今週の重賞データ……2023.9.28
スプリンターズS(日曜・中山)
秋のGTシーズン開幕戦。芝1200m戦、GT。
新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔501〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔220〕。
6番人気以下〔137〕、2ケタ人気馬〔024〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
9回のうち8回で、1〜3番人気が優勝。その一方で、7番人気以下の馬が馬券に絡まなかったのも1回だけ。特に3着には、7番人気以下が7頭も来ています。
ステップレースを見ていきましょう。
最も好相性なのが、セントウルS組で〔542〕。連対9頭は3番人気以内で4着までの馬。3着の2頭は5着と7着の馬でした。
安田記念から〔211〕。人気、着順は不問。
高松宮記念から〔010〕。2着馬。
ヴィクトリアマイルから〔010〕。3番人気11着馬。
北九州記念から〔111〕。人気、着順は不問。
CBC賞から〔100〕。勝ち馬。
キーンランドCから〔013〕。4着以内の馬。
OPの朱鷺Sから〔001〕。1番人気1着馬。
パラダイスSから〔001〕。1番人気5着馬です。
馬券圏内27頭の中で、前走で掲示板をはずしていたのは5頭だけ。このうち4頭は前々走で掲示板を確保していました。
例外は22年勝ったジャンダルムのみです。
連対18頭中、17頭に重賞勝ちがあり、残る1頭にも芝1200mの重賞2着がありました(18年2着ラブカンプー)。
その17頭の重賞勝ち馬のうち、芝1200mの重賞勝ち馬は13頭。
3頭は、同年の高松宮記念2着馬(16年2着ミッキーアイル、17年2着レッツゴードンキ、20年優勝グランアレグリア)。
残る1頭は、同年の芝1200mの重賞に2着が2回ありました(21年優勝ピクシーナイト)。
勝ち馬9頭すべてに同年の重賞勝ちがあり、中山芝で2戦以上して勝ちがない馬の優勝はありません。
牝馬は〔244〕。
逃げ馬は2着まで。
年齢別で見ると、3歳〔121〕、4歳〔233〕、5歳〔331〕、6歳〔203〕、7歳〔111〕。
まんべんなくのイメージでしょうか。
なお、勝ち馬9頭中8頭までが、馬番2〜10番の馬。もう1頭は13番枠。
4番人気以下で2ケタ馬番だった馬は、3着に1頭いるだけです。
内枠有利を、少し頭の中に置いておきたいところです。

シリウスS(土曜・阪神) ダート2000mのハンデ戦、GV。 中京で行われた20〜22年を除く、データは過去7回です。 1番人気は〔210〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔122〕。 6番人気以下〔222〕、2ケタ人気は〔100〕。 馬連3ケタ3回に、万馬券1本。 波乱含みのハンデ重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 交流GTのジャパンダートダービーから〔100〕。 エルムSから〔102〕。 レパードSから〔100〕。 交流GVのマーキュリーCから〔100〕。 平安Sから〔022〕。 前走重賞組10頭のうち、掲示板を外していたのは1頭だけ。その1頭も前走の人気は2番人気でした。 OPから〔233〕。勝ち馬4頭に、1番人気3頭。例外として、12番人気7着という馬がいます。 3勝クラスから〔120〕。こちらはすべて勝ち馬でした。 馬券圏内21頭のうち、20頭までもが、前走の着順または人気が“4”以内。取捨選択の基準にできるかもしれません。 トップハンデは7年で12頭いて〔012〕。 勝ち馬のハンデは57.5〜53キロで、平均すると54.93キロ。 2着馬は58〜54キロで、平均56.07キロ。 3着馬は58.5〜54キロで、平均56.64キロ。 57.5キロ以上の馬が〔124〕と頑張っていますが、トップハンデと58キロ以上は2着まで。今年は“59キロ以上”になりますか。 また、3→2→1着の順にハンデが軽くなっているのも特徴のひとつです。 牝馬は〔000〕。 年齢別に見ておくと、3歳〔210〕、4歳〔203〕、5歳〔230〕、6歳〔124〕、7歳〔010〕。 3〜6歳でまんべんなくの感。 実は、馬券圏内21頭中、近2走のいずれかに勝ちがある馬が、3分の2にあたる14頭。このうち、OPまたは3勝クラスを勝った馬が11頭です。勢いがあれば通用のハンデ重賞かもしれません。穴に狙ってみてはいかがですか?
 


 
 
今週の重賞データ……2023.9.22
オールカマー(日曜・中山)
芝2200m戦、GU。
新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔133〕。
6番人気以下〔114〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ2回、万馬券1本。
昨年こそ、5、6、7番人気の1〜3着でしたが、それ以前は毎年1〜3番人気が連に絡む堅めの重賞でした。今年はどちらのオールカマー?
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
宝塚記念から〔222〕。
天皇賞・春から〔200〕。
海外GTのクイーンエリザベスU世Cから〔011〕。
目黒記念から〔002〕。
小倉記念から〔110〕。
その他、ヴィクトリアマイル、海外GTのドバイシーマクラシック、新潟大賞典、マーメイドSから勝ち馬が。
安田記念、京都記念、札幌記念、七夕賞から2着馬が。
AJCCから3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPの札幌日経OPから〔001〕。4着馬。
福島テレビOPから〔001〕。2番人気6着馬。
3勝クラスから〔010〕。1番人気1着馬でした。
馬券圏内27頭中、前走の着順または人気が“5”以内だった馬が25頭。残る2頭は宝塚記念7、8着馬。取捨選択のカギとなる数字は“5”かもしれません。
連対18頭すべてに、芝2000〜2200mでの勝ち、または同距離重賞の2着がありました。
また、連対18頭中、16頭に重賞連対歴があり、そのうち重賞勝ち馬は13頭。重賞に連対がなかった2頭は、重賞3着を持つ22年2着のロバートソンキーと、中山3勝とコース巧者の13年優勝馬ヴェルデグリーンです。
中山の芝に勝ちがあったのは10頭。中山芝の重賞に5着以内があったのが4頭。3頭はここが初の中山の芝で、中山芝に出走歴がありながら好走がなかったのは16年2着のサトノノブレスのみです。
年齢別に見ていくと、3歳の出走はなく、4歳〔442〕、5歳〔535〕、6歳〔021〕、7歳〔001〕。
5歳と4歳の2世代が中心のよう。
牝馬は〔531〕。すべて重賞連対歴がありました。
オールカマーは“なんでもこい”の意味。レース名とは裏腹に格がモノを言うGUなんですが、現在4年連続で、前走GT(宝塚記念、天皇賞・春)掲示板組が1番人気で敗れています。このあたりに、好配当をゲットするためのヒントが隠れているかもしれません。

神戸新聞杯(日曜・阪神) 3歳馬による菊花賞TR。芝2400m戦、GU。 上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。 中京で行われた20〜22年を除く、データは過去7回です。 1番人気は〔510〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔112〕。 6番人気以下〔033〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。 馬連3ケタ4回に、万馬券なし。 勝つのは1〜3番人気ですから、堅めのTRです。 ステップレースを見ていきましょう。 ダービー組が圧倒的で〔642〕。4着以内9頭に、9、10、11着の馬。掲示板外しの3頭は、すべて前々走で重賞2着。ただし、神戸新聞杯では2着までとなっています。 ラジオNIKKEI賞から〔001〕。2着馬。 OPの若葉Sから〔001〕。2着馬。 白百合Sから〔001〕。2番人気7着馬。 3勝クラスから〔100〕。勝ち馬。 2勝クラスから〔032〕。連対馬です。 連対14頭すべてに、OPクラスへの出走歴がありました。 また、当日6番人気以下で馬券に絡んだのは6頭。そのうち前走ダービー出走馬は1頭、14年2着のサウンズオブアースしかいません。残る5頭の多くがいわゆる“夏の上がり馬”。TRらしく、何とか権利をと、狙ってくる馬の2、3着に注意が必要です。 勝ち馬はダービー4着以内か、古馬混合の3勝クラス勝ち馬。ハードルは高めに設定してよさそうです。 キャリア4戦以下は3着まで。逆に、10戦以上の馬券圏内はありません。 中京で行われた21年、ダービー馬シャフリヤールがキャリア4戦で挑んで4着。22年は、デビュー2戦2勝のパラレルヴィジョンが7着。1番人気の馬がキャリアの壁にぶつかって敗れています。 今年もキャリアの浅い馬が人気上位になりそうですが、果たしてジンクスを破ることができるのか?注目です。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.9.14
セントライト記念(月曜・中山)
3歳馬による菊花賞TR。芝2200m戦、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔240〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔203〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券2本。
近7年は、1または2番人気が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
ダービーから〔453〕。人気、着順は不問です。
ホープフルSから〔001〕。2着馬。
青葉賞から〔001〕。7着馬。
ラジオNIKKEI賞から〔211〕。勝ち馬2頭に、1番人気6着と5番人気12着馬。
OPのプリンシパルSから〔001〕。勝ち馬。
2勝クラスから〔130〕。勝ち馬2頭に、3着と4着の馬。
1勝クラスから〔202〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。
連対18頭中、16頭に芝2000m以上での勝ちがありました。残り2頭のうち、1頭には芝1800mの重賞勝ちがあり(15年2着ミュゼエイリアン)、もう1頭には芝1800m2勝+中山芝2200mに出走歴がありました(13年優勝ユールシンギング)。
勝ち馬9頭で見ると、重賞勝ちは5頭。残る4頭中、3頭に中山芝2200mへの出走歴があり、1頭には芝2000mでの2勝がありました。
キャリアは不問です。
12頭を馬券圏内に送り出しているダービー組ですが、このうち10頭が皐月賞とダービーの両方走っていた馬。
現在、8年連続で皐月賞またはダービーに出走した馬が連対しています。
中心はクラシック出走馬と覚えておいて下さい。

