週末の重賞……2006.12.21
有馬記念(日曜・中山)
GP有馬記念です。芝2500m戦。
過去10年、1番人気は〔520〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔131〕。
馬連3ケタ4回、万馬券2本。毎年上位3番人気までの馬が必ず1頭連絡み。
その一方で6番人気以下〔027〕、2ケタ人気馬〔023〕ですから、
ヒモには伏兵の台頭を注意する必要がありそうです。
好相性のステップは3つ。中でも圧倒的好成績を残しているのがJC組で〔635〕。
現在7年連続で連対馬を輩出中なんです。
JC勝ち馬3頭、2着馬3頭。また1、2番人気に推されていた馬7頭。
大きく負けた馬も巻き返せるので、成績に関わらずチェックが必要です。
次に天皇賞から〔121〕。着順、人気は不問です。
もうひとつ、菊花賞から〔121〕。こちらは連対もしくは2番人気まで。
他に馬券圏内に入ってきたステップとしては、アルゼンチン共和国杯、
毎日王冠、宝塚記念、ステイヤーズS、ディセンバーS、凱旋門賞などがあります。
年齢別では、3歳〔422〕、4歳〔544〕、5歳〔123〕、
6歳〔010〕、7歳〔011〕。4歳と3歳がいいようです。
ただし、一世代が3着までを独占したというのは一度もなく、
各世代のスターホースがしのぎを削るグランプリレース。
馬券的にも有終の美を飾りたいですね!

ラジオNIKKEI杯2歳S(土曜・阪神)
クラシックに直結すると言われる2歳の重賞。芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔134〕、2番人気は〔720〕、3番人気は〔025〕。
1番人気馬より2番人気馬の方が良く、なんと9連対。
軸は2番人気とデータは教えてくれています。
6番人気以下〔111〕、2ケタ人気馬の3着以内なし。
1〜3番人気で上位3着までを独占というのが半数の5回。堅い2歳戦です。
馬連3ケタ4回に万馬券1本。
穴を狙うにしても、あまり無謀な穴狙いはお勧めできません。
ステップレース見ていきましょう。G1朝日杯FS組〔111〕。
着順、人気など不問です。
その他の重賞では、デイリー杯2歳S2着馬〔100〕
。東京スポーツ杯2歳S連対馬〔021〕。札幌2歳S勝ち馬〔020〕。
OP特別からは、京都2歳S連対馬〔220〕。
500万特別連対馬〔414〕。中でもエリカ賞勝ち馬〔201〕。
500万の平場連対馬〔100〕。
新馬(デビュー戦)勝ち即の馬〔112〕。1番人気での勝ち上がり3頭、3番人気1頭です。
未勝利または2戦目以降の新馬戦勝ち即の馬〔012〕。1番人気2頭、3番人気1頭。
以上のことからもわかるように、朝日杯FSのみ連を外した馬の巻き返しが可能。
それ以外のレースはすべて2着以内が好走の条件。エリート馬を狙いたいところです。

 
 


 
 
 週末の重賞……2006.12.15
阪神C(日曜・阪神)
今年から新設された芝1400mのG2。
いかんせん第1回なのでデータも何もないのですが、
おそらくスプリンターよりはマイラーがいいはず。
新・阪神はパワーを必要とする馬場。その辺は府中の馬場をイメージするといいかも。
後方一気のイメージも無く、やはり好位から立ち回れる馬が狙い?

iconフェアリーS(日曜・中山)
2歳牝馬の限定戦。芝1200m戦。
過去10年、1番人気は〔310〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔330〕。
上位3番人気までで8勝2着6頭ですから、配当的にも馬連3ケタ3回、
万馬券なしと、パッと見ると堅そうなレース。
ところが、6番人気以下〔236〕、うち2ケタ人気馬〔014〕ですから、
3連単や3連複は大きな馬券になりやすいのです。
ステップレースを見てみましょう。まずは阪神JF組で〔432〕。
人気、着順共に不問。1600じゃ長かった馬が1200で巻き返すというパターン。
ただしもうひとつ前のレースを見てみると、どの条件であろうと距離は1400以下という馬が9頭中8頭。
また9頭すべてが前々走は3着以内または3番人気までに推されていました。
OP特別では福島2歳S勝ち馬〔200〕。
500万では、赤松賞組〔202〕。連対もしくは3番人気まで。
黒松賞組〔120〕。これはすべて勝ち馬。
去年は黒松賞勝ちから連闘で臨んだダイワパッションがこのレースを制してます。
他の500万特別からは〔011〕、平場からは〔021〕。こちらは掲示板確保でOK。
このあたりが馬券を難しくしている要因でしょうか。ただし、2着が精一杯ですからね。
軸馬が決まったら、流してみるのが正解かも知れません。
最後に新馬勝ち〔010〕、未勝利勝ち〔114〕。
これら7頭中6頭は1、2番人気での勝ち上がりでした。
阪神JF以外は3頭の例外を除けばみな3着以内。
基本的には前走好走組と覚えておいて下さい。

icon愛知杯(土曜・中京)
牝馬限定のハンデ戦。芝2000m戦。
このレースも今年から施行時期が変わりました。
もともと父内国産限定重賞として12月に行われていたのが、00年に6月に移動。
さらに牝馬限定になったのが2年前で、再び暮れに戻ってきたということになります。
従いまして、データなども無いのですが、牝馬限定になったこの2年を振り返ってみましょう。
04年は、1着9番人気53キロ、メモリーキアヌ。2着5番人気56.5キロ、チアズメッセージ。
3着8番人気54キロ、エリモピクシー。馬連7850円、3連複23010円。
05年は、1着13番人気51キロ、マイネソーサリス。
2着11番人気53キロ、チアフルスマイル。3着14番人気50キロ、フィヨルドクルーズ。
馬連43790円、3連複340000円、3連単2214210円の大波乱でした。
トップハンデ馬は3頭いて、04年チアズメッセージが56.5キロで2着。
ところが去年は56.5キロの2頭が16、18着と惨敗しています。
準OPを勝てなかったメモリーキアヌが勝ち、
翌年は1000万を勝ったばかりのマイネソーサリスとフィヨルドクルーズが1、3着。
でもチアズメッセージ、チアフルスマイル、エリモピクシーには、
近2走のいずれかで牝馬重賞またはOP特別に3着以内があり、
メモリーキアヌも前々走は福島牝馬S3着だった馬。
条件勝ちの勢いと、重賞かOP特別好走の好調の波。
このいずれかを近走にもっている穴馬を狙いたいですね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.12.8
朝日杯FS(日曜・中山)
2歳王者決定戦。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔342〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔011〕。
この10年、1番人気または2番人気のいずれか一方が必ず連絡み。
ただし1、2番人気でのワンツーは2回だけ。
6番人気以下〔223〕、うち2ケタ人気馬は〔101〕です。
馬連3ケタ4回に万馬券なし。
でも8000円台、6000円台、4000円台が出ているように、ヒモ荒れには注意が必要です。
ステップレース見ていきましょう。
まずは京王杯2歳S組〔402〕。連対または1番人気だった馬。
東京スポーツ杯2歳S組〔222〕。3着までならOK。
デイリー杯2歳Sから〔031〕。勝ち馬または2番人気までの馬。
札幌2歳Sから〔020〕。共に勝ち馬でした。
OP特別勝ちが〔203〕。中でも京都2歳S勝ち〔201〕です。
500万特別勝ち〔021〕、500万平場勝ち〔001〕。
とにかく3着以内の全30頭中、前走勝ちが22頭。
うち1番人気で1着だった馬が12頭もいるんです。他にも前走2着が5頭。
残る3頭は着順こそ、3、5、13着なれど、人気は1、1、2番人気。
人気も着順も低かった馬は不要。ここはエリートを狙えとデータは教えてくれています。
これらの条件を満たしていながら今回人気の低い馬に穴馬の資格あり、ということなんでしょうね。
キャリアは2〜4戦がベスト。
この10年で地方所属馬、地方からの転入馬を除くと、3着以内は27頭。
その中に2〜4戦という馬が23頭もいます。
牝馬の2歳戦もそうでしたが、キャリアはこれぐらいがいいようです。
近年は2週後に控えしラジオNIKKEI杯2歳Sの方が、
2000mという距離もあってかクラシックに直結しやすいと。
こちらはマイル路線の活躍馬を出すイメージ。
とはいえ、グラスワンダー、アドマイヤコジーン、アドマイヤドン、
エイシンプレストンなどの種牡馬を多く輩出してきたG1。
今年はどの馬が先頭でゴールインするのでしょう?

iconyjirushi鳴尾記念(土曜・阪神)
去年までのハンデ戦から別定になり、距離も1800mとなった今年の鳴尾記念。
施行時期が6月から12月に変わったのが00年のこと。
従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔100〕。
1番人気は去年初めて馬券圏内を外しましたが、基本的には信頼足りうる存在。
ただし2、3番人気は不振です。
6番人気馬〔223〕、うち2ケタ人気馬〔102〕です。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。その万馬券は去年の3万馬券。
10、7、5番人気のワンツースリーで、その3連単はなんと1037230円!
レースの条件が変わっても、傾向を引き継ぐこともあります。
伏兵の台頭には注意が必要でしょう。
ステップレースを見て行きましょう。
相性の良かった京阪杯も今年から1200mに様変わり。
従ってこれを省くと、最も好相性なのがマイルCS組で〔221〕。
着順不問なんですが、1番人気で大敗の馬の巻き返しが2頭。
あとは人気も着順も2ケタだけど、前々走で2000mを走っていた馬が2頭。
このあたりが穴パターンでしょうか。
次に福島記念組〔200〕、菊花賞から〔011〕。これら着順、人気不問です。
準OPからだと〔111〕。連対または2番人気までならOKです。
脚質的に穴を開けるのは人気薄の逃げ馬。
去年のメジロマントルも逃げ切りですが、後方一気はなかなか決まらず。
コース、条件が変わってどうかですが、先行勢の前残りには注意が必要です。

 
 


 
 
 週末の重賞……2006.12.1
阪神JF(日曜・阪神)
2歳女王決定戦。改装なった新・阪神競馬場、外回り芝の1600m戦。
以前はスタートしてすぐ2コーナーのカーブを迎えるため、内はごちゃつき、
外枠は外へ振られる不利があると言われてきたものの、
新装なった今年は向こう正面からのスタート。
まず長い直線を走って、コーナーも2つ。紛れの少ない力の戦いとなりそうです。
過去10年、1番人気は〔302〕、2番人気は〔103〕、3番人気は〔130〕。
上位人気馬にあまり信頼が置けない一方で、6番人気以下〔574〕、
うち2ケタ人気馬〔031〕。そう、波乱のG1なんです。
馬連3ケタがなく、万馬券4本。
他にも8000円台、6000円台、4000円台、3000円台が1回ずつ。
あのスイープトウショウもラインクラフトも1番人気に応えることができなかった重賞です。
ステップレース見てみましょう。最も好相性なのがファンタジーS組で〔334〕。
連対もしくは2番人気までに推されていたならOK。
ところが、大敗からの巻き返しが唯一許されているのもこのレース。
そのためには、前々走で重賞またはOP特別を勝っていることが必要。
このパターンが結構人気を落として穴となるので注意が必要です。
札幌2歳Sから〔200〕、デイリー杯2歳Sから〔100〕、新潟2歳Sから〔011〕、
函館2歳Sから〔010〕。これらすべて連対もしくは2番人気までに推されてた馬。
OP特別からは〔211〕。4頭中3頭は勝ち馬。もう1頭は3着馬。
500万の特別から〔203〕。5頭中4頭が勝ち馬。平場からだと〔010〕。
最後にデビュー勝ち即の馬〔031〕です。
経験値は大事、でも使い過ぎでは上積みがない。
キャリアは2〜4戦がベストというのも覚えておいて下さい。
ステイヤーズS(土曜・中山)
中山の芝内回りコースをぐるり2週するこのレース。平場では最長の3600m戦。
ハンデ戦から別定戦に変わったのが97年のこと。従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔520〕、2番人気は〔002〕、3番人気は〔210〕。
1番人気馬の9年で7連対は立派です。
6番人気以下〔213〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に万馬券は1本。
1番人気が飛んだ2回は、24010円と5300円。
1番人気が飛ぶと配当は大きくなるようです。
ステップレースなんですが、昔は芝の3000m戦で好相性だった
OP特別のドンカスターCが準OPのダート1400m戦になってしまいました。
従いまして、今注目は2つのレース、まずはアルゼンチン共和国杯で〔333〕、
次に菊花賞で〔210〕。共に人気、着順などは不問です。
前走の距離を見てみると、3着以内の27頭中24頭が前走2400m以上の距離を走ってきたんですね。
残る3頭はというと、2200m、2000m、1800m戦。生粋のステイヤーを探してみて下さい。

icon yajirushi中日新聞杯(日曜・中京)
今年から少し条件が変わって、芝1800mから2000mに。
別定戦からハンデ戦へとなりました。
それでも一応データは暮れの中京で行われるようになった00年からの過去6年で見ていきましょう。
1番人気は〔130〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔103〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ1回に1000円台が3回。
最高配当は去年の7070円と、なんとなく取り頃、ハズし頃といった配当ですよね。
今年はハンデ戦になって、さらなる波乱があるかも知れません。
ステップレースも実にさまざま。G1でくくると〔132〕。着順や人気は不問です。
その他の重賞だと、福島記念掲示板組〔012〕。
ところが、それらの重賞組よりも、OP特別組〔200〕、準OP3着までの馬〔110〕、
1000万連対の馬〔202〕と、こちらの方が元気なんですね。
格より勢い。そうだとすると軽ハンデの格下の馬にさらなる注意が必要でしょう。
年齢別に見ておくと、3歳〔123〕、4歳〔341〕、
5歳〔201〕、7歳〔001〕。4歳馬好成績です。
日本で唯一の父内国産馬限定の重賞。
好きだった父の子に1票というのもありだと思いますョ。

 
 


 
 
 週末の重賞……2006.11.23
ジャパンカップ(日曜・東京)
芝2400m戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
ちなみに96年は3着同着。従いまして3着は9年で10頭います。
1番人気は〔215〕、2番人気は〔241〕、3番人気は〔300〕。
1番人気馬3着以内に9年で8頭、2番人気馬7頭。
まずまず信頼が置ける存在と言っていいでしょう。
6番人気以下〔023〕、うち2ケタ人気馬〔011〕。馬連3ケタ3回、万馬券1本。
あまりなじみのない海外の強豪を迎えて行われるレースにしては、比較的平穏な決着。
これも強くなった日本馬が信頼できるようになったからかも知れません。
外国馬では、イギリス〔302〕、香港〔010〕、UAE〔001〕、フランス〔001〕。
イギリス馬の健闘が目につきます。
ちなみに中山で行われた02年は、イタリア、アメリカのワンツーでした。
日本馬は9年で6勝2着8回という好成績。ではその日本馬のステップ見ていきましょう。
抜けていいのが天皇賞・秋からで〔343〕。連対もしくは2番人気までに推されていたならOK。
次に3歳菊花賞組で〔122〕。こちらも連対または2番人気まで。
その他では、秋華賞勝ち馬〔010〕、エリザベス女王杯1番人気3着馬〔010〕、
京都大賞典1番人気1着馬〔100〕、毎日王冠2着馬〔100〕などがあります。
前走で掲示板を外して3着以内に来た日本馬は、
去年天皇賞6着から2着に来たハーツクライだけ。
とにかく前走で人気も着順も上位の馬を狙いたいですね。
年齢別に見てみると、外国馬も含め、3歳〔233〕、4歳〔434〕、
5歳〔223〕、6歳〔110〕。4歳をはさむ形で好成績。
また牝馬は96、97、98年と日本の牝馬が2着に来ています。
日本馬に跨がっても、外国人ジョッキーが頑張ります。
ペリエ騎手(01年ジャングルポケット1着、03年シンボリクリスエス3着、04年ゼンノロブロイ1着)、
ルメール騎手(04年コスモバルク2着、05年ハーツクライ2着)、
デザーモ騎手(05年ゼンノロブロイ3着)などが結果を出しています。
今年は外国馬の参戦が2頭と寂しいのですが、外国馬の場合、
カギを握るのはオツリと本気度。そのあたりから取捨選択してみて下さい。

ジャパンカップダート(土曜・東京)
ダート2100m戦。今年で7回目を迎える砂のJC。
こちらも中山で行われた02年を除く、データは過去5回です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔000〕、3番人気は〔010〕。
狙えるのは1番人気のみといった感じでしょうか。
6番人気以下〔114〕、うち2ケタ人気馬〔111〕。
穴党は3着に伏兵を狙いたいところです。
馬連3ケタ2回、万馬券なし。
ただし中山で行われた02年は6万馬券になっています。
砂の違いからか外国馬の好走はほとんどなく、00年アメリカのロードスターリング3着と、
03年アメリカのフリートストリートダンサー1着のみ。
海外の実績馬が人気になれどまったく走らず。
そのせいもあってか、今年は創設以来初となる外国馬出走なしとなりました。
それでも面白いのは毎年必ず“外”の文字の付く馬が来ているということ。
今年はシーキングザダイヤのみ。
好成績の1番人気に推されるようなら軸として狙うのもいいでしょう。
では日本馬のステップレースです。まずは武蔵野S組〔211〕。
連対馬が再びの好走を見せます。
交流G1南部杯から〔110〕。連対もしくは2番人気まで。
JBCクラシックから〔130〕。基本的には3着あるいは3番人気まで。
ただしこのレース、開催競馬場が変わります。
砂の合う合わないもあり、負けた馬の巻き返した例もありますからね。
その辺は吟味が必要です。
もうひとつ白山大賞典から〔002〕。連対もしくは2番人気までの馬が好走。
さらにこのレース、前々走で好走した馬も頑張ります。前々走もチェックを忘れずに。
あとは準OP勝ちから3着に1頭来ています。
日本馬で前走掲示板を外していたのは、
先程言ったJBCクラシック6着から2着の去年のシーキングザベストのみ。
前走好走は必須と言えそうです。
年齢別には3歳と5歳が2勝ずつですが、まずまんべんなく。
今年はメンバーが寂しい分、どの馬にもチャンスがありそうです。

京阪杯(土曜・京都)
今年で51回目という歴史のあるレースですが、今年から1200mに変更。
1800mで行われていた昨年までとは性格のまったく異なるレースとなりました。
スプリントG1も終了しての6F戦。
そんな意味では以前のCBC賞的位置付けとなるのでしょうか。
あのレース、翌年以降の短距離〜マイルの主役または名脇役を輩出してきたレース。
立ち位置をそこに置いて、今後走ってきそうな馬を狙ってみるのがいいのかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.11.17
マイルCS(日曜・京都)
芝1600mの、秋のマイル王決定戦。
過去10年、1番人気は〔410〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔111〕。
1番人気でさえ連対率5割。上位人気馬、意外と苦戦してるんです。
6番人気以下〔226〕、2ケタ人気馬〔205〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。荒れる時には荒れるG1。
特に3着の半分は2ケタ人気馬が来てるのですから、3連単は3着伏兵で行きたいレースです。
ステップレースなんですが、前走OP特別から3着以内というのが3頭。
それはみんなアイルランドTの連対馬でした。
ところがこのレース、今は準OP戦になってしまいました。
従いまして、基本的には前走は重賞からと限定していいでしょう。
ダートからはただ1頭、マイルの武蔵野S2着からこのレースを勝った“意外性の馬”、
00年のアグネスデジタルがいるだけです。
では具体的に。まずはG1から。秋の天皇賞組〔332〕。着順、人気は問いません。
スプリンターズSから〔300〕。連対または1番人気だった馬。
そして秋華賞2着から〔011〕。
その他の重賞だと、富士S掲示板から〔110〕、スワンS3着までの馬〔105〕、
毎日王冠で1着または1番人気だった馬〔030〕となっています。
スプリンターズSも秋初戦に移ったのが00年ですから、
6年で3頭の勝ち馬を輩出していることになります。
2Fの延長とはいえ、ちょっと怖いステップと言えますよね。
牝馬は〔041〕と2着が精一杯。これも気になるデータです。
最後に年齢別で。3歳〔233〕、4歳〔651〕、5歳〔125〕、6歳〔101〕。
気付いたかと思いますが、4歳馬が中心なんです。
7歳はこの10年で12頭が出走して、3着以内なし。
でも今年は7歳馬元気です!果たしてジンクスを破ることができるのか、注目です。

東京スポーツ杯2歳S(土曜・東京)
2歳の重賞。勝ち馬に、キングヘイロー、アドマイヤコジーン、
アドマイヤマックスらがいて、去年はフサイチリシャール、
メイショウサムソンのワンツーとなった出世レース。
芝1800m戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔402〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔110〕。
上位人気馬、信頼できるとは言い兼ねる成績。
6番人気以下〔123〕、うち2ケタ人気馬〔001〕です。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。他に4000円台が1回、2000円台が4回と、
やはりこのレースもまたひとひねり必要な2歳重賞と言えそうです。
ステップレース見てみましょう。相性のいいところでは、札幌2歳S組〔201〕。
連対または1番人気だった馬。
デイリー杯2歳S組〔111〕。こちらは着順、成績など不問。
いちょうSから〔123〕。この6頭中5頭は連対馬。
萩Sから〔110〕。この2頭は、勝ち馬と2番人気4着だった馬。
あと、500万特別勝ちが〔120〕、新馬勝ってすぐの馬〔220〕、
未勝利または2戦目以降の新馬勝ちから〔112〕です。
このレース、府中の1800mというタフな条件。過去の3着以内はすべて男馬。
さらに第1回のみ前走1400mからのワンツー、
00年には1500mのクローバー賞以来で3着(1番人気)になった
ウインラディウスの例もありますが、
それ以外はすべてマイル以上のレースからというデータがあります。
このこともちょっと頭の中に置いておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.11.09
エリザベス女王杯(日曜・京都)
最強牝馬決定戦。芝2000m戦。
古馬牝馬に開放されたのが96年のこと。従いましてデータはちょうど過去10回です。
1番人気は〔231〕、2番人気は〔520〕、3番人気は〔210〕。
2番人気の頑張りが目立ちます。勝ち馬10頭中9頭までもが3番人気までの馬。
残る1頭も4番人気と、上位人気馬の頑張るG1です。
6番人気以下〔014〕、うち2ケタ人気馬〔003〕。
上位3番人気までの馬で3着わずかに1頭だから、穴党は3着伏兵をおすすめしたいですね。
馬連3ケタ4回、万馬券なし。最高で2番人気と7番人気で決まった99年の5270円。
毎年1、2番人気のどちらかが必ず連に絡んでます。無謀な穴狙いは避けたいレースです。
ステップレース見ていきましょう。一番相性の良いのは府中牝馬S組で〔265〕。
3着または3番人気まで。高い人気で負けてる馬でも6着まで。大敗からの巻き返しはありません。
次に秋華賞組で〔231〕。連対馬4頭。残る2頭の前々走はローズS2着。
秋の天皇賞から〔201〕。着順、人気は不問です。
京都大賞典から〔110〕。連対もしくは2番人気まで。
最後に札幌記念から〔101〕。これは1着もしくは1番人気の馬でした。
前走は例外なく芝1800m以上の重賞から。
また重賞に連対歴のない馬に3着以内がないというのも付け加えておきましょう。
年齢別に見ておくと、3歳〔231〕、4歳〔554〕、5歳〔325〕。
この3世代で3着以内のすべてを占めているんです。
さらにこの年齢の中で、2年続けて好走する馬が多いんです。
96年勝ったダンスパートナーは翌年2着。98年勝ったメジロドーベルは連覇。
99年2着フサイチエアデールは00年も2着。03年勝ったアドマイヤグルーヴは連覇。
04年2着オースミハルカは05年も2着。
今年は去年の覇者スイープトウショウに好走の目。
カワカミプリンセスとの新旧女王対決が楽しみです!

