Data for Win!……2025.5.9
NHKマイルC(日曜・東京)
3歳マイル王決定戦。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔421〕、3番人気は〔111〕。
6番人気以下〔347〕、2ケタ人気馬〔023〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。
10回中、9回で1〜3番人気が連絡み。例外の1回も3番人気が3着に。
一方で、16年以降は毎年7番人気以下の伏兵が馬券圏内に。22年は4、3、18番人気の1〜3着で、3連単が153万馬券に。波乱のGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、2つのTRから。
GUのニュージーランドTから〔222〕。3着以内5頭に、15着馬。
GVのチャーチルダウンズC(旧アーリントンC)から〔105〕。3着以内5頭に、11着馬。
その他、GTの皐月賞から〔310〕。人気、着順は不問。
桜花賞から〔230〕。掲示板4頭に、15着馬。
GUの弥生賞ディープインパクト記念から〔100〕。2着馬。
スプリングSから〔001〕。7着馬。
GVのファルコンSから〔102〕。掲示板確保の馬。
毎日杯から〔020〕。2着と4着の馬。
フラワーCから〔010〕。勝ち馬。
OPのアネモネSから〔010〕。4着馬。
馬券圏内30頭、すべて前走はOPクラスから。勝ち馬10頭は、すべて重賞から。
また、27頭が芝1600m以上から。3頭が芝1400mから。
さらに、馬券圏内30頭すべて、3月以降に少なくとも1走はしていました。
連対20頭中、14頭に芝1600mの重賞3着以内、または芝1600mのOPクラス勝ちがあり、残る6頭は芝1800m以上の重賞連対馬か、芝1400m以下のOPクラス勝ち馬。
また、連対20頭中、19頭がここまで連対率50%以上の馬。
さらに、連対20頭中、16頭が新馬戦で勝ち上がっており、年明けデビューなら、ここまで全勝、かつ重賞勝ちが必須です。
枠順で見ると、勝ち馬10頭中、8頭が2ケタ馬番の馬。残る2頭は4番枠と7番枠の馬。17年以降、8年連続で2ケタ馬番の馬が勝っています。覚えておくといいかもしれません。
牝馬は〔261〕。連対率では牡馬を上回ります。
最後に、主要な前走からのポイントを挙げておきましょう。
GTで掲示板を外していた馬→2着に2頭のみ。
TRで4着以下の馬→3着に2頭のみ。
ニュージーランドT勝ち馬→馬券圏内なし。
ファルコンS勝ち馬→馬券圏内なし。
参考にして下さい。

京都新聞杯(土曜・京都) 3歳馬による芝外回りの2200m戦、GU。 ダービーへの“東上最終切符”を賭けた1戦です。 21、22年は中京での施行。従いまして、データは京都で行われた過去8回です。 1番人気は〔220〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔010〕。 6番人気以下〔324〕、2ケタ人気馬〔110〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券2本。 6番人気以下の伏兵が馬券に絡まなかったのは、20年のみ。波乱含みの3歳重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの皐月賞から〔100〕。10着馬。 GUのスプリングSから〔011〕。7着と4着の馬。 GVの毎日杯から〔102〕。勝ち馬と、4、7着馬。 共同通信杯から〔100〕。10着馬。 きさらぎ賞から〔001〕。3着馬。 OPの若葉Sから〔110〕。5着と4着の馬。 すみれSから〔001〕。5着馬。 最もいいのが1勝クラスからで〔453〕。勝ち馬6頭、2着馬3頭に、4、6、7着馬です。 未勝利勝ちから〔010〕。この馬はこれがデビュー戦でした。 馬券圏内24頭の前走の距離を見ると、2000m以上が14頭、1800mが9頭、1600mが1頭。前走は芝1800m以上が望ましいようです。 また、前走皐月賞からの1頭を除く、馬券圏内23頭を見ると、人気と着順のいずれかの数字が“5”以内。加えて、2戦連続で連を外していたのは1頭のみ。その馬(18年1着ステイフーリッシュ)も、前々走はGT3着。近走好調の波は重要なようです。 連対16頭中、9頭に芝2000m以上での勝ち、または同距離OPクラスの3着以内があり、残りの7頭には芝1800mでの連対歴がありました。 また、別の見方では、11頭に芝2000m以上での連対歴があり、無かった5頭のうち4頭には芝で2勝以上、または芝の重賞に連対歴がありました。例外の1頭は、芝1800mの未勝利戦勝ちからキャリア1戦で挑んだ、24年2着ウエストナウです。 キャリア9戦以上の馬の馬券圏内はありません。
エプソムC(土曜・東京) 芝1800m戦、GV。 これまでは6月2週目の施行でしたが、今年から1ヶ月前倒しで行われるようになりました。ステップレースも前後するものがありますが、レース格は参考になると思うので、そのまま記載しておきます。 過去10年、1番人気は〔321〕、2番人気は〔202〕、3番人気は〔110〕。 6番人気以下〔154〕、2ケタ人気馬〔001〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 現在6年連続で、6番人気以下の伏兵が連対中。20年は9、5、10番人気の1〜3着で、3連単は421万馬券!波乱の重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞は2つ。 GVの新潟大賞典から〔221〕。 ダービー卿CTから〔112〕。 その他、GTのヴィクトリアマイル、京王杯スプリングC、毎日王冠から勝ち馬が。 GUの阪神牝馬S、金鯱賞から2着馬が。 GVの小倉大賞典から3着馬が出ています。 重賞組は人気、着順不問です。 OPのメイS(15年のモンゴル大統領賞を含む)から〔242〕。3着以内6頭に、1番人気9着と1番人気10着の馬。 都大路Sから〔111〕。勝ち馬2頭に、4番人気6着馬。 3勝クラスから〔102〕。3着以内で勝ち上がった馬です。 ただし、好相性のGV新潟大賞典は来週に。OPのメイSはなくなり、都大路Sも再来週の施行。他にも、エプソムC後に行われるレースがあり、前走からの間隔も大幅に変わってもきます。注意して下さい。 ちなみに、OP+3勝クラスで〔455〕。難解さは、このあたりにあるのかもしれません。 連対20頭中、17頭に芝1800mへの出走歴があり、そのうち14頭に勝ちが、残る3頭には同距離重賞での連対がありました。芝1800mに出走歴があるなら、好走必須ということでしょう。 また、連対20頭中、17頭に重賞3着以内、またはOPクラス勝ちがありました。残る3頭中2頭は東京芝1800mで3勝クラスを勝ち上がった馬、1頭は前走が初のOPクラスで重賞4着だった24年の2着ニシノスーベニアです。 牝馬は〔120〕。 年齢別では、3歳の出走はなく、4歳〔655〕、5歳〔332〕、6歳〔123〕。 4〜6歳の3世代で、若い順にいいようです。 舞台は直線の長い東京ですが、逃げた馬が〔113〕。この5頭の人気を見ると、2、6、6、7、18番人気。421万馬券の立役者も逃げ馬でした。人気薄の逃げ馬には注意が必要です。
 


 
 
Data for Win!……2025.5.1
天皇賞・春(日曜・京都)
古馬最高峰のレース。芝外回り3200m戦、GT。
21、22年は阪神での施行。データは京都で行われた過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔410〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔044〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
勝ち馬はすべて1、2番人気の馬。それでいて馬連3ケタがないのですから、相手はひと捻り必要かもしれません。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの大阪杯から〔110〕。勝ち馬と、4番人気13着馬。
有馬記念から〔100〕。4着馬。
GUの阪神大賞典組が最もよく〔445〕。掲示板11頭に、6、7着の馬。掲示板外しの2頭は共に5番人気の馬でした。
GU時代の産経大阪杯から〔100〕。2着馬。
AJCCから〔100〕。2着馬。
日経賞から〔011〕。3着馬と1着馬。
日経新春杯から〔010〕。勝ち馬。
京都記念から〔001〕。4着馬。
GVのダイヤモンドSから〔010〕。勝ち馬。
海外GVのレッドシーターフHから〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内の24頭すべて、前走は重賞を走っており、GT、GUからが22頭を占めています。
また、前走で掲示板を外していたのは3頭。その3頭はGT4番人気と、GU5番人気が2頭です。
連対16頭すべてに、GTまたはGUでの勝ちがありました。
また、連対16頭すべてに、芝3000m以上のレースへの出走歴がありました。
さらに、連対16頭中、12頭に芝3000m以上のGT3着以内があり、このことは8頭の勝ち馬すべてが満たしています。残る4頭にはGTまたはGU勝ちに加え、前走重賞3着以内の勢いがありました。
牝馬は〔000〕。1953年のレダ以降勝ちがありません。ちなみに、阪神施行の21年にカレンブーケドールの3着というのがあります。
年齢別では、4歳〔313〕、5歳〔330〕、6歳〔231〕、7歳〔004〕、8歳〔010〕。
7、8歳で馬券に絡んだ5頭の人気は、6、6、8、10、13番人気。人気薄のベテランには注意が必要です。
最後に枠順ですが、15番より外は3着まで。極端な外枠は不安材料になりそうです。

京王杯スプリングC(土曜・東京) 芝1400m戦、GU。 過去10年、1番人気は〔400〕、2番人気は〔333〕、3番人気は〔100〕。 6番人気以下〔064〕、2ケタ人気馬〔020〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 勝ち馬は5番人気までとなっています。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの高松宮記念からが最もよく〔633〕。3着だった馬が1頭いるだけで、残りの11頭はすべて馬券圏外だった馬。 GUのマイラーズCから〔011〕。6着と3着の馬。 中山記念から〔010〕。15着馬。 阪神Cから〔001〕。勝ち馬。 GVのダービー卿CTから〔222〕。3着以内4頭に、1番人気7着と10番人気10着の馬。 東京新聞杯から〔111〕。掲示板確保の馬。 京都牝馬Sから〔020〕。共に2着馬。 OPから〔101〕。5着と6着の馬。 3勝クラスから〔001〕。こちらは勝ち馬です。 連対20頭中、18頭に重賞での連対歴があり、例外は18年1着のムーンクエイクと23年1着のレッドモンレーヴ。この2頭には、前々走で3勝クラスを勝ち、芝1400m戦は初めてという共通点がありました。 また、勝ち馬10頭で見ると、7頭に重賞勝ちがあり、例外の3頭のうち、1頭は重賞2着が2回あった16年のサトノアラジン、残る2頭は前出のムーンクエイクとレッドモンレーヴです。 勝ち馬10頭中、6頭が芝1200mのGT高松宮記念から。残る4頭はすべて芝1600m戦から。 これを馬券圏内30頭で見ても、芝1200m戦からの馬は高松宮記念組のみ。さらに、前走が芝1400mだった馬は2着までとなっており、いかにもスタミナが必要な東京の芝1400m戦らしいデータかと思います。 牝馬は〔020〕。 年齢別では、4歳〔415〕、5歳〔444〕、6歳〔131〕、7歳〔110〕、8歳〔010〕。 5歳と4歳が中心のようです。
ユニコーンS(土曜・京都) 交流GT東京ダービーの前哨戦として、昨年から条件が一変。京都ダート1900mで行われる、3歳限定のGVとなりました。 その昨年は、3、5、1番人気の1〜3着。馬連3530円。 勝ち馬はOP(L)のヒヤシンスS(東京ダート1600m)を1着から。 2、3着馬は共に中山ダート1800mの1勝クラスを1着から。 この3頭に共通するのは、ダート1600m以上に勝ちがあり、連勝中の勢いがあったということ。 もちろん、データらしいデータはありませんが、今年はどんな馬が上位を占めるのか、注目です。
 


 
 
Data for Win!……2025.4.24
フローラS(日曜・東京)
3歳牝馬によるオークスTR。芝2000m戦、GU。
上位2着までの馬に、優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔120〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔243〕、2ケタ人気馬〔131〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のTRです。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの桜花賞から〔010〕。6着馬。
GUのチューリップ賞から〔010〕。7着馬。
GVのフラワーCから〔224〕。掲示板7頭に、6着馬1頭。
フェアリーSから〔100〕。2番人気10着馬。
クイーンCから〔021〕。人気、着順は不問。
OPのアネモネSから〔100〕。勝ち馬。
1勝クラスから〔623〕。連対10頭に、8着馬1頭。
未勝利勝ちから〔022〕。1番人気で勝ち上がった馬3頭に、6番人気だった馬1頭。
1勝クラスと未勝利勝ちからで〔645〕と、連対の半数、馬券圏内の半数を占めています。
このうち、1勝クラスから連対の8頭は前走も連対、未勝利勝ちから連対の2頭は1番人気での勝ち上がりでした。
基本的に、OP実績は不問です。
連対20頭中、17頭に芝1800m以上への出走歴があり、そのうち15頭が勝利を収め、2頭は掲示板を確保しています。残る3頭は、ここが初の芝1800m以上(レースは芝2000m)でした。
また、芝1800mに未出走または未勝利で、距離に関わらずOPクラスへの出走がない馬の馬券圏内はありません。
キャリア1戦の馬は3着に1頭いるだけ。この馬は新馬戦ではなく未勝利戦デビュー。既走馬に混じって1番人気に推されて勝った馬です。
勝ち馬10頭中、8頭が8番枠より内の馬。残る2頭は15番と18番の馬。
2着は7頭が7番枠より内の馬で、残る3頭は11、12、15番枠の馬。
これが3着になると、5頭が2ケタ馬番の馬になります。
東京芝2000mは、外枠に厳しいというのを頭の中に置いて臨んだほうがいいかもしれません。