ローズS(日曜・阪神) 3歳牝馬による秋華賞TR。芝1800m戦、GU。 上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。 中京で行われた20〜22年を除く、データは過去7回です。 1番人気は〔310〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔001〕。 6番人気以下〔254〕、2ケタ人気馬〔022〕。 馬連3ケタはなく、万馬券2本。 毎年、6番人気以下の伏兵が1頭は馬券圏内に来る、波乱含みのTRです。 ステップレースを見ていきましょう。 オークスから〔522〕。掲示板7頭に、13着と15着の馬。 フローラSから〔010〕。14着馬。 2勝クラスから〔014〕。3番人気までで4着以内の馬が4頭に、1番人気6着馬。 1勝クラスから〔221〕。4番人気までで勝った馬。 未勝利から〔010〕。1番人気で勝ち上がった馬です。 連対14頭中、掲示板外しは3頭。これらの馬はオークス、フローラSからの馬ですが、3頭すべてに重賞3着以内がありました。 連対14頭中、10頭に芝1800m以上での勝ちがあり、残りの4頭にも芝1600mでの勝ちがありました。 また、馬券圏内21頭中、重賞出走歴のある馬が17頭。そのうち、重賞3着以内のある馬が12頭。 重賞重賞歴を持たずに馬券に絡んだ4頭は、前走古馬混合の条件戦勝ち(3頭)か、未勝利勝ち即(1頭)の馬でした。 キャリア8戦以上は2着まで。 関東馬は〔101〕。この2頭には、共に重賞勝ちがありました。 12頭を馬券圏内に送り出しているオークス組ですが、2ケタ着順に終わった2頭を含め、前々走では重賞掲示板か、OPクラス勝ち。巻き返しの条件として頭に置いておくといいかもしれません。 その前走オークス組が、毎年1頭は馬券圏内に来ていることも覚えておいて下さい。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.9.7
セントウルS(日曜・阪神)
芝1200m戦、GU。
中京で行われた20〜22年を除く、データは過去7回です。
1番人気は〔430〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔002〕。
6番人気以下〔122〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
1番人気は連対パーフェクト。なお、中京で行われた3回も、すべて1番人気が勝っています。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
高松宮記念から〔110〕。
北九州記念から〔224〕。
アイビスSDから〔120〕。
その他、海外GTのチェアマンズスプリント、ニュージーランドT、キーンランドCから勝ち馬が。
安田記念、CBC賞から2着馬が。
NHKマイルC、函館スプリントS、シルクロードSから3着馬が出ています。
馬券圏内21頭、すべて前走は重賞から。
その中で、人気、着順のいずれかが“4”より小さかった馬が19頭。どちらも“5”以上だった馬は2頭。その2頭は芝1600mのGT、GUを走っていた馬です。
前走GV組が最も多く、15頭。詳しく見ていきましょう。
3着以内が8頭、4着が2頭。
5着以下だった馬たちも人気で見ると、1番人気が3頭、2番人気1頭、4番人気1頭。
GV組のカギを握る数字は“4”?
取捨選択に困ったら、参考にしてみて下さい。
連対14頭中、13頭に芝1200mでの勝ちがあり、例外の1頭は19年優勝のタワーオブロンドン。この馬、芝1200mの重賞に2着と3着がありました。
また、連対14頭中、11頭に芝1200mの重賞での連対歴があり、勝ち馬は9頭。残りの3頭は、すべて芝1200mで2勝以上を挙げていました。
牝馬は〔124〕。
年齢別で見ておくと、3歳〔121〕、4歳〔300〕、5歳〔341〕、6歳〔004〕、7歳〔011〕。
勝ち馬は3〜5歳の3世代に限られます。
脚質的には、逃げ馬が〔310〕。中には10番人気で逃げ切った馬もいます。前残りに注意が必要です。

京成杯AH(日曜・中山) 芝1600mのハンデ戦、GV。 新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。 1番人気は〔401〕、2番人気は〔012〕、3番人気は〔120〕。 6番人気以下〔256〕、2ケタ人気馬〔142〕。 馬連3ケタはなく、万馬券3本。 2ケタ人気馬のワンツーもある、波乱のハンデ重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。 ヴィクトリアマイルから〔011〕。 NHKマイルCから〔002〕。 中京記念から〔302〕。 関屋記念から〔132〕。 その他、ダービー、七夕賞から勝ち馬が。 安田記念、ダービー卿CT、函館スプリントSから2着馬が。 東京新聞杯から3着馬が出ています。 重賞組は人気、着順不問ですが、好相性の2つのレースには傾向があるようです。見ていきましょう。 〔302〕の中京記念からは、3着以内4頭と、6着馬。 〔132〕の関屋記念からは、4着以内5頭と、9着馬です。 以下、OPから〔021〕。人気、着順は不問。 3勝クラスから〔300〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。 トップハンデは9年で11頭いて〔011〕。 勝ち馬のハンデは56〜52キロで、平均すると54.44キロ。 2着馬は58〜52キロで、平均55.06キロ。 3着馬は58〜53キロで、平均55.28キロ。 馬券圏内27頭のうち、52キロで連対したのは3頭で、これらはすべて牝馬でした。牡馬は53キロ以上。また、トップハンデは2着までで、勝ち馬のハンデは56キロまで。 これを基礎重量が1キロ増となった今年で考えると、勝ち馬は57キロまで。馬券に絡むのは、牡馬54キロ以上、牝馬53キロ以上の馬となります。 連対18頭中、16頭に芝1600mの重賞での掲示板がありました(重賞勝ちは7頭)。残りの2頭は、芝2000mの重賞に2着があった15年の勝ち馬フラアンジェリコと、前走で3勝クラスを勝ち、ここが初重賞だった18年の勝ち馬ミッキーグローリー。この2頭に共通するのは、中山芝1600mに勝ちがあったことです。 また、連対18頭中、16頭に芝1600mでの勝ちがあり、残る2頭にも芝1600mの重賞に3着がありました。 牝馬は〔351〕。 年齢別では、3歳〔113〕、4歳〔202〕、5歳〔543〕、6歳〔041〕、7歳〔100〕。 5歳馬がいいようです。 勝ち馬の馬番ですが、6〜12番枠で7勝。2番と3番枠が、それぞれ1勝ずつ。 真ん中あたりの枠がいいこと。また、中山のマイル戦らしく、外めの枠に勝ちがないことを覚えておくといいかもしれません。
紫苑S(土曜・中山) 3歳牝馬による秋華賞TR。芝2000m戦、GU。 上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。 重賞に格上げされたのが16年のこと。従いまして、データは過去7年です。 1番人気は〔311〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔011〕。 6番人気以下〔033〕、2ケタ人気馬〔011〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 7回のうち6回で1、2番人気が優勝。残る1回も5番人気の勝利。人気馬を狙えとデータは語ります。 ステップレースを見ていきましょう。 オークスからが最もよく〔434〕。人気、着順は不問。 フローラSから〔100〕。3着馬。 チューリップ賞から〔010〕。4着馬。 ラジオNIKKEI賞から〔010〕。4着馬。 ニュージーランドTから〔001〕。2着馬。 2勝クラスから〔111〕。3番人気までで連対の馬。 1勝クラスから〔111〕。こちらは3番人気までで勝ち上がった馬です。 前走オークス以外は4着以内必須となっています。 最も好相性の前走オークス組を詳しく見ていきましょう。 3着以内11頭中、オークスで掲示板を確保した馬が4頭、掲示板を外していた馬が7頭です。この7頭中、5頭は前々走で掲示板を確保していました。残りの2頭はというと、前々走は桜花賞を走って8着と16着。GT連戦なら、巻き返し可能なのかもしれません。 実は、前々走でオークスを走っていた馬が2頭いて、オークス出走馬が馬券圏内に13頭。第1回の16年から毎年連に絡んでいて、2頭が馬券圏内というのも6回あります。 馬券はオークス組からです。 馬券圏内21頭すべてに芝1600m以上での勝ちがありました。 さらに見てみると、芝1800m以上に勝ちがある馬が16頭、芝1600mで2勝以上を挙げていた馬が4頭。残る1頭には、芝1600mの重賞勝ちと桜花賞3着がありました。 勝ち馬7頭中、6頭に重賞3着以内があり、残りの1頭は4戦2勝で、敗れた2戦はいずれも重賞4着という19年の勝ち馬パッシングスルーです。ちなみに、勝ち馬7頭中、重賞勝ち馬は3頭です。 キャリア3戦以下の馬に馬券圏内はありません。 最後に、連対14頭すべてに重賞出走歴がありました。経験値が大きくモノを言うレースと言えそうです。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.9.1
新潟記念(日曜・新潟)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔220〕、2番人気は〔301〕、3番人気は〔022〕。
6番人気以下〔556〕、2ケタ人気馬〔303〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
天皇賞・春から〔110〕。
小倉記念から〔313〕。
七夕賞から〔121〕。
その他、ダービー、安田記念、クイーンSから勝ち馬が。
大阪杯、エプソムCから2着馬が。
新潟大賞典、中京記念、ラジオNIKKEI賞から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPから〔002〕。こちらも人気、着順は不問。
3勝クラスから〔121〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。
トップハンデは10年で17頭いて〔120〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜52キロで、平均すると55.35キロ。
2着馬は58〜54キロで、平均56.3キロ。
3着馬は57〜52キロで、平均54.3キロ。
52キロで勝った1頭は牝馬で、牡馬換算なら54キロ。今年から基礎重量が1キロ増えたので、連対は55キロ以上(牝馬は53キロ以上)と考えてよさそうです。
連対20頭すべてに芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、そのうち17頭に芝2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中18頭に重量3着以内があり、残る2頭は前走で3勝クラスを勝ち上がり、ここが重賞初挑戦の馬でした。
牝馬は〔101〕。
年齢別に見ていくと、3歳〔101〕、4歳〔233〕、3歳〔343〕、6歳〔321〕、7歳〔112〕。
6、7歳で馬券に絡んだ10頭のうち、9頭までもが6番人気以下の伏兵でした。
人気薄のベテランに注意が必要です。

小倉2歳S(日曜・小倉) 小倉の2歳チャンピオン決定戦。芝1200m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔311〕。 6番人気以下〔145〕、2ケタ人気馬〔121〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券3本。 意外や、波乱の2歳重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 函館2歳Sから〔001〕。4着馬。 OPのフェニックス賞から〔220〕。勝ち馬3頭と、1番人気3着馬。 中京2歳Sから〔100〕。勝ち馬。 ひまわり賞から〔001〕。勝ち馬。 芝の新馬戦から〔656〕。16頭が4番人気までで勝ち上がった馬。他に、10番人気で勝ち上がった馬が3着に1頭います。 ダートの新馬戦から〔001〕。4番人気で勝ち上がった馬。 芝の未勝利戦から〔131〕。すべて1番人気で勝ち上がった馬です。 馬券圏内30頭中、芝1600mの中京2歳Sを除けば、残りの29頭はすべて1200m戦(ダートも含む)から。 馬券圏内30頭が前走走った競馬場を見ると、小倉が最も多く〔876〕、中京〔201〕、阪神〔021〕、福島〔010〕、函館〔001〕、新潟〔001〕。 勝ち馬は、小倉か中京からしか出ていません。 連対20頭のデビューした競馬場は、小倉9頭、中京5頭、阪神4頭、東京1頭、新潟1頭。 連対20頭の中に、芝で3着を外した馬はいません(芝未出走1頭)。 牝馬は〔554〕。 キャリア4戦以上の馬の馬券圏内はありません。
札幌2歳S(土曜・札幌) 札幌の2歳チャンピオン決定戦。芝1800m戦、GV。 函館で行われた13年を除く、データは過去9年です。 1番人気は〔312〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔010〕。 6番人気以下〔134〕、2ケタ人気馬〔020〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券2本。 ちょいとひと捻りといった感じでしょうか。 ステップレースを見ていきましょう。 クローバー賞から〔111〕。連対馬。 コスモス賞から〔022〕。4着以内の馬。 新馬戦から〔546〕。4番人気までで勝ち上がった馬。 未勝利戦から〔320〕。3番人気までで勝ち上がった馬です。 馬券圏内27頭すべてが芝1500m以上のレースから。 地方所属馬3頭を除く、JRA所属の24頭で見ると、芝1800mに勝ちがあった馬が20頭、芝1600mが2頭、芝1500mが2頭。 地方所属馬の3頭も、芝1800m勝ちが1頭、1番人気2着が1頭、芝1500m勝ちが1頭。いずれも芝に連対歴がありました。 前走負けて馬券に絡んだのは、クローバー賞2着と、コスモス賞2着と4着の3頭だけ。 あとはすべて勝ち馬です。 牝馬は〔332〕。 キャリア4戦以上の馬は2着まで。 最後に、前走札幌、函館以外を走っていた馬で馬券に絡めたのは、前走4番人気以内の馬のみ。覚えておくとよさそうです。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.8.24
新潟2歳S(日曜・新潟)
新潟の2歳チャンピオン決定戦。芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔430〕、2番人気は〔114〕、3番人気は〔421〕。
6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
勝ち馬は4番人気までです。
ステップレースを見ていきましょう。
函館2歳Sから〔001〕。5着馬。
それ以外は、すべて芝の新馬戦または未勝利戦を勝ち上がった馬。
まずは新馬戦を距離別に。
芝1200mから〔002〕。
芝1400mから〔210〕。
芝1600mから〔533〕。
芝1800mから〔022〕。
次に、未勝利戦です。
芝1400mから〔010〕。
芝1600mから〔302〕。
芝1800mから〔030〕。
勝ち馬は、前走芝1600m(8頭)か芝1400m(2頭)の新馬戦または未勝利戦からしか出ていません。
コース別では、新潟5頭、中京4頭、東京1頭。
勝ち馬の前走は、すべて左回りの芝ということになります。
また、新潟の5勝はすべて芝1600m戦からです。
ちなみに、右回りにしか勝ちのない馬は〔024〕です。
連対20頭すべてに左回りの経験がありました。
ただし、3着は様々。距離も1200〜1800m、コースも東京3頭、函館2頭、福島2頭、新潟、中京、阪神が1頭ずつとなっています。
牝馬は〔423〕。
また、前走時440キロを下回っていた馬は〔101〕。ある程度の馬格は欲しいよう。
加えて、前走減量騎手で勝ち上がり、斤量増となる馬の馬券圏内はありません。
馬券圏内30頭中、29頭までが、キャリア1または2戦の馬。例外の1頭はキャリア3戦で3着の馬です。
関西馬が〔723〕、関東馬が〔387〕。連対という意味では互角ですが、優勝は関西馬が多くなっています。
後方からの差し、追い込みが決まるイメージ。実際、勝ち馬10頭すべて、前走で上がり最速または2位の脚を使っていました。鋭い決め手が武器になるようです。

