでしょう?☆3つ。
「ミリオンズ」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.11.2
アルゼンチン共和国杯(東京・日曜)
芝2500mのハンデ重賞。データは中山で行われた02年を除く過去9回で。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔203〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔464〕、うち2ケタ人気馬〔222〕と、伏兵の台頭が目立ちます。
馬連も3ケタは無く、1000円台も1回だけ。
万馬券2本に、9000円台、7000円台もそれぞれ1度ずつあります。
トップハンデ馬は9年で10頭いて、〔112〕。苦戦の傾向と言っていいでしょう。
ステップなんですが、重賞からだと、京都大賞典組〔201〕で前走着順は問わず。
オールカマーから〔002〕でこの2頭は前走2着だった馬。
実は準OP組が一番良く、〔331〕。連対6頭は前走1〜3着でした。
この7頭、当然ハンデも軽く、52、53(3頭)、54、55(2頭)キロ。
好調子と軽ハンデで好走可と覚えておいて下さい。
また1000万から〔021〕、500万からも〔001〕で、これらの前走は連対必須となっています。
もうひとつ、意外と人気薄で頑張るのが3歳馬なんですね。〔141〕。
01年神戸新聞杯6着から2着に頑張ったハッピールック以外はみんな前走連対を果たしていました。
重賞からなら着順不問、それ以外なら連対が必要というくくりでいいでしょう。
ハンデも49、50(2頭)、52、53、55キロとこちらも軽くなります。
このことが好走の要因であるのも確かなようです。
荒れるハンデ重賞。思い切った穴狙いでいきたいですね。

ファンタジーS(京都・日曜)
2歳牝馬の重賞、芝1400m戦。
迎えて10回と歴史の浅い重賞です。データは過去9年で。
1番人気は〔300〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔014〕。
ちなみに4番人気が〔222〕と好成績。6番人気以下は〔123〕、
2ケタ人気馬は〔010〕となっています。
“すんなり”ではなく“ひとひねり”。
配当的にも馬連3ケタ2回に、万馬券1本なんですが、
その3ケタ配当も950円と970円ですから、限り無く4ケタに近い3ケタ。
“ひとひねり”の意味がわかるかと思います。
ステップですが、重賞から〔012〕、OP特別から〔422〕、
500万の特別から〔153〕、平場から〔100〕。
また新馬を勝ってすぐというのも〔312〕。
これらの好走馬、すべて前走3着以内。
どの条件、どのレースでもそうですから、絞り込む際に使えるデータと言えそうです。
また連対18頭中、キャリア1戦の馬が4頭、2戦の馬が5頭と半数を占めています。
キャリアも大切ですが、素質だけでも十分補えるということでしょう。
重賞勝ち馬は過去6頭が参戦。それでも3着が精一杯なんです。
その一方でキャリアを重ねてきた馬なら、
馬券圏内(3着以内)パーフェクトなら好走の可能性が
ぐっと上がるというのも覚えておいて下さい。
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.10.26
「カスタムメイド10.30」☆☆☆
「最後の言葉」☆☆☆

(満点は☆☆☆☆☆)
今週の2本は共に音楽モノです。
そのアーティストのファンはもちろんそうでない人も是非!では早速紹介していきましょう。

「カスタムメイド10.30」は木村カエラと奥田民生のW主演作。
両親の離婚で広島とロンドンで別々に暮らしていた18歳のマナモと15歳のみなも。
仲の良くない姉妹でしたが、仕方なく姉のマナモのマンションで共同生活を始めます。
何をやっても中途半端でモヤモヤを吹き飛ばせないマナモ。妹の存在がウザイのも確か。
そこに万年見習い天使の2人組が現れます。
彼らの課題はマナモに“ある気づき”をさせること。
そうすれば2人は神様から天使の羽がもらえるんですね。
「10月30日の奥田民生の広島市民球場でのコンサートに行かせたい。
 そこに“気づき”のヒントがある」
2人の天使は、なんとかして姉妹を民生のライブに行かせようと頑張るのでした…。
この10月30日の広島市民球場のライブは、ギターを抱えた奥田民生が、
たった1人で32000の大観衆を前に行ったライブ。その模様をフィーチャーしながら、
お芝居の部分は木村カエラが担当するという新しいスタイルの映画になっています。
マナモが球場に足を運んだシーンはもちろん実際の10月30日の広島市民球場。
マナモもバンドをやりたい女の子として描かれてるから、
ライブ映画としてのドキュメンタリーな部分と、青春音楽映画としての物語の部分と、
音楽好きにはどちらでも楽しめるって感じ。
ただ、あえて言えば2時間1分はちょっと長いかも。
ま、1粒で2度オイシイ的作品だから、
それぐらいの尺にはなってしまうのも仕方ないのかな。☆3つ。
「カスタムメイド10.30」公式サイト

