週末の重賞……2007.12.21
ついにGC最後のキャスター出演です。
6年間毎週1度も休むことなくスタジオに通ってきたから、
なんだかとっても寂しいですね…。
でも今後も競馬には携わっていくつもり。
もちろんこの分析コラムも続けます。引き続きどうぞご愛読下さい!

有馬記念(日曜・中山)
07年を締めくくるグランプリ競走。芝2500m戦。
過去10年、1番人気は〔520〕、
2番人気は〔121〕、3番人気は〔122〕。
6番人気以下〔036〕、2ケタ人気馬〔022〕。
ちなみに4番人気が〔310〕。勝ち馬は1〜4番人気で占められています。
馬連3ケタ3回、1000円台4回。万馬券は2本。
堅めの決着ではありますが、13番人気が〔021〕。
両極端な結果があり得ると覚えておきましょう。
ステップレースではJC組が圧倒的好相性で〔735〕。
勝ち馬の7割、連対馬の半分、
3着以内の半分を占めているのがこのステップなんです。
掲示板確保ならOK。外していた馬は逆に大きく2ケタ敗退が3頭。
ただしその3頭中2頭は、さらにその前のレースでG1を走り、
連対を果たしていました。
菊花賞から〔121〕。連対3頭、もう1頭は2番人気4着。
秋の天皇賞から〔011〕。
着順は不問ですが、そのさらに前のレースでは連対を果たしていました。
マイルCSから〔001〕、宝塚記念以来の馬〔010〕。
共に1番人気1着の馬でした。
アルゼンチン共和国杯から〔101〕。
共に1番人気で、6着と2着。
毎日王冠1番人気1着の馬が〔100〕。
ステイヤーズS1番人気2着馬が〔001〕。
G2からなら着順以上に1番人気であることの方が大切なようです。
あとは海外から〔020〕。
その他1800時代のG3京阪杯から2着があります。
年齢別では、3歳〔422〕、4歳〔633〕、5歳〔034〕、
6歳〔010〕、7歳〔011〕。
勝ちは3、4歳の2世代のみ。3着までの3分の2は3、4歳が占めています。
牝馬は〔002〕と苦戦の傾向。有力3歳牝馬が出走する今年は果たして?
コーナーを6回回る中山の芝2500m。
コーナーを4回回る中山1800得意の馬は適性あり?穴を探すならそのイメージで。

ラジオNIKKEI杯2歳S(土曜・阪神)
2歳の芝2000m戦。この2000mという距離からも、
G1の朝日杯FS以上に来年のクラシックに
直結しやすいと言われるレースでもあります。
過去10年、1番人気は〔233〕、2番人気は〔621〕、
3番人気は〔025〕。2番人気馬がいいんですね。
6番人気以下〔111〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ5回、万馬券1本。
1〜3番人気での1〜3着(順不同)が5回もある堅いレースでもあります。
ステップレースを見ておきましょう。
G1の朝日杯FSから〔111〕。
着順は不問ですが、
さらにその前のレースでは1、2番人気での掲示板確保が必須。
変わってG3、まずは東京スポーツ杯2歳Sから〔121〕。
こちらは連対馬。
札幌2歳Sから〔011〕。これは勝ち馬。
OP特別組では京都2歳Sから〔220〕。こちらは連対馬。
500万の特別から〔413〕。2着までOK。
1番人気5頭、2番人気1頭。
500万平場からは〔100〕。2番人気で2着の馬。
新馬勝ち即は〔112〕。1番人気3頭、3番人気1頭。
2戦目の新馬を含む、未勝利勝ち即は〔012〕。
1番人気2頭、3番人気1頭。
なお前走ダートだった馬の3着以内はありません。
すなわち、G1以外は連対必須ということ。
さらに3着以内30頭中22頭が前走1着なんですね
。高い人気で勝った馬に注目です。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.12.13
フェアリーS(日曜・中山)
2歳牝馬のスプリント重賞。
芝1200m戦。データは過去10年です。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔223〕、3番人気は〔320〕。
あまり信頼できるとは言えない成績です。
6番人気以下〔345〕、2ケタ人気馬〔113〕。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。その万馬券は去年の85530円。
3連単は153万馬券ですから、
波乱の目も考えておかなければならないでしょう。
ステップレースを見ていくと、
一番相性のいいのが阪神JF組で〔432〕。
掲示板を外していた馬がいいんです。
逆に2、4着から1番人気になった馬は4、8着に敗れています。
ファンタジーS組も8番人気5着の馬が〔001〕。
逆に2着で1番人気になった馬は5着に敗れています。
OP特別の福島2歳S勝ち馬が〔200〕。
500万クラスからは、赤松賞4着までの馬〔111〕。
黒松賞勝ち馬〔110〕。ダートを含む平場から〔021〕。
その他、サフラン賞から勝ち馬、りんどう賞から2着馬、
ベゴニア賞から3着馬がそれぞれ1頭ずつ出ています。
新馬勝ち即〔010〕、未勝利勝ち即〔114〕。
これらはダートも含み、人気薄での好走が多いので注意が必要です。
近2戦続けて凡走が許されるのは続けて重賞を走ってきた馬のみ。
それ以外なら、どちらかに好走が求められること、覚えておいて下さい。

阪神C(日曜・阪神)
昨年新設となった芝1400mのG2。
去年は1〜4着がクビ、頭、クビ差の大接戦。
勝ったのは8番人気の3歳牡馬フサイチリシャール、
2着は6番人気の7歳牡馬プリサイスマシーン、
3着は4番人気の3歳牡馬マイネルスケルツィ。
フサイチリシャールはJCダート4番人気13着から、
プリサイスマシーンはマイルCS12番人気6着から、
マイネルスケルツィもマイルCS16番人気4着から。
今年も去年の1、2着馬が出走を表明していますが、
1400mの距離適性がひとつのカギになりそう。
G1経験は大きく、マイルCSからなら
1Fの短縮が好材料となる馬を狙えということでしょうか。
ちなみに去年の2着プリサイスマシーンの前々走は1400mのスワンS勝ち。
距離適性の重要性を裏付けるものかも知れません。

愛知杯(土曜・中京)
こちらも昨年から12月に移り、父内国産馬限定戦から牝馬限定戦に変わったハンデ重賞。
ステップなど、分析できるデータはまだ無く、
昨年の結果を見ていきたいと思います。
勝ったのは1番人気の3歳馬アドマイヤキッス、
2着は3番人気の4歳馬コスモマーベラス、
3着は2番人気の3歳馬ソリッドプラチナム。
ちなみにハンデはそれぞれ、56、56、53キロ。
56キロはトップハンデでした。
アドマイヤキッスはエリザベス女王杯3番人気5着から、
コスモマーベラスは1600万、OP特別のターコイズS連勝から、
ソリッドプラチナムもエリザベス女王杯11番人気6着からというステップ。
格と勢いの2本立てといった感じでしょうか。
こちらも去年の1、2着馬が出走を表明しています。
奇しくもステップレースと着順が去年と同じなんです。
ちょっと注目しておきたいですね。
個性的な中京競馬場のハンデ戦です。
去年こそ堅い決着でしたが、
波乱の可能性も十分あると考えていた方がいいでしょう。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.12.7
朝日杯フューチュリティステークス(日曜・中山)
2歳チャンピオン決定戦。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔343〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔011〕。
1番人気馬、馬券圏内パーフェクト!
ただしここ3年は連続して3着止まり。
また3番人気になると、信頼度はガクッと下がります。
6番人気以下〔222〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ4回、万馬券なし。ただし馬券的にはひと捻り必要なようです。
ステップレースを見ていきましょう。目立つのは2つ。
まずは東京スポーツ杯2歳S組が〔322〕。
3着以内かつ3番人気までに推されていた馬。
もうひとつ、京王杯2歳Sから〔302〕。
連対または1番人気だった馬。
重賞だと他ではデイリー杯2歳Sから〔042〕。連対または2番人気まで。
札幌2歳Sから〔020〕。こちらは勝ち馬。
OP特別では、京都2歳Sが良く〔201〕。1着かつ3番人気まで。
あとは萩Sの3番人気1着馬と、
いちょうSの1番人気1着馬がそれぞれ〔001〕。
500万からは、くるみ賞の1番人気1着馬が〔010〕、
平場3番人気1着馬が〔001〕。
さらに未勝利(含む2戦目の新馬)勝ち即の馬〔200〕となっています。
ちなみにキャリア1戦の馬の3着以内はありません。
前走着順で言うと、1着〔875〕、2着〔033〕、3着〔101〕。
5着が1勝、13着の3着1頭というのもありますが、
圧倒的に前走勝ちが活躍。
また前走連を外していた馬で巻き返しに成功した馬は、
前走1、2番人気での敗戦だったこと覚えておいて下さい。
2歳の頂点を決めるレースですから、“エリートを狙え”。
これでいいかと思います。
脚質は前+後。でも、逃げや極端な追い込みは不振。
また外枠苦戦です。
中山芝1600mのコース形態がそうさせているのかも知れません。
最後にキャリアを見ておきましょう。
1戦〔000〕、2戦〔213〕、3戦〔322〕、4戦〔352〕、
5戦〔013〕、6戦〔110〕、7戦〔000〕、8戦〔100〕。
2〜4戦が理想のようです。

鳴尾記念(土曜・阪神)
99年までは6月の施行、00年からは12月に。
またおととしまでは芝2000mのハンデ戦だったのが、
去年から芝1800mの別定戦へと変わりました。
従いまして、ここでは去年のレースを振り返っておきましょう。
勝ったのは3歳サクラメガワンダー、2着3歳マルカシェンク、
3着4歳ホッコーソレソレー。
すべて男馬、1、2、3番人気のワンツースリーでした。
それでも馬連1400円、3連単12490円!
難しいレースだったことがわかりますよね。
勝ち馬、2着馬共に前走はG1。
天皇賞・秋とマイルCSをそれぞれ大敗してのステップ。
3着は準OPを勝ち、OP特別1番人気2着からの挑戦でした。
1800の距離適性もあるかと思いますが、格と勢い、
また若駒の活きの良さ、このあたりがカギになりますか。
視線は早や来年の重賞戦線?陣営の気持ちも読み解きたい1戦です。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.11.30
阪神ジュベナイルフィリーズ(日曜・阪神)
2歳女王決定戦。芝1600m戦。
去年新装なった阪神競馬場ですが、データは過去10年で。
1番人気は〔312〕、2番人気は〔004〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔574〕、うち2ケタ人気馬〔031〕。
連対、3着以内の半数以上が6番人気以下の馬。
馬連3ケタ1回、万馬券4本。
他にも8000円台、6000円台、4000円台、3000円台がそれぞれ1回ずつ。
波乱の2歳G1です。
ステップレースを見ていきましょう。
注目はファンタジーSで〔333〕。
この9頭中、ファンタジーSの勝ち馬は3頭だけ。
逆に勝って1番人気に推され着外に敗れた馬も
3頭、2着から1番人気に推され着外も1頭。
つまりは“両刃の剣”。
ファンタジーSの好走馬に過信は禁物かも知れません。
またファンタジーSで連を外した馬が巻き返すには、
その前のレースが重賞またはOP特別以上で、1着が必要。
過去10年で5頭います。人気薄必至。
穴のパターンなので覚えておいて下さい。
あとは、札幌2歳S3着馬が〔200〕。新潟2歳S連対馬が〔011〕。
函館2歳S勝ち馬が〔010〕。
デイリー杯2歳S2番人気5着馬の〔100〕などがあります。
OP特別からは〔111〕。勝ち馬2頭、3着馬1頭。
500万からが意外と良く〔314〕。
勝ち馬5頭、2着馬1頭、3着馬1頭、
2番人気4着という馬も3着に1頭います。
特別に限らず平場もOK。
新馬からは〔031〕。
キャリア1戦の馬は、どんなに将来性のあるところを見せても2着まで。
覚えておいて下さい。
来年も“牝馬が強い”と言われるような逸材はいるのか?注目です!

中日新聞杯(日曜・中京)
条件がいろいろと変わるレース。
以前は芝1800mの別定戦だったのが去年から2000mのハンデ戦に。
また今年が最後の父内国産馬限定レースとなります。
99年までは3月の施行。従いまして、
データは12月に行われるようになった00年からの過去7回で見ていきましょう。
1番人気は〔130〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔120〕。
つまりこの7回、2着はすべて1〜3番人気の馬ということになります。
軸は人気上位馬?
6番人気以下〔103〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ1回、万馬券なし。
ステップレースですが、まずはG1、菊花賞から〔110〕、
天皇賞・秋から〔020〕、エリザベス女王杯から〔011〕、
マイルCSから〔100〕、ダートのダービーGPから〔001〕。
G2では札幌記念から〔001〕。
G3の福島記念から〔012〕、富士Sから〔010〕。
これら重賞組は着順、人気は問いません。
準OP3着までの馬が〔110〕。
1000万から〔202〕、勝ち馬3頭、2着馬1頭です。
ハンデ戦になった去年は近2走重賞を走っていた馬の1、2、3着。
ハンデは55、57.5、56キロと比較的重めの馬が好走。
ちなみに2着馬の57.5キロがトップハンデでした。
最後に年齢別に見ておきましょう。
3歳〔223〕、4歳〔351〕、5歳〔202〕、
6歳はなく、7歳〔001〕。高齢馬の苦戦も特徴のようです。

ステイヤーズS(土曜・中山)
芝3600mの長丁場。データは過去10年です。
1番人気は〔620〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔210〕。
1番人気の連対率8割は立派ですが、2、3番人気不振。
特に3番人気のこの成績は97〜99年のもの。
近7年の3着以内はありません。
6番人気以下〔213〕、2ケタ人気馬〔001〕。
ちなみに4番人気は〔042〕、5番人気は〔013〕。
勝ちこそありませんが、馬券圏内はこのあたりの人気の馬に妙味がありそう。
馬連3ケタ5回、万馬券1本。
あまり無謀な穴狙いはできないレースかも知れません。
ステップレースを見ていきましょう。
抜けていいのがアルゼンチン共和国杯の〔446〕。
掲示板ならOK、外していたらさらにその前掲示板でOKです。
あとは菊花賞から〔210〕、エリザベス女王杯から〔010〕、
京都大賞典から〔100〕、福島記念から〔010〕などがあり、
着順、人気は不問です。
準OPや1000万からの好走もあり、
着順よりはやはりステイヤー資質が重要なよう。
そのことは前走の距離にも表れていて、
1800、2000、2200からはそれぞれ2着が1頭ずつ。
あとはみんな2400m以上のレースを走ってきた馬。
秋の天皇賞(2000m)から1番人気に推された2頭は着外に敗れてますからね。
このあたりは重要なポイントです。
牝馬は参戦自体が少なく〔020〕。
年齢別では、3歳〔310〕(これはすべて菊花賞出走馬)、
4歳〔332〕、5歳〔135〕、6歳〔331〕、
7歳〔002〕となっています。
中山芝の内回りをぐるりと2周。暮れの名物レースです。お楽しみに!
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.11.22
ジャパンカップ(日曜・東京)
世界の強豪が集まる国際G1。芝2400m戦。
中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔314〕、2番人気は〔241〕、3番人気は〔301〕。
1、2番人気が共に馬券圏内をハズしたことは一度もなく、
1、2番人気が共に連をハズしたのも一度だけ。
その時は1番人気馬が3着に来ていました。
また勝ち馬9頭中8頭が1〜3番人気の馬。
唯一の例外も4番人気の馬。単は人気馬からということでしょうか。
6番人気以下〔012〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ4回、万馬券1本。
日本馬の活躍もあってか、
思ってるほどには荒れないレースになってきました。
外国招待馬は〔213〕。
前走成績など不問ですが、フレッシュさと、
そして何より本気度がカギとなります。
日本馬のステップですが、まずは天皇賞・秋から〔343〕。
勝ち馬5頭、2着馬3頭、もう1頭は2番人気6着だった馬。
3歳馬の菊花賞から〔132〕。連対もしくは2番人気まで。
エリザベス女王杯から〔010〕。これは1番人気3着だった馬。
毎日王冠から〔100〕。3番人気2着だった馬。
京都大賞典から〔101〕。
1番人気1着と2番人気で競走を中止した馬です。
あとは去年のディープインパクトが凱旋門賞失格から帰国初戦で見事優勝しています。
牝馬は〔021〕。
ただし日本馬ではエアグルーヴが、97、98年と連続2着したのみ。
牝馬は苦戦の傾向です。
年齢別に見ておくと、3歳〔232〕、4歳〔434〕、
5歳〔223〕、6歳〔110〕。
特に日本馬については、前走で成績も悪く、
人気も無かった馬の好走はあり得ないということ。
超一流馬の戦いですからね。
馬券を離れても(絶対離れないけど・笑)レースを楽しみにしたいところです。

ジャパンカップダート(土曜・東京)
迎えて今年で8回目。ダート2100m戦。
こちらも中山で行われた02年を除く、過去6回で見て行きましょう。
1番人気は〔230〕、2番人気は〔000〕、3番人気は〔010〕。
上位人気馬では1番人気のみに信頼が置け、2番人気は壊滅状態。
3着もわずかに2着に1頭。
6番人気以下〔215〕、2ケタ人気馬〔111〕。
特に3着伏兵と、データは教えてくれています。
馬連3ケタ回、万馬券なし。
外国招待馬は〔101〕。日本の砂への適性がカギ。
大物がコロコロ負けています。自国での実績はあまりアテにはできません。
日本馬のステップレースを見て行きましょう。
まずは交流G1、JBCクラシックから〔140〕。
勝ち馬2頭、2着馬2頭。
残りは4番人気6着ですが、この馬、
さらにその前は南部杯1番人気2着でした。
その南部杯から〔110〕。4番人気2着と2番人気5着の馬。
後者はさらに前のレースで重賞を1番人気1着でした。
武蔵野Sから〔212〕。勝ち馬2頭、2着馬2頭、3着馬1頭。
白山大賞典から〔002〕。1番人気1着と2番人気3着の馬。
最後に準OP1番人気1着の馬が〔101〕。
つまりどんな条件であろうと、
2戦続けて3着を外している馬には好走馬はいないこと、
覚えておいて下さい。
年齢別に見ておくと、3歳〔302〕、4歳〔023〕、
5歳〔330〕、6歳〔121〕、7歳〔001〕。
勝ちは3歳と5歳のみ。若い勢いと充実のキャリアに注目です。

京阪杯(金曜・京都)
去年から芝1200m戦に変わったG3。
ゆえにデータはまだ無いので。昨年を分析してみましょう。
勝ったのは3歳牡馬、4番人気のアンバージャック。
2着は4歳牡馬、3番人気のコパノフウジン。
3着は5歳牡馬、2番人気のタマモホットプレイ。
勝ったアンバージャックは連勝街道まっしぐら。
500万、1000万、1600万と連勝して重賞まで制してしまった馬。
2着のコパノフウジンは前走OP特別の福島民友Cを6番人気ながら1着。
その勢いがあったはず。
そして3着のタマモホットプレイは何と言っても京都巧者。
そのあたりはファンもよく知っていて、
15着、6着という近2走にも関わらず2番人気に推されていました。
勢いとコース実績。どちらかがあれば好走可能ということでしょうか。
以前のCBC賞のような位置付け?
ただしCBC賞ほど翌年の活躍馬を輩出しなかった去年の京阪杯ですが、
このあと今年の大目標があるわけでは無い馬たちの、
いわば単体としての重賞レース。
陣営の思惑をじっくり読むことが的中馬券への近道かも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.11.16
マイルCS(日曜・京都)
秋のマイル王決定戦。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔410〕、2番人気は〔122〕、
3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔216〕、2ケタ人気馬〔204〕。
穴なら徹底的な穴を狙えということでしょうか。
馬連3ケタ1回、万馬券2本。
ステップレースを見て行きましょう。
まずは秋の天皇賞から〔342〕。
人気、着順不問ですが、そのさらに前で毎日王冠を走っていた馬が6頭。
うち4頭が連対、1頭が3着。
つまり、毎日王冠を叩いて好走、天皇賞を負けて、
マイルCS好走は陣営の青写真だということでしょうね。
その毎日王冠からは〔030〕。勝ち馬または1番人気だった馬。
こちらも1800の毎日王冠使って好走、
マイルCS直行は予定通りだったということになりますか。
“1800の毎日王冠”。これがひとつカギをにぎることになりそうです。
今年はいませんが、スプリンターズSから〔300〕。
勝ち馬か、1番人気だった馬。
そしてもう1つ、スワンSから〔106〕。
7頭中6頭が連対、1頭が3着。
このステップからマイルCSの3着が6頭というのは特筆すべきデータですよね。
スワンSのさらにその前を見ると、多くがスプリント戦、
またはG3のマイル重賞やOP特別だったりするのです。
3着が多いというのはG1戦線を走って来たメンバーからは
1枚落ちる馬たちのステップだからと見ることはできないでしょうか。
今年はスーパーホーネット。果たして?
その他、富士S(掲示板)、秋華賞(2着)、
OP特別時代のアイルランドTなどから好走馬が出ています。
年齢別に見ておくと、3歳〔233〕、4歳〔552〕、
5歳〔224〕、6歳〔101〕と、4歳馬を中心に3、5歳。
6歳ダイワメジャーは?
牝馬は〔041〕ですが、連対率では牡馬を上回ります。
また同じ年齢の馬のワンツーが多く、この10年で8回もあること、
オカルトチックですが、ちょっと覚えておいくと面白いかも知れませんね。