キーンランドC(日曜・札幌) 芝1200m戦、GV。 函館で行われた13年を除く、データは過去9年です。 1番人気は〔221〕、2番人気は〔140〕、3番人気は〔202〕。 6番人気以下〔323〕、2ケタ人気馬〔100〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券1本。 9年のうち8年で、1〜3番人気が連絡み。例外の1回も1番人気が3着でした。 ステップレースを見ていきましょう。 まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。 高松宮記念から〔102〕。 函館スプリントSから〔222〕。 アイビスSDから〔101〕。 OP時代も含む、葵Sから〔101〕。 その他、NHKマイルCから勝ち馬が。 ヴィクトリアマイル、CBC賞から2着馬が。 京王杯SC、中京記念から3着馬が出ています。 重賞組の人気、着順は不問ですが、好相性の函館スプリントSからの6頭は、すべて3着以内の馬でした。 OPのUHB杯から〔221〕。勝ち馬2頭に、1番人気7着馬が2頭、5番人気13着馬が1頭です。 青函Sから〔001〕。勝ち馬。 3勝クラスから〔120〕。すべて勝ち馬でした。 ちなみに、OP、3勝クラスは、すべて北海道開催のレースです。 勝ち馬9頭中、8頭の前走は芝1000mまたは芝1200mを走っていました。例外の1頭は芝1600mのNHKマイルCから。 連対18頭すべてに、芝の重賞での連対、またはOPクラスでの勝ちがありました。 また、連対18頭中16頭に芝1200mでの勝ちがありました。 さらに、連対18頭中14頭に、札幌もしくは函館の芝1200mのOPクラスまたは3勝クラスでの勝ちが、あるいは同重賞での3着以内がありました。 例外の4頭は競馬場を問わず、芝1200mの重賞に連対歴を持つ馬です。 牝馬は〔645〕。牡馬を上回り、3着以内に牝馬が2頭いたことが7回もあります。 年齢別に見てみると、3歳〔230〕、4歳〔333〕、5歳〔323〕、6歳〔011〕、7歳〔001〕、8歳〔001〕、9歳〔100〕。 4、5、3歳の順にいいようです。 前走から距離を短縮した馬は〔112〕。連対の2頭は芝1600mのGTから。覚えておくといいかもしれません。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.8.16
札幌記念(日曜・札幌)
芝2000m戦、GU。
函館で行われた13年を除く、データは過去9年です。
1番人気は〔043〕、2番人気は〔410〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔132〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
意外や、1番人気が勝てていないのが特徴です。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
安田記念から〔221〕。
オークスから〔200〕。
大阪杯から〔101〕。
宝塚記念から〔032〕。
目黒記念から〔110〕。
函館記念から〔211〕。
その他、エプソムCから勝ち馬が。
ジャパンC、海外GTのクイーンエリザベスU世C、から2着馬が。
ダービー、天皇賞・春、海外GTのドバイシーマクラシック、鳴尾記念から3着馬が出ています。
馬券圏内27頭すべて、前走重賞から。人気、着順は不問です。
連対18頭中、15頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞3着以内がありました。
また、連対18頭中、海外も含むGT勝ちは10頭、GUまたはGV2勝以上の馬が5頭。残る3頭は前走函館記念からの参戦でした。
勝ち馬9頭で見ると、GT馬以外には、同年の重賞3着以内がありました。
近5年の馬券圏内15頭には、すべてGTまたはGU勝ちがあり、求められるレベルは上がっているようです。
牝馬は〔314〕。
年齢別に見ておくと、3歳〔201〕、4歳〔302〕、5歳〔264〕、6歳〔211〕、7歳〔011〕、8歳〔010〕。
7歳で馬券に絡んだ2頭は、共に8番人気。8歳馬の1頭は12番人気。人気薄のベテランが穴を演出することもあるようです。
今年は1番人気の連敗ストップなるか?
注目のスーパーGUです。

北九州記念(日曜・小倉) 芝1200mのハンデ戦、GV。 過去10年、1番人気は〔031〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔121〕。 6番人気以下〔724〕、2ケタ人気馬〔123〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券3本。 1番人気が14連敗中。加えて、6番人気以下の伏兵が7勝と、大波乱のハンデ重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 高松宮記念から〔011〕。1着と5着の馬。 アイビスSDから〔332〕。4着以内5頭と、6着馬2頭、9着馬1頭。 CBC賞から〔323〕。掲示板5頭に、7着と11着の馬。ちなみに連対の5頭は掲示板確保の馬でした。 函館スプリントSから〔001〕。勝ち馬。 OPから〔312〕。3着以内4頭に、8着と13着の馬。 3勝クラスから〔121〕。勝ち馬。 2勝クラスから〔010〕。勝ち馬です。 前走の距離を見てみると、芝1200mが〔778〕、芝1000mが〔332〕。つまり、前走がアイビスSD以外の馬は、すべて芝1200mからということになります。 トップハンデは10年で20頭いて〔211〕。 勝ち馬のハンデは57〜51キロで、平均すると54キロ。 2着馬は57〜52キロで、平均54.65キロ。 3着馬は56.5〜51キロで、平均54キロ。 馬券に絡むのは、57〜51キロの馬です。 連対20頭中、19頭に芝1200mでの勝ちがありました。例外の1頭は22年2着のタイセイビジョン。この馬には芝1400mの重賞勝ちがあり、芝1200mの重賞でも2着が3回ありました。 連対20頭中、芝1200mの重賞勝ちがあったのは10頭。 また、小倉の芝1200mに勝ちがあったのは16頭。残りの4頭は、この舞台が初めてか、小倉芝1200mの重賞に2、3着があった馬です。 牝馬は〔657〕。牡馬を上回っています。 年齢別では、3歳〔112〕、4歳〔224〕、5歳〔371〕、6歳〔303〕、7歳〔100〕。 5歳馬が中心のようです。 短距離重賞でペースが速くなるせいか、逃げ馬で馬券に絡んだのは、20年2着、21年3着のモズスーパーフレアのみ。この馬はGT馬ですから、GT馬は別格と考えていいのかもしれません。 ちなみに、出走頭数の差もありますが、関西馬が〔91010〕と関東馬を圧倒しています。 最後に、近9年、CBC賞組またはアイビスSD組が連続で連絡み。 中でもCBC賞に注目すると、前々走でCBC賞を走っていた馬が〔032〕。前走と合わせると〔355〕。CBC賞出走馬が馬券に絡まなかったのは19年のみ。注目のステップレースと言えそうです。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.8.10
関屋記念(日曜・新潟)
芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔323〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔162〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
ちなみに、4番人気が〔411〕。ひと捻りが必要なレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
NHKマイルCから〔102〕。
マイルCSから〔100〕。
安田記念から〔021〕。
ヴィクトリアマイルから〔001〕。
GT組は人気、着順は不問。
GUからの馬券圏内はありません。
中京記念から〔352〕。掲示板6頭に、4番人気までに推された馬が4頭。
エプソムCから〔112〕。4着以内3頭に、1番人気6着馬。
七夕賞から〔100〕。2番人気11着馬。
鳴尾記念から〔010〕。2着馬。
GV組の16頭は、すべて掲示板確保または4番人気までに推された馬です。
OPから〔211〕。3着以内3頭に、9着馬。
3勝クラスから〔101〕。こちらは勝ち馬です。
連対20頭すべてに芝1600mに勝ちがあり、そのうち17頭は2勝以上を挙げていました。
また、連対20頭中16頭に重賞3着以内があり、そのうち重賞勝ちがあったのは13頭です。
これを勝ち馬10頭で見ると、重賞勝ちが8頭、OP勝ちが2頭です。
さらに、連対20頭中19頭に芝左回りでの勝ちがあり、例外の1頭は芝左回りは1走のみで2着だった馬(21年優勝ロータスランド)です。
牝馬は〔234〕。連対5頭は、前走重賞出走馬です。
年齢別に見ておくと、3歳〔102〕、4歳〔223〕、5歳〔455〕、6歳〔230〕、7歳〔100〕。
5歳馬が中心のようです。
逃げ馬が〔221〕、4コーナー2番手が〔310〕。
長い直線の新潟外回りの芝1600mですが、前で進める馬の粘り込みが目立ちます。
加えて、馬券圏内30頭中、29頭までもが、前走と比べて斤量減か同斤の馬。例外は18年2着のワントゥワンのみです。
覚えておくといいかもしれません。