「最後の言葉」は完全なるドキュメンタリー映画。
「明日への扉」が大ヒットとなったI WiSHの元ボーカル・川嶋あいの半生を描いた1本です。
自分を生んですぐに亡くなった実の母。施設に入った彼女を引き取り育ててくれた育ての母。
その母も先日この世を去りました。
育ての母と共に夢見たあいが歌手になること。2人3脚でその夢に向かって歩いた道程と、
I WiSHのaiではなく、川嶋あいとして歌っていきたいという彼女の決意がわかる作品です。
ファンが見たら彼女の歌の根底に流れているものがはっきりわかるはず。
改めて曲を聞き直してみたくなるのでは?
彼女に関わった人たちがさまざまなエピソードを紹介してくれているんですが、
全編通して川嶋あい自身が自分のこれまでを話し続けます。
ちょっと思ったのは、本人がしゃべることで出るリアリティと、
しゃべらないことで出るリアリティというのもあるんじゃないかなぁってこと。
ファンはすべて見えることでうれしいかも知れないけど、
彼女をまだよく知らない人にとっては見え過ぎちゃったかも知れません。
19歳の女の子。これからが大変だよ。頑張って!☆3つ。
「最後の言葉」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.10.26
天皇賞(日曜・東京)
古馬最高峰の戦い。東京芝2000m戦。
中山で行われた02年を除く、過去9回で見ていきましょう。
1番人気は〔321〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔123〕、うち2ケタ人気馬〔021〕です。
1番人気馬の5連対は、近4回連続連対で成績を上げてきたもの。以前は不振でした。
じゃあ“荒れる秋天”のイメージは薄れつつあるのかというとそうでもなく、
去年は1番人気ゼンノロブロイが勝ったにも関わらず、
13番人気ダンスインザムードが2着で、馬連8210円。
3連複は34230円、3連単は207930円の大波乱!
1番人気は頑張れど、波乱の傾向は生きているようです。
ステップレースはやはりステップらしいステップの京都大賞典と毎日王冠が良く、
京都大賞典から〔332〕、毎日王冠から〔224〕。
京都大賞典から3着以内に入った8頭中、
99年7番人気6着から2着に頑張ったステイゴールドを除く7頭が、
京都大賞典1、2番人気の馬でした。
また毎日王冠から連対を果たした4頭もやはり1、2番人気の馬。
つまり、着順よりも人気の方が大切だということなんですね。
他のステップをみても、もちろん例外はありますが、好走馬の多くが1、2番人気の馬。
人気薄で激走した馬よりも、人気で敗れた馬の巻き返しが目立つことに気が付くかと思います。
そういう馬に白羽の矢を立てて下さい。
年齢別に見てみると、3歳〔120〕、4歳〔643〕、5歳〔135〕、
6歳〔001〕、7歳〔100〕。世代間に力の差がありながら、4歳が圧倒的に好成績。
これは“サラブレッドは4歳の秋に完成する”というのを証明してるのかも知れません。
ひとつ面白いのが、この天皇賞、
続けて好走する馬でも02、03年(3、4歳)連覇のシンボリルドルフ、
98、99年(4、5歳)共に2着のステイゴールドを除くと、
みな前の年より着順を落としてるということなんです。
あのテイエムオペラオーでさえそうでした。果たして昨年の覇者ゼンノロブロイは?
G1連対馬を除く重賞未勝利馬、
2000mを経験しながら連対の無い馬にも連対は無いと覚えておいて下さい。

スワンS(土曜・京都)
西の古馬の短距離戦。淀の芝1400m戦です。
スプリンターズSがこのスワンSより前に行われるようになったのが00年のこと。
従いましてデータは過去5年です。
1番人気は〔001〕、2番人気は〔210〕、3番人気が〔001〕。
6番人気以下〔323〕、うち2ケタ人気馬〔201〕。そう、荒れるんです。
馬連3ケタなく、万馬券2本に8000円台が2本!大レースが終わったあとのスプリント路線。
予想の立脚点が難しいということなんでしょう。
好相性の前走はやはりスプリンターズSで〔432〕。
おととしのギャラントアローを除けば、勝ち馬はみなスプリンターズS組です。
ただしそのスプリンターズSの人気と着順はというと、16番人気1着、6番人気6着、
2番人気3着、14番人気8着ですから、まったくと言っていいほど、
人気や着順は気にしなくていいということでしょう。
じゃ何が大切?
それは直線平坦の京都の芝1400m戦だということ。
外回りの長い直線を使っての追い込みが決まります。
もちろん圧倒的なスピード馬が逃げ切ることもあります。
1Fの延長と坂の無いコースへの適合性。カギは間違いなくそこにありそうです。

武蔵野S(土曜・東京)
東京のダート1600m戦。迎えて10回と歴史も浅いのですが、
JCダートのステップレースとしてマイルの距離に落ち着いたのが00年のこと。
従いまして、中山の1800mで行われた02年を除く、データは過去4回で見ていきたいと思います。
00年は2-4-3番人気の1、2、3着で馬連1900円。
01年は1-5-6番人気で1440円。
03年は1-8-11番人気で8660円。
04年は5-2-12番人気で2290円。
ちなみに3連複は03年が105380円、04年が37910円。思った以上に大きな配当になっているんです。
ここ2年、3着に来ている人気薄の馬は2頭共、牝馬なんですね。
前走G3で2着と、1000万特別を快勝の馬。勢いが大切ということでしょうか。
ステップレースは実に様々なんですが、
芝のG1宝塚記念10着から優勝した03年のサイレントディール以外、
馬券圏内(3着以内)に来た馬は、どんなレースであろうとみんな前走掲示板確保の馬。
先の牝馬2頭じゃありませんが、格より勢いが大事かも知れません。
前走で好走しながら実力差を考えるとどうしても人気薄になってしまうタイプを
3着に持ってくるのが面白いレースかも知れません。
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.10.20
「ARAHAN」☆☆☆☆
「イエスタデイ・ワンスモア」☆☆☆
「ティム・バートンのコープスブライド」☆☆☆☆
「デッドライン」☆☆
「ドミノ」☆☆☆☆
「ランド・オブ・プレンティ」☆☆☆☆
「私の頭の中の消しゴム」☆☆☆☆
「蝋人形の館」☆☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)
今週は8本!でも意外とレベルの高い作品が集まりました。では本数も多いので早速いきましょう!

