「二つの祖国で・日系陸軍情報部」☆☆☆
師走です。何かとせわしなく時間が過ぎる頃。
こんな時だからこそ、ちょっとひと息。映画でも見ませんか?
さ、今週は1本です!
「二つの祖国で・日系陸軍情報部」は、戦争ドキュメンタリー。
日系二世として生まれ、アメリカ国籍を持つものの、
親の意志などで一度日本に戻されて教育を受け、
再度アメリカに帰ってきた人々のことを“帰米”と呼んだそう。
ここに目を付けたのがアメリカ軍。
日本語のわかるアメリカ人を、太平洋戦争の秘密情報機関のメンバーとして用いたのです。
父や母の国と戦わなければならなかった日系二世たち。
中には、開戦前に日本とアメリカで離れ離れになってしまった兄弟がいて、
互いに敵と味方に別れて戦ったことも。
パイロットだった弟の戦死した場所で、兄は戦闘機めがけてミサイルを打っていたと。
その人は肩を震わせて泣いていました。永遠に消えない悲劇です。
どんなことがあっても、戦争はいけない。こういう映画を見ると強く思います。
きな臭い今だからこそ、多くの人に見てもらいたい1本です。☆3つ。
「二つの祖国で・日系陸軍情報部」公式サイト |