東京スポーツ杯2歳S(土曜・東京)
2歳馬による、タフな府中の芝1800m戦。
中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔502〕、2番人気は〔123〕、
3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔022〕、2ケタ人気馬〔001〕。
ちなみに4番人気〔121〕、5番人気〔121〕ですから、
1番人気馬の信頼が厚く、
2、3着争いは2〜5番人気の馬を中心に、ということでしょう。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
ただし1000台2回で、2000円台は4回。
ひとひねりが必要なようです。
ステップレースを見て行きましょう。
重賞ではデイリー杯2歳Sから〔011〕。
勝ち馬と、6着もその前の札幌2歳Sで1番人気に推されていた馬。
札幌2歳Sからは〔201〕。勝ち馬か1番人気だった馬。
OP特別ではいちょうS組が良く〔123〕。
6頭中5頭が連対馬。
例外の1頭もその前のレースではOP特別勝ちをおさめていました。
その他、萩Sから〔110〕、勝ち馬または2番人気馬の巻き返し。
芙蓉S連対馬が〔002〕。クローバー賞勝ち馬〔001〕などがあります。
500万からは〔130〕。こちらは勝ち必須。
新馬勝ち即という馬が〔320〕で要注意。
2戦目の新馬を含む未勝利勝ち即は〔101〕。共に1番人気での勝利でした。
3着以内に牝馬がいないこと、
馬券圏内27頭中26頭の前走が1600m以上の距離だったこと
(例外の1頭も1500mのクローバー賞)、
前走ダートからの好走は無いことなどが特徴。
また、2戦続けての凡走または人気薄だった馬に
好走が無いことも覚えておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.11.10
エリザベス女王杯(日曜・京都)
牝馬最強決定戦。芝2200m戦。
過去10年、1番人気は〔131〕、2番人気は〔530〕、
3番人気は〔200〕。1番人気より2番人気好成績。
3着に上位人気馬はわずかに1頭。
ただし毎年1、2番人気のいずれかが連に絡んでいます。
6番人気以下〔113〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ3回、万馬券なし。
ちなみに4番人気〔104〕、5番人気〔032〕。
馬券圏内はこのあたりで、3着以内に2、4番人気が来たのが5回、
2、5番人気が来たのが5回。うちダブりが3回。
2、4、5番人気で買ってみるのも面白いかも?
ステップレースでは抜けていいのが府中牝馬S組の〔257〕。
3着7頭は特筆もの。人気馬に3着が少ないのなら、
3連単は3着に府中牝馬S組の人気薄を入れるといいかも。
好走の条件は3着または3番人気以内。
今年はアスヒライジング、アドマイヤキッス、
デアリングハート、ディアデラノビアがそう。
当日4番人気以下なら有力3着候補でいいかも?
また3歳は秋華賞から中3週に変わった(それまでは中2週)
00年以降活躍が目立つようになりました。
その秋華賞から〔330〕。
“3歳2強”には心強いデータではありますが果たして?
年齢別では3歳〔330〕、4歳〔445〕、5歳〔325〕、6歳〔010〕。
3〜5歳でほぼ独占です。
前年の好走馬がまた好走を見せるのも特徴のひとつ。
今年は去年の1〜3着、フサイチパンドラ、スイープトウショウ、
ディアデラノビアが揃って出走。注意が必要です。

京王杯2歳S(土曜・東京)
朝日杯フューチュリティSをにらむ2歳戦。芝1400m戦。
中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔230〕、2番人気は〔203〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔323〕、2ケタ人気馬〔101〕。
ややつかみどころが無いといった感じ。
馬連3ケタ2回に万馬券1本です。
ステップレースを見ていきましょう。
G2のデイリー杯2歳Sから〔111〕。人気、着順不問。
札幌2歳Sと函館2歳Sからそれぞれ〔100〕。
こちらも人気、着順不問です。
新潟2歳Sからは1番人気だった馬、または勝ち馬が〔101〕。
OP特別からは〔334〕。中ではアイビーS1番人気での勝ち馬が〔110〕。
いちょうSから〔022〕。このいちょうS組は人気、着順不問。
府中のマイル戦を使ったことで
1F短いここでの好走の下地ができたと考えるのもいいかも知れません。
500万からが面白く、平場も含め〔123〕。
3番人気以内で連対した馬ならダートからでもOKなんです。
前走ダートが〔211〕ですから、これ侮れません。
新馬勝ち即が〔010〕、2戦目の新馬を含む未勝利勝ち即が〔110〕。
牝馬は〔101〕と苦戦の傾向。
キャリアは5戦以内が理想的。キャリア1戦が2着に1頭、
キャリア8戦が3着に1頭いるだけで、あとはキャリア2〜5戦の馬。
覚えておいて下さい。

福島記念(土曜・福島)
芝2000mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔202〕、2番人気は〔201〕、
3番人気は〔211〕。6番人気以下なんと〔284〕!
2ケタ人気馬〔024〕。特に2着は伏兵を狙いたいですね。
馬連3ケタなし、万馬券2本。
ただし9000円台、8000円台もあり、
最低でも1番人気と4番人気で決まった03年の1810円ですから、
大波乱のハンデ戦と言っていいでしょう。
ステップレースなんですが、
最も好相性だったカブトヤマ記念が無くなり、状勢は混沌。
まずG1の天皇賞から〔011〕。
巻き返しもありますが、逆に1番人気に推されて馬券圏外に負けた馬連も3頭。
意外や危険なステップかも。
その他、重賞だとオールカマー、函館記念、
朝日CC、富士Sから馬券圏内が出ています。
OP特別組が良く、主なところでは、カシオペアSから〔121〕、
オパールSから〔202〕。人気、着順は不問です。
準OPから〔230〕。
こちらも人気、着順が不問というのが難解さを象徴していますよね。
ちなみに1000万からは〔011〕。こちらは勝ち馬です。
ハンデを見てみると、これまた幅広く、
牝馬ですが51キロの勝ちもいるぐらい。また58.5キロの3着もあります。
トップハンデは10年で16頭いて〔212〕。
2ケタ着順に敗れた馬も8頭。過信は禁物です。
まくって早め先頭の残りめあれど、基本的には差し追い込みの天下です。
福島の荒れ馬場を追い込む脚のある穴馬を狙って下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.11.1
アルゼンチン共和国杯(日曜・東京)
芝2500mのハンデ戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔213〕、3番人気は〔211〕。
6番人気以下〔364〕、2ケタ人気馬〔131〕。
馬連3ケタ1回、それも940円。
万馬券2本の他にも、9000、7000、4000円台が1回ずつ、
3000円台が2回ある波乱のハンデ戦。
それでも3着までに1〜3番人気の馬が必ず1頭入ります。
3連単、3連複には人気馬を1頭交ぜることをおすすめします。
ステップレースを見て行きましょう。
最も好相性なのが京都大賞典組で〔421〕。
掲示板または4番人気以内。
次が準OPからの馬で〔341〕。
条件戦からは他にも1000万から〔021〕、
500万から〔001〕もあります。
いずれも連対ならOK。準OPから3着に来た1頭、
98年のエーピーランドだけが前走ダートで3着。
ただしその前は芝で2着でした。条件馬はハンデも軽くなります。
大駆けに注意して下さい。
どの条件であろうと、前走の人気も着順も“6”以下だった馬の3着以内は、
98年の宝塚記念12番人気12着から優勝したユーセイトップランのみ。
前走好走または高人気は必須のようです。
ハンデ戦です。まずはトップハンデから。
9回で10頭いて〔111〕。苦戦の傾向です。
優勝馬では、99年のマーベラスタイマーのみ53キロ。
あとは55キロ以上を背負ってた馬ばかり。
さらに57.5キロが3頭(ここ2年連続)優勝というのも特徴のひとつです。
2、3着には49キロを始め、軽ハンデ馬が頑張ることもあります。
年齢別では、3歳〔141〕、4歳〔213〕、
5歳〔532〕、6歳〔112〕、7歳〔001〕。
牝馬の3着以内もありません。このことも覚えておいて下さい。

ファンタジーS(日曜・京都)
2歳牝馬の重賞。芝1400m戦。
過去10年、1番人気は〔401〕、
2番人気は〔230〕、3番人気は〔114〕。
6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。
他は1000円台4回に、2000円台3回ですから、比較的堅めの重賞です。
ステップレースを見てみると、各2歳Sからは、小倉2歳Sの優勝馬〔100〕、
函館2歳S2着馬〔011〕、札幌2歳S3着馬〔011〕。
それよりもOP特別組が良くて〔423〕。
500万も連対ではさらに良く〔253〕。
これらダートも含め、すべて前走3着以内。
馬券圏内を外していたの好走はありません。
新馬勝ち即の馬が〔311〕と、こちらも侮れず。
未勝利を勝ったばかりの馬〔001〕です。
前走の距離も重要で、1400m〔575〕、1200m〔524〕、1800m〔011〕。
3着以内はこの3つの距離からのみ。
これもヒントのひとつになりそうです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.10.25
天皇賞・秋(日曜・東京)
古馬の頂点を決める1戦。芝2000m戦。
中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔330〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔001〕。
1番人気馬まずまずですが、上位人気馬は信頼が置けない成績。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔122〕。
馬連3ケタ2回、万馬券3本です。
ステップレースを見てみると、春のG1以来という馬は、
宝塚記念から〔111〕。連対もしくは1番人気だった馬。
安田記念から〔001〕。こちらは勝ち馬。
つまり、久々で好走するには一枚上の力が必要ということでしょう。
京都大賞典から〔331〕。着順不問も、
7頭中6頭が1、2番人気に推されていた馬でした。
毎日王冠からは〔114〕。こちらは掲示板。
札幌記念から〔101〕。共に勝ち馬。
オールカマーから〔020〕。
1番人気1着と、3番人気4着だった馬。
2頭以上を3着以内に送り込んでいるG2、3は以上です。
OP特別、準OPからの3着以内はありません。
年齢別に見ていきましょう。
3歳〔011〕、4歳〔634〕、5歳〔254〕、
6歳なし、7歳〔100〕。
4、5歳馬で〔888〕ですから、
この2世代でほぼ独占のイメージです。
牝馬が〔212〕。
しかし、11頭出走しての成績ですから、馬券圏内率はかなりのもの。
04年の2着ダンスインザムードは13番人気、
3着アドマイヤグルーヴは9番人気。
翌05年の1着ヘヴンリーロマンスは14番人気、
3着ダンスインザムードは13番人気と、
とにかく人気薄での激走が目立ちます。
牝馬には注意が必要のようです。

スワンS(土曜・京都)
マイルCSを睨む馬たちによる芝外回りの1400m戦。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔320〕、
3番人気は〔002〕。
6番人気以下〔547〕、
うち2ケタ人気馬〔403〕という波乱のレース。
馬連3ケタ1回に万馬券3本。
他に8000円台が4回もあるという、穴党向けのレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
G1スプリンターズSからが最も好成績で〔432〕。
春のG1安田記念以来の馬〔002〕。
共に人気、着順は問いません。
2頭以上を3着以内に送り込んでいるのは、
セントウルS組〔121〕、
関屋記念組〔111〕、函館SSから〔120〕、
京成杯AHから〔110〕。
函館SSは連対または2、3番人気、
京成杯AHからの2頭は共に3着と、
この2つのレースは傾向が見えるのですが、あとは不問。
だからこそ難解で波乱サイドの重賞ということなのでしょう。
またOP特別からは〔010〕、準OPからは〔001〕。
この2頭は共に勝ち馬で、前者のさらにその前は函館SS2着、
後者は1000万、準OPと連勝。
通用するには特筆すべき勢いが必要ということなのでしょう。
牝馬は〔131〕。連対率は牡馬と互角です。
年齢別では、3歳〔302〕、4歳〔252〕、
5歳〔334〕、6歳〔112〕、7歳〔110〕。
北海道の芝が合わなかった、中山の坂に泣いたなどの馬が、
得意の京都で激走する。それがスワンSの穴パターン。
コース実績をチェックして、攻めの馬券で勝負してみて下さい。

武蔵野S(土曜・東京)
JCダートへの前哨戦。ダート1600m戦。
秋のこの条件になったのが00年のこと。
中山で行われた02年を除く、データは過去6回です。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔001〕。
1、2番人気で5勝。
3番人気になるとぐっと信頼度は下がりますが、
毎年必ず1、2番人気のいずれかが連に絡んでいます。
6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬〔002〕。
6年で3着に6番人気以下が5頭ですから、
先の1、2番人気とうまく絡めて、
馬券は3連単フォーメーションで攻めたいレースです。
ステップレースはさまざま。
03年勝ったサイレントディールと、
06年2着のサンライズバッカスを除けば、
あとはみな前走掲示板を確保の馬たち。
勝ち3頭、2着7頭、3着2頭、4着2頭、5着3頭です。
OP特別好走、1000万勝ちの馬もいます。覚えておいて下さい。
年齢別では、3歳〔321〕、4歳〔022〕、5歳〔311〕、
6歳〔001〕、7歳〔011〕。牝馬は〔002〕です。
01年にクロフネがマークした1分33秒3というとんでもない時計を除いても、
毎年1分35秒台前半での決着。
時計の裏付けは必要不可欠。持ち時計のチェックは忘れずに。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.10.18
菊花賞(日曜・京都)
3歳牡馬クラシック3冠目。芝3000m戦。
京都新聞杯が春に移り、TRが神戸新聞杯と
セントライト記念に落ち着いた00年以降の、データは過去7年です。
1番人気は〔101〕、2番人気は〔110〕、3番人気は〔014〕。
あのディープインパクトを除けば、1番人気馬は優勝も連対も無いという、
上位人気馬不振のレース。
6番人気以下〔432〕、2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタなし、万馬券3本。波乱サイドのG1なんです。
ステップレースを見て行きましょう。
抜けていいのが神戸新聞杯組で〔536〕。
3着以内の3分の2がこのステップ。
そのうち前走で掲示板を外していたのは3頭で、さらにその前はダービー2着、
またはOP特別か1000万クラスを勝っていました。
セントライト記念からは〔120〕。この3頭は3番人気以内かつ4着以内。
その他の重賞もG2から。札幌記念組〔010〕、朝日CC組〔001〕。
こちらは人気、着順不問です。
1000万下から〔101〕。勝ち馬だけじゃなく3着からという馬もいます。
距離が重要で2400mと2500m戦。このあたりもひとつのポイントでしょうか。
それを考えると、神戸新聞杯は今年から2400mに延長。
ますますステップレースとしての意味が深まるかも知れません。
過去7年で1〜3着独占が3回あります。じっくりと吟味して下さい。

富士S(土曜・東京)
芝1600m戦。このマイルの距離に変わったのが00年のこと。
さらに中山で行われた02年を除く、データは過去6回です。
1番人気は〔102〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔221〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ1回、万馬券1本。
9000円台、8000円台も1回ずつと、伏兵の連絡みが目立つレースでもあります。
ステップレースを見て行きましょう。
3着以内に2頭以上を送り込んでいるのは、3歳馬ですが、
ダービー以来の馬〔002〕。G3京成杯AH組〔321〕。
OP特別のポートアイランドS組〔110〕。
京成杯AHからの馬が好相性ということになりますか。
実はダートからでもOKで、ダービーGPや名古屋優駿、
シリウスSなどからの好走馬もいます。
3着以内18頭中、16頭が前走3着以内または3番人気以内。
例外の2頭はその前のレースでOP特別勝ち、重賞2着の馬。条件を満たす馬で、
人気の低い馬を狙ってみるのも面白いかも知れませんね。
年齢別では、3歳〔004〕、4歳〔021〕、5歳〔240〕、
6歳〔001〕、7歳〔400〕と、7歳馬が最もいいんです。
またマイルになってからは3着以内、すべて牡馬であることも頭の中に入れておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.10.13
秋華賞(日曜・京都)
秋の3歳女王決定戦。芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔321〕、
2番人気は〔521〕、3番人気は〔011〕。
「1番人気はいらない。2番目でいい」といった感じ?
3番人気になると、その信頼度はガクンと下がります。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔221〕。
1、2番人気で8勝も、残る2勝は2ケタ人気馬。
大荒れもあるということです。
馬連3ケタ5回、万馬券3本。
ステップですが、オークス以来の馬〔200〕。
1番人気3着と3番人気1着の馬。
前々走がオークスだった馬〔554〕。
この中にはオークスのあと米オークスに行った
去年のアサヒライジングも含まれているので、それを除けば13頭。
うち12頭がオークス3着まで、または2番人気までの馬。
ポイントになりそうです。
TRでは、ローズSから〔674〕。
3着以内か、3着を外していたらその前は勝ち必須。
紫苑Sからは〔002〕。共に連対馬。
重賞のクイーンSから〔023〕。
こちらも3着以内なんですが、04年3着のウイングレットはクイーンS8着から。
その前がオークス7着ですから、オークス組で重賞ひと叩きのステップなら、
人気、着順以外の要素も加味すべきなのかも知れません。
1000万勝ち〔101〕、オールカマー勝ちのメジロドーベルが
97年に優勝した例もあります。
ウオッカとダイワスカーレットの2強対決に注目が集まりますが、
穴馬の台頭にも注意が必要です。

府中牝馬S(日曜・東京)
芝1800m戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔512〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔130〕。
3着以内はすべて7番人気までで占められています。
馬連3ケタ3回、万馬券なし。
1000円台2回、2000円台2回、3000円台1回、
4000円台1回と、それでも馬券はひとひねり必要?
ステップレースは実に様々。
中ではクイーンS組が〔310〕と好相性。クイーンS勝ち馬が3勝です。
準OPからの連対や、1000万勝ち馬の3着などもあります。
前走好走が望ましいとはいえ、大敗からの巻き返しもある。
馬券がちょい波乱になるのはそんなことからでしょうか。
特徴は年齢にあるかも知れません。
4歳〔756〕、5歳〔233〕。
この2世代で3着以内27頭中26頭を占めます。
残りは7歳馬の2着が1回。
4、5歳馬に的を絞ってみるのもいいかも知れませんね。

デイリー杯2歳S(土曜・京都)
2歳最初のG2。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔611〕、2番人気は〔051〕、
3番人気は〔033〕。
6番人気以下〔402〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
勝つのは1番人気か6、8、9番人気馬。
2着は1〜3人気で9頭ですから、連の軸は人気馬。
馬単、3連単はうまく買いたいレースです。
ステップレース、まずは2歳Sから。
小倉2歳S〔110〕、函館2歳S〔021〕、
札幌2歳S〔011〕、新潟2歳S〔001〕。すべて4着以内の馬。
でもこれらよりいいのが野路菊S組で〔312〕。
勝ち馬4頭、3着と6着の馬がいます。
あとはOP特別から〔111〕。
今年は該当馬なしですが、地方所属馬〔200〕。
新馬から〔141〕、未勝利(2戦目の新馬を含む)から〔203〕。
地方馬以外はダートからの好走例は無し。
牝馬は〔020〕。
この2頭は1、2番人気に推されていたので、
人気の牝馬には注意が必要です。
逃げ馬4勝。その反面、差し追い込みも豪快に決まります。
展開もしっかり読んで臨みましょう。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.10.04
毎日王冠(日曜・東京)
秋の天皇賞とマイルCSを睨む一流古馬が集まるレース。
距離はその中間の芝1800m。
中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔122〕。
なんとなく極端な成績ですよね。
6番人気以下〔124〕、うち2ケタ人気馬は〔002〕。
馬連3ケタ3回、万馬券なし。
9番人気と6番人気で決まった一昨年の9770円が最高配当。
ただしこの年は3着も13番人気で3連単は147万馬券!
どうやら配当も極端なようです。
ステップレースを見て行きましょう。
春のG1以来の馬では、宝塚記念組が最も良くて〔600〕、
安田記念から〔121〕、NHKマイルCから〔010〕。
基本的に着順、人気は不問です。
G2、G3からは多岐に渡っていて、
毎日王冠で連対するには4着以内必須。
これを3着までに広げても
一昨年のケイアイガードが関屋記念3番人気8着からの3着。
例外はこの1頭なんです。覚えておきましょう。
なお前走OP特別や条件戦からの3着以内はありません。
牝馬の好走は去年の2着ダンスインザムードのみ。苦戦の傾向です。
59キロの斤量は〔301〕とまずまず健闘しています。
年齢別に見ておくと、3歳〔011〕、4歳〔534〕、5歳〔331〕、
6歳〔021〕、7歳〔101〕、8歳〔001〕。
やはり活きの良い4、5歳馬中心でしょうか。
開幕週の芝ですが、前も残れば追い込みも決まる。
まさに“展開いらず”の府中の芝1800m戦です。

京都大賞典(日曜・京都)
こちらも天皇賞を見据えた古馬の一戦。芝2400m戦。
過去10年、1番人気は〔530〕、2番人気は〔240〕、
3番人気は〔004〕。
1、2番人気馬の成績が良く、毎年必ずどちらかが連に絡んでいます。
1、2番人気でのワンツーは4回。ただし3番人気は不振です。
6番人気以下〔023〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ6回に万馬券なし。
最高配当は去年の4770円(2番人気と7番人気)ですから、
こちらは堅いレースと覚えておいて下さい。
ステップレース、まずはG1です。
最も好成績を残しているのが宝塚記念組で〔451〕。
4着もしくは4番人気までに推されていた馬。
続いて春の天皇賞組〔220〕。掲示板ならOK。
ダービーから〔101〕。これは4、3着の馬。
前の年のエリザベス女王杯を勝って以来という
スイープトウショウの1着があります。
これで〔872〕ですから、
中心は前走G1好走(5着以内)馬ということになりますか。
あとはG2、G3から。
こちらは掲示板を外している馬も多いのが面白いところ。
さらに札幌日経OP(2頭)、準OP勝ち(1頭)からの3着もあります。
59キロの実力馬が強いのも特徴で〔341〕。
牝馬57キロを合わせると〔441〕。
ここはやはり実績がモノを言うようです。
年齢別に見ておくと、3歳〔201〕、4歳〔253〕、5歳〔423〕、
6歳〔213〕、7歳〔020〕と、
比較的まんべんなく好走しているようです。
最後に過去の好走馬が再びの好走を見せるのも特徴で、
97年勝ったシルクジャスティス、翌年3着。
98年2着メジロブライト、翌年優勝。
99年3着テイエムオペラオー、00、01年連覇。
00年2着ナリタトップロード、02年優勝。
02年3着タップダンスシチー、翌年優勝。
05年3着ファストタテヤマ、06年2着。
今年は去年の1、2、3着
(スイープトウショウ、ファストタテヤマ、トウショウナイト)が出走登録。
果たして?
毎日王冠もそうですが、今年は休養馬の仕上がりがカギ。
スプリンターズSも順調に使った組でしたもんね。
休み明けの実績馬をどう見るか、そこが馬券の大きなポイントになりそうです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.9.27
土曜日に阪神競馬場で行われるシリウスSは、
今年からダート2000m戦に変わりました。
昨年までの1400m戦とは大きく条件が変わるので、
今年はデータ分析は割愛させてもらいます。
来年からジャパンカップ・ダートが阪神2000mで行われることになるとか。
そうなれば重要なステップレースになること間違いなしです。
どんな結果になるか、今年から要注目です。