「ARAHAN」は韓国映画。ドジな警察官のサンファンが、
七仙と呼ばれるカンフーマスターのもと、
最終解脱者“アラハン”になるための修行を重ねて行くお話。
なんて書くと、まじめなブルース・リー的作品をイメージしちゃうかも知れないけど、
実は全然そうじゃない(笑)。どちらかというとコミカルな内容だけど、
でも本格的アクションも楽しめちゃうという1本。
サンファンがカンフーを始めるきっかけになったのが、七仙のひとり、
ジャウンの娘でこのコ自身も七仙というイジンとの出会い。
このイジンを演じるユン・ソイがかわいいっ。個人的にかなりタイプです(笑)。
だからじゃないけど☆4つ。
「ARAHAN」公式サイト

「イエスタデイ・ワンスモア」は香港映画。人気俳優のアンディ・ラウ主演作です。
トゥ夫妻はセレブ中のセレブ。ところがある日突然、夫は妻に離婚を言い渡します。
理由もわからないままに受け入れるしかなかった妻。それから2年の歳月が流れました。
彼女はある資産家の息子にプロポーズされています。
家宝のネックレスをプレゼントすることを条件に再婚を約束するんですが、
そのネックレスが盗まれてしまうんですね。
どうやら盗んだ犯人は元の夫らしい…。 なぜ?目的は何?
トゥ夫妻、実は学生時代からコンビを組んでいた泥棒だったのです!
見事な盗みの向こうに彼がいる。妻はそのことに夫を、そして愛を感じていました。
じゃ、なぜ離婚したんだろう?夫のとった行動にはさらに深い意味があったのです…。
ちょっぴりクセのあるオシャレな大人のラブ・コメディって感じかな。
最後は思いもよらない結末かも。
あとはちょっと現実離れした設定をどう感じるかでしょうか。☆3つ。
「イエスタデイ・ワンスモア」公式サイト

「ティム・バートンのコープスブライド」は、 「チャーリーとチョコレート工場」の
ティム・バートン監督とジョニー・デップのコンビが送る“ストップ・モーション・アニメ”。
1〜2秒の映像製作に12時間掛かるとか!想像を絶する世界でもあります。
引っ込み思案の富豪の息子ビクターと、
落ちぶれた貴族の娘ビクトリアは政略結婚で明日にも式を挙げようとしていました。
ところがリハーサルすらうまくできないビクター。
森でひとり練習をしていたのですが、枯れ枝だと思って指輪をはめたのが、
実は花婿を待ちながら死んだ花嫁の白骨化した指だったからさぁ大変!
ビクターはあの世の新婦と結ばれなくてはならなくなったのです。
大ヒット作「ナイトメアー・ビフォア・クリスマス」から12年。
そりゃ掛かるわなという77分の映像世界。77分×60で4620秒。
1秒に12時間掛かる訳だから、4620秒×12で55440時間。
24時間フル稼働として55440時間÷24で2310日。不眠不休で6年以上。ひーっ。☆4つ。
「ティム・バートンのコープスブライド」公式サイト

「デッドライン」はタイ映画。とにかくドンパチのガン・アクション。
かつては特殊部隊の精鋭だったナウィン。
ある作戦で国家の裏切りに合い、仲間を失い、失意の日々を送っています。
その頃タイでは、国際通貨寄金からの借入金を返すか否か。
そこには利権も絡み、政府、軍も交え、対立の構図ができあがっていたんですね。
ナウィンは反政府テロ組織のリーダーになります。
一方、名うてのテロ取締り警官、パコン少佐がナウィンの前に立ちはだかります。
そして両者の間で激しい銃撃戦が繰り広げられるのでした。
ボクは受付でもらうプレス資料を読まないで作品を見るようにしてるんですね。
敢えて先入観を持たないように。
でもこの映画はパンフレット買って読んでからの方がいいかも。
国の今を予備知識として持ってると楽しめるかも。
あと申し訳ないけどみんな同じに見えちゃって、正義と悪の区別がつかない(笑)。
その辺かなぁ。☆2つ。
「デッドライン」公式サイト

「ドミノ」は今年6月に35歳で生涯を閉じた、実在の“女賞金稼ぎ”の物語。
ホントかいなと思うほど、すご過ぎる生き様でした。
ラスベガス警察で取り調べを受けるドミノ。映画はここから始まります。
彼女が巻き込まれた事件を回想しながら物語は進んでいくんですが、
俳優の娘でモデルだった女のコが、その生活に飽き足らず、賞金稼ぎになるなんて…。
またそれが実話だってところがスゴイ!
運命の糸はいたずらに絡みあって、思惑とはまったく違った方向へ事件が進んでいっちゃうんです。
最後には少し救いもあるんだけどね。いや、それぐらいなくっちゃって感じ。
ストーリーは複雑に入り組んで面白い。敢えてあらすじも書きませんが、2時間7分。
飽きることなくスクリーンに釘付けです。☆4つ。
「ドミノ」公式サイト

「ランド・オブ・プレンティ」も大作と言っていいでしょう。
アフリカとイスラエルに10年暮らし、久しぶりに故郷アメリカに戻ってきたひとりの少女ラナ。
亡き母から預かった、 伯父ポール宛ての大切な手紙を
無事届けるのも彼女の目的のひとつだったのです。
ベトナム戦争の後遺症に悩み、新たな9.11というテロにトラウマを呼び起こされて、
監視用カメラとモニターを搭載したバンに乗り、
自称“母国警備員”として毎日町中を回っている伯父のポール。
彼が怪しいと追跡していたアラブ人の射殺事件が、2人を引き会わせます。
外からアメリカを見てきたラナと、病めるアメリカの象徴のようなポール。
考え方の違いは歴然。これを「パリ・テキサス」や「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」
などで知られるドイツ生まれのヴィム・ヴェンダース監督が手掛けているから興味深い訳で。
ドイツ人が見たアメリカ。この映画をアメリカ人が見たらどうなんだろう?
逆にアラブの人が見たら何を感じるんだろう?じゃボクたち日本人は?
監督はひとつの答えをしっかり提示しています。
あなたも見て考えてみてはいかがですか?☆4つ。
「ランド・オブ・プレンティ」公式サイト