京王杯2歳S(土曜・東京)
芝1400m戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔231〕、2番人気は〔203〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔312〕、うち2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。大きくも荒れないけど、すんなりとも決まらない。
なかなかつかみづらい1戦ではあります。
ステップレースも実にさまざま。条件別にくくってみましょう。
重賞から〔412〕、OP特別から〔343〕、500万の特別から〔133〕、
500万の平場から〔011〕、新馬(2戦目も含む)から〔111〕。
重賞組は着順や人気は不問。OP特別や500万からなら、1400mを走っていた馬は連対必須。
ダートのプラタナス賞も含めて、そう。1200や1600からなら巻き返し可能です。
ただし、連対18頭中、どんな条件であろうと前走で馬券圏外に負けていたのは4頭だけ。
これを3着に広げても7頭ですから、やはり前走で好走しているにこしたことはないのでしょうね。
また新馬勝ち組はダートでもOK。ダートからなら1番人気に推されていたことが必要です。

福島記念(土曜・福島)
今年の福島開催を締めくくるハンデ重賞。芝2000m戦。
95、96年は改修工事のため新潟で行われました。従いまして、データは97年からの9年です。
1番人気は〔201〕、2番人気も〔201〕、3番人気も〔201〕。
3番人気までは奇しくも同じ成績なんです。
6番人気以下〔284〕、うち2ケタ人気馬〔024〕。9年で2着8頭が6番人気以下。
最も安いので1番人気と4番人気で決まった03年の1810円です。1000円台もそれひとつ。
万馬券2本に、9000円台、8000円台もある波乱のハンデ戦。穴党は今週はこちらですかね。
ハンデ戦です。トップハンデ馬見てみましょう。9年で15頭いて〔212〕。
たまに好走もするのですが、その一方で2ケタに負けたのも半数近い7頭。
ちょっと狙いづらいかも知れません。
ステップレースも実にさまざま。ここも条件別にまとめてみたいと思います。
まずは重賞組で〔426〕。
この中には今は無くなってしまったカブトヤマ記念から〔302〕というのがあります。
今はそのレースが無いだけに混沌としているのは確かです。
OP特別組が〔342〕。中でもオパールSから〔201〕、カシオペアSから〔121〕。
このOP特別組、着順、人気は不問です。
最後に1000万下勝ち馬〔011〕となっています。
人気になりやすいのは前走重賞で大きく負けていながら、過去の実績や格などから上位に推される馬。
例えば天皇賞出走馬。
でもこういうタイプは人気を裏切りやすいんですね。
逆に去年の1着グラスボンバー(オールカマー2着)や3着ワンモアチャッター(朝日CC勝ち)のように、
前走重賞好走馬なら素直に信じるのも手だと思います。
繰り返しになりますが、2着は9年で8頭が6番人気以下。
2着伏兵で穴を狙いましょう!
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.11.02
アルゼンチン共和国杯(日曜・東京)
芝2500mのハンデ戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔110〕、2番人気は〔204〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔463〕、うち2ケタ人気馬は〔231〕。
馬連3ケタはなく、万馬券が3本。
他にも9000円台、7000円台、4000円台が1回ずつに、
3000円台が2回と、とにかく荒れる重賞なんです。
ステップレース見て行きましょう。まず京都大賞典から〔311〕。
掲示板または4番人気までに推されていた馬ならOK。
昨年の1〜3着はすべてこのステップでした。
OP特別組〔122〕。こちらは着順、人気などは不問です。
実は最も連対が多いのが1600万組で〔331〕。
このうち連対6頭は前走3着以内の馬。
中でもオクトーバーSの連対馬の相性が良く〔220〕なんですね。ちょっと覚えておいて下さい。
1000万下連対馬も〔021〕。
500万下2着から3着なんて例もあるくらいですから、なかなか絞り込むのは難しそうです。
ハンデ戦です。トップハンデ馬は9年で10頭いて〔102〕。
どうやら軽い方がいいみたいです。
前走と比べて斤量が軽くなった馬〔876〕、同斤〔112〕、増えたのはわずかに〔011〕。
人気のアイポッパーやトウショウナイトにはちょっぴり嫌なデータとなります。
穴は先の好ステップに加え、重賞、OP特別で敗れた軽ハンデ馬、
条件戦好走後もハンデが重くならない3歳馬あたりでしょうか。
前走2100m以上を走っていた馬が〔667〕。
1800m未満のレースからの3着以内が無いことも付け加えておきましょう。

ファンタジーS(日曜・京都)
2歳牝馬限定の重賞。芝1400m戦。
今年で11回目となるこの重賞。
過去10回、1番人気は〔400〕、2番人気は〔220〕、 3番人気は〔114〕。
6番人気以下〔124〕、2ケタ人気馬〔011〕です。
不確定要素の多い2歳牝馬の重賞ですから、どうしてもひとひねりは必要なようで、
1、2番人気でのワンツーフィニッシュは1度もなく、馬連3ケタ2回に万馬券1本。
馬連3ケタと言っても950円に970円ですから、限り無く4ケタに近い3ケタなんですね。
ステップレースも実にさまざまで、重賞からダートの新馬まで幅広いレースから好走馬が出ています。
レースの条件でくくってみましょうか。
まず重賞から〔022〕、OP特別から〔522〕、500万から〔253〕、
新馬勝ち〔312〕、未勝利勝ち〔001〕。
勝つという点ではOP特別か新馬、連対なら重賞か500万といった感じ? いずれも3着以内必須。
どの条件であれ、4着以下に負けた馬の3着以内はありません。
これは取捨選択のポイントになりそうですよね。
キャリアは1、2戦の馬が〔554〕と3着までの約半分を占めています。
経験は浅くとも、キラリと光る素質があれば十分通用するということでしょう。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.10.27
天皇賞・秋(日曜・東京)
古馬の頂点を決める戦い。芝2000m戦。
中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔331〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔223〕、うち2ケタ人気馬〔122〕です。
馬連3ケタ2回、万馬券3本。
9戦3勝2着3回の1番人気以外は上位人気馬に信頼が置きづらい情況。
他にも8000円台が1回あるなど、波乱も念頭に置いておかなくてはならないG1です。
ステップレースですが、目立ったところでは、京都大賞典組〔331〕。
着順不問も、さらにその前を見てみるとG1好走または重賞勝ちの馬たち。
次に毎日王冠組で〔114〕。3着が多いのが気になるところですが、
連対するには高い人気で3着までに入っていたことが必要。
勝ち数では毎日王冠を上回るのが札幌記念組で〔200〕。この2頭は共に勝ち馬。
オールカマーから〔021〕。この3頭は1着か1番人気馬。
最後に宝塚記念以来という馬〔111〕。
連対もしくは1番人気だった馬ならぶっつけでも好走可能なようです。
年齢別に見てみましょう。3歳〔210〕、4歳〔644〕、5歳〔145〕、
6歳〔010〕、7歳〔100〕。圧倒的に4歳馬ですよね。
“サラブレッドは4歳の秋に完成する”というのを裏付けるかのような数字。
連対なら5歳もOK。また3歳馬も通用するということを知っておいて下さい。
去年、おととしの上位は、1番人気と人気薄の牝馬。
今年はディープインパクトの回避で、牝馬がかなり人気になりそう。
果たしてどんな結果になりますでしょうか?

スワンS(土曜・京都)
芝1400m戦。マイルCSの前哨戦。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔001〕。
2番人気はまずまずですが、基本的に上位人気馬不振。
6番人気以下〔547〕、うち2ケタ人気馬〔303〕。
馬連3ケタ1回に万馬券2本。他にも8000円台3回に6000円台1回。
とにかく荒れに荒れる重賞なんです。
ステップレースを見てみましょう。セントウルSから〔221〕、関屋記念から〔111〕、
京成杯AHから〔110〕、G1安田記念以来の馬〔012〕。これらすべて着順不問。
大敗からの巻き返しもたくさんあって、実につかみづらいんですね。
さらにスプリンターズSが秋初戦のG1になってから、
このG1からのステップが最も良く、〔432〕。
こちらも2ケタ着順からの巻き返しもあるように前走着順だけで切るのは危険なんです。
年齢、性別でも特筆すべき特徴は無く、強いて挙げれば、牝馬が〔130〕。
この4頭中3頭はスワンSで2番人気に推さていれました。人気の牝馬侮るべからずです。
脚質的にも、逃げ馬が残る時もあれば、ズブズブの差し差しで決まる時もある。
京都外回りの1400m戦。展開を描きつつ、京都の芝実績に加え、
平坦コースの向き不向きをチェックすると、見えてくるものがあるかも知れません。

武蔵野S(土曜・東京)
ダート1600m戦。今年で迎えて11回目なんですが、秋のマイル重賞に移動、
距離短縮されたのが00年のこと。
従いまして、中山で行われた02年を除くデータは過去5回です。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔001〕。
1、2番人気はまずまず頑張っていて、この5回どちらかが必ず連に絡んでいます。
6番人気以下〔014〕、2ケタ人気馬〔002〕ですから、
穴党は3着に伏兵を持ってきたいですね。
馬連3ケタ1回、1000円台2回に、万馬券なし。
最高で1番人気と8番人気で決まった03年の8660円。
この年は3着も11番人気で3連複は105380円となりました。
繰り返しになりますが、3着伏兵をお勧めします。
ステップレースは実にさまざま。
前走ダートのレースなら掲示板必須。ダートの条件戦なら勝ち必須。
重賞といえども大敗からの巻き返しはありません。
芝からのステップですと、G1以外は同様に掲示板必須。
とにかく前走成績がひとつのカギを握るようなんです。
裏を返せば、条件を満たす人気薄を3着に持ってくること。
これがおいしい馬券への近道でしょうか。
最後に年齢別の成績です。
3歳〔321〕、4歳〔011〕、5歳〔211〕、6歳〔001〕、7歳〔011〕。
3歳勢がいいのがわかるかと思います、次に5歳馬を。
4歳は人気になっても何故か不振。このこともちょっと覚えておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.10.20
菊花賞(京都・日曜)
3歳3冠最終戦。芝3000m戦。
過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔213〕。
上位はほとんど同じような成績。6番人気以下〔352〕、2ケタ人気馬〔120〕です。
馬連3ケタ2回に万馬券3本。
02年には10番人気と16番人気で96070円という大きな配当も出ています。
ステップレースですが、京都新聞杯が春に移動した00年以降、
最もいいのが神戸新聞杯組の〔426〕。
これには99年ラスカルスズカの3着も含みますが、実質6年での成績です。
3着以内のおよそ半数がこのステップだということになります。掲示板確保ならOK。
6着から巻き返したのは2頭ですが、その2頭はさらにその前、つまり前々走は1着でした。
そしてもうひとつのTR、セントライト記念から〔130〕。2着馬3頭、4着馬が1頭。
その他では、京都大賞典3着までの馬〔110〕、札幌記念〔010〕、朝日CC〔001〕、
OP特別から〔002〕、1000万特別〔110〕などがあります。
ダービー出走馬〔786〕、未出走馬〔324〕で連対比率は3:1。
強力な上がり馬がいないと、なかなか春の勢力図を崩すのは難しいということでしょう。
皐月賞馬は6頭出走して〔311〕、残る1頭は02年落馬したノーリーズン。
ダービー馬は7頭出走して〔112〕。皐月賞馬の方が好成績。
もちろん去年の3冠馬ディープインパクトはダブルでカウント。
2年連続での3冠馬誕生を狙うメイショウサムソンの走りやいかに!

富士S(土曜・東京)
芝1600m戦。外国馬のJCへのひと叩き的立ち位置でできたOP特別が、
1400mの重賞に格上げされたのが98年、そしてマイルに延長されたのが00年のこと。
中山で行われた02年を除く、データは過去5回です。
1番人気は〔101〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔121〕、うち2ケタ人気馬は〔010〕です。
馬連3ケタ1回に万馬券なし。
ですが、9000円台、8000円台が1回ずつと、波乱も考えてえく必要のある重賞です。
ステップレースも実にさまざまなんですが、あえて挙げると京成杯AH組の〔311〕。
掲示板ならOK。
次にOP特別のポートアイランド組で、1着もしくは1番人気に推されていた馬が〔110〕です。
ひとつ面白いのは関屋記念から京成杯AHというローテーションの馬が〔210〕。
具体的には、00年トロットスターは関屋記念5着から京成杯2着で富士S2着。
01年クリスザブレイヴは2着から2着で1着。
去年のウインラディウスは11着から3着で1着。
ちなみに中山で行われた02年のミデオンビットも2着から2着で2着でした。
すなわちこのローテーションで、関屋記念から京成杯で着順を上げてきた、
もしくは同着順で好走なら狙いが立つ?
ちなみに京成杯からの3着以内5頭の京成杯のハンデは、1着57、58.5、58、
2着56、3着56と比較的重いハンデで頑張っていた馬たちなんです。
このようにいろんな視点から分析して欲しいステップレースです。
最後に年齢別の成績です。
3歳〔004〕、4歳〔120〕、5歳〔230〕、6歳〔001〕、7歳〔300〕。
面白いのは3歳馬は3着が精一杯だというのと、7歳馬が3勝もしているということ。
参考にして下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.10.13
秋華賞(日曜・京都)
3歳牝馬3冠最終戦。芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔321〕、2番人気は〔421〕、3番人気は〔021〕。
6番人気以下〔235〕、2ケタ人気馬〔221〕です。
馬連3ケタ5回に万馬券が4本と両極端。2ケタ人気馬の成績からもわかるように、
荒れる時は徹底的に荒れるということを念頭に置いて臨みたいレースでもあります。
ステップレースですが、2つのTRのうち、ローズS組が〔673〕と圧倒的好相性。
このTRで3着までに入った馬が本番でも好走します。
もし4着以下に負けていたならさらにその前をチェック。
前々走1着なら巻き返し可能とデータは教えてくれています。
一方の紫苑S組は〔002〕と今ひとつ。明暗を分けるTRのようです。
また古馬混合のクイーンSから〔023〕。
この5頭はクイーンS3着以内4頭と、4番人気8着から3着に巻き返した馬が1頭。
オークスからの直行組は〔101〕。4着以内ならぶっつけでも通用しそうです。
その他、NHKマイルCから〔100〕、オールカマーから〔100〕。
1000万を勝ったばかりの馬も〔111〕と時に頑張ります。
桜花賞馬は7頭出走して〔320〕。
残る2頭も共に4着。オークス馬も7頭出走して〔201〕。
03年の牝馬3冠スティルインラヴはダブルでカウントしていることからもわかるように、
実は桜花賞馬の方が成績がいいんですね。
京都の内回り2000mは、スタミナの府中2400mより、
スピードの阪神1600mとリンクするのかも知れませんね。

府中牝馬S(日曜・東京)
こちらは古馬牝馬の重賞。芝1800m戦。
中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔611〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔130〕。
6番人気以下〔023〕、2ケタ人気馬〔001〕。
1番人気馬9年で6勝、馬券圏内を外したのがわずかに1回ですから、
まず信頼の手なんですが、2番人気馬大不振。
かといってすごい穴馬が来るかというとそうでもないと。
ちなみに5番人気が〔212〕。
1、3、5番人気での1〜3着が3回あるように、
だいたいそのあたりの人気馬での決着になるようです。
馬連3ケタ3回、万馬券なし。
最高で1番人気と7番人気で決まった00年の4380円ですから、
あまり無謀な穴狙いはお勧めできません。
ステップレースは実にさまざま。2勝以上挙げてるのは2つ。
まずは新潟記念組で〔200〕、共に連対馬。
次にクイーンS組で〔210〕、勝ち馬2頭はクイーンSも勝っていた馬です。
あとはOP特別や準OP、1000万からも連対馬が出ているのですが、
重賞に限って見てみると、牡馬混合戦から〔632〕、牝馬限定戦から〔211〕。
ヒントはこの辺に隠されているかも知れません。
牝馬同士の重賞からなら好走が欲しく、
男馬と戦って敗れた馬なら見直すことも必要ということなのでしょう。
タフな府中の1800です。マイラーよりは中距離馬を狙いたいですね。

デイリー杯2歳S(土曜・京都)
世代最初のG2。芝1600m戦。
マイルの距離になったのが97年のこと。従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔511〕、2番人気は〔041〕、3番人気は〔033〕。
6番人気以下〔402〕。2ケタ人気馬の3着以内はありません。
このレース、面白いのは勝ち馬が両極端だということ。
つまり1番人気馬が5勝で、残る4回の勝ち馬はすべて6番人気以下の伏兵なんですね。
ところが2着は1〜3番人気が8頭。残る1頭も4番人気の馬でした。
なんとなく馬券のヒントが見えてきませんか?
馬連3ケタ3回に万馬券が1本。
ステップレース、まずは各地の2歳Sから見て行きましょう。
小倉2歳S組〔110〕は連対馬。札幌2歳S組〔011〕は4着以内。
函館2歳S組〔011〕は3着以内。
それら2歳S組よりいいのが野路菊S組で〔212〕。
1着3頭、3着1頭、9番人気6着1頭という内訳。このレースは要チェックです。
その他のOP特別からは連対していた馬が〔111〕。
デビュー勝ち即という馬〔141〕。素質で十分通用するということでしょう。
未勝利もしくは2、3戦目の新馬勝ち馬〔203〕です。
ここまで何戦していようと、過去掲示板を外していてこのレースで3着以内に来たのは、
97年の勝ち馬ボールドエンペラーただ1頭。特に前走で言えばレースの種類は問わず、
3着以内に、前走勝ち馬19頭、2着馬3頭、3着馬3頭が。
あとは4着、6着馬がそれぞれ1頭ずつ。
勝ってつけた若駒の自信は大きいということでしょうか。
最後に、牝馬は〔020〕と意外や大苦戦。このことも覚えておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.10.05
毎日王冠(日曜・東京)
芝1800m戦。中山で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔003〕、3番人気は〔022〕。
1番人気馬も極端ですが、2、3番人気大苦戦。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ3回に万馬券1本。
他にも9000円台、5000円台、4000円台が1回ずつと、荒れる時は荒れる重賞なんです。
そのカギを握るのは1番人気馬。
1番人気が勝った4回の、2着は5、3、4、3番人気、3着は2、4、3、2番人気。
つまり1番人気が勝つと2、3着も5番人気以内と堅い決着に。
ところが1番人気がこないと、6、8、2番人気、4、5、8番人気、5、6、10番人気、
5、4、3番人気、そして去年が9、6、13番人気のワンツースリー。
去年の3連単は1479620円!まずは1番人気馬を吟味することから始めたいレースです。
ステップレースですが、一番相性のいいのが宝塚記念組で〔500〕。
次が安田記念組で〔121〕。つまりG1以来の休み明けの馬がいいんですね。
前走がG1という馬は着順を問いませんが、それ以外のステップで連対するためには前走3着以内が必須。
3着に入るにも前走4着以内または3番人気までに推されていたことが必要なんです。
準OPどころかOP特別すらない前走です。
視線の先に1600のマイルCSか2000の天皇賞を見据える一流古馬。
その中間にある1800の距離が波乱を生む?果たして今年は堅いのか、それとも?

京都大賞典(日曜・京都)
芝2400m戦です。
過去10年、1番人気は〔630〕、2番人気は〔140〕、3番人気は〔005〕。
上位人気で目立つのは、1番人気の連対率9割と、3番人気に連対が無いということでしょうか。
6番人気以下〔013〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ7回、万馬券無し。
最高配当は1番人気と9番人気で決まった去年の2870円ですから、かなり堅いレースと言っていいでしょう。
こちらも春のG1以来という馬が多く、宝塚記念以来の馬が〔451〕、
3着以内または4番人気までに推されていればOK。
次に春の天皇賞以来の馬〔220〕、こちらは掲示板ならOKのようです。
ちなみにダービー以来の3歳馬〔101〕、3番人気4着と3番人気3着の2頭です。
秋ひと叩き組では、朝日CCから〔203〕、4着までの馬、頑張ります。
OP特別、準OPからは3着がそれぞれ1頭ずつのみ。
ここが秋初戦という馬が多く、G1からのステップが〔872〕ですからね。実績重視。
1番人気が連を外した99年も2番人気馬がしっかり2着。
1〜3着を1〜5番人気馬で占めたのが10回中7回ですから、ここは人気馬信頼の手でいいでしょう。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.09.28
スプリンターズS(日曜・中山)
秋のG1シリーズ第一弾。芝1200m戦。
このレースが秋のG1初戦に繰り上がったのが00年のこと。
新潟で行われた02年を除く、データは過去5回です。
1番人気は〔120〕、2番人気は〔023〕、3番人気は〔011〕。
2番人気馬、勝ちこそないけれど馬券圏内パーフェクト。
ちなみに4番人気〔100〕、5番人気〔200〕、6番人気以下〔101〕、
うち2ケタ人気馬〔100〕となっています。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。残る2回は3000円台と2000円台。
去年初めて人気順通りの1〜3着となりましたが、
波乱の結末も含め考えておかなくてはならないようです。
ステップレースです。主なところでは、まずセントウルSから〔213〕。
00年16番人気で勝ったダイタクヤマトを除けば4着かつ4番人気まで。
安田記念から〔201〕。着順は不問ですが、4番人気までに推されていた馬でした。
そしてアイビスSD勝ち馬〔110〕です。
年齢別に見てみましょう。
4歳〔101〕、5歳〔140〕、6歳〔313〕、7歳〔001〕。
5、6歳馬中心。3歳は2ケ月半とはいえ前倒しになった分、
完成度で古馬に追いつかないということでしょうか、意外や3着もありません。
また牝馬も2着に2頭だけ。夏の勢いは季節と共に去りぬ?ちょっと覚えておいて下さい。
日本馬にこれといった職人的スプリンターがいなくなった現在、今年は外国馬が強いのでしょうか?