マイラーズC(日曜・京都) 芝外回りの1600m戦、GU。 阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回で見ていきたいと思います。 1番人気は〔412〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔101〕。 6番人気以下〔113〕、2ケタ人気馬〔001〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 8回のうち、7回で1〜3番人気が連絡み。例外の1回も1番人気が3着ですから、軸は人気馬でよさそうです。 ステップレースを見ていきましょう。 GTのマイルCSから〔002〕。2着馬と4着馬。 海外GTの香港マイルから〔111〕。人気、着順は不問。 GUの阪神Cから〔200〕。2着馬と3着馬。 中山記念から〔200〕。共に4着馬。 金鯱賞から〔100〕。勝ち馬。 スワンSから〔010〕。2着馬。 AJCCから〔010〕。5着馬。 GVの阪急杯から〔020〕。2着馬と7着馬。 東京新聞杯から〔012〕3着馬と、2番人気6着馬が2頭。 京都金杯から〔001〕。勝ち馬。 ダービー卿CTから〔001〕。14着馬。 OPから〔120〕。勝ち馬2頭に、5番人気12着馬。 3勝クラスから〔001〕。1番人気1着馬でした。 馬券圏内24頭すべてが、前走は芝1400m以上を走っていました。 連対16頭中、13頭に芝1600mの重賞3着以内、または芝1600mのOP連対歴があり、残る3頭には距離に関わらず重賞3着以内がありました。 牝馬は〔000〕。 年齢別では、4歳〔333〕、5歳〔313〕、6歳〔211〕、7歳〔011〕、8歳〔020〕。 4〜6歳の3世代が中心のようです。
青葉賞(土曜・東京) 3歳馬によるダービーTR。芝2400m戦、GU。 上位2着までの馬に、優先出走権が与えられます。 今年から1週施行が早まり、ダービーまで中4週。本番とどう結びつくのか、注目されるところです。 過去10年、1番人気は〔323〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔201〕。 6番人気以下〔124〕、2ケタ人気馬〔001〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 残る7回も、1000円台が4回に、2000円台が3回。 毎年1、2番人気のどちらかが馬券圏内に来ています。 ステップレースを見ていきましょう。 最もいいのは1勝クラスからで〔667〕。勝ち馬18頭に、2着馬1頭。 他に、GUの弥生賞ディープインパクト記念から〔110〕。3着馬と4着馬。 スプリングSから〔100〕。4番人気7着馬。 GVの京都2歳Sから〔100〕。勝ち馬。 共同通信杯から〔011〕。4着馬と3着馬。 京成杯から〔010〕。2着馬。 OPの若葉Sから〔011〕。4着馬と3着馬。 未勝利勝ちから〔101〕。1番人気で勝ち上がった馬です。 クラスに関係なく、馬券圏内30頭中、29頭が前走4着以内。 例外の1頭は、スプリングS7着からだった18年の優勝馬ゴーフォーザサミット。この馬、勝ち馬から0秒7差でした。 連対20頭中、19頭に芝2000m以上での勝ちがあり、例外の1頭には芝1800mでの勝ちに加え、芝2000mの重賞での4着がありました。 また、連対20頭中、18頭に1勝クラス勝ち、または重賞3着以内がありました。 例外の2頭は、芝2000mで初勝利の後、芝2000m以上を3戦してすべて2着だった、18年2着のエタリオウ。 デビューから芝2000m以上を走り、3戦連対パーフェクトだった、22年の勝ち馬プラダリアです。 キャリア2戦の馬は3着まで。 キャリア1戦と8戦以上の馬の馬券圏内はありません。 さて、馬券圏内に19頭を送り込んでいる前走1勝クラス組ですが、そのうち18頭が芝2200m以上のレース。例外の1頭は芝1600mからですが、この馬は青葉賞3着でした。 ダービーの出走権を得るためには、前走1勝クラスなら、芝2200mで悪くても2着までの馬ということになりそうです。
 


 
 
Data for Win!……2025.4.17
皐月賞(日曜・中山)
3歳クラシック第1弾。芝2000m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔203〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔132〕。
6番人気以下〔334〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
残る6回の馬連も3000〜8000円台ですから、波乱含みのGTと言えそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
GUのスプリングSから〔112〕。連対馬。
弥生賞ディープインパクト記念から〔052〕。4着以内の馬。
OP(L)の若葉Sから〔010〕。勝ち馬。
その他、GTのホープフルSから〔200〕。勝ち馬。
朝日杯FSから〔010〕。勝ち馬。
GUの東京スポーツ杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。
GVの共同通信杯組が最もよく〔504〕。連対8頭に、1番人気5着馬。
京成杯から〔101〕。勝ち馬。
毎日杯から〔100〕。勝ち馬。
アーリントンCから〔010〕。勝ち馬。
きさらぎ賞から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内30頭の前走は、すべてOPクラス。
その中で、連を外していたのは3頭のみ。弥生賞ディープインパクト記念の3、4着馬と、共同通信杯1番人気5着馬です。
また、馬券圏内30頭のうち、前走3番人気までに推されていた馬が21頭。残る9頭中、4頭が弥生賞ディープインパクト記念組で、5番人気までの馬。5頭は同レース以外からで、1着で人気は不問となっています。
連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞2着がありました。残る2頭にもOP勝ちがあったように、OPクラスの実績は必須です。
また、連対20頭中、19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、例外の1頭は、ここまで3戦すべて芝1600mを走って全勝、GT朝日杯FSを含む重賞2勝のサリオス(20年2着)です。
これを3着で見ても、芝1800m、芝2000mに勝ちがなかったのは2頭のみとなっています。
さらに連対20頭すべてが2勝以上の馬。3着で見ても、1勝馬は1頭しかいません。
加えて、連対20頭中、掲示板を外したことがある馬は2頭のみ。過去に6着以下がある馬は2着までです。
キャリア3、4戦の馬で〔869〕。キャリア5戦以上の馬は2着までとなっています。
牝馬は〔000〕。
過去10年の勝ち馬10頭中9頭までもが、非TR組。TRからの優勝は、18年のエポカドーロ(前走スプリングS2着)だけ。今年もその傾向は続くのか?注目です。

福島牝馬S(日曜・福島) 牝馬限定の芝1800m戦、GV。 新潟で行われた21年を除く、データは過去9回です。 1番人気は〔131〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔400〕。 6番人気以下〔343〕、2ケタ人気馬〔113〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券2本。 1、2番人気で1勝のみ。波乱の牝馬重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 最も好相性なのが、GVの中山牝馬S組で〔552〕。掲示板9頭に、6、7、8着馬が1頭ずつ。 次が、同じGVの愛知杯組で〔302〕。人気、着順は不問。ただし、今年から距離は変えることなく、小倉の小倉牝馬Sとして施行されています。混同しないよう、注意して下さい。 その他、GUの阪神牝馬Sから〔001〕。11着馬。 GVの新潟大賞典から〔100〕。5着馬。 京都牝馬Sから〔001〕。9着馬。ですが、こちらは今年から、中京の愛知杯(芝1400m戦)として施行されています。 OPから〔012〕。3、4、12着の馬。 3勝クラスから〔021〕。勝ち馬2頭に、3着馬1頭。 2勝クラスから〔010〕。勝ち馬です。 連対18頭中、16頭に芝1800mでの勝ち、または芝1800mの重賞3着以内がありました。 残る2頭のうち、1頭は前走芝1800mの中山牝馬Sで0秒2差の6着だった17年の勝ち馬ウキヨノカゼ。 もう1頭は、ここが初の芝1800m戦ながら、芝2000mでは4勝を挙げていた23年の2着馬ビッグリボンです。 また、連対18頭中、14頭に重賞4着以内があり、残る4頭にもOPクラスでの掲示板がありました。 15年2着のリラヴァティは2勝クラス勝ちから挑できましたが、過去に重賞3着が3回もあった馬。 さらに、3勝クラス連対からの2頭にも、さかのぼればOPクラスでの掲示板がありました。 OP実績は重要ということでしょう。 年齢別では、4歳〔241〕、5歳〔454〕、6歳〔204〕、7歳〔100〕。 5歳馬が中心のようです。 実は、前々走で愛知杯を走っていた馬が〔302〕。12月の施行時も含め、前走と合わせると愛知杯出走馬は〔604〕。前述のように、今年は小倉牝馬Sに替わっています。 中山牝馬Sと小倉牝馬S。この2つのレースの出走馬がカギを握りそうです。
アンタレスS(土曜・阪神) ダート2000m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔123〕、3番人気は〔231〕。 6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕。 馬連3ケタ3回に、万馬券なし。 毎年1〜3番人気が連絡み。堅めのダート重賞と言えそうです。 ステップレースを見ていきましょう。 GTのチャンピオンズCから〔100〕。8着馬。 フェブラリーSから〔010〕。3着馬。 交流GTの東京大賞典から〔100〕。勝ち馬。 GUの東海Sから〔202〕。人気、着順は不問。 交流GUのダイオライト記念から〔111〕。連対馬。 GVの平安Sから〔100〕。勝ち馬。 マーチSから〔023〕。4着以内の馬。 交流GVの名古屋大賞典から〔331〕。4着以内の馬。 OPの名古屋城Sから〔121〕。3着以内の馬。 門司Sから〔010〕。勝ち馬。 総武Sから〔001〕。13着馬。 3勝クラスから〔001〕。勝ち馬です。 連対20頭中、15頭に重賞3着以内があり、4頭にOPクラスの勝ちがありました。例外の1頭は24年優勝のミッキーヌチバナで、この馬にはL3着がありました。 また、連対20頭中、19頭にダート1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭はダート1700mと芝1800mに勝ちがあった20年の勝ち馬ウェスタールンドです。 牝馬は〔000〕。 年齢別では、4歳〔142〕、5歳〔422〕、6歳〔335〕、7歳〔111〕、8歳〔100〕。 5、6歳馬が中心のようです。
 


 
 
Data for Win!……2025.4.10
桜花賞(日曜・阪神)
3歳牝馬クラシックの第1弾。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔141〕、2番人気は〔510〕、3番人気は〔122〕。
6番人気以下〔236〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
1〜3番人気が連に絡まなかったのは15年だけ。軸は人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
GU(GV時代も含む)チューリップ賞から〔285〕。連対10頭は3着以内または3番人気までに推された馬。3着5頭は5番人気までに推された馬で、着順は不問です。
同じく、フィリーズレビューから〔102〕。3頭とも1番人気2着馬。
OP(L)のアネモネSから〔000〕。このTRからの馬券圏内はありません。
その他、GT阪神JFから〔320〕。連対馬。現在、2連勝中です。
朝日杯FSから〔100〕。3着馬。
GVのクイーンCから〔101〕。連対馬。
シンザン記念から〔100〕。勝ち馬。
フェアリーSから〔001〕。勝ち馬。
OP(L)のエルフィンSから〔101〕。勝ち馬です。
馬券圏内30頭のうち、前走がチューリップ賞と朝日杯FS以外なら、連対は必須。前走4着以下から巻き返した4頭は、すべてチューリップ賞組でした。
また、前走が芝1600m未満だったのはフィリーズレビュー(芝1400m)からの3頭だけで、この3頭はいずれも阪神JFで掲示板を確保していました。マイル実績は重要なようです。
ちなみに、前走芝1800m以上からの距離短縮組の馬券圏内もありません。
前走の人気を見てみると、1番人気15頭、2番人気6頭、3番人気4頭、4番人気2頭、5番人気2頭、6番人気1頭。前走の人気にも着目する必要がありそうです。
連対20頭すべてに、重賞連対歴またはOPクラスの勝ちがありました。
また、連対20頭すべてがデビュー2戦目までに勝ち上がっていました。
さらに、連対20頭すべてに芝1600mでの勝ちか、同距離重賞の3着以内がありました。
連対20頭中、16頭に阪神芝1600mの重賞3着以内があり、残る4頭には他場での重賞連対歴かエルフィンS勝ちがありました。
キャリア7戦以上の馬の馬券圏内はなく、キャリア3〜5戦で〔8108〕。狙いはこのあたりでしょうか。
勝ち馬10頭の馬体重に着目すると、前走も当日も462キロ以上となっていました。ある程度の馬格は欲しいようです。ただし、2、3着には小柄な馬も来ています。
枠順では、6〜13番枠で〔863〕。真ん中あたりがいいことを、覚えておくとよさそうです。