「私の頭の中の消しゴム」は若年性アルツハイマーのお話。
スジンは建設会社の社長令嬢。以前は不倫をしていたのですが、
今は別れて新たな恋人探しの真っ最中。
父の工事現場で、武骨ながら芯の通った男臭いチョルスに出会います。
実はスジン、以前失礼な形でチョルスと出会ってるんですね。
バツの悪いスジンでしたが、惚れてしまったものは仕方がない。
猛然とアプローチをかけ、思いが通じ、恋が実ります。
問題は社長である父の使用人との恋だということ。そんな障害も何のその。
二人は幸せに暮らし始めるのでした。ところが、スジンの様子がおかしい。
だんだん物忘れがひどくなってくるのです。
「おかしい」
検査のために病院に行った彼女に突き付けられたのは、あまりにも残酷な宣告でした…。
韓国って“泣き”の文化だから、韓国映画は行き切るところまで行き切っちゃうんですね。
リアルだといえばそうなんですが。さあ今作は?
スジンには「四月の雪」でヨン様の相手役も演じたソン・イジェン。
アルツハイマー病って、新しいことから忘れていくっていうからせつないですよね。
今回もそこにひとつのドラマがあったりします。大切な恋人が自分のことを忘れてしまう。
もしあなたならどうしますか?☆4つ。
「私の頭の中の消しゴム」公式サイト

「蝋人形の館」はサスペンスホラー。
大学フットボールの試合を見に行こうと車を走らせていた友人6人組。
途中キャンプ場で睡眠を取って、翌朝早く出発しようと車を止めるんですが、
悪臭や不気味なトラックになんとなく嫌な予感が漂います。
朝になると車の部品が無い。これじゃ動けないと困っていたところに助けの手が。
町まで連れていってくれるというんですね。
ところが辿り着いた町というのはまったく人の気配のしない、廃墟のような町だったのです。
なかなか楽しめました。すごく怖いというよりとにかく不気味。
ストーリーもよく練れていたと思います。
この手の映画が好きな人には満足の1本ではないでしょうか。☆3つ。
「蝋人形の館」公式サイト
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.10.20
今週は無敗の3冠馬が誕生するか?菊花賞です。ボクらが時代の生き証人になる。
是非ともディープインパクトには頑張ってもらいたいですねっ。

菊花賞
京都競馬場、芝3000m戦。
菊花賞TRが現行のセントライト記念と神戸新聞杯になったのが00年のこと。
従いましてデータは過去5年です。
1番人気は〔001〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔322〕、うち2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタなく、万馬券3本!そう、荒れるんです。
ダービーを勝ったアグネスフライトもジャングルポケットもネオユニヴァースも敗れ、
02年には1番人気の皐月賞馬ノーリーズンがまさかの落馬競走中止。
ディープインパクトにはいささか嫌なデータです。しかし、人知を超えるのが3冠馬。
「ジンクスは破るためにある」なんて言葉さえ、この馬には陳腐に響いているのかも知れません。
ステップレースですが、やはり神戸新聞杯組が良く〔314〕。
あまり大きく負けた馬には疑問符が付きますが、それでも6、7着からの好走例もあります。
次が東のセントライト記念で〔120〕。
この3頭は2着と4着馬ですから、掲示板ならOKとしておきましょう。
その他では1000万から〔110〕、札幌記念から〔010〕、朝日CCから〔001〕。
ここで注目なのが2走前。その前々走で1000万を勝ち、
前走でTRまたは古馬混合の重賞で敗れた馬が人気薄で好走するんですね。
具体的には、01年阿寒湖特別を勝って、
セントライト記念4着、菊花賞優勝のマンハッタンカフェ。
02年野分特別を勝って、神戸新聞杯6着、菊花賞優勝のヒシミラクル。
04年玄海特別を勝って、朝日CC7着、菊花賞3着のオペラシチー。
穴はこのタイプと覚えておいて下さい。
また距離実績も重要で、連対10頭すべてに2000m以上のレースに連対歴がありました。
さらにその連対率が5割を超すと、信頼度はグンと増すことになります。全馬初の3000m。
ステイヤーとしての資質の片鱗は見せていないといけないということでしょう。
ダービー出走馬に関しては着順は不問。ただし秋初戦にTRを選んだ場合は掲示板必須。
古馬との重賞なら大敗もOKと覚えておいて下さい。

富士S
東京競馬場、芝1600m戦。
設立当初はJCに出走する外国馬のためのステップレースという意味合いが強かったんですが、
重賞になって8回目、近年ではマイルCSのステップレースに性格を変えています。
データはマイル戦になった00年以降、
さらに中山で行われた02年を除く、過去4回で見てみたいと思います。
00年は6-7-4番人気で馬連8290円。
01年は3-2-4番人気で馬連1150円。
03年は2-4-6番人気で馬連1530円。
去年は1-2-4番人気で馬連460円と、初めて3ケタに収まりました。
馬券に絡むという意味では2番人気〔120〕と4番人気〔013〕 。
この辺をうまく絡めて馬券を組み立てるといいかも知れませんね。
ステップレースですが、京成杯AH組が〔210〕。掲示板なら好走可能です。
その他のレースからでも連対馬のすべてが前走掲示板。
これは必須条件として覚えておいて下さい。
面白いのが、この4回すべて3着が3歳馬だということ。
ダービーから2頭。共にダービーは2ケタ着順。 残る2頭は地方交流のダート重賞からの馬。
今年もあてはまる3歳馬、ダンスインザモアが登録してきました。
3着に狙って見るのも面白いかも?
また関西馬が〔321〕と好成績。毎年必ず3着以内に1頭入ります。
関西馬、要チェックです。
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.10.20
結局エントリーは117曲。
解禁に引っ掛かるなどの未エントリーが3曲あったので実質120曲のリリース。
繰り返しになりますが、ホント数は増えてます。
音楽業界の活性化と考えたいところですよね!それではボクの5曲です。

83:indigo blue「Sweet Home」(11月2日リリース)
良質なコットンの白シャツのようにナチュラルな感覚。心洗われます。まるで音の森林浴のよう。

95:風味堂「ママのピアノ〜Strings Version〜」(11月2日リリース)
3連のリズムの、あったかい曲。彼らの持ち味が存分に出た優しいバラード。

102:ラムジ「キミと月までも」(11月9日リリース)
2人組フォークロック・ユニットのデビュー・シングル。
ちょっとワルぶった“だらけた感”にロックの部分が聴いて取れるかも。いい声です。

113:Full Of Harmony「U&I」(11月9日リリース)
日本のコーラス・グループとして、ボクの中では1、2を争う男性3人組。
パート別でなく、全員ソロでも十分聴かせる実力の持ち主が集まって奏でるハーモニーは特筆もの。
この手のバラードを歌わせたらピカイチ!