シリウスS(土曜・中京)
例年は阪神ダートの1400mで行われるレースも、今年は中京のダート1700m戦。
秋の阪神ダート1400m戦になったのが01年のこと。
距離は違えど、施行時期に合わせてデータは過去5年です。
1番人気は〔410〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔001〕。
1番人気馬、連対パーフェクト!
ちなみに6番人気以下の3着以内はなく、4番人気〔011〕、5番人気〔031〕。
すなわち1〜3着はすべて5番人気までの馬で占められているんです。
で、1番人気が連対パーフェクトとくればかなり絞りこめそう。
ところが、馬連3ケタはわずかに1回。
あとは1110円、1100円、1180円、1090円と、限り無く3ケタに近いとはいえ4ケタ配当。
1番人気と5番人気の組み合わせが3回もあるんですから、
3連単をおいしくゲットするコツはこの辺にありそうです。
ステップレースとしては、約3ケ月前のプロキオンS組が〔201〕。
ただしこのプロキオンS、例年のシリウスSと同じ阪神ダ1400ですからね。
今年は直結するか、正直なんとも言えないところです。
あとは芝の重賞から〔102〕、ダートのOP特別勝ち〔111〕、
準OP3着以内〔021〕、1000万勝ち〔110〕。
牝馬が〔121〕とまずまずの活躍を見せているのも特徴です。人気の牝馬要注意です。

札幌2歳S(土曜・札幌)
芝1800m戦。函館と札幌の開催が入れ替わったのが97年のこと。
従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔312〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔011〕。
6番人気以下〔362〕、2ケタ人気馬〔220〕。
馬連3ケタ1回、万馬券は3本。
98年には11番人気と12番人気のワンツーで103510円の大万馬券となった、波乱の2歳戦なんです。
ステップレース見てみましょう。
コスモス賞から〔212〕。勝ち馬3頭、2着馬1頭、3番人気5着馬1頭。
クローバー賞から〔301〕。勝ち馬3頭、2着馬1頭。
函館2歳Sから〔102〕。勝ち馬2頭、3番人気13着馬1頭。
重賞やOP特別からは連対ならOK。
連を外していた馬は2頭共3番人気でしたからね。
つまり能力はありながら、経験が浅く敗れた馬がここで巻き返すと考えることもできます。
見切るタイミングを間違えないようにしましましょう。
またクローバー賞、コスモス賞を共に使ってきた馬は4頭。
うち3頭は1500mのクローバー賞より1800mのコスモス賞の方が着順が良く、残る1頭は同着順。
ここも1800m戦。距離延びて良さの出た馬、要注意です。
その他ではデビュー戦勝ち即の馬〔220〕、未勝利勝ち(2戦目の新馬含む)が〔142〕。
前走の距離をチェックしてみましょうか。
1200m〔243〕、1400m〔001〕、1500m〔401〕、1800m〔354〕。
意外なのが1200m戦からの馬の好走が多いこと。一気の距離延長もなんのその。
距離適性の見極めも重要なようです。
最後に牝馬ですが〔033〕と苦戦の傾向。
1800の距離では男の子の方がやや優位なのかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.09.21
産経賞オールカマー(日曜・中山)
芝2200m戦。新潟で行われた02年を除くデータは過去9回です。
1番人気は〔401〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔105〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ3回、万馬券なし。 他にも1000円台が4回と、比較的堅めの決着なんですね。
最高配当は9番人気と4番人気で決まった04年の7510円。
この年を除き、毎年1番人気または2番人気のどちらかが必ず連対。
またこの年を除き、連対馬はすべて5番人気までの馬なんです。
ステップレース見てみましょう。夏の重賞を使ってきた馬が好成績。
まずは新潟記念組〔331〕。3着以内か、4着以下に負けているなら前々走1着馬。
次に札幌記念組が〔212〕。連対もしくは5番人気まで。
とにかく“記念”と付くレースに近2走のどちらかで出ていた馬が〔875〕。
27頭中20頭ですからね。
ただし目黒記念や中山記念も含むので少々オカルトチックですが、
“記念”組、要チェックです。
春のG1以来という馬、天皇賞から〔110〕、宝塚記念から〔110〕、オークスから〔100〕。
基本的に着順は問いませんが、97年のオークス馬メジロドーベルは秋初戦に、
古馬と牡馬との混合戦となるこのオールカマーを選んで1着。
その後の秋華賞も見事に制しています。
“何でも来い”、“来るもの拒まず”という意味のこのオールカマー。
そういう意味ではダートの重賞やダートのOP特別からも〔003〕と好走馬が出ているんですね。
連対は上位人気馬、3着には伏兵をというのがこのレースの馬券のコツかも知れません。

神戸新聞杯(日曜・中京)
芝2000mで行われる菊花賞TR。3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔522〕、2番人気は〔124〕、3番人気は〔220〕。
1、2、3番人気の組み合わせでのワンツースリー4回。
馬連も3ケタ6回に1000円台も2回と、こちらも堅めの決着なんです。
6番人気以下〔113〕、2ケタ人気馬〔001〕。
1番人気が馬券圏内から唯一消えた96年に10020円の万馬券となっています。
ステップレース見てみましょう。
まずはダービー以来という馬〔454〕。大敗していた馬もダービー4番人気までならOK。
基本的には3着以内の馬がここも好走します。また前々走がダービーだった馬〔212〕。
この5頭の中でも先の条件を満たしていなかったのは、97年の勝ち馬マチカネフクキタルのみ。
この馬、ダービー前のプリンシパルSであのサイレンススズカの同タイム2着がある馬。
例外としての好走もうなづけるかと思います。
これらを合わせるとダービー出走馬〔666〕。
やはり敬意を表さなくてはならないでしょう。
その他の重賞組では、キングジョージ5着というイギリス遠征以来で
3着に来た00年のエアシャカールの例もありますが、
国内ではまず、宝塚記念組〔101〕。
着順は6、4着と一流古馬の壁を崩すことはできなかったけれど、
人気面では3、2番人気と高い支持を得ていた馬たちです。
あとは札幌記念勝ち馬が〔110〕です。
条件馬では1000万から〔322〕。勝ち馬4頭、2着馬1頭。
負けてここ好走の馬もいるので少々取捨は難しいかも知れません。
あとは500万勝ち〔001〕、1600万5着馬〔001〕となっています。
京都新聞杯がダービーに向けての東上最終切符になった00年以降、
本番との結び付きがさらに深くなった神戸新聞杯。
ここをステップにした馬の菊花賞は6年で〔425〕と、
3着以内の約3分の2を占めているのです。
本番に向けて、どうぞしっかり注目しておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.09.14
セントライト記念(日曜・中山)
芝2200mの菊花賞TR。3着までに優先出走権が与えられます。
新潟で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔231〕、2番人気も〔231〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔225〕、うち2ケタ人気馬は〔101〕。
馬連3ケタ3回に万馬券が1本。その他4000円台、5000円台が1回ずつあります。
ヒモ荒れも含め、波乱の目は十分です。
ステップレース。まずはダービー以来という馬〔233〕。着順は問いません。
また前々走がダービーだったという馬が〔101〕ですから、合わせると〔334〕。
G1出走馬には敬意を示せといったところでしょうか。
ラジオNIKKEI賞勝ち馬〔101〕。
去年の覇者キングストレイルの前年秋の京王杯2歳S2着以来というのがありますが、重賞からはこれだけ。
04年勝った道営所属のコスモバルクを除けば、あとは条件戦からの馬になります。
まずは1000万から〔264〕。
連対8頭は前走3着以内の馬なんですが、3着の4頭、こちらは人気も着順も不問。
3着に多い穴馬はここにあります。
500万からも〔201〕。このクラスは連対していればOK。
1000万と500万で4勝2着6頭の10連対。すなわち半数以上を占めていることになります。
菊の権利が欲しいTR。条件馬の本気度、要注意です。
脚質的には、追い込みが決まらない訳ではないけれど、やはり前々で進められる馬が優位。
最後に本番との関連性ですが、99年ここ4着のマンハッタンカフェが1着。
あとは2着だった馬が3頭菊花賞でも2着。
95年のダイワオーシュウ、00年のトーホウシデン、04年のホオキパウェーヴがいます。
ちょっと覚えておくと面白いデータかも知れません。

ローズS(日曜・中京)
今年は中京で行われる芝2000mの秋華賞TR。こちらも3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔321〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔135〕、うち2ケタ人気馬〔001〕です。
馬連3ケタ3回、万馬券なし。9000円台1回、3000円台1回、2000円台2回。
牝馬の戦いゆえ、なかなか難しく、去年初めて2番人気と1番人気での堅い決着となりました。
ステップレース見ていきましょう。まずはオークス以来という馬が〔431〕。
基本的に着順は不問ですが、大敗した馬には、1番人気だったとか、
その前の重賞で好走していたとかの走る裏付けがあります。
そのあたりもしっかりチェックして下さい。また、前々走がオークスだった馬が〔022〕。
合わせると〔453〕。牡馬同様、G1出走馬には敬意を払うべきなんでしょうね。
G1という意味では前走、前々走でNHKマイルCに出走していた馬〔021〕。
注意は必要です。
他の重賞からは、小倉記念勝ち馬〔100〕。ラジオNIKKEI賞2着馬〔010〕。
クイーンSから〔120〕、これだけ着順は問いません。
条件戦組はというと、1000万3着以内の馬〔323〕、500万勝ちの馬〔103〕。
十分通用します。こちらもTRでの本気度には注意が必要です。
秋華賞本番ではローズS組〔673〕と大活躍!
第1回秋華賞を除き、毎年連対馬を出しているTRです。
出走各馬の走りをしっかり見ておいて下さいね。

エルムS(月曜・札幌)
ダート1700m戦。今年で迎えて11回目なんですが、
第1回は函館のシーサイドSとして行われました。
従いまして、それを除くデータは過去9回です。
1番人気は〔330〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔003〕。
3番人気になると信頼度はガクッと落ちるのがわかるかと思います。
6番人気以下〔124〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。最高配当は4番人気と7番人気で決まった00年の4500円。
この年以外は必ず1、2番人気のどちらかが連に絡んでおり、比較的堅いレースと言えるでしょう。
ステップレースは圧倒的にマリーンS組が〔332〕と好相性。
この8頭中、マリーンS勝ち馬は5頭いますが、
3着まで、あるいは3番人気までに推されていた馬なら好走の可能性ありのようです。
次に、交流重賞のマーキュリーC組〔111〕。準OP4着までの馬〔021〕。
500万勝ち〔001〕といますが、ここは59キロを背負わされるG1勝ち馬が〔300〕だったり、
3ケ月以上の休み明けが〔411〕だったりと、
どちらかといえば、勢いよりも底力に軍配が上がるレースのようです。
年齢別に見てみましょう。
3歳〔101〕、4歳〔531〕、5歳〔150〕、6歳〔206〕、7歳〔011〕。
勝ち馬は4歳、連対なら5歳もOK、なぜか3着の多い6歳と、面白い傾向が見てとれます。
覚えておいて下さいね。
また好走馬に同じ名前が並ぶのも特徴。
具体的には、97年2着タイキシャーロック、翌98年優勝。
98年3着ニホンピロジュピタ、翌99年優勝。99年2着オースミジェット、00年3着。
01年3着スマートボーイ、02年2着。04年1着パーソナルラッシュ、翌05年優勝。
今年は去年の1〜3着馬(去年2着のジンクライシスは地方馬として参戦)、
04年3着のタイムパラドックスが登録してきました。
同一重賞3連覇を目指すパーソナルラッシュも含め、見処満載の砂の重賞と言えそうです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.09.09
セントウルS(日曜・中京)
阪神競馬場のコース改修工事のために今年は中京競馬場で行われる芝の1200m戦。
サマースプリントシリーズの最終戦でもあります。
1200の距離になって過去6年、1番人気は〔222〕、
2番人気も〔222〕、3番人気は〔010〕。
1、2番人気馬共に馬券圏内パーフェクト!
毎年どちらかが必ず連絡みを果たしています。
6番人気以下〔111〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ3回、
最高配当は6番人気と2番人気で決まった01年の3230円と堅い決着なんですね。
ステップレースを見ていきましょう。
本当は一番の好相性は小倉日経OPだったんですが、
今年はその性格を変え、1800mの距離で行われました。
では、次の好相性はというと、北九州短距離S組で〔201〕。
1着か1番人気だった馬ならOKです。
重賞からは函館スプリントS組〔112〕。着順は不問です。
アイビスSDから〔002〕。3着以内なら好走可。
今年は北九州記念がスプリント重賞として加わりました。
サマースプリントシリーズに組み込まれた1戦です。
まだデータ的には白紙ですが、当然注意は必要でしょう。
重い斤量は実力の証し。59キロの馬〔022〕、牝馬の57キロ〔010〕です。
1着こそ無いけれど、背負わされている馬に注意が必要です。
夏の名残りか、牝馬が頑張ります。この6年で、なんと〔420〕。
牝馬のワンツーも2回あり。このこともしっかり頭の中に置いておいて下さい。
もちろんサマースプリントシリーズの点数計算もお忘れなく!

京成杯AH(日曜・中山)
芝1600mのハンデ戦。新潟で行われた02年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔302〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔220〕。
6番人気以下〔236〕、うち2ケタ人気馬〔001〕です。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
その他にも2000円台2回に、3000円台が1回と、
ハンデ戦らしく馬券的にはひと捻り必要なようです。
トップハンデ馬は9回で15頭いて〔225〕と大健闘。
その他にも4着1頭、5着3頭と、15頭中13頭が掲示板。
トップハンデ馬には注意が必要です。
逆に軽い馬もよく走っていて、2着には51キロの馬が、
3着には49、50キロの馬が来ています。
ステップレースですが、最も好相性なのが関屋記念組で〔145〕。
さらに前々走で関屋記念を走っていた馬が〔101〕ですから、合わせると〔246〕。
3着以内27頭中12頭が関屋記念組なんです。
他では1000万勝ちの馬が〔200〕。
面白いことに、この2頭は共に摩周湖特別勝ちの馬。
準OPから〔110〕というのもあります。
勝ったのは前走も勝ち馬、2着は前走2番人気9着だった馬です。
中山に戻って坂のあるコースに変わります。
去年の1、2着、マイネルモルゲンもニシノシタンも、
それぞれに中山4勝、3勝のコース巧者でした。
コース実績のチェックをお忘れなく。

朝日CC(土曜・中京)
こちらも今年は中京で行われます。芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔513〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔011〕。
6番人気以下〔043〕、2ケタ人気馬は〔010〕。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。
その他、1000円台5回と比較的堅い決着なんですが、
“1番人気の馬、勝率5割、馬券圏内90%”。
この1番人気の馬が4着に敗れた03年に、
2番人気と10番人気で馬連16790円の万馬券。
荒れるかどうかは1番人気の信頼度にかかっているようです。
ステップレースでいいのが、いわゆる“記念”組。小倉記念から〔352〕。
札幌記念から〔121〕。新潟記念から〔101〕。
ちょっと意味合いは違いますが、宝塚記念から〔002〕。
いずれも着順は問いません。
前走条件戦を走っていた馬〔112〕。連対ならOK。1000万クラスでも大丈夫です。
さらに前々走で条件戦を走っていた馬〔501〕。こちらも連対でOK。
これらは、いわゆる夏の上がり馬。
ローカルから中央場所に戻っても通用すると、データは語ります。
勢い侮るべからずです。
今年は特に阪神ではなく中京での開催。
平坦小回りのコースだけに、夏の勢いそのままに、という傾向は強くなるかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.08.31
新潟2歳S(日曜・新潟)
芝1600m戦。コース改修なった01年は1400mの距離で行われ、
翌02年からマイル戦へと変わりました。従いましてデータは過去4年です。
02年は4、6、1番人気のワンツースリーで馬連4870円。
03年は1、2、10番人気で650円。04年は1、3、8番人気で640円。
そして去年05年は1、2、3番人気で770円。
1番人気馬、3連勝中。
また馬券圏内パーフェクトですから、1番人気信頼の手でいいでしょう。
もうひとつ、信頼できるといえば、ダリア賞の勝ち馬。
こちらも〔202〕と馬券圏内パーフェクト。
この2つは覚えておきたいデータです。
前走ですが、過去4年、3着以内の12頭すべて前走勝ち馬なんです。
ダリア賞以外ではデビュー勝ちの馬が〔211〕。
面白いのは、この4頭すべて1番人気ではなかったということ。4、4、3、7番人気。
低評価だったものの実戦にいっていいところがあった馬を狙えということでしょう。
ちなみに2、3戦目の新馬勝ち、あるいは未勝利勝ちの馬〔121〕です。
前走の距離を見てみると、1200mを走った馬〔010〕、1400m〔412〕、
1600m〔012〕、1800m〔010〕。
1400m戦を使ってた馬が圧倒的好成績なんですね。
また他場からの参戦では、02年に勝ったワナだけが阪神芝1400mの新馬から。
小倉組は壊滅状態。あのインティライミでさえ04年、2番人気で6着に敗れています。
牡馬〔313〕、牝馬〔131〕。
やや牡馬優勢のようですが、それでも毎年牝馬が連に絡んでいます。
牡牝の組み合わせを狙いたいですね。
脚質的には差し追い込みの競馬。外から伸びてきそうな馬に白羽の矢です。

小倉2歳S(日曜・小倉)

芝1200m戦。京都で行われた98年を除く、データは過去9回です。また00年は3着同着。
従いまして3着馬は10頭います。ご注意下さい。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔325〕、うち2ケタ人気馬〔203〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。波乱の度合いは小倉の方が高そうです。
ステップレース見ておきましょう。
3着以内の28頭中、前走フェニックス賞以外を走ってた馬はすべて1着馬。
フェニックス賞組のみ掲示板でOK。
ただし連対18頭中17頭はフェニックス賞も含め、前走勝ち馬なんです。
去年初めてフェニックス賞2着からセントルイスガールがこのレース2着にきました。
前走デビュー勝ちの馬〔432〕。2戦目の新馬、あるいは未勝利勝ちの馬〔444〕。
ほぼ互角と見ていいでしょう。
前走の人気なんですが、1番人気〔263〕、2番人気〔423〕、3番人気〔203〕。
ところが4番人気以下になると、4番人気〔010〕、5番人気〔001〕、
8番人気〔100〕と成績はガクンと落ちてしまいます。
前走人気もひとつの判断材料になるかも知れません。
このレースの3着以内28頭はすべて前走も小倉で走っていた馬。
荒れ芝でも前々での決着になりやすいのが特徴です。
血統面でいうと、砂が得意なお父さんの産駒が頑張ります。
フレンチデピュティ、アフリート、エンドスウィープ、ジェイドロバリー、フォーティナイナーなど。
荒れ馬場だからこそ、パワー型の血の後押しがあるのかも知れませんね。
牡馬〔373〕に対し、牝馬〔627〕。牝馬が強いんです。
去年は牝馬のワンツースリー。小倉の2歳Sは迷わず牝馬から入る手?
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.08.24
新潟記念(日曜・新潟)
芝2000mのハンデ戦。コース改修が01年のこと。従いましてデータは過去5年です。
1番人気は〔120〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔310〕。
勝ち馬はすべて1〜3番人気の馬なんですね。
6番人気以下〔014〕、2ケタ人気馬〔001〕。3着は10、9、8、6、4番人気。
人気馬1着、伏兵3着の3連単フォーメーションなんて面白いかも知れません。
馬連3ケタ1回に万馬券なし。それでも3連単、3連複はやはり大きな配当になりやすいようです。
トップハンデ馬は5年で6頭いて〔001〕。
じゃ軽い馬が来るかというとそうでもなく、極端に軽かったのは51、52キロで勝った2頭の牝馬と、
牡馬だと7歳で3着に頑張った01年ミヤギロドリゴの53キロぐらい。
あとは54、55、56キロと、そこそこ背負わされている馬が上位に来ているんです。
好相性のステップ、実は北九州記念が一番だったんですが、今年から性格を変えました。
これにより、抜けて相性のいいステップレースが無くなってしまいました。
ただし、1600万や1000万の勝ち馬にも優勝や連対例があります。夏のハンデ戦。
上がり馬も十分通用するというのを覚えておいて下さい。
馬場が荒れて、脚質的には差し、追い込みの天下です。渋太く伸びてくるタイプの馬を狙いたいですね。
先程も言いましたが、牝馬が2勝と元気です。
軽ハンデとはいえ、人気面では2番人気と3番人気。人気の牝馬侮るべからずです。
最後に、この新潟記念はサマー2000シリーズの最終戦。
チャンピオンになり得る馬の本気度にはもちろん注意が必要でしょう。
月曜日の時点で登録のある馬で、優勝の可能性があるのは、13ポイントでトップのエリモハリアー、
10ポイントのスイフトカレント、5ポイントのヴィータローザ、3ポイントのサンレイジャスパー。
1勝してないと権利が持てないので、下2頭は勝ち必須。馬券検討の要素に付け加えてみて下さいね。

キーンランドC(日曜・札幌)
去年までは1000万条件のハンデ戦だったレースが、サマースプリントシリーズの第4戦として重賞に格上げ。
今回が第1回となりました。
従いましてデータはありませんが、函館スプリントS上位の馬にはやはり一目置かなくてはならないでしょう。
またここも、実績馬vs上がり馬。特に札幌得意の馬がかなりいるので波乱も十分考えられるはずです。
時計も速く、先行馬有利の札幌ですが、あまり前がやり合うようなら後ろからの馬にも注意が必要。
メンバーが確定したら、展開をしっかりと組み立ててみて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.08.18
札幌記念(日曜・札幌)
サマー2000シリーズの第4戦。芝2000m戦。
97年にそれまでのハンデのG3から別定のG2に格上げとなり、
秋に向けて一流馬もここから始動という馬が増えました。
データはその97年からの9年です。
1番人気は〔412〕、2番人気は〔340〕、3番人気は〔003〕。
1、2番人気の信頼度はまずまず高く、去年こそ大きく荒れましたが、
それまでは1、2番人気馬のどちらかが必ず連絡み。
1、2番人気でのワンツーも4回あります。
6番人気以下〔223〕、うち2ケタ人気馬〔021〕。馬連3ケタ4回に万馬券が2本。
去年は9、12、13番人気の1、2、3着で3連単275万馬券の大波乱!
“1、2番人気馬どちらかが連絡み”の法則が崩れた途端にとんでもない馬券が飛び出しました。
今年は果たして?
ステップレースも実にさまざまなんですが、あえて挙げれば、函館記念組で〔242〕。
2ケタ着順や2ケタ人気からの好走もある代わりに、
函館記念と札幌記念を連覇した例はなく、2着が精一杯なんです。
その他ではやはり重賞組がいいようですね。OP特別からだと〔121〕。
その前走は3着以内。
準OP勝ちは3着に1頭頑張っているだけ。ここは勢いよりも、実績重視と言えそうです。
年齢別で見てみると、
3歳〔201〕、4歳〔332〕、5歳〔344〕、6歳〔021〕、7歳〔101〕。
4、5歳馬中心ですね。
3歳は“これは”と思わせる実績をひっさげてじゃないとつらそうです。
このレース、特筆するとしたら、それは牝馬の頑張り。なんと〔521〕。
勝馬9頭中の5頭ですから、出走頭数の比率からいったらかなりの勝率ということになります。
現在、ファインモーション、ヘヴンリーロマンスと、
牝馬が連勝中であることを付け加えておきましょう。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.08.10
クイーンS(日曜・札幌)
牝馬限定の芝1800m戦。3歳限定だった秋の中山から、
古馬にも開放されて夏の札幌に移ってきたのが00年のこと。
従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔002〕、3番人気は〔003〕。
1番人気の4連対はまずまずにしても、2、3番人気は3着が精一杯。
6番人気以下〔231〕、うち2ケタ人気馬〔010〕。波乱の要素は十分です。
00〜03年は1番人気が連絡み。00年は1、7番人気で馬連2290円。
01年は1、4番人気で1250円。
02年は7、1番人気で3880円。03年も7、1番人気で2560円。
7番人気馬の頑張りが目立ちます。
04、05年は1番人気馬が飛びました。04年は5、6番人気で4180円。
そして去年は5、10番人気で22270円。出るべくして出た2万馬券といった感じ。
5番人気馬、この2年頑張ってます。
好相性のステップはマーメイドS組で〔301〕。
連対もしくは1番人気に推されていたならOK。
次に牡馬混合のエプソムC組で〔020〕。着順は問いません。
3歳馬ということになりますが、オークス以来という馬〔102〕。こちらも着順不問です。
その他、OP特別2着から〔100〕、1600万勝ち〔100〕、
1000万勝ちからも〔021〕と好走馬が出ています。
さらに昨年新設の福島牝馬Sから5番人気10着だった
ヘヴンリーロマンスが去年は2着に突っ込んできています。
今年もうひとつ、ヴィクトリアマイルというG1もできました。
これら牝馬限定の重賞は注意が必要でしょう。
実はこのレース、賞金別定で、稼いでいる馬はかなりの斤量を背負わなくてはならないのですが、
今年の登録馬はみんなベースの斤量(3歳52キロ、4歳上55キロ)で出走。
その部分での有利不利はないようです。
年齢別では、3歳〔113〕、4歳〔421〕、5歳〔132〕で、
6歳以上の3着以内はありません。
脚質ですが、6年で4勝の逃げ馬に注意!
また逃げなくても、前々で早め早めの競馬ができる馬を軸にしたいレースです。
函館芝も含め、北海道に良績のある馬は近走成績に関わらず要チェック。
思わぬ穴をあけることも?