小倉記念(日曜・小倉) 芝2000mのハンデ戦、GV。 過去10年、1番人気は〔202〕、2番人気は〔131〕、3番人気は〔201〕。 6番人気以下〔444〕、2ケタ人気馬〔211〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券2本。 波乱のハンデ重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。 天皇賞・春から〔110〕。 鳴尾記念から〔301〕。 七夕賞から〔104〕。 マーメイドSから〔101〕。 エプソムCから〔021〕。 その他、ダービー、皐月賞、新潟大賞典、12月施行の中日新聞杯から2着馬が。 宝塚記念から3着馬が出ています。 重賞組は、人気、着順不問です。 OPの巴賞から〔010〕。3着馬。 3勝クラスから〔412〕。3着以内5頭に、4着と6着の馬。 3勝クラスで負けた馬の好走があるあたりに、難解さが垣間見えます。 トップハンデは10年で13頭いて〔212〕。 勝ち馬のハンデは57.5〜52キロで、平均すると54.65キロ。 2着馬は57〜53キロで、平均55.25キロ。 3着馬は58〜53キロで、平均55.15キロ。 57キロ以上で馬券圏内に頑張った馬は7頭。その人気を見てみると、1番人気3頭、2番人気2頭、3番人気1頭に、6番人気1頭。 重いハンデを背負わされても上位に推される馬は、信頼足り得るということでしょうか。 今年から、その基準は1キロ増の58キロでいいのかもしれません。 連対20頭すべてに、芝1800mでの勝ちがありました。 また、連対20頭中16頭に重賞での掲示板がありました。 牝馬は〔112〕。 セン馬が〔232〕。 10回中6回、なぜかセン馬が馬券に絡んでいます。 年齢別に見ておくと、3歳〔020〕、4歳〔621〕、5歳〔353〕、6歳〔015〕、7歳〔101〕。 4歳馬がいいようです。 ただし、6歳と7歳で馬券に絡んだ8頭の人気を見ると、2、5、6、6、8、10、11、13番人気。6、7歳の人気薄を狙ってみるのも面白そうです。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.8.3
レパードS(日曜・新潟)
3歳限定のダート重賞。ダート1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔431〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔446〕、2ケタ人気馬〔232〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
現在6年連続で、7番人気以下の伏兵が連対しています。波乱の度合いが増しているようです。
ステップレースを見ていきましょう。
交流GTのジャパンダートダービーから〔234〕。掲示板7頭に、6、8着馬。
交流GUの兵庫CSから〔001〕。4着馬。
海外GUのUAEダービーから〔001〕。2着馬。
ユニコーンSから〔400〕。3着馬2頭と、1、2番人気に推された馬。
OPの青竜Sから〔100〕。8着馬。
芝の白百合Sから〔010〕。8着馬。
3勝クラスから〔001〕。5着馬。
2勝クラスから〔332〕。勝ち馬6頭に、2着と4着の馬。
1勝クラスから〔031〕。1、2番人気で勝った馬です。
連対20頭中、19頭にダート1600〜1800mでの勝ちがあり、例外の1頭は15年2着のダノンリバティ。この馬、ここが初のダート戦で、芝1800mに勝ちがありました。
牝馬は〔012〕と、2着まで。
また、キャリア5戦以下の馬も2着までとなっています。
逃げ馬が〔241〕、4コーナー2、3番手の馬が〔442〕。
中団からの差しも届きますが、逃げ、先行タイプが有利なことを、頭の中に置いておきたいレースです。

エルムS(日曜・札幌) ダート1700m戦、GV。 函館で行われた13年と21年を除く、データは過去8回です。 1番人気は〔112〕、2番人気は〔311〕、3番人気は〔110〕。 6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔011〕。 馬連3ケタ2回に、万馬券なし。 毎年1〜3番人気が1頭は馬券圏内に。広義の軸は、人気馬でよさそうです。 ステップレースを見ていきましょう。 交流GTの東京大賞典から〔100〕。6着馬。 旧JCダート(現チャンピオンズC)から〔001〕。14着馬。 平安Sから〔121〕。人気、着順は不問です。 プロキオンSから〔020〕。5着と6着の馬。 アンタレスSから〔011〕。連対馬。 交流GVのマーキュリーCから〔002〕。1着と4着の馬。 同じく、名古屋大賞典から〔001〕。4着馬。 OPのマリーンSから〔521〕。3着以内7頭に、1番人気4着馬。 大沼Sから〔011〕。3番人気6着馬と、勝ち馬。 3勝クラスから〔100〕。1番人気1着馬です。 最も好相性のマリーンSからの馬が、現在6年連続で連対中。函館で行われた21年はワンツー、札幌に戻った昨年は1〜3着独占ですから、今年も要注目のステップレースと言えそうです。 連対16頭中15頭に、OPクラスのダート1700〜1900mでの連対歴があり、例外の1頭は16年優勝のリッカルド。この馬、ここが昇級初戦、初のOPクラスでの競馬でした。 牝馬は〔010〕。苦戦の傾向です。 年齢別で見ていくと、3歳馬の出走はなく、4歳〔221〕、5歳〔522〕、6歳〔124〕、7歳〔010〕、8歳〔010〕、9歳〔001〕。 5歳馬がいいようです。 連対16頭すべてが、4コーナーを5番手以内で回っています。これを3着で見ても、8頭中6頭があてはまります。 逃げ、先行タイプを中心に馬券を組み立てたいレースです。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.7.27
アイビスサマーダッシュ(日曜・新潟)
新潟の開幕を飾る、芝直線1000m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔720〕、2番人気は〔140〕、3番人気は〔022〕。
6番人気以下〔216〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
1番人気の連対率は9割を誇り、1番人気が連を外した昨年も2番人気が2着を確保している堅めの重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
CBC賞から〔301〕。2、3、9着と6着馬。
函館スプリントSから〔112〕。2、3、4着と6着馬。
GV格付け前の葵Sから〔110〕。3着と2着の馬。
OPの韋駄天S組が最もよく〔461〕。連対7頭に、3着馬1頭、4着馬2頭、1番人気9着馬が1頭。
バーデンバーデンCから〔011〕。5着と16着の馬。
ダートのコーラルSから〔100〕。13着馬。
3勝クラスから〔012〕。勝ち馬2頭と、3着馬。
2勝クラスから〔003〕。勝ち馬2頭と、7着馬です。
連対20頭すべてに、ダートを含む1000mまたは1200mでの勝利がありました。
また、連対20頭中16頭にOPクラスの連対歴があり、残りの4頭には芝直線1000mの3着以内がありました。
牝馬は〔666〕。成績は牡馬を上回っており、8年で上位3頭中2頭を占めています。
馬券圏内30頭中、20頭が2ケタ馬番の馬。
また、10年のうち9回は、2ケタ馬番の馬が2頭以上馬券圏内に来ています。
その一方で、6番枠より内の馬も7頭が馬券圏内に。
外枠有利を疑う余地はありませんが、内がまったくダメというわけでもありません。
この内枠で好走の7頭のうち、5頭が当日3番人気までの馬。人気に推された馬なら、枠で嫌わなくてもいいのかもしれません。
年齢別では、3歳〔121〕、4歳〔311〕、5歳〔365〕、6歳〔012〕、7歳〔301〕。
ベテランまで、まんべんなくといったイメージでしょうか。
なお、3歳馬の4頭は、すべて牝馬です。
19年の55秒1を除けば、勝ち時計は53秒8〜54秒5。持ち時計のチェックをお忘れなく。

クイーンS(日曜・札幌) 牝馬限定の芝1800m戦、GV。 13年と21年は函館での施行でしたが、データはそれらも含む、過去10年です。 1番人気は〔332〕、2番人気は〔301〕、3番人気は〔102〕。 6番人気以下〔344〕、2ケタ人気馬〔101〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券1本。 10年のうち、9回で1、2番人気が連絡み。その一方で、6番人気以下の伏兵も7連対。 人気+伏兵の組み合わせだと、データは語ります。 ステップレースを見ていきましょう。 好相性のレースは2つ。 まずは、ヴィクトリアマイルから〔545〕。人気、着順は不問です。 10年のうち9回は馬券圏内に馬を送り込み、そのうち8回は連対を果たしています。 もうひとつ、マーメイドSから〔222〕。人気、着順は不問です。 その他、NHKマイルCから〔100〕。勝ち馬。 海外GTのドバイターフから〔100〕。3着馬。 福島牝馬Sから〔100〕。勝ち馬。 中山牝馬Sから〔010〕。2着馬。 OPの巴賞から〔010〕。勝ち馬。 安土城Sから〔001〕。2着馬。 芝の3勝クラスから〔011〕。2着と4着の馬。 ダートの3勝クラスから〔010〕。13着馬。 2勝クラスから〔001〕。こちらは勝ち馬です。 勝ち馬10頭、すべて前走重賞出走馬。 また、毎年、前走GT出走馬が連絡み。 さらに、前走がヴィクトリアマイルかマーメイドS以外の芝のレースなら、馬券圏内に好走するには3着以内または1、2番人気に推されていたことが必須です。 連対20頭中、19頭に芝1800mまたは2000mでの勝ち、もしくは同距離重賞の2着がありました。例外の1頭は唯一の3歳馬、17年優勝のアエロリット。この馬、芝1600mのGT勝ち馬です。 加えて、連対20頭中19頭に重賞連対またはOPクラスでの勝ちがあり、例外の1頭は、前年のこのレースで3着だった、昨年の2着馬サトノセシルです。 前走GT出走馬が、馬券圏内に16頭。その当日人気を見てみると、1番人気8頭、2番人気4頭、3番人気3頭、4番人気1頭。 つまり、前走GTで負けていても、ここなら力上位と人気になる馬は、信頼足り得るということでしょう。 年齢別に見ていくと、3歳〔100〕、4歳〔552〕、5歳〔247〕、6歳〔211〕。 4歳馬が中心のようです。 札幌で行われた8回は、前走GT出走の人気馬+別路線組。相手に相応しい伏兵を探してみて下さい。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.7.21
中京記念(日曜・中京)
芝1800mのハンデ戦、GV。
20年は阪神、21、22年は小倉での施行。データはその3年を除く、過去7回です。
1番人気は〔102〕、2番人気は〔010〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔350〕、2ケタ人気馬〔030〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
NHKマイルCから〔110〕。
安田記念から〔100〕。
ヴィクトリアマイルから〔001〕。
京王杯SCから〔201〕。
マイラーズCから〔010〕。
エプソムCから〔002〕。
重賞組は人気、着順不問です。
OPのパラダイスSから〔220〕。連対3頭と8着馬。
米子Sから〔112〕。勝ち馬2頭に、5、6着馬。
谷川岳Sから〔010〕。勝ち馬。
都大路Sから〔010〕。5着馬。
3勝クラスから〔001〕。勝ち馬です。
馬券圏内21頭中、20頭が5月以降に少なくとも1走していました。
トップハンデは7回で16頭いて〔211〕。
勝ち馬のハンデは58〜52キロで、平均すると56.07キロ。
2着馬は57〜52キロで、平均55キロ。
3着馬は57〜54キロで、平均55.79キロ。
15年以降のトップハンデ11頭は、すべて馬券圏外となっています。
また、19年はハンデ52キロの3歳牡馬による1、2着。15年、52キロで2着のアルマディヴァンは牝馬。この3頭を除く、馬券圏内18頭のハンデはすべて54キロ以上でした。
連対14頭中13頭に、重賞3着以内またはOP勝ちがありました。例外の1頭は、15年2着のアルマディヴァンです。
20〜22年を含め、16年以降の勝ち馬7頭は、ここで重賞初制覇となっています。
年齢別に見ていくと、3歳〔110〕、4歳〔003〕、5歳〔341〕、6歳〔312〕、7歳〔010〕。
5、6歳が中心のようです。
先行馬の粘り込みもありますが、上位馬のほとんどが差し、追い込みの馬。末自慢を狙いたいレースです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.7.12
函館記念(日曜・函館)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔110〕、2番人気は〔200〕、3番人気は〔301〕。
6番人気以下〔297〕、2ケタ人気馬〔152〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
毎年7番人気以下の馬が連絡み。加えて、7番人気以下の伏兵が馬券圏内に2頭というのが8回もあるという、大波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
天皇賞・春から〔111〕。
NHKマイルCから〔001〕。
大阪杯から〔001〕。
目黒記念から〔220〕。
金鯱賞から〔100〕。
日経賞から〔010〕。
エプソムCから〔210〕。
鳴尾記念から〔201〕。
新潟記念から〔112〕。
マーメイドSから〔001〕。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPの巴賞から〔141〕。人気、着順不問。
都大路Sから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔001〕。1番人気1着の馬でした。
トップハンデは、10年で10頭いて〔120〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜54キロで、平均すると55.65キロ。
2着馬は58〜52キロで、平均55.3キロ。
3着馬は57.5〜53キロで、平均55.15キロ。
ちなみにトップハンデで連に絡んだ3頭は、すべて前走重賞3着以内の馬でした。
連対20頭すべてに、芝1800mまたは2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中19頭に、OPクラス3着以内(ダートも含む)があり、残りの1頭にも同4着がありました。
さらに、連対20頭中19頭に重賞(ダートも含む)での掲示板があり、そのうち重賞勝ち馬は7頭です。
牝馬は〔001〕。
年齢別で見ていくと、3歳〔001〕、4歳〔231〕、5歳〔305〕、6歳〔433〕、7歳〔140〕。
6歳馬が最も好成績。
馬券に絡んだ6歳馬10頭中6頭が、また7歳馬5頭中4頭が、7番人気以下の人気薄です。
低評価のベテランには注意が必要です。
脚質的に見てみると、逃げ馬は〔301〕ですが、勝ち馬10頭のうち9頭までもが4コーナー4番手以内。残りの1頭も6番手ですから、前に行ける馬から狙いたいところ。
それもあってか、勝ち馬10頭中8頭が、2着馬も8頭が、8番枠より内の馬。内枠優勢を頭の中に置いておいて下さい。
最後に〔141〕の巴賞組ですが、この6頭中5頭が函館記念では7番人気以下の低評価。洋芝巧者が、大目標に向かってひと叩き、本番でパフォーマンスを上げてきたとも考えられます。巴賞組には、じっくりと考察を加えることが必要かもしれません。