115:YUI「LIFE」(11月9日リリース)
椎名林檎のかわいいバージョンと言えばイメージが湧く?
ギターのカッティングが心地よいナンバー。
リズムというか、音符に対する言葉のハメ方が巧いんです。耳が自然と向いてしまいます。

次点
103:Billy BanBan「君の詩」(11月9日リリース)
117:ACIDMAN「world symphony」(11月9日リリース)
ビリー・バンバンは「白いブランコ」の大ヒットで知られるベテラン兄弟デュオ。
S&Gの「サウンド・オブ・サイレンス」風でせつな過ぎるバラード。年輪に説得力あり。
ACIDMANは今月2曲目のエントリー。
疾走感たっぷりに、巻き舌で唄う歌に伝えたいという思いが溢れるソリッドなロックチューン。

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 週末公開の映画……2005.10.12
「愛をつづる詩(うた)」☆☆
「不滅の男 エンケン対日本武道館」☆☆
「ヘイフラワーとキルトシュー」☆☆☆
「不良少年(ヤンキー)の夢」☆☆☆☆

(満点は☆☆☆☆☆)
試写に行って、前の試写から出てくる人の表情っていうのは実に気になるもので。
みんなが目を真っ赤にしていた「三丁目の夕日」なんか見てみたかったなぁ。
ボクのところにも届かない試写状は当然あって。
そんな時は映画館に行くのが楽しみになります!それでは今週も50音順で。

「愛をつづる詩」は熟年夫婦の不倫の話。
冷め切った夫婦関係にげんなりしている妻の前に、情熱的なレバノン人男性が現れます。
恋に落ちる2人。激しく求め合う男と女。
ところが、彼の方が職場でもめごとを起こし、街を去らなくていけなくなります。
彼なしでは生きていけなくなってしまった彼女が取った行動とは?
基本的に不倫ものに心動かされたことってあんまりなく、特に熟年ものとなると、
理性より本能の生臭さを感じてしまい、ちょっぴり引いてしまいます…。
底辺にはそれぞれのアイデンティティというか、
故郷の国の問題やら深いものも流れているようですが。
「他人のことならスキャンダル、自分のことならロマンス」と言われる不倫が題材なだけに、
その立場にある熟年層には熱いロマンスとして映るのかもしれませんね。
なんて言ってるボクも決して若くはないんですけどね(笑)。☆2つ。
「愛をつづる詩」公式サイト

「不滅の男 エンケン対日本武道館」はアルタミラピクチャーズの音楽モノ第3弾。
ちなみに第1弾はザ・ゴールデン・カップス、第2弾が高田渡、
そして今回がエンケンこと遠藤賢司。
今作はドキュメンタリーというよりもライブ映画で、
ギターを背に自転車にまたがって武道館にやってきたエンケンが延々とライブを繰り広げるという。
それも観客は無く、高々と積み重ねた無数のアンプの前などでとにかく歌い続けるのです。
中には「カレーライス」みたいにジーンとくる曲もあるけど、
ほとんどがガナリ系ですからね(笑)。彼のしゃべりなんかも聞いてみたかったかなぁ。
ちなみにボクの前の席には大槻ケンヂ氏が座ってました。納得。☆2つ。
「不滅の男 エンケン対日本武道館」公式サイト

「ヘイフラワーとキルトシュー」は絵本を広げたような1本。
ヘイフラワーとキルトシューは仲良し姉妹。
パパはじゃがいもの研究に没頭していて、ママは家事ができない失格ママ。
妹のキルトシューはお姉ちゃんにべったりの甘えん坊。
そんな中、7歳のヘイフラワーが家のことすべてを切り盛りしていました。
そんな彼女ももうすぐ待望の小学生。でもこのままじゃ安心して学校になんか通えない。
家族がきちんと生活できるようになりますようにと神様に祈る一方で、
ヘイフラワーはかわいいストライキを起こすのです。
この作品は北欧フィンランドの映画。洋服やお家のカラフルな色と、
豊かな自然の緑のコントラストが鮮やかでした。
幼い姉妹のピュアな頑張りに心洗われると思いますョ。☆3つ。
「ヘイフラワーとキルトシュー」公式サイト

“不良少年”と書いて“ヤンキー”と読む「不良少年の夢」は、
「ヤンキー母校へ帰る」でおなじみ、義家弘介さんの半生記。
あまりのワルさに、親に勘当され、里親のもとで暮らしていた弘介少年でしたが、
人としてやり直す最後のチャンス、それが北海道にある北星学園余市高校だったのです。
この学校は全国から不良中の不良が集まったいわゆるワルの吹き溜まり。 でも極寒の地で、
熱い情熱を持った大人たちがそんな若者を導こうと日々奮闘している高校だったんですね。
ケンカ、恋愛、友情。自分以上に悩んでいる仲間がいる。
弘介少年の中で、少しずつ何かが変わっていくのでした。
金八先生を1本にぎゅっと凝縮した感じの映画。乱闘シーンもかなりの迫力。
みんなの声がひとつになった時、
この手の作品にありがちなキレイな青春映画に行っちゃうのかなぁと思うシーンがあるんだけど、
いやいや踏み止どまってくれました(笑)。
そこがこの映画のうまくできているところでもあります。
高校時代は応援団の団長だったボクですが、 中途半端でイキ切れなかった自分を思い出すと、
ワルくなるのも器量だなと改めて(笑)。☆4つ。
「不良少年の夢」公式サイト
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.10.12
ごめんなさい、まずは訂正から。
1週目で推奨した東京エスムジカは「男性1人、女性2人」です。
ボクの打ち間違いでした。ゲストにも揃って来てくれたことがあるのに失礼しました。
さて、先週は38曲。10月度エントリーは110曲台に落ち着きそうでしょうか。
2週目もホントいい曲がいっぱいあって、紹介していて楽しかったんですが、
投票する側はこりゃ迷うよなぁと。ではボクの5曲です!