北九州記念(日曜・小倉)
今年から施行時期、距離共に変更となり、サマースプリントシリーズの第3戦として、
小倉の芝1200mで行われることになりました。データはまったく白紙です。
先週は逃げ馬でさえ、4角回る際に馬場の真ん中から外めを回っていました。
そろそろ内が見た目以上に荒れ始めているのかも?
小倉得意の差し追い込み馬に狙いは立つかも知れません。
結論は土曜の“ダイアリー”で。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.08.03
関屋記念(日曜・新潟)
芝1600m戦。新潟競馬場が改修なったのが01年のこと。従いましてデータは過去5年です。
1番人気は〔212〕と馬券圏内パーフェクト。2番人気は〔100〕、3番人気は〔002〕。
6番人気以下〔131〕、うち2ケタ人気馬は〔011〕です。
馬連3ケタ1回、万馬券1本。5000円台1回に3000円台が2回。
実は馬連3ケタは、2番人気と1番人気で決まった去年のもの。
それまでは4、8番人気、1、9番人気、8、4番人気、1、10番人気と、
8番人気以下が必ず連に絡んでいたんですね。
かく言う去年も、3着には12番人気インセンティブガイで荒れる関屋記念の面目を保ちました。
最も相性の良かったNSTオープンの施行時期が変わり、
ここもステップに関するデータが使えなくなってしまいました。
他の視点でヒントを探してみましょう。
3着以内の15頭の中で、この3ケ月で2走以上している馬は10頭。
その10頭は近2走のどちらかに3着以内があるんですね。
夏場の好調さがひとつのポイントになるのではないでしょうか。
また去年はすべて牡馬の上位独占でしたが、01年はセン馬が1着、02年もセン馬が1着、
03年は牝馬が1着、04年はセン馬が2着と、必ずセン馬か牝馬が連に絡んでいました。
これもひとつの特徴かも知れません。
年齢的には4歳〔215〕、5歳〔120〕、6歳〔100〕、7歳〔120〕。
偶然でしょうが、3着はみんな4歳馬。7歳ベテランの頑張りも目につきます。
1番人気が馬券圏内パーフェクト。あとは8番人気以下で条件を満たす馬を探して、
2頭軸で攻めてみるといいレースかも知れません。

函館2歳S(日曜・函館)
世代最初の重賞。芝1200m戦。
北海道シリーズが、函館〜札幌という開催順に変わったのが97年のこと。
従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔041〕、2番人気は〔400〕、3番人気は〔310〕。
1番人気はなぜか勝てないんです。2着止まり。
6番人気以下〔235〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ3回に万馬券1本。他にも4000円台1回、3000円台1回、2000円台3回と、
キャリアの浅い2歳戦。馬券はやはりひとひねり必要なようです。
ステップレースは3つ。
ラベンダー賞、新馬、未勝利なんですが、新馬、未勝利はもちろん勝ち馬。
ラベンダー賞3着以下からの巻き返しはありません。
ラベンダー賞連対馬は〔322〕。うち〔211〕が道営の馬。
旭川の栄冠賞連対からラベンダー賞連対の馬だけが函館2歳Sでも連に絡んでいます。
99年に栄冠賞4着、ラベンダー賞2着で臨んだチトセシャンハイは3着止まり。
栄冠賞5着だったインパーフェクトはこのジンクスを破れるか?興味深いところです。
03年から新馬戦がまさに一発勝負となりました。
従いまして、前走新馬勝ち〔575〕のうち、純粋にデビュー勝ちという馬は〔423〕。
残る〔152〕は2戦目での勝利。
デビュー勝ち9頭中8頭が1番人気での勝利。
残る1頭は4番人気1着からこのレース3着ですから、
連対6頭は1番人気で新馬勝ちのエリートだったことがわかります。
折り返しの新馬勝ち、未勝利勝ちの馬、共に連対するには2番人気までに推されていたことが必要。
前走5番人気以下から3着以内に入った例はありません。
函館以外からの遠征馬では、唯一02年トーホウアスカが阪神2戦目のダートの新馬勝ちから2着と好走。
この馬、例外づくめでした。基本的には北海道組でいいと思います。
キャリアも道営馬を除けば23頭中20頭が1、2戦。残る3頭は3戦でした。
地方馬は経験で、中央馬は素質で勝負といったところでしょうか。
牡馬〔626〕に対し、牝馬〔373〕。
勝ち数では劣る牝馬も連対数では牡馬を上回ります。
また毎年1頭は牝馬が馬券圏内に飛び込んで来ているということを覚えておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.07.27
小倉記念(日曜・小倉)
サマー2000シリーズ第2戦。芝2000m戦。
ハンデ戦になったのが00年のこと。従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔130〕、〔112〕。
6番人気以下〔013〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ2回に1000円台が3回。
最高配当は5番人気と6番人気で決まった02年の3800円ですから、
荒れるイメージの強いローカルのハンデ戦にしては実に堅い決着と言えそうです。
力量上位とされるトップハンデ馬が健闘するのもこのレースの特徴。
トップハンデ馬は6年で6頭いて〔310〕。現在3連勝中。
残る2頭も共に5着と、掲示板を外していないんですね。
好相性のステップは同じ小倉の北九州記念だったのですが、
芝1200mのスプリント戦として8月の3回小倉2日目に移動してしまいました。
ならばと他のステップに目をやると、1000万勝ち馬が〔230〕。
これ連対数でいえば北九州記念(4連対)を上回っています。
北九州記念組のワンツーで終わった04年を除き、毎年1年は連絡みを果たしているステップです。
ただし今年はこれもないんですね。
じゃ次にと見てみると、OP特別組が〔021〕。着順は問わず、ダートからの好走例もあるぐらいです。
最後に準OP勝ち馬が〔002〕。この2頭は共に牝馬。
1000万勝ち馬同様に軽いハンデで頑張っているようです。
しかし上記のステップから勝ち馬が出ていないのが気になります。
今年はまた違った立ち位置に立ってみるのがいいのも知れません。
まとめてみましょうか。一応“トップハンデ馬vs小倉が得意な夏の上がり馬”。
コース巧者が来るというのは上位に同じ名前が並ぶことからもわかります。
例えば、00年3着のロサードは01、03年と優勝。
01年3着のマヤノアブソルートは翌02年も3着。
04年勝ったメイショウカイドウは05年も勝って同一重賞3連覇を狙います。
今年は59.5キロの酷量を背負ってのレースですが果たして?
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.07.20
函館記念(日曜・函館)
サマー2000シリーズ第2戦。芝2000m戦。
ハンデ戦になったのが97年のこと。従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔556〕、うち2ケタ人気馬〔143〕。
6番人気以下の馬が連対の、また3着以内の半分以上を占める大荒れの重賞なんです。
ハンデ戦になるや5年連続の馬連万馬券。
おととし初めて3ケタで収まるも、950円と限り無く4ケタに近い3ケタでした。
トップハンデ馬は9年で9頭いて〔210〕。勝ち馬のハンデは58〜50キロ。
平均すると54.44キロ。連対馬で見ると54.55キロ。
3着まで広げてみると54.07キロ。軽ハンデ馬の台頭にも注意が必要ということです。
ステップレースで抜けていいのが巴賞で〔354〕。
着順は不問。同じ函館のOP特別ですから、ここをひと叩きでコース巧者が完調にもってくるということでしょうか。
他にも様々な重賞から上位に来る馬がいますが、特筆すべき“これ”といったレースはなく、
逆に1000万勝ち馬が〔012〕。ハンデは当然軽く、52、53、50キロ。
また500万勝ちでも50キロの軽ハンデで見事1着という例もあります。
繰り返しになりますが、勢いのある軽ハンデ馬に要注意です。
年齢別では、4歳〔312〕、5歳〔556〕、6歳〔121〕、7歳〔010〕。
5歳馬中心でいいでしょう。
荒れるレースはなぜか荒れるもの。ここは波乱と決めてかかっていいのかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.07.13
アイビスサマーダッシュ(日曜・新潟)
芝の直線1000m。
今年はサマースプリントシリーズの第2戦ということで、施行時期が1ケ月早くなりました。
従いまして、ステップレースなどのデータは使えないのですが、人気、
配当面などは過去の5回でチェックしておきましょう。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔201〕、うち2ケタ人気馬〔001〕です。
馬連3ケタ2回に1000円台が1回。6番人気と5番人気で決まった03年が4740円、
7番人気と2番人気で決まった去年が4660円と、中波乱もあるレース。
これといった明確なデータが無いというのが正直なところなんですが、
ただスタートして横一線ながら、とにかくハナを奪った馬がこの5年必ず連に残っているんです。
テンの速さに自信のある馬、狙ってみるといいかも知れませんね。
去年は1、2、3着すべてが前走直線1000mの競馬。
それも準OPや1000万下で勝ち切れなかった馬の上位独占でした。
適性があれば格は下でも好走できるということを覚えておいて下さい。
年齢別に見ておきましょう。
3歳馬〔102〕、4歳馬〔121〕、5歳馬〔111〕、6歳馬〔221〕。
まんべんなく走っているイメージ。3歳も通用するということです。
さらに牝馬が頑張っていて〔331〕。連対の半分以上は牝馬。
その牝馬同士のワンツーも2回あるので“夏の牝馬”に要注意です。
コーナーのあるコースでいつも逃げてバテちゃうタイプが面白い。
特に今年は開幕のパンパンの芝ですから、枠の内外による有利不利も無いでしょう。
ちなみに枠でいうと、5枠が最多の3連対。
次に4、7、8枠が2連対、2枠が1連対となっています。
真ん中や内もけっこう来てることに気が付きませんか?
前が止まらないなら“先手必勝”。とにかくバカっ早い馬を狙ってみて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.07.07
七夕賞(日曜・福島)
福島開催のラストを飾るハンデ重賞。
今年から始まったサマー2000シリーズの第1戦でもあります。芝2000m戦。
過去10年のうち、中山で行われた96年と、東京で行われた00年を除く、
データは過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔243〕、うち2ケタ人気馬は〔011〕。
1〜3番人気で6勝。ただし、2、3番人気に2着がない。
なかなかつかみづらい上位人気馬の成績ですよね。
馬連3ケタなく、1000円台が2回。一方、万馬券2本に、6000円台、4000円台が1回ずつ。
やはりひと捻り必要なようです。
トップハンデは10頭いて〔210〕。勝ち馬の平均ハンデは56.125キロ。
連対馬で見ると55.469キロ。3着までに広げても54.979キロ。
これ、かなり重めです。近4年、連対馬はすべて55キロ以上。参考にして下さい。
好相性のステップは、まずエプソムC組で〔232〕。着順は不問です。
次にOP特別組が〔222〕。こちらも着順問わず。
そして面白いのが安田記念組で〔220〕なんですが、この4頭、
すべて安田記念は2ケタ人気だった馬。着順も、6、8着、18、9着。
それでもそこそこのハンデを背負わされるというのは実力の証し?巻き返しに注意です。
その他、準OPからや、1000万勝ち馬からも連対馬が出ていることを付け加えておきましょう。
もうひとつ、このレースは高齢馬が頑張ります。具体的に見てみましょうか。
4歳は〔102〕、5歳は〔323〕、6歳は〔311〕、7歳は〔152〕。
連対では4歳がわずか1連対なのに対し、7歳は6連対と、最もいいんですね。
迷った時にはベテランの一発に賭けてみるのもいいかも知れませんョ。

プロキオンS(日曜・京都)
今年は京都で行われる、ダート1400m戦。4月の施行から6月の施行に変わったのが00年のこと。
さらに今年から7月のレースになって、
ステップレースなどのローテーションが若干変わってしまいましたが、
それでも一応データは00年からの6年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔510〕。連対100%!2番人気は〔110〕、3番人気は〔001〕。
6番人気以下〔023〕、うち2ケタ人気馬は〔002〕。
馬連3ケタ3回に、1000円台が2回。
最高で、1番人気と8番人気で決まった03年の4620円ですから、
穴党も、ヒモや3着に伏兵をもってくる程度でしょうか。
好相性のステップですが、まずは地方交流重賞のかきつばた記念で〔210〕。
勝った2頭はかきつばた記念の優勝馬。さらに前々走でかきつばた記念2着だった馬が1着に2頭。
これを合わせると、かきつばた記念出走馬は〔410〕ということになります。
これはかなりの好相性ですよね。
次に栗東S組で〔111〕。連対2頭は前走でも連対していました。
このステップも、前々走出走馬まで入れると〔123〕。
去年のプロキオンSの1、2、3着は、なんと栗東Sの1、2、3着そのままだったのです。
もうひとつ、欅Sから〔234〕。特に3着には惨敗から人気薄で巻き返す馬がいますからね。
注意が必要なステップと言えそうです。
とにかく1ケ月遅れの施行。重要なポイントを見落とさないよう、
馬柱の少し上の方までしっかりチェックすることをお忘れなく。
年齢的には4歳以上がまんべんなく走っているんですが、頑張ってるのが牝馬で〔211〕。
“夏の牝馬、侮るべからず”です!
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.06.29
ラジオNIKKEI賞(日曜・福島)
今年からハンデ戦になった3歳重賞。芝1800m戦。
過去10年、中山で行われた96年、東京で行われた00年を除く、
データは過去8回で見て行きたいと思います。
1番人気は〔200〕、2番人気は〔110〕、3番人気は〔122〕。
上位人気馬大不振。1番人気の2勝はおととしと去年のもの。
傾向が変わりつつあるのかちょっと注目したいところ。
6番人気以下〔245〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ1回に万馬券も1本。でも1000円台も1回で、6000円台、
4000円台が出ているのですから波乱含みの重賞。
ハンデに変わってなおのこと波乱の度合いは高まるかも知れません。
“残念ダービー”なんて呼ばれ方もしているレースですが、そのダービーからは〔201〕。
それも10番人気6着、13番人気10着、5番人気13着だった馬。
ちなみに他のG1からこのレース3着以内に来たのは、
オークス5番人気9着から3着に頑張った99年のクロックワーク、
NHKマイルC17番人気15着から2着に来た03年のクレンデスターン。
そう、G1からなら惨敗組がいいんです。
逆に人気で負けるのは春のG1でソコソコ頑張っちゃった馬。もうすでにガス欠かも?
ではどのステップが最もいいのかというと500万勝ち馬で〔350〕。
連対馬の半数がこのタイプ。
また1000万から〔203〕、勝ち馬の2頭は連対馬。
そしてオープン特別から〔122〕。こちらは着順問わず。
芝も荒れ始める福島3週目。逃げ馬は毎年4コーナーで馬群に飲み込まれ、
マクってこれる差し追い込み馬の台頭が例年のパターンなんです。
また牝馬は〔002〕。あまり連対例が無いというのを頭の中に置いておいて下さい。

函館スプリントS(日曜・函館)
芝1200mで争われる北のスプリント重賞。
今年から始まった「サマースプリントシリーズ」(全5戦)の初戦でもあります。
96年の第3回までは札幌スプリントSで、翌97年から函館スプリントS。
従いまして、データは過去9年です。
1番人気は〔320〕、2番人気は〔330〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔046〕、2ケタ人気馬〔003〕です。
馬連3ケタ3回に万馬券なし。
ただし、1〜3番人気で8勝もしている割には2000円台4回に、
3000円台、7000円台なんていうのもあって。
実はこの9年、必ず1、2番人気のどちらかが連に絡んではいるのです。
なのに配当的には中波乱。軸は人気馬でも、相手には人気薄を持ってくるべきだということでしょう。
好相性のステップは安田記念から〔211〕。G1です、着順は問いません。
次にバーデンバーデンCから〔123〕、この6頭中5頭は3着以内または3番人気までに推されていた馬。
そしてTV愛知OPから〔112〕、着順問わずとなっています。
そしてひとつ注目しなくてはならないのが高松宮記念出走馬。
前走で走っていた馬〔210〕、前々走で走っていた馬〔330〕。
合わせると〔540〕と、連対馬の半数は高松宮記念組。同じ1200のG1です。
出ていただけで注意というか、敬意を払わなくてはならないといったところでしょうか。
ここは牝馬が良く〔422〕。セン馬も〔110〕。合わせるとこちらも連対の半数を占めることになります。
最後に年齢別です。
3歳〔102〕、4歳〔333〕、5歳〔413〕、6歳〔141〕、7歳〔010〕。
例えば、タイキトレジャーは4歳1着、5歳2着、6歳2着。
シーイズトウショウはおととし去年と連勝中。
このように、この時期調子を上げ、この条件滅法強い馬もいます。
馬柱を隅々まで見て、年齢に関わらずそんな馬がいたならば注意して下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.06.22
宝塚記念(日曜・京都)
上半期を締めくくるグランプリ。
今年は阪神競馬場改修工事につき、京都での開催となります。
芝2200m戦。データは一応過去10年です。
1番人気は〔620〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔024〕。
6番人気以下〔243〕、うち2ケタ人気馬は〔100〕。
馬連3ケタ4回に1000円台が3回。比較的堅いG1なんです。
ただし1番人気が連を外した2回は共に万馬券。
荒れるかどうかは1番人気の信頼度に掛かっていると言っていいでしょう。
好相性のステップは春の天皇賞組で〔541〕。掲示板確保ならOK。
次に金鯱賞組で〔242〕。この8頭はすべて連対馬。
人気薄でも頑張りますからね。フロック視は禁物です。
安田記念からも〔301〕。この勝った3頭はすべて安田記念2着馬。
何か関連性があるのでしょうか。ちょっぴり興味深いところです。
最後に目黒記念3着以内の馬〔011〕となっています。
暮れの有馬記念1着からという馬で人気を背負ったのは2頭。
03年シンボリクリスエスはと去年のゼンノロブロイ。
前者は5着、後者は3着と連を外しているんですね。
今年の登録馬はすべて今年1戦以上を消化。
該当馬はいませんが、来年以降に向けて覚えておいていいデータです。
さらに3着以内30頭中27頭はここまでに2戦をこなしていました。
これは参考になるかも知れませんね。
もうひとつ、連対20頭はすべて近2走のいずれかで連対を果たしていました。
これも取捨を迷った時には有効なデータになるでしょう。
年齢別では、3歳〔001〕、4歳〔772〕、5歳〔236〕、
6歳〔001〕、7歳〔100〕。3歳は02年のローエングリンの3着だけ。
6、7歳も実は共に03、04年のタップダンスシチーの記録です。
4歳中心、5歳も頑張るといった感じでいいでしょう。
間違いなく1番人気に推され、春の天皇賞の勝ち馬で、4歳馬。
データはすべてディープインパクトに追い風です。となると馬連は堅い決着?穴党も白旗(笑)。
ここは素直に馬券を買った方がいいかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.06.15
マーメイドS(日曜・京都)
牝馬限定のG3。今年で迎えて11回目なんですが、
第1回から第4回までは6月の阪神4日目に行われていたのが、
第5回からは最終日の施行に替わり、今年から開幕週のハンデ戦となり、
さらに阪神競馬場の改修工事に伴い京都競馬場での施行となりました。
従いまして、データはあまり説得力を持ちませんが、
それでもこの10年から見えてくるところを挙げておきたいと思います。
1番人気は〔420〕、2番人気は〔160〕、3番人気は〔111〕。
1番人気が6連対、2番人気が7連対と人気馬が頑張ってるのが特徴。
配当的には、馬連3ケタ5回に1000円台4回と堅く、残る1回が最高配当の3150円。
6番人気と4番人気で決まった第1回のものです。
6番人気以下〔107〕、2ケタ人気馬〔002〕ですから、穴党は3着に伏兵を持ってきたいところ。
第1回を除けば勝ち馬は5番人気までの馬。
2着も4番人気まで。第2回以降は必ず1、2番人気のどちらかが連絡み。
若干の施行時期の違いこそあれ、引き継がれている傾向ですから、
今年も馬連は堅く、3連勝馬券は少々荒れるかも?
準OPからの参戦で3着までに頑張った馬が6頭。
去年、愛知杯4着から3着に来たミスパスカリもまだ1600万の馬でした。
その準OPから勝って臨んだ馬はわずかに1頭ですから、いわゆる格上挑戦も通用すると。
ましてや今年からハンデ戦ですから、軽い斤量でさらにその傾向は強くなるのかも知れません。
最後に年齢別の成績を。3歳〔001〕、4歳〔644〕、5歳〔463〕、6歳〔002〕。
4、5歳馬中心でいいとデータは教えてくれています。
馬場のいい開幕週の京都です。
前残りに注意しつつ、牝馬らしいキレのある馬、探してみて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.06.08
エプソムC(日曜・東京)
芝1800戦。
過去10年、1番人気は〔402〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔220〕。
6番人気以下〔255〕、2ケタ人気馬〔114〕。
馬連3ケタ1回に万馬券も1本。ただし1000円台も1回だけ。
03年にはしんがり18番人気エーピーグリードが3着に逃げ粘り、
馬連2260円も3連複は409590円!波乱の重賞です。
好相性のステップは新潟大賞典で〔312〕。連対もしくは3番人気までならOK。
OP特別から〔424〕。こちらは着順を問いません。
もうひとつ準OP勝ち馬が〔211〕。
春のG1戦線が終了し、一線級が出てこないがゆえの難解さが、
配当やステップレースに出ていますよね。
ポイントは1800の距離と東京コース。
先の大穴馬、エーピーグリードも1800は13戦して〔331〕、
府中も同じく13戦して〔331〕の、いわゆる府中1800巧者でした。
この条件を得意とする馬は人気の有無に関わらず押さえる必要がありそうです。