ニュージーランドT(土曜・中山) 3歳馬によるNHKマイルCのTR。上位3着までの馬に優先出走権が与えられます。 過去10年、1番人気は〔040〕、2番人気は〔502〕、3番人気は〔220〕。 6番人気以下〔227〕、2ケタ人気馬〔112〕。 馬連3ケタ4回に、万馬券2本。 10年のうち、9回で1〜3番人気が連に絡む一方、9回で6番人気以下の伏兵が馬券圏内に。人気馬と穴馬の組み合わせだとデータは語ります。 ステップレースを見ていきましょう。 まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。 GUのディープインパクト記念弥生賞から〔011〕。 GVのファルコンSから〔212〕。 シンザン記念から〔110〕。 2月施行時のアーリントンC(現チャーチルダウンズC)から〔101〕。 京成杯から〔002〕。 その他、GVのきさらぎ賞から勝ち馬が。 GUのチューリップ賞、GVのフラワーC、クイーンC、サウジアラビアRCから2着馬が出ています。 重賞組の人気、着順は不問です。 OPのマーガレットSから〔100〕。勝ち馬。 アネモネSから〔001〕。4着馬。 1勝クラスから〔333〕。勝ち馬7頭に、2着馬と1番人気5着馬。 未勝利勝ちから〔100〕。1番人気で勝ち上がった馬です。 連対20頭中、18頭が前走3着以内または3番人気までに推された馬。残る3頭は重賞で4、5番人気に推された馬。 連対20頭中、13頭が2勝以上を挙げており、5頭に重賞連対歴がある一方、OPクラスに勝ちがあったのはわずかに5頭です。 牝馬は〔041〕。2着まで。 キャリアは不問です。 難解なTR。秘めた素質と勢いがモノを言いそうなレースです。
阪神牝馬S(土曜・阪神) 牝馬限定の芝1600m戦、GU。 芝1400mから距離が1F延長されたのが16年のこと。従いまして、データは過去9年です。 1番人気は〔321〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔011〕。 6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔031〕。 馬連3ケタ4回に、万馬券4本。 両極端な結果となっています。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの有馬記念から〔110〕。5着馬と15着馬。 ジャパンCから〔010〕。8着馬。 GUのAJCCから〔001〕。4着馬。 GVの旧京都牝馬Sから〔222〕。3着以内4頭に、6着と15着の馬。 東京新聞杯から〔211〕。勝ち馬2頭と、3番人気までに推された馬2頭。 中山牝馬Sから〔100〕。2番人気14着馬。 旧愛知杯から〔022〕。人気、着順は不問。 京都金杯から〔001〕。3着馬。 ちなみに、愛知杯は今年、舞台を小倉に移し、1月に小倉牝馬Sとして芝2000mのまま施行。 京都牝馬Sは舞台を中京に移し、3月に愛知杯として芝1400mで施行しています。 混同しないよう、気をつけて下さい。 OPの洛陽Sから〔100〕。2番人気11着馬。 北九州短距離Sから〔100〕。3番人気13着馬。 3勝クラスから〔122〕。こちらはすべて勝ち馬でした。 連対18頭中、前走がGTだった3頭を除く15頭は、すべて3着以内または5番人気までに推されていた馬。前走で人気を裏切った馬の巻き返しが目立ちます。該当する馬には注意が必要です。 また、連対18頭中、10頭に重賞勝ちがあり、6頭に重賞2、3着またはOPクラスでの勝ちがありました。残る2頭は、近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。 さらに、連対18頭中、12頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭には芝1600mの重賞2着がありました。残る4頭は、芝1600mが初または1戦以内の馬です。 年齢別では、4歳〔574〕、5歳〔322〕、6歳〔103〕。 馬券に絡んだのは3世代のみ。それも若い順にいいようです。
 


 
 
Data for Win!……2025.4.4
大阪杯(日曜・阪神)
芝内回りの2000m戦、GT。
GTに格上げされたのが17年のこと。従いまして、データは過去8年です。
1番人気は〔212〕、2番人気は〔311〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年1〜3番人気が馬券圏内に来ている一方で、6番人気以下の伏兵が馬券に絡まなかったのは20年のみ。ひと捻り必要なGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。
秋華賞から〔010〕。3着馬。
ジャパンCから〔001〕。2着馬。
海外GTの香港Cから〔110〕。2番人気7着と3番人気8着の馬。
GUの金鯱賞から〔321〕。掲示板5頭に、3番人気6着馬。
京都記念から〔122〕。連対3頭に、2番人気8着と5番人気8着馬。
中山記念から〔112〕。掲示板3頭に、2番人気11着馬。
神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。
GVのチャレンジCから〔100〕。勝ち馬。
小倉大賞典から〔001〕。勝ち馬です。
馬券圏内24頭すべて、前走は重賞でした。
その前走で1〜3番人気に推されていた馬が22頭。残る2頭は4、5番人気。人気と着順が、どちらも“6”以上の数字だった馬の馬券圏内はありません。
馬券圏内24頭中、22頭に重賞勝ちがあり、残る2頭にも重賞2、3着がありました。
連対16頭で見ても、芝2000m以上のGT勝ちが8頭、同GTに2、3着のある馬が3頭。残る5頭には芝2000mの重賞またはOPクラスでの勝ちがありました。重賞、OPクラスでの好走が芝1800mまでの馬は、割引が必要かもしれません。
また、連対16頭中、阪神芝での重賞に3着以内のある馬が12頭。残る4頭中、3頭には阪神芝2000mに勝ちがありました。例外の1頭は、阪神芝が初だった24年2着ローシャムパーク。
近4年の勝ち馬はGT勝ちがありませんでしたが、阪神芝2000mに勝ちがありました。
重賞実績、距離実績に加え、コース実績も重要になると覚えておいて下さい。
牝馬は〔231〕。現在、5年連続で馬券に絡んでいます。
年齢別では、4歳〔335〕、5歳〔543〕、6歳〔010〕。
馬券圏内のほとんどを5歳、4歳馬が占め、7歳以上の馬の3着以内はありません。
関西馬が〔866〕、関東馬は〔022〕。阪神実績が影響しているのか、関西馬が関東馬を圧倒しています。
枠順ですが、勝ち馬8頭のうち6頭が1ケタ馬番の馬。内枠有利は頭の中に置いておきたいところです。
また、勝ち馬8頭すべてが4コーナー5番手までの馬。逃げ、先行馬が優勢のようです。
前走が有馬記念で、大阪杯の1番人気に推された馬が4頭。そのうち1頭は優勝も、残る3頭は、6、9、11着。“両刃の剣”であることを、頭の片隅に置いておく必要があるかもしれません。

チャーチルダウンズC(土曜・阪神) 3歳馬によるNHKマイルCのTR。芝外回り1600m戦、GV。 上位3頭までの馬に優先出走権が与えられます。 アーリントンCが名称を変えました。そのアーリントンCが4月に行われるようになったのが、18年のこと。従いまして、データは過去7年です。 1番人気は〔500〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔010〕。 6番人気以下〔142〕、2ケタ人気馬〔121〕。 馬連3ケタはなく、万馬券2本。 1番人気は5勝も、2、3番人気が不調。19年には3連単136万馬券。大きく荒れることもある3歳重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの朝日杯FSから 〔400〕。人気、着順は不問。 GUのフィリーズレビューから〔100〕。4着馬。 ディープインパクト記念弥生賞から〔010〕。7着馬。 京王杯2歳Sから〔001〕。勝ち馬。 スプリングSから〔001〕。4着馬。 GVの共同通信杯から〔100〕。7着馬。 ファルコンSから〔010〕。2着馬。 京成杯から〔010〕11着馬。 シンザン記念から〔001〕。2着馬。 1勝クラスから〔133〕。勝ち馬6頭に、2着馬1頭。すべて3番人気までに推されていた馬。 未勝利勝ちから〔011〕。阪神の芝外回りを1番人気で勝ち上がった馬です。 馬券圏内21頭中、11頭に芝1600mでの勝ちがあり、8頭には芝1400mでの勝ちがありました。残る2頭は、芝1800mに勝ちがあった馬と、芝1400mの重賞に0秒1差の4着があった馬です。 芝1600m以上に勝ちがなかった9頭のうち、6頭には芝1600mのOPクラスでの4着以内があり、残る3頭はここが初の芝1600mだった馬です。 連対14頭中、13頭に1勝クラスでの勝ち、またはOPクラスでの4着以内がありました。例外の1頭は、未勝利を勝ち上がったばかりの21年2着リッケンバッカーです。 牝馬は〔110〕。 キャリア2戦以下の馬の馬券圏内はなく、6戦以上は2着まで。 勝ち馬は、キャリア3〜5戦の馬に限られています。
ダービー卿CT(土曜・中山) 芝1600mのハンデ戦、GV。 過去10年、1番人気は〔111〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔210〕。 6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔120〕。 馬連3ケタはなく、万馬券2本。 2本の万馬券は、2万馬券と3万馬券。波乱のハンデ重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞は2つだけ。 GUの中山記念から〔020〕。 GVの東京新聞杯から〔223〕。 その他、GVの京都牝馬Sから勝ち馬が。 GUの阪神C、GVのターコイズSから2着馬が。 海外GTの香港C、GVの小倉大賞典から3着馬が出ています。 重賞組の人気、着順は不問です。 OPの東風Sから〔223〕。3着以内5頭に、共に3番人気で11着と12着の馬。 ニューイヤーCから〔101〕。1着と2着の馬。 洛陽Sから〔011〕。4着と2着の馬。 3勝クラスから〔410〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。 前走OPと3勝クラスを合わせて〔745〕。このあたりに馬券のヒントがあるのかもしれません。 馬券圏内30頭中、前走が国内のレースだった馬が29頭。その距離を見てみると、芝1600mが〔778〕、芝1400mが〔210〕。芝1800mが〔121〕。芝1600mからが22頭と圧倒的に多く、現在5連勝中です。 トップハンデは10年で14頭いて〔010〕。 勝ち馬のハンデは57〜53キロで、平均すると56キロ。 2着馬は58〜54キロで、平均56.6キロ。 3着馬は57〜54キロで、平均56.7キロ。 23年に基礎重量が1キロ増になったので、平均を出す時のみ、14〜22年のハンデに1キロを加えています。 53キロで馬券に絡んだ2頭は、共に牝馬で優勝。その他は55キロ以上。牝馬の53キロは、牡馬換算なら55キロですから、今年で言えば、勝ち馬のハンデは牡馬56キロ以上、牝馬54キロ以上。20年に57キロで勝ったクルーガーがいるので、逆に上限は58キロとなります。 2着で見ると、18年に58キロで2着のロゴタイプがいるので、59キロまでは大丈夫ということになります。 連対20頭中、17頭に芝1600mでの勝ちがあり、1頭に芝1600mの重賞での2着が。残る2頭も芝1600mは2着までですが、芝1400mの重賞に勝ちがありました。 また、前走で3勝クラスを勝ち上がった5頭を除く、連対15頭中、14頭に重賞3着以内またはOPクラスでの勝ちがありました。例外は22年2着のフォルコメン。この馬は芝1600m4勝のマイル巧者でした。 勝ち馬10頭に絞って見てみると、芝1600mの重賞に連対歴のある馬が3頭、芝1600mのOP勝ちが2頭、芝1800mのOP勝ちが1頭。あとの4頭は3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。 牝馬は〔210〕。当日5番人気までの馬。 年齢別では、4歳〔430〕、5歳〔539〕、6歳〔040〕、7歳〔100〕、8歳〔001〕。 5歳馬が馬券圏内の半数以上の17頭を占めています。 最後に枠順ですが、勝ち馬10頭すべてが、10番枠より内の馬。中山芝1600m戦は外枠に厳しい舞台。それを裏付けるかのようなデータになっています。
 


 
 
Data for Win!……2025.3.28
高松宮記念(日曜・中京)
2025年、JRA最初の芝GT。芝1200m戦。
過去10年、1番人気は〔111〕、2番人気は〔250〕、3番人気は〔113〕。
6番人気以下〔424〕、2ケタ人気馬〔114〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
16年を最後に、1番人気は8連敗中。
万馬券が出た19、22年は、3連単も449万、278万馬券と大きく荒れています。
ステップレースを見ていきましょう。
海外GTの香港スプリントから〔201〕。勝ち馬と、2、3番人気に推された馬。
ダートのフェブラリーSから〔010〕。5着馬。
GUの阪神Cから〔011〕。勝ち馬と5番人気8着馬。
GVのシルクロードSからが最もよく〔520〕。掲示板5頭に、5番人気15着馬。
阪急杯から〔123〕。4着以内5頭に、1番人気7着馬。
オーシャンSから〔114〕。掲示板5頭に、9番人気6着馬。
京都牝馬Sから〔020〕。1着と2着の馬。
また、外国馬の〔101〕というのもあります。
馬券圏内30頭すべて、前走は重賞でした。
人気と着順のどちらも5より大きな数字だったのは、22年3着のキルロード(シルクロードS9番人気6着)のみ。カギを握る数字は5かもしれません。
また、勝ち馬10頭中、日本馬9頭は、前走連対または1、2番人気に推されていた馬です。
外国馬を含む、連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、4頭には芝1200mの重賞2着がありました。
別の見方をすると、連対20頭中、15頭に芝1200mの重賞3着以内があり、4頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。
例外の1頭は、ここが初の芝1200mだった22年の勝ち馬ロータスランド。ただし、この馬には芝1600mの重賞を2勝していました。
重賞実績は重要なポイントです。
牝馬は〔172〕。2着が多いよう。
年齢別では、4歳〔232〕、5歳〔441〕、6歳〔234〕、7歳〔201〕、8歳〔001〕。
7歳以上で馬券に絡んだ日本馬は3頭。その人気は、12、13、17番人気。人気薄のベテランに注意が必要かもしれません。
勝ち馬10頭中、7頭が1ケタ馬番の馬。残る3頭は、13、14、16番枠の馬。これを2着、3着で見ても、それぞれ7頭が1ケタ馬番。内枠有利を少し頭の中に置いておくといいかもしれません。