51:湧口愛美「Smile.」(10月26日リリース)
イントロから昔懐かい雰囲気を漂わせる、かわいいポップス。
声も素直にまっすぐで、作ってないところがいいです。巧さより味かな。
ジュディマリのTAKUYAが発掘したとかで、たまーにYUKIちゃんが見え隠れ(笑)

56:ザ・マスミサイル「拝啓」(10月26日リリース)
故郷に離れて暮らす両親に書いた手紙を読むスタイルで始まる曲。
絞り出してます。言いたくても照れ臭くて言えないことってあるんです。
親子はそれでも分かり合えてるとボクは信じてるけど、たまには伝えてあげないとね。
男女の仲ならなおさらかな。

68:シュノーケル「大きな水たまり」(11月2日リリース)
ギターのスリーフィンガーでシンプルに、不器用に?愛を伝えます。
サビではリズム隊も音も厚くなって。
PUFFYや奥田民生のフロントアクトとして話題を呼んでいるというのも納得のキャラクター。

72:RAMJA「記憶」(11月2日リリース)
ボクはこの人の歌と声が大好きで。
もっともっと多くの人に聴かれていいアーティストなんだけどなぁ。
ハスキーな女性ボーカル。ブレスも含め、すべてが彼女の歌です。
せつないけど力強さもある、意志のあるバラードです。

78:夏川りみ「さようならありがとう」(11月2日リリース)
大切な人の最期を見送る曲じゃないかなと。違ったらごめんなさい。
沖縄の歌には人間の本質を歌ったものが多いんです。
照れが無く素直に心から。たくさんの人が求める理由はそこにあるような気がしています。
この曲も南の香りを漂わせ、リズムは漕ぎ出すイメージで。

次点
オシャレに楽しめるタイプの曲にもいいのがたくさんありました!
ただ、今のボクの個人的な気持ちの在り方が深い方にアンテナ向いちゃってるんでね(笑)。

46:Salyu「風に乗る船」(10月26日リリース)
57:the indigo「ファンタジスタ★ガール」(10月26日リリース)
73:久保田利伸「君のそばに」(11月2日リリース)
Salyuは浮遊感たっぷりの女性ボーカルで、JDでもGPに輝いたことあるけど、
そんな彼女が少しUPな曲にチャレンジしてます。
独特の太めのハスキーボイスと構成の面白さでしっかり聴かせます。
the indigoも本来の“リズム&ブルース”を 意味するR&Bを基調にやってきたユニット。
今作はカラフルにポップだけど、根底に流れてるものが見えるから面白いんです。
久保田利伸はさすがの一言。肩に力が入っていないのに、
グイグイと説得力を持って聞き手を引っ張っていきます。
detailの部分、細かいテクには参りました!やられちゃうバラードです(笑)

FM NACK5・Japanese Dreamホームページ
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.10.12
秋華賞
3歳牝馬3冠最後の1戦。日曜日の京都競馬場、芝2000m戦です。
過去9年、1番人気は〔311〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔021〕。
1、2番人気はまずまずも3番人気になるとガクッと信頼度は下がります。
逆に6番人気以下〔235〕。うち2ケタ人気馬が〔221〕ですから、実に両極端。
このことは配当にも表われていて、馬連3ケタ4回に万馬券4本!
堅いと言われる時ほど波乱を考えておいた方がいいのかも知れません。
さてステップですが、抜けていいのがTRのローズS組で〔563〕。
この14頭は5着まで、または5番人気まで。
この幅のある数字は牝馬のTRですからある意味納得のデータと言えるでしょう。
逆にOP特別のTR紫苑Sからは〔002〕。
この中には01年のオークス馬レディパステルもいますが、
どうしても1枚落ちるイメージは否めません。
あとは古馬牝馬と戦ったクイーンS組が〔023〕。
3着以内が4頭。去年3着のウイングレットだけが例外的に4番人気8着からの巻き返しでした。
春のG1からだと、オークスからが〔101〕、NHKマイルCから〔100〕。
さらに1000万勝ちの馬が〔110〕。3歳牝馬同士としか戦ったことのない馬もいる中、
古馬の男馬をも打ち負かしたということにはそれなりの価値があるということなのでしょうね。
これもちょっと覚えておいて下さい。
実はこの秋華賞は、オークス馬よりも、桜花賞馬や阪神JF馬の方がいいんです。
京都の芝2000mはスタミナよりもスピードということでしょうか。
追い風になる馬がいますよね。気になるデータではあります。

府中牝馬S
日曜日の東京競馬場、芝1800m戦。エリザベス女王杯への前哨戦です。
マイルからこの距離に変更されたのが96年のこと。さらに中山で行われた02年を除き、
過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔511〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔130〕。
6番人気以下〔013〕、2ケタ人気馬は〔001〕。
1番人気が安定してます。6番人気以下も連にはわずかに1頭ですから、
比較的堅い決着なんですが、2番人気馬の不振を見ると、
1番人気の相手は3番人気以下かなと。
ちなみに5番人気の馬が〔212〕と好成績を残していて、相手にはもってこいですよね。
馬連3ケタ3回に、1000円台も3回。
最高配当が4380円ですから、あまり無謀な穴狙いはオススメできません。
ステップレースは実にさまざまで、
99年3着のショウナンハピネスのみが朝日CC10番人気7着からの巻き返し。
あとはどの条件の、どのレースからであろうと、3着以内に頑張ったのは前走5着以内、
または5番人気までに推されていた馬。
特に重賞やOP特別で男馬に混じって好走していた馬は要注意。
人気にもなりますが、その人気にしっかり応えてきました。
年齢別の成績も見ておきましょう。
4歳〔655〕、5歳〔222〕、6歳〔001〕、7歳〔010〕。
圧倒的に4歳馬が強いんです。4歳ワンツースリーも2度ありますからね。
世代間の力差を考える必要ももちろん大切ですが、
ここまで明確なら4歳中心でいいのかも知れません。

