高松宮記念(日曜・中京)
春のG1開幕戦。芝1200m。
5月から3月に施行時期が移ったのが00年のこと。従いましてデータは過去7年です。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔211〕。
6番人気以下〔024〕、2ケタ人気馬〔002〕。馬連3ケタ2回に万馬券が1本。
ちなみに最も好成績を残しているのが4番人気の馬で〔301〕。
7年の勝ち馬、すべて1〜4番人気の馬ということになります。
ステップレースで好相性なのは2つ。まずは阪急杯組〔451〕。
連対馬の65%近くがこのステップ。
その連対9頭は、阪急杯でも連対、もしくは2番人気までに推されていました。
もう1つ、シルクロードSから〔103〕。
この4頭は、勝ち馬2頭と3番人気(5、9着)だった馬。
その他では、OP特別時代も含むオーシャンS、フェブラリーS、
東京新聞杯、マイルCS、スプリンターズS、阪神牝馬Sなどからの好走例があります。
年齢別に見ると、4歳〔121〕、5歳〔423〕、6歳〔223〕、7歳〔010〕。
5歳馬強しでしょうか。
牝馬は〔113〕。去年は牝馬が2、3着。
またその去年は1200未経験の馬の1、2着でした。
1200の経験が無い馬に好走例なしというジンクスは破れましたが、
やはりベースは距離と平坦に実績のある韋駄天馬を狙えということだと思います。
今年最初の芝のG1、ものにしたいですね。
マーチS(日曜・中山)
ダート1800mで争われるハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔110〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔001〕。
上位人気馬大苦戦。
逆に6番人気以下〔556〕、うち2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタなく、万馬券4本。
他にも8000円台が2回に、4000円台が2回。
残る2回が1000円台ですから、いかに大荒れの重賞かがわかるかと思います。
トップハンデ馬は10年で10頭いて〔222〕。頑張ってます。
この6頭の人気は、1番人気2頭、2番人気2頭、3番人気1頭、4番人気1頭。
トップハンデで好走するには高い人気に支持されているぐらいでないとキツいということでしょう。
0.5キロが付く馬も3着以内に6頭。トップハンデ以外でも、比較的重めのハンデの馬が頑張ります。
ステップレースですが、最もいいのが仁川S組で〔443〕。
次にフェブラリーS組〔203〕。
地方交流重賞の、佐賀記念から〔110〕、名古屋大賞典から〔101〕。
これら重賞、OP特別組は人気、着順不問です。
続いて準OPから〔212〕。こちらは勝ち必須。
その一方で、1番人気で負けるパターンに仁川S勝ち馬と
準OP勝ち馬がそれぞれ3頭ずついるというのも気になるデータ。
好相性のステップながら、全幅の信頼を置かないこと。
特に仁川S勝ち馬は斤量が重くなっての敗戦。
増えたハンデを克服する力があるかどうかの見極めをしっかりすることが大切なようです。
年齢別に見て見ましょう。4歳〔123〕、5歳〔452〕、
6歳〔322〕、7歳〔112〕、8歳〔101〕。
5、6歳中心も、ベテランが頑張るレースでもあります。
穴党のみなさん、頑張りたいですね(笑)。
日経賞(土曜・中山)
天皇賞・春を見据えた古馬の1戦。芝2500m戦。
過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔132〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔232〕、うち2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券2本。それも300円台が3回もあるかと思えば、
98年には213370円という大万馬券も出て。両極端なレースと言えそうです。
ステップレースも実にさまざま。
3着以内に2頭以上を送り込んでいるレースに絞ると、まずは有馬記念から〔320〕。
この5頭中4頭は4着以内。
中山記念3着以内の馬が〔111〕。
京都記念から〔023〕。人気、着順不問です。
ダイヤモンドS組〔112〕。この4頭中3頭が連対馬。
OP特別の白富士S3着以内の馬〔111〕。
準OP連対馬〔131〕。
このうち芝2500mの御堂筋S組が〔121〕というのが面白いところ。
今年このステップはいませんが、同じ2500m好走馬なら格下からの台頭も注意が必要なようです。
果たして今年は堅いのか、荒れるのか。楽しみに注目しましょう。
毎日杯(土曜・阪神)
3歳馬の東上最終切符を懸けた1戦。
今年から1800m戦へと、1Fの短縮になりました。
98年は3着同着。従いまして、3着馬は10年で11頭いること、
ちょっと頭の中に置いておいて下さい。
過去10年、1番人気は〔511〕、2番人気は〔301〕、3番人気は〔123〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔022〕。
1〜3人気で9勝ですから、軸には上位人気馬を据えたいところ。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。他に8000円台と6000円台が1回ずつ。
伏兵の台頭にも少々注意が必要なようです。
ステップレースなんですが、3着以内に2頭以上を送り込んでいるレースを挙げておきましょう。
まずはきさらぎ賞3着以内の馬〔203〕。ラジオNIKKEI杯2歳S3着以内の馬〔200〕。
共同通信杯連対馬〔200〕。京成杯連対馬〔002〕。そして弥生賞5着だった馬が〔011〕。
OP特別組〔112〕。500万からは、芝の特別から〔240〕、芝の平場から〔100〕。
ダートの平場から〔020〕。500万からなら芝は勝ち必須、ダートは2着でもOKです。
この10年の3着以内31頭中、前走で3着を外していたのはわずかに5頭。
さらに掲示板を外していたのは
ダートのOP特別ヒヤシンスS7着から2着に頑張った02年のダイタクフラッグ、ただ1頭。
人気の面でも前走3番人気までに推されていたのが22頭。
6番人気以下はわずかに2頭ですから、上位人気で好走した馬を狙いたいレースです。
そしてこの毎日杯の特徴は、逃げ、先行馬が大活躍だということ。
1Fの短縮がどう出るかはわかりませんが、この5年で逃げ馬4連対。
もう1頭も3着ですから先手必勝。前残りに十分注意して下さい。 |