マーチS(日曜・中山) ダート1800mのハンデ戦、GV。 データは過去10年ですが、22年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。 1番人気は〔121〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔002〕。 6番人気以下〔625〕、2ケタ人気馬〔124〕。 馬連3ケタはなく、万馬券2本。 19年は8、11、12番人気の1〜3着で、3連単は124万馬券。波乱のハンデ重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 GTのフェブラリーSから〔100〕。 チャンピオンズCから〔100〕。 交流GTの東京大賞典から〔010〕。 GUの東海Sから〔111〕。 交流GUの名古屋GPから〔010〕。 GVの武蔵野Sから〔100〕。 交流GVの佐賀記念から〔101〕。 重賞組の人気、着順は不問です。 OPの総武Sから〔241〕。掲示板6頭に、6着馬。 ポルックスSから〔112〕。人気、着順は不問。 アルデバランSから〔100〕。2着馬。 仁川Sから〔013〕。4着以内3頭に、7着馬。 師走Sから〔001〕。勝ち馬。 海外OPのコリアCから〔010〕。勝ち馬。 3勝クラスから〔101〕。勝ち馬。 また、地方所属馬の〔001〕というのもあります。 トップハンデは10年で18頭いて〔021〕。 勝ち馬のハンデは57.5〜54キロで、平均すると56.55キロ。 2着馬は57.5〜55キロで、平均56.7キロ。 3着馬は58〜54キロで、平均56.23キロ。 ちなみに、23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均を出す時のみ、15〜22年のハンデに1キロをプラスしています。 連対は57.5キロまで。今年で言えば、58.5キロまでです。 連対20頭中、重賞勝ちが7頭、OP勝ちが7頭、5頭にOPクラスでの掲示板があり、1頭はここが初のOPクラスだった19年の勝ち馬サトノティターンです。 ちなみに、前走でOPを走っていた馬は〔477〕。掲示板確保が14頭、掲示板外しが4頭。 ただし、マーチSで連対した11頭のうち10頭は掲示板確保の馬ですから、ボーダーラインはそのあたりでしょうか。 牝馬は〔001〕。当日3番人気に推された馬でした。 年齢別では、4歳〔020〕、5歳〔433〕、6歳〔444〕、7歳〔212〕、8歳〔002〕。 6歳、5歳を中心に、まんべんなくのイメージです。
日経賞(土曜・中山) 芝2500m戦、GU。 過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔201〕。 6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。 勝ち馬は4番人気までとなっています。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの有馬記念から〔343〕。人気、着順は不問。 菊花賞から〔010〕。2着馬。 GUの日経新春杯から〔310〕。連対3頭に、9着馬。 AJCCから〔233〕。掲示板6頭に、3番人気8着と5番人気6着馬。 ステイヤーズSから〔002〕。5着馬と1番人気9着馬。 中山記念から〔001〕。4着馬。 GVの中山金杯から〔001〕。3着馬。 3勝クラスから〔210〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。 有馬記念、日経新春杯、AJCCからで〔888〕。勝ち馬は、これに3勝クラス勝ちの2頭を加えた10頭。ステップレースは限られるようです。 また、馬券圏内30頭中、28頭までもが、前走は芝2200m以上を走っていました。例外の2頭は、芝1800mの中山記念4着馬と、芝2000mの中山金杯3着馬。どちらも日経賞は3着までですが、中山の芝で好走していれば距離延長もOKということでしょうか。 連対20頭中、18頭に芝2200m以上の重賞3着以内がありました。 また、勝ち馬10頭中、7頭に重賞勝ちが、2頭に重賞2、3着があり、例外の1頭はここが初めての重賞だった馬です。 牝馬は〔111〕。当日4番人気までに推されていた馬です。 年齢別では、4歳〔540〕、5歳〔423〕、6歳〔113〕、7歳〔032〕、8歳〔002〕。 若い順にいいのですが、7、8歳で馬券に絡んだ7頭は、すべて6番人気以内の馬。人気のベテランは“買い”かもしれません。
毎日杯(土曜・阪神) 3歳限定重賞。芝1800m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔243〕、2番人気は〔331〕、3番人気は〔111〕。 6番人気以下〔112〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。 馬連3ケタ5回に、万馬券1本。 馬券圏内30頭中、26頭が5番人気以内という、堅めの重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 GUのディープインパクト記念弥生賞から〔001〕。4着馬。 GVの共同通信杯から〔402〕。6着以内の馬。 シンザン記念から〔110〕。2番人気6着馬と勝ち馬。 きさらぎ賞から〔021〕。4着以内の馬。 アーリントンCから〔010〕。1番人気5着馬。 OPのすみれSから〔001〕。3着馬。 1勝クラスから〔544〕。すべて3番人気以内で、勝ち馬11頭、2着馬2頭。 新馬勝ちから〔010〕。1番人気で勝ち上がった馬。 未勝利勝ちから〔011〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。 連対20頭中、15頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、4頭は芝1600mで2勝以上。残る1頭には芝1600mでの勝ちに加え、OPクラスの2着がありました。 2勝馬のOP実績は不問ですが、1勝馬で連対を果たした10頭中、6頭にOPクラスでの掲示板がありました。必須ではありませんが、勝ち星を補うにはOPクラスの好走歴が欲しいといった感じでしょうか。 牝馬は〔000〕。 キャリア1戦の馬は2着まで。逆に、6戦以上の馬は3着までとなっています。
 


 
 
Data for Win!……2025.3.21
阪神大賞典(日曜・阪神)
芝内回りの3000m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔512〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔032〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
勝ち馬は1〜3番人気に限られます。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの有馬記念から〔452〕。人気、着順は不問。
ジャパンCから〔101〕。5着と11着の馬。
GUのAJCCから〔200〕。勝ち馬と1番人気7着馬。
日経新春杯から〔102〕。連対2頭と、11着馬。
ステイヤーズSから〔010〕。2着馬。
京都記念から〔002〕。1着と3着の馬。
GVのダイヤモンドSから〔122〕。4着以内の馬。
中山金杯から〔100〕。2番人気14着馬。
OPの万葉Sから〔001〕。3着馬。
3勝クラスから〔020〕。1着と3着の馬。
連対20頭中、前走有馬記念組を除けば、掲示板確保または1、2番人気に推されていたことが必須です。
馬券圏内30頭の前走ですが、芝2200m以上が29頭。例外の1頭は芝2000mの中山金杯から。ただし、この馬も前々走は芝3000mの菊花賞に出走して4着だった馬です。
連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、残る7頭にも重賞2、3着があるように、重賞実績は重要なポイントになります。
さらに、連対20頭中、17頭に芝2200m以上での勝ちがあり、17頭に芝3000m以上への出走歴がありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別では、4歳〔442〕、5歳〔345〕、6歳〔323〕。
馬券圏内は、4〜6歳の3世代に限られています。
所属の東西で見ると、関西馬が〔10810〕と、関東馬を圧倒しています。
13年から3連覇を果たしたゴールドシップのように、過去の好走馬が複数回の好走を見せるのも特徴です。
他にも、16年勝ったシュヴァルグラン、翌17年2着。
20年勝ったユーキャンスマイル、翌21年2着。
21年勝ったディープボンド、翌22年連覇。
今年は昨年2着のワープスピード、3着のブローザホーンが出走を予定しています。要注目です。

フラワーC(土曜・中山) 3歳牝馬限定の芝1800m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔314〕、2番人気は〔521〕、3番人気は〔011〕。 6番人気以下〔152〕、2ケタ人気馬〔111〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券2本。 1、2番人気の複勝率は共に80%。その一方で人気薄も馬券に絡む、ヒモ荒れ注意のレースです。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの阪神JFから〔011〕。4着と3着の馬。 GUのデイリー杯2歳Sから〔001〕。6着馬。 GVのフェアリーSから〔120〕。人気、着順は不問。 OPの紅梅Sから〔001〕。4着馬。 1勝クラスからが最もよく〔657〕。勝ち馬11頭、2着馬2頭、3着馬1頭、馬券圏外も5頭います。 新馬勝ちから〔100〕。 未勝利勝ちから〔220〕。 勝ち馬10頭中、クラスに関わらず前走1着馬が8頭、重賞2着馬が1頭、1番人気5着馬が1頭となっています。 連対20頭中、15頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る5頭はここが初の芝1800m戦で、5頭すべてに芝1600mでの勝ちがありました。さらに、この5頭のうち1頭はここまで無敗、4頭には重賞出走歴がありました。 キャリア7戦以上の馬は2着に1頭だけ。 また、ここが今年初戦という馬も2着までとなっています。
ファルコンS(土曜・中京) 3歳限定の芝1400m戦。 過去10年、1番人気は〔031〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔320〕。 6番人気以下〔425〕、2ケタ人気馬〔111〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券2本。 1番人気は14年を最後に、過去10年勝ちがありません。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの朝日杯FSから〔043〕。 阪神JFから〔001〕。 交流GTの全日本2歳優駿から〔001〕。 GVのシンザン記念から〔300〕。 フェアリーSから〔100〕。 京成杯から〔010〕。 アーリントンCから〔002〕。 重賞組は人気、着順不問です。 OPのクロッカスSから〔420〕、勝ち馬5頭と、9着馬。 芝の1勝クラスから〔122〕。勝ち馬4頭に、1番人気6着馬。 ダートの1勝クラスから〔110〕。1番人気1着馬。 ダートの未勝利勝ちから〔001〕。 前走ダートを走っていた馬が4頭も馬券圏内にいるあたりが、難解な要因のひとつと言えそうです。 前走の距離を見てみると、ダートも含め、1600m以上〔477〕、1400m〔532〕、1200m〔101〕。芝1400mのレースでも、マイルをこなせるスタミナがあったほうがよさそうです。 連対20頭中、16頭にダートも含む1400m以上での勝ちがあり、残る4頭中3頭にはOPクラスの芝1200mでの勝ちがありました。例外の1頭は、23年の勝ち馬タマモブラックタイです。 また、連対20頭中、17頭が2勝以上を挙げており、2頭は1勝+重賞2着がある馬。例外の1頭は、22年2着のタイセイディバインです。 牝馬は〔101〕。 キャリア1戦の馬の馬券圏内はなく、キャリア2戦と9戦以上の馬は2着までとなっています。
尚、愛知杯(日曜・中京)は、1月の施行が3月になり、2回京都の京都牝馬Sが名称と時期を替えたもの。 距離は芝2000mから、京都牝馬Sと同じ芝1400mに。 条件一変ゆえ、データは割愛させて頂きます。
 


 
 
Data for Win!……2025.3.12
スプリングS(日曜・中山)
3歳馬による皐月賞TR。芝1800m戦、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔232〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔225〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
10回中9回で、1〜3番人気の少なくとも1頭が連絡み。例外の1回でも、1番人気が3着に来ていました。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの朝日杯FSから〔111〕。4着以内の馬。
ホープフルS(GU時代も含む)から〔012〕。2着馬2頭に、3番人気13着馬。
GVの共同通信杯から〔210〕。3着以内の馬。
京成杯から〔010〕。4着馬。
きさらぎ賞から〔001〕。4着馬。
OPのクロッカスSから〔001〕。勝ち馬。
ジュニアCから〔001〕。勝ち馬。
最もいいのが1勝クラスからで〔763〕。勝ち馬12頭、2着馬2頭に、4着馬2頭。この4着の2頭は、どちらも水仙賞でした。
未勝利勝ちから〔001〕。キャリア2戦目を1番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭すべてが、クラスに関わらず、前走4着以内の馬。
これを3着で見ても、例外は22年のサトノヘリオス(GTホープフルS3番人気13着)のみです。
連対20頭中、19頭に芝1600m以上での勝ちがあり、例外の1頭は芝1200m、芝1400mの重賞勝ちに加え、芝1600mのGT朝日杯FSに4着があった19年の2着ファンタジストです。
これを別の見方で見ると、連対20頭中、17頭に芝1800m以上での勝ちまたはOPクラスでの3着以内があり、残る3頭のうち2頭には距離に関わらず重賞連対歴がありました。もう1頭は、デビュー2戦を共に芝1600mで連勝して臨んだ、24年の勝ち馬シックスペンスです。
連対20頭のうち、重賞勝ち馬は3頭、重賞2着がある馬が5頭。1勝クラスに勝ちのある馬が9頭で、残る3頭は中山の芝1勝クラスに2着、4着があった馬です。
キャリア1戦と7戦以上の馬の馬券圏内はなく、連対は2〜5戦の馬。6戦の馬も3着までとなっています。

金鯱賞(日曜・中京) 芝2000m戦、GU。 3月の施行になったのが、17年のこと。従いまして、データは過去8年です。 1番人気は〔521〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔011〕。 6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔101〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 1番人気の複勝率は100%。毎年、1または2番人気が連に絡んでいます。 ステップレースを見ていきましょう。 まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。 GTの有馬記念から〔301〕。 海外GTの香港Cから〔110〕。 凱旋門賞から〔011〕。 GVの中日新聞杯から〔110〕。 中山金杯から〔011〕。 その他、GTのダービーから勝ち馬が。 GTのジャパンC、菊花賞、海外GTの香港ヴァーズ、GVの小倉大賞典から2着馬が。 GUの日経新春杯、GVのチャレンジCから3着馬が出ています。 前走重賞組は19頭。掲示板確保または1、2番人気に推されていた馬が17頭で、例外の2頭は凱旋門賞(11番人気16着)と有馬記念(6番人気7着)からの馬です。 OPの白富士Sから〔203〕。勝ち馬3頭、5着馬1頭に、1番人気7着馬です。 馬券圏内24頭すべてに、芝2000m以上での勝ちがありました。 中でも、連対16頭中15頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る1頭にも芝2000mのGT2着がありました。 また、馬券圏内24頭中、23頭に左回りの経験がありました。そのうち20頭に左回りでの勝利があり、残る3頭にも左回りの重賞4着以内がありました。 連対16頭中、12頭が重賞勝ち馬。残る4頭のうち3頭は前々走で芝2000mの3勝クラスを勝ち、前走はOPクラスで掲示板を確保した馬。1頭は重賞に3着があり、前走は重賞1番人気4着だった馬です。 牝馬は〔031〕。当日5番人気までに推されていた馬。 年齢別では、4歳〔441〕、5歳〔233〕、6歳〔204〕、7歳〔000〕、8歳〔010〕。 4〜6歳で、若い順にいいようです。 所属では、関西馬〔866〕に対し、関東馬〔022〕。関西馬に軍配が上がっています。 脚質では、逃げ馬が〔231〕。 開幕週のいい馬場を味方に、逃げ脚を活かす馬に注意が必要です。
 


