中山金杯(木曜・中山)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔314〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔054〕、2ケタ人気馬〔003〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
勝つのは5番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
マイルCSから〔110〕。9着と7着の馬。
天皇賞・秋から〔001〕。6着馬。
毎日王冠から〔100〕。3着馬。
アルゼンチン共和国杯から〔100〕。3着馬。
チャレンジC(朝日CCと芝1800m時代を含む)から〔144〕。掲示板8頭と、12着の馬。
福島記念から〔111〕。勝ち馬2頭に、1番人気4着馬。
OPのディセンバーSから〔122〕。掲示板確保の馬。
リゲルSから〔100〕。3着馬。
3勝クラスから〔112〕。こちらはすべて勝ち馬です。
前走がGTなら人気、着順は不問ですが、GU以下なら掲示板は欲しいところ。4回中京施行時の金鯱賞を除き、例外は1頭。その馬も、前々走ではリステッド競走を勝っていました。
トップハンデは10年で12頭いて〔421〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると56.5キロ。
2着馬は58〜53キロで、平均55.55キロ。
3着馬は57.5〜53キロで、平均55.55キロ。
トップハンデを含む、ハンデの重い馬の好走が目立ちます。
連対20頭すべてに、芝1800mまたは2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中9頭が芝1800〜2200mの重賞勝ち馬で、残る11頭にも同距離重賞での掲示板がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔232〕、5歳〔332〕、6歳〔343〕、7歳〔203〕。
明け4歳から7歳までの4世代が、まんべんなくのイメージです。
過去10年の勝ち馬10頭すべてが、11番枠より内の馬。内枠が好成績であることを覚えておくといいかもしれません。
京都金杯(木曜・中京)
芝1600mのハンデ戦、GV。
例年は京都で行われている重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔311〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔346〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
中京での2回は、共に2ケタ人気馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイルCSから〔130〕。
阪神Cから〔012〕。
チャレンジC(朝日CCと芝1800m時代を含む)から〔120〕。
その他、菊花賞、毎日王冠、富士Sから勝ち馬が。
中日新聞杯、ダートの武蔵野Sから2着馬が。
天皇賞・秋、ターコイズSから3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPのリゲルSから〔402〕。掲示板5頭と、10着の馬。
オーロCから〔100〕。6着馬。
キャピタルSから〔012〕。勝ち馬2頭と、5着の馬。
タンザナイトSから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔011〕。勝ち馬です。
トップハンデは10年で15頭いて〔032〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜53キロで、平均すると55.5キロ。
2着馬は58〜54キロで、平均56.5キロ。
3着馬は58〜53キロで、平均55.25キロ。
53キロで勝った馬は2頭。他は55キロ以上での勝利。この2頭は共に牝馬ゆえ、牡馬に換算すると55キロ。すなわち、勝ち馬はハンデ55キロ(牝馬は53キロ)以上の馬と考えてよさそうです。
これを馬券圏内30頭で見ても、牡馬で54キロ未満は3着に1頭だけ。
トップハンデの馬は勝ち切れませんが、ハンデはある程度背負わされているほうがよさそうです。
連対20頭中18頭に芝1600mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中18頭に重賞3着以内またはOP勝ちがあり、残りの2頭は芝1600m戦の複勝率が8割を超えていました。
牝馬は〔201〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔322〕、5歳〔431〕、6歳〔324〕、7歳〔022〕、8歳〔011〕。
勝つのは4〜6歳ですが、ベテランの頑張りにも注意が必要です。
シンザン記念(日曜・中京)
明け3歳馬による芝1600m戦、GV。
例年は京都で行われる重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔301〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔003〕。
6番人気以下〔252〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔123〕。
東京スポーツ杯2歳Sから〔101〕。
デイリー杯2歳Sから〔011〕。
アルテミスSから〔100〕。
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。
重賞組は、人気、着順不問です。
1勝クラスから〔533〕。すべて掲示板確保の馬ですが、さらに詳しく見ると、勝ち馬7頭、2〜5着の馬がそれぞれ1頭ずつとなっています。
新馬勝ちから〔120〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔121〕。1番人気3頭に、5番人気が1頭です。
連対20頭中12頭に芝1600mでの勝ちがあり、7頭には芝1400mまたは1800mでの勝ちがありました。残りの1頭には、芝1600mでの2着がありました。
OPクラスの実績は不問です。
牝馬は〔220〕。クラスにかかわらず、前走1、2番人気で連対の馬です。
馬券に絡むのはキャリア5戦以内の馬がほとんどで、キャリア6戦の馬は2着に1頭だけ、7戦以上の馬の馬券圏内はありません。
フェアリーS(月曜・中山)
明け3歳の牝馬による芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔120〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔365〕、2ケタ人気馬〔320〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
2本の万馬券は3万馬券という、波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔001〕。8着馬。
アルテミスSから〔100〕。13着馬。
京都2歳Sから〔100〕。8着馬。
1勝クラスから〔371〕。4着以内が8頭に、掲示板を外していた馬が3頭。
新馬勝ちから〔215〕。
未勝利勝ち、まずは芝から〔322〕。
ダートから〔001〕。ですが、こちらも芝に2着があった馬です。
重賞組の3頭共に掲示板を外していましたが、前々走ではすべて1着の馬。
さらに、連対20頭すべてが、重賞連対歴やOP勝ちのない馬です。
連対20頭中15頭に芝1600m以上での勝ちがあり、4頭に1勝クラス以上の芝1600m戦での4着以内が、また残りの1頭には芝1400mでの2着がありました。
距離もそうですが、1勝クラスを勝ち上がれない馬でも好走できてしまうあたりに、このレースの難しさがあるようです。
関東馬〔1089〕に対し、関西馬〔021〕。
関東馬が関西馬を圧倒している、数少ない重賞です。
キャリアは不問。
ただ、勝ち馬10頭中8頭が1ケタ馬番の馬。残る2頭は14番と15番の馬。内枠が絶対ではありませんが、中山芝1600m戦は外枠不利を頭の中に置いておいたほうがよさそうです。
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