函館2歳S(土曜・函館) 函館の2歳チャンピオン決定戦。芝1200m戦、GV。 過去10年、1番人気は〔310〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔122〕。 6番人気以下〔146〕、2ケタ人気馬〔124〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券3本。 毎年1〜3番人気と7番人気以下の馬が馬券圏内にいるという、波乱含みの2歳重賞です。 ステップレースは新馬戦と未勝利戦のみ。詳しく見ていきましょう。 まずは新馬戦から。 芝1000mから〔110〕。 芝1200mから〔646〕。 芝1400mから〔011〕。 芝1600mから〔001〕。 芝1800mから〔010〕。 ダート1000mから〔011〕。 未勝利戦です。 芝1200から〔321〕。 勝ち馬10頭すべてが、函館の芝1000mまたは芝1200m戦からの馬。 また、未勝利戦から馬券圏内に来た6頭も、すべて函館芝1200m戦からです。 馬券圏内30頭すべてが、キャリア1または2戦の馬。 キャリア1戦が〔789〕、2戦が〔321〕。 馬券圏内30頭中、29頭が前走勝ち馬。例外の1頭は、新馬戦5着から挑んで3着だった21年のグランデです。 また、馬券圏内30頭中、24頭が前走函館から。 他場からの連対は2頭。19年2着タイセイビジョンは阪神芝1400mの新馬勝ちから。21年2着カイカノキセキは札幌芝1000mの新馬勝ちから。 ちなみに、この21年はオリパラの影響による変則開催で、札幌→函館の順。参考までに、21年1着ナムラリコリスは函館芝1200mの未勝利勝ちから。3着グランデは阪神芝1600mの新馬5着から。 トータルで見れば、前走函館組を重視したいレースと言っていいでしょう。 性別で見ると、牡馬〔556〕、牝馬〔554〕とほぼ互角。斤量差もないこの時期、力差もないということだと思います。 所属別では、関東馬〔255〕、関西馬〔855〕。こちらは“西高東低”が見てとれます。 不確定要素が多い2歳重賞。データを重要視してみてはいかがですか?
 


 
 
今週の重賞データ……2023.7.7
七夕賞(日曜・福島)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔300〕。
6番人気以下〔258〕、2ケタ人気馬〔115〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎年6番人気以下の伏兵が馬券に絡んでいる、波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
天皇賞・春から〔011〕。
鳴尾記念から〔211〕。
エプソムCから〔201〕。
新潟大賞典から〔020〕。
その他、安田記念、AJCC、京都記念、中山金杯から勝ち馬が。
海外GTのドバイシーマクラシック、目黒記念、福島牝馬Sから2着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔223〕。連対4頭ですが、掲示板外しも3頭。
ダートのOPから〔011〕。10着と4着の馬。
芝の3勝クラスから〔001〕。4着馬。
ダートの3勝クラスから〔001〕。8着馬。
2勝クラスから〔001〕。こちらは1番人気1着馬。
ほぼほぼ前走人気と着順は不問と言っていいでしょう。
連対馬はすべて前走OPクラスから。条件戦からは3着までです。
トップハンデは10年で15頭いて〔221〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜54キロで、平均56.35キロ。
2着馬は58〜53キロで、平均55.9キロ。
3着馬は58〜50キロで、平均54.15キロ。
2着に1頭いる53キロは牝馬、牡馬換算なら55キロ。従いまして、連対は54キロ以上と考えてよさそうです。
ちなみに、勝ち馬10頭中7頭が57キロ以上。残る3頭は56、54、54キロでした。
連対20頭中、17頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る3頭には芝1800mまたは芝2000mの重賞連対歴がありました。
また、連対20頭中、18頭に1年以内の勝ちまたは重賞2着がありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別に見ていくと、3歳の出走なく、4歳〔211〕、5歳〔443〕、6歳〔345〕、7歳〔100〕、8歳〔011〕。
5、6、4歳の順にいいようです。
勝ち馬10頭中、7頭が8番枠より内の馬。残る3頭は11、12、16番枠。昨年は大外枠の馬が勝ったように、絶対ではありませんが、やや内枠優勢を覚えておくといいかもしれません。
また、馬券に絡んだ2ケタ人気馬は、すべてハンデ55キロ以下の馬。“2ケタ人気&55キロ以下”は、無条件で押さえてみてはいかがですか?

プロキオンS(日曜・中京) ダート1400m戦、GV。 過去10年のうち、20年は阪神で、21、22年は小倉での施行でした。データはこれらを除く、中京での7回です。 1番人気は〔221〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔020〕。 6番人気以下〔003〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。 馬連3ケタ3回に、万馬券なし。 毎年1または2番人気が連に絡み、連対14頭はすべて5番人気以内という、堅いダート重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 交流GTのかしわ記念から〔110〕。2、3着の馬。 海外GUのゴドルフィンマイルから〔010〕。5着馬。 交流GUのさきたま杯から〔010〕。2着馬。 交流GVの北海スプリントから〔100〕。2着馬。 同じく、かきつばた記念から〔010〕。勝ち馬。 OPから〔427〕。連対10頭に、2番人気4着馬、2番人気10着馬、7番人気10着馬。連を外した3頭は、プロキオンS3着まで。 3勝クラスから〔110〕。こちらは共に1番人気1着馬です。 国内ダート重賞からの馬券圏内は5頭いて、すべて前走は1、2番人気で3着以内の馬。 OPからの馬券圏内は13頭いて、3番人気以内が11頭。残る2頭は5番人気と7番人気。この2頭はプロキオンS3着までです。 従いまして、OPからの連対には、“前走3番人気以内で連対”が必要となります。 連対14頭中、昇級初戦だった2頭を除く12頭にOPクラスでの勝ちがありました。 また、12頭にダート1400mでの勝ちがあり、残る2頭は18年勝ったマテラスカイ(ダート1200m5勝+ダート1400m2着2回)と、同年2着のインカンテーション(ダート1600mの重賞1着+ダート1400mは初)でした。 牝馬は〔010〕。 年齢別で見ると、3歳〔000〕、4歳〔420〕、5歳〔123〕、6歳〔211〕、7歳〔012〕、8歳〔011〕。 4歳馬が中心ですが、ベテランの頑張りにも注意が必要です。 逃げ馬は〔110〕。先行有利とされる中京ダートですが、イメージ以上に差しが決まることを、頭の中に置いておいたほうがいいかもしれません。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.6.28
ラジオNIKKEI賞(日曜・福島)
3歳限定のハンデ重賞。芝1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔220〕、2番人気は〔201〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔276〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
現在、4年連続で1番人気が馬券に絡んでおらず、毎年7番人気以下の伏兵が馬券圏内にいるという波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
NHKマイルCから〔012〕。
皐月賞から〔011〕。
ダービーから〔010〕。
オークスから〔010〕。
青葉賞から〔101〕。
京都新聞杯から〔100〕。
重賞組はすべて掲示板外しの馬。GTからは2着までとなっています。
OPのプリンシパルSから〔311〕。勝ち馬3頭は1、3着馬と1番人気4着馬、あとは11着と17着の馬。
白百合Sから〔210〕。勝ち馬2頭に、3着馬1頭。
2勝クラスから〔101〕。7着と9着の馬。
1勝クラスから〔244〕。勝ち馬9頭に、2着馬1頭。この2着馬はラジオNIKKEI賞3着まででした。
馬券圏内30頭すべてが、4月以降に1戦はしていました。
トップハンデは10年で18頭いて〔210〕。
勝ち馬のハンデは56.5〜53キロで、平均すると54.55キロ。
2着馬は55〜53キロで、平均53.9キロ。
3着馬は56〜52キロで、平均53.7キロ。
注目すべきはハンデ53キロの馬で〔144〕。この9頭の人気を見ると、9番人気3頭、8番人気3頭、他の3頭も6、11、12番人気。
8年連続で馬券に絡んでいて、具体的にあげてみると、12番人気3着、9番人気2着、8番人気2着と9番人気3着、9番人気3着、6番人気3着、8番人気優勝、11番人気2着、8番人気2着。
53キロで人気薄なら、黙って“買い”かもしれません。
連対20頭中、19頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、例外の1頭(13年2着カシノピカチュウ)には重賞連対歴(ファルコンS2着)がありました。
牝馬は〔010〕。
逃げ馬が〔123〕と頑張っているのと、捲るタイプの馬の好走もあります。小回り適性は要チェックです。
最後に、勝ち馬10頭中6頭が1〜3番枠の馬。残る4頭は9、11、11、14番枠。
2着で見ても、7頭が7番枠より内の馬。残る3頭は10、11、12番枠。
内枠に好走馬が多いことを、頭の中に置いておくといいかもしれません。