スプリンターズS(日曜・中山)
秋のG1初戦。芝1200m戦。
12月の施行から10月に移動したのが00年のこと。
さらに新潟で行われた02年を除く、データは過去6回です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔023〕、3番人気は〔011〕。
2、3番人気に勝ちがないのは気になるところ。
6番人気以下〔112〕、2ケタ人気馬〔111〕。
穴と狙うなら徹底的な穴馬を狙えということでしょうか。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
ただし残る3回も2400円、3000円、5920円と波乱含みのG1なんです。
ステップレースを見ていきましょう。
もっともいいのがセントウルS組で〔323〕。
3着以内のほぼ半数がこのステップ。
意外や着順、人気は不問ですが、
掲示板を外していた馬(2頭)のその前のレースは重賞で2着です。
この辺が取捨選択の目安になるかも知れません。
アイビスSD勝ち馬〔110〕。
安田記念以来の馬〔201〕。こちらは着順、人気不問です。
牝馬は意外と苦戦していて〔020〕。
セン馬は〔201〕ですが、みんな外国馬でした。
ちなみに今年は外国馬の参加はありません。
年齢別に見ていくと、3歳〔001〕、4歳〔101〕、5歳〔150〕、
6歳〔313〕、7歳〔101〕と、6、5歳馬がいいようです。
3歳馬はまだ成長途上?
12月に行われていた時は勝ち馬も出ていたのですが、その後さっぱり。
去年タガノバスティーユが3着に追い込みアッと驚く
3連単260万馬券を演出しましたが、
好走例はそれだけ。
今年は3歳世代のレベルの高さが、特に牝馬において言われてますが、
果たしてどうでしょうか?
脚質的には“前+後”。4コーナー先頭〔310〕、
4コーナー2ケタ番手〔223〕です。
逃げ、先行ばかりに注目していると、とんでもない伏兵の突っ込みがあるかも。
注意して下さいね。

札幌2歳S(土曜・札幌)
今年の北海道開催のラストを飾る2歳重賞。芝1800m戦です。
過去10年、1番人気は〔412〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔011〕。
こちらも人気上位馬で信頼できるのは1番人気馬だけといった感じ。
6番人気以下〔362〕、2ケタ人気馬〔220〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
この万馬券も、2万馬券2本に10万馬券1本。波乱の2歳重賞です。
ステップレースは、重賞の函館2歳Sから〔102〕。
勝ち馬2頭、3番人気13着1頭。
OP特別からは、まずクローバー賞組〔302〕。すべて連対馬。
コスモス賞組〔312〕。連対5頭、3番人気5着1頭。
ひまわり賞勝ち馬の〔001〕というのもあります。
平場の500万から〔011〕。勝ち馬と4番人気6着の馬。
ただしこれらすべてに共通するのは、
前走連を外していた馬は前々走は1着もしくは
1番人気だったということなんです。覚えておいて下さい。
新馬からは〔230〕。3番人気までが4頭、5番人気1頭。
2戦目の新馬も含む未勝利からは〔152〕。
3番人気まで7頭、5番人気1頭。この未勝利組の前々走を見てみると、
2着だった馬6頭、残る2頭は3番人気8着と2番人気4着でした。
前々走で人気着順共に低かった馬は好走が難しいということでしょうか。
牝馬は〔034〕と苦戦。勝ち馬はすべて牡馬。話題の牝馬は果たして?
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.9.21
神戸新聞杯(日曜・阪神)
今年から2F延長されて2400m戦となった菊花賞TR。
3着までに優先出走権が与えられます。
中京で行われた昨年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔522〕、2番人気は〔124〕、3番人気は〔220〕。
1番人気馬は馬券圏内100%!また1〜3番人気で〔866〕ですから、
無謀な穴狙いは避けたいレースです。
6番人気以下〔012〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ6回に1000円台が2回。
最高で5番人気と4番人気で決まった98年の6790円ですから、
実に堅いレースと覚えておきましょう。
さてステップレースですが、
日本ダービー出走組(宝塚記念経由含む)には条件があって、
そのダービーは4番人気まで、または3着以内。
これがこのレース好走の条件。
その他の重賞だと勝ち、もしくは負けてる場合はさらにその前のレースでの勝ち必須。
このことは条件戦からの参戦馬にも言え、前走勝っていればいいのですが、
勝てていない場合、前々走の勝ちは必須なんです。
なお、前走500万クラス出走馬に好走例がないことを付け加えておきましょう。
前走は1000万クラス以上ですからね。
今年もこのデータで数頭にまで絞り込むことができます。
穴はその中で人気下位の馬ということになりますか。
よかったらやってみて下さい。

オールカマー(日曜・中山)
芝2200m戦。新潟で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔401〕、2番人気は〔131〕、3番人気は〔121〕。
ここはもうひとつ、4番人気が〔240〕と頑張っているんです。
6番人気以下〔105〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ3回、1000円台が5回。万馬券は無く、
9番人気と4番人気で決まった04年の7510円が最高配当。
こちらもあまり穴党向きのレースでは無さそうです。
ステップレース、主なところは、
まずG1以来(前年の有馬記念も含む)の馬が〔331〕。
人気、着順は不問です。
次に新潟記念の〔331〕、札幌記念の〔202〕、
関屋記念の〔110〕あたりが目立つところ。
こちらも人気、着順は不問です。
あとはOP特別3着以内からの2、3着があるものの、
条件戦からの馬が3着以内に1頭もいないのも特徴です。
脚質的には先行馬が圧倒的好成績。
年齢別では、3歳〔100〕、4歳〔222〕、5歳〔252〕、
6歳〔224〕、7歳〔200〕、8歳〔001〕。
連対という意味では5歳馬でしょうが、
4〜7歳が2勝ずつというのも興味深いところです。
このレース、データ的に馬券を組み立てるとすると、
人気面からが面白いんです。
先程、4番人気が頑張ってることは言いましたが、
実は2着の9頭は2〜4番人気の馬が独占。
また、3着に6番人気以下が5頭いますが、
これらは6番人気が3頭と、7番人気が2頭なんです。
だから3連単はフォーメーションがお勧めで、1着に1〜4番人気の馬、
2着に2〜4番人気の馬、3着に1〜3番人気と6、7番人気の馬。
これで遊んでみるのはいかが?
レース名が「なんでも来い」の“オールカマー”ですから、
予想もなんでもありかも知れませんョ。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.9.13
セントライト記念(日曜・中山)
菊花賞TRの芝2200m戦。3着までの馬に優先出走権が与えられます。
新潟で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔231〕、2番人気は〔131〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔325〕、2ケタ人気馬は〔201〕。
意外と波乱の重賞で、馬連3ケタ2回、万馬券2本。
ステップレースを見てみると、春のG1、日本ダービーから〔232〕。
着順、人気は不問です。
初夏のラジオNIKKEI賞から〔101〕。この2頭は共に勝ち馬。
条件戦を走っていた上がり馬、まずは準OPから〔010〕。これは2着の馬。
1000万から〔154〕。勝ち馬5頭、2着馬1頭、3着馬1頭。
残る3頭は11、4、6着(6、8、3番人気)で、セントライト記念では3着に。
当然人気もなく、7、11、9番人気と、馬券を難しくしています。
逆に連対なら3着までと覚えておくといいのかも知れません。
500万からも〔302〕。勝ってなくても2着までOK。
ただし、必ず1、2番人気と高い支持は集めていました。
9回中7回は1、2番人気のいずれかが連絡み。
上位人気馬と伏兵の組み合わせ。
03年は3番人気と8番人気、昨年は12番人気と4番人気の決着でしたが、
それでもまずまずの人馬と伏兵の組み合わせということになります。
これがセントライト記念の馬券の特徴。
春の実績馬vs上がり馬。今年の前哨戦はどちらに軍配が上がるのか、注目です。

エルムS(日曜・札幌)
ダート1800m戦。
過去10年、1番人気は〔330〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔003〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回、万馬券なし。5番人気と7番人気で決まった去年の5110円が最高配当。
フルゲート13頭ですから、頭数的にもそう大きくは荒れないようです。
ステップレースは実にさまざま。
中で目立って好相性なのが函館のOP特別、マリーンS組で〔332〕。
この8頭中7頭が3着以内だった馬。
例外の1頭は、3番人気6着からエルムS3着に来ています。
今年は馬インフルエンザの影響で、
交流重賞が地方限定になったこともあり、逆に比較はしやすいかも。
マリーンS以外のOP特別組は、
人気で負けた馬の巻き返しがしばしば見られるので注意が必要。
準OPからは4着以内の馬に連対ありも勝ちは無し。
1000万下、1番人気1着だった馬の3着があります。
3ケ月以上の休み明けが〔521〕。
休み明けでも実力馬は走りますからね。仕上がりに注意です。
牝馬はわずかに1勝。苦戦の傾向にあり。
脚質的には圧倒的に先行馬優勢。
最後に年齢別に見ておくと、3歳〔101〕、4歳〔531〕、
5歳〔161〕、6歳〔306〕、7歳〔011〕。
勝ちなら4歳、2着なら5歳、3着なら6歳と傾向がくっきり。
ちなみに4、5、6歳の順でのワンツースリーは3回あります。

ローズS(土曜・阪神)
牝馬限定戦。今年から1F短縮され、芝1800m戦となった秋華賞TR。
3着までの馬に優先出走権が与えられます。
中京で行われた昨年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔124〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に万馬券なし。
最高配当は04年、5番人気と6番人気の9130円です。
ステップレースを見て行きましょう。
オークス以来という馬〔431〕。5番人気または5着までの馬。
NHKマイルC以来の馬〔011〕。これは共に勝ち馬。
ラジオNIKKEI賞2着の馬が〔010〕。
8月のクイーンSから〔120〕。着順、人気は不問です。
条件戦からは、1000万から〔324〕。勝ちが6頭、2着2頭、3着1頭。
500万から〔102〕。これはすべて勝ち馬です。
こちらも春のG1路線を戦ってきた馬vs上がり馬。
勝つのは比較的人気上位の馬で、1〜3番人気が9年で7勝。
残る2頭も5、6番人気。
05年こそ春の実績馬の上位独占でしたが、
馬券的には両方をうまく組み合わせるのがコツかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.9.8
京王杯AH(日曜・中山)
芝1600mのハンデ戦。新潟で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔302〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔345〕、2ケタ人気馬は〔101〕。
馬連3ケタ2回、万馬券3本。波乱のハンデ戦と言えそうです。
トップハンデ馬は9回で13頭いて〔115〕。
連対という意味では今ひとつも、半数以上が馬券圏内。
掲示板を外したのはわずかに2頭ですから、
頑張ってると言っていいのではないでしょうか。
牝馬の49キロ、牡馬の51キロが1頭ずつ、
53キロの2頭が3着以内にいますが、その他はハンデ54キロ以上の馬ばかり。
ある程度は背負わされている方がいいようです。
ステップレースは実に様々で、馬券圏内に2頭以上を送り込んでいるのは、
関屋記念〔044〕、安田記念以来の馬が〔101〕、クイーンS〔011〕。
準OPは勝ち馬と2番人気(9着)で〔020〕、
1000万から1番人気1着が〔200〕。
あとはダートからも勝ち馬が2頭いるし、
距離も1000〜2000mとまちまち。なかなか絞りづらいようです。
逃げ馬がここ4年連続連対中。牝馬は〔112〕とやや苦戦。
このあたりも特徴でしょうか。
最後に年齢別に見ておきましょう。3歳〔111〕、4歳〔514〕、
5歳〔242〕、6歳〔110〕、7歳〔022〕。
5、4歳馬中心も、ベテランの頑張りが穴を開けます。覚えておいて下さい。

セントウルS(日曜・阪神)
サマースプリントシリーズの最終戦。芝1200m戦。
この1200mになったのが00年のこと。
また去年は中京で行われたので、データはこれを除く、過去6回で見ていきましょう。
1番人気は〔222〕、2番人気も〔222〕。
つまり、1、2番人気共に馬券圏内パーフェクト。
実は去年も1、2番人気でのワンツーだったので、
これはこのレースの大きな特徴と考えてもいいでしょう。
じゃもう1頭はどんな馬が割って入るのかというと、
3、4、5、8番人気の馬が1頭ずつに、6番人気が2頭です。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
最高で01年の3230円ですから、
あまり無謀な穴狙いはおすすめできないレースでもあります。
ステップレースなんですが、まずは函館SS組で〔112〕。
人気、着順は不問です。
次に小倉日経OPから1番人気または1着だった馬〔310〕なんですが、
このレース、今は1800m戦になってます。
ところが今年は馬インフルエンザによる中止で
準OPの小倉日経賞として行われました。
混同しないように注意して下さい。
さらに北九州短距離Sからも〔201〕なんですが、
これまた今はOPではなく準OP戦。
でもやはり準OPのレースとして行われた
02年の勝ち馬ビリーヴが見事にセントウルSも制していますからね。
近走スプリント戦好走の勢いというのは軽視できないということなんでしょう。
ちなみに前々走で条件は別にしてこの2つのレースを走った馬が〔302〕。
1着または1、2番人気で悪くても3着だった馬です。覚えておいて下さい。
これらOP特別の代わりとなるのはやはり
スプリント重賞になった北九州記念でしょうね。
ちなみに直線1000mのアイビスSDからは
1番人気または1着馬が〔002〕というのを付け加えておきましょう。
準OP、1000万からは1番人気1着だった馬のみに好走が許され、
3ケ月以上の休み明けは2着が精一杯。これもポイントのひとつでしょう。
牝馬〔420〕、牡馬〔246〕と勝ち馬では牝馬に軍配が上がっています。
また59キロ(牝馬57キロ)の実力馬が〔032〕。
これを頑張っていると見るか、過信は禁物と見るかは人それぞれかも知れませんね。
好走馬に同じ名前が並ぶのも特徴で、カルストンライトオ(01、02年3着)、
ビリーヴ(02年1着、03年2着)、ゴールデンキャスト(04、05年連覇)などがあります。
今年は7歳になったゴールデンキャストがエントリー。
もしかすると阪神芝1200mの鬼?
果たしてどんな走りを見せてくれるか注目です。
最後に年齢別に見ておきましょう。3歳〔011〕、4歳〔413〕、
5歳〔221〕、6歳〔010〕、7歳〔011〕。
勝ち馬は4、5歳の2世代のみとなっています。参考にして下さい。

朝日CC(土曜・阪神)
芝2000m戦。中京で行われた昨年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔413〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔011〕。
6番人気以下〔042〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券が1本です。
1、2番人気でのワンツーは一度もないんですが、
1、2番人気が共に連を外したのもわずかに1回だけ。
軸は人気馬で相手ひと捻りといった感じのレースです。
ステップレースなんですが、一番の好相性が小倉記念組で〔342〕。
うち7頭が掲示板、うち6頭が人気も5番人気までの馬でした。
あとは札幌記念から〔021〕、函館記念から〔100〕。
共に人気、着順は不問です。
その他、重賞からだと、ダービーや宝塚記念以来の馬、
エプソムC、マーメイドS組などもいます。
準OPからですと1番人気で1着または2着の馬〔102〕。
1000万1番人気1着の馬〔010〕。
牝馬は〔112〕と苦戦の傾向。98年以来連対はありません。
ここも最後は年齢別に。3歳〔102〕、4歳〔422〕、
5歳〔453〕、6歳〔020〕、7歳〔002〕となっています。
5歳、4歳の順にいいようです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.8.31
中止、代替になった札幌記念が今週行なわれます。
文章は先日UPしたものとほぼ同じですが、改めて掲載しておきます。
サマー2000シリーズの最終戦。
各陣営の本気度も考えて馬券検討に生かして下さいね。
まずはその札幌記念から。

札幌記念(日曜・札幌)
芝2000m戦。サマー2000シリーズ、唯一のG2。
過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔341〕、
3番人気は〔003〕と、1、2番人気がいいんです。
05年を除く9回で毎回1、2番人気馬がどちらか連絡み。
そのワンツーは4回、馬券圏内に2頭ともが入ったのは7回あります。
逆に3番人気は3着に3頭だけ。
信頼するなら1、2番人気馬ということでしょう。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ4回に万馬券2本。うち1本は3万馬券。
勝ち馬も1、2番以外は8番人気と9番人気ですから、
両極端な重賞と言えるでしょう。
ステップレースを見てみると、久々の馬がかなり好走しています。
秋に向けて一足早く、涼しい北海道のG2から始動しようという実力馬が多いようで、
前走G1から〔513〕、G2から〔020〕G3から〔354〕。
これらは人気、着順を問いません。
中ではG1ダービーからの〔201〕、G3函館記念からの〔241〕、
同じくG3クイーンSからの〔111〕が目立つ感じ。
OP特別からは〔121〕で、これらはすべて3着以内。
条件戦からの好走例はありません。
07、08年とエアグルーヴが連覇。
従いまして勝ち馬は10年で9頭なんですが、うち8頭が重賞勝ち馬。
例外は01年の3歳エアエミネムで、こちらの前走はOP特別の巴賞勝ちでした。
格の必要な重賞だということでしょう。
また牝馬が頑張っていて〔531〕。
先のクイーンSはもちろん、9頭中8頭が前走掲示板。
例外の1頭は有馬記念6着から勝った02のテイエムオーシャンです。
前走好走の牝馬に要注意です。
年齢別に見てみましょう。3歳〔301〕、4歳〔333〕、5歳〔354〕、
6歳〔021〕、7歳〔101〕となっています。
5、4、3歳の順で好成績。
3歳馬はダービーから、もしくは古馬混合戦(巴賞)の1着馬。
参考にして下さいね。

新潟2歳S(日曜・新潟)
芝1600m戦。
新潟競馬場が改装なった01年は1400mで行われ、翌年からマイル戦に。
従いまして、データはマイルになった過去5回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔302〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔011〕。
1番人気馬は馬券圏内パーフェクト。
6番人気以下〔022〕、2ケタ人気馬〔011〕。
05年は1、2、3番人気でのワンツースリー。
でも残る4回は6番人気以下の伏兵が毎回馬券圏内に突っ込んできています。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
比較的堅い決着と言っていいかも知れません。
ステップレースは3種類。
新馬、未勝利(2戦目の新馬を含む)、ダリア賞、すべて芝のレースでした。
まずは新馬から〔321〕、未勝利から〔031〕、ダリア賞から〔203〕。
面白いのは3着以内の15頭、前走がこの中のどの条件であろうと、
例外なく“勝ち馬”なんですね。
新馬、未勝利は当然ながら、ダリア賞からも勝ち馬のみが好走。
言い方を変えると、ダリア賞勝ち馬は新潟2歳Sで
馬券圏内パーフェクトと言うことができます。
ところが今年はその勝ち馬が出走してきません。
果たして法則は崩れるのでしょうか?注目です。
3着までを牡馬または牝馬が独占したことはありません。
牝馬は〔141〕で、毎回必ず1頭連に絡んでいます。
馬連、馬単は牡馬牝馬の組み合わせがお勧めです。
最後に脚質ですが、逃げて3着以内に頑張ったのは、
去年の1番人気マイネルレーニアの3着のみ。
長い直線をフルに生かす、差し追い込みタイプを狙いたいレースです。

小倉2歳S(日曜・小倉)
こちらは芝1200m戦。
京都で行われた98年を除く、データは過去9回で見ていきましょう。
ちなみに00年は3着同着。3着馬は9回で10頭います。ご注意下さい。
1番人気は〔201〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔211〕。
6番人気以下〔225〕、うち2ケタ人気馬は〔202〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
新潟よりも荒れるのは小倉?そんなイメージです。
ステップレースはこちらも3つ。
新馬、未勝利(2戦目の新馬を含む)、フェニックス賞で、
こちらはダートからの好走例もあります。
まずは新馬から〔431〕、未勝利から〔445〕、
フェニックス賞から〔124〕。ちなみにダートからは〔011〕です。
その前走、フェニックス賞組のみ、
負けからの巻き返しが許されていて、3着以内ならOK。
1頭例外は3番人気5着だった馬。
ゆえに「3着以内または3番人気まで」と括っておくのがいいのかも知れません。
こちらは牝馬が大活躍!
牝馬の1〜3着独占1回を含む〔736〕と、
牡馬を大きく上回っているのです。
逃げも残れば追い込みも決まる。
メンバーを見て、展開を組み立ててみて下さいね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.8.22
今週(25、26日)は競馬を開催するとの発表がありました。
また中止になった重賞ですが、札幌記念は9月2日に、
新潟JSは9月1日に代替で行なうそうです。
まだまだ予断は許しませんが、ひとまずホッとしたといった感じでしょうか。

新潟記念(日曜・新潟)
芝2000mのハンデ戦。サマー2000シリーズの、本来ならば最終戦。
新潟競馬場が改装されたのが01年のこと。
従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔120〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔310〕。
勝ち馬6頭中5頭が3番人気以内。去年初めて6番人気の馬が勝ちました。
その6番人気以下〔115〕、2ケタ人気馬〔001〕。
逆に3着には6年で5頭が6番人気以下。
上位3番人気までの馬の3着はありません。
馬連3ケタ1回に万馬券なし。しかし3着伏兵ですから、
3連複、3連単は大きな配当になりやすいようです。
ステップレースから見て行きましょう。
2頭以上を3着以内に送り込んでいるのは3つの記念レース。
函館記念から〔110〕、小倉記念から〔011〕、関屋記念から〔110〕。
そして準OPから〔101〕、これは1番人気1着と3番人気5着の馬。
1000万から〔110〕、こちらは共に1番人気1着の馬です。
他の重賞やOP特別からも好走馬が出ていますが、
現在1200m戦に変わった北九州記念を除くと、
どのレースであろうと「前走5着以内または5番人気以内」、
この条件は満たしています。覚えておいて下さい。
トップハンデは6年で8頭いて〔002〕と苦戦の傾向。
男馬は7歳53キロでの3着が1頭いますが、
それ以外は54キロ以上とそこそこ背負わされている馬がいいようです。
逆に牝馬は〔210〕。これら3頭は51、52キロと軽ハンデ。
人気は2〜4番人気でした。
すなわち軽ハンデで人気を集める牝馬なら狙いということになります。
年齢別に見てみると、4歳〔221〕、5歳〔232〕、
6歳〔212〕、7歳〔001〕。基本的には4〜6歳の3世代が中心。
脚質的には差し追い込みの天下。
間隔が開いたことで、芝の具合がどうかですが、新潟向きの差し馬に注意が必要です。