 
 
Data for Win!……2025.3.5
弥生賞ディープインパクト記念(日曜・中山)
3歳馬による芝2000mの皐月賞TR、GU。
上位3着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔241〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
万馬券の19年を除けば、毎年1〜3番人気のいずれかが連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの朝日杯FSから〔132〕。連対4頭に、2番人気7着と7番人気6着の馬。
ホープフルSから〔136〕。掲示板9頭に、9番人気6着馬。
GUの東京スポーツ杯2歳S(GV時代も含む)から〔110〕。勝ち馬。
GVのきさらぎ賞から〔101〕。5着馬と3着馬。
京都2歳Sから〔100〕。勝ち馬。
共同通信杯から〔100〕。4着馬。
OPの若駒Sから〔101〕。連対馬。
1勝クラスから〔320〕。勝ち馬4頭に、2着馬1頭。
新馬勝ちから〔010〕。2番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内30頭中、前走で掲示板を外していたのは3頭だけ。GTで6、7着の馬でした。
2戦続けて3着を外した馬の馬券圏内はありません。
連対20頭中、19頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は芝1500m、1600mで2戦2勝の21年2着シュネルマイスターでした。
また、連対20頭中、15頭が2勝以上を挙げていて、1勝馬5頭のうち、3頭には重賞に掲示板があり、1頭は新馬勝ち即の馬。もう1頭はまったくの例外と言える24年1着コスモキュランダです。
ちなみに、重賞勝ちは7頭、OPクラス勝ちは4頭です。
勝ち馬のキャリアは2戦以上。キャリア1戦の馬は2着に1頭のみとなっています。

フィリーズレビュー(土曜・阪神) 3歳牝馬による桜花賞TR。芝内回りの1400m戦、GU。 上位3着までの馬に優先出走権が与えられます。 なお、19年は1着同着。従いまして、過去10年で勝ち馬は11頭、2着馬は9頭となります。 1番人気は〔140〕、2番人気は〔332〕、3番人気は〔100〕。 6番人気以下〔526〕、2ケタ人気馬〔204〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券なし。 毎年1〜3番人気が連に絡む一方で、6番人気以下が3着までに1頭もいなかったのは22年だけ。ヒモ荒れに注意が必要です。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの阪神JFから〔163〕。人気、着順は不問。 GVのクイーンCから〔010〕。4着馬。 OPのエルフィンSから〔200〕。3、4着馬。 紅梅Sから〔100〕。2着馬。 中京2歳Sから〔100〕。4着馬。 1勝クラスから〔427〕。勝ち馬8頭に、2着馬1頭、4着馬2頭、5着馬2頭。言い換えれば、すべて掲示板確保の馬です。 未勝利勝ちから〔200〕。1、4番人気で勝ち上がった馬です。 連対20頭中、16頭に芝1400m以上での勝ちがあり、残る4頭には芝1200mの重賞またはOPクラスに勝ちがありました。 キャリア1戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上の馬は3着に1頭のみ。 昨年こそ逃げ切り勝ちでしたが、内回りでも差し、追い込みが決まります。牝馬らしいキレる脚を持つ馬を狙いたいレースです。
中山牝馬S(土曜・中山) 牝馬限定のハンデ戦。芝1800m戦、GV。 14年は2着同着。従いまして、過去10年で2着馬は11頭、3着馬は9頭となります。 1番人気は〔022〕、2番人気は〔110〕、3番人気は〔210〕。 6番人気以下〔336〕、2ケタ人気馬〔122〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券2本。 1番人気は10年間勝ちがなく、22年は15、12、1番人気の1〜3着で、3連単は173万馬券。波乱の牝馬のハンデ重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの有馬記念から〔010〕。10着馬。 GUの府中牝馬Sから〔010〕。13着馬。 日経新春杯から〔001〕。10着馬。 GVの愛知杯(1月施行時)から〔314〕。掲示板6頭に、1番人気8着と18番人気12着の馬。 ターコイズS(OP時代も含む)から〔122〕。4着以内の馬。 京都牝馬Sから〔101〕。16着馬と3着馬。 中山金杯から〔030〕。掲示板確保の馬。 小倉大賞典から〔001〕。2番人気8着馬。 OPから〔200〕。1、2番人気に推されていた馬。 3勝クラスから〔211〕。連対3頭に、2番人気10着馬。 2勝クラスから〔010〕。こちらは勝ち馬です。 トップハンデは10年で16頭いて〔130〕。 勝ち馬のハンデは55〜52キロで、平均すると54.3キロ。 2着馬は56〜50キロで、平均54.6キロ。 3着馬は55〜51キロで、平均54.3キロ。 ちなみに、23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均を算出する時のみ、15〜22年のハンデに1キロずつ加えています。 連対20頭中、重賞勝ちは3頭、2着があったのは9頭、3着は1頭。 残る7頭中、5頭は重賞で勝ち馬から0秒5差以内があり、2頭は前走で2勝クラス、3勝クラスを勝った馬。それでもこの2頭にも、さかのぼればOPクラスの2着がありました。 OP実績は必須のようです。 また、連対20頭中、19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、例外の1頭には芝1600mと中山の芝に勝ちがありました。 年齢別では、4歳〔432〕、5歳〔544〕、6歳〔131〕、7歳〔003〕。 5歳、4歳の2世代がいいようです。
 


 
 
Data for Win!……2025.2.26
中山記念(日曜・中山)
芝1800m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔300〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔145〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
ずっと堅めのGUだったのですが、近2年は1〜3番人気が馬券圏内に入れず。波乱の傾向が高まっているような気がします。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GTのマイルCSから〔102〕。
秋華賞から〔020〕。
海外GTの香港マイルから〔101〕。
GVの中山金杯から〔311〕。
東京新聞杯から〔110〕。
京都金杯から〔020〕。
他に、GTのエリザベス女王杯、ダービー、有馬記念、宝塚記念から勝ち馬が。
GTの天皇賞・秋、海外GTの香港ヴァーズ、ダートGVの根岸Sから2着馬が。
GTの菊花賞、ヴィクトリアマイル、ダートGTのチャンピオンズC、GV時代(現GU)の富士Sから3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPの白富士Sから
〔012〕。すべて2着馬です。
ちなみに、最も好相性の中山金杯からの5頭は、すべて3着以内の馬でした。
2戦続けて掲示板を外していたのは2頭のみ。この2頭は、中山記念では3着までとなっています。
連対20頭中、18頭に芝1800m以上での勝ちがありました。
また、連対20頭中、17頭に重賞勝ちがあり、そのうち芝1800m以上の重賞勝ちがある馬は14頭。芝1600m以下の重賞にしか勝ちがない3頭は、2着までとなっています。
牝馬は〔131〕。
年齢別では、4歳〔445〕、5歳〔441〕、6歳〔122〕、7歳〔102〕。
4、5歳の2世代がいいようです。
勝ち馬10頭中、9頭が1ケタ馬番の馬。例外の1頭は11番人気の馬。頭数が少ないことが多いこともありますが、内枠好走を覚えておくといいかもしれません。
4コーナー先頭の馬が〔123〕。展開をしっかり読むようにして下さい。
最後に、過去の好走馬が複数回の好走を見せるのも特徴のひとつ。
具体的に挙げていきましょう。
14年3着だったロゴタイプ、15年2着、17年3着。
18年勝ったウインブライト、翌19年連覇。
19年2着ラッキーライラック、翌20年も2着。
21年勝ったヒシイグアス、23年も優勝。
23年3着ドーブネ、翌24年2着。
今年は昨年優勝のマテンロウスカイが出走を予定しています。要注目です。

チューリップ賞(日曜・阪神) 3歳牝馬による芝1600mの桜花賞TR、GU。 上位3着までの馬に優先出走権が与えられます。 データは過去10年ですが、21年は1着同着。従いまして、10年で勝ち馬は11頭、2着馬は9頭となります。 1番人気は〔511〕、2番人気は〔115〕、3番人気は〔110〕。 6番人気以下〔153〕、2ケタ人気馬〔012〕。 馬連3ケタ3回に、万馬券2本。 3連単169万馬券の昨年を除けば、毎年1、2番人気の少なくとも1頭が3着以内に来ています。 ステップレースを見ていきましょう。 圧倒的に好相性なのが、GTの阪神JF組で〔715〕。すべて4着以内の馬。 GVのクイーンCから〔020〕。4、5着馬。 シンザン記念から〔010〕。2着馬。 OPのエルフィンSから〔211〕。1番人気9着馬と、2着と3着の馬。 紅梅Sから〔110〕。連対馬。 1勝クラスから〔102〕。1、2番人気で掲示板確保の馬。 新馬勝ちから〔021〕。1、3、7番人気で勝ち上がった馬。 未勝利勝ちから〔011〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。 連対20頭中、15頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭は芝1400m、1500mの新馬勝ち即の馬。残る3頭には、芝1600mのOPクラスで4着以内がありました。 勝ち馬11頭で見ると、9頭が2勝以上を挙げており、1勝馬だったのは21年1着同着のエリザベスタワーと、24年1着のスウィープフィートです。 キャリア1戦の馬は2着まで。キャリア5戦の馬は3着に1頭のみ。 キャリア6戦以上の馬の馬券圏内はありません。 前走の距離を見てみると、芝1600mが〔10610〕、芝1400mが〔120〕、芝1500mが〔010〕。 前走同距離が圧倒的に好成績を残しています。 今年から1週前倒しになった桜花賞TR。本番との関係性も含め、注目しておきたいレースです。
オーシャンS(土曜・中山) 芝1200m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔231〕、3番人気は〔021〕。 6番人気以下〔313〕、2ケタ人気馬〔210〕。 馬連3ケタ4回に、万馬券1本。 10回中、9回で1、2番人気のいずれか連絡み。残る1回は4番人気が2着に来ています。 ステップレースを見ていきましょう。 GTのスプリンターズSから〔112〕。 海外GTの香港スプリントから〔101〕。 GUの阪神Cから〔010〕。 GVのシルクロードSから〔323〕。 京阪杯から〔110〕。 京都牝馬Sから〔010〕。 阪急杯から〔001〕。 重賞組は人気、着順不問です。 OPから〔441〕。連対7頭に、2番人気4着馬と9番人気13着馬。 3勝クラスから〔002〕。2、3番人気で勝ち上がった馬です。 連対20頭中、17頭にOPクラスの芝1200mの勝ちがありました。残る3頭中2頭は、芝1600m、1800mの重賞勝ちがあった21年の勝ち馬コントラチェックと、芝1200mの重賞2着があった21年2着のカレンモエ。 まったくの例外と言えるのが、23年2着のディヴィナシオンです。 前走の距離を見ると、芝1200mが〔988〕、芝1400mが〔022〕、芝1600mが〔100〕。 同距離からが最も好成績となっています。 牝馬は〔352〕。このうち8頭が3番人気以内の馬。残りの2頭は4番人気と11番人気の馬。人気の牝馬は“買い”と言えそうです。 年齢別では、4歳〔124〕、5歳〔624〕、6歳〔141〕、7歳〔220〕、8歳〔001〕。 5歳馬が中心ですが、ベテランの頑張りにも注意が必要です。 最後に、過去の好走馬が複数回の好走を見せるのも特徴のひとつ。 具体的に挙げていきましょう。 13年勝ったサクラゴスペル、15年も優勝。 14年2着スノードラゴン、16年3着。 15年2着ハクサンムーン、翌16年も2着。 17年2着ナックビーナス、18、19、20年と4年連続2着。 18年3着ダイメイフジ、翌19年も3着。 21年3着ビアンフェ、翌22年も3着。 今年は23年勝ったヴェントヴォーチェが出走を予定しています。要注目です。
 


 
 