CBC賞(日曜・中京) 芝1200mのハンデ戦、GV。 20年は阪神で、21、22年は小倉での施行。データはそれらを除く、過去7年です。 1番人気は〔210〕、2番人気は〔212〕、3番人気は〔112〕。 6番人気以下〔043〕、2ケタ人気馬〔011〕。 馬連3ケタ1回に、万馬券2本。 波乱含みのスプリント重賞です。 ステップレースを見ていきましょう。 高松宮記念から〔022〕。 海外GTのアルクオーツスプリントから〔100〕。 1400m時代の阪神牝馬Sから〔110〕。 マイラーズCから〔100〕。 京王杯SCから〔010〕。 重賞組は人気、着順不問です。 OPの安土城Sから〔211〕。3着以内3頭に、10着馬。 鞍馬Sから〔102〕。掲示板2頭に、9着馬。 ダートの欅Sから〔100〕。勝ち馬。 3勝クラスから〔121〕。勝ち馬3頭に、1番人気6着馬。 トップハンデは7年で7頭いて〔102〕。 勝ち馬のハンデは58〜53キロで、平均すると54.07キロ。 2着馬は57.5〜50キロで、平均54.71キロ。 3着馬は58〜54キロで、平均56.07キロ。 3着に着目すると、56キロ以上の牡馬が5頭。55.5キロの牝馬が1頭。 3着には重めのハンデの馬を狙えとデータは語ります。 連対14頭中、重賞勝ちがある馬は7頭、重賞3着がある馬が1頭。ダートも含む、OPクラスに連対歴がある馬が3頭。いずれもなかった馬が3頭です。 これを距離で見てみると、12頭に芝1200mの勝ちがあり、残る2頭は芝1200mが未経験。ただし、どちらも芝1400mのOPクラスに勝ちがありました。 年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔011〕、5歳〔533〕、6歳〔223〕、7歳〔010〕。 5歳馬が、他を圧倒しています。 脚質で見ると、逃げ馬は〔013〕。阪神、小倉で行われた近3年は、すべて逃げ馬が優勝していますが、中京では中団から後方に位置していた馬に凱歌があがっています。 4年振りとなる中京でのCBC賞。傾向を早めに掴みたいところです。
 


 
 
今週の重賞データ……2023.6.23
宝塚記念(日曜・阪神)
上半期のグランプリ。
芝内回り2200m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔221〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔355〕、2ケタ人気馬〔023〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
波乱含みのGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
天皇賞・春から〔432〕。人気、着順は不問です。
大阪杯から〔221〕。4着以内4頭に、3番人気6着馬。
海外GTのドバイシーマクラシックから〔112〕。2、3着馬。
同じく、クイーンエリザベスU世Cから〔100〕。3着馬。
目黒記念から〔101〕。共に2着馬。
鳴尾記念から〔130〕。4着以内の馬。
また、外国馬の〔010〕というのもあります。
外国馬も含め、馬券圏内30頭すべてが前走重賞から。
日本馬29頭で見ると、国内GTからは着順不問も、GU、GVなら4着以内、海外GTなら3着以内必須です。
日本馬の連対19頭すべてに芝2000m以上の重賞勝ちがあり、そのうち13頭にGT勝ちが、5頭にGU勝ちがあり、GVにしか勝ちがなかったのは21年2着のユニコーンライオンのみ。
これを3着で見ても、9頭にGT、GU勝ちがあり、GV勝ちしかなかったのは18年3着のノーブルマーズだけです。
関西馬が7勝。この7頭すべてに、阪神芝での勝ちがありました。
3勝の関東馬うち、2頭には阪神芝の重賞連対歴があり、なかったのは17年優勝のサトノクラウンのみです。
宝塚記念で上がり最速を記録したのは11頭(17年は最速タイで2頭)。そのすべてが〔650〕と連絡み。内回りコースですが、終いのしっかりした馬を狙えということでしょう。
牝馬は〔416〕。この牝馬11頭のうち、GT勝ちがなかったのは15年2着のデニムアンドルビー(GU勝ち、GT2着あり)だけです。
年齢別で見ると、3歳未出走、4歳〔315〕、5歳〔745〕、6歳〔040〕、7歳〔010〕。
5歳馬が抜けていいようです。
また、7歳で唯一2着の1頭は、18年の外国馬ワーザー。日本馬の好走は6歳までとなっています。
梅雨時で馬場が悪化しているのか、過去10年の勝ち馬10頭のうち、7頭が10〜16番枠。枠で見ても、8枠の馬が7勝。
外めの枠がいいことを、頭の中に置いておいて下さい。
						
 


 
 
今週の重賞データ……2023.6.16
ユニコーンS(日曜・東京)
3歳限定重賞。ダート1600m戦、GV。
データは過去10年ですが、13年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔310〕、3番人気は〔324〕。
6番人気以下〔237〕、2ケタ人気馬〔012〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券2本。
3番人気が馬券に絡まなかったのは昨年だけです。
ステップレースを見ていきましょう。
芝のNHKマイルCから〔100〕。9着馬。
交流GUの兵庫CSから〔200〕。2着馬。
海外GUのUAEダービーから〔011〕。8着と10着の馬。
OPの青竜Sから〔244〕。連対7頭に、3、4、5着馬。
端午Sから〔120〕。3着以内の馬。
伏竜Sから〔120〕。1、2、9着馬。
鳳雛Sから〔111〕。1番人気4着馬と、2着馬、3着馬。
ヒヤシンスSから〔100〕。勝ち馬。
2勝クラスから〔100〕。4着馬。
1勝クラスから〔005〕。1、2番人気で勝った馬が4頭に、7番人気で勝利の馬。
連対20頭中、19頭が前走OPクラスから。残る1頭は古馬混合の2勝クラスから。前走1勝クラスからの馬の連対はありません。
また、2戦続けて掲示板を外した馬の連対はありません。これを3着で見ても1頭だけとなっています。
連対20頭中、11頭に芝も含むOPクラスでの勝ちがあり、残る9頭には1勝クラスでの勝ちがありました。
この1勝クラス勝ち馬9頭の中で、8頭にはOPクラスの掲示板がありました。
また、連対20頭中、13頭にダート1600m以上での勝ちがあり、ダート1400m以下にしか勝ちが無かったのは6頭。残る1頭はここが初ダートで、芝1600mの重賞勝ちがある19年の勝ち馬ワイドファラオです。
このうち、東京ダート1600mに勝ちがあったのは12頭。残る8頭中5頭は、ダート1400mのOPクラスに勝ちがあったか、ダート1400mで2勝以上を挙げていた馬です。
牝馬は〔020〕。ただし、近8年は馬券に絡めていません。
キャリア8戦以上の馬は2着まで。
2本の万馬券は近2年でのもの。それも5万馬券と2万馬券ですから、波乱も考えたほうがいいのかもしれません。

マーメイドS(日曜・阪神)
牝馬限定のハンデ戦。芝2000m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔112〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔853〕、2ケタ人気馬〔331〕。
馬連3ケタはなく、万馬券5本。
大波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
ヴィクトリアマイルから〔002〕。
京都記念から〔010〕。
阪神牝馬Sから〔002〕。
福島牝馬Sから〔021〕。
中山牝馬Sから〔001〕。
重賞組からの勝ちはなく、人気、着順は不問です。
OPの大阪城Sから〔110〕。
メイS(モンゴル大統領賞を含む)から〔101〕。
メトロポリタンSから〔100〕。
都大路Sから〔011〕。
OPからも人気、着順は不問です。
実は3勝クラスからが最もよく〔731〕。4着以内10頭に、14着馬。この14着馬も前々走は1着でした。
中でもパールS組が好相性で〔511〕です。
2勝クラスから〔021〕。こちらは3番人気までで勝った馬です。
トップハンデは10年で11頭いて〔111〕。この3頭はすべて関西の5歳馬です。
勝ち馬のハンデは56〜50キロで、平均すると52.6キロ。
2着馬は55〜50キロで、平均52.8キロ。
3着馬は56〜53キロで、平均54.1キロ。
55キロ以上が〔233〕なのに対し、54キロ以下が〔877〕。軽いハンデの馬が頑張っています。
連対20頭中、19頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、例外の1頭は、芝1600mのGT桜花賞を勝った13年の優勝馬マルセリーナです。
また、連対20頭すべてが前走は芝1800m以上のレースから。芝1600mからの馬は3着まで(5頭)となっています。
関西馬が〔1067〕と関東馬を圧倒しており、勝ち馬すべてに阪神芝での勝ちがありました。2着馬で見ると、阪神芝に勝ちがあったのは6頭中4頭です。
ちなみに、関東馬で2着に頑張った4頭中3頭に阪神芝への出走歴がありました。なかったのは当日1番人気に推された15年の2着馬マリアライトでした。
年齢別で見ていくと、3歳〔000〕、4歳〔443〕、5歳〔556〕、6歳〔110〕、7歳〔001〕。
6、7歳で馬券に絡んだ3頭は、すべて10番人気の馬です。
過去10年、このレースで2度馬券圏内に来た馬は皆無です。今年は昨年の勝ち馬ウインマイティーが、このジンクスに挑みますが、果たして?

 


 
 
今週の重賞データ……2023.6.9
エプソムC(日曜・東京)
芝1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
近4年連続で、6番人気以下が連絡み。20年には18番人気が3着で、3連単421万馬券!近年、波乱度が増している感があります。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイラーズCから〔101〕。
新潟大賞典から〔121〕。
ダービー卿CTから〔002〕。
その他、ヴィクトリアマイル、京王杯SC、毎日王冠から勝ち馬が。
海外GTのチャンピオンズマイル、阪神牝馬S、金鯱賞から2着馬が。
中山記念、小倉大賞典から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPのメイS(15年のモンゴル大統領賞を含む)から〔230〕。3着以内4頭と、1番人気9着馬。
都大路Sから〔211〕。連対3頭と、4番人気6着馬。
3勝クラスから〔102〕。3番人気以内で勝ち上がった馬。
OPと3勝クラスからで〔543〕。このあたりに目を光らせておく必要がありそうです。
連対20頭中、17頭に芝1800mへの出走歴があり、そのうち14頭に勝ちが、3頭に重賞3着以内がありました。つまり、芝1800mを経験しているなら、好走歴が必要だということです。
また、連対20頭中19頭に重賞3着以内またはOP勝ちがあり、例外の1頭は東京の芝で3勝クラスを勝ち上がった馬です。
牝馬は〔110〕。この2頭には、重賞連対歴がありました。
年齢別で見てみると、3歳の出走歴はなく、4歳〔654〕、5歳〔322〕、6歳〔133〕、7歳〔001〕。
4歳馬がいいようです。
直線の長い東京ですが、逃げ馬の頑張りが目立っていて〔113〕。この5頭の人気を見ると、2、6、6、7、18番人気。421万馬券の立役者も逃げ馬でした。
人気薄の逃げ馬には注意が必要です。