キーンランドC(日曜・札幌)
今年で2回目となる芝1200mのG3。サマースプリント・シリーズの第4戦。
第1回の昨年は牝馬のワンツースリー。
1着4番人気チアフルスマイル(6歳54キロ)、
2着1番人気シーイズトウショウ(6歳55キロ)、
3着2番人気ビーナスライン(5歳54キロ)。
2番手から抜け出しを図ったシーイズトウショウを後方からチアフルスマイルが差し切り、
出遅れたビーナスラインが3着に追い込んだ競馬。
4着も最速の上がりで突っ込んできたブルーショットガンだったので、
ペースはそう早くなくても差し追い込みの競馬になったようです。
チアフルスマイルはクイーンS5着馬。1800mからの距離短縮もなんのその。
レベルが高くなりつつあるクイーンS組。
今年は出走がありませんが、今後も注意が必要でしょう。
またシーイズトウショウとビーナスラインは函館SSの2、1着馬。
洋芝短距離戦への適性も大切ということでしょう。
ただし今年は馬インフルエンザの影響で中間順調に調整ができたかどうか?
デリケートな牝馬だけに、
そのあたりをしっかりチェックしてから馬券を買いたいところです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.8.15
札幌記念(日曜・札幌)
芝2000m戦。サマー2000シリーズ、唯一のG2。
過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔341〕、
3番人気は〔003〕と、1、2番人気がいいんですね。
05年を除く9回で毎回1、2番人気馬がどちらか連絡み。
そのワンツーは4回、馬券圏内に2頭ともが入ったのは7回あります。
逆に3番人気は3着に3頭だけ。
信頼するなら1、2番人気馬ということでしょう。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ4回に万馬券2本。うち1本は3万馬券。
勝ち馬も1、2番以外は8番人気と9番人気ですから、
両極端な重賞と言えるでしょう。
ステップレースを見てみると、久々の馬がかなりいるんですね。
秋に向けて一足早く、
涼しい北海道のG2から始動しようという実力馬が多いようで、
前走G1から〔513〕、G2から〔020〕G3から〔354〕。
これらは人気、着順を問いません。
中ではG1ダービーからの〔201〕、
G3函館記念からの〔241〕、
同じくG3クイーンSからの〔111〕が目立つ感じ。
OP特別からは〔121〕で、これらはすべて3着以内。
条件戦からの好走例はありません。
07、08年とエアグルーヴが連覇。
従いまして勝ち馬は10年で9頭なんですが、
うち8頭が重賞勝ち馬。
例外は01年の3歳エアエミネムで、
こちらの前走はOP特別の巴賞勝ちでした。
格の必要な重賞だということでしょう。
また牝馬が頑張っていて〔531〕。
先のクイーンSはもちろん、9頭中8頭が前走掲示板。
例外の1頭は有馬記念6着から勝った02のテイエムオーシャンです。
前走好走の牝馬に要注意です。
年齢別に見てみましょう。3歳〔301〕、4歳〔333〕、
5歳〔354〕、6歳〔021〕、7歳〔101〕となっています。
5、4、3歳の順で好成績。
3歳馬はダービーから、もしくは古馬混合戦(巴賞)を1着の馬。
参考にして下さいね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.8.9
クイーンS(札幌・日曜)
芝1800mの牝馬限定戦。夏の札幌で古馬混合になったのが00年のこと。
従いましてデータは過去7年です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔103〕。
6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタなし、万馬券1本。波乱サイドの重賞です。
ステップレースを見て行きましょう。
マーメイドS組〔312〕。
うち2着馬3頭、1番人気に推されていた馬(5、8着)2頭です。
エプソムC組〔120〕。人気、着順は不問。
オークスから〔102〕。こちらも不問。
その他、重賞からは、有馬記念、福島牝馬Sから2着が、
関東オークス、愛知杯から3着がそれぞれ1頭ずつ出ています。
OP特別からは〔100〕。これは米子Sを3番人気2着だった馬。
準OPからは〔100〕、1000万からは〔021〕。
条件戦からは勝ち馬のみの好走となっています。
年齢別に見てみると、3歳〔113〕、4歳〔521〕、5歳〔143〕と、
3着以内はこの3世代だけ。ちなみに3歳馬はオークスからの3頭と、
関東オークス1番人気1着と、1000万1着の馬です。
勝ち馬の斤量は55キロまで。
重い斤量は実力の証しなんですが、ここでは56、58キロが2着に、
59キロが3着にそれぞれ1頭ずついるだけなんですね。
あとは52キロが〔113〕。
それ以外は55キロの馬が13頭と、馬券圏内21頭の約3分の2を占めているんです。
もうひとつ特徴といえば、同じ馬が再びの好走を見せることでしょうか。
具体的には、01年2着ダイヤモンドビコー、翌02年も2着。
03年勝ったオースミハルカ、04年連覇。
04年3着ヤマニンシュクル、06年2着。
05年勝ったレクレドール、06年3着です。覚えておいて下さいね。
開幕週の小回り札幌、逃げ馬がとにかく好成績で4勝を挙げています。
また逃げていなくても、4コーナーで先頭に立った馬が2勝。
先手必勝を念頭に馬券を組み立てたいレースです。

北九州記念(小倉・日曜)
サマースプリントシリーズの第3戦。
昨年から1200mのハンデ戦になり、ガラリとその性格を変えたレース。
ゆえにデータは昨年のみです。
その昨年は11番人気の伏兵、4歳牝馬のコスモフォーチュンが優勝。
ハンデは52キロでした。
トップハンデ(58キロ)は2頭いて、そのうちの1頭、
6歳のゴールデンキャストが2着。
もう1頭のリミットレスビッドは5着。 3着は56キロの4歳馬、ホーマンテキーラでした。
勝ったコスモフォーチュンは、前走1000万特別を勝ったばかり。
この時期、この勢いは大きなポイントで、
ハンデもそう重くならないだけに侮れない存在となるのです。
2着ゴールデンキャストは北九州短距離S勝ちから。
3着ホーマンテキーラはアイビスSD4着からでした。
特に北九州短距離Sは同じ小倉の1200m戦ですからね。
好走馬はやはり注目せざるを得ないということでしょうか。
あとは“夏の上がり馬”。その勢いを買いたいレースです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.8.4
関屋記念(日曜・新潟)
芝1600m戦。福島で行われた00年を除く、データは過去9回です。
なお05年は3着同着。従いまして、3着馬は9回で10頭います。
1番人気は〔314〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔262〕、うち2ケタ人気馬〔123〕。
2着に6番人気以下が6頭というのがひとつの特徴。
ちなみに4、5番人気も1頭ずつ2着に来ていることから、
3連単のある現在の馬券なら、
2着に伏兵を置いてみるのも面白い買い方かも知れませんね。
馬連3ケタ1回、万馬券2本。
1000円台が1度もないのですから、波乱の重賞と言っていいでしょう。
ステップレースを見てみると、G1(安田記念)から〔022〕、
G2から〔110〕、G3から〔331〕、OP特別から〔435〕。
G3組とOP特別組がいいようですね。いずれも人気、着順は不問です。
準OP、1000万下からは共に1番人気で1着だった馬が1勝ずつ。
条件戦組は1番人気での勝ち必須ということでしょう。
牝馬は〔200〕、セン馬が〔210〕と、
合わせると勝ち馬の4割と頑張っています。
狙うなら思い切って頭からということでしょうか。
最後に年齢別に見てみると、4歳〔415〕、5歳〔252〕、
6歳〔101〕、7歳〔232〕。
7歳馬の頑張りに要注目。ベテランの健闘には注意が必要なようです。

函館2歳S(日曜・函館)
函館開催のラストを飾る2歳最初の重賞競走。芝1200m戦。
過去10年、1番人気は〔041〕、2番人気は〔400〕、
3番人気は〔310〕。6番人気以下〔336〕、
2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ3回に万馬券1本。
1番人気が勝てず(今年はエイブルベガがジンクスに挑戦?)、
2000円台3回に、3000円台、4000円台がそれぞれ1回ずつということで、
馬券はひと捻りが必要かも知れません。
前走は、新馬勝ち、未勝利勝ち、ラベンダー賞出走の3通り。
ラベンダー賞組は〔332〕。
連対馬が7頭、残る1頭は1番人気3着の馬でした。
なお地方馬が連に絡むなら栄冠賞での連対必須。
3着には栄冠賞3番人気4着だった馬が1頭います。
ラベンダー賞勝ちのハートオブクィーンは栄冠賞6着。
少々嫌なデータです。
新馬が1発勝負になった03年以降、新馬勝ちが〔333〕。
うち8頭が1番人気での勝利でした。例外の1頭は3番人気での勝ち馬。
未勝利勝ち即というのは3着に1頭のみ。
3番人気で勝ち上がった馬です。
前走ダート組は2、3着に1頭ずつ。
いるにはいますが、苦戦の傾向は否めません。
ちなみにこの4年に限れば、ラベンダー賞組も好走馬は3番人気以内。
とにかく前走、高い人気で馬券圏内に来ていた馬のみ
好走が許されるといった感じでしょうか。
牝馬は〔473〕と、牡馬と互角の成績。
毎年1頭は3着以内に入ってきます。
このことは逆に牡馬にも言えて、牡馬、牝馬の1〜3着独占はありません。
3連勝、3連単は牡牝を混ぜて買いたいですね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.7.29
小倉記念(日曜・小倉)
サマー2000シリーズの第2戦。
ハンデ戦になったのが00年のこと。
従ってデータは過去7年です。
1番人気は〔211〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔112〕。
6番人気以下〔024〕、出走頭数があまり多くないこともあってか、
2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ2回に万馬券なし。
4番人気と7番人気で決まった去年の9570円が一番の高配当。
ハンデ戦とはいえ、そう無謀な穴狙いはおすすめできないようです。
ステップレースを見て行きましょう。
一番の好相性は北九州記念組で〔312〕。
勝ち馬1頭、2着馬4頭、3着馬1頭。
その他の重賞からは、新潟大賞典、関谷記念、
1月の日経新春杯からの好走例があります。
OP特別からはダートも含め〔021〕。人気、着順は不問です。
準OPから〔003〕。1、2、4着だった馬たち。
意外やいいのが1000万勝ち馬で〔230〕。
これらすべて前走3番人気以内での勝ち。
勢い侮れずといった感じでしょうか。
ハンデ面では、トップハンデの馬が7年で7頭いて〔310〕。
頑張ってますよね。また0.5キロ付いてる馬が〔211〕と来てるんです。
ちょっと覚えておくといいかも知れませんね。
牝馬は〔012〕とやや苦戦?
年齢別では4歳〔122〕、5歳〔423〕、
6歳〔131〕、7歳〔100〕で、
9歳馬にも3着が1頭あります。
函館記念のエリモハリアーでわかったように、
やはり夏のローカル競馬はコース適性を重視しなくてはいけません。
チェックをお忘れなく!
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.7.19
函館記念(日曜・函館)
サマー2000シリーズ第3戦。芝2000mのハンデ重賞。
過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔221〕、
3番人気は〔011〕。
6番人気以下〔556〕、うち2ケタ人気馬〔143〕。
馬連3ケタ2回に万馬券5本。
その3ケタも共に950円と限りなく4ケタに近い3ケタ。
去年は1、2、3番人気馬でのワンツースリーでしたが、
それでもこの配当ですから、ハンデ戦らしい難解な1戦と言えるでしょう。
トップハンデは10年で10頭いて〔200〕。
58キロで勝った03年のエアエミネムがいますが、
それ以外の重いハンデでは57キロの2着が精一杯。
極端に軽い馬も来るには来てますが、
基本的にはソコソコ背負わされてる馬がいいということになります。
ステップレースを見ていきましょう。
圧倒的にいいのが巴賞組で〔454〕。
人気、着順、まったく不問です。
ここをしっかり狙ってくる函館得意の馬は、
巴賞を叩き台と割り切っているのかも知れませんね。
その他で2頭以上を馬券圏内に送り込んでいるのは新潟大賞典のみ。
2、3着だった馬が〔110〕となっています。
条件戦からの好走馬は、準OP1番人気1着の馬が〔001〕、
1000万1、2番人気1着の馬が〔012〕、
500万1番人気1着の馬が〔100〕。
高い人気で勝っていることが必要なようです。
先程の巴賞組でも、さらにその前を見てみると、
準OPで大敗している馬もいるぐらいですから、
函館独特の芝適性をチェックする必要がありそうです。
牝馬は〔122〕、セン馬は〔201〕。
共に注意は必要といったところでしょうか。 最後に年齢別に見ておくと、3歳〔000〕、
4歳〔312〕、5歳〔567〕、6歳〔221〕、
7歳〔010〕。5歳馬がいいようです。
迷ったら馬券圏内の5分の3を占める
5歳馬を狙ってみるのもいいかも知れませんね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.7.12
アイビスサマーダッシュ(日曜・新潟)
サマー・スプリント・シリーズ第2戦。芝直線1000m戦。
今年で迎えて7回目。データは過去6回です。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔302〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ2回に万馬券なし。
7番人気と3番人気で決まった、去年の5560円が最高配当。
それでも6、7番人気馬で3勝もしているように、
波乱の可能性も十分の重賞です。
なんといっても注目すべきは“牝馬の頑張り”。
〔442〕と3着以内の半数以上を牝馬が占めているのです。
年齢別に見ておくと、3歳〔212〕、
4歳〔121〕、5歳〔112〕、6歳〔221〕。
3歳馬の中でも牝馬が〔210〕。
51キロで走れる恩恵は、やはり大きいのかも知れませんね。
実は去年から約1ケ月の前倒し、新潟開幕週に行われるようになりました。
従って、ステップレースはだいぶ変わっています。
以前も準OPで掲示板を外した馬が勝ったり、
1000万で3着だった馬が3着に来たりもしているので、
格以上の何かがあると見るのがいいかも。
逆に前走の距離で見ると、マイルは2頭で重賞のみ、
1400m以下を走っていた馬が残り16頭
(1400m3頭、1200m9頭、1000m4頭)ですから、
やはりスプリント資質と、直線競馬への適性を重視すべきということでしょう。
ちなみに前走ダート戦からの3着以内はありません。
絶好の馬場状態。絶対的スピードが要求されるのかも知れませんね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.7.5
プロキオンS(日曜・阪神)
ダート1400m戦。6月の施行になったのが00年のこと。
昨年は京都で行われたので、これを除く、
データは過去6回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔510〕と連対パーフェクト!
2番人気は〔110〕、3番人気は〔001〕。
6番人気以下〔023〕、うち2ケタ人気馬は〔002〕。
勝ち馬は1、2番人気馬で占められ、馬連3ケタ3回に万馬券なし。
ところが3着には伏兵が来ることもあり、軸は人気馬で、
人気薄を絡めて3連複、3連単を狙ってみるのも手でしょうか。
ステップレースで目立つのは3つ。欅Sから〔234〕。
つまり3着以内18頭の半分がこのステップ。
次に地方交流のかきつばた記念から〔210〕。
栗東Sから〔111〕。
前走で3着を外していたのは5頭。
ただし勝ち馬6頭は前走勝ちが5頭、2着馬が1頭。
単は前走連対(できれば勝ち)の人気馬を狙えとデータは教えてくれています。
年齢別に見ると、
4歳〔132〕、5歳〔213〕、6歳〔211〕、7歳〔110〕。
牝馬も頑張っていて〔211〕。
ちなみに京都で行われた去年の覇者も牝馬のメイショウバトラーでした。
好調の波、夏の牝馬と、夏のレースらしい砂の重賞であること、
頭の中に置いておいて下さい。

七夕賞(日曜・福島)
夏の福島開催のラストを飾るハンデ戦。
サマー2000シリーズ第1弾。芝2000m戦です。
東京で行われた00年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔131〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔302〕と、
それぞれ人気の数字だけ勝っているのが面白いですよね。
裏を返せば人気上位になればなるほど不振ということでしょうか。
6番人気以下〔243〕、2ケタ人気馬は〔011〕。
馬連3ケタなく、万馬券2本。荒れるハンデ戦らしい配当となっています。
去年は1、3、2番人気の1、2、3着で、
「こんなの七夕賞じゃないよ」という声も聞かれましたが、
それでも馬連は1690円。
難解で人気が割れていたことがわかるでしょう。
トップハンデ馬は9年で11頭いて〔310〕。
まずまず頑張っています。
ステップレースを見ていくと、目立ったところは次の3つ。
エプソムC組が〔233〕、安田記念から〔220〕、
福島テレビOP(吾妻小富士OP)から〔112〕。
人気、着順は不問です。
また準OPから〔102〕。勝ち馬2頭と、5番人気9着という馬も。
さらに1000万下を1番人気で勝った馬が2着に1頭います。
年齢別では、4歳〔112〕、5歳〔323〕、
6歳〔312〕、7歳〔252〕と、
連対では実は7歳馬が最も好成績なんですね。
牝馬はなぜか大苦戦。
掲示板すらないこと、覚えておいて下さい。

 
 


 
 
 週末の重賞……2007.6.29
函館SS(日曜・函館)
夏の短距離チャンピオンを決めるサマースプリントシリーズの第1弾。
芝1200m戦。
過去10年、1番人気は〔330〕、
2番人気は〔330〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔147〕、2ケタ人気馬〔104〕。
1、2番人気のいずれかが必ず連対してるんですね。
ただし3着には伏兵が来やすい。この辺が特徴でしょうか。
馬連3ケタ3回に万馬券なし。
最高で7230円ですが、1000円台もなく、2000円台が4回に、
3000円台、5000円台も1回ずつと、ひと捻り必要なようです。
さらに3着伏兵となれば3連単、
3連複は大きな馬券になりやすいということ。
意外や穴党向きのレースかも知れません。
ステップレースを見て行きましょう。
15種類と多岐に渡るのですが、その中で2頭以上連対馬を出しているのは、
安田記念組〔211〕、高松宮記念組〔211〕、
バーデンバーデンC組〔123〕、テレビ愛知OP組〔112〕。
人気、着順共に不問です。
牝馬が強いのも特徴で、なんと〔532〕。
ちなみにセン馬も〔110〕。
このことは覚えておいて下さい。
以前好走した馬が再度好走する傾向にもあり、
00年優勝、01年2着、03年2着のタイキトレジャー。
00年3着、01年優勝のメジロダーリング。
04年、05年と連覇、06年2着のシーイズトウショウなどの例があります。
今年は、去年勝ったビーナスライン、3着のブルーショットガンの2頭が参戦。
どんな走りを見せてくれるか注目です。

ラジオNIKKEI賞(日曜・福島)
昨年、冠会社の社名変更と共にハンデ戦に変わった3歳限定重賞。
芝1800m戦。
その去年は56〜49キロのハンデで行われ、
結果、54、54、51キロの馬の1、2、3着。
トップハンデ1番人気のトウショウシロッコは4着でした。
昔は“残念ダービー”とも呼ばれていたのですが、
クラシックや重賞で好走してきた馬にはオツリがあるかどうかがカギ。
逆にG1や重賞を大敗してきた馬、あるいは500勝ち、
1000万やOPで連対してきた馬の勢いを買いたいところ。
特に古馬に混じっての勝ちには価値があること、覚えておいて下さい。
最後に、牝馬も3着ならOK。去年も3着は牝馬でした。
ハンデ戦になって、さらに上の着順が狙えるかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.6.21
宝塚記念(日曜・阪神)
春のGP。芝2200m戦。京都で行われた昨年を除く、データは過去9年です。
1番人気は〔520〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔023〕。
6番人気以下〔243〕、2ケタ人気馬〔100〕です。
馬連3ケタ3回に万馬券2本。波乱は近年になってから。
それまでは春のG1シーズンと夏競馬の狭間で有力馬の出走が限られ、
力関係がはっきりとしていたせいか堅い決着だったのですが、
ここに来て出走メンバーの質もアップ。
一筋縄では収まらなくなってきているようです。
ステップレースを見ていきましょう。
主なレースは4つ。
春の天皇賞から〔441〕、安田記念から〔300〕、
金鯱賞から〔232〕、目黒記念から〔011〕。
安田記念からの3頭の勝ち馬は何故かすべて2着馬。
安田記念勝ち馬はいいところがありません。
ダイワメジャーはそのジンクスを破れるか注目です。
金鯱賞組は連対必須。
人気も4番人気までと、高い支持での好走が必要なようです。
目黒記念組も3番人気以内でかつ3着までが条件。
前走の着順を見てみると、連対18頭中、3着を外していたのはただ1頭。
天皇賞8番人気5着から2着に来た05年のハーツクライのみ。
これを馬券圏内27頭に広げても、ハーツクライ以外にもう1頭、
天皇賞1番人気13着から3着に来た04年のリンカーンのみなんです。
天皇賞組は少し詳しく考査する必要がありそうですね。
人気面で見ても、馬券圏内27中、前走3番人気以内が21頭。
5番人気以内に広げると24頭。
残る3頭中2頭は天皇賞7番人気1着から優勝の03年ヒシミラクルと、
安田記念10番人気2着から優勝の05年スイープトウショウ。
前走を人気で好走していた馬を狙いたいところです。
ちなみにこの年初出走で3着以内に頑張ったのは、
有馬記念優勝以来となった05年ゼンノロブロイの3着のみ。
秋の古馬G13連覇の馬ですら3着止まり。
03年のシンボリクリスエスもこのステップで5着に敗れてますからね。
これは厳しいと考えた方が良さそうです。
ファン投票1位の馬は8頭出走して〔223〕。
みな3番人気までに推されていました。
3着に入れなかったのは先のシンボリクリスエスのみ。
ファン投票1位の馬は基本的には狙えると思っていいでしょう。
メイショウサムソンには追い風となるデータです。
今年はダービー1、2着の3歳牝馬、牡馬が参戦。
まさにグランプリにふさわしい顔ぶれとなりました。
レースが楽しみです!
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.6.15
マーメイドS(日曜・阪神)
昨年からハンデ戦に変わった牝馬限定のG3。芝2000m戦。
その去年は、軽ハンデ馬が上位を占める結果となりました。
1着49キロ、2着51キロ、3着も51キロ。
4着こそ56キロでしたが、以下7着まで、50、50、52キロです。
勝ったのは唯一参戦の3歳馬ソリッドプラチナム。
すごい脚で追い込んで、ハナ、クビ、クビの大接戦を制しましたが、
その去年の舞台は京都競馬場。
いかにも切れる牝馬には持ってこいのコースでした。
ところが今回は改修なった阪神競馬場。
同様の結果になるかどうかは少々疑問でもあります。
開幕週の阪神だけに、逆に軽量の逃げ、
先行馬を狙ってみるのも面白いかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.6.7
エプソムC(日曜・東京)
芝1800m戦。
過去10年、1番人気は〔303〕、
2番人気は〔020〕、3番人気は〔140〕。
6番人気以下〔345〕、2ケタ人気馬〔114〕。
10年で5回(99年は2頭)2ケタ人気馬が馬券圏内に来ています。
3連複、3連単には思い切った伏兵を入れてみるのもいいでしょう。
馬連3ケタ1回に、万馬券も1本。
ただし1000円台もわずかに1回だけで、
2000円、3000円、4000円、6000円、8000円台が1回ずつ、
5000円台が2回。荒れる重賞なんです。
ステップレースを見てみると、好相性のレースは3つ。
まずは新潟大賞典組で〔321〕。
連対もしくは3番人気までに推されていた馬。
次にOP特別の都大路S組で〔302〕、 そして京王杯SCから〔120〕。
この2つは人気、着順不問です。
また準OPからも〔111〕なんですが、3頭共に勝ち馬であることはもちろん、
2番人気までという高い支持を得ての勝利が必要となります。
年齢別に見てみると、4歳〔333〕、5歳〔723〕、
6歳〔022〕、7歳〔031〕、8歳〔001〕。
勝ち馬は4、5歳のみ。中でも5歳馬の活躍が圧倒的に目立ちます。
G1が終わったあとの1800mのG3。
ある意味、特別な立ち位置にあることが波乱を呼んでいるのかも知れません。
そのあたりを十分に考慮して馬券戦術を組み立てて下さいね。