Data for Win!……2025.2.21
フェブラリーS(日曜・東京)
今年最初のJRAのGT、ダート1600m戦。
過去10年、1番人気は〔521〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔125〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
10回中9回で1、2番人気が連絡み。
ただ、昨年は11番人気、5番人気で馬連2万馬券。3連単は153万馬券に。もう1本も1番人気、16番人気で馬連3万馬券ですから、荒れる時は大きく荒れるようです。
ステップレースを見ていきましょう。
GTのチャンピオンズCから〔332〕。人気、着順は不問。
交流GTの東京大賞典から〔012〕。2、3、7着馬。
川崎記念から〔010〕。6着馬。
JBCスプリントから〔010〕。4着馬。
GUの東海S(今年はプロキオンS)から〔311〕。3着以内4頭に、3番人気6着馬。
GVの根岸Sから〔423〕。連対馬。
武蔵野Sから〔001〕。3番人気5着馬。
交流GVの兵庫ゴールドTから〔001〕。1番人気5着馬。
芝のGVチャレンジCから〔010〕。1番人気6着馬でした。
前走はすべて重賞で、掲示板を外していたのは10頭。そのうち8頭が4番人気までに推されていた馬で、残る2頭はGTチャンピオンズCから。この2頭も前々走では掲示板を確保していました。
勝ち馬10頭は、チャンピオンズC、東海S(プロキオンS)から、根岸Sからのみ。それぞれ3勝、3勝、4勝です。
チャンピオンズC組は掲示板外しですが、2番人気と4番人気に推されていた馬。
東海S(プロキオンS)組は勝ち馬2頭に、3番人気6着馬。
根岸S組はすべて勝ち馬。
覚えておくといいかもしれません。
連対20頭中、19頭に芝も含む1年以内の重賞連対歴があり、残る1頭にもOPクラスでの勝ちがありました。
また、連対20頭中、17頭にダート重賞での勝ちがあり、ダートGT勝ち馬は9頭。
ダート重賞に勝ちがなかった3頭のうち、1頭はダートのOPクラスで3勝を挙げており(24年優勝のペプチドナイル)、残る2頭には芝の重賞勝ちがありました(21年2着エアスピネル、24年2着ガイアフォース)。
さらに、連対20頭中、12頭が1600m以上のダート重賞で勝っていて、5頭は過去の根岸Sの勝ち馬。残りの3頭は、上記のペプチドナイル、エアスピネル、ガイアフォースです。
加えて、連対20頭中、18頭に、地方も含むダート左回りに勝ちがあり、かつ左回り重賞に3着以内がありました。例外の2頭はエアスピネルとガイアフォース。芝も含め、左回りに勝ちがなかったのはガイアフォースのみ。ただ、この馬は左回りは3戦だけで、2着1回とGTでの4、5着があり、ここが初ダートでした。
馬体重ですが、16年2着、17年優勝のノンコノユメだけが450キロ台。あとは476キロ以上となっており、9頭の勝ち馬は494キロ以上。ある程度の馬格は欲しいようです。
牝馬は〔001〕。当日4番人気の馬でした。
年齢別では、4歳〔311〕、5歳〔445〕、6歳〔312〕、7歳〔030〕、8歳〔012〕。
勝つのは4〜6歳の3世代のみです。
過去の好走馬が、年を跨いでも繰り返しの好走を見せるのも特徴のひとつ。
14年優勝のコパノリッキー、翌15年連覇。
15年2着インカンテーション、18年3着。
15年3着ベストウォーリア、17年2着。
16年2着ノンコノユメ、18年優勝。
18年2着ゴールドドリーム、翌19年も2着。
21年優勝のカフェファラオ、翌22年連覇。
今年は23年3着のメイショウハリオ、24年優勝のペプチドナイル、2着のガイアフォースが出走を表明しています。出てきたら、要注目です。

小倉大賞典(日曜・小倉) 芝1800mのハンデ戦、GV。 過去10年、1番人気は〔220〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔310〕。 6番人気以下〔166〕、2ケタ人気馬〔125〕。 馬連3ケタはなく、万馬券2本。 毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内に来ている、波乱のハンデ戦です。 ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。 GUの日経新春杯から〔011〕。 GVの中山金杯から〔311〕。 チャレンジCから〔111〕。 福島記念から〔110〕。 愛知杯(今年は小倉牝馬S)から〔011〕。 その他、GT有馬記念から勝ち馬が。 GTエリザベス女王杯、GV中日新聞杯から2着馬が。 GTジャパンC、GUAJCC、ダートGUの東海S(今年はプロキオンS)、GV京都金杯から3着馬が出ています。 重賞組は人気、着順不問です。 OPから〔122〕。4着以内の馬。 3勝クラスから〔200〕。勝ち馬。 2勝クラスから〔010〕。勝ち馬です。 トップハンデは10年で13頭いて〔221〕。 勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると57キロ。 2着馬は58〜52キロで、平均56.55キロ。 3着馬は57.5〜53キロで、平均56.45キロ。 23年に基礎重量が1キロ増になったので、平均を計算する時だけ、15〜22年のハンデに1キロを加えています。 勝ち馬は54キロ以上、今年で言えば55キロ以上。また、53キロ以下の馬は4頭いますが、そのうち2頭は牝馬の53キロ。牡馬換算なら55キロですから、今年は牡馬の54キロ以下は割引が必要かもしれません。 連対20頭中、19頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は小倉芝での連対率が100%の馬でした。 また、連対20頭中、10頭に重賞勝ちがあり、7頭にOPクラスの勝ちがありました。 勝ち馬10頭で見ると、9頭に重賞連対またはOPクラスでの勝ちがあり、例外の1頭は前走で3勝クラスを勝ち上がった馬です。 牝馬は〔021〕。 年齢別では、4歳〔310〕、5歳〔316〕、6歳〔230〕、7歳〔232〕、8歳〔021〕、9歳〔001〕。 このうち、7歳以上の馬が11頭も馬券に絡んでいて、その人気を低い順に並べてみると、14、11、11、10、9、8、8、6、6、4、2番人気。 その中で、56キロ以上のハンデを背負わされていた馬が9頭いて、このうち7頭が6番人気以下の伏兵なんです。 今年で言えば、57キロ以上のハンデを背負わされた7歳以上の馬で、6番人気以下の低人気だったら“買い”。 覚えておくといいかもしれません。
ダイヤモンドS(土曜・東京) 芝3400mのハンデ戦、GV。 過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔323〕、3番人気は〔012〕。 6番人気以下〔243〕、2ケタ人気馬〔120〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券3本。 毎年1〜3番人気が連に絡んでいますが、大波乱もあり。20年の3連単は16、3、2番人気で355万馬券になっています。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの有馬記念から〔110〕。7着と14着の馬。 エリザベス女王杯から〔010〕。6着馬。 海外GTのメルボルンCから〔010〕。13着馬。 GUのステイヤーズSから〔224〕。4着以内7頭に、3番人気7着馬。 AJCCから〔100〕。12着馬。 日経新春杯から〔002〕。5着馬と5番人気11着馬。 GVの中日新聞杯から〔100〕。5着馬。 中山金杯から〔010〕。13着馬。 OPの万葉Sから〔321〕。掲示板確保の馬。 白富士Sから〔110〕。8着と11着の馬。 3勝クラスから〔103〕。勝ち馬3頭に、4着馬1頭。 2勝クラスから〔010〕。9着馬です。 トップハンデは10年で19頭いて〔520〕。 勝ち馬のハンデは58.5〜54キロで、平均すると56.2キロ。 2着馬は58.5〜50キロで、平均55.2キロ。 3着馬は56〜51キロで、平均55.1キロ。 23年に基礎重量が1キロ増になったので、平均を計算する時だけ、15〜22年のハンデに1キロを加えています。 58キロ以上を背負わされた馬が〔410〕。この5頭はすべて1、2番人気に推されていました。重ハンデの人気馬は、信頼していいということなのかもしれません。 連対20頭中、13頭に芝2400m以上での勝ちがあり、14頭に芝2200m以上での2勝以上がありました。 連対20頭中、重賞勝ち馬は8頭、OPクラスの勝ち馬は9頭です。 牝馬は〔011〕。当日1、2番人気に推された馬です。 また、セン馬の活躍も目立ち〔141〕。 年齢別では、4歳〔322〕、5歳〔232〕、6歳〔325〕、7歳〔120〕、8歳〔111〕。 ベテランも頑張ります。 フェイムゲームが14、15年連覇、16年2着、18年優勝。 ファタモルガーナが15年2着、16年3着。 テーオーロイヤルが22年優勝、24年も優勝と、繰り返しの好走を見せる馬も。 今年は23年3着のシルプロンと、24年3着のワープスピードが出走を予定しています。出てきたら、要注目です。
阪急杯(土曜・京都) 芝1400m戦、GV。 例年は阪神で行われる重賞ですが、今年は京都での施行。外回りでの1戦となります。 データは阪神の過去10年で見ていきましょう。 1番人気は〔411〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔020〕。 6番人気以下〔425〕、2ケタ人気馬〔111〕。 馬連3ケタはなく、万馬券2本。 勝ち馬は1、2番人気か6番人気以下と両極端。波乱の重賞です。 ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。 GTのマイルCSから〔101〕。 GUの阪神Cから〔231〕。 GVの京都金杯から〔211〕。 シルクロードSから〔111〕。 その他、海外GTの香港スプリントから勝ち馬が。 ダートの交流GTJBCスプリント、GU京王杯SCから2着馬が。 GVの京阪杯、東京新聞杯、ダートの根岸Sから3着馬が出ています。 重賞組は人気、着順不問です。 芝のOPから〔122〕。掲示板4頭と、3番人気6着馬。 ダートのOPから〔001〕。5着馬。 3勝クラスから〔210〕。1、2番人気で勝ち上がり、かつ連勝中の馬でした。 連対20頭中、10頭に重賞勝ちがあり、3頭に重賞の2、3着がありました。重賞実績のない7頭中、5頭は近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬。残る2頭は重賞に4着がある17年2着のヒルノデイバイローと、OPクラスに勝ちがある23年2着のダディーズビビッドです。 また、1400m戦にもかかわらず、芝、ダートを含め、1600m以上に勝ちがあった馬が、連対20頭のうち17頭を数えます。残りの3頭は、芝1400mの重賞勝ちがあった24年優勝ウインマーベル。芝1400mの重賞に3着が2回あった16年2着のオメガヴェンデッタ。そして、芝1400mで5勝を挙げていた20年優勝ベストアクターです。 牝馬は〔211〕。 年齢別では、4歳〔231〕、5歳〔335〕、6歳〔322〕、7歳〔221〕、8歳〔001〕。 ベテランも頑張ります。 阪神では逃げ馬が〔310〕。京都に替わってどうかですが、この4頭の人気は1、1、3、7番人気。人気の逃げ馬には注意が必要かもしれません。
 


 
 
Data for Win!……2025.2.14
京都記念(日曜・京都)
芝外回り2200m戦、GU。
21〜23年は阪神での施行。データは京都で行われた、過去7回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔122〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔321〕。
6番人気以下〔201〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
馬券圏内21頭中、20頭が6番人気以内。例外の1頭は9番人気で、3着まででした。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GTのエリザベス女王杯から〔110〕。
菊花賞から〔110〕。
有馬記念から〔102〕。
ジャパンCから〔011〕。
海外GTの香港ヴァーズから〔110〕。
GUのAJCCから〔101〕。
GVの中山金杯から〔110〕。
その他、GTの天皇賞・秋から勝ち馬が。
GUのステイヤーズS、GVのチャレンジCから2着馬が。
GTの天皇賞・春、海外GTの凱旋門賞、ダートGUの東海Sから3着馬が出ています。
馬券圏内21頭の前走は、すべて重賞。
その前走で掲示板を外した馬は8頭いますが、前々走でも掲示板に載れなかったのは、有馬記念からの2頭と、ダートの東海Sからの1頭だけ。この3頭は、京都記念では3着まで。つまり、連対14頭はすべて近2走のいずれかで掲示板を確保していたことになります(4着以内)。
連対14頭すべてにGT出走歴があり、3着以内がなかったのは、15年1着ラブリーデイと2着スズカデヴィアス、24年1着プラダリアと2着ベラジオオペラ。ですが、この4頭には、順に、GV勝ち、OP勝ち、GU勝ち、GU勝ちがありました。
また、連対14頭中、13頭に重賞連対歴があり、なかったのは15年2着のスズカデヴィアスのみ。ただし、この馬にはOP勝ちとGU4着がありました。
距離で見ると、連対14頭すべてに、芝2200m以上での勝ちか、芝2200m以上のGTまたはGUでの掲示板がありました。
牝馬は〔120〕。当日5番人気までに推された馬たちです。
年齢別では、4歳〔362〕、5歳〔403〕、6歳〔001〕、7歳〔011〕。
4、5歳馬がいいようです。

共同通信杯(日曜・東京) 3歳馬による芝1800m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔042〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔511〕。 6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔001〕。 馬連3ケタ3回に、万馬券なし。 1番人気は10年連続で勝てず。3番人気が半数の5勝を挙げています。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの朝日杯FSから〔040〕。勝ち馬2頭に、5着と9着の馬。 ホープフルSから〔100〕。4着馬。 GU(GV時代も含む)の東京スポーツ杯2歳Sから〔102〕。2、3着馬。 GVの京成杯から〔012〕。3、4、10着馬。 京都2歳Sから〔002〕。1着と12着の馬。 シンザン記念から〔001〕。4着馬。 1勝クラスから〔421〕。3着以内の馬。 新馬勝ちから〔332〕。1番人気で勝ち上がった馬が7頭、2番人気1頭。 未勝利勝ちから〔100〕。1番人気で勝ち上がった馬です。 馬券圏内30頭すべて、近2走のいずれかで3着以内でした。 また、ここまで掲示板を外したことがあって連に絡んだのは、16年2着のイモータルのみです。 連対20頭中、18頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残りの2頭はここまで芝1600mのみを走って全勝の馬です。 また、連対20頭中、10頭にOPクラスの4着以内があり、残る10頭はここが初のOPクラスだった馬です。 牝馬は〔000〕。 キャリア4戦以上の馬は2着までとなっています。 過去10年、共同通信杯勝ち馬から3頭、2着馬から2頭の皐月賞馬が誕生しています。 春に向けて、必見の3歳重賞です。
クイーンC(土曜・東京) 3歳牝馬による芝1600m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔412〕、2番人気は〔421〕、3番人気は〔122〕。 6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬〔001〕。 馬連3ケタ4回に、万馬券なし。 1〜3番人気で9勝。残る1勝は6番人気が挙げており、その時も2着は2番人気でした。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの阪神JFから〔224〕。人気、着順は不問。 GVのフェアリーSから〔121〕。2着馬2頭に、1番人気6着と12番人気9着の馬。 京都2歳Sから〔100〕。2着馬。 ファンタジーSから〔010〕。2着馬。 アルテミスSから〔001〕。2着馬。 シンザン記念から〔001〕。4着馬。 1勝クラスから〔311〕。勝ち馬4頭に、2着馬1頭。 新馬勝ちから〔131〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。 未勝利勝ちから〔211〕。1番人気で勝ち上がった馬です。 前走の距離を見ると、芝1600mからが最もよく〔798〕。その他、芝1400mから〔011〕、芝1800mから〔101〕、芝2000mから〔200〕。距離延長組は2頭だけで、2着までとなっています。 馬券圏内30頭中、近2走のいずれかで連対していた馬が29頭。どちらも連に絡めなかった馬は3着に1頭のみ。牝馬だけに、好調の波は重要なのかもしれません。 連対20頭すべてに、芝1600m以上での連対歴がありました。 また、連対20頭中、12頭に1勝クラス以上での連対歴があり、7頭は新馬、未勝利勝ちから。 残る1頭は、初勝利後の初戦が初重賞で、1番人気6着に敗れた18年1着のテトラドラクマです。 キャリア5戦以上は2着までとなっています。 最後に“オカルト”ネタですが、6番枠の馬が〔411〕、9番枠の馬が〔231〕。どちらも馬券に絡まなかったのは、昨年24年だけです。 迷った時に頼ってみてはいかが?
 