デイリー杯2歳S
土曜日、京都の芝のマイル戦。1400から1600の距離に替わったのが97年のこと。
従いましてデータは過去8年で。
1番人気は〔411〕、2番人気は〔041〕、3番人気は〔023〕。
6番人気以下〔402〕。2ケタ人気馬の3着以内はありません。
勝ち馬は両極端で、1番人気か、6、8、9番人気の馬。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。なぜ万馬券1本?というぐらい人気薄も来てるんですが、
実は伏兵が勝った時でも連の相手には3番人気までの人気馬が来てるんですね。
97、98年を除く近6年、連対馬はすべて前走でも連対していた馬。
これを3着までに広げても、
02年のマイネルモルゲンのみが函館2歳S3着3着からこのレース3着。
他はこの6年、みんな前走連対馬。覚えておいて下さい。
また、新馬勝ち、もしくは2戦目となる未勝利で勝ち上がってることが大切。
実はキャリア3戦までの馬が連対16頭13頭もいるんですね。
残る3頭の中に地方所属馬が2頭。従って実質例外は1頭です。
フレッシュな馬に注目して下さい。
最後に脚質ですが、逃げと追い込みの組み合わせが特徴。
97年のボールドエンペラー、01年のファストタテヤマ、そして去年のペールギュントなど、
強烈な追い込み勝ちを思い出して下さい。
データから波乱サイドで考えるなら、6〜9番人気を1着に、
1〜3番人気を2着、1〜9番人気を3着に据えておいて、
そこから先程挙げた条件を満たさない馬を削除していく形での
3連単フォーメーションで遊んでみるのも面白いかも知れませんョ。
 
 


 
 
 週末の重賞……2005.10.05
毎日王冠
東京競馬場、芝1800m戦。東京で行われた過去9回、1番人気は〔400〕、
2番人気は〔103〕、3番人気は〔032〕。
1番人気馬は勝つか馬券圏外と、実にはっきりとしています。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔101〕。馬連3ケタ3回、万馬券も2本出ています。
ステップも実に様々で、敢えて挙げれば、宝塚記念以来の馬〔400〕、
安田記念から〔111〕あたりでしょうか。休養明けが頑張ります。
その他のレースからもたくさんの好走馬が出ている要因は、
この毎日王冠がG1ディスタンスの1600でも2000でもない
1800だというところにあると思うんですね。
このあと2000mの天皇賞までは中2週。1600mのマイルCSまでは中5週。
まさにひと叩き?あるいは仕上がりバッチリ?
各陣営それぞれの思惑を抱いて臨むのがこの毎日王冠。
その青写真を想像してみて下さい。それが大きなポイントになってくるような気がします。
そんな中、前走G1からなら大敗からの巻き返しも可能ですが、
G2、G3からなら3着までに入っていることが必要。
また斤量59キロの馬が〔301〕と頑張っているように、
実績馬が走ります。実力を素直に評価する必要もあるかと思います。
開幕週の絶好の馬場。いかに直線が長い東京競馬場といえども、
なかなか前が止まりません。逃げ馬〔222〕。要注意です。
何が行くのか、同型はいるのかいないのか、展開を読みつつ、 陣営の狙いも推理してみて下さいね。

京都大賞典
京都競馬場、芝2400m戦。
過去10年、1番人気は〔630〕、2番人気は〔140〕、
3番人気が〔005〕と、それぞれ人気通りに落ち着く傾向にあります。
特に1番人気馬は、99年7着に敗れたスペシャルウィーク以外すべて連絡みの安定味。
枠連を含む3ケタ配当7回に万馬券なし。堅いレースなんです。
ちなみに6番人気以下〔013〕、うち2ケタ人気馬は2着に1頭いるだけです。
好ステップは、宝塚記念以来の馬で〔351〕。
好走してるにこしたことはありませんが、大きく負けた馬の巻き返しも可能なようです。
次に天皇賞・春以来の馬〔220〕、朝日CC組〔213〕、
オールカマー〔102〕あたりが目立つところでしょうか。
また3歳馬が、斤量差を生かして健闘することもあり、
ダービー以来の馬〔101〕、神戸新聞杯組〔110〕などもあります。
この1年間にG1を勝った馬は59キロ(牝馬は57キロ)を背負わされるんですが、
その酷量組が頑張ります。なんと〔551〕。G1馬の力は素直に信じるべきなのでしょう。
こちらも開幕の絶好の馬場ですが、淀の外回り、追い込みも決まります。
去年、ゼンノロブロイを差し切ったナリタセンチュリーのように、
鋭い決め手を持つ馬には注意が必要です。
 
 


 
 
 週末公開の映画……2005.10.05
「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」☆☆
「鍵がない」☆☆☆
「空中庭園」☆☆☆
「ポプラル!」☆☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)

去年の手帳を見たら、去年見た映画は130本。今年は9月末で、すでに120本。
このままだと自己最高の145本を更新しそうです。
火水木は映画漬け。うれしい悲鳴ではあります。
ではいつものように50音順で。

「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」はタイトルにやられたって感じ。
ちなみに原題は『ATOMIK CIRCUS』ですから(笑)。
音楽ファンなら知ってると思うけど、ヴァネッサ・パラディは93年、
レニー・クラヴィッツのプロデュースによる「Be My Baby」の
大ヒットで知られるフランス人女性ボーカル。 あのジョニー・デップの奥さんでもあります。
彼女の役どころは歌手志望の女の子。田舎町のボスの娘なんです。
町挙げてのお祭りにスタントマンとしてやってきた男と恋に落ちるんだけど、
親父はどこの馬の骨だかわからないやつに娘を盗られてたまるかと猛反対。
スタントに失敗してボスの店をめちゃくちゃにしてしまった男に禁固133年の刑を言い渡します。
同様に彼女に惚れたいんちきプロデューサーやら何やら出てくるんですが、
さらに究極の登場人物?そう、エイリアンの大群が出てきて町を襲うのです。
なんだかよくわからないでしょ?わからんのですよ(笑)。
やっぱりフランス映画は苦手かも…(笑)。
ヴァネッサちゃん、ごめんね。☆2つ。
「エイリアンVSヴァネッサ・パラディ」公式サイト

