日本ダービー(日曜・東京)
08年生まれの3歳馬、全7458頭の頂点を決めるレース。芝2400m戦。
過去10年、1番人気は〔701〕、2番人気は〔110〕、3番人気は〔131〕。
1番人気の勝率が高いのがわかりますよね。
6番人気以下〔127〕、2ケタ人気馬〔021〕。
3着には伏兵の食い込む余地があるようです。
馬連3ケタ4回に、万馬券3本。
1〜3番人気で9勝も、近4年で万馬券3本ですから、波乱の度合いは高まっていると言っていいでしょう。
ステップレースを見ていくと、半数の15頭が皐月賞からで〔645〕。
勝ち馬4頭、2着馬3頭、3着馬2頭。
残る6頭は、1番人気だった馬が2頭、2番人気が2頭、4、5番人気だった馬が1頭ずつ。
つまり皐月賞で馬券圏外に敗れた馬がダービーで巻き返すには、
それなりの評価を受けていた馬でなければ無理ということなのでしょう。
さらにこの6頭の前々走を見てみると、重賞勝ちが4頭。
残る2頭も同じく重賞で1番人気に推されていた馬(3着と6着)でした。
皐月賞組の取捨選択の参考にして下さい。
NHKマイルCから〔311〕。勝ち馬2頭に、2、3着馬がそれぞれ1頭ずつ。
もう1頭は3番人気11着から巻き返した馬でした。
牝馬ですが、桜花賞から〔100〕というのもあります。1番人気2着の馬でした。
TRの青葉賞から〔031〕。2着が精一杯ですが、1、2番人気で勝った馬。
同じくプリンシパルSからは〔002〕。こちらは3着が精一杯ですが、
勝ち馬じゃなくてどちらも2着だった馬(1、4番人気)というのが面白いところ。
京都新聞杯から〔020〕。1、2番人気での勝ち馬。
OP特別のベンジャミンSを1番人気1着だった馬の〔001〕というのもあります。
ダービー勝ちの10頭は、すべて前走G1からの馬。その他もステップレースは限られます。
勝ち馬10頭すべてが3勝以上を挙げており、2着馬も9頭が3勝。残る1頭も2勝馬でした。
連対馬で見てみると、20頭すべてに重賞勝ちの実績があり、3着馬も重賞連対歴のある馬が9頭います。
重賞実績は不可欠と言っていいでしょう。
また馬券圏内30頭中、29頭までもが連対率5割以上を誇っていました。
世代の頂点を決める、競馬の祭典・日本ダービーですから、
ハードルは高く設定して当然ということなのでしょう。
さぁ今年はどんなドラマが待っているのでしょう。楽しみです!
目黒記念(土曜・東京)
芝2500mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔337〕、2ケタ人気馬〔114〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
こちらも3着に伏兵が多く来るようです。
ステップレースは実に様々。
従いまして、2頭以上を馬券圏内に送り込んでいるレースを挙げていきましょう。
最も好相性なのが天皇賞・春で〔441〕。
ちょっとオカルトチックですが、天皇賞・春からの9頭中7頭が4着(4頭)と7着(3頭)なんです。
今年もその着順の馬がいたらちょっとチェックしてみて下さいねっ。
その他の重賞からは、新潟大賞典、海外のドバイシーマクラシックから勝ち馬が。
皐月賞、阪神大賞典、ダートのマーチSから2着馬が。
前年の有馬記念、鳴尾記念、ダイヤモンドSから3着馬が出ています。
OP特別組は〔223〕。
中でもメトロポリタンS組がよく〔210〕。1番人気で4着までの馬ならOK。
準OPからは〔112〕。
こちらは烏丸S組がよく〔102〕。勝ち馬2頭と、5番人気9着馬もいました。
1000万からの馬も通用するようで〔101〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。
ハンデ戦です。トップハンデは10年で12頭いて〔120〕。
勝ち馬のハンデは54〜58.5キロ。
平均すると55.95キロ。
2着馬は51〜57.5キロ。平均55.3キロ。
3着馬は52〜57キロ。
平均54.45キロ。
54キロ以上のハンデを背負った馬が30頭中25頭います。
ある程度背負わされている方がよさそうです。
この重賞から3歳馬が古馬に混じって走ります。
年齢別に見ていくと、3歳〔010〕、4歳〔322〕、5歳〔353〕、
6歳〔323〕、7歳〔101〕、8歳〔001〕。
4〜6歳の3世代で分け合っているイメージ。
また前走の距離は、30頭中24頭が2300m以上のレースに出走。
2000m未満はわずかに1頭でした。これもちょっと覚えておいて下さいね。
金鯱賞(土曜・京都)
昨年に続き、今年も京都で行われる宝塚記念の前哨戦。芝2000m戦。
データは過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔530〕、2番人気は〔213〕、3番人気は〔210〕。
毎年1、2番人気のいずれか1頭が連絡み。
6番人気以下〔053〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
それでも1000円台も2回しかないように、ヒモ荒れの中穴傾向の馬券といったところでしょうか。
ステップレースをみていきましょう。こちらも2頭以上を馬券圏内に送り込んでいるレースです。
まずは前年の有馬記念から〔200〕。
天皇賞・春から〔022〕。
産経大阪杯から〔120〕。
京都記念から〔110〕。
新潟大賞典から〔120〕。
中山記念から〔011〕。
その他、中京記念、中日新聞杯から勝ち馬が。
鳴尾記念、ダートのアンタレスSから2着馬が。
前年の宝塚記念、交流競走の名古屋大賞典から3着馬が出ています。
OP特別から〔302〕。
重賞、OP特別組は基本的に人気、着順不問です。
準OPからの〔002〕というのもあり、この2頭は勝ち馬です。
牝馬は〔001〕と苦戦の傾向のよう。
年齢別に見ていくと、4歳〔233〕、5歳〔334〕、6歳〔323〕、7歳〔110〕、8歳〔110〕。
幅広い年齢層から好走馬が出ているなという感じですよね。
宝塚記念のステップレースです。
連対するには1800m以上の重賞レースで連対実績が必要なこと、覚えておいて下さい。 |