 
 
Data for Win!……2025.2.7
東京新聞杯(日曜・東京)
芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔112〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔301〕。
6番人気以下〔153〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のマイル重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GTのエリザベス女王杯から〔112〕。
マイルCSから〔201〕。
GUの阪神Cから〔002〕。
GVの京都金杯から〔113〕。
中山金杯から〔101〕。
その他、GTの菊花賞、秋華賞、海外GTのブリーダーズCマイルから2着馬が。
GVのターコイズS、中日新聞杯から3着馬が出ています。
OPのキャピタルSから〔020〕。共に2番人気2着馬と9着馬。
ニューイヤーSから〔011〕。2番人気9着馬と1番人気1着馬。
3勝クラスから〔410〕。すべて勝ち馬でした。
馬券圏内30頭のうち、芝1400mの阪神Cからの2頭以外は、芝1600mのレースからです。
コースで見ると、連対20頭すべてに左回りでの勝ちがありました。
また、15頭に東京芝での勝ちがあり、2頭には東京芝のOPクラスに3着以内がありました。残る3頭のうち、2頭は東京芝が初または1走のみの馬。1頭は3走して2着が1回の馬です。
距離で見ると、連対20頭中17頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭には芝1600mの重賞2着がありました。残る1頭は芝1600mが初めてで、芝2000mの重賞に勝ちがあった馬です。
重賞実績では、連対20頭中14頭に重賞連対歴があり、1頭にOPクラス勝ちがありました。残りの5頭は、近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。
牝馬は〔342〕。GT連対歴を持つ馬が5頭。また、20年2着、21年3着のシャドウディーヴァにはGU2着があり、23年3着のプレサージュリフトにはGV勝ちがありました。牝馬の好走に重賞実績は欠かせないようです。
例外の1頭は19年2着のレッドオルガ。この馬、前走が初の重賞(ターコイズS6着)で、ここが2度目の重賞挑戦でした。
年齢別では、4歳〔455〕、5歳〔224〕、6歳〔311〕、7歳〔120〕。
まんべんなくのイメージでしょうか。
差し、追い込みの活躍が顕著ですが、逃げ馬も〔310〕。この4頭は3〜5番人気の馬。このあたりの支持を集めた逃げ馬には注意が必要です。
近年はリピーターが多く、20年2着のシャドウディーヴァ、21年3着。
21年勝ったカラテ、22年3着。
23年勝ったウインカーネリアン、24年2着。
今年は、昨年勝ったサクラトゥジュールが出走予定。要注目です。

きさらぎ賞(日曜・京都) 3歳馬による芝1800m戦、GV。 21〜23年は中京での施行。従いまして、データは過去7回で見ていきたいと思います。 1番人気は〔311〕、2番人気は〔022〕、3番人気は〔101〕。 6番人気以下〔222〕、2ケタ人気馬〔010〕。 馬連3ケタ3回に、万馬券なし。 毎年1〜4番人気が連に絡んでいます。 ステップレースを見ていきましょう。 GTの朝日杯FSから〔102〕。人気、着順は不問。 GV時代(現GU)の東京スポーツ杯2歳Sから〔001〕。2着馬。 GVのシンザン記念から〔110〕。3着馬。 1勝クラスから〔352〕。勝ち馬7頭に、2着馬2頭、3着馬1頭。 新馬勝ちから〔211〕。2番人気までで勝ち上がった馬。 未勝利勝ちから〔001〕。2番人気で勝ち上がった馬です。 馬券圏内21頭すべて、前走がGTなら人気、着順は不問。GU以下なら3着以内必須です。 連対14頭中、13頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、残る1頭には芝1600mでの勝ちがありました。 また、勝ち馬7頭中、新馬勝ちからの2頭を除く5頭には、OPクラス3着以内または1勝クラスでの勝ちがありました。 牝馬は〔100〕。ここまで2戦2勝で、当日は1番人気に推されていました。 キャリア6戦以上の馬の馬券圏内はありません。 スローの瞬発力勝負になることが多く、そういう競馬に向くタイプを選びたいレースです。
 


 
 
Data for Win!……2025.1.29
根岸S(日曜・東京)
ダート1400m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔620〕、2番人気は〔124〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
10回中、9回で1または2番人気が連対。残る1回も4番人気が2着ですから、軸は人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
GTのチャンピオンズCから〔213〕。人気、着順は不問。
芝GTのマイルCSから〔100〕。14着馬。
交流GTのJBCスプリントから〔010〕。2着馬。
GVの武蔵野Sから〔321〕。3着以内4頭に、4着と14着の馬。
カペラSから〔210〕。連対馬。
交流GVの兵庫ゴールドTから〔100〕。勝ち馬。
OPから〔056〕。3着以内の馬。
3勝クラスから〔100〕。1番人気1着馬です。
OPからの勝ち馬はなく、2着まで。
3勝クラスからの1頭は、24年の勝ち馬エンペラーワケア。この馬、ここまでダートで5戦4勝2着1回と連対パーフェクト。加えて、連勝の勢いがありました。
連対20頭で見ると、近2走のいずれかで連対していた馬が17頭。3着のある馬が2頭に、4着のある馬が1頭。
これを馬券圏内30頭に広げても、すべて近2走のいずれかで掲示板を確保していました。近走好走は、重要なポイントのようです。
連対20頭中、16頭にダート1400mでの勝ちがあり、2頭はダート1600mの勝ち馬(18年1着ノンコノユメ、23年2着ギルデッドミラー)、1頭はダート1200mの重賞勝ち馬(19年1着コパノキッキング)です。残る1頭は、ここが初ダートの馬(20年1着モズアスコット)でした。
また、連対20頭中、17頭にダート重賞の連対またはOPクラスでの勝ちがあり、1頭にはダート重賞3着がありました(16年1着モーニン)。残る2頭のうち1頭は、ここが初ダートだった20年1着のモズアスコットですが、この馬には芝GTの安田記念勝ちがありました。もう1頭は24年1着のエンペラーワケアですが、前述のような戦績で、ここが初のOPクラスでした。
OPクラスでの好走歴、もしくはそれに匹敵するような勢いが必要ということでしょう。
牝馬は〔010〕。
セン馬は〔220〕。
また、関西馬が〔8109〕、関東馬が〔201〕。関西馬が優勢です。
年齢別では、4歳〔322〕、5歳〔322〕、6歳〔333〕、7歳〔010〕、8歳〔023〕。
4〜6歳が中心ですが、2、3着に5頭いる8歳馬に注目。その人気は6、9、10、10、15番人気ですから、人気薄の8歳馬を穴と狙ってみるのも面白いかと思います。

シルクロードS(日曜・京都) 芝内回り1200mのハンデ戦、GV。 21〜23年は中京での施行。従いまして、データは京都で行われた過去7回で見ていきたいと思います。 1番人気は〔110〕、2番人気は〔300〕、3番人気は〔211〕。 6番人気以下〔026〕、2ケタ人気馬〔014〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券なし。 勝ち馬は4番人気まで。ただし、3着はに7回中6回で7番人気以下の伏兵が。穴党は3着に穴狙いでしょうか。 ステップレースを見ていきましょう。 GTのスプリンターズSから〔100〕。12着馬。 GUの阪神Cから〔210〕。4着以内の馬。 富士Sから〔001〕。6着馬。 スワンSから〔001〕。17着馬。 GVの京阪杯から〔320〕。掲示板4頭に、7着馬1頭。 OPの淀短距離Sから〔133〕。3着以内5頭に、2番人気5着と4番人気8着の馬。 ラピスラズリSから〔001〕。3着馬。 3勝クラスから〔011〕。2、3番人気で勝った馬です。 トップハンデは7回で9頭いて〔120〕。 勝ち馬のハンデは57.5〜55キロで、平均すると57.43キロ。 2着馬は58〜53キロで、平均56.43キロ。 3着馬は57〜54キロで、平均56.29キロ。 23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均を出す時のみ、15〜20年のハンデに1キロ加えて計算しています。 55キロでの優勝は2頭いますが、どちらも牝馬。牡馬は56.5キロ以上。従って、勝ち馬のハンデは牡馬なら57.5キロ以上、牝馬は56キロ以上となります。 2着で見ても、牡馬は55キロ以上、牝馬は53キロ以上。こちらも1キロ増で、牡馬なら56キロ以上、牝馬なら54キロ以上に。 重いハンデは実力の証しと言ったところでしょうか。 連対14頭中、12頭に芝1200mでの勝ちがあり、1頭には芝1400mでの勝ちとダート1200mでの勝ちが(24年1着ルガル)、また1頭には芝1400mでの勝ちと芝1200mの重賞2着がありました(24年2着アグリ)。 また、連対14頭中、12頭に芝1200mの重賞連対歴またはOPクラスでの勝ちがあり、残る2頭のうち1頭には芝1400mの重賞3着がありました。もう1頭は前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。 ちなみに、勝ち馬7頭には、すべて重賞連対歴がありました。 前走の距離を見てみると、1200mが〔565〕、1400mが〔211〕、1600mが〔001〕。同距離がいあようです。 また、所属別では、関西馬が〔754〕と、関東馬の〔023〕を圧倒しています。 年齢別では、4歳〔321〕、5歳〔132〕、6歳〔222〕、7歳〔100〕、8歳〔001〕、9歳〔001〕。 4〜6歳の3世代が中心ですが、8歳と9歳で3着に来た2頭は共に12番人気。3着穴狙いは高齢馬が面白いかもしれません。
 


 
 
Data for Win!……2025.1.24
AJCC(日曜・中山)
芝2200m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔222〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年1〜3番人気が馬券圏内に。一方で、伏兵の台頭にも注意が必要です。
ステップレースは実に様々。まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
GTの菊花賞から〔130〕。
ジャパンCから〔002〕。
GUのアルゼンチン共和国杯から〔101〕。
GVの中日新聞杯から〔113〕。
チャレンジCから〔030〕。
福島記念から〔020〕。
その他、GTの有馬記念、天皇賞・春、天皇賞・秋、海外GTの凱旋門賞、GUのステイヤーズSから勝ち馬が。
GVの中山金杯から3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPのディセンバーSから〔010〕。2着馬。
3勝クラスから〔102〕。こちらはすべて勝ち馬です。
12月施行時の金鯱賞組も含め、連対20頭のすべてが、前走芝2000m以上のレースを走っていました。
これを3着で見ても、例外は24年のクロミナンスのみ。この馬だけが、芝1800mからでした。
連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、残る7頭にも重賞2、3着がありました。
ただし、GT馬の優勝は20年のブラストワンピースだけです。
牝馬は〔001〕。
年齢別では4歳〔242〕、5歳〔313〕、6歳〔413〕、7歳〔131〕、8歳〔011〕。
ベテランの頑張りに注意が必要です。