CBC賞(日曜・中京)
暮れの中京で行われていた芝1200mのG2が、今年からG3のハンデ戦へと変更。
従いましてデータはありません。
外差しの決まる馬場になってきた中京競馬場。
やはり小回り中京巧者を狙いたいところです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.05.31
安田記念(日曜・東京)
春の古馬マイル王決定戦。芝1600m。
過去10年、1番人気は〔311〕、2番人気は〔010〕、3番人気は〔013〕。
2、3番人気馬の不振は目を覆うばかりですが、
実は1番人気馬も99年2着のグラスワンダーを最後にこの6年連対が無いんです。
6番人気以下〔553〕、うち2ケタ人気〔122〕。
連対の半数は6番人気以下という波乱のG1。
馬連3ケタ1回に万馬券4本。
01年には9番人気と15番人気のワンツーで120600円の大万馬券が出ています。
好相性のステップは京王杯SC組で〔652〕。
連対馬の半数以上がこのステップなんです。勝ち馬4頭、2着馬3頭、3着馬2頭。
京王杯の好走馬はとりあえず注意が必要です。
4着以下だった4頭のうち3頭は前走4番人気までに推されていた馬。
例外は98年京王杯13番人気7着から3着に頑張ったヒロデクロスのみ。
この馬、東京芝、マイル戦共に7連対という“東京・マイル”巧者。
こういう条件ぴったりの馬がいたら、近走に関わらず押さえが必要ということでしょうか。
次に高松宮記念以来という馬〔102〕。この3頭はすべて高松宮記念3着以内でした。
2F延長に対応する能力があったか、もともとマイル巧者で逆に1200でも好走するだけの力があったか。
実は前々走で高松宮記念を走り、安田記念3着以内というも2頭いますが、
その2頭も共に高松宮記念は3着以内。ちょっと頭の中に入れておいて下さい。
もうひとつ、マイラーズCの連対馬が〔003〕です。同じマイル戦なのに連対がない。
このステップは3着がいっぱいと見るべきなのかも知れません。
連対した日本馬にはすべて、東京芝とマイル戦の経験がありました。
3着に広げても例外は02年3着のミレニアムバイオのみ。
ただしこの馬、マイル戦8戦6勝の“マイルの鬼”でした。
国際競走です。外国馬の出走は19頭いて〔121〕。
いずれも8、10、6、5番人気という人気薄での激走。
人気薄の外国馬は注意を払う必要がありそうです。

ユニコーンS(土曜・東京)
3歳のダート重賞。ダ1600m戦。
秋の中山から春の東京に移ってきたのが01年のこと。従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔101〕、2ケタ人気馬〔001〕です。
馬連3ケタなく、1000円台4回。
最高配当も3800円ですから、ガチガチでもなく、大荒れもなく。
ステップレースはOP特別の昇竜Sから〔212〕。連対した馬が4頭、
残る1頭は3番人気4着からこのレース3着に来た01年のアップアンドカマーです。
次に、NHKマイルCで〔121〕。
同じマイルですが、芝とダートの違いもあり、大敗からの巻き返しもOKのようです。
もうひとつ、地方交流重賞の兵庫CSの連対馬が〔021〕となっています。
去年の勝ち馬カネヒキリは、OP特別の端午S1番人気1着からの優勝。
実はこの端午S、前々走でこのレースを走っていた馬が多く、
先のカネヒキリも含めると端午Sに出走していた馬〔222〕なんですね。
さっき昇竜Sで連を外しながら
ユニコーンS3着に巻き返した01年のアップアンドカマーに触れましたが、
この馬も実は昇竜Sの前は端午Sで3着だった馬。
前々走までさかのぼって、端午S好走馬はチェックしておいて下さい。
連対10頭中9頭はダートの連対率が5割以上の馬。
残る1頭はここが初ダートだった04年のダイワバンディットです。
ダート巧者と未知の可能性に注目の重賞と言えそうです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.05.24
日本ダービー(日曜・東京)
世代NO.1を決める戦い。芝2400m戦。
過去10年、1番人気は〔631〕、2番人気は〔110〕、3番人気は〔142〕。
1番人気の連対率9割、馬券圏内100%は立派ですよね。
2番人気は意外と不振、3番人気まずまずといったところでしょうか。
6番人気以下〔217〕、2ケタ人気馬〔012〕。
穴党は3着に伏兵を狙いたいですね。
馬連3ケタ6回に、万馬券1本。比較的堅いG1です。
ステップレースですが、まずは何と言っても皐月賞組で〔645〕。
連対の半数、馬券圏内の半数を皐月賞組が占めています。
この15頭のうち、皐月賞3着以内だった馬が10頭。4着以下に敗れた馬は、
皐月賞の前が重賞またはOP特別で3着以内、
あるいは大きく負けていても1番人気に推されていれば巻き返しは可能。
ただし、ダービーで連対するなら皐月賞は6着以内、3着以内なら9着まで。
皐月賞で2ケタに敗れた馬に好走例がないというのは覚えておいて下さい。
TR組は、まずは青葉賞から〔022〕、プリンシパルSから〔012〕。
そう、TRからは2着が精一杯なんです。
あのゼンノロブロイもシンボリクリスエスも2着止まりでした。
青葉賞からの4頭は、勝ち馬が3頭に、
2番人気で5着だった96年のメイショウジェニエ。
このメイショウジェニエは皐月賞3着から青葉賞ひと叩きでダービー3着。
基本的には青葉賞は勝ち馬に注目でいいかと思います。
もうひとつのTR、プリンシパルSですが、こちらは連対してればOKのようです。
NHKマイルCから〔200〕。
この2頭は、1番人気3着だった02年のタニノギムレットと、
1番人気1着だった04年のキングカメハメハ。
サンプルは少ないのですが、NHKマイルCからなら、
1着もしくは1番人気としておきましょう。
その他のレースからなら勝ち必須。中でも京都新聞杯勝ち馬が〔120〕。
このレース、00年から春の施行になりました。
すなわち6年で3連対。注意が必要です。
03年生まれのサラブレッド8823頭の頂点に立つのは果たしてどの馬でしょう。
楽しみですねっ。

目黒記念(日曜・東京)
芝2500mのハンデ戦。今年はダービーの日の最終R。
17時ちょうどの発走予定です。ご注意下さい。
このレースがG2に昇格したのが97年のこと。従いましてデータは過去9年です。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔333〕、うち2ケタ人気馬〔112〕です。
その2ケタ人気馬は01〜04年まで4年連続で馬券圏内に飛び込んできていて、
3連複ができてからは大きな馬券になっていました。
馬連3ケタ1回に万馬券2本。他にも4000円台が2回あるなど、
やはりハンデ戦らしく難解な馬券となっているようです。
トップハンデは9年で11頭。〔222〕とまずまず。G2のハンデ戦ですからね。
そこそこ背負わされているぐらいの実力がないと上位は難しいということでしょう。
逆に極端にハンデの軽い馬では52キロが3着に1頭いるぐらい。
連対馬の平均ハンデは55.92キロ。3着まで広げても55.67キロです。参考にしてみて下さい。
ステップレースですが、春の天皇賞から巻き返す馬が〔522〕。これが一番の好相性。
次にOP特別から〔223〕。連対もしくは1番人気に推されていればOK。
そして準OPから〔212〕。このうち4頭は勝ち馬です。
さらに1000万勝ちが3着に1頭いるというのも付け加えておきましょう。
年令別に見ておくと、4歳〔342〕、5歳〔232〕、6歳〔324〕、
7歳〔100〕、8歳〔001〕と6歳も互角。ベテラン勢も頑張ってます。
このレース3着以内の27頭中24頭が前走2000m以上の距離を走ってました。
府中実績と2500mの適性がモノを言います。チェックを忘れずに。
最後に、この9年でレコード決着が3回。特におととし、去年とレコードです。
馬場によりますが、早いタイムに対応できるかどうかも重要なポイントになりそうです。

金鯱賞(土曜・中京)
毎年宝塚記念に直結してきた前哨戦。芝2000m。
過去10年、1番人気は〔322〕、2番人気も〔322〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔001〕です。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。他にも7000円台、4000円台が1回ずつに2000円台が2回と、
馬券はひとひねり必要なようです。
ステップで注目は春の天皇賞組。〔015〕と、連対はわずかに1頭だけ。
G1戦線で頑張ってきた疲れが出るのか、人気になりやすいだけに過信は禁物です。
逆にOP特別組が〔502〕と元気いっぱい。うち4頭は前走勝ち馬。
春を余力残しで戦ってきた馬に軍配は上がるようです。
じゃ格より勢いかというとそうでもなく、
この1年でG1を勝った証しとなる2キロ増の59キロを背負った馬〔310〕ですからね。
今年ここが初戦、または叩き2戦目の実力馬は格と余力を併せ持つといったところでしょうか。
注意が必要です。
ここもベテランが頑張ります。
4歳〔444〕、5歳〔243〕、6歳〔113〕、7歳〔100〕、8歳〔210〕。
今年スローなスタートを切ったベテランが波に乗る頃なのかも知れません。
今年は抜けて強い馬不在の金鯱賞。フレッシュさがより重要なポイントになるかも?
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.05.18
オークス(日曜・東京)
牝馬クラシック第2弾。芝2400m戦。
過去10年、1番人気は〔312〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔002〕。
6番人気以下〔334〕、うち2ケタ人気の馬は〔031〕となっています。
馬連3ケタ1回に万馬券4本。
他にも4000円台が1回に2000円台が1回と、意外や難解なG1。
その1度だけある馬連3ケタは去年のもの。
1、2、3番人気の1、2、3着と、珍しく堅く収まりました。
好相性のステップは、なんといっても桜花賞で〔786〕。
この10年の3着以内30頭中21頭が桜花賞からですから、7割を占めることになります。
桜花賞上位3着までの馬で〔443〕。これはまず押さえる必要があると。
桜花賞4着以下でオークス3着以内というの馬も10頭いることになりますが、
この10頭に例外なく共通すること、それは桜花賞の前のレースが重賞で、
3着以内に好走していたということ。
その前々走重賞勝ちは6頭、2着2頭、3着2頭です。
レース別では、フラワーCとクイーンCが3頭ずつ、
チューリップ賞とフィリーズレビューが2頭ずつ。
意外とこのタイプが人気を落として波乱を演出します。
チェックを怠らないようにして下さい。
次にTRですが、OP特別のスイートピーSからは3着以内がなく、
フローラSから〔113〕。フローラSで権利を取った馬に好走の目ありです。
もうひとつは桜花賞と同じ日の忘れな草賞で〔111〕。
こちらも3着以内ならOKです。
あとはチューリップ賞1着、桜花賞回避でオークス1番人気1着になった
エアグルーヴの例(96年)があります。
3歳牝馬には過酷とも言える府中の2400m戦。
樫の女王に輝くのは果たしてどの馬でしょう?

東海S(日曜・中京)
ダート2300m戦。
大井の統一G1、帝王賞へのステップ競走として5月の中京開催に移ったのが00年のこと。
従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔211〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔031〕。
6番人気以下〔222〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。他にも6000円台、3000円台がそれぞれ1回ずつと、
馬券的にはこちらも難解な1戦となっています。
好相性のステップはアンタレスSで〔243〕。
6年の3着以内18頭中半分はこのアンタレスS組なんです。
さらに、この9頭中6頭は前々走がマーチSというローテーション。
このローテに限り、着順不問です。
あとはどのレースであろうと掲示板必須。特に地方交流重賞組〔213〕。
ちょっと覚えておいて下さい。
このレース、実は“3歳以上OP”。3歳馬は51キロで出走できるんですが、
3歳はもちろん、4歳にも勝ちがなく、ここはベテラン勢が頑張ります。
具体的に見てみましょうか。4歳〔022〕、5歳〔311〕、6歳〔232〕、
7歳〔001〕、8歳〔100〕。中心は5、6歳馬なんです。
小回り中京。脚質的には逃げ、先行に有利。
後ろから行くんでも早めにまくれる脚がないと厳しいでしょう。
また00年から3年連続のレコード決着。
去年もレコードに0秒3差の2分22秒6の勝ち時計。
早いタイムに対応できるスピードも必要です。持ち時計のチェックもお忘れなく。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.05.12
ヴィクトリアマイル(日曜・東京)
新設G1でデータはありません。気になる馬は土曜日の日記で。

京王杯SC(土曜・東京)
安田記念の前哨戦。芝1400m。
過去10年、1番人気は〔311〕、2番人気は〔213〕、3番人気は〔000〕。
この3番人気馬の不振に象徴されるように、上位人気の馬たちには信頼が置けない状況。
馬連3ケタなし、万馬券2本。
他に8000、6000、4000、3000円台がそれぞれ1回ずつ出ています。
このレース、キーワードは“勢い”と“実績”。
前走、準OP勝ちの馬〔021〕。前々走、準OP勝ちの馬〔021〕。
この前々走で準OPを勝った馬は、前走となる重賞でも連対を果たしているんですが、
とにかくこれら近2走で準OP勝ちの馬が“勢い”。
一方の“実績”はというと、このレース、斤量のベースは57キロで、
この1年以内でG1勝ちの馬2キロ増、G2勝ちの馬1キロ増、
1年以上前にG1勝ちのある馬1キロ増。牝馬はそこから2キロ減なんですね。
そこで斤量別に見てみると、59キロの馬〔212〕、58キロの馬〔331〕。
01年、牝馬56キロで勝ったスティンガーを含めると、
G2以上に勝ち鞍のある馬〔643〕なんですね。
これが“実績”。
“勢い”の馬に〔042〕と勝ちがないように、単という意味では“実績”に、
連という意味では“勢い”に重きを置くといいのかも知れません。
好相性のステップは、マイラーズCから〔223〕、ダービー卿CTから〔222〕。
前者は着順不問、後者は3着以内または1番人気に支持された馬。
最後に距離面から。1400mの距離とはいえ府中に必要なのはスピードとスタミナ。
前走1600mを走っていた馬〔786〕。逆に1200mを走っていた馬〔114〕。
圧倒的に前走マイルの馬がいいんです。
ちなみに2000mだったという馬〔110〕というのも付け加えておきましょう。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.05.03
NHKマイルC(日曜・東京)
3歳春のマイル王決定戦。芝1600m。
過去10年、1番人気は〔402〕、2番人気は〔230〕、3番人気は〔002〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬は〔022〕です。
馬連3ケタ1回に万馬券1本。他に6000円台が1回、4000円台が2回。
馬券的にはひとひねりが必要なようです。
ステップレースで目立つのはTRのニュージーランドT、毎日杯、皐月賞の3つ。
ニュージーランドTからは〔353〕。内訳としては、勝ち馬4頭、2着馬が3頭。
ただし東京の1400mで行われていた99年までと、
中山の1600mに変わった00年以降とでは傾向が一変しているんですね。
00年こそ1〜3着を独占したものの、その3頭のニュージーランドTの着順は7、4、2着。
以降、ニュージーランドT組は2着に2頭いるのみ。過信は禁物かも知れません。
逆に毎日杯からは〔400〕。ちょっと極端な成績ですが、
タフな府中のマイルをこなすには中距離を勝つぐらいじゃないとダメだということでしょうか。
2000mの毎日杯を制してNHKマイルCを勝った馬には、96年のタイキフォーチュン、
01年のクロフネ、04年のキングカメハメハがいます。
残る1頭はアーリントンCを勝ち、毎日杯8着から巻き返した03年のウインクリューガーです。
そして皐月賞からは〔013〕。こちらは距離短縮が向いたということで、
大きく負けていても着順は不問のようです。
その他に2頭以上を3着以内に送り込んでいるステップを挙げておきましょう。
まず桜花賞から去年の1、2着馬が出て〔110〕、マーガレット賞の連対馬が〔101〕、
スプリングS3着までの馬〔110〕、500万下勝ち馬〔011〕などがあります。
距離に重要なファクターがあるだろうことは先程も言いましたが、
前走1200を走っていた馬に3着以内はなく、連対20頭すべてがマイルのレースを経験。
また1600m以上で白星、またはマイル以上の重賞で連対歴が無い馬は3着が精一杯。
府中のマイルはスピードとスタミナの両方が必要なんだと覚えておいて下さい。
とはいえ、牝馬も頑張ります。これまでに17頭が出走して〔213〕。
連対率としては牡馬を上回ってますからね。去年の例もあります。注意は必要です。

京都新聞杯(土曜・京都)
東上最終切符を賭けて争う芝2200m戦。99年までは菊花賞TRとして秋に行われていたのが、
00年からはダービーまで中2週のこの時期の施行に変わり、
さらに02年からは距離が1F延長され、2200m戦となりました。
データは施行時期を重視して、00年からの過去6年で見ていきたいと思います。
1番人気は〔101〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔342〕、うち2ケタ人気馬〔111〕。そう、荒れてるんです。
馬連3ケタ1回に万馬券は4本!6年で4本です。春に移ったその年から4年連続の万馬券でした。
好相性のステップは3つ。まずは特別、平場を合わせた500万下連対馬が最もよく〔242〕。
次に皐月賞組で〔212〕。もうひとつ若葉Sで掲示板に載った馬が〔102〕となっています。
実はこの若葉S、前走だけでなく前々走での出走馬にも注意が必要で、
前々走で若葉Sを走っていた馬〔311〕。
これは連対あるいは1、2番人気という高い支持を得ていた馬たちです。
皐月賞から好走の5頭の中には、14、15、17着から巻き返した馬がいるんですが、
この3頭の前々走もみな若葉S連対なんですね。
去年3着のアドマイヤフジも皐月賞は5着でしたが、その前は若葉S1着。
このように前々走も加えると、若葉S出走馬は〔413〕とかなりの高確率になってくるのです。
そして2200mとなった02年以降、3着以内の12頭すべて前走2000m以上のレースを走っていた馬。
ここも大切なポイントです。
最後に脚質ですが、外回りの長い直線を生かしての差し追い込みが面白いように決まります。
人気薄の末自慢、どうぞ自信を持って狙ってみて下さい。

新潟大賞典(土曜・新潟)
芝2000mのハンデ戦。コースの改修で、新潟競馬場が直線の長い平坦左回りになったのが02年のこと。
従いましてデータは過去4年です。
1番人気は〔200〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔112〕、うち2ケタ人気馬〔002〕です。
馬連は、02年が6-4番人気で8720円。03年が1-2番人気で1190円。
04年が2-7番人気で3610円。05年が1-4番人気で2170円。3連複は3年連続万馬券。
穴党には3連単、3連複をお勧めしたいですね。
ハンデ戦です。トップハンデを見てみると、4年で9頭いて〔111〕。
連対馬のハンデは59〜54キロ。これを3着までに広げても52キロが1頭いるだけですから、
そこそこ背負わされてる方がいいのかも知れません。
ステップレースですが、OP特別のオーストラリアTから〔121〕、準OP勝ち馬が〔101〕と、
いかにもローカルのハンデ重賞らしいステップですよね。
年令別に見ると、4歳〔111〕、5歳〔302〕、6歳〔031〕。
ただし4歳馬の好走は02年に1〜3着を独占した時のみで、
03年以降は5、6歳馬に完全に軍配が上がってます。
ハンデ戦の大接戦、最後の最後にベテランの経験値が生きてくるのかも知れませんね。
中京、小倉といった同じ平坦実績のチェックも忘れずに。
逃げ馬は苦戦してるんですが、
その後ろに付けた先行馬が粘ろうとするところへ差し追い込み馬が殺到するイメージ。
メンバーをよく見て、展開もしっかり描いてみて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.04.27
天皇賞・春(日曜・京都)
古馬最高峰の戦い。芝3200m戦です。
過去10年、1番人気は〔322〕、2番人気は〔303〕、3番人気は〔141〕。
6番人気以下〔330〕、うち2ケタ人気馬〔220〕です。
馬連3ケタ5回に万馬券3本。
馬連3ケタ5回はすべて1〜3番人気馬が上位3着までを独占した年に出たもの。
特に99〜04年までは4年連続で堅い堅い決着。
ゆえに春の天皇賞は堅いんだというイメージができあがったのですが、世代交代に伴う主役不在もあって、
この3年は逆に3年連続の万馬券。一転波乱のG1となりました。
今年は1頭強いのがいますからね。再び堅いサイクルに戻るのか、それともヒモ荒れになるのか、
あるいは大波乱か、そのあたりを読んでみるのも的中馬券への近道かも知れません。
好相性のステップは、何と言っても阪神大賞典組で〔455〕。
阪神大賞典勝ち馬8頭が3着以内に頑張ってます。
ただし残る2頭はおととしのリンカーンと去年のマイソールサウンドで、共に着外に敗れ去っているんですね。
今年阪神大賞典の勝ち馬はディープインパクト。相性の良さを再び引き戻してくれますでしょうか。
阪神大賞典2着馬も4頭が3着以内。阪神大賞典連対馬は要チェックです。
次に日経賞組が〔133〕。この中に日経賞勝ち馬は3頭いますが、
掲示板確保または1番人気での敗戦なら巻き返しも可能なようです。
あとは産経大阪杯から〔201〕。こちらは着順不問。このあたりが目立ったステップレースです。
年齢的に見てみると、4歳〔643〕、5歳〔446〕、6歳〔011〕、7歳〔010〕。
4、5歳馬で〔1089〕とほとんど上位独占です。
ディープインパクトの相手として古豪に注目が集まりそうですが、
穴のヒントは“世代”にあるのかも知れません。