CBC賞(日曜・中京)
昨年から春の中京最終週に移ってきたスプリント戦。
芝1200mのハンデ戦です。
昨年しかデータは無いのですが、
勝ったのは牝馬6歳のシーイズトウショウ、57キロ。
2着は1600万〜OP特別と連勝中だった5歳のワイルドシャウト、56キロ。
3着は7歳リミットレスビッドで、トップハンデの58キロ。
57キロのシーイズトウショウは牡馬に直せば59キロですから、
言ってみればトップハンデ馬。
1、3着が重いハンデの実績上位馬で、2着がそこそこ背負わされた上がり馬。
1年だけですが、ヒントはそのあたりにあるのかも知れません。
中京巧者であることはもちろん、外差しが果たして決まるのか、
最終週の馬場をしっかりチェックして取捨選択をしてみて下さい。

 
 


 
 
 週末の重賞……2007.6.1
安田記念(日曜・東京)
春のマイル王決定戦。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔010〕、
3番人気は〔103〕。上位人気馬大不振!
逆に6番人気以下〔563〕、2ケタ人気馬〔131〕。
馬連3ケタ1回に万馬券5本!つまり2回に1回は万馬券ですから、
波乱のG1と言っていいでしょう。
ステップレースを見てみると、
圧倒的に好相性なのが京王杯SC組で〔542〕。
11頭中7頭が3着以内、残る4頭中3頭が4番人気以内の馬でした。
マイラーズCから〔003〕、高松宮記念から〔101〕。
こちらは共に連対馬。
産経大阪杯から〔101〕。人気、着順は不問です。
あとはダートも含むマイルのOP特別連対馬または
1番人気馬の〔021〕などがあります。
外国馬は〔222〕。うち香港馬が5頭。
チャンピオンズマイル3着以内、
またはチェアマンズトロフィー連対馬ならOK。
京王杯SCをひと叩きという馬
(4番人気6着・UAE馬)の好走もありました。
年齢別に見ておくと、3歳〔001〕、4歳〔252〕、
5歳〔143〕、6歳〔504〕、7歳〔210〕。
波乱の続くG1戦線。
荒れると見たら堅いのか、
それとも輪をかけて高配当が飛び出すのか?穴党注目の1戦です。

2ユニコーンS(土曜・東京)
3歳限定のダート重賞。1600m戦です。
6月の施行に変わったのが01年のこと。
従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔111〕、うち2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタなく、万馬券もなし。
過去最高は4番人気と7番人気で決まった去年の5920円で、
1000円台が4回出ています。
去年初めて例外となりましたが、それまでは必ず1、2番人気が連絡み。
人気馬中心にひと捻り。これがこのレースの馬券のコツかも知れません。
ステップレースを見てみると、一番いいのが昇竜S組で〔213〕。
連対馬5頭、残る1頭は3番人気4着という馬。
芝のNHKマイルCから〔121〕。こちらは人気、着順不問。
他では兵庫CS連対馬〔021〕、端午S勝ち馬〔110〕などがあります。
前走着順に注目してみると、1着馬〔432〕、2着馬〔111〕。
ユニコーンS連対12頭の4分の3は、前走2着以内。
砂での勢いは大切なようで、2着を外していた残る6頭中5頭は、前走が芝のレース。
唯一の例外は昇竜S3番人気4着からユニコーンS3着の01年のアップアンドカマー。
芝なら巻き返し可、砂なら好走必須と覚えておいて下さい。

 
 


 
 
 週末の重賞……2007.5.25
「日本ダービー」(日曜・東京)
その世代のサラブレッドの頂点を決める1戦。芝2400m戦。
過去10年、1番人気は〔721〕、2番人気は〔110〕、
3番人気は〔142〕。
6番人気以下〔117〕、うち2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ6回、万馬券1本です。
人気面での特徴は1番人気馬がとにかく強く、勝率7割(現在6連勝中)、
連対率90%、馬券圏内100%であること、2番人気馬が不振であること。
もうひとつは10年で6番人気以下の馬が7頭も3着に来てるということ。
馬券はこのふたつを念頭に組み立てると面白いかも知れません。
ステップレースを見て行きましょう。
まずは圧倒的に皐月賞からの直行組で〔746〕。
皐月賞馬〔411〕、2着馬〔012〕、3着馬〔210〕。
皐月賞3着からNHKマイルC3着を経て
ダービーを制した02年のタニノギムレットの例もあります。
皐月賞で掲示板を外した馬のダービー3着以内は5頭。
これらの馬の前々走はOP特別か重賞で、3着以内か1番人気でした。
2走続けて人気も着順も悪い馬は不要ということでしょう。
TRの青葉賞勝ち馬が〔031〕、プリンシパルSは何故か勝ち馬ではなく2着馬が〔002〕。
00年から春に移って来た京都新聞杯勝ち馬が〔120〕。
NHKマイルCの1、3着馬が〔200〕。
ベンジャミンS勝ち馬が〔001〕です。
皐月賞以外なら勝ち馬か、NHKマイルC3着以内、
プリンシパルS連対馬のみが好走しているということになります。
1番人気がフサイチホウオーなら、もう1頭条件を満たす6番人気以下の馬を見つけて、
2頭軸の3連単フォーメーションで攻めるのも手でしょうね。

目黒記念(日曜・東京)
今年で121回目となる伝統のハンデ戦。3歳以上、芝2500m戦。
過去10年、1番人気は〔221〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔312〕。
6番人気以下〔334〕、2ケタ人気馬〔113〕です。
馬連3ケタ1回、万馬券3本。波乱含みのハンデ戦です。
ステップレースでまず目立つのは天皇賞組で〔532〕。
大敗からの巻き返しもあります。他の重賞(含むダート)からは〔042〕。
OP特別から〔223〕。
準OPから〔212〕、この5頭のうち勝ち馬は4頭。
1000万勝ち馬〔101〕です。
トップハンデ馬は10年で13頭いて〔232〕と健闘の部類。
3着までのハンデを見ると、52〜59キロ。
平均ハンデは、1着55.8キロ、2着56キロ、3着55.05キロ。
そこそこ背負わされていないとダメということでしょう。
ちなみにハンデの両極にいる52、59キロの好走馬は共に3着です。
最後に年齢別に見ておきましょう。
4歳〔342〕、5歳〔332〕、6歳〔334〕、
7歳〔101〕、8歳〔001〕。
4、5、6歳中心ですが、7、8歳は人気薄での好走。注意が必要かも知れません。

金鯱賞(土曜・中京)
こちらも3歳以上OPの芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔332〕、
2番人気は〔313〕、3番人気は〔302〕。
1〜3番人気で9勝、残る1勝も4番人気の馬と勝ち馬が堅いレース。
ところが、馬連3ケタ3回に万馬券1本と、
上位人気馬が勝っているにも関わらず、意外やひとひねり必要なレース。
1、2番人気でのワンツーはわずかに1回ですから。
6番人気以下〔033〕、2ケタ人気馬〔001〕です。
ステップは様々。格で分けると、G1から〔224〕、
G2から〔141〕、G3から〔241〕。
それと同じぐらいいいのが、OP特別組で〔502〕。
他では交流重賞から〔001〕、準OP勝ち馬〔001〕です。
おそらくそれ以上に中京巧者であることが重要で、
そういう馬は何度でも好走する傾向にあります。
この10年で、逃げ馬4勝、4角先頭2頭と、とにかく前々でレースを運べる馬が有利ということ。
年齢別では、4歳〔544〕、5歳〔242〕、6歳〔114〕、
7歳〔100〕、8歳〔110〕。
圧倒的に4歳馬。このことはちょっと頭に置いておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.5.18
オークス(日曜・東京)
牝馬クラシック第2弾。芝2400m戦。
過去10年、1番人気は〔212〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔334〕、うち2ケタ人気馬〔031〕。
馬連3ケタ1回に万馬券4本。
ただし1000円台もわずかに1回、4000円台が2回と、波乱の牝馬G1。
ステップレースですが、抜けて好相性なのが桜花賞組で〔786〕。
3着または3番人気までだった馬が13頭。
これを5着または5番人気までに広げると17頭に。
増えた4頭は前々走OP特別または重賞勝ちが3頭に重賞3着が1頭。
それ以外の4頭はというと、
前々走クイーンCまたはフラワーCで連対していた馬。
2走続けて人気も好走も無い馬はダメということになります。
あとはフローラSから〔113〕、
忘れな草賞から〔111〕で、共に3着以内だった馬。
去年初めてスイートピーS勝ちのカワカミプリンセスがオークスを制しているものの、
スイートピーSからの好走はそれだけ。
この4つのレース以外からのオークス3着以内はありません。
ただし今年は桜花賞馬の参戦もなく、好走データを満たす馬はごくわずか。
思わぬ伏兵の大駆けにも注意が必要でしょう。

東海S(日曜・中京)
ダート2300mの長丁場。
5月の中京開催での施行になったのが00年のこと。
従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔211〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔041〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。
ステップレースを見ていきましょう。
まずはアンタレスS組〔243〕。この8頭中、6頭は3着以内。
低人気、低着順からの巻き返しもあります。
過去の実績など、じっくり吟味して下さい。
次に地方交流重賞から〔224〕。
この8頭中、7頭が3着または3番人気以内だった馬。
残る1頭も含め、全馬掲示板は確保していました。
他にフェブラリーS、マーチS、仁川Sから優勝馬が出ていて、
準OP勝ちは2着に1頭いるのみ。
勢いだけでは通用しづらいレースのようです。
休み明けは、フェブラリーS以来のレースで勝った00年のファストフレンドが最長の3ヶ月。
できれば順調に使われてる馬から入りたいところです。
年齢別に見てみると、4歳〔022〕、5歳〔321〕、6歳〔333〕、
7歳〔001〕、8歳〔100〕と、5、6歳馬の天下。
また5月の中京になった00年から3年連続のレコード決着。
おととしも2分22秒6の好タイム。
早い時計を持つ先行馬を狙いたいレースです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.5.11
ヴィクトリアマイル(日曜・東京)
昨年新設された牝馬のG1。芝1600m戦。
去年は、2番人気ダンスインザムード、3番人気エアメサイア、
4番人気ディアデラノビアの1、2、3着。
その前走はそれぞれ、マイラーズC2着、阪神牝馬S2着、マイラーズC3着。
さらにその前は、マイルCS4着、中山記念3着、中山牝馬S2着。
いずれも4着以内で、牡馬に混じっても好走していることが共通点として挙げられます。
マイラーズCの時、
「ヴィクトリアマイルに出走する馬が出てくるようになり、牝馬の質が上がった」
と書きました。
その結果が昨年はある程度そのまま反映されました。
今年も2着スイープトウショウ、4着アドマイヤキッスには注意が必要でしょう。
あとは阪神牝馬S勝ちのジョリーダンスも関東馬には不利な阪神遠征での勝利。
これはすごいこと。
コイウタもダービー卿CTで男馬に混じっての2着ですから価値があります。
問題はカワカミプリンセス。
秋華賞以来の競馬がどうか、仕上がりに注目です。

京王杯SC(土曜・東京)
安田記念の前哨戦。芝1400m戦。
過去10年、1番人気は〔301〕、2番人気は〔312〕、3番人気は〔100〕。
ただし1番人気馬はこの7年連対なし。
6番人気以下〔255〕、2ケタ人気馬〔110〕。馬連3ケタなく、万馬券2本。
1000円台もわずかに2回と、波乱の重賞なんです。
好相性のステップ、まずはダービー卿CT組で〔233〕。
3着まで、または1番人気に推されていた馬ならOK。
1頭例外で6番人気5着から3着に来た去年のテレグノシスがいます。
この馬が例外的に狙えた理由は後述しますね。
もうひとつ、マイラーズCから〔223〕。こちらは人気、着順不問です。
このレース、キーワードは“勢い”と“実績”。
例えば、前々走で準OPを好走して、
前走準OP勝ちまたは重賞で好走した馬がここでも上位に来る。
これが“勢い”。ただし、2、3着に多いのがこのパターン。
じゃ勝つのは何かと言うと、“実績”のある馬。
57キロをベースに(牝馬は2キロ減)、この1年でG1を勝った馬は2キロ増。
だから牡馬のG1馬は59キロを背負わされるのですが、意外と響かないんですね。
もうひとつ。同じ名前が好走馬に並ぶのも特徴で、
98年3着ブラックホーク、00年2着、01年3着。
00年勝ったスティンガー、01年連覇。
03年勝ったテレグノシス、04年2着、05年3着、06年も3着(これが例外的に狙えた理由)。
05年2着オレハマッテルゼ、06年優勝です。
今年はそのオレハマッテルゼと去年2着のインセンティブガイが登録。
出てきたならマークが必要です。
牝馬も〔202〕と十分通用します。注意して下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.5.4
NHKマイルC(日曜・東京)
芝1600mで争われる3歳マイル王決定戦。
過去10年、1番人気は〔402〕、
2番人気は〔220〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔144〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ1回に万馬券も1本。
ただし6000円台、4000円台がそれぞれ2回ずつと難解なG1です。
ステップレースを見てみましょう。
皐月賞組は意外や苦戦で〔013〕。人気、着順は不問です。
TRのニュージーランドT組はよく〔462〕。
3着または5番人気までだったらOK。
ただし気をつけないといけないのが、
00年にこのレース、府中1400から中山1600に変わりました。
去年こそニュージーランドT組のワンツーになりましたが、
7年で〔241〕と3着以内の3分の1にとどまっている点は気になります。
明らかに以前の勢いはありません。
逆に毎日杯から〔300〕。
勝ち馬2頭、6番人気8着からの優勝もあります。
巻き返したこの馬は03年のウインクリューガー。
前走こそ8着でしたが、前々走はマイルの重賞、
アーリントンCを勝っていました。
その他、おととしワンツーを決めた桜花賞組(3着以内)が〔110〕、
スプリングS組(3着以内)が〔110〕。
OP特別組は〔103〕。
中でもマーガレットS勝ちまたは1番人気だった馬〔102〕です。
500万からはわずかに〔011〕というのを見ると、
このレースは勢いだけでは難しいのかも知れません。
牝馬も〔213〕と十分通用。
府中のマイルはスピードとスタミナ。
短いところに実績があるよりは長いところに好成績を残している方がいい。
それが2000mの毎日杯組の好走にも表れているのでしょう。
また府中実績もモノをいいます。チェックをお忘れなく。

京都新聞杯(土曜・京都)
東上最終切符と言われる3歳戦。
99年までは秋の菊花賞TRでしたが、00年からは春の施行となり、
02年からは1F延びて2200mの距離となりました。
2000m時代も含め、春の施行となった、
データは過去7年で見ていきましょう。
1番人気は〔101〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔352〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ1回に万馬券4本!
去年が8570円ですから、波乱の重賞なんです。
ステップレースを見てみましょう。
皐月賞から〔212〕。毎日杯から〔101〕。
スプリングSから〔101〕。これら人気、着順不問です。
OP特別の若草Sから〔102〕。掲示板ならOK。
実は最も好相性なのが500万(平場も含む)クラスの連対馬で〔252〕。
2200mになってからは去年1着のトーホウアランが前走1800m。
それ以外はすべて前走2000m以上。
中〜長距離の500万クラス連対の勢いに注意が必要です。
皐月賞“ソコソコ”の馬が1番人気になりますが飛ぶことも多く、過信は禁物。
脚質的には差し、追い込みの天下。
京都の直線で切れそうな馬を探して下さい!

新潟大賞典(土曜・新潟)
芝2000mのハンデ戦。左回りに改装なったのが02年。
従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔300〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔123〕、2ケタ人気馬〔013〕。
馬連3ケタなく、万馬券もなし。
1000円台も1回だけと、難解なハンデ戦です。
トップハンデ馬は5年で10頭いて〔111〕。53キロ以下の馬も〔002〕。
軽いハンデもあまり好走はしていないんですね。
ステップをレースの格別に見てみると、重賞から〔211〕、
OP特別から〔242〕、準OP勝ち〔101〕、1000万勝ち〔001〕。
中では04年に1〜3着を独占したOP特別のオーストラリアT組が〔121〕。
この5年で、3着以内15頭中、前走掲示板組が11頭、6着が2頭、
2ケタ着順の馬はわずかに2頭です。
前走好走は重要なポイントかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.4.26
天皇賞・春(日曜・京都)
古馬最高峰の戦い。芝3200m戦。
過去10年、1番人気は〔412〕、
2番人気は〔313〕、3番人気は〔041〕。
1〜3番人気での1〜3着独占が5回。
特に99〜02年は4年連続で1〜3番人気のワンツースリー。
堅いイメージのG1でしたが、その反動か、その後3年続けての万馬券。
ところが去年はまたまた1、2番人気でのワンツーに。
今年はどちらサイドで決まるのでしょう?
6番人気以下〔331〕、2ケタ人気馬〔220〕。
馬連3ケタ6回に、万馬券が3本。
ステップレース、見て行きましょう。
2頭以上を馬券圏内に送り込んでいるのは4つ。
まずは阪神大賞典組で〔545〕。
勝ち馬8頭、2着馬4頭、3着馬1頭。
あと4番人気10着から2着に来た馬もいます。
次に日経新春杯組が〔143〕。
勝ち馬3頭、2着馬2頭、3着馬1頭。
3着を外していても1番人気ならOK。
こちらも例外的に、5番人気4着から2着に来た馬が1頭います。
重賞からはもうひとつ。産経大阪杯から〔201〕。
勝ち馬または1番人気馬。8番人気7着から勝った馬も1頭。
準OPからは大阪ーハンブルクC組で〔110〕。3着馬と1着馬でした。
年齢別に見ると、4歳〔742〕、5歳〔337〕、
6歳〔021〕、7歳〔010〕。
圧倒的に4歳馬が好成績を残しているんですね。
次に5歳馬という図式。覚えておいて下さい。

青葉賞(土曜・東京)
芝2400mのダービーTR。
上位3着までにダービーへの優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔701〕、
2番人気は〔242〕、3番人気は〔102〕。
勝ち馬すべて1〜3番人気。軸は人気馬でいいでしょう。
6番人気以下〔043〕、2ケタ人気馬〔012〕です。
馬連3ケタ3回、万馬券1本。
1000円台も4回ですから、そう荒れないTRなんですね。
さて、ステップレースですが、まずは皐月賞から〔122〕。
人気、着順は不問なんですが、桜花賞とフローラS同様、
00年からこの青葉賞も皐月賞からは中1週。
00年以降、皐月賞組は3着にわずかに1頭いるだけなんです。
重賞組で目立つのは毎日杯組で〔242〕。
3番人気までに推されていた馬ならOK。
6着から巻き返した馬も2頭(2、3番人気)います。
弥生賞から〔111〕。こちらは人気、着順不問です。
OP特別から〔301〕。
距離は問わず、連対または1番人気だった馬。
500万からも好走が目立ち〔234〕。
こちらも連対または1番人気の馬。
中でも山吹賞の勝ち馬が〔201〕と好相性です。
脚質的には逃げ馬に要注意。
〔221〕と10年で半数の5頭が馬券圏内です。
これらすべて青葉賞3番人気までの馬。
人気の逃げ馬は押さえておきたいですね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.4.19
フローラS(日曜・東京)
芝2000mのオークスTR。3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔231〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔042〕。
6番人気以下〔414〕、うち2ケタ人気馬〔203〕。
難解な牝馬の重賞です。
馬連3ケタ3回に万馬券も3本。
00年からは桜花賞からの間隔が中1週となったこともあるせいか、
波乱の度合が増してきているような気がします。
ステップレースを見てみましょう。
まずは桜花賞から〔311〕。連対4頭は掲示板または2番人気までの馬。
ただし先程も言ったように、中1週となってからは連対はなく、
3着も1頭のみ。過信は禁物です。
同じ日のOP特別、忘れな草賞から〔131〕。
こちらも掲示板または2番人気まで。
00年以降は〔110〕。これをどう取るかですが、
やはりG1を走るのとは若干違うと思っていいのかも。
余力はこちらの方がありと考えたいところです。
その他の重賞ですと、フラワーC3着以内の馬が〔200〕。
フィリーズレビューから〔101〕などもあります。
ただしここはTR。なんと言っても注目は500万からの馬。
特にミモザ賞組が〔142〕。4着までならOKとデータは教えます。
また未勝利を勝ったばかりの馬も〔112〕。
うちダート勝ちも〔101〕なんですね。
いきなりの重賞挑戦でも権利は取れること、覚えておいて下さい。
一応前走の格でまとめておくと、重賞から〔303〕、OP特別から〔130〕、
500万下から〔232〕、未勝利から〔112〕。
脚質的には差し、追い込みの天下。
開幕週ですが、長い直線を生かしての後方一気が決まります。
末の切れる馬を探して下さい。

アンタレスS(日曜・京都)
ダートの1800m戦。ハンデ戦から別定戦に変わったのが、03年のこと。
従いまして、データは過去4年です。
1番人気は〔120〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔001〕。
6番人気以下〔012〕、2ケタ人気馬〔011〕です。
馬連3ケタ3回と万馬券1本。両極端な結果になっています。
ステップレースとしては、フェブラリーS組〔211〕。
人気、着順は不問。
次にマーチSから〔012〕。こちらは掲示板。
コーラルSから〔111〕。こちらも人気、着順不問。
そして最後に1600万勝ちの馬〔110〕となっています。
データは少ないのですが、ポイントは距離とコースの実績でしょうか。
最後に年齢別に見てみると、
4歳〔213〕、5歳〔010〕、6歳〔221〕。
4歳vs6歳の構図。覚えておいて下さい。

福島牝馬S(土曜・福島)
迎えて今年で4回目という新しい重賞。芝1800m戦。
過去3回が波乱の結果。
04年は3着同着、2、10、5と8番人気のワンツースリーで馬連10170円。
05年は1、14、4番人気で17770円。
そして去年が7、5、6番人気で7320円。荒れてます。
なんといっても、条件戦で勝てない馬も来てますから。
だからこのレースはムズカしい。
このタイプは斤量が軽くなることが一番大きいのでしょう。
最初の2回は、1、2番人気と2ケタ人気の組み合わせ。
去年は7、5番人気ですから、
連対2頭の人気を足すと、“12”以上ということになります。
これだという馬を見つけたら、
そんな視点に立って馬券を買ってみるのもいいかも知れませんね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.4.12
皐月賞(日曜・中山)
牡馬クラシック第一弾。芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔322〕、2番人気は〔213〕、3番人気は〔022〕。
6番人気以下〔453〕、うち2ケタ人気馬〔332〕。
前哨戦を経て、ある程度、力関係が見えているかと思いきや、意外と波乱の結果なんです。
馬連3ケタ3回に万馬券3本。それも2本は5万馬券!
他にも6000、5000、4000円台が1回ずつ出ています。
ステップレースはとてもわかりやすく、とにかくいいのが3つのTR。
まずは弥生賞で〔436〕。12頭が3着以内。
例外は3着に1頭(9番人気6着)いるだけ。
ただしこの馬も前々走は重賞(シンザン記念)2着の馬です。
次にスプリングS組で〔341〕。こちらは3着以内または2番人気までに推されていた馬。
最後に若葉Sから〔222〕。2着または2番人気までならOK。
この3つのTRで〔999〕ですから、その重要性は一目瞭然。
他からは勝ち馬のみで、毎日杯から〔100〕、
アーリントンCから〔010〕、共同通信杯から〔001〕。
この3頭は人気も、3、1、1番人気だった馬ですから、
TR以外からなら高い人気で勝っていることが必須条件となります。
前々走を見ても、勝ち馬19頭、2着8頭、3着1頭、4着2頭。
前々走がどんな条件であれ、 一番悪くて4着。
掲示板を外した馬の好走はまずないと覚えておいて下さい。
キャリアですが、2戦の馬に3着以内なし。
逆に10戦以上の馬は3着が精一杯というのも付け加えておきましょう。
今年は好走の条件を満たす馬がたくさんいます。
すなわち、人気薄でもデータ的には大丈夫という馬が多いということ。
馬券の妙味はそこにあり?