プロキオンS(日曜・中京) ダート1800m戦、GU。 7月施行のダート重賞が、同距離、同格付けの東海Sと入れ替わる形で行われることになったレース。 その東海Sも昨年は京都での施行。従いまして、データは中京で行われた過去9回の東海Sで見ていきたいと思います。 1番人気は〔422〕、2番人気は〔320〕、3番人気は〔013〕。 6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬。〔022〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 毎年1、2番人気のいずれかが連絡み。特に1番人気は、9回中8回で馬券圏内に来ています。 ちなみに京都で行われた昨年24年も、2番人気と1番人気のワンツーでした。 ステップレースを見ていきましょう。 GTのチャンピオンズCから〔234〕。人気、着順は不問。 交流GTの東京大賞典から〔100〕。2着馬。 交流GUの名古屋GPから〔010〕。勝ち馬。 GVの武蔵野Sから〔101〕。11着馬と4着馬。 みやこSから〔030〕。人気、着順は不問。 交流GVのクイーン賞から〔001〕。5着馬。 OPから〔323〕。4着以内7頭に、4番人気12着馬。 3勝クラスから〔200〕。1番人気1着馬です。 馬券圏内27頭中、26頭の前走が、11月もしくは12月。例外の1頭は昨年5月以来でしたが、こちらは3着までとなっています。 連対18頭中、9頭に交流も含めた重賞勝ちがあり、4頭にOPクラスでの勝ちがありました。 また、連対18頭すべてに、ダート1800mでの勝ちがありました。 加えて、13頭はダート1800m以上で3勝以上を挙げており、距離の幅を広げると、16頭がダート1700〜2000mで4勝以上を挙げていました。 牝馬は〔001〕。 年齢別では、4歳〔111〕、5歳〔532〕、6歳〔225〕、7歳〔121〕、8歳〔010〕。 5歳馬がいいようです。
小倉牝馬S(土曜・小倉) 牝馬限定のハンデ戦。芝2000m戦、GV。 同じ芝2000mのハンデ戦だった愛知杯に替わって施行される、今年新設の重賞です。 その愛知杯が1月の小倉で行われたのが2回あります。20年と24年。その2年の結果を記しておきたいと思います。 20年は9、5、11番人気の1〜3着で、馬連12500円。 24年は1、8、2番人気で、馬連2620円。 波乱の様相を示しています。 ステップレースは様々で、GTを含む重賞から、3勝クラスのダート6着という馬も。前走の人気、着順は不問です。 ただ、1頭を除き、5頭には重賞3着以内、またはOPクラスの連対歴がありました。 例外の1頭は、24年の勝ち馬ミッキーゴージャスで、6戦4勝、重賞はオークスの14着のみ。前走3勝クラスを勝ち、当日1番人気に推されていました。 OPクラスの実績、もしくはそれを上回る勢いが必要ということでしょう。 ハンデは、20年が56、53、52キロ。 24年が54、53、55キロ。 23年に基礎重量が1キロ増になっているので、20年は57、54、53キロに換算できるかと。 年齢で見ると、20年が7、6、7歳。 24年が4、6、5歳。 ベテランも頑張ります。 最後に開幕週でも差し、追い込みが決まっていました。小回り向きの、牝馬らしいキレを持つ馬を狙いたいところです。
 


 
 
Data for Win!……2025.1.16
日経新春杯(日曜・中京)
芝2200mのハンデ戦、GU。
例年は京都芝2400での施行ですが、今年は21〜23年に続き、中京の芝2200mで行われます。
データは中京施行時の3回を中心に見ていきたいと思います。
21年は7、13、4番人気の1〜3着で、馬連58060円。
22年は3、1、9番人気で、馬連580円。
23年は2、10、4番人気で、馬連8410円。
毎年7番人気以下の馬が馬券圏内にいるように、波乱のハンデ戦となっています。
そのハンデを見ると、21年は53、52、56キロの1〜3着。
22年は55、57、54キロ。
基礎重量が1キロ増えた23年は59、55、56キロ。
ちなみに22年の2着と、23年の1着はトップハンデの馬。逆に21年の1着は格上挑戦だった53キロの馬。2着は52キロの牝馬。
重いハンデの馬も、軽ハンデの馬も好走する傾向にあるのは、京都施行時と同じです。
馬券圏内9頭すべてに芝2000m以上での勝ちがあり、5頭には2200m以上での勝ちが、3頭には芝2000m以上の重賞に3着以内がありました。例外は22年3着のヤシャマルのみ。
芝2200m以上での勝ち、または重賞3着以内というのは、京都施行時の連対馬にも必須ではありませんが、あればいい項目でした。
過去10年で見ても、前走GTから5勝、GUから2勝、3勝クラスから3勝と、この3つからしか勝ち馬は出ていません。
また、22、23年、京都施行の昨24年を含め、近3年は前走GT出走馬が馬券圏内に2頭ずつ来ています。そのうち5頭は4歳馬だというのを覚えておくといいかもしれません。
ちなみに中京施行の3回では、馬券圏内9頭中、7頭が496キロ以上の大型馬。残る2頭は464キロと、458キロ(牝馬)でした。この時期の中京の芝は、パワーが必要なのかもしれません。

京成杯(日曜・中山) 3歳馬による芝2000m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔321〕、2番人気は〔141〕、3番人気は〔101〕。 6番人気以下〔237〕、2ケタ人気馬〔001〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内に来る、波乱含みの3歳重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 GTのホープフルSから〔101〕。11着と6着の馬。 GU時代のホープフルSから〔011〕。こちらは3着と2着の馬。 GVの京都2歳Sから〔110〕。4着と5着の馬。 OPの萩Sから〔100〕。5着馬。 ジュニアCから〔010〕。7着馬。 1勝クラスの葉牡丹賞から〔212〕。連対4頭に、4着馬1頭。 エリカ賞から〔102〕。3着以内の馬。 百日草特別から〔010〕。勝ち馬。 新馬勝ちから〔412〕。3番人気までで勝ち上がった馬が6頭に、6番人気だった馬が1頭。 未勝利勝ちから〔042〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。 ちなみに、前走1勝クラスで勝ち馬から0秒3以上離されていた馬は、3着に1頭のみです。 馬券圏内30頭中、29頭が前走で芝1800mまたは2000mを走っていました。例外の1頭は芝1600mからですが、芝1800mに勝ちがありました。 馬券圏内30頭中、29頭は近2走のいずれかに勝ちがあり、例外の1頭にも2着がありました。凡走が続く馬の巻き返しは難しいようです。 連対20頭すべてに芝1800m以上での勝ちがありました。 牝馬は〔010〕。当日1番人気に推されていました。 キャリア4戦の馬は2着まで、5戦以上の馬は3着に1頭だけ。 キャリア1〜3戦の馬で〔1089〕となっています。
 


 
 
Data for Win!……2025.1.9
フェアリーS(日曜・中山)
明け3歳の牝馬による芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔020〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔376〕、2ケタ人気馬〔310〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
勝つのは5番人気以内か、2ケタ人気の馬。1、2番人気が大不振という、波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
GTの阪神ジュベナイルフィリーズから〔100〕。14着馬。
GUの京王杯2歳Sから〔001〕。3着馬。
GVのアルテミスSから〔101〕。13着と6着の馬。
京都2歳Sから〔100〕。8着馬。
1勝クラスから〔381〕。4着以内10頭に、8着と9着の馬。ただし、この掲示板外しの2頭は15、16年のもの。近8年の好走馬10頭は、4着以内を確保しています。
新馬勝ちから〔005〕。4番人気までで勝ち上がった馬。
芝の未勝利勝ちから〔421〕。4番人気までで勝ち上がった馬。
ダートの未勝利勝ちから〔001〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
前走重賞組は5頭。掲示板外しも4頭いますが、5頭すべて、前々走は1着の馬です。
連対20頭中、19頭が重賞連対歴もOP勝ちもない馬。例外の1頭は23年の勝ち馬キタウイング(GV新潟2歳S優勝)です。
また、連対20頭中、13頭に芝1600m以上での勝ちがあり、4頭に1勝クラス以上の芝1600m戦に4着以内がありました。残る3頭中、2頭は芝1600m戦が初めてで、芝1400mに連対歴があった馬。1頭は芝1600m戦が新馬の1回だけで、その時4着だった馬です。
関東馬〔9810〕、関西馬〔120〕。関東馬が関西馬を圧倒しています。
キャリアは不問です。
距離もそうですが、1勝クラスを勝ち上がれない馬でも好走できてしまうあたりに、このレースの難しさがあるようです。
2着の10頭に着目すると、1勝クラスから8頭、未勝利勝ちから2頭。ゆえに2着には、“4番人気以内で1勝クラスを4着以内”、または“4番人気以内で未勝利を勝ち上がった”馬の中から、伏兵をえらんで狙ってみると面白いかも?
さらに、10年の中で9回は1〜4番枠の馬が馬券に絡んでいます。特に1番枠の馬は6回も来ています。内枠有利を覚えておくといいかもしれません。

シンザン記念(月曜・中京) 明け3歳馬による芝1600m戦、GV。 例年は京都での施行ですが、今年は21〜23年に続き、中京で行われます。 データは中京施行時の3回で見ていきたいと思います。 21年は4、8、2番人気の1〜3着で、馬連11980円。 22年は4、2、3番人気で、馬連2020円。 23年は2、3、4番人気で、馬連970円。 ちなみに、23年は7頭立てでした。 毎年2番人気と4番人気の馬が馬券圏内に。実は、1、2番人気のいずれかが馬券圏内に来ているのは、京都も含む過去10年で見てもそうなんです。 馬券圏内9頭中、8頭が芝1400、1600、1800mで勝ち、例外の1頭には芝1400mのGU京王杯2歳Sに4着がありました。 また、馬券圏内9頭すべてが、芝の左回りに連対歴があるか、左回りが初めてか、右回りも含む重賞での掲示板がありました。 ここまで掲示板を外したことがあったのは、22年3着のバスラットレオンのみ。GV京都2歳S6着がそれです。 牝馬は〔100〕。過去10年で見ても、牝馬は前走1番人気1着馬のみが、馬券に絡めています。 キャリアは1〜4戦まで。 馬券圏内9頭すべて関西馬。関東からの参戦が、圧倒的に少ないのもありそうです。 4コーナーを3番手以内で回った馬が、21年は2頭、22年は1頭、23年は2頭、馬券に絡んでいます。 芝外回りで行われる京都では差し、追い込みもよく決まっていましたが、逃げ馬も1勝、2着1頭。中京では先行馬に注意が必要です。
 


 
 
Data for Win!……2025.1.2
中山金杯(日曜・中山)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔412〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔065〕、2ケタ人気馬〔003〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
勝つのは5番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
GTのマイルCSから〔110〕。9着と7着の馬。
エリザベス女王杯から〔020〕。10着と11着の馬。
菊花賞から〔001〕。15着馬。
GUのアルゼンチン共和国杯から〔100〕。3着馬。
GVのチャレンジC(芝1800m時代も含む)から〔224〕。掲示板4頭に、7着と12着の馬。
福島記念から〔110〕。勝ち馬。
OPのディセンバーSから〔122〕。掲示板確保の馬。
リゲルSから〔100〕。3着馬。
アンドロメダSから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔212〕。すべて芝2000m戦での勝ち馬です。
前走がGTなら、人気、着順は不問。GU以下なら、掲示板は欲しいところ。
12月施行時の金鯱賞を除き、例外は20年3着のテリトーリアルと、24年勝ったリカンカブールの2頭ですが、この2頭も前々走は1着でした。
トップハンデは10年で12頭いて〔221〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると57.05キロ。
2着馬は58〜53キロで、平均56.35キロ。
3着馬は57.5〜53キロで、平均56.3キロ。
ちなみに、23年から基礎重量が1キロ増になったので、平均を算出する時だけ、15〜22年のハンデにそれぞれ1キロずつ加えています。
勝ち馬は54キロ以上、今なら55キロ以上。馬券圏内は53キロ以上、今なら54キロ以上となります。
連対20頭すべてに、芝1800mまたは2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中10頭に重賞勝ちがあり、残る10頭にも重賞掲示板がありました。
牝馬は〔020〕。共に前走はエリザベス女王杯2ケタ着順の馬です。
年齢別では、4歳〔332〕、5歳〔432〕、6歳〔243〕、7歳〔103〕。
まんべんなくのイメージでしょうか。
最後に、勝ち馬10頭すべてが、11番枠より内の馬。そのうち9頭が1ケタ馬番。内枠優勢を覚えておくとよさそうです。

京都金杯(日曜・中京) 芝1600mのハンデ戦、GV。 その名の通り、通常は京都での施行ですが、今年は21〜23年に続き、中京で行われます。 データは中京施行時の3回で見ていきたいと思います。 21年は12、2、14番人気の1〜3着で、馬連8950円。 22年は7、11、2番人気で、馬連14680円。 23年は5、4、2番人気で、馬連2280円。 ちなみに、21年の3連単は122万馬券。22年は19万馬券。 波乱のハンデ戦です。 そのハンデですが、23年3着のプレサージュリフトが牝馬で54キロ、牡馬換算なら56キロ。 この馬を除く、8頭が56キロ以上。22年の57.5キロは今なら58.5キロ。従いまして、馬券圏内は58.5〜56キロ(牝馬は54キロ)となります。 トップハンデは8頭いて 〔110〕。23年にワンツーを決めています。 21年2着のピースワンパラディ以外は、すべて前走掲示板外しの馬。 また、馬券圏内9頭すべてに左回りの芝に勝ちがあり、加えて芝1600mにも勝ちがありました。 さらに、馬券圏内9頭すべてに、芝1400〜1800mのOPクラスでの勝ちがあり、そのうち5頭には重賞勝ちがありました。 牝馬は〔001〕。 年齢別では、4歳〔001〕、5歳〔210〕、6歳〔112〕、7歳〔000〕、8歳〔010〕。 ひとつ京都と大きく違うのは、関東馬が好走を見せること。京都での15〜20年と24年では、関東馬は3着に1頭のみですが、中京の3年で関東馬が〔221〕。 輸送の距離など、何か理由はあるはず。関東馬の激走に、注意が必要です。