「鍵がない」は、雨の駅で偶然出会った男女の恋物語。
その日、駅の改札を出たところで、突然の雨に困っていた美沙子に声を掛けてきた小さな女の子。
「傘ないんですか?」
日菜ちゃんは良介パパに傘を届けにきたんです。良介は言います。
「よかったら一緒にどうぞ」
偶然にも家はすぐ近く。
ママのいない日菜にとっては美沙子がお母さんのような存在になっていき、
彼女の部屋にしょっちゅう遊びに行くようになるんですね。
ところが、当の本人たちはどことなくぎこちなく…。
なんて関係にあったのは1年前のこと。今は別れてしまった2人…。
また傘の無い雨の夜。やっとの思いで家の前にたどり着いた美沙子でしたが、今度はなんと鍵がない。
どうしようかと散々迷って迷って、良介に助けを求める電話をするのです…。
壊れた関係が再び元に戻るって、そうそうないけれど、
すごい偶然が引き寄せることって稀にあってね。
ボクも昔、別れた彼女とあまりにも何度もバッタリ会うので、
互いにこりゃ何かあると感じてまたやり直したことがあります。
でもまたすぐ別れたけど(笑)。
さぁこの2人はどうなりますやら?
JDでも上位にランクインしたことのある空気公団が楽曲を担当。
これがいいんですョ。すごくいい。これを聴くだけでも価値はあります!☆3つ。
「鍵がない」公式サイト

「空中庭園」は小泉今日子主演作。
監督の不祥事でほとんど宣伝されないまま、作品だけ公開となります。
頑張ったスタッフはさぞかし無念だったろうと思います。
UAの歌う主題歌ももしかしたらそのままお蔵入りだとか。
逆に言えば、是非劇場で体感しておいて欲しい作品かも知れません。
うまくいってるようで、実は仮面家族な夫と妻、娘、息子。
“隠し事はしない”という唯一の家族の約束があるにもかかわらず、
みんなが嘘を隠し持っているんですね。
そんな時、息子の家庭教師として夫の不倫相手がやってきます。
不倫相手が家族と食事を共にしながら、あわてふためく夫。
そんな綱渡りがいつまでも続くはずもなく、堰を切ったように家族は崩壊していくのです。
おばあちゃんがいてね。上の「鍵がない」が子供の純粋さに助けられたとしたら、
こっちは不良老婆の老獪さに救われるって感じかな。
あくせくしてる世代が一番自分や世の中のことが見えてないのかも知れません。
自己反省m(_ _)m。☆3つ。
「空中庭園」公式サイト

「ポプラル!」はキューバで大人気の
チャランガという男性ボーカルグループのドキュメンタリー。
社会主義の国で音楽をやるってこういうことなんだって、いろいろわかる1本です!
彼らは村上龍氏のプロデュースで来日も果たしていて、
この映画も彼の力によるところが大きいよう。
本当はもっと楽しめたはずなんだけど、試写で隣りに座った女2人組が、
彼らやその周りの人間と親しいらしく、
試写の最中にスクリーン指差してぺちゃくちゃうるさいったらありゃしない。
「試写なんで気が散るので静かにしてもらえませんか」と注意したら、
「すみません」と黙ってくれたのはいいんだけど、
今度はノリノリでリズムとるから椅子がガタガタ揺れて。
最後の方はまたしゃべり始める始末。あきれてモノが言えませんでした。
お金払って見るならいいけど、試写はこれで初めて良さを知る人もいるんだから。
そんな芽をあなた達は摘んでしまってるんだってことを猛省して欲しいと思います(-"-;)。
なんてこのHP見てるわきゃねーよなぁ…。☆3つ。
「ポプラル!」公式サイト
 
 


 
 
 先週のJapanese Dream……2005.10.05
3位タイが3曲も並ぶ激戦となった9月度ベスト10。
見事制したのは一青窈「かざぐるま」でした!
そして10月度エントリーがスタート。いきなりの40曲。
ということは今月も120曲前後のリリースがあるということ。
CDが売れないと言われている割には盛況なようですネ。
では先週のボクの5曲です。

5:rainbook「お家へ帰ろう」(10月19日リリース)
胡弓が鳴って、童謡のような歌世界。懐かしく、心の奥底までじんわり染みてきます。
秋にはぴったりの1曲。ポッとあったまって下さい。

9:東京エスムジカ「風の行方」(10月19日リリース)
男性1人、女性1人の多国籍アジアンユニット。
デビュー当時からオリジナリティ溢れる楽曲を提供してきましたが、今回はさらにその進化型。
導入部(イントロ)のワールドミュージック的個性と本編の聴きやすいポップ感。
見事な融合にタイトル通り、風が吹きます。

14:舟久保香織「ことづての月」(10月19日リリース)
曲名のセンスからも、どこか気になるアーティスト。
今流行りのフォークロック系女性ボーカル。
声はもちろん、アコースティックギターのカッティングの音色が心地よく響きます。
こちらもやっばり秋の色。

18:サンタラ「Joy&Pain」(10月19日リリース)
ストリングスから始まるバラード。
Joy(楽しみ)とPain(苦しみ)は“背中合わせの双子の姉妹”だとか。
物語性もありそうです。コットンの白シャツのようなナチュラル感がたまりません。

32:ROUND TABLE feat. Nino「Rainbow」(10月21日リリース)
アコギの弦を滑る指の音も生かしながら。
かわいらしい女の子のボーカルが優しく柔らかく歌う素敵なバラード。
メロディも秀逸で、この週のボクのイチ押しはこの曲です。

次点:25斉藤和義「FLY〜愛の続きはボンジュール〜」(10月19日リリース)
彼独特のオトボケ感は十分健在。ゆるめのポップスで、
聴く人をリラックスさせながら楽しませてくれます。
女性にワインを勧めるあたり、オシャレに大人になりました?

FM NACK5・Japanese Dreamホームページ
 
 

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