マイラーズC(土曜・阪神)
安田記念、ヴィクトリアマイルの前哨戦。芝1600m。
4月の阪神で行われるようになったのが、00年のこと。
従いましてデータは過去7年です。
1番人気は〔320〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔123〕、うち2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ4回に万馬券なし。毎年必ず3番人気までの馬が連に絡んでいます。
ステップレースはさまざまなんですが、
ここでは2頭以上を馬券圏内に送り込んでいるレースをピックアップ。
もっとも好相性なのが、中山記念組で〔421〕。
連対6頭は前走掲示板。3着の1頭は4番人気6着だった馬。
次に東風S(含む岡部幸雄引退記念)組が〔102〕。
こちらは勝ち馬または1番人気だった馬。
またG1高松宮記念からも〔110〕。人気、着順は不問です。
最後にダービー卿CTから〔011〕。こちらも人気、着順不問となっています。
マイル戦だけに1600mの実績はもちろん欲しいところですが、
1800mの中山記念組が抜けていいですからね。
中山記念、掲示板確保の馬に十分注意して下さい。
また牝馬は過去〔012〕なんですが、去年の2、3着が牝馬。
ヴィクトリアマイルの新設もあって、ここを使ってくる牝馬のレベルが上がってきてるのだと思います。
牝馬侮るべからずです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.4.5
桜花賞(日曜・阪神)
牝馬クラシックの第一弾。芝1600m戦。
阪神競馬場改装なって初の桜花賞です。
過去10年、1番人気は〔322〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔343〕、2ケタ人気馬〔111〕。
1番人気馬の連対率5割。意外や波乱のレースなんですね。
馬連3ケタ1回、万馬券1本。他にも9000円台と8000円台が1回ずつあります。
ステップレースを見ていきましょう。勝ち馬を輩出しているのは4つのレース。
3つのTRのうち、2つの重賞、チューリップ賞から〔541〕、
フィリーズ・レビューから〔232〕。1番人気または4着以内が条件。
OP特別のアネモネSからは〔102〕。こちらは1番人気のみ、着順は不問。
TR以外ではフラワーC組が〔211〕。このうち連対3頭は勝ち馬でした。
他に馬券圏内の馬を出しているのは、クイーンC連対馬が〔003〕、
その他、阪神JF、若葉S、500万平場の芝があります。
もう少し細かく見てみましょうか。
チューリップ賞から好走の10頭のうち、4着を外していたのはわずかに1頭。
逆に勝ち馬もわずかに2頭。人気で言うと3番人気までの馬が9頭。
残る1頭は5番人気。つまり、人気でそこそこの成績だった馬がいいのです。
フィリーズ・レビュー組7頭の着順はみな4着まで。
人気も1頭だけ7番人気、あとは3番人気以内なんです。
キーワードは「余裕残し」。
牝馬ですから、ステップはステップとして割り切ることも必要ということでしょう。
ただし人気があることも重要。それがすなわち本来の強さの裏付けでもあるのです。
今年は男勝りの馬が1頭いますが果たして?
そのウオッカも勝ったエルフィンS。
前々走でこのレースを走った馬が〔401〕と頑張ります。
勝ち馬4頭に関して言えば1、2番人気で1、2着の馬。
ウオッカもダイワスカーレットも当てはまります。今年は堅い桜花賞?

ニュージーランドT(土曜・中山)
NHKマイルCのTR。上位3着までに優先出走権が与えられます。
1400mからマイルの距離に変わったのが00年のこと。
従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔320〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔242〕、うち2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。他にも9000円台、7000円台が1回ずつ。
1番人気馬が7年で5連対しているにも関わらず、
大きな配当が出やすくなっているのは、ヒモに人気薄が来るから。
これがこのレースの特徴です。覚えておいて下さい。
ステップレースを見ておきましょう。好相性のレースは2つ。
中でもいいのがアーリントンC組で〔302〕。3着までならOK。
次にクリスタルC組で〔022〕。3着以内、または2番人気までに推されていればOK。
この2つのレースの差は1600と1200の距離にあるのかも知れませんね。
実は500万勝ち馬が〔223〕と好成績なんです。
特別、平場、芝、ダート、問いません。500万勝ち馬の勢いに注意です。

阪神牝馬S(土曜・阪神)
古馬牝馬限定戦。 去年、暮れのマイル戦から、
ヴィクトリアマイルのステップレースとして4月の1400m戦に変わりました。
昨年は1、2、8番人気のワンツースリー。
前走は3頭共に重賞で、2、3、4着。
ベースは55キロでG1勝ち馬は57キロを背負わされるんですが、
去年の1、2着はその57キロ馬。牝馬は格ということかも知れません。
ただし、暮れに行われていた頃は大荒れのレース。
データが少ないので何とも言えませんが、どちらも念頭に置いて臨みたいところです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.3.28
産経大阪杯(日曜・阪神)
こちらも天皇賞を目指す古馬の前哨戦。芝2000m。
過去10年、1番人気は〔710〕、2番人気は〔013〕、3番人気は〔231〕。
1番人気馬の勝率7割、連対率80%は立派。逆に2番人気馬の不振が目立ちます。
6番人気以下〔122〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ7回に万馬券1本。残りの2回が5000円台と4000円台ですから、
割合としては低くとも、一応波乱も頭の中に置いておく必要がありそうです。
ステップレース、見ていきましょう。
最もいいのが暮れの有馬記念以来という馬で〔212〕。
なんですが、とても多岐に渡っているので、格別に傾向を分類してみましょう。
まずはG1からなら、人気、着順不問。
G2からなら、掲示板確保または1、2番人気に推されていたこと。
G3からなら、3着以内が好走の条件。
OP特別は大阪城Sに何故か限られていて〔102〕。
この3頭は、勝ち馬、1番人気馬、また4番人気5着馬です。
最後に準OPからは〔010〕となっています。
この1年でG1勝ちのある馬は59キロで出走となる別定戦。
人気の面でもこの59キロの馬が上位に推されることが多いのですが、
過去10年で10頭いて〔132〕。
この数字をどう見るか?1番人気に追い風ゆえ、
59キロを背負うなら1番人気に支持されたいところでしょう。

ダービー卿チャレンジトロフィー(日曜・中山)
古馬マイルのハンデ戦。このレースがハンデ戦になったのが02年のこと。
従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔001〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔110〕。
上位人気馬大不振。特に“1番人気馬は疑ってかかれ”とデータは語ります。
逆に6番人気以下〔322〕、うち2ケタ人気馬〔121〕ですからやはり波乱のハンデ重賞。
馬連3ケタなく、万馬券2本。その他も8000、6000、2000円台。
荒れると決め付けて臨んだ方がいいのかも?
トップハンデ馬は5年で7頭いて〔101〕。やはり苦戦です。
ステップレースで抜けていいのが、同じ中山マイルの東風S組で〔312〕。
掲示板もしくは1、2番人気に推されていたならば大敗からの巻き返しも可。
去年はこの東風S組の1、2、3着。ただし勝ち馬に好走馬がいないんです。
おそらく斤量が重くなるというのが苦戦の要因?
実際、3着までに来ているのは東風Sとハンデが同じ、もしくは減の馬のみなんですね。
去年も東風Sを勝ったインセンティブガイを蹴って、2〜5着の馬の3連単BOXを買っていれば、
125万馬券をゲットですからね!って、後からだから簡単に言えるんですが(笑)。
その他のステップでも、人気、着順で言えば、3着以内15頭中13頭が掲示板もしくは3番人気まで。
距離で言うとマイル戦が15頭中13頭、それ以外もマイル以上の距離でした。
さらにハンデの点では、15頭中13頭が前走と同斤あるいは減の馬です。
参考にどうぞ!
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.3.25
高松宮記念(日曜・中京)
春のG1開幕戦。芝1200m。
5月から3月に施行時期が移ったのが00年のこと。従いましてデータは過去7年です。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔211〕。
6番人気以下〔024〕、2ケタ人気馬〔002〕。馬連3ケタ2回に万馬券が1本。
ちなみに最も好成績を残しているのが4番人気の馬で〔301〕。
7年の勝ち馬、すべて1〜4番人気の馬ということになります。
ステップレースで好相性なのは2つ。まずは阪急杯組〔451〕。
連対馬の65%近くがこのステップ。
その連対9頭は、阪急杯でも連対、もしくは2番人気までに推されていました。
もう1つ、シルクロードSから〔103〕。
この4頭は、勝ち馬2頭と3番人気(5、9着)だった馬。
その他では、OP特別時代も含むオーシャンS、フェブラリーS、
東京新聞杯、マイルCS、スプリンターズS、阪神牝馬Sなどからの好走例があります。
年齢別に見ると、4歳〔121〕、5歳〔423〕、6歳〔223〕、7歳〔010〕。
5歳馬強しでしょうか。
牝馬は〔113〕。去年は牝馬が2、3着。
またその去年は1200未経験の馬の1、2着でした。
1200の経験が無い馬に好走例なしというジンクスは破れましたが、
やはりベースは距離と平坦に実績のある韋駄天馬を狙えということだと思います。
今年最初の芝のG1、ものにしたいですね。

マーチS(日曜・中山)
ダート1800mで争われるハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔110〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔001〕。
上位人気馬大苦戦。
逆に6番人気以下〔556〕、うち2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタなく、万馬券4本。
他にも8000円台が2回に、4000円台が2回。
残る2回が1000円台ですから、いかに大荒れの重賞かがわかるかと思います。
トップハンデ馬は10年で10頭いて〔222〕。頑張ってます。
この6頭の人気は、1番人気2頭、2番人気2頭、3番人気1頭、4番人気1頭。
トップハンデで好走するには高い人気に支持されているぐらいでないとキツいということでしょう。
0.5キロが付く馬も3着以内に6頭。トップハンデ以外でも、比較的重めのハンデの馬が頑張ります。
ステップレースですが、最もいいのが仁川S組で〔443〕。
次にフェブラリーS組〔203〕。
地方交流重賞の、佐賀記念から〔110〕、名古屋大賞典から〔101〕。
これら重賞、OP特別組は人気、着順不問です。
続いて準OPから〔212〕。こちらは勝ち必須。
その一方で、1番人気で負けるパターンに仁川S勝ち馬と
準OP勝ち馬がそれぞれ3頭ずついるというのも気になるデータ。
好相性のステップながら、全幅の信頼を置かないこと。
特に仁川S勝ち馬は斤量が重くなっての敗戦。
増えたハンデを克服する力があるかどうかの見極めをしっかりすることが大切なようです。
年齢別に見て見ましょう。4歳〔123〕、5歳〔452〕、
6歳〔322〕、7歳〔112〕、8歳〔101〕。
5、6歳中心も、ベテランが頑張るレースでもあります。
穴党のみなさん、頑張りたいですね(笑)。

日経賞(土曜・中山)
天皇賞・春を見据えた古馬の1戦。芝2500m戦。
過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔132〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔232〕、うち2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券2本。それも300円台が3回もあるかと思えば、
98年には213370円という大万馬券も出て。両極端なレースと言えそうです。
ステップレースも実にさまざま。
3着以内に2頭以上を送り込んでいるレースに絞ると、まずは有馬記念から〔320〕。
この5頭中4頭は4着以内。
中山記念3着以内の馬が〔111〕。
京都記念から〔023〕。人気、着順不問です。
ダイヤモンドS組〔112〕。この4頭中3頭が連対馬。
OP特別の白富士S3着以内の馬〔111〕。
準OP連対馬〔131〕。
このうち芝2500mの御堂筋S組が〔121〕というのが面白いところ。
今年このステップはいませんが、同じ2500m好走馬なら格下からの台頭も注意が必要なようです。
果たして今年は堅いのか、荒れるのか。楽しみに注目しましょう。

毎日杯(土曜・阪神)
3歳馬の東上最終切符を懸けた1戦。
今年から1800m戦へと、1Fの短縮になりました。
98年は3着同着。従いまして、3着馬は10年で11頭いること、
ちょっと頭の中に置いておいて下さい。
過去10年、1番人気は〔511〕、2番人気は〔301〕、3番人気は〔123〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔022〕。
1〜3人気で9勝ですから、軸には上位人気馬を据えたいところ。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。他に8000円台と6000円台が1回ずつ。
伏兵の台頭にも少々注意が必要なようです。
ステップレースなんですが、3着以内に2頭以上を送り込んでいるレースを挙げておきましょう。
まずはきさらぎ賞3着以内の馬〔203〕。ラジオNIKKEI杯2歳S3着以内の馬〔200〕。
共同通信杯連対馬〔200〕。京成杯連対馬〔002〕。そして弥生賞5着だった馬が〔011〕。
OP特別組〔112〕。500万からは、芝の特別から〔240〕、芝の平場から〔100〕。
ダートの平場から〔020〕。500万からなら芝は勝ち必須、ダートは2着でもOKです。
この10年の3着以内31頭中、前走で3着を外していたのはわずかに5頭。
さらに掲示板を外していたのは
ダートのOP特別ヒヤシンスS7着から2着に頑張った02年のダイタクフラッグ、ただ1頭。
人気の面でも前走3番人気までに推されていたのが22頭。
6番人気以下はわずかに2頭ですから、上位人気で好走した馬を狙いたいレースです。
そしてこの毎日杯の特徴は、逃げ、先行馬が大活躍だということ。
1Fの短縮がどう出るかはわかりませんが、この5年で逃げ馬4連対。
もう1頭も3着ですから先手必勝。前残りに十分注意して下さい。

 
 


 
 
 週末の重賞……2007.3.17
スプリングS(日曜・中山)
芝1800mのさつき賞TR。上位3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔331〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔011〕。
6番人気以下〔353〕、2ケタ人気馬〔111〕。
この2ケタ人気馬3頭は偶然ですが、すべて11番人気の馬。
遊びで狙ってみるのも面白いかも?
馬連3ケタ3回に万馬券が2本。伏兵の台頭にも十分注意が必要でしょう。
ステップレースを見てみると、最も相性がいいのは、きさらぎ賞組で〔402〕。
この6頭すべて連対馬。
次にアーリントンC組で〔221〕。うち4頭は3着以内。
その他では、G1朝日杯FSから〔020〕、
共同通信杯連対馬〔020〕、シンザン記念勝ち馬〔100〕、
ダートのヒヤシンスSから〔010〕などがあるんですが、
いかにもTRだなというのが、500万下からの馬たちの〔227〕という数字。
詳しく見ておくと、特別、平場を含む芝のレースから〔216〕。ダートの平場から〔011〕。
このダート戦からは1番人気4着だった馬の3着というのがありますが、
その他は勝ち馬9頭、2着馬1頭。
500万勝ちの勢いと本気度に注意が必要ということでしょう。
またキャリアの多い馬の好走が目立つのも特徴。
キャリア2戦以下の馬の馬券圏内はありません。
去年の1、2、3着、メイショウサムソン、フサイチリシャール、
ドリームパスポートもそれぞれ、
8戦、6戦、6戦とキャリアを重ねていたこと、思い出してみて下さい。

阪神大賞典(日曜・阪神)
春の天皇賞を睨む古馬たちによる芝3000m戦。
過去10年、1番人気は〔820〕と連対パーフェクト!
2番人気は〔151〕、3番人気は〔014〕。
1番人気で連を外したのは93年のナイスネイチャ。この時、この馬3着。
では馬券圏内に届かなかったのは?
というと89年にまでさかのぼらなくてはならないのですから、1番人気信頼の手でいいでしょう。
ちなみに6番人気以下〔113〕。2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ8回、万馬券もちろんなし。
01年に1番人気と7番人気で決まった4020円というのが最高配当となっています。
主なステップレースですが、有馬記念以来という馬〔320〕、京都記念組〔404〕、
AJCCから〔200〕、ダイヤモンドSから〔122〕。
勝ち馬を輩出しているのはこの4つ。人気、着順は不問です。
その他、2、3着馬を出しているのは、日経新春杯、中京記念、
中日新聞杯、前の年のJC、天皇賞・秋などがあります。
もうひとつ、OP特別の万葉Sから〔021〕。
この3頭、勝ち馬もしくは1番人気に推されていた馬なんですが、万葉Sも同じ芝3000m戦。
距離適性で対応可能ということでしょうが、これ以外、好走馬の前走はみんな重賞なんですね。
OP特別組や準OP組は、ハードルの高さに阻まれてきたと、覚えておいて下さい。
最後に年齢別の成績です。4歳〔574〕、5歳〔336〕、6歳〔200〕。
4歳馬vs5、6歳馬という図式になっています。

フラワーC(土曜・中山)
芝1800mの3歳牝馬重賞。
過去10年、1番人気は〔522〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔121〕。
1番人気馬の馬券圏内率90%。
難解な3歳牝馬のレースにおいては頼れるデータかも知れません。
6番人気以下〔224〕、2ケタ人気馬の3着以内なし。
馬連3ケタ4回に万馬券1本。
ステップレース、見てみましょう。
重賞で2頭以上を3着以内に送り込んでいるのはクイーンCだけで〔123〕。
この6頭、クイーンCの人気と着順に特徴があって、2番人気5着、1番人気4着、
1番人気2着、1番人気11着、1番人気7着、11番人気4着ですから、
上位人気に推されて負けた馬の巻き返しを狙えとデータは教えてくれています。
OP特別(芝ダ含む)から〔030〕というのもありますが、
何より最も好成績を残しているのが500万クラスの馬。詳しく見てみましょう。
芝の特別戦から〔442〕。この10頭中7頭は勝ち馬。悪くても4着まで。
芝の平場から〔101〕。勝ち馬と7番人気7着だった馬。
そしてダートの平場勝ちから〔001〕というのもあります。
さらに未勝利勝ち即というのが〔201〕。
この3頭の中にはダート戦勝ちが2頭いるんですが、
この2頭も過去に芝のレースを経験していました。
馬券圏内30頭、みんな例外なく芝の競走経験馬。ここが初芝という馬の3着以内はありません。
1800mという距離は、桜花賞だけでなく、オークスを見据える馬にとっても大切な中距離区分。
02年のオークス馬スマイルトゥモローはここを勝って、桜花賞6着に破れるもオークスを制し、
おととしのシーザリオもここを勝って、桜花賞2着、オークス制覇。
逆に04年のダンスインザムードや去年のキストゥヘヴンはここ1着のあと桜花賞を制しています。
年々重要性の増してきている重賞です。今年も要注目の1戦と言えそうです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.3.9
フィリーズレビュー(日曜・阪神)
桜花賞TRの芝1400m戦。上位3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔521〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔222〕。
6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔001〕。馬連3ケタ4回に万馬券1本。
1番人気馬5勝、連対率70%とまずまずですが、
本番出走のボーダーラインにいる馬たちが馬券を少しムズかしくしているようです。
ステップレースですが、目立ったところでは、阪神JF組〔212〕。
連対もしくは1、2番人気に推されていた馬。
同じく牝馬限定の重賞から、クイーンC組〔112〕、フェアリーS組〔110〕。
共に人気、着順は不問です。
OP特別のエルフィンSから〔233〕。
勝ち馬も4頭いますが、大敗からの巻き返しもあります。
でもさすがにTR。500万クラスからの馬が頑張っていて〔322〕。
芝、ダート合わせて6頭が勝ち馬。この2勝馬の本気度に注意が必要です。
牝馬ですから、前走だけじゃなく、前々走のチェックも必要です。
3着以内の30頭中22頭が前々走で3番人気以内。
それも1番人気14頭、2番人気5頭、3番人気が3頭。
残る8頭は阪神JF出走馬以外、人気は無くても掲示板は確保していた馬。
またこの8頭の次のレース、つまり前走は1、2番人気、または1着なんですね。
ちょっと回りくどい言い方をしましたが、近2走のどちらにおいても人気、
着順が上位に無いような馬の好走はムズかしいということだと思います。
打倒ウオッカの1番手、アストンマーチャンのレース振りに注目です。

中山牝馬S(日曜・中山)
芝1800mの牝馬限定のハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔312〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔254〕、うち2ケタ人気馬〔013〕。
馬連3ケタは無く、万馬券2本。
他にも6000円台、5000円台、4000円台が1回ずつと波乱の重賞。
ただでさえ難しい牝馬限定戦に加えてハンデ戦ですからね。
荒れるのも当然といったところでしょうか。
トップハンデ馬は10年で17頭いて〔122〕。
3着までに入ったこの5頭はすべて3番人気までに推されていた馬。
人気が伴わなければ、上位は狙えないと覚えておいて下さい。
勝ち馬のハンデは、56〜53キロ。中でも55キロ5勝、56キロ3勝です。
2着には50キロという軽ハンデの馬も来てますが、52キロ以下の馬の3着以内はわずかに4頭。
ある程度背負わされている方がいいようです。
ステップレースは実にさまざま。
それでも準OPからは勝ち馬が3着に1頭いるだけ。
またOP特別からも〔104〕ですから、連対を果たすには、前走重賞組がいいようです。
中でも抜けていいのが京都牝馬S組で〔552〕。連対馬の半分がこのステップなんです。
人気、着順は不問。京都牝馬S出走馬、要注意です。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔442〕、5歳〔545〕、6歳〔123〕。
7歳以上の馬の3着以内はないということを付け加えておきたいと思います。

ファルコンS(土曜・中京)
3歳馬による芝1200m戦。去年から3月中京2週目の開催に変わりました。
しかし、97年から05年までの9年でなんと万馬券5本。
去年も2番人気と6番人気で馬連5050円ですから、
その荒れる性格は引き継がれたと言っていいのかも知れません。
その去年、勝った2番人気タガノバスティーユは
前走小回り小倉の500万萌黄賞を後方から鋭く追い込んで勝っているんですが、
まさにその再現。
2着6番人気アイアムエンジェルはダートを主戦場にしていたものの、
2歳夏の函館2歳S4着の実績がありました。
3着1番人気レッドスプレンダーは福島で新馬を勝った馬。
いずれも平坦小回りに適性を見せていました。
牝馬もOK、逃げも差しも決まるという難解な1戦ですが、
舞台となる中京への適性をまず第一に考えたいレースです。

 
 


 
 
 週末の重賞……2007.3.1
弥生賞(日曜・中山)
本番と同じ中山の芝2000mで行われる皐月賞TR。
上位3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔411〕、2番人気は〔422〕、3番人気は〔130〕。
6番人気以下〔013〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
1〜3番人気の馬で9勝。
残る1つも4番人気の馬ですから、とにかく上位人気の馬が頑張ります。
馬券圏内30頭中最も人気薄で7番人気の馬が3着に2頭ですから、とにかく堅いんです。
馬連3ケタ5回に万馬券なし。最高で1番人気と6番人気で決まった去年の3620円。
無謀な穴狙いはおすすめできません。
ステップレースを見ていきましょう。
まずはG1朝日杯FSから〔212〕、きさらぎ賞から〔211〕、
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔211〕、
共同通信杯から〔101〕、京成杯から〔031〕。
次にOP特別です。若駒Sから〔200〕、ジュニアCから〔011〕、
ホープフルSからも〔011〕。
そして500万組ですが、芝の特別から〔111〕、ダートの平場から〔010〕。
前走の着順、人気なんですが、3着以内の30頭中24頭が前走連対馬。
うち勝ち馬は21頭ですから、前走着順は大切です。
特にOP特別や500万からなら、高い人気での好走が必須。
とにかくハードルの高いレースだと頭の中に置いておいて下さい。
そしてその前走の距離なんですが、30頭のすべてがマイル以上。
さらにもうひとつ、このレースの連対馬はすべて2勝以上。
1勝馬は3着止まりであること。
最後に、今年すでに3戦を消化している馬の3着以内は無いというのを付け加えておきたいと思います。
この10年の勝ち馬に、スペシャルウィーク、ナリタトップロード、アグネスタキオン、
バランスオブゲーム、コスモバルク、ディープインパクト、
そして去年のアドマイヤムーンがいて、
2、3着にも、サニーブライアン、セイウンスカイ、キングヘイロー、
エアシャカール、メイショウボーラーなどがいる“超”出世レース。
先々も含め注目です!

