アイルランドT(日曜・東京)
牝馬限定の芝1800m戦、GU。
昨年までのニュージーランドT 府中牝馬S(春に移行)に代わり、施行時期も条件も同じで、第1回として行われる牝馬重賞。
データは、過去10年の府中牝馬Sで見ていきたいと思います。
1番人気は〔232〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔334〕、2ケタ人気馬〔211〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券なし。
とはいえ、波乱含みの牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
まず、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞は3つ。
GTのヴィクトリアマイルから〔004〕。
GVのクイーンSから〔223〕。
関屋記念から〔221〕。
その他、前年のGTエリザベス女王杯から勝ち馬が。
GTの安田記念、海外GTのドバイターフ、GUの札幌記念、GVのエプソムCから2着馬が。
GTの宝塚記念、GVの京成杯AHから3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPの小倉日経OPから〔200〕。連対馬。
米子Sから〔110〕。連対馬。
3勝クラスから〔210〕。すべて勝ち馬です。
ちなみに、3勝クラス勝ちからの3頭には、すべてOPクラスの3着以内がありました。
連対20頭中、18頭に重賞連対またはOPクラスの勝ちがありました。例外の2頭ですが、1頭はGT5着があった22年の勝ち馬イズジョーノキセキ。もう1頭は重賞3着があった24年の2着シンティレーションです。
これを3着で見ても、例外は20年3着のサムシングジャストのみ。
OP実績は重要なようです。
馬券圏内30頭のうち、2戦続けて掲示板を外していたのは3頭だけ。
勝ち馬10頭は、すべて近2走のいずれかで3着以内がありました。
年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔557〕、5歳〔542〕、6歳〔011〕。
4歳vs5歳の構図になっています。
スワンS(月曜・京都)
芝1400m戦、GU。
阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回です。
1番人気は〔121〕、2番人気は〔411〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔212〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
残る3回は6000、8000、9000円台ですから、両極端も波乱サイドに振れる傾向が強いようです。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの安田記念から〔121〕。
スプリンターズSから〔011〕。
GUの毎日王冠から〔020〕。
京王杯SCから〔011〕。
セントウルSから〔001〕。
GVの京成杯AHから〔300〕。
キーンランドCから〔101〕。
関屋記念から〔011〕。
函館記念から〔001〕。
重賞組は人気、着順不問です。
OPから〔211〕。3着以内3頭に、9着馬1頭。
3勝クラスから〔100〕。1番人気1着馬です。
連対16頭すべてに、重賞3着以内またはOPクラス勝ちがありました。
芝1400mの重賞にもかかわらず、連対16頭中14頭に芝1600mでの勝ちがありました。残りの2頭は、ダート1700、1800mに勝ちがあり、芝1400mの重賞に2着があった17年の2着馬ヒルノデイバイロー。そして、芝1400mの重賞勝ちがあり、芝1600mは2戦共にGTで敗れた24年の勝ち馬ダノンマッキンリーです。
勝ち馬8頭を見ると、5頭が重賞勝ち馬、2頭がOPクラス勝ち馬で、残る1頭は3連勝中の勢いと、過去に重賞3着があった17年の勝ち馬サングレーザーです。
牝馬は〔112〕。
年齢別では、3歳〔310〕、4歳〔112〕、5歳〔343〕、6歳〔122〕、7歳〔000〕、8歳〔000〕、9歳〔001〕。
5歳、3歳の順にいいようです。
サウジアラビアRC(土曜・東京)
2歳馬による芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔341〕、2番人気は〔332〕、3番人気は〔303〕。
6番人気以下〔022〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ6回に、万馬券なし。
勝ち馬は4番人気まで。
毎年、1、2番人気のいずれかが連に絡んでいます。
馬券圏内30頭すべてが、前走芝のレースから。
新馬勝ちから〔883〕。
未勝利勝ちから〔205〕。
GVの新潟2歳Sから〔012〕。5、6着の馬。
OPのコスモス賞から〔010〕。勝ち馬。
優勝馬10頭、すべて前走で初勝利を挙げた馬です。
次に、前走を距離別で見ていきましょう。
1400m〔010〕。
1500m〔301〕。
1600m〔678〕。
1800m〔121〕。
前走1600mを走っていた馬が、最もいいようです。
さらに、前走を競馬場別で見てみましょう。
東京〔511〕。
札幌〔311〕。
阪神〔210〕。
新潟〔056〕。
中京〔022〕。
ちなみに、前走中山組は25頭が参戦して〔000〕。
東京組が最も好成績ですが、同じ左回りの新潟組は、馬券圏内に11頭を送り込んでいるものの、勝ち馬は輩出できていません。
馬券圏内30頭中、連対20頭を含む29頭に、芝1400m以上での勝ちがありました。
さらに、馬券圏内30頭中、27頭が前走勝ち馬。残る3頭は、新潟2歳S組です。
牝馬は〔142〕。当日4番人気までに推されていた馬。
所属別では、関東馬〔656〕、関西馬〔454〕。ほぼ互角と言っていいでしょう。
最後に、キャリア5戦以上の馬の馬券圏内はありません。覚えておくとよさそうです。
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