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週末の重賞……2021.12.22 |
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有馬記念(日曜・中山)
1年を締めくくるグランプリ。芝2500m戦。
過去10年、1番人気は〔611〕、2番人気は〔113〕、3番人気は〔112〕。
6番人気以下〔152〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
10回中、7回で8番人気以下の伏兵が馬券に絡んでいる、波乱含みのレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
菊花賞から〔412〕。勝ち馬5頭に、1、2番人気だった馬。
ジャパンCから〔236〕。掲示板8頭に、5番人気8着、2番人気15着、8番人気11着の馬。ただし、近7年の好走馬は、掲示板確保の馬に限られています。
天皇賞・秋から〔121〕。3着以内3頭と、2番人気6着馬。
エリザベス女王杯から〔020〕。2着と7着の馬。
海外GTの凱旋門賞から〔101〕。2着と14着の馬。
同じく、コックスプレートから〔100〕。勝ち馬。
アルゼンチン共和国杯から〔100〕。勝ち馬。
なお、11月末から12月に行われていた金鯱賞(今は3月の施行)から、3着以内の馬の〔020〕というのがあります。
馬券圏内30頭、すべてが前走はGTかGUから。そのうち27頭が、海外も含むGTからとなっています。
勝ち馬に限れば、10頭すべて、前走GT4着以内の馬です。
連対20頭中、13頭にGT勝ちがあり、4頭にGT2着が。残る3頭中、2頭は前走GU勝ちから。1頭は前走菊花賞で1番人気に推され、4着だった馬です。
ちなみに、GTに連対歴を持つ17頭中、14頭が同年GTで連対の馬。
さらに、同年重賞に勝ちのない馬は2着までとなっています。
また、連対20頭中、14頭に芝2400m以上でのGT3着以内があり、3頭は芝2400m以上での勝ち馬、2頭は中山芝の連対率100%のコース巧者、1頭は芝2200mのGT2着馬です。
前走で勝ち馬から1秒以上離されて連対したのは、14年2着のトゥザワールドのみです。
牝馬は〔320〕。
年齢別では、3歳〔422〕、4歳〔252〕、5歳〔435〕、6歳〔001〕。
3〜5歳の3世代が中心です。
スタートして、すぐに3コーナーのカーブを迎える特殊な舞台。外枠は厳しいようで、1ケタ馬番の馬が8勝。残る2頭は、11、13番枠の馬。14〜16番の馬は〔013〕です。
ちなみに最内1番枠の馬も、2着に1頭いるだけ。極端な枠は割引が必要かもしれません。
最後に、近3年では見られませんが、過去の好走馬が再び、三度の好走を見せるのも有馬記念。
具体的に見ていきましょう。
11年勝ったオルフェーヴル、13年も優勝。
12年勝ったゴールドシップ、13年、14年と3着。
15年勝ったゴールドアクター、16年3着。
15年3着キタサンブラック、16年2着、17年優勝。
今年は昨年の覇者クロノジェネシスが、連覇での有終の美を狙います。要注目です。
阪神C(土曜・阪神)
芝内回り1400m戦。
過去10年、1番人気は〔102〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔444〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券4本。
波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイルCSから〔355〕。
スプリンターズSから〔110〕。
スワンSから〔101〕。
京阪杯から〔101〕。
その他、NHKマイルC、府中牝馬Sから勝ち馬が。
秋華賞、交流GTのJBCスプリント、CBC賞から2着馬が。
ローズS、チャレンジCから3着馬が出ています。
OPから〔211〕。こちらは6着以内の馬でした。
GT(交流も含む)から18頭、GU以下が12頭。
GTからなら人気、着順不問ですが、GU以下からは、掲示板確保が9頭、6着2頭、10着1頭です。
連対20頭すべてに重賞連対歴があり、勝ち馬10頭はすべて重賞勝ち馬でした。
牝馬は〔311〕。この5頭は、すべて近3年での好走馬です。
年齢別に見ておくと、3歳〔233〕、4歳〔213〕、5歳〔343〕、6歳〔310〕、7歳〔011〕。
ベテラン勢も頑張ります。
2年続けて、前走1600m以上のレースを走っていた馬が、1〜3着を独占。距離短縮はマイナスにはならないよう。
また、近5年の勝ち馬は、6番枠より内の馬です。
最後に、近3年には見られませんが、過去の好走馬が、再びの好走を見せるのも特徴のひとつ。
具体的に見ていきましょう。
11年勝ったサンカルロ、12年連覇。
12年2着ガルボ、13年も2着。
13年勝ったリアルインパクト、14年連覇。
15年2着ダンスディレクター、17年2着。
16年2着イスラボニータ、17年優勝。
今年は、昨年の覇者ダノンファンタジーが出走を予定しています。注目の1頭です。
ホープフルS(28日火曜・中山)
2歳GT。芝2000m戦。
GTに格上げされたのが、17年のこと。従いまして、データは過去4年です。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔001〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
勝ち馬はすべて1番人気の馬。
さらに、馬券圏内12頭中、11頭までもが4番人気までの馬。馬連も最高配当が1440円ですから、GTになって堅い重賞になった印象です。
ステップレースを見ていきましょう。
デイリー杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。
東京スポーツ杯2歳Sから〔201〕。勝ち馬。
京都2歳Sから〔100〕。1番人気2着馬。
OPの萩Sから〔110〕。1番人気1着馬。
アイビーSから〔011〕。1、2番人気で1着の馬。
1勝クラスから〔011〕。1番人気1着馬。
新馬勝ちから〔001〕。3番人気で勝ち上がった馬です。
勝ち馬4頭はすべて前走OPクラスからの馬。
前走で敗れていたのは、京都2歳S2着からの、17年の勝ち馬タイムフライヤーのみ。
また、芝1600mのデイリー杯2歳Sからのジャンダルム(17年2着)以外は、すべて前走芝1800mか芝2000mからです。
馬券圏内12頭が、すべてここまで連を外したことがない馬。
12頭中、11頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭はここまで芝1600mで2戦2勝の馬。
また、11頭が2勝以上を挙げており、例外の1頭は新馬戦を勝ったばかりの馬。ただし、この1勝馬は3着まで。
馬券圏内12頭、すべてがキャリアは4戦以内。
牝馬は〔000〕。
関西馬が〔432〕なのに対し、関東馬は〔012〕。関西馬優勢のレースです。
逃げ馬が1頭も馬券に絡めていないのは、OP、GU時代を含む、過去10年に共通していること。差し、追い込みが決まりやすいことを覚えておいて下さい。
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