『隣の影』☆☆☆
(満点は☆☆☆☆☆)
雨の季節は試写会に足を運ぶのも、少々面倒だったのですが、
梅雨が明けたら明けたで、今度は暑さと闘わないといけなくなります。
移動は自転車が多いので、汗拭きシートは必需品。汗臭い隣人は嫌ですもんね。
あ、なんか紹介する映画の上手いフリみたいになっちゃいました(笑)。
さ、今週は1本です!
『隣の影』は、アイスランド映画。
アイスランド郊外の住宅地。
老夫婦のバルドウィンとインガが暮らす家の庭には、1本の大きな木がありました。
隣りに住むのコンラウズは、妻のエイビョルグが日光浴をする際に木が影になるので、
枝葉の手入れをしてくれないかと、バルドウィンに頼むのですが、
妻のインガは「あの木には触らせない」と拒否。
それが原因となり、互いにいがみ合うようになります。
何か嫌なことが起きると、「隣がやった」「隣のせいだ」と。
ある日のこと、インガの飼っていた猫が姿を消し、
エイビョルグの愛犬が変わり果てた姿で発見されたのでした…。
コンパクトにまとまった、舞台演劇のような映画です。
ここにインガとバルドウィンの息子で、パソコンでエロ動画を見ていたことから、
妻のアグネスに三行半を突きつけられ、実家に戻ってきたアトリが加わります。
つまり、登場するのは名前を挙げた3組の夫婦6人と、猫と犬が2匹。
憎しみの連鎖で、事は次第にエスカレート。
どんな結末に着地するのかと見てたら、なるほど、そこですか…。
個人的には、インガの底意地の悪さが最悪かも(笑)。
隣人も、隣国も、選べないですからね。
上手くやっていくしか無いのでしょうが、ハズレを引いたら大変です(^^;)。
因果応報。怖い、怖い。☆3つ。
「隣の影」公式サイト
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