青葉賞(土曜・東京)
上位3着までにダービーの優先出走権が与えられるTRレース。
本番と同じ距離、コースの芝2400mで行われます。
過去10年、1番人気は〔601〕、2番人気は〔242〕、3番人気は〔102〕。
1、2番人気でのワンツーが4回。3着以内に1、2番人気の両方が来たのが7回。
つまり、1番人気馬が2番人気馬を連れてくるといった感じなんですね。
1番人気馬の信頼度がカギになりそうです。
ちなみに6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔012〕。馬連3ケタ3回に万馬券1本。
他に9000円台と7000円台がそれぞれ1回ずつ出ています。
TRゆえステップは重賞のみならず、何とか権利を取りたいという
本気度の高いOP特別組や500万クラスからも好走馬が出ていて、
重賞からなら〔464〕、OP特別から〔301〕、
特別・平場を併せた500万下から〔345〕となっています。
それぞれを詳しく見てみましょう。
重賞組はみな着順を問わず、皐月賞から〔122〕、毎日杯から〔131〕、
弥生賞から〔111〕。スプリングSから〔100〕。
次にOP特別からの4頭ですが、みな異なるレース。
ただし好走馬は、連対あるいは1番人気で負けた馬に絞ることができます。
最後に500万からの12頭。この中に前走勝ち馬は9頭いて、
中でも中山芝2200mの山吹賞勝ち馬は〔301〕と目立った良績を残しています。
(今年の山吹賞勝ち馬のアエローザは京都新聞杯に回るようです。)
府中の2400mはスタミナを必要とする条件。前走の距離に注目すると、
2000m以上を走っていた馬〔897〕、1800だった馬〔201〕、
マイル以下は〔012〕と明らかな傾向が見えてきます。
前走長いところを走ってきた馬、また距離延びて頭角を現してきた馬、要注意と言えそうです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.04.19
フローラS(日曜・東京)
芝1800mで争われるオークスTR。上位3着までの馬に優先出走権が与えられます。
桜花賞から中1週になったのが00年のこと。従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔021〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔031〕。
6番人気以下〔303〕、うち2ケタ人気馬〔103〕。
勝ち馬のこの6年の人気は、9、5、9、14、5、2番人気。荒れてるんです。
馬連3ケタ1回、万馬券2本。6000円台も1回。3連複は3年連続万馬券で、中でも03年は274660円。
とにかく大きな配当になってます。
99年までは桜花賞から中2週のローテーション。桜花賞組もオークスにむけて結構ここをひと叩きで、
〔410〕と好走していたんですが、00年以降はあまり出てこなくなったのと、
出てきても03年センターアンジェロの3着が精一杯。
このセンターアンジェロは桜花賞9着の前にTRのアネモネS1着。
TR好走、桜花賞敗退、フローラS好走は99年以前からのひとつの好走パターン。
今年このステップはテイエムプリキュアただ1頭。前々走のチューリップ賞4着をどう見るか。
阪神牝馬特別(現フィリーズレビュー)4着、
桜花賞10着からこのレースを制した96年のセンターライジングの例もありますが、
それは中2週の時代のこと。2歳女王の取捨をどうするか。これがひとつのカギを握りそうです。
逆にどのステップが良くなったかというと、500万下のミモザ賞で〔131〕。
ミモザ賞は中山の芝2000m戦、同じ距離の牝馬限定戦ということになります。
ミモザ賞組は4着までの馬に好走の目あり。02年にはミモザ賞組のワンツースリーもありました。
府中1800mのフラワーCからは、2着馬と3着馬が1頭ずつ勝って〔200〕。
あとは桜花賞の日の忘れな草賞から〔020〕。この2頭は1番人気10着と2番人気3着の馬でした。
その他だと、フィリーズレビューから〔101〕、チューリップ賞から〔001〕などがあります。
実績があるなら1400や1600からでも頑張れますが、下のクラスからなら距離実績をしっかりチェック。
500万の平場や、ダート1800の未勝利勝ちからも好走馬が出ているように
タフな府中の2000を乗り切れるかどうかがポイント。
特に新馬を長いところで下ろし、中、長距離を中心に使われてきた馬には注意が必要です。
難解な3歳牝馬の重賞、手広くいきたいですね。

アンタレスS(日曜・京都)
今年で迎えて11回目とまだ歴史の浅い砂の重賞。ダート1800m戦です。
ハンデ戦から別定戦に変わったのが03年のこと。従いましてデータは少ないんですが、過去3年です。
03年は1-4-9番人気の1、2、3着で馬連660円。04年は2-1-4番人気で馬連470円と堅い決着。
ところが去年は5-10-12番人気で馬連14750円、3連複248290円、
3連単は1159180円と100万馬券になりました。
ハンデ戦時代は波乱の重賞。それをレースが思い出したかのような昨年の結果でした。
ステップレースは全部で4つ。
まずはG1フェブラリーSから〔210〕。OP特別のコーラルSから〔111〕。G3マーチSから〔002〕。
この3つのステップからは着順は問いません。あとは準OP勝ち馬が〔010〕。
さらに前々走でフェブラリーSを走ってた馬が3頭。これを加えるとフェブラリーS出走馬は〔312〕。
9頭中6頭ですから、上位3着までの3分の2を占めることになります。
残りの3頭を見てみると、近2走のどちらかで砂のOP特別か準OPを勝っているんですね。
まとめると、近2走でフェブラリーSを走っているか、
ダートで準OP以上のレースを勝っていれば好走可ということになります。
条件を満たす馬の中で、人気の無い馬を馬券に入れてみるのが面白いかも?

福島牝馬S(土曜・福島)
おととし新設となった芝1800mの牝馬限定重賞。
第1回は2番人気オースミコスモ1着、10番人気マイネヌーヴェル2着に、
3着5番人気エリモピクシーと8番人気メイショウオスカル同着で、
馬連10170円、3連複は2通りで24250円と39440円。
第2回は1番人気メイショウオスカル1着、14番人気スターリーヘブン2着、
4番人気レクレドール3着で、馬連17770円、3連複42840円、3連単280410円。
なんとなく似た人気順の1〜3着で波乱の結果に終わった過去2回なんですね。
ステップは中山牝馬S組が良く、勝ち馬の2頭、オースミコスモは1着から、
メイショウオスカルは2着から福島牝馬Sを制しています。
また去年の3着馬レクレドールは中山牝馬S8着からの好走でした。
この2回、共に超のつく大接戦。おととしは3着同着でそのあと8着までがアタマ、ハナ、ハナ、ハナ。
去年が2、3着アタマ差のあと、クビ、クビ、クビ、1/2、ハナ、クビ、ハナ、クビですからね。
まるでハンデ戦。
小回り福島向きの馬を、最終週の荒れ芝得意な馬をしっかりチェックして下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.04.13
皐月賞(日曜・中山)
牡馬クラシック第一弾。芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔332〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔022〕。
6番人気以下〔344〕、うち2ケタ人気馬がなんと〔322〕。
伏兵の台頭には十分な注意が必要です。
配当的にも馬連3ケタ4回の一方で万馬券も2本。この2本が共に5万馬券なんですね。
その他にも6000円台、5000円台、4000円台が1回ずつ。 この2年を見ても、
おととしは1番人気コスモバルク2着で勝ったのは10番人気のダイワメジャー、馬連4660円。
去年も圧倒的1番人気のディープインパクトが1着ながら2着に12番人気のシックスセンスで馬連5830円でした。いかに伏兵のチェックが重要かがわかるかと思います。
ステップとしては3つのTRがよく、弥生賞から〔536〕、スプリングSから〔232〕、
若葉Sから〔231〕。この3つのTRで〔999〕と、上位3着までの90%を占めているんです。
残る3つの席は、1着毎日杯、2着アーリントンC、3着共同通信杯から、いずれも勝ち馬が。
TR以外のステップなら、勝ち必須と覚えておいて下さい。
TR組の前走着順は、ほとんどが3着以内。
TRで4着以下に負けた馬が連対するには3番人気までに推されてたことが必要で、
これを3着までに広げても例外はただ1頭。
弥生賞9番人気6着から3着に突っ込んだ00年のチタニックオーのみなんですね。
また前々走で連を外していた馬もわずかに3頭。
97年弥生賞5番人気3着から若葉S2番人気4着で皐月賞優勝のサニーブライアン。
04年500万下平場のダートを1番人気4着からスプリングS11番人気3着で皐月賞優勝のダイワメジャー。
そして05年きさらぎ賞3番人気4着から若葉S2番人気4着で皐月賞は2着のシックスセンス。この3頭だけ。
牝馬と違って力と力のぶつかり合い。ライバルをねじふせて頂点へと上って行くイメージですからね。
大きく負けた馬の巻き返しはなかなか困難といったところでしょうか。
今年データを満たす馬はなんと12頭!裏を返せば2ケタ人気の馬は3頭いるということです。
条件を満たす中で人気下位の馬と1、2番人気を絡めて買うというのもひとつの馬券攻略法かも知れません。

マイラーズC(土曜・阪神)
安田記念のステップレースとして、2回阪神に移ったのが00年のこと。従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔210〕。
毎年上位3番人気までの馬が必ず連に絡んでいます。
6番人気以下〔123〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ3回に万馬券なし。ただし残りの3回は3070円、3230円、4510円ですから、
取り頃外し頃の難しい馬券になっているようです。
好相性のステップ、抜けていいのが中山記念で〔321〕。この6頭のうち連対5頭は中山記念4着以内。
3着の1頭は中山記念4番人気6着だった02年のジョウテンブレーヴです。
その他3着以内に2頭以上を送り込んでいるのは、まず高松宮記念で〔110〕、
東風Sが〔102〕、ダービー卿CTが〔011〕。
ちなみに02年勝ったミレニアムバイオは中山記念2番人気4着から
東風S1番人気1着でこのレース1着ですから、中山記念出走組という意味では〔421〕。
さらに相性は良くなります。
あとは今年も出走を予定しているローエングリンが03年1着、04年2着、05年また1着。
思った以上にコース適性というのは重要なのかも知れません。阪神芝実績のチェックもお忘れなく!
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.04.06
桜花賞(日曜・阪神)
3歳牝馬のクラシック第一弾。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔312〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔101〕。
1番人気馬はこの5年連続して馬券圏内に来ているものの、意外や波乱のG1。
6番人気以下〔344〕、うち2ケタ人気馬〔211〕。馬連3ケタ1回のみで万馬券2本。
他にも9000円台、8000円台がそれぞれ1回ずつあります。
好相性のステップは3つのTRで、まずはチューリップ賞組〔531〕。
3番人気以内、または掲示板確保なら好走可能です。
次にフィリーズレビュー組で〔232〕。こちらも3番人気まで、または3着までなら好走可。
最後にアネモネS組が〔203〕。このレースからは1番人気、または3着以内ならOKです。
その他のレースからだと、フラワーCから〔111〕。これは勝ち馬2頭と5着だった馬が1頭。
クイーンC連対馬が〔012〕。500万勝ち馬と阪神JF2番人気3着の馬がそれぞれ2着に1頭。
若葉S勝ち馬が3着に1頭ですから、いかにTR組の成績がいいかがわかるかと思います。
前々走エルフィンSで連対した馬が、いずれかのTRに出走し、1番人気に推された場合、
TRの着順に関係なく4頭が桜花賞馬という面白いデータがあるんですが、今年は該当馬がいないんですね。
そこでもうひとつ、前々走が阪神JFだった馬〔232〕。阪神JFで3着までに頑張り、
次のTRまたは重賞で3番人気以内でかつ3着までに来ていた馬は本番でも3着以内に来るのです。
実はこちらも厳密にいうと該当馬がいないのですが、先の3つのTRのうち、同じコース、
同じ距離のチューリップ賞だけ3着じゃなく掲示板でOKでしたよね。
そう考えると、阪神JFを勝ち、チューリップ賞1番人気4着のテイエムプリキュアが
一番イメージとして近いのかなと。また、エルフィンS2番人気4着からチューリップ賞6番人気ながら
2着のシェルズレイもそう遠くないのかなと。いかがです?
牝馬は男馬のように力でねじふせていくステップではなく、
TRをTRらしく走った馬の巻き返しがあります。
そのあたりをしっかり踏まえて、桜の女王を探してみて下さい!

ニュージーランドT(土曜・中山)
NHKマイルCのTR、芝1600m戦。3着までに優先出走権が与えられます。
中山で行われるようになったのが00年のこと。従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔101〕、3番人気も〔101〕。6番人気以下〔231〕、
2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタ1回に万馬券が2本。他に9000円台と7000円台が1回ずつあって、
1番人気が6戦4連対の割には高配当が出る波乱の重賞なんです。
ステップレースはさまざまですが、同じ混合の2つの重賞が良く、
マイルのアーリントンCから〔301〕、1200のクリスタルCから〔022〕。
この差は距離の差かも知れません。
アーリントンC組の3勝、この3頭は連対馬でした。
残る3着の1頭は去年のインプレッションで、アーリントンC3番人気3着だった馬です。
クリスタルC組は3着以内、あるいは2番人気までの馬が好走可。
特にクリスタルCを人気薄で3着までに頑張った馬、ここもあまり人気にならず、
波乱を演出するので要注意です。(今年は該当馬いません)
次に芝、ダート、平場、特別を問わず、500万条件勝ち馬が〔123〕。
格下のイメージで切ってしまうと痛い目に合うかも知れません。
脚質的には中山ながら後方一気が決まります。その一方で逃げ馬も残ります。
関西馬が連対12頭中9頭を占めているのも特徴で、去年は1〜8着まで関西馬が独占でした。
今年もデータにあてはまる関西馬がいたら積極的に狙ってみて下さい。

阪神牝馬S(土曜・阪神)
古馬牝馬の重賞。芝1400m戦。去年までは暮れの施行だったのが、
新しくできた牝馬のG1ヴィクトリア・マイルの前哨戦としてこの時期に移動。
ステップレースなどの分析はできませんが、条件が変わってもレースの性格を引き継ぐことも多いので、
過去の傾向だけ見ておきましょう。
過去10年、1番人気は〔201〕、2番人気は〔205〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔351〕、2ケタ人気馬〔111〕で、馬連3ケタなく万馬券4本!
果たしてこの波乱の流れを引き継ぐのでしょうか?
視線の先に新設のG1。目イチかそれとも叩き台か。
陣営の心中を読むのが的中への近道かも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.03.30
産経大阪杯(日曜・阪神)
天皇賞をにらむ古馬の1戦、芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔810〕、2番人気は〔013〕、3番人気は〔131〕。
1番人気の勝率8割、連対率90%は立派ですよね。馬連3ケタ7回に万馬券が1本。
1番人気が唯一連を外した01年に、9番人気と4番人気で38890円の万馬券に。
実は11年前の95年にも1番人気が連を外し、
12番人気と6番人気で62930円と大きな万馬券になっているんですね。
1番人気が2着までに来れないと人気馬総崩れになる可能性ありということでしょうか。
1番人気の信頼度をまずはしっかりチェックして下さい。
ちなみに6番人気以下〔123〕、2ケタ人気馬〔001〕です。
ステップレースは実にさまざま。海外重賞も含め13通り。
基本的に着順も人気も不問のようですが、近年相性のいいのが中京記念3着までの馬と、
OP特別の大阪城Sを1着もしくは1番人気だった馬。
ちょっと覚えておくといいかも知れません。
斤量ですが、この1年でG1を勝った馬は59キロ、G2を勝った馬は58キロ。
1年以上前にG1を勝ったことのある馬も58キロで、牝馬はそこから2キロ減(2歳戦は除く)。
つまり59キロの斤量は実績の証し。この59キロ組の取捨がポイントで、過去10年で〔231〕。
この中には57キロで1着だった98年のエアグルーヴもいますが、なんとも微妙な5連対。
G1勝ち馬、じっくり考査してみて下さい。
最後に、ここが今年初戦で連対できたのは、G1連対実績を持つ馬のみというのも付け加えておきましょう。

ダービー卿CT(日曜・中山)
芝1600mのハンデ戦。この条件に落ち着いたのが02年のこと。データは過去4年です。
02年は2-4-5番人気の1、2、3着で馬連2020円。03年は7-10-2番人気で11070円。
04年は7-5-1番人気で6080円。そして去年05年は3-10-8番人気で12190円と、
ハンデ戦になってからはそれまでと一変、荒れる重賞となりました。
トップハンデ馬は4年で6頭いて〔101〕。去年初めてトップハンデのダイワメジャーが勝ちました。
連対8頭のハンデは、57.5、51、52が1頭ずつ。残る5頭は54キロなんです。
3着には57や56.5の馬もいますが、連対馬のハンデは比較的軽いんですね。
ちなみにハンデ54キロの馬は毎年1頭は連に絡んでいます。
こちらもステップは様々ですが、比較的相性のいいのが同じ1600のOP特別の東風S組で〔210〕。
着順は不問のようです。また、東京新聞杯や京都牝馬S、加えてマイルの準OP勝ち馬など、
前走1600m戦を走っていた馬が頑張る傾向にあります。
以前1200で行われていた頃は近走で1200を走っていた馬がよかったように、
距離の関連性は少なからずあるのかも知れません。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.03.23
高松宮記念(日曜・中京)
春のG1シーズンの幕開けを飾る芝1200mのスプリント戦。
G1昇格後、1回中京最終週に行われるようになったのが00年のこと。従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔210〕。
ちなみに4番人気が〔201〕ですから、勝ち馬は4番人気までの馬から出ていることになります。
6番人気以下〔024〕、うち2ケタ人気馬〔002〕。3着には伏兵を持ってきたいところです。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。
ステップレースなんですが、過去〔351〕と最も相性のよかった阪急杯が
今年から1F延びて1400の距離になり、
変わって中山のオーシャンSが1200のG3に格上げになりました。
このあたり、関連性がどう変化するのか注目したいところですが、阪急杯からの過去8頭の連対馬は、
阪急杯でも連対もしくは1、2番人気に推されていた馬。
残る3着の1頭はおととしのキーンランドスワン。
この馬、阪急杯は4番人気5着でしたが、その前のシルクロードSを1番人気で1着だった馬。
今年は傾向が変わるかも知れませんが一応阪急杯組のチェックポイントとして覚えておいて下さい。
シルクロードS組は〔103〕。3番人気までに推されていれば着順は問いません。
この3頭の3着馬の中には、シルクロードSを3番人気9着、
本番では16番人気まで人気を落とした01年のテネシーガール、
3番人気5着も本番では10番人気と低評価だった03年のリキアイタイカンなどがいます。
複穴はこのタイプ?
また暮れのCBC賞も今年から6月に移るため、今年限りになってしまう可能性もあるんですが、
そのCBC賞好走馬が頑張ります。
前年のCBC賞勝ち馬では、00年アグネスワールド3着、01年トロットスター1着、
03年サニングデール2着、05年プレシャスカフェ3着。
前年の2着馬では、01年ブラックホーク2着。2年前の勝ち馬では03年リキアイタイカン3着、
04年サニングデール1着などがあります。
ちなみに去年のCBC賞の1、2着は、シンボリグランとカネツテンビー。
最後にもうひとつ、馬券圏内18頭中17頭までが、近2走のどちらかで1200m戦に出走していました。
唯一の例外は02年3着のスティンガー。1400の阪急杯組はそこのチェックもお忘れなく!

マーチS(日曜・中山)
ダート1800mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔110〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔001〕。人気馬大不振です。
6番人気以下〔655〕、うち2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタはなく、万馬券4本に8000円台が2回。波乱のハンデ戦です。
ところが、トップハンデ馬はよく走るんですね。10年で10頭いて〔222〕。
重い斤量を強さの証しとするならば、逆にトップハンデで嫌われるなら“買い”ということでしょうか。
その他では、ハンデにコンマ5キロが付く馬が〔411〕と好走しています。
去年も勝ったクーリンガーは57.5キロでした。ちょっと覚えておくといいかも知れません。
また50キロでの1着があるように、軽ハンデ馬の一発にも注意が必要です。
ステップレースですが、G1フェブラリーSから〔203〕。地方交流重賞から〔221〕。
OP特別の仁川Sから〔332〕。いずれも着順は不問です。また準OPからの好走も目立ち〔323〕。
この準OP組8頭中6頭が勝ち馬。残る2頭も前々走では最低でも連対を果たしてました。
準OPからの馬は勢いがありつつ軽ハンデ。一方、負けてハンデが軽くなった、
あるいは据え置かれた馬には狙いが立ちます。
逆に一気の負担増という馬は消したいのがこのレース。覚えておいて下さい。
年齢別では、4歳〔123〕、5歳〔453〕、6歳〔322〕、7歳〔111〕、8歳〔101〕。
キャリアがモノをいう傾向にあります。人気薄高齢馬の激走に注意して下さい。

日経賞(土曜・中山)
春の天皇賞をにらむ古馬の1戦。芝2500m戦。
過去10年、1番人気は〔331〕、2番人気は〔132〕、3番人気は〔121〕。
6番人気以下〔222〕、うち2ケタ人気馬〔102〕です。
馬連3ケタ5回に万馬券が2本。うち1本は12番人気と7番人気で決まった98年の213370円!
もう1本も9番人気と2番人気で決まった47470円。
荒れる時は大きく荒れるというスタンスでいるべきなのかも知れません。
障害帰りから地方交流重賞までステップレースも多種多彩。
ちょっとつかみどころがないのですが、ひとつ拠り所となるのが距離実績。
連対20頭中18頭に2200m以上のレースに勝ち鞍がありました。
もしくは2000m以上の重賞で3着以内があればOK。最初の条件の例外の2頭、
まず96年の勝ち馬ホッカイルソーは菊花賞3着ですから2つめの条件を満たしていました。
もう1頭、去年の勝ち馬ユキノサンロイヤルもAJCCで3着があり、クリアです。
このように2段構えでふるいに掛けてみて下さい。
最近はないのですが、忘れた頃に復活するのがデータの怖いところ。
過去の好走馬が再びの好走を見せます。
例えば、96年3着テンジンショウグン、98年1着。この年21万馬券ですからね。
これを知っていたら獲れたかも知れませんね(笑)。さらに97年1着ローゼンカバリー、98年3着。
99年3着ステイゴールド、00年2着。00年3着メイショウドトウ、01年1着。
今年あたりこのデータが復活しそうな予感?
少しさかのぼって好走馬をチェックしてみて下さい。

毎日杯(土曜・阪神)
さつき賞を目指す3歳馬にとっては東上最終切符を争うレース。芝2000m戦。
過去10年、1番人気は〔411〕、2番人気は〔301〕、3番人気は〔222〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔011〕です。馬連3ケタ2回に万馬券が1本。
勝ち馬10頭中9頭が上位3番人気までの馬。
ところが2着に3番人気までの馬はわずかに3頭ですから、軸は人気馬、
ヒモに伏兵という馬券が面白そうです。
重賞好走歴のある馬が人気になり好走もする。その一方で500万からの馬も〔251〕。
この8頭中7頭が勝ち馬で、残る1頭は2着馬。ギリギリ連対ならOKという考え方で、
重賞好走馬の相手には500万からの勢いのある馬がいいようです。
また未勝利を勝ったばかりの馬も〔101〕というのを付け加えておきましょう。
勝ち馬にはタイキフォーチュン、テイエムオペラオー、クロフネ、
キングカメハメハなどが名を連ねます。将来の大物候補を探してみて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.03.16
阪神大賞典(日曜・阪神)
春の天皇賞をにらむ古馬の戦い。芝3000m戦。
過去10年、1番人気は〔730〕、2番人気は〔250〕、3番人気は〔014〕。
なんといっても1番人気の連対100%はすごい!2番人気の連対率7割もかすんでしまうほど。
馬連3ケタ8回、万馬券なし。その馬連も100円台3回に、200円台が3回と、いわゆる“鉄板”。
かなり堅いんです。
6番人気以下〔114〕。2ケタ人気馬の3着以内はありません。
ステップレース云々よりも格がモノをいうレース。
一流古馬の王道の青写真とでもいいますか、好走馬の再びの好走が目立ちます。
具体的には、96年2着マヤノトップガン、97年1着。98年1着メジロブライト、99年2着。
00年1着ナリタトップロード、01年連覇。01年2着エリモブライアン、02年3着。
03年3着ファストタテヤマ、04年3着。そして04年1着リンカーン、05年3着などがあります。
ちなみに去年の2着のアイポッパー、03、04年と3着のファストタテヤマが今年は登録してきました。
年齢別に見てみると、4歳〔475〕、5歳〔435〕、6歳〔200〕。
去年6番人気で勝ったマイソールサウンドは6歳でしたが、基本的には4歳vs5歳。
特に4歳は菊花賞1〜3馬がよく頑張ります。
データはディープインパクトにらはり追い風。果たして?