中京記念(日曜・中京)
芝2000mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔102〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔410〕。
3番人気馬まずまず頑張ってますが、上位人気馬不振です。
6番人気以下〔137〕、うち2ケタ人気馬〔124〕。
馬連3ケタなく、万馬券2本。また1000円台もわずかに1回という波乱の重賞。
加えて3着に人気薄が来やすいとなれば、3連単、3連複も大きくなりやすいということ。
穴党の出番かも知れません。
トップハンデ馬は10年で13頭いて〔012〕と大苦戦。
ただし3着以内に来た馬の最軽量ハンデも52キロですから、軽い馬が特別いいわけでもないんです。
54キロの馬が〔532〕。このあたりと、感覚で覚えておいて下さい。
ステップレースで目立っていいのが小倉大賞典組で〔242〕。
人気、着順は問いません。
他にも、京都記念から〔120〕、こちらも人気、着順は不問。準OPから〔311〕、
勝ち馬3頭、3着馬1頭、などがあるんですが、ひとつ言えるのは小倉はもちろん、
京都も直線がフラットだということ。
準OP組も京都での好走が多いんですね。
回りこそ左回りですが、中京も平坦コース。平坦巧者を探すのがカギとなりそうです。
年齢別の成績に面白い傾向があります。
4歳〔743〕、5歳〔032〕、6歳〔212〕、
7歳〔112〕、8歳〔011〕。そう、4歳馬が圧倒的にいいんです。
開幕の小回りということで、逃げ馬が人気になりますが、意外や差しも決まります。
荒れるハンデ戦。逃げ馬に絶対的信頼を置かないようにすることも大切だと思います。

チューリップ賞(土曜・阪神)
本番と同じコース、同じ距離で行われる、芝1600mの桜花賞TR。
上位3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔231〕、2番人気は〔412〕、3番人気は〔132〕。
毎年必ず3番人気までの馬が連に絡んでいるんです。
にもかかわらず馬連3ケタ4回、万馬券2本、
残る4回はすべて2000円台という、ひとひねり必要な重賞なんですね。
6番人気以下〔124〕、うち2ケタ人気馬〔104〕ですから、
3連単、3連複には思い切った穴馬を入れるのもいいでしょう。
ステップレースですが、好相性のレースは3つ。
まずはG1阪神JFで〔222〕。3着以内が4頭に、掲示板を外していた馬も2頭。
ただしその2頭の前々走は500万特別勝ちと重賞2着ですから、
阪神JF組は2戦続けて凡走していなければOKです。
次にOP特別のエルフィンS組で〔154〕。人気、着順不問。
逆にエルフィンS勝ち馬は〔012〕と苦戦してるんですね。
このステップは負けた馬の巻き返しを狙いたいところ。
そしてもうひとつが紅梅S組で〔211〕。
去年ウインシンシアが紅梅S7着から3着に巻き返しましたが、
それ以外の3頭はすべて勝ち馬。基本的には好走馬を狙いたいステップです。
またクイーンCから〔101〕、
牡馬混合重賞のきさらぎ賞やシンザン記念などを走った馬の馬券圏内もあるのですが、
面白いのは、500万クラスからの好走例がひとつも無いということ。
逆に新馬勝ち即〔010〕、未勝利戦勝ち即〔111〕などはあるんです。
キャリア十分の馬vs遅咲きの素質馬ということなのでしょうか。
牝馬ですから、本番に向けての余力も残しておきたいところ。
牡馬の弥生賞と違うのは、ここで負けた馬の本番での好走が多いということ。
エルフィンS勝ち馬に好走例が少ないのはそういうことに起因するのでは?
2歳女王のウォッカは果たして?
それとも常識を覆すほどのケタ違いの馬なのでしょうか。注目です!

オーシャンS(土曜・中山)
昨年から重賞に格上げとなった、東の高松宮記念のステップレース。芝1200m戦です。
実はOP特別の頃から荒れるレースだったのですが、その性格は引き継がれたようで、
去年は14、6、1番人気のワンツースリーで3連単は200万馬券となりました!
偶然にも出遅れた3頭が上位を占めたのですが、
差し、追い込み馬に向く流れになったということでしょうか。
一応、この3頭の前走は重賞。
2着コパノフウジンはシルクロードS、2番人気4着馬。
3着シンボリグランはCBC賞、3番人気1着馬。
そこに本気度満点の地方所属馬ネイティヴハートがスワンS、
14番人気16着から突っ込んできたという。
この馬は確かに狙いづらいけれど、荒れるにしても何となくの傾向は見えてきませんか?
またシルクロードS組の巻き返しはOP特別時代から多かったというのも付け加えておきたいと思います。
今年は堅く収まるのか、それとも?
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.2.23
中山記念(日曜・中山)
芝1800mの古馬のG2。
過去10年、1番人気は〔511〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔031〕。
6番人気以下〔213〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ5回に、万馬券なし。
02年には8番人気と7番人気で決まった8440円という馬連があるものの、基本的には堅めの決着です。
好走馬のステップレースもいくつもあるんですが、好相性は2つ。
まずはAJCC組で〔311〕、続いて東京新聞杯組で〔232〕。
このうち掲示板を外していたのはわずかに1頭。
03年、東京新聞杯10番人気7着から3着に頑張ったダイワジアンのみ。
掲示板確保ならOKと覚えておきましょう。
また昨年秋〜冬のG1(海外も含む)から〔222〕。
人気、着順共に不問なんですが、3ケ月以上の休み明けの馬には重賞勝ち、悪くても2着が必要です。
また昨年は根岸S11着とダートをひと叩きのバランスオブゲームが勝ちましたが、それは異例のステップ。
G1とダート戦を除く前走で掲示板を外していたのは、3着以内30頭中たったの2頭。
先のダイワジアンと、日経新春杯1番人気6着から3着にきた02年のラスカルスズカのみ。
掲示板は欲しいと覚えておきましょう。
また好走馬に同じ名前が並びやすいのもこのレースの特徴。97年3着ローゼンカバリー、翌98年2着。
99年2着ダイワテキサス、翌00年1着。00年2着アメリカンボス、翌01年1着。
03年1着ローエングリン、翌04年3着。そして03年2着バランスオブゲーム、05、06年と連覇です。
今年はローエングリンが出走を予定。果たして?

阪急杯(日曜・阪神)
昨年から1F距離が延長になっての芝1400m戦。
ですが、1回阪神での開催に落ち着いたのが00年ですから、
データはそこからの過去7年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔211〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔130〕。
6番人気以下〔222〕、うち2ケタ人気馬は〔111〕です。
馬連3ケタ2回、万馬券2本。
毎年必ず3番人気までの馬が連に絡んでいるにもかかわらず、
ヒモに伏兵が来ることも多く、波乱含みの重賞なんですね。
好走馬のステップ、こちらも多岐に渡っていて、海外を含むG1からダート重賞、
さらには準OP敗退馬まで実に様々。
そんな中で、この4年、連続して連対馬を輩出しているのがシルクロードS組で〔310〕。
人気、着順、共に不問。
去年もシルクロードSを11番人気13着だったブルーショットガンが松永幹騎手の引退に花を添える激走を見せ、
おととしも7番人気15着だったキーンランドスワンが1着。シルクロードS組、要注意です。
このレース、格の高い重賞を勝ってる馬が重い斤量を背負わされる別定戦。
牝馬は2キロ減ですから、04年のシーイズトウショウを含めると、58キロ以上の馬〔331〕。
重い斤量は強さの証しと覚えておいて下さい。
年令別に見ると、4歳〔032〕、5歳〔223〕、6歳〔302〕、7歳〔220〕。
4歳に勝ちが無いのとベテランの頑張りが目立ちます。
開幕週で前が止まりにくいこと、特に改装なった阪神ではその傾向が顕著になるかも知れません。
逃げ、先行馬に注目です。

アーリントンC(土曜・阪神)
NHKマイルCをにらむ3歳の混合重賞。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔700〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔123〕。
1番人気馬、極端ですが、勝率7割は立派。
2、3番人気馬不振も、馬連3ケタ4回に万馬券なしと、そうは荒れないんですね。
6番人気以下〔235〕、うち2ケタ人気馬〔002〕。
馬連最高で7番人気と4番人気で決まった03年の3950円ですから、
穴党は意外と大きくなる3連単で攻めたいレースです。
ステップレースを見ていきましょう。まずはG1朝日杯FSから〔030〕。
人気、着順、不問です。
それ以外の重賞だと、きさらぎ賞組〔321〕。
これが最も相性のいいレース。他ではシンザン記念からは〔110〕、京成杯から〔010〕、
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。以上の重賞組は掲示板ならOK。
OP特別組は、芝のレース3着以内の馬〔214〕、ダートのレースから〔011〕。
ダートからは人気、着順、不問です。
中でも好相性なのは芝のクロッカスS連対馬で〔201〕。
500万からも、芝のレースから〔003〕、1着または1番人気だった馬。
ダートのレースから〔110〕、これは1着馬。
さらに芝の新馬勝ち〔100〕、ダートの未勝利勝ち〔100〕というのもあって、
このあたりが馬券を難解にしているのかも知れません。
過去10年では97年から00年まで外国産馬が4連勝。
時代の流れと共にマル外が減ってはきましたが、03年にはエコルプレイスが2着、
04年にはシーキングザダイヤが1着、そしてまた去年ステキシンスケクンが1着と、
やっぱり外国産馬が活躍する混合重賞。
こちらも開幕初日の重賞ゆえ、前が止まりません。
逃げ馬が特にいいんですが、4角先団の馬たちでほぼ決まります。
展開をしっかり描いておいて下さいね。
このレースを勝った、00年エイシンプレストン、01年ダンツフレーム、02年タニノギムレット、
03年ウインクリューガーはのちのG1馬に。
また04年のシーキングザダイヤはG1で2着9回というすごい?馬に。
さらに去年の2着馬ロジックがNHKマイルCを制しているように出世レースでもあります。
先々も含め、要注目の1戦です。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.2.15
フェブラリーS(日曜・東京)
今年最初のJRAのG1。ダート1600m戦です。
中山で行われた97年を除く、データは過去9回で見ていきましょう。
1番人気は〔410〕、2番人気は〔132〕、3番人気は〔010〕。
1番人気馬4連勝中。03年も入れるとなんと5連勝中なんです。
これは、ガーネットSから根岸S、
そしてフェブラリーSへとダートG1への路線が整備された01年の翌年からの連勝です。
このあたりからフェブラリーSの傾向は変わってきたと見るべきなんですね。
6番人気以下〔225〕、うち2ケタ人気馬〔001〕。馬連3ケタ2回に万馬券1本。
01年以降は、その01年に5番人気と2番人気で決まった2130円というのが最高配当。
01年以降は1番人気か2番人気が必ず連に絡んでいます。
荒れる砂のG1というのは今は昔なのかも知れません。
ステップレースを見てみましょう。
まずは重要なG3から。根岸S組〔202〕。連対もしくは2番人気までに推されていた馬です。
次に平安S組〔231〕。掲示板かつ4番人気までに推されていた馬です。
またガーネットS1番人気1着馬の〔001〕というのもあります。
ところが平安S組が好走していたのは01年より前のこと。
最近では、05年に平安Sを勝ったヒシアトラスの3着があるのみ。
逆に根岸Sからは、去年こそ3着以内に1頭も来られませんでしたが、
01年以降は馬券圏内に必ず1頭は送り込んできたのです。これ、覚えておいて下さい。
ではどんなステップが浮上してきているのかというと、それは地方交流も含む砂のG1なんです。
JCダート連対馬が〔210〕、東京大賞典の掲示板または1番人気が〔121〕、
川崎記念3着以内かつ3番人気以内の馬〔021〕。
去年はこの3つのレースをステップにした馬の1、2、3着でした。
とにかく前走で掲示板を外していたのは、04年、東京大賞典7着から2着のサイレントディールと、
根岸S11着から3着のスターリングローズのみ。
あとの25頭はどのレースであろうと必ず掲示板はキープの馬たち。
ちなみにサイレントデールは前走1番人気、
スターリングローズは2番人気だったこと、付け加えておきたいと思います。
今年最初のG1を勝つのはどの馬か?楽しみです!

京都記念(土曜・京都)
今年で迎えて100回目という伝統の一戦。芝2400m戦です。
1番人気は〔511〕、2番人気は〔231〕、3番人気は〔113〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔101〕。
1番人気馬勝率5割、連対率6割、2番人気馬も連対率5割と踏ん張っている一方、
6番人気以下も連対率5割。両極端なレースと言っていいでしょう。
そのことは配当面にも出ていて、馬連3ケタ5回に万馬券1本。 9000円台も1回です。
1番人気が飛んだ05年は、馬連こそ3540円でしたが、2、6、5番人気のワンツースリー。
3連複は32170円、3連単は158460円。1番人気が消えると配当はドンと大きくなるようです。
ステップレースを見てみましょう。まずは重賞から。
2000m時代の京都金杯、1800m時代の京阪杯を除くと、日経新春杯から〔402〕、
有馬記念から〔232〕、AJCCから〔023〕。それぞれ人気、着順は不問のステップです。
その他、2着を1頭ずつ出しているのが、JC、中山金杯、ステイヤーズS。
条件戦からは、準OP勝ち馬〔010〕、1000万2着馬が〔100〕と、わずかに2頭。
春の天皇賞を見据える古馬のG2。格は重要ということでしょう。
またダート2000mの佐賀記念から3着に来たトウカイパルサーの例もあるんですが、
基本的には芝の2200m以上を走っていた馬に注目。
重賞好走歴があるのと、淀巧者であることもポイントです。チェックをお忘れなく。
最後に年令別に見ておくと、4歳〔642〕、5歳〔122〕、6歳〔235〕、7歳〔111〕。
4歳と6歳がいいんです。この2世代で3着までを独占というのが4回。
このレースのひとつの特徴と言えそうです。

クイーンC(土曜・東京)
3歳牝馬の重賞。芝1600m戦。中山で行われた03年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔311〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔244〕、うち2ケタ人気馬〔212〕。馬連3ケタ1回に万馬券2本。
他に9000円台が1回、3000円台が2回ある波乱の牝馬限定戦です。
実は1番人気の3勝というのもここ3年連勝での3勝。それ以前は大不振だったのです。
ステップレースも実に様々、というかバラバラで、G1阪神JFから、
ダートの新馬やダートの500万平場まで。
ただしひとつ言えるのは、3着以内27頭中、
23頭はどんな条件であれ前走で掲示板を確保というぐらいでしょうか。
これじゃ絞れませんよね(苦笑)
3頭以上を馬券圏内に送り込んでいるのは、2つのOP特別。
菜の花賞から〔320〕、掲示板または3番人気までに推されていた馬。
紅梅Sから〔210〕、 4着までかつ3番人気までの馬。これは参考にして下さい。
強い馬と戦ってきたキャリアvsキャリアは浅くとも見え隠れする素質。
そんな図式の中で、近年は1番人気と伏兵の組み合わせ。
逆上れば、2番人気と10番人気が2回、3番人気と11番人気なんていう組み合わせもありました。
人気馬と人気薄の馬連がおすすめの買い方かも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.2.8
ダイヤモンドS(日曜・東京)
芝3400mのマラソンレース。04年に馬場の改修工事が終わり、
1F延びて現在の条件になりましたが、それ以前の3200m戦時代も含め、
中山で行われた03年を除く、データは過去9回で見てみたいと思います。
1番人気は〔011〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔321〕。
3番人気馬まずまずも上位人気馬不振。
6番人気以下〔344〕、2ケタ人気馬〔121〕。馬連3ケタ1回に万馬券が3本。
この馬連3ケタも990円ですから、まさにギリギリの3ケタ。荒れるハンデ戦なんです。
トップハンデ馬は9回で10頭いて〔112〕。
ハンデは軽めの馬が良く、最も好成績なのが54キロの馬で〔313〕。
52〜50キロの馬が5連対。この辺に馬券のヒントが隠されているかも知れません。
ステップレースを見てみましょう。
重賞からは人気、着順共に不問で、まずは日経新春杯から〔204〕、
AJCCから〔011〕、ステイヤーズSから〔001〕。
相性としては、OP特別の万葉S組が一番良く〔623〕。
着順は良いに越したことはありませんが、6着からの巻き返しもあります。
十分に考察を加えてみて下さい。
また準OPから〔060〕。こちらも意外や人気・着順不問。
2着ばかりに6頭というのも興味深いですよね。
最後に1000万連対馬〔101〕。格よりもステイヤー資質を重視せよということなのでしょう。
それを裏付けるかのように、3着以内の27頭、すべて前走2200m以上のレースを走っていました。
覚えておいて下さい。
ステイヤーズSから万葉Sと、長距離路線を続けて好走してきた馬が人気になりますが、
実はこのパターン、蓄積疲労ということなんでしょうか、人気を裏切ることが多いんです。
例えば、99年ステイヤーズS1着、万葉S2着の1番人気インターフラッグ10着。
03年(中山)、ステイヤーズS2着、万葉S1着の1番人気ダイタクバートラム3着。
04年、ステイヤーズS2着、万葉S2着の1番人気エリモシャルマン9着などなど。
今年はトウカイトリックが2着〜2着から挑みます。果たして?
また近年ステイヤーズSからの直行組も、97年タマモハイウェイの3着を最後に好走例がありません。
ステップレースの十分な吟味が的中馬券への近道と言えるレースかも知れません。

きさらぎ賞(日曜・京都)
芝1800mの3歳重賞。スペシャルウィーク、ナリタトップロード、ネオユニヴァースが勝ち、
去年はドリームパスポート、メイショウサムソンのワンツーと、
クラシックに直結するレースでもあります。
過去10年、1番人気は〔242〕、2番人気は〔420〕、3番人気は〔211〕。
この10年、毎年必ず1番人気か2番人気のどちらかが連に絡んでいるように、
上位人気馬が頑張るレース。
6番人気以下〔213〕、2ケタ人気馬の3着以内なし。
馬連3ケタ4回に、1000円台も4回。最高で2番人気と6番人気で決まった05年の3550円。
あまり無謀な穴狙いはおすすめできません。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FS〔020〕、ラジオNIKKEI杯2歳S〔021〕、
シンザン記念〔013〕、京成杯〔001〕。
そう、前走で重賞を走っていた馬に勝ち馬がいないんですね。
去年初めてラジオNIKKEI杯2歳S9着からマイネルスケルツィが3着に入りましたが、
それ以外はみんな掲示板確保。重賞組は基本的には前走5着以内でいいでしょう。
次に、OP特別連対馬が〔250〕。
さらに最も好相性なのが500万特別組で〔702〕。1、2着が理想も、3着までOK。
中でも白梅賞〔301〕、福寿草特別〔200〕です。
ただし今年はこのステップの馬がいないんですよね…。
そして、新馬からも〔103〕。しかし勝った1頭は折り返しの新馬戦勝ちの馬。
キャリア1戦の馬は3着が精一杯なんです。
人気の大物、オーシャンエイプスがこのジンクスを破れるか?注目です。
もうひとつ、前走ダートを走っていた馬の3着以内がないことも付け加えておきたいと思います。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.2.2
共同通信杯(日曜・東京)
メジロブライト、エルコンドルパサー、イーグルカフェ、ジャングルポケット、
アドマイヤムーンなどが勝った3歳重賞。芝1800m戦です。
ダート替わりとなった98年と、中山で行われた03年を除く、データは過去8回です。
1番人気は〔420〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔132〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ4回に1000円台が2回。これらはすべて1番人気馬が連に絡んだ時の配当。
残る2回は、10番人気と13番人気で決まった99年の114650円、
4番人気と6番人気で決まった00年の4920円ですから、
1番人気馬の信頼度からチェックしたいレースです。
ステップレース見ていきましょう。まずは重賞から。
G1朝日杯FS3着以内の馬〔120〕。ここ3年連対馬輩出中のステップです。
ラジオNIKKEI杯2歳S連対馬〔300〕。この3頭は人気も3番人気までだった馬。
東京スポーツ杯2歳Sから〔101〕。共に4着馬。
京成杯から〔120〕。人気・着順は不問です。
そしてシンザン記念3着以内の馬〔102〕です。
OP特別からは〔022〕。
勝ち馬、または2番人気までに推されており、掲示板はキープした馬。
最後に500万勝ち馬〔122〕。1番人気での勝ちが3頭、2番人気1頭、4番人気1頭。
このクラスからなら高い人気での勝ちが必要だということでしょう。
前走マイル未満のレースを走っていた馬の3着以内はなく、またキャリア3戦未満の馬は3着が精一杯。
キャリア2戦のディープの弟ニュービギニングは、果たしてこのジンクスを破れるでしょうか?注目です!