函館スプリントS(日曜・函館)
函館の開幕週を飾るスプリント重賞。芝1200m戦、GV。
札幌で行われた21年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔354〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタはなく、万馬券4本。
波乱の短距離重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔300〕。
高松宮記念から〔201〕。
ヴィクトリアマイルから〔011〕。
NHKマイルCから〔011〕。
オークスから〔001〕。
京王杯SCから〔201〕。
阪急杯から〔010〕。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔143〕。4着以内7頭に、6着馬1頭。
ダートのOPから〔010〕。14着馬。
3勝クラスから〔111〕。1、2番人気で勝った馬です。
連対18頭中、16頭に芝1400m以下の重賞での3着以内またはOP勝ちがありました。
勝ち馬9頭に限れば、8頭にOPクラス勝ちがあり、残る1頭は19年優勝のカイザーメランジェ。この年は、有力馬を含む6頭が直前に除外となり、7頭立ての競馬に。これを例外と考えれば、勝ち馬にはOPクラス勝ちが必須ということです。
また、連対18頭中、11頭に重賞勝ちがあり、1頭に重賞2着が。さらに4頭にOP勝ちがあり、1頭にOP3着がありました。残る1頭は、ここがOPが初という昨年2着のジュビリーヘッドです。
連対18頭中、12頭に芝1200mの勝ちがあり、5頭に芝1400mまたは芝1600mの重賞勝ちがありました。
牝馬は〔325〕。勝った3頭は、すべて桜花賞からの3歳馬。50キロという軽量を味方につけての快走でした。
年齢別に見ておくと、3歳〔322〕、4歳〔123〕、5歳〔322〕、6歳〔120〕、7歳〔111〕、8歳〔000〕、9歳〔001〕。
6歳以上で馬券に絡んだ7頭の人気は、6、7、8、10、10、13、14番人気。人気薄のベテランの激走に注意が必要です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.6.2
安田記念(日曜・東京)
春のマイル王決定戦。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔332〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔131〕。
6番人気以下〔425〕、2ケタ人気馬〔013〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
1番人気の複勝率が80%と高いのですが、なかなか勝ち切れずに、現在7連敗中です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔201〕。連対2頭に、4番人気15着馬。
ヴィクトリアマイルから〔140〕。掲示板確保の馬。
天皇賞・秋から〔100〕。3番人気12着馬。
大阪杯(GU産経大阪杯も含む)から〔012〕。掲示板確保の馬。
マイルCSから〔010〕。9着馬。
NHKマイルCから〔001〕。勝ち馬。
海外GTのドバイデューティフリーから〔100〕。勝ち馬。
ドバイターフから〔011〕。1番人気8着馬と、勝ち馬。
チャンピオンズマイルから〔010〕。勝ち馬。
京王杯SCから〔111〕。連対2頭に、1番人気9着馬。
マイラーズCから〔104〕。4着以内4頭に、10着馬。
中山記念から〔010〕。3着馬。
ダービー卿CTから〔200〕。連対馬。
OPの安土城Sから〔100〕。2着馬。
馬券圏内30頭中、27頭が前走4番人気以内に推されていた馬です。
連対20頭中、19頭に距離を問わず重賞勝ちがあり、例外の1頭にも芝1600mの重賞に2着がありました。
ちなみに、芝1600mのGT勝ち馬は10頭です。
また、連対20頭中15頭に、芝1600mの重賞勝ちまたは芝1600mのGT3着以内がありました。
さらに、連対20頭中17頭に東京芝での勝ちがあり、残る3頭は東京芝への出走が0または1回の馬でした。
勝ち馬10頭で見ると、すべて前走は3着以内または3番人気以内の馬。
また、7年連続で前走負けた馬が優勝しています。
牝馬は〔241〕。これはすべて近5年でのもの。現在、5年連続でヴィクトリアマイル組が連対を果たしています。
年齢別で見ると、3歳〔001〕、4歳〔522〕、5歳〔353〕、6歳〔223〕、7歳〔011〕。
4〜6歳の3世代が中心です。
前年の好走馬が再びの好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に挙げていきましょう。
13年2着ショウナンマイティ、翌14年3着。
15年勝ったモーリス、翌16年2着。
16年勝ったロゴタイプ、翌17年2着。
18年2着アエロリット、翌19年も2着。
19年勝ったインディチャンプ、翌20年3着。
19年3着アーモンドアイ、翌20年2着。
20年勝ったグランアレグリア、翌21年2着。
21年3着シュネルマイスター、翌22年2着。
今年は昨年勝ったソングラインと、昨年2着のシュネルマイスターが出走予定。要注目です。
過去10年、良馬場で行われたのは9回。その勝ちタイムを見ると、1分30秒台が1回、31秒台が5回、32秒台が2回、最も遅くて1分33秒0。
馬場にもよりますが、持ち時計のチェックもお忘れなく。

鳴尾記念(土曜・阪神)
芝内回り2000m戦、GV。
21、22年は中京での施行。データはその2年を除く、過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔230〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔102〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
毎年1〜3番人気の馬が、1頭は馬券圏内に来ています。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
天皇賞・春から〔300〕。
ヴィクトリアマイルから〔020〕。
大阪杯(GU産経大阪杯を含む)から〔003〕。
新潟大賞典から〔132〕。
その他、京王杯SC、中山記念から勝ち馬が。
海外GTの香港C、小倉大賞典から2着馬が。
日経賞から3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPの都大路Sから〔111〕。
福島民報杯から〔100〕。
大阪城Sから〔001〕。
OP組も人気、着順は不問です。
前走条件戦を走っていた馬の馬券圏内はありません。
連対16頭中、重賞勝ち馬は11頭。2頭に重賞2着があり、1頭にOP勝ちがありました。
OPクラスに勝ちがなかった2頭は、17年優勝のステイインシアトルと、18年優勝のストロングタイタンだけ。このうち、ストロングタイタンにはOP2着がありました。
また、連対16頭中、12頭に芝2000mでの勝ちがあり、2頭には芝2000mの重賞2着が、1頭に芝2200mの重賞2着がありました。例外の1頭は、ここが初めての芝2000mだった13年優勝のトウケイヘイローで、この馬は1600mまでしか経験がありませんでした。
近走成績以上に、過去の実績を重視したいレースです。
牝馬は〔020〕。当日1番人気に推されていた馬です。
年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔224〕、5歳〔321〕、6歳〔222〕、7歳〔021〕、8歳〔100〕。
まんべんなくのイメージでしょうか。
馬券圏内24頭中、関西馬が23頭と、関東馬を圧倒。関東馬は3着に1頭いるだけです。覚えておくとよさそうです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.25
日本ダービー(日曜・東京)
東京優駿。2020年生まれのサラブレッド、7708頭の頂点を決めるレース。芝2400m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔322〕、2番人気は〔131〕、3番人気は〔331〕。
6番人気以下〔106〕、2ケタ人気馬〔103〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
1〜5番人気でのワンツーが9回もあり、大きな波乱は稀なよう。
一方で、5年連続7番人気以下の伏兵が馬券圏内に。穴党は3着に穴馬のイメージでしょうか。
ステップレースを見ていきましょう。
馬券圏内の2/3以上を占めるのが皐月賞組で〔796〕。この22頭のうち、勝ち馬が6頭、2着馬5頭、3着馬4頭で、3着以内が15頭。
その他、4着馬1頭、5着馬2頭で、掲示板確保まで広げると18頭。
あとは、1番人気6着馬、1番人気7着馬、2番人気6着馬、4番人気8着馬。掲示板を外した4頭の前々走は、すべて1、2番人気で重賞連対の馬でした。
皐月賞9着以下の馬の馬券圏内はありません。
TRは2つ。まずは青葉賞から〔003〕。1、2着馬と、3番人気6着馬。
もうひとつ、OPのプリンシパルSから〔001〕。1番人気1着馬。
TR組の連対はありません。
ちなみに、青葉賞がダービーTRの芝2400mになった84年以降、ダービーに出走した青葉賞組は115頭いて、2着は8頭。内訳は、青葉賞の勝ち馬7頭、2着馬が1頭です。
その他、京都新聞杯から〔210〕。1、2番人気で連対の馬。
毎日杯から〔100〕。2番人気1着馬です。
連対20頭中、19頭に重賞勝ちがあり、残る1頭にも重賞2着がありました。これは前走京都新聞杯クビ差の2着だった、19年の優勝馬ロジャーバローズです。
芝1800m以上への出走歴がありながら、3着以内がない馬の馬券圏内はありません。
連対のために、必須ではないものの、あったほうがいいのは以下のよう。
デビュー2戦までに勝ち上がり(18頭)
複勝率80%以上(18頭)
芝2000m以上への出走歴(19頭)
芝2000m以上での勝ち(15頭)
ただし、近4年の連対8頭中、芝2000m以上に勝ちがあったのは3頭のみ。他は4頭が芝1800mの重賞勝ち馬、1頭が芝1600mの重賞勝ち馬でした。
初騎乗(テン乗り)での優勝は、68年間一度もありません。
4着以下が2回以上あった馬の馬券圏内もありません。
キャリア4〜6戦の馬が〔889〕。キャリア10戦以上の馬の馬券圏内はありません。
さて、最も好走馬を輩出している前走皐月賞組を、もう少し掘り下げていきましょう。
皐月賞から馬券圏内に来た22頭の前々走を見ると、重賞連対が19頭、重賞1番人気だった馬(4着、5着)が2頭、OP勝ちが1頭。
皐月賞4着以下からダービーで連対したのは4頭いますが、そのうち3頭は皐月賞で勝ち馬から0秒4差以内。残る1頭は、勝ち馬からは0秒8差でしたが、皐月賞は1番人気だった18年の優勝馬ワグネリアンです。
ちなみに、皐月賞から鞍上が乗り替わった馬の馬券圏内はありません。
今年は有力馬の鞍上が皐月賞からの乗り替わりで、加えてテン乗りの馬が。果たして、大きなジンクスを破ることができるのか?注目です。

目黒記念(日曜・東京)
芝2500mのハンデ戦、GU。
過去10年、1番人気は〔122〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔446〕、2ケタ人気馬〔122〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
日経賞から〔211〕。
新潟大賞典から〔200〕。
ダイヤモンドSから〔101〕。
日経新春杯から〔011〕。
その他、天皇賞・春から勝ち馬が。
AJCCから2着馬が。
有馬記念、大阪杯、阪神大賞典から3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPの大阪―ハンブルクC(芝2400m時代も含む)から〔220〕。4着以内の馬。
メトロポリタンSから〔034〕。人気、着順は不問。
福島民報杯から〔010〕。5着馬。
3勝クラスから〔210〕。勝ち馬。
OPと3勝クラスからの馬で〔474〕と、ちょうど半数。伏兵はこのあたりに潜んでいるのかもしれません。
トップハンデは10年で14頭いて〔202〕。
勝ち馬のハンデは58〜52キロで、平均すると55.15キロ。
2着馬は57〜54キロで、平均55.55キロ。
3着馬は58〜53キロで、平均55.3キロ。
52キロで優勝したのは、21年の牝馬ウインキートスで、牡馬に換算すると54キロ。この馬を54キロで考えた時、馬券圏内30頭中、29頭がハンデ54キロ以上。例外は21年の3着馬、アドマイヤアルバの53キロです。
馬券圏内30頭の前走距離を見てみると、芝2400m以上が23頭、芝2200mが3頭、芝2000mが4頭。芝2000m未満からの馬券圏内はありません。
また、連対20頭のうち、芝2300〜2600mに勝ちがあった馬が16頭。残る4頭も、芝2500mの有馬記念4着馬(14年2着ラブイズブーシェ)、芝2500mの日経賞2着馬(22年優勝ボッケリーニ)、芝2500mのアルゼンチン共和国杯2着馬(22年2着マイネルウィルトス)、芝2400m時代のOP大阪―ハンブルクCの2着馬(15年2着レコンダイト)。この4頭も、芝2400m以上に好走歴があった馬です。
牝馬は〔111〕。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔321〕、5歳〔263〕、6歳〔322〕、7歳〔203〕、8歳〔001〕。
7、8歳で馬券に絡んだ6頭の人気は、1、8、8、9、11、13番人気。人気薄のベテランに注意が必要です。