スプリングS(日曜・中山)
芝1800mの皐月賞TR。上位3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔011〕。
1番人気まずまずも、2、3番人気不振の歴史。6番人気以下〔354〕、
うち2ケタ人気馬〔111〕。馬連3ケタ3回に万馬券も2本あります。
ステップレースもTRらしく実に様々で、重賞からだと、
同じ1800mのきさらぎ賞から〔301〕、この4頭はすべて連対馬。
アーリントンCから〔221〕、こちらはマイル戦ゆえ1Fの延長もあってか着順は不問のようです。
また500万下から特別、平場を含め〔237〕。
うち11頭が勝ち馬。唯一の例外はダートの1800を1番人気4着から臨み3着に頑張った04年のダイワメジャー。
このようにダートからの好走例もいくつかあるんですが、
ここが初芝という馬の3着以内はありません。
ダイワメジャーも新馬は芝で2着と芝経験がありました。
連対20頭中16頭が前走連対もしくは1、2番人気に推されていた馬。
残る4頭中3頭が前々走でその条件を満たし、
例外の1頭はアーリントンC3着から2着に入った99年のタイクラッシャー。
重賞好走ですから、例外とはいえ力は十分だったということでしょう。
何とかして権利を取りたいという本気度が、
500万を勝ち上がったばかりの馬の成績に表れてますよね。
特に3着に7頭もいるというのが象徴的です。
勝ち馬には、バブルガムフェロー、ダイタクリーヴァ、タニノギムレット、
ネオユニヴァースなど、のちのG1馬が名を連ねます。
これらの馬はこのレースの前に、既に重賞勝ちの勲章がありました。
実績馬vs本気度の高い馬。今年はどちらに軍配が上るのでしょうか?

フラワーC(土曜・中山)
3歳牝馬による芝1800m戦。
過去10年、1番人気は〔522〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔121〕。
1番人気が連対率7割、馬券圏内90%なら信頼の手と言っていいでしょう。
6番人気以下〔123〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
馬連5回に万馬券1本。他に1000円台が3回、7000円台も1回ですから、
大きく荒れないとは言い切れないものの、牝馬限定重賞にしては比較的堅めの決着となっています。
このレースもステップは様々で、連対20頭中15頭は前走連対あるいは1、2番人気に推されていた馬。
残る5頭のうち4頭は前々走でこの条件を満たしており、残る1頭、
03年2着のトーセンリリーは阪神JF(13番人気13着)、
全日本2歳優駿(5番人気10着)からのステップ。
前走がG1なら着順不問と考えていいのかも知れません。
以前はクイーンCからの巻き返しというのもひとつの好走パターン。クイーンCから〔123〕。
うち1番人気で負けた馬4頭、2番人気で負けた馬1頭です。
ちょっと頭の中に置いておいて下さい。
最後に500万下からの馬〔434〕。うち勝ち馬7頭。裏を返せば、勝ち必須ではないということ。
また未勝利を勝ったばかりという馬も〔101〕というのを付け加えておきたいと思います。
堅い決着とはいえ、予想はなかなか難解な1戦。
桜花賞への最終切符でもあり、1800という距離からオークスをにらむ馬も多くいるレース。
素質を見抜く相馬眼が試されるのかも知れません。
ひとつヒントになりそうなのが、牡馬に混じって揉まれた経験が生きる傾向にあるということ。
着順だけではなく、レースの条件もしっかりチェックして下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.03.08
フィリーズレビュー(日曜・阪神)
芝1400mの桜花賞TR。1〜3着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔621〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔132〕。
1番人気馬圧倒的好成績。唯一馬券圏内を外したのが98年ロンドンブリッジの4着ですから、
1番人気信頼のレースです。
ちなみに6人気以下〔222〕。2ケタ人気馬は3着に1頭いるだけで、
伏兵といっても6〜8番人気の馬。あまり無謀な穴狙いはおすすめできません。
馬連5回に1000円台が3回。そして先の98年が14340円の万馬券になっています。
ステップレースは様々で、G1阪神JFから500万の平場まであるんですが、
連対20頭中18頭が前走どの条件であろうと、連対もしくは1、2番人気だった馬。
例外は02年クイーンC5番人気13着から見事優勝のサクセスビューティと、
去年エルフィンS3番人気6着から2着に頑張ったデアリングハート。
でもこの2頭はさらにそのもうひとつ前のレースでこの好走条件を満たしているんですね。
前者はOP特別の春菜賞2番人気1着、後者はOP特別の紅梅S2番人気3着でした。
ステップレースで相性がいいのは、阪神JF〔212〕、エルフィンS〔232〕あたり。
先週のマイルのチューリップ賞ではなく、1400のここを狙う馬たち。
ダート1800mの飛梅賞からの2頭を除く、3着以内28頭の前走はみなマイル以下のレース。
短距離実績重要です。去年はラインクラフト、デアリングハート、エアメサイアの1〜3着。
本番との関連性も深まり、ますます注目のTRです。

中山牝馬S(日曜・中山)
芝1800m、牝馬限定のハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔212〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔213〕。
上位人気馬不振です。6番人気以下〔353〕、うち2ケタ人気馬〔113〕。
馬連3ケタはなく、1000円台も2回だけ。万馬券2本の他に、
9000円台、6000円台、5000円台、4000円台がそれぞれ1回ずつ。
やはり波乱の牝馬のハンデ戦です。
年齢別に見てみましょう。4歳馬〔432〕、5歳馬〔454〕、6歳馬〔223〕。
この10年、この3世代が3着以内のすべてを占めています。
世代別に平均ハンデを計算してみると、4歳53.65キロ、5歳55.19キロ、6歳53.64キロ。
つまり4、6歳馬は軽ハンデにモノを言わせて好走、
逆に5歳馬はそこそこ背負わされている方がいいということになります。
完成された5歳馬vsまだ成長の見込める4歳、経験に裏打ちされた6歳馬という図式になりますか。
トップハンデは10年で15頭いて〔121〕。
このトップハンデで好走の4頭は先程の分析を裏付けるかのようにみんな5歳馬です。
覚えておいて下さいね。
好相性のステップは同じ牝馬限定の重賞、京都牝馬Sで〔452〕。
ここで負けた馬が同斤もしくは1キロ減で好走がひとつのパターン。
もちろん勝って斤量増もなんのその、再びの好走を見せる馬もいます。
このステップはじっくり吟味が必要なようです。
あとは前走牡馬に混じって走った馬が〔455〕。それも重賞だったという馬〔353〕。
もちろん着順は問いません。
また去年初めて1600万を勝ったばかりのチアフルスマイルが3着に来ましたが、
残る馬券圏内29頭はすべて前走OP特別か重賞でした。このことも頭の中に置いておいて下さいね。

ファルコンS(土曜・中京)
3歳の芝1200m戦。昨年までは6月の中京最終週に行われていたんですが、
今年から1回中京に施行時期が変わりました。
以前は最終週の荒れた芝で、ダート馬でもOK。
初芝の馬が穴をあけるなんて傾向があったんですが、ステップはもちろん、
新たに検討を加えなくてはならないスプリント戦になりました。
先日第1回オーシャンSが210万馬券になりましたもんね。
小回り平坦のスプリント戦。こちらも波乱が待っているかも?
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.03.03
弥生賞(日曜・中山)
本番と同じ距離、同じコースの芝2000m戦。皐月賞トライアルで、
上位3着までに優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔312〕、2番人気は〔522〕、3番人気は〔140〕。
4番人気が〔132〕で、1〜4番人気の馬が連対20頭のすべてを占めているんですね。
3着も1〜4人気が6頭。残る4頭も、5、6番人気1頭ずつ、
7番人気2頭と実に堅い決着。馬連3ケタ5回、1000円台3回。
最高で3100円ですから、穴党の出番はないかも知れません。
ステップレース、まずは重賞から。朝日杯FS組〔212〕。
きさらぎ賞組〔300〕。ラジオたんぱ杯2歳S組〔210〕。京成杯組〔031〕。
OP特別だと、若駒S組〔200〕。ジュニアC組〔012〕。
さらに500万勝ち馬〔131〕となっています。
その前走での着順ですが、連対20頭中16頭が勝ち馬で、3頭が2着馬。
残る1頭は朝日杯FS4番人気4着でした。
なお重賞以外で連を外していた馬の3着以内はないと覚えておきましょう。
連対するには勝ち星2つは欲しいところ。
唯一の例外は96年勝ったダンスインザダーク。
ただしこの馬には重賞2着の実績がありました。
新馬からOP特別、新馬から重賞と、なんなく連勝してきたような高い素質馬に注目です。
何といっても勝ち馬には、先のダンスインザダーク、スペシャルウィーク、
ナリタトップロード、アグネスタキオンがいて、2着にもセイウンスカイ、
アドマイヤベガ、エアシャカールなどG1馬がズラリ。先々も含め注目の1戦です。

中京記念(日曜・中京)
芝2000mのハンデ戦。
過去10年、1番人気は〔111〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔410〕。
6番人気以下〔238〕、うち2ケタ人気馬〔224〕ですから、
3着には伏兵を狙いたいところです。
馬連3ケタなく、万馬券2本に9000円台も2回。
一方で1000円台はわずかに1回という波乱のハンデ戦です。
トップハンデ馬見ておきましょう。10年で13頭いて〔002〕と大不振。
ただし連対馬のハンデは57.5〜53キロ。特別軽い馬も連には絡んでいないのです。
着順別に平均ハンデを出してみると、1着54.45キロ、2着55.3キロ、
3着54.7キロと、やはりそこそこ背負わされてる方がいいようなんですね。
好相性のステップレースは様々なんですが、抜けていいのが小倉大賞典組で〔233〕。
01年には1〜3着独占もあります。着順を問わず、
小倉大賞典に出ていたというだけで注意が必要となります。
近走成績よりも平坦実績。開幕の芝です。前残りに注意が必要です。

チューリップ賞(土曜・阪神)
桜花賞トライアル。芝1600m戦。こちらも本番と同じコース、同じ距離。
1〜3着の馬に桜花賞への優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔241〕、2番人気は〔412〕、3番人気は〔132〕と、
上位人気馬が頑張っています。それでも牝馬の重賞、荒れる時は大きく荒れて、
去年の3連単は1237200円と120万馬券!
ちなみに6番人気以下〔113〕、うち2ケタ人気馬〔103〕。
穴を狙うなら徹底した穴でいきたいところです。
馬連3ケタ5回に万馬券2本。
おととしまでは1、2番人気のどちらかが必ず連に絡んでいたのですが、
去年3番人気馬が勝ったことで、その幅を“3着まで”に広げることとなりました。
ステップレースは、阪神JFから〔332〕。うち6頭は3着以内の馬。
またエルフィンSから〔144〕。ただし勝ち馬は〔012〕ですから、
エルフィンS組からは負けた馬を狙いたいですね。
あとは紅梅S勝ち馬が〔210〕。このあたりが目立ったところです。
連対20頭中19頭は2戦目までに勝ち上がった馬。
例外の1頭は前走で男馬に混じってシンザン記念を制したダンツシリウスのみ。
ジンクスを破る資格十分といった感じでしょうか。
このレースと本番の結びつきは強く、このチューリップ賞は桜花賞馬を多数輩出しているんです。
牝馬のTRですからね、勝ち馬に限らず、TRをTRらしく走った馬のチェックを忘れずに!

オーシャンS(土曜・中山)
第1回となる新設の重賞。芝1200m戦。高松宮記念をにらむ馬たちのステップレースです。
先週日曜の阪急杯が1200から1400へと延長になり、
高松宮記念へはこちらからという馬が今後増えてくることでしょう。
データはないので分析は省略。気になる馬は直前に“日記”の方で。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.02.22
中山記念(日曜・中山)
芝1800m戦。
過去10年、1番人気は〔511〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔031〕。
1番人気馬、まずまず頑張ってます。馬連3ケタ5回、万馬券なし。
6番人気以下〔213〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
最高配当は8440円。あまり無謀な穴狙いはオススメできません。
好相性のステップは2つ。まずはAJCCで〔311〕。次に東京新聞杯で〔232〕。
連対20頭中、前走で掲示板を外していたのはわずかに3頭。
すべてG1で、有馬記念、JC、マイルCSからのステップでした。
これを3着までに広げても掲示板を外していたのは2頭だけ。
G1以外からなら掲示板は欲しいところです。
このレース、休み明けの馬が好走します。中山記念が今年最初のレースだという馬〔340〕。
実力馬で、鉄砲走りそうな馬はしっかり狙っていかなくてはいけません。
また好走馬が再びの好走を見せるのも特徴で、97年3着ローゼンカバリー、翌98年2着。
99年2着ダイワテキサス、翌00年1着。00年2着アメリカンボス、01年1着。
03年1着ローエングリン、04年3着。03年2着バランスオブゲーム、05年1着。
今年は登録の段階で去年の1、2着、バランスオブゲームとカンパニーが出走を表明しています。
コーナーを4回まわる中山の1800m。息が入りやすく、先行馬の前残りに注意が必要です。

阪急杯(日曜・阪神)
この時期の施行になったのが00年。さらに今年はこれまでよりも距離が1F延長され、
芝1400mで争われます。データは過去6年で見ていきましょう。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔122〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ2回に万馬券1本。毎年必ず1〜3番人気の馬が連に絡んできます。
軸には上位人気馬を選び、穴党はヒモに伏兵がオススメです。
このレースも今年ここが最初のレースという馬が頑張っていて、〔323〕。
実力馬の鉄砲駆けに注意が必要です。
その実力が意外とわかりやすいのがこのレース。斤量が、
重賞勝ちのグレードによって変わってくる別定戦です。
重い斤量は実力の証しと覚えておきましょう。
具体的には牡馬56キロ、牝馬54キロをベースに、
この1年で牝馬限定を除くG1を勝った馬3キロ増。
牝馬限定G1と牝馬限定を除くG2を勝った馬2キロ増。
牝馬限定のG2と牝馬限定以外のG3を勝った馬1キロ増です。
1年以上前のものについてはそれぞれ上記から1キロ減の斤量増。
2歳時のものは除きます。
例えば、00年1着ブラックホーク58キロ。01年1着ダイタクヤマト58キロ、
2着ブラックホーク59キロ。03年1着ショウナンカンプ59キロ、
2着サニングデール58キロ。04年2着シーイズトウショウ牝馬で56キロ。
05年1着カルストンライトオ59キロ、3着ウインクリューガー58キロ。
この中でサニングデールとシーイズトウショウを除く6頭がその年の初レースでした。
繰り返しになりますが、重い斤量を背負っている馬のいきなりの激走に気をつけて下さい。
従いまして、ポイントは近走よりも格や実績。
今年は1F延長がどう影響するかわかりませんが、開幕週のパンパンの芝。
実力馬がスピードで圧倒するシーンを想像するといいかも知れませんね。

アーリントンC(土曜・阪神)
芝1600m戦。NHKマイルCをにらむ、混合の3歳重賞です。
過去10年、1番人気は〔700〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔123〕。
1番人気馬極端ですよね。1着もしくは馬券圏外。でも7勝は評価に値します。
6番人気以下〔245〕、2ケタ人気馬〔002〕。馬連3ケタ4回、万馬券なし。
最高配当は5650円ですから、ここも堅いレースと言えそうです。
ステップレースですが、きさらぎ賞から〔321〕。シンザン記念から〔200〕。
朝日杯FSから〔030〕。
OP特別組〔225〕、500万下〔123〕。
その他にも新馬、未勝利勝ち即というのもそれぞれ1頭ずつ勝ち馬を出しているんですね。
さらに、どのクラスのレースでも、芝、ダートは問いません。
そんな中、連対20頭に言えるのが、前走が重賞以外のレースなら1着必須。
重賞なら朝日杯FSのみ着順不問。それ以外の重賞だと掲示板必須。
ただし掲示板外して巻き返した例もあり、前走1番人気に推されていた馬ならその可能性があるようです。
これを3着まで広げても前走で掲示板を外していたのはわずかに2頭。
基本的にはこれをボーダーラインと考えたいです。
阪神競馬場と姉妹提携を結んでいる
アーリントン・インターナショナル競馬場の名前が冠になってるだけあって、
マル外の馬が頑張ります。
この10年では96〜00年まで外国産馬5連勝。
03年再びエコルプレイスが2着に入り、04年はシーキンギザダイヤが勝ちました。
今年もマル外には注意が必要です。
また00年エイシンプレストン、01年ダンツフレーム、02年タニノギムレット、
03年ウインクリューガーと勝ち馬の多くがG1馬になる出世レースでもあります。
04年のシーキングザダイヤもG1の2着7回ですからね。
先々も見据えて走りに注目です。
開幕初日の芝コース。前が止まりません。 先行馬に有利と覚えておきましょう。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.02.15
フェブラリーS(日曜・東京)
06年JRA最初のG1。ダート1600m戦です。
このレースがG1に昇格したのが97年のこと。
中山ダート1800mで行われた03年を除く、データは過去8回で見ていきましょう。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下が〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕となっています。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。そう大きく荒れることも少ない代わりに、
1、2番人気での決着も1度もないんですね。ひとひねり必要なようです。
ガーネットSから根岸S、
そしてフェブラリーSというG1ロードが整備されたのが01年のこと。
その01年からの4回で、根岸S組は〔202〕。
1着馬が2頭、2着だった馬1頭、2番人気11着という馬が1頭。
根岸Sから狙えるのは連対もしくは1、2番人気に支持されていた馬ということになります。
ちなみにガーネットSから3連勝というのは
去年ダート界に彗星の如く現れたメイショウボーラーのみ。
フェブラリーSとは400mの距離の差があります。基本的には関連性は薄いようです。
もうひとつの重要なステップ、1800mの平安Sからは過去8回で〔231〕。
掲示板確保ならOK。
ただし4、5着からの好走馬2頭は共に平安Sで
3番人気に推されていたというのを付け加えておきましょう。
JCダートからは〔110〕。ただし前々走でJCダートを走っていた馬〔121〕。
合わせれば〔231〕となります。同じ砂のG1です。
出走していた馬についてはしっかりとしたチェックが必要です。
もうひとつ、地方交流重賞から〔132〕。中では東京大賞典組が〔120〕と頑張ってます。
データからは、平安S組のみ掲示板でOK。その他のレースからなら3着以内必須。
ただしその前走で1、2番人気に推されていれば大敗からも巻き返し可ということになります。
また前走が重賞以外のステップに3着以内の好走例はないと覚えておいて下さい。
長い直線です。基本的には差し有利。渋太く伸びてくる馬を狙いたいですね。

京都記念(土曜・京都)
今年で99回目を迎える伝統の1戦。芝2200m戦です。
過去10年、1番人気は〔511〕、2番人気は〔231〕、3番人気は〔114〕。
上位3番人気までで〔856〕ですから上位人気馬信頼のレースと言っていいでしょう。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔101〕。馬連3ケタ5回に万馬券1本。
この10年で1〜3番人気馬の連絡みがなかったのは12990円の万馬券決着になった03年のみ。
逆に3着までに1〜3番人気の馬が2頭入ったのが7回もあります。
穴党も伏兵同士の組み合わせは避けた方がいいのかも知れません。
ステップレースとしては、まず日経新春杯組で〔403〕。
連対もしくは1、2番人気に推されていた馬が頑張ります。
淀巧者だった03年の勝ち馬、マイソールサウンド(8番人気9着から)だけが例外です。
次に有馬記念組で〔232〕。着順は不問です。
AJCCからも〔033〕。2着だった馬が4頭に、5、6着だった馬がそれぞれ1頭ずついます。
このあたりが目立ったステップでしょうか。
あとは準OPと1000万特別勝ちからも連対馬が出ていますが、
共通するのは2400、2500の距離を勝ち上がってきていたということ。
1800の京阪杯からも〔011〕というのがありますが、
その他のステップレースはみな2000m以上。
前走の距離もひとつのポイントになると覚えておきましょう。
年齢別に見てみると、4歳〔552〕、5歳〔223〕、6歳〔224〕、
7歳〔111〕と、明け4歳馬が頑張っています。
最後に休み明けの馬ですが、JCの週がギリギリです。
理想は年内ひと叩き。陣営の青写真も頭の中に描いてみて下さいね。