シルクロードS(日曜・京都)
芝1200mのハンデ戦。ハンデ戦になったのが02年のこと。従いましてデータは過去5年です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔000〕。
1番人気はまずまずですが、3番人気馬が3着以内ゼロ。伏兵の台頭に注意が必要なようです。
6番人気以下〔233〕、うち2ケタ人気馬〔102〕。
馬連3ケタなく、万馬券が1本。
馬連は最低で1番人気と6番人気で決まった05年の2320円ですから、波乱のハンデ重賞です。
トップハンデ馬は5年で6頭いて〔111〕。勝ち馬の平均ハンデは55.2キロ(52〜58キロ)。
2着馬も55.2キロ(54〜58キロ)。3着馬は55.1キロ(53〜57.5キロ)。
これは参考になる数字かも知れませんね。
また1番人気で唯一3着を外したのは、02年のトロットスター。
この時のハンデが59.5キロですから、酷量でなければ1番人気馬を3連単、3連複の軸に、
とデータは教えてくれています。
ちなみに他に4頭いる1番人気馬のハンデは、1着56、58キロ、3着57、55キロでした。
ステップレースは実にシンプル。好相性のレースは2つだったんですが、
そのうちの1つだったCBC賞が6月の施行に変わってしまったため、
残ったのは淀短距離Sのみで〔322〕。人気、着順は不問です。
昨年から11月の京都で行われるようになった京阪杯、
暮れの芝1400mの新重賞・阪神Cに出走した馬たちには注意が必要かも知れませんね。
あとは準OP勝ち馬〔110〕。1000万勝ち馬〔001〕です。
大切なのは京都巧者であること。コース実績をしっかりチェックして下さい。

小倉大賞典(土曜・小倉)
芝1800mのハンデ戦。春の中京で行われた98、99年を除く、データは過去8回で見ていきましょう。
1番人気は〔112〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔121〕。
馬連3ケタなく、万馬券1本。
ですが9000円台が3回も出ているように、こちらも荒れるローカルのハンデ戦です。
6番人気以下〔433〕、うち2ケタ人気馬〔400〕。
すなわち2回に1回は2ケタ人気馬が勝っているんです。
ここは思い切った穴狙いもいいのではないかと思います。
トップハンデ馬は8回で10頭いて〔101〕。2ケタ着順に終わった馬も4頭。
トップハンデ馬不振と考えていいでしょう。
平均ハンデ、まずは勝ち馬が54.56キロ、2着馬は54.38キロ、3着馬が55.69キロ。
重いハンデの実績馬は3着に来やすいということでしょうか。
ステップレースも見ておきましょう。実はレースはさまざま。
従って、ここでは格でまとめてみます。まずは重賞から〔252〕、OP特別から〔504〕。
勝ち馬輩出という意味ではOP特別組が、連対では重賞組がいいようで、
どちらも人気、着順は不問です。あとは準OP連対馬〔131〕となっています。
年齢別に見てみると、4歳〔131〕、5歳〔122〕、6歳〔523〕、
7歳〔111〕、8歳〔001〕。
6歳馬が抜けていいんですね。また7歳以上のベテランの頑張りにも注意が必要です。
このレースもコース実績は重要なポイント。小倉巧者のチェックをお忘れなく。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.1.23
根岸S(日曜・東京)
東京ダート1400m戦。中山ダート1200mのガーネットSに続く、
G1フェブラリーSへのステップレース第2弾です。
現在の条件に変わったのが01年のこと。
中山競馬場で行われた03年を除く、データは過去5回です。
1番人気は〔101〕、2番人気は〔000〕、3番人気は〔021〕。
上位人気馬大不振。逆に6番人気以下〔421〕、うち2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。最低でも1番人気と9番人気で決まった05年の2620円ですから、
大荒れの重賞と言っていいでしょう。
ステップレースで抜けていいのが、やはりガーネットS組で〔412〕。
7頭中6頭が3着以内ですから、基本的には「ガーネットSの好走馬を狙え」でいいでしょう。
他ではJCダートから〔020〕、交流重賞から〔011〕。共に人気、着順は不問です。
あとはOP特別連対馬〔012〕、準OP勝ち馬〔100〕。
年齢別に見てみると、4歳〔110〕、5歳〔221〕、6歳〔121〕、
7歳〔101〕、8歳〔002〕。
まんべんなく、のイメージですが、7、8歳の3着以内もあります。
ベテランの頑張りにも注意が必要でしょう。
このレースも過去の好走馬が頑張ります。
01年勝ったノボトゥルーは翌02年2着、さらに04年3着。
02年勝ったサウスヴィグラスは翌03年(中山)も1着。
参考までに、00年3着だったノボジャックが03年3着という例もあります。
過去の好走馬のチェックをお忘れなく。
去年は2〜10着までが、クビ、クビ、クビ、クビ、クビ、1/2、アタマ、クビ差で、
0秒4差の中に9頭という大接戦!
今年この中から出走してくる馬がいたら着順には目をつぶって注意が必要かも知れません。
登録の時点では、リミットレスビッドが去年の勝ち馬で、今年のガーネットS2着馬。
ニホンピロサートは03年の2着馬、去年も9着とはいえ2着とは0秒4差で、
今年のガーネットS4着馬。
さらに、去年の根岸S2着がタイキエニグマ(平安S4着から連闘、出否?)、
3着トウショウギア、4着サンライズバッカス(平安S2着から連闘、出否?)。
このあたりがデータからは面白い存在です。

京都牝馬S(日曜・京都)
京都芝1800m戦。ちなみに去年は2着同着、従いまして10年で2着11頭、3着9頭となります。
過去10年、1番人気は〔102〕、2番人気は〔142〕、3番人気は〔110〕。
このレースも上位人気馬が大不振。6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔011〕です。
ん?と気付いた人も多いかと思いますが、4、5番人気馬がいいんですね。
4番人気〔401〕、5番人気〔221〕です。ちょっと覚えておいて下さい。
馬連3ケタ1回に万馬券なし。ただし7000円台1回、6000円台2回、2000円台が3回。
さらに去年は馬連2通りで1410円と3800円ですから、
やはり荒れる牝馬の重賞ということなんでしょう。
一番の好相性が阪神牝馬Sからというステップだったのですが、
このレースは4月の施行に変わりました。
重賞では、同じコース、同じ距離の京都金杯組が良く〔121〕、JCから〔100〕。
OP特別から〔033〕。この2着3頭は前走勝ち馬。
3着3頭のうち1頭はやはり勝ち馬。残る2頭は洛陽S馬券圏外の馬でした。
阪神牝馬S以外では、実は一番いいのが準OP組で〔321〕。
1着馬4頭。残る2頭も2、3着と好走してるんですが、
この2頭はさらにその前のレースで勝っているというのが共通点。
準OP組の取捨選択の参考にして下さい。
最後に1000万勝ちも〔102〕。波に乗った牝馬の勢いは侮れずといったところでしょうか。
牝馬限定戦なら好走必須、牡馬混合重賞なら巻き返しも可、
OP特別はさらに考察を加えてみて下さい。
年齢別に見ておきましょう。4歳〔442〕、5歳〔435〕、6歳〔232〕、7歳〔001〕。
若い世代に軍配が上がっているようです。参考にして下さい。

東京新聞杯(土曜・東京)
東京芝1600m戦。中山で行われた03年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔321〕、2番人気は〔023〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔441〕、2ケタ人気馬〔200〕。
馬連3ケタ5回に万馬券2本。さらに9000円台1回に4000円台1回。
実は1番人気馬が連に絡んだ5回、これが5回の馬連3ケタなんです。
つまり1番人気馬が連を外すと配当が大きくなる。
まずは1番人気馬の信頼度からチェックしたいレースです。
ステップレースですが、重賞だと、マイルになってからの京都金杯から〔121〕、
掲示板確保か1番人気大敗馬の巻き返し。
有馬記念から〔101〕、こちらは人気や着順不問です。
最もいいのがOP特別組で〔451〕。この10頭、すべて前走がマイルのレースで3着以内。
これはひとつの大きなポイントだと思います。
中でも最も相性のいいのがニューイヤーS組で〔420〕です。覚えておいて下さい。
また準OP勝ち馬も〔112〕とまずまず健闘しています。
府中実績とマイル実績を重視。
また脚質的には先行馬と追い込み馬の組み合わせが多いのです。
開幕週ということもあって前もなかなか止まらないようです。
伏兵はこのあたりにも潜んでいるかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.1.17
AJCC(日曜・中山)
芝2200m戦。東京競馬場で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔411〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔250〕。
3番人気馬の7連対が目立ちますよね。
6番人気以下〔003〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ5回に万馬券なし。
最高で3番人気と5番人気で決まった97年の2030円ですから、実に堅いレース。
1〜5番人気で上位3着までを独占というのが6回。
無謀な穴狙いはお薦めできません。
ステップレース、チェックしてみましょう。
中山金杯組が最も良く〔241〕。連対6頭は前走掲示板。
3着の1頭は3番人気11着だった馬です。
その他では、JCから〔200〕、有馬記念から〔112〕、
ステイヤーズSから〔110〕。
他にも1頭を3着以内に送り込んでいる重賞は、
鳴尾記念、京都金杯(マイル)、菊花賞、JCダートなどがあります。
さらにOP特別から〔003〕、準OP勝ち馬〔110〕、
1000万勝ち馬〔001〕です。
去年を除く過去8回、連対するにはどの条件であろうと掲示板必須、
前走ダートからの3着以内はなかったのですが、
去年はそれらのデータがことごとく覆されたんですね。
勝ったシルクフェイマスは京都金杯7番人気8着から、
3着ハイアーゲームはJCダート10番人気9着からの好走でした。
今年は一昨年までのデータに戻るかどうかわかりませんが、
それでも去年の人気は5、2、4番人気。
馬連1640円と堅めの決着だったことを考えると、
やはり“堅い”との立ち位置でいいのかも知れません。
しかし去年3連単は28100円。
穴党は3連単での着順の妙に期待するのをお薦めします。

平安S(日曜・京都)
ダート1800m戦。97年は1着同着ですから、10年で1着馬が11頭、
2着馬が9頭であることをちょっと頭の中に置いておいて下さい。
1番人気は〔204〕、2番人気は〔213〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔352〕と8連対。うち2ケタ人気馬〔021〕です。
馬連3ケタは1回だけ。それも980円と限り無く4ケタに近い3ケタ。
万馬券は3本。03年には133810円という大波乱!
残る6回は4000円台が2回、2000円台が4回ですから、
波乱の重賞なんです。
ステップレースは交流重賞も含めさまざま。
ここはレースの格でくくってみましょう。
G1から〔213〕、G2から〔121〕、G3から〔311〕。
OP特別からは〔233〕、うち5頭が勝ち馬。
準OPから〔122〕、うち4頭が勝ち馬です。
どの条件でも前走掲示板が、3着以内の基本条件。
例外は4頭。G1・東京大賞典5番人気8着、
G1・JCダート12番人気7着、G2・名古屋GP7番人気12着、
OP特別・ベテルギウスS2番人気8着という馬たちでした。
ただし、この4頭もさらにもうひとつ前のレースを見ると、
3着以内または2番人気までに推されていたということを付け加えておきましょう。
つまり波乱のレースもキーワードは“前走好走”なんですね。
前走1着馬〔444〕、2着馬〔111〕、3着馬〔204〕、
4着馬〔121〕、5着馬〔010〕です。
また3着以内の30頭中、シリウスS(ダ1400m)組の2頭以外、
つまり28頭の前走はすべて1800m以上のダート戦。
これもひとつのポイントでしょう。
脚質的には先行または好位差しの馬。
さらに好走馬には同じ名前が並ぶのも特徴です。
具体的には、98年勝ったエムアイブラン、翌99年2着。
99年勝ったオースミジェット、翌00年も1着。
01年勝ったマンボツイスト、翌02年3着。
02年勝ったスマートボーイ、翌03年も1着。
同じく02年2着のマイネルブライアン、03年3着。
03年2着のクーリンガー、04年も2着。
今年またクーリンガーが登録してきました。この馬には十分注意して下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.1.13
日経新春杯(日曜・京都)
芝2400mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔311〕、2番人気は〔320〕、3番人気は〔113〕。
6番人気以下〔064〕、うち2ケタ人気馬〔011〕です。
ものすごく荒れるという訳でもないのですが、伏兵の食い込みはほぼ毎年。
6番人気以下の馬が3着以内に入らなかったのは01年のみ。
3連単、3連複には穴馬を1頭入れたいところです。
馬連3ケタ1回に万馬券1本。
しかし、6000円台1回、5000円台2回、4000円台1回と、ハンデ戦らしい難解さのあるレースではあります。
トップハンデ馬は10年で16頭いて〔311〕。
勝った3頭のうち2頭は、59.5キロの99年メジロブライト、58.5キロの01年ステイゴールド。
もう1頭は明け4歳で56キロを背負わされた98年のエリモダンディーです。
抜けて重いのは強さの証し?逆にハンデが接近していたり、
複数トップハンデ馬がいる場合は苦戦のイメージでいいかと思います。
勝ち馬の平均ハンデは55.7キロ。2着馬は54.55キロ、3着馬は53.2キロと、
どんどん軽くなるのも特徴。特に3着馬10頭中7頭が50〜53キロ。
軽ハンデ馬の3着づけなんて面白いかも知れません。
ステップレースですが、重賞、OP特別組は着順、人気不問です。
まずは有馬記念から〔231〕。鳴尾記念から〔121〕。
ステイヤーズSから〔110〕。OP特別組〔020〕。
次に準OP連対馬または1番人気だった馬〔414〕。
これが一番の好成績なんですね。あとは1000万連対馬〔001〕というのがあります。
また馬券圏内30頭中27頭は前走2000m以上のレース。残る3頭は1800mでした。
1800になった鳴尾記念はギリギリセーフな感じでしょうか。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔436〕、5歳〔452〕、6歳〔111〕、7歳〔111〕。
面白いのは6歳馬の3頭はすべてこのレース3番人気だったということ。
もし今年も6歳馬が3番人気だったら買ってみるのも手?
7歳の3頭は10、14、5番人気と穴をあけました。
4、5歳馬中心もベテラン勢の一発にも注意が必要なようです。

京成杯(日曜・中山)
芝2000mの3歳重賞。この2000mになったのが99年のこと。
東京で行われた02年を除く、データは過去7回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔301〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔112〕。
6番人気以下〔013〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ2回、万馬券なし。
最高で2番人気と9番人気で決まった00年の5410円ですから、あまり無謀な穴狙いはお薦めできません。
ステップレースを見てみましょう。まず朝日杯FSから〔210〕。
これは3着馬2頭と4着馬1頭。
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔221〕。
連対4頭は掲示板、3着の馬は5番人気8着だった馬。
OP特別のホープフルSから〔011〕。3着馬と4着馬。
500万のエリカ賞連対馬〔101〕、寒竹賞3着馬の〔001〕などもあるんですが、
注目は未勝利もしくは2戦目以降の新馬戦を勝ち上がったばかりの馬で〔233〕。
1、2番人気で勝ち上がった馬7頭、残る1頭も3番人気でした。
高い支持での初勝利の勢いに注意です。
連対14頭中10頭が前走2000m戦を走ってたというのも興味深い点。
残る4頭中3頭はマイルのG1朝日杯FS組で、彼らには1800の経験がありました。
唯一の例外がマイルの未勝利を勝ったばかりの00年のイーグルカフェです。
このことを3着で見ても前走が2000mより短かったのは2頭だけ。
うち1頭はやはり1800を経験してました。
いかに距離経験が大きいかがわかるかと思います。
人気サイドで、距離経験のある馬を狙ってみて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2007.1.4
中山金杯(6日土曜・中山)
芝2000mのハンデ戦。東京競馬場で行われた02年を除く、データは過去9年です。
1番人気は〔501〕、2番人気は〔030〕、3番人気は〔011〕。
1番人気の勝率5割はまずまずとしても、2、3番人気の不振が目立ちます。
6番人気以下〔245〕、うち2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。
他に9000円台、7000円台、4000円台が1回ずつあるなど波乱の傾向なんです。
トップハンデ馬は9年で15頭いて〔312〕。勝ち馬の平均ハンデは55.56キロ。
具体的には58キロ1頭、57キロ4頭、56キロ1頭など。
50キロで1着になった牝馬の例もありますが、
単勝という意味では基本的に重めのハンデの馬を狙いたいところ。
これが2着になると54.33キロとやや軽くなります。
ステップレースなんですが、実にさまざま。格でくくってみましょう。
まずはG1組〔101〕。その他の重賞〔523〕。OP特別から〔352〕。
準OPから〔022〕。1000万勝ち〔001〕。
ハンデ戦とはいえ、条件戦からの台頭はムズかしそうで、
まったくダメという訳ではないのですが、
一応OPというところで一線を画しておくといいかも知れません。
これらすべての中で最も好相性なのがOP特別のディセンバーS組で〔222〕。
掲示板もしくは3着までOK。とにかく前走の人気、着順を問わないレース。
難解なハンデ戦と言っていいでしょう。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔142〕、5歳〔331〕、6歳〔513〕、
7歳〔002〕、8歳〔011〕。
明け6、5歳が中心で、4歳馬も5連対。ベテランの伏兵も連の穴には注意といった感じです。

icon京都金杯(6日土曜・京都)
芝のマイルのハンデ戦。
マイルになったのが00年ですから、データは過去7年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔320〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔211〕。
6番人気以下〔235〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ2回に万馬券が1本。他に4000円台が2回あるんですが、
2番人気馬の不振からもわかるように、1番人気が連対してもヒモが人気薄のことがあり、
その相手には7、8、9番人気が絡んだことも。
1番人気と伏兵の組み合わせがひとつの穴パターンのようです。
トップハンデ馬は7年で11頭いて〔201〕。苦戦といっていいでしょう。
ただし、勝ち馬の平均ハンデは56.34キロと重いんですね。
具体的には、58.5キロ1頭、58キロ1頭、57キロ2頭、56キロ1頭、54キロ2頭。
2着馬の平均ハンデは55キロと1キロちょっと軽くなるのが特徴でしょう。
ステップレースなんですが、注目すべきはG1のマイルCS。
前走でこのレースを走っていた馬は〔031〕なんですが、
前々走でこのマイルCSを走っていた馬は〔510〕。
マイルCSを使って何かもうひとつ走った馬を狙えとデータは教えてくれています。
あとは鳴尾記念から〔210〕。
着順は3着の馬たちなんですが、
面白いのはこの3頭すべて1番人気だった馬だということなんですね。
あとは牝馬も〔112〕と好走可能。ちょっと覚えておいて下さい。
こちらも年齢別に見ておくと、4歳〔324〕、5歳〔311〕、6歳〔122〕、
7歳〔010〕、8歳〔010〕。
明け4歳が良く、次に5、6歳。こちらはフレッシュな方がいいようですね。
開幕週の京都ですが、差し、追い込みが決まります。切れ味鋭い馬に注意して下さい。

iconガーネットS(7日日曜・中山)
ダート1200m戦。
今年で迎えて11回目なんですが、ハンデ戦に変わったのが03年のこと。
従いまして、データは過去4年です。
03年は2、6、15番人気のワンツースリーで馬連1780円、3連複167990円。
04年は1、2、6番人気で馬連800円、3連複2300円。
05年は3、16、1番人気で馬連177240円、3連複132060円、3連単2057180円!
去年06年は6、7、2番人気で馬連7300円、3連複11250円、3連単86890円。
3着以内に1または2番人気の馬が必ず入っているにも関わらず、
大きな馬券となっているのです。
トップハンデは4年で6頭いて〔200〕。勝つか馬券圏外かの両極端。
勝ち馬のハンデは57、58.5、56、56キロ。2着馬は54、55、55、55キロ。
このあたりにちょっぴりヒントが隠されているかも知れません。
ステップレースは重賞から〔300〕。
ただし交流重賞からも芝の重賞からも勝ちがあるようにまちまち。
OP特別から〔132〕。準OP特別勝ち馬〔012〕。
その中で注目なのはOP特別の霜月S組で、前走でこのレースを走った馬は〔001〕も、
前々走でこのレースを走った馬は〔130〕。去年以外は連対馬を輩出してるんですね。
人気、着順は問いません。霜月S出走馬にはしっかりと考察を加えて下さい。

iconシンザン記念(8日月曜・京都)
明け3歳最初の重賞。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔611〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔011〕。
上位では1番人気馬の頑張りが目立ちます。
その一方で6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ5回に万馬券が2本。実は1番人気馬が連を外すと大きな配当になるんです。
99年は2、9番人気のワンツーで8290円。01年は14、7番人気で32230円。
そして去年06年も8、6番人気で13800円。
まずは1番人気馬の信頼度からチェックしたいレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
重賞組は着順、人気共に不問で、朝日杯FSから〔313〕、
阪神JFから〔200〕とまずはG1組がよく、
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔013〕と続きます。
OP特別連対もしくは1番人気だった馬〔121〕、500万連対馬〔221〕、
新馬勝ち即〔011〕、未勝利戦もしくは2戦目の新馬勝ち即〔210〕。
すなわち重賞以外のステップだと、OP特別のみ1番人気敗退馬の巻き返しがあるものの、
その他は連対必須というのがわかるかと思います。
穴は人気薄で激走したタイプか、逆に人気で敗れて人気を落としたクチ。
このタイプで好走の条件を満たしている馬には注意が必要でしょう。
牝馬も〔311〕と互角にやり合えるんですが、
連対ではこの7年、3着以内にもこの5年入ってきていないんですね。
もしかすると、過信は禁物なのかも知れません。