クイーンC(土曜・東京)
3歳牝馬による1戦、芝1600m戦です。
1月から2月の施行に変わったのが98年のこと。
中山で行われた03年を除く、データは過去7回です。
1番人気は〔210〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔223〕、うち2ケタ人気馬〔211〕ですから、
穴を狙うなら徹底的に穴狙いといった感じでしょうか。
ところがこの7回、例外なく1〜3番人気の馬が連に絡んでいるんですね。
従いまして、馬券は人気馬と伏兵の組み合わせがお勧め。
馬連3ケタ2回、万馬券も2本。他に9000円台も1回あります。
ステップはさまざま。 ですが、OP特別と500万特別からなら
共に連対または3番人気までに推されていた馬が好走可。
面白いのは、前走500万からの馬券圏内好走の4頭はすべて3着だということ。
連対するには、前走OP特別以上のレースで条件を満たす馬ということになります。
伏兵はそのあたりに潜んでいそうです。
重賞組だと、阪神JF、牡馬混合のシンザン記念、京成杯から好走馬が出ています。
ただし阪神JFで掲示板に載っていた馬が過去3頭1番人気に推されて、
馬券圏外に敗れているんですね。
G1好走というだけですぐに飛び付かないようにしたいところです。
逆に新馬勝ちが〔113〕。純粋にデビュー勝ちが〔101〕ですから、
後発の素質馬がその素質だけで好走できるのもこのレースです。
同様にダート戦快勝馬が人気にならず穴を開けるケースもよく見られます。
7番人気3着、5番人気3着、10番人気1着、15番人気3着など。
このタイプの馬の激走に注意して下さい。
やはり直線の長い府中コースです。
府中向きの末脚を持つ馬、チェックして下さいね。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.02.08
ダイヤモンドS(日曜・東京)
芝3400mのマラソンレース。ハンデ戦です。東京コース改修に伴い、
それまでの3200mから3400mに距離延長となったのが04年なんですが、
中山で行われた03年のみを除く、データは過去9回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔011〕、2番人気は〔202〕、3番人気は〔231〕。
1番人気馬に勝ちがなく、2着もわずかに1回。
逆に6番人気以下〔333〕、うち2ケタ人気馬〔121〕。
馬連3ケタ1回に万馬券3本。その3ケタも990円とギリギリ3ケタですからね。
波乱の長距離戦と言っていいでしょう。
トップハンデは9回で10頭いて〔111〕。今ひとつのイメージですよね。
馬券圏内好走馬のハンデは57.5〜50キロと幅広いんですが、連対馬の平均ハンデは54.08キロ。
これを3着までに広げると54.72キロ。ハンデは軽い方がいいということの表れでしょうか。
実は前走よりも斤量増で出走した馬の3着以内はわずかに3頭。
この3頭はすべて57キロから57.5キロへの斤量増。
このハンデですから実力馬なんですが、2着1頭、3着2頭。勝つには至っていません。
また据え置きは5頭。残る19頭はみんな前走より軽い斤量での好走となっています。
ステップレースですが、最も相性のいいのが3000mのOP特別、万葉Sで〔423〕。
勝ち馬4頭ですが、6着からの巻き返しも2頭います。
負けてハンデの恩恵を受ける馬、要注意です。
重賞では日経新春杯〔202〕、AJCC〔011〕などが好走馬を出していて、
その着順は不問のようです。
さらに準OPからは2400mの松籟Sから〔030〕、2500mの迎春Sから〔020〕。
前者は着順不問、後者は連対馬ですが、基本的には着順問わずでいいでしょう。
また1000万からも2400、2500mの特別連対馬が〔211〕と頑張ります。
ハンデ戦ですからね、格よりもステイヤーとしての資質が大切だということなんでしょう。
前走距離は重要で、馬券圏内27頭中24頭が前走2400m以上のレースを走っていました。
残りは2000mの中山金杯と2200mのAJCCです。ちょっと覚えておいて下さいね。

きさらぎ賞(日曜・京都)
過去勝ち馬には、スペシャルウィーク、ナリタトップロード、
ネオユニヴァースなどが名を連ね、2着にもダンスインザダークがいる3歳重賞。
芝1800m戦です。過去10年、1番人気は〔332〕、2番人気は〔330〕、
3番人気は〔212〕と上位人気馬頑張ります。6番人気以下〔212〕。
2ケタ人気馬の3着以内はなく、馬連3ケタ4回に1000円台も4回。
最高配当は2番人気と6番人気で決まった去年の3550円。
ちなみに連対は6番人気まで、3着も8番人気までですから、無謀な穴狙いは避けたいところです。
ステップですが、まず重賞からだと、ラジオたんぱ杯2歳S(4着以内)〔130〕、
朝日杯FS(掲示板)〔020〕、シンザン記念(3着以内)〔013〕、
京成杯(着順不問)〔002〕など。
次にOP特別連対馬が〔140〕。この中では若駒Sから〔120〕。
ひとつ注目のステップでしょう。
ただし、最も好走馬を輩出してるのは前走500万クラスの馬で、なんと〔702〕。
勝ち馬に限らず3着までOK。中でも相性がいいのが白梅賞で〔301〕、
次に福寿草特別で〔200〕。また新馬勝ちすぐの馬も〔103〕。
ただし純粋にデビュー勝ち即というのは〔002〕ですから、
ある程度のキャリアは欲しいところでしょう。
芝未連対の馬に3着以内なし。
去年も砂で連勝のシンメイレグルスが4番人気でしんがり負けを喫しました。
脚質的には逃げ馬苦戦の傾向。京都向きの切れる差し馬探してみて下さい。
前走500万から挑戦の馬が7頭も勝っているように、ここで重賞初制覇となる馬多く、
素質上位の重賞と言えそうです。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.02.02
共同通信杯(日曜・東京)
芝1800mの3歳重賞。降雪でダート変更になった98年と、
中山で行われた03年を除く、データは過去8回です。
1番人気は〔510〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔021〕。
1番人気は大健闘ですが、2、3番人気は不振の傾向。
ちなみに4番人気が頑張っていて〔211〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔110〕です。
馬連3ケタ4回、万馬券1本。
この万馬券は99年に10番人気と13番人気で決まった114650円という大万馬券。
こういうこともありますが、基本的には堅い重賞なんです。
ステップレースはさまざまで、重賞組では、朝日杯FSから〔110〕、
京成杯から〔220〕、ラジオたんぱ杯2歳S〔200〕、
シンザン記念〔102〕、東京スポーツ杯2歳S〔101〕などがあります。
OP特別からも〔023〕。うちジュニアC組が〔022〕です。
これら重賞、OP特別組にはひとつのキーワードがあります。
それは“4着以内”。唯一の例外は先の11万馬券の2着キンショーテガラ。
この馬だけが京成杯6着と4着を外していたのですが、あとは重賞に限らず、
馬券圏内23頭すべて前走4着以内の馬でした。
また500万からも〔131〕。平場、ダートも含めもちろん勝ち馬です。
また未勝利を勝ったばかりの馬も3着に1頭いるというのを付け加えておきましょう。
このレース、モノを言うのは“キャリアと実績”。そこには距離経験も含まれます。
前走マイル未満を走っていた馬に3着以内はなく、キャリア2戦以下の馬は3着が精一杯。
1800や2000で好走した実績を持つ馬、重賞やOP特別での好走例を持つ馬で、
前走4着以内というのを軸にするといいかも知れません。
最後に脚質ですが、逃げ馬が〔310〕と半数の4連対。
展開もしっかり描いてみて下さいね。

シルクロードS(日曜・京都)
芝1200mのハンデ戦。4月から2月の施行になり、かつハンデ戦になったのが02年のこと。
従いましてデータは過去4年です。
02年は14-2-10番人気のワンツースリーで馬連21650円。
03年は6-2-1番人気で2830円。04年は1-9-6番人気で6780円。
05年は1-6-10番人気で2320円。
1番人気が〔201〕、2番人気も〔020〕と頑張っているのに、
馬連3ケタも1000円台もないという。毎年6番人気以下が必ず連に絡み、
4年で3年はその6番人気以下の馬が2頭ずつ3着以内にいる訳ですから、
馬券はそれぞれ大きくなる傾向にあります。
好ステップは淀短距離Sで〔221〕。掲示板もしくは5番人気までならOK。
02年にはこのステップ馬のワンツースリーもありました。
次にCBC賞で〔111〕。勝ち馬2頭と、3番人気6着の馬です。
また前々走でCBC賞を走っていた馬が〔121〕ですから、
CBC賞出走馬でくくれば〔232〕と、馬券圏内12頭中7頭を占めることとなります。
おととしダートのガーネットSからシルクロードSに臨み、
2、3着となったサーガノヴェル、サニングデールも前々走はCBC賞でした。
ちなみに2走前なら着順は問わないようです。
トップハンデは4年で5頭いて〔111〕。
去年はトップハンデ馬のワンツーフィニッシュ。
その一方で軽量馬も好走します。02年は1着52キロ、3着53キロ。
03年は1着54キロ。04年は2着54キロ(牝)。05年は3着53キロ。
条件馬もこの軽ハンデを活かして上位に食い込みます。格下馬にも注意が必要です。
またなんといっても狙うべきは淀巧者。
03年準OPを勝ったばかりでこのレースを制したテイエムサンデーは京都芝〔2301〕、
04年勝ったキーンランドスワンも〔3102〕でした。
コース実績をしっかりチェックして下さいね。

小倉大賞典(土曜・小倉)
芝1800mのこちらもハンデ戦。中京で行われた98、99年を除く、データは過去8年です。
1番人気は〔102〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔333〕、うち2ケタ人気馬〔300〕。
伏兵は思い切った穴を狙いたいところです。
馬連3ケタなく、万馬券は1本。その他にも9000円台が2回あり、
ローカルのハンデ戦らしく波乱の重賞と言っていいでしょう。
トップハンデは8年で12頭いて〔110〕。
去年初めてトップハンデの馬が勝ち、珍しく堅い決着となりましたが、
基本的にはトップハンデ馬苦戦の歴史です。
ステップも実にさまざま。強いて挙げればOP特別組の〔304〕が目立ちます。
中ではニューイヤーS組の〔103〕。3着が多いとはいえ要チェックのステップと言えそうです。
また準OP連対馬が〔131〕と頑張ってるのも特徴。
軽ハンデでの激走を見逃さないようにして下さい。
年齢別に見ると4歳〔121〕、5歳〔122〕、6歳〔534〕、
7歳〔110〕、8歳〔001〕と6歳馬が抜けていいんですね。
個性的コースを攻略するだけのキャリアを積んできたということでしょうか。
独特の平坦小回り。こちらもコース実績のチェックをお忘れなく。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.01.25
東京新聞杯(土曜・東京)
芝1600m戦。中山で行われた03年を除く、データは過去9年です。
1番人気は〔420〕、2番人気は〔013〕、3番人気は〔102〕。
1番人気馬はまずまず頑張ってますが、2、3番人気馬は不振です。
6番人気以下〔341〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタは5回。これはすべて1番人気が絡んだ時。
1番人気が絡んだ残りひとつの配当も1350円と1番人気が絡むとかなり堅めの配当になるんですが、
逆に1番人気が飛ぶと馬連はぐっと大きくなって、00年は7番人気と6番人気で9700円、
02年は10番人気と9番人気で27220円、04年は7番人気と5番人気で4600円と跳ね上がります。
まずは1番人気の信頼度、これをチェックすることから始めるレースかも知れません。
ステップレースは実にさまざま。中ではマイルのOP特別からという馬が良く〔362〕。
この11頭、勝ち馬6頭、2着だった馬4頭、3着だった馬1頭。
前走連対ならかなり重視、3着ならやや注意といったところでしょうか。
中でも特に相性のいいのがニューイヤーSの連対馬で〔331〕。
要チェックのステップと言えそうです。
また重賞組も同じマイルの京都金杯組が良く〔111〕。4着までOKのようです。
さらに準OP勝ち馬〔001〕、1000万勝ち馬〔110〕というデータもあります。
年齢別では4歳〔323〕、5歳〔123〕、6歳〔342〕、
7歳〔210〕、8歳〔001〕。
4、6歳馬の活躍が目立ちますが、7、8歳の多くが人気薄での好走ですから、
年齢表記だけで軽視するのはやめた方が良さそうです。
最後に脚質ですが、ズブズブの差し差しというよりは、
逃げ先行と差し追込の組み合わせが多いようです。
展開もしっかり読んで、府中向きのマイル巧者を見つけて下さいね。

根岸S(日曜・東京)
ダート1400m戦。G1フェブラリーSへのステップレース第2弾です。
このダートG1ロードの整備ができたのが01年のこと。
また03年は中山のダート1200mで行われたので、これを除くデータは過去4回で見てみたいと思います。
01年は8-3-1番人気の組み合わせで、馬連4850円。
02年は6-5-9番人気で4380円。04年は7-10-3番人気で17560円の万馬券。
05年は1-9-5番人気で2620円でした。毎年必ず6番人気以下の馬が連に絡んでいます。
波乱の重賞と言っていいでしょう。
とにかく好相性なのがガーネットS組で〔312〕。4年で3勝ですからね。
まずガーネットS出走馬から分析する必要があるかと思います。
すると、去年のメイショウボーラーこそガーネットS、根岸Sと連覇なりましたが、
その他の好走馬はガーネットS2、3着惜敗の馬が多いんですね。
1Fの距離の差が影響しているのかも知れません。1400巧者を探してみて下さい。
また根岸S3着以内の12頭すべてに共通しているのが、
近2走どちらかでは必ず掲示板に載っているということなんですね。
続けて凡走している馬に好走の目無しと覚えておいて下さい。

京都牝馬S(日曜・京都)
牝馬限定の芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔112〕、2番人気は〔142〕、3番人気は〔110〕。
上位人気馬不振です。ちなみにすぐそのあとに続く馬たちが頑張っていて、
4番人気〔301〕、5番人気〔311〕なんです。
軸に面白いのはこのあたりでしょうか。
6番人気以下〔134〕、うち2ケタ人気馬〔011〕です。
馬連3ケタ2回、万馬券なし。ですが7000円台1回、6000円台2回、
2000円台3回ですから、やはり馬券的には難解な牝馬限定戦と言えそうです。
好相性のステップは、まずは同じマイルの牝馬限定重賞、阪神牝馬Sで〔342〕。
掲示板キープ、外していたなら4番人気までとデータは教えてくれています。
またOP特別組が〔033〕で、連対3頭は前走の勝ち馬でした。
注目すべきは条件戦からの馬たちで、準OPから〔322〕。
この7頭中4頭は前走の勝ち馬。残る3頭は前々走の勝ち馬でした。
また1000万勝ち馬も〔101〕といきなりの重賞でも好走している例はあるのです。
牝馬ですからね、好調の波がいかに重要かというのがわかるかと思います。
年齢で言うと、7歳馬のエリモピクシーが去年3着に頑張りました。
ところが実はこの馬1番人気だったんですね。
つまり“3着に敗れた”という表現の方が当たっているのかも知れません。
この馬を除くとあとの馬券圏内すべて4〜6歳の馬で占められているのですから。
勢い重視。このこともちょっと頭の中に置いておいて下さい。
 
 


 
 
 週末の重賞……2006.01.14
京成杯(日曜・中山)
明け3歳のG3、芝2000m戦。この2000mに距離が変わったのが99年のこと。
東京競馬場で行われた02年を除く、データは過去6年です。
1番人気は〔201〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔111〕。
馬連3ケタ2回に1000円台が3回。
残る1回が最高配当の5410円で、万馬券はなし。
馬連は堅い決着になることが多いようです。
6番人気以下〔013〕、2ケタ人気馬の3着以内はありません。
好相性のステップは、ラジオたんぱ杯2歳Sから〔221〕、朝日杯FSから〔110〕、
ホープフルS組〔011〕、エリカ賞勝ち馬〔101〕です。
京成杯で連対を果たした馬はみんな前走で掲示板キープの馬。
これを3着までに広げても例外はただ1頭。前走好走は重要なポイントのようです。
また3着以内の18頭すべてに共通するのが1600m以上のレース経験があったこと。
このことも頭の中に置いておいて下さい。
さらにこれらのことは新馬、未勝利を勝ち上がったばかりの馬にも言えることで、
特に2000m戦を勝ち上がったばかりの馬〔211〕です。
このタイプの大駆けに要注意です。
最後に、芝未勝利馬の3着以内がないことも付け加えておきましょう。

日経新春杯(日曜・京都)
春の天皇賞を見据える古馬のハンデ戦。芝2400m戦です。
過去10年、1番人気は〔311〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔213〕。
6番人気以下〔054〕、うち2ケタ人気馬〔011〕です。
馬連3ケタ1回に万馬券1本なんですが、他にも6000円台1回、
5000円台2回、4000円台1回と波乱の目十分です。
好相性のステップですが、まずは有馬記念組で〔231〕。
着順に関係なく巻き返し可。ただしハンデは重い方が好走の傾向にあります。
次に鳴尾記念組で〔222〕、ステイヤーズSから〔110〕、
OP特別から〔210〕。これらすべて着順は不問です。
さらに準OPから〔304〕。
この7頭のうち、3着の1頭を除く6頭が勝ち馬でした。
あとは1000万2着馬も3着に1頭います。
このあたりがいかにもハンデ戦らしいところと言えそうです。
トップハンデは10年で15頭いて〔410〕。
中では99年1着のメジロブライトが59.5キロ、
01年1着のステイゴールドが58.5キロと、抜けたハンデは実力の証し。
逆にハンデ頭が複数いたり、かなり接近していた場合には
伏兵が台頭する傾向にあると覚えておいて下さい。
馬券圏内に入った馬のハンデは50〜59.5キロ。
荒れそうだなとにらんだ時には前走条件戦を走っていた馬が
3着以内に8頭も来ている訳ですから、
それらの馬の勢いを買ってみるのも面白いかも知れません。
また前走の距離は1800mがギリギリ。
できれば2000を超す距離のレースに出ていたことが望ましく、
マイル以下からの参戦に好走例はありません。
 
 


 
 
 日曜、月曜の重賞……2006.01.03
ガーネットS(日曜・中山)
ダート1200m戦。ハンデ戦になったのは03年ですが、
過去9回のうち、東京で行われた02年を除く過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔321〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔235〕、うち2ケタ人気馬〔013〕です。
毎年1〜3番人気の馬が連に絡んでいるんですが、
それでも馬連3ケタは1回のみ。
去年は初ダートの3番人気メイショウボーラーと、
しんがり16番人気エンゲルグレーセの組み合わせで、馬連177240円!
3連単なんと2057180円の200万馬券!
毎年6番人気以下が3着以内に必ず絡みます。
3連単、3連複は特に伏兵を入れた馬券をお勧めします。
ステップレースは実にさまざまで、前走が芝だった馬のワンツースリーもあるぐらい。
年齢別では4歳〔341〕、5歳〔326〕、6歳〔101〕、
7歳〔110〕、8歳〔010〕と圧倒的に4、5歳馬中心なんですが、
高齢馬はまったくの人気薄で波乱を演出します。
例えば6歳馬7番人気1着、9番人気3着。7歳馬6番人気1着。
8歳馬16番人気2着など。注意しましょう。
また昔の好走馬が再び、三度の好走を見せるのも特徴。
具体的には、98年2着ビーマイナカヤマ、00、01年連覇。
99年1着ワシントンカラー、3年後の02年東京で3着。
01年2着のブロードアピール、02年東京で1着。
同じく01年3着サウスヴィグラス、02年東京で2着。
03年2着シャドウスケイプ、04年3着などがあります。
少しさかのぼってもOKのよう。過去の好走馬、要チェックです。
トップハンデは3年で5頭いて〔200〕。3年で2勝なら見事ですよね。
このあと中2週ずつで東京ダ1400の根岸S、
東京ダ1600のG1フェブラリーSへと続くステップレースの第一弾。
ただし本番とは2Fの差があるので、ほとんど直結しないのがこのレース。
3ケ月以上の休み明けに好走例がないように、叩き台として臨んできた馬はバッサリもOK。
本気度を見抜くことも的中への重要なポイントでしょう。

シンザン記念(月曜・京都)
明け3歳最初の重賞。芝1600m戦。
過去10年、1番人気は〔711〕、2番人気は〔120〕、
3番人気は〔021〕。
1番人気馬の頑張りが目立ちます。馬連3ケタ6回に万馬券1本。
ちなみに6番人気以下〔134〕、2ケタ人気馬〔100〕です。
ステップレースとしてはG1朝日杯FS組がよく〔414〕。
次に阪神JFで〔210〕。
もうひとつ、ラジオたんぱ杯2歳S組が〔004〕となっています。
これら重賞組は大敗からの巻き返しも可なんですが、
連対するには2ケタ着順では無理、3着精一杯と覚えておいて下さい。
OP特別からなら連対もしくは1番人気に推されていた馬。
500万からなら連対必須。
また新馬、未勝利を勝ったばかりの馬も〔221〕。
以前このタイプは歯が立たなかったんですが、
01年未勝利からシンザン記念を制したダービーレグノ以降、
「素質だけでも通用」に傾向が変わりました。
まだまだ牡馬に混じっても通用する牝馬たち。
出走頭数の割には〔321〕と好成績なんです。
97〜99年は牝馬3連勝、97年はワンツーフィニッシュでした。
最後に、初芝の馬に連対なし。
03年、エイシンブーンの3着が最高というのを付け加えておきます。
 
 


 
 
 新年最初の重賞……2006.01.03
中山金杯(5日・中山)
芝2000mのハンデ戦。過去10年のうち、
東京競馬場で行われた96、02年を除くデータは過去8回です。
1番人気は〔501〕、2番人気は〔030〕、3番人気は〔011〕。
ハンデ戦の割に1番人気馬が健闘しているのがわかりますよね。
6番人気以下〔134〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ2回に万馬券1本ですが、馬券圏内の3分の1が伏兵馬、
さらにその半分が2ケタ人気の馬ということもあって、
3連複は55290円、11780円、8930円と大きな配当になっています。
ステップレースはさまざまで、G1を含む重賞から〔412〕、
OP特別から〔352〕、中でもディセンバーS組が良く〔222〕。
準OPから〔022〕、1000万からも〔001〕。
いずれのステップも着順はあまり関係ないようです。
年齢別に見てみると4歳〔142〕、5歳〔331〕、6歳〔413〕、
7歳〔002〕。連対で考えると、4、5、6歳馬ほぼ均等に頑張っているんですね。
これをハンデの面から見てみると、3着以内の平均ハンデ、
4歳52.29キロ、5歳55.64キロ、6歳56キロ、7歳53.5キロ。
つまり、5、6歳馬はそこそこ背負わされてる方がいいということ。
逆に4、7歳は軽ハンデに狙いが立つということでしょう。
4歳なら、前々走G1出走馬や前々走好走の軽ハンデ馬に白羽の矢です。
ちなみにトップハンデ馬は8年で10頭いて〔202〕。
ややつかみどころのないハンデ戦。まさに年の初めの運だめし?

京都金杯(5日・京都)
芝1600mのこちらもハンデ戦。2000mからマイルに短縮されたのが00年のこと。
従いましてデータは過去6年です。
1番人気は〔320〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔211〕。
1番人気馬の6年5連対は立派です。馬連3ケタ2回に万馬券なし。
6番人気以下〔124〕、うち2ケタ人気馬〔001〕です。
こちらは比較的傾向がはっきりしていて、
前走または前々走でG1マイルCSに出走していた馬が〔441〕と好成績。
同じ舞台のG1出走馬、一目置かなくてはならないということでしょう。
あとは、鳴尾記念3着までの馬〔210〕、阪神牝馬Sから〔012〕。
さらに準OPから〔100〕、1000万から〔011〕です。
トップハンデ馬は6年で10頭いて〔201〕。
連対馬の最軽量ハンデは51キロ、なんですが、軽いのはこの一例ぐらいで、
好走馬のハンデは意外と重いんですね。
連対12頭の平均ハンデ55.79キロ、3着まで広げて55.47キロです。
年齢別では4歳〔224〕、5歳〔311〕、6歳〔121〕、7歳〔010〕。
後方一気が決まります。
京都1600向きの末の切れる馬、要注意です!