葵S(土曜・京都)
3歳限定の芝1200m戦、GV。
重賞に格上げされたのが18年のこと。21、22年は中京での施行だったので、それを除く、データは過去3回で見ていきたいと思います。
なお、18年は2着同着。従いまして、3年で2着は4頭、3着は2頭となります。
18年は9番人気1着、6番人気と2番人気が2着同着で、馬連は6980円と4700円。
19年は1、13、2番人気の1〜3着で、馬連6390円。
20年は1、11、5番人気の1〜3着で、馬連6380円。
毎年、1または2番人気が連に絡んでいるのに、高配当。実は、重賞格上げ前と中京施行を含めた過去10年で見ても、毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内にいる波乱のレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔001〕。10着馬。
ファルコンSから〔100〕。9着馬。
アーリントンCから〔010〕。13着馬。
OPの橘Sから〔110〕。3着馬と4番人気13着馬。
マーガレットSから〔110〕。どちらも1番人気で、1着と5着の馬。
1勝クラスから〔011〕。共に勝ち馬でした。
毎年、OPクラスの芝1400m以上のレースで、1秒以上離された馬が連絡み。
中京施行時は、21年2着ヨカヨカが桜花賞17着(2秒9差)、22年2着コムストックロードが橘S6着(0秒7差)。後者は1秒以内ですが、京都に戻って、今年もそんな馬が連に絡むのか。穴馬選びの参考にしてみて下さい。
牝馬は〔221〕。牡馬より好成績です。
また、連対7頭すべてに、1勝クラス以上の芝1200mに勝ち鞍がありました。中京で見ても、無かったのはここが初の芝1200mだった、昨年2着のコムストックロードだけ。取捨選択のポイントになりそうです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.18
オークス(日曜・東京)
3歳牝馬3冠レースの2冠目。芝2400m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔521〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔301〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
1〜3番人気で9勝。その一方で、4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内に来ており、伏兵の台頭にも注意が必要です。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞からが最もよく〔745〕。3着以内が11頭。3着を外した5頭は、桜花賞4番人気以内で、前々走は重賞勝ちの馬。巻き返しの条件として覚えておきましょう。
皐月賞から〔001〕。11着馬。こちらも前々走は重賞勝ち。
2つのTR、まずはフローラSから〔142〕。連対5頭に、1、2番人気で掲示板確保の馬(5着、3着)が2頭。
もうひとつ、スイートピーSから〔010〕。勝ち馬です。
その他、フラワーCから〔010〕。勝ち馬。
OPの忘れな草賞から〔201〕。勝ち馬。
1勝クラスから〔001〕。芝2200m戦を連勝中の馬でした。
前走桜花賞以外で連対したのは9頭。その前走はOPクラス3着以内。加えて、芝1800m〜2000mのOPクラス勝ちまたは同距離重賞3着以内がありました。
これを桜花賞以外から3着に来た5頭で見ても、3頭にはOPクラス勝ちがあり、残る2頭は芝1800m以上で2勝以上を挙げていました。
連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、残る7頭には重賞2着またはOPクラス勝ちがありました。
3着で見ても、10頭中8頭がこれを満たします。
また、連対20頭中、15頭に東京芝の勝ちまたは東京芝の重賞3着以内があり、残る5頭は東京芝未経験の関西馬でした。
なお、芝1800m以上のOPクラスに4着以下があった馬の連対はありません。
馬券圏内30頭中、28頭が2勝以上。
必須ではありませんが、連対にあればいいのは、
連対率60%以上(18頭)
複勝率80%以上(14頭)
騎手の継続騎乗(15頭)
キャリア2戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上も2着に1頭のみ。
3〜6戦で〔10910〕。狙いはこのあたりになりそうです。
逃げ馬の馬券圏内はありません。末脚のしっかりした馬を狙いたいところです。

平安S(土曜・京都)
ダート1900m戦、GV。
21、22年は中京での施行。この2年を除く、データは過去8回で見ていきましょう。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔131〕。
6番人気以下〔241〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
8回中7回で1、3番人気が連に絡むも、万馬券の2本は2万馬券と5万馬券。大波乱も念頭に置いて臨みたいダート重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
フェブラリーSから〔111〕。人気、着順は不問。
交流GTの東京大賞典から〔100〕。勝ち馬。
海外GTのサウジCから〔001〕。6着馬。
交流GUのダイオライト記念から〔110〕。勝ち馬。
アンタレスSから〔333〕。掲示板6頭に、3、4、9番人気(6、12、16着)の馬。
交流GVのマリーンCから〔011〕。連対馬。
マーチSから〔010〕。5着馬。
OPの仁川Sから〔110〕。1着と11着の馬。
ブリリアントSから〔102〕。1番人気14着と、4、5着の馬。
前走が条件戦だった馬の馬券圏内はありません。
また、前走が交流重賞だった馬は、1、2番人気での連対が必須です。
馬券圏内24頭のうち23頭は、2月以降少なくとも1走していました。
連対16頭すべてにダート1800以上での勝ちがあり、14頭が重賞勝ち馬。残りの2頭にはダート2000mでの勝ちがあった馬です。
馬券圏内24頭中、2戦続けて掲示板を外していたのは、19年2着のモズアトラクションのみ。ただし、この馬の前々走6着は3着とハナ、クビ、クビの差。近走凡走続きの馬は軽視してよさそうです。
牝馬は〔011〕。当日3、4番人気に推されていた馬です。
年齢別では、4歳〔421〕、5歳〔322〕、6歳〔121〕、7歳〔023〕、8歳〔001〕。
若い順にいいようです。
関西馬が〔888〕と馬券圏内を独占しています。覚えておいて下さい。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.11
ヴィクトリアマイル(日曜・東京)
牝馬による、マイル女王決定戦。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔320〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔446〕、2ケタ人気馬〔142〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
2、3番人気が不振。
2本の万馬券は3万馬券と4万馬券。その時、3連単はそれぞれ2070万円と91万円。荒れる時は大きく荒れる牝馬GTです。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔103〕。人気、着順は不問。
有馬記念から〔100〕。1番人気9着馬。
ダートのフェブラリーSから〔100〕。3着馬。
大阪杯から〔100〕。4着馬。
GU時代の産経大阪杯から〔111〕。人気、着順は不問です。
芝1400m時代の阪神牝馬Sから〔110〕。11着と14着の馬。
芝1600mの阪神牝馬Sから〔334〕。掲示板9頭に、3番人気9着馬。
中山牝馬Sから〔110〕。1番人気7着馬と、勝ち馬。
福島牝馬Sから〔012〕。掲示板確保の馬。
京都牝馬Sから〔010〕。勝ち馬。
ダービー卿CTから〔010〕。2着馬。
東京新聞杯から〔010〕。2着馬。
馬券圏内30頭すべて、前走重賞出走馬。人気も着順も、どちらも“6”以上だった馬は2頭(2着1頭、3着1頭)だけです。
ここが今年初のレースだったのは、20年に勝ったアーモンドアイのみ。
馬券圏内30頭中、26頭が3月以降に少なくとも1走はしていました。
距離実績で見ると、連対20頭中、19頭に芝1600mでの勝ちがあり、例外の1頭は15年優勝のストレイトガール。この馬、14年のこのレースで3着だった馬です。
重賞実績で見ると、連対20頭中、18頭に重賞勝ちがあり、そのうち芝1600mの重賞勝ち馬は13頭。
重賞勝ちのなかった2頭にも、重賞2着、3着がありました。
コース実績では、連対20頭中17頭に、東京芝での勝ち、または東京芝の重賞での2、3着がありました。
連対20頭中、前走3着以内だった馬は9頭。残る11頭中、10頭はこれまでにGT3着以内があるか、前々走で重賞連対の馬。例外の1頭は、前走4着から2着に来た17年のデンコウアンジュです。前走馬券圏外からの巻き返しの条件は、このあたりにありそうです。
ちなみに、前走勝ち馬の優勝はありません。
年齢別で見ていくと、4歳〔462〕、5歳〔437〕、6歳〔111〕、7歳〔100〕。
4、5歳の2世代が中心のよう。
また、勝ち馬を出す枠に偏りがあり、優勝馬は4〜6番枠と11〜14番枠に限られます。
その間も含む、4〜14番枠で〔1082〕。特に連対には、極端な内枠、外枠の狙いを下げたくなります。
過去の好走馬が再び、三度の好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に挙げていきましょう。
13年勝ったヴィルシーナ、翌14年連覇。
14年3着ストレイトガール、15、16年連覇。
17年3着ジュールポレール、18年優勝。
19年勝ったノームコア、翌20年3着。
今年は昨年の覇者ソダシが参戦予定。要注目です。

京王杯スプリングC(土曜・東京)
芝1400m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔400〕、2番人気は〔233〕、3番人気は〔100〕。
6番人気以下〔154〕、2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
1000円台も1回だけですから、波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔622〕。3着馬が1頭いますが、残る9頭は馬券圏外。
マイラーズCから〔012〕。人気、着順は不問。
阪神Cから〔001〕。勝ち馬。
ダービー卿CTから〔223〕。3着以内5頭に、5着と10着の馬。
東京新聞杯から〔131〕。3着以内4頭に、5着馬。
京都牝馬Sから〔020〕。共に2着馬。
OPから〔101〕。5着と6着の馬。
馬券圏内30頭すべて、前走OPクラスから。
前走でGT、GUを走っていたのは14頭。人気、着順は不問です。
GV以下からの16頭を見ると、掲示板確保の馬が14頭。残る2頭は、4番人気6着(OP谷川岳S)と10番人気10着(ダービー卿CT)の馬でした。
勝ち馬10頭中、6頭が芝1200mの高松宮記念から、4頭が芝1600mのレースから。
馬券圏内30頭で見ても、芝1200mからの馬は高松宮記念組のみ。前走が芝1400mだった馬は2着までとなります。
また、勝ち馬10頭中7頭に重賞勝ちがあり、2頭には複数回の重賞2、3着がありました。例外の1頭は、前々走で3勝クラスを勝ち、前走が初のOPで5着だった、18年のムーンクエイクです。
牝馬は〔120〕。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔405〕、5歳〔343〕、6歳〔132〕、7歳〔120〕、8歳〔110〕。
ベテランの頑張りに注意が必要です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.3
NHKマイルC(日曜・東京)
3歳マイル王決定戦。芝1600m戦。GT。
過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔358〕、2ケタ人気馬〔133〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券4本。
馬券圏内の半数以上が6番人気以下の伏兵という、波乱のGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは2つのTRから。
ニュージーランドTから〔212〕。3着以内3頭に、5着と7着の馬。
アーリントンCから〔204〕。3着以内5頭に、11着馬。
その他、皐月賞から〔211〕。人気、着順は不問。
桜花賞から〔220〕。掲示板3頭に、15着馬。
弥生賞から〔100〕。2着馬。
スプリングSから〔001〕。7着馬。
ファルコンSから〔111〕。1、2番人気で連対の馬。
毎日杯から〔020〕。2着と4着の馬。
フラワーCから〔010〕。勝ち馬。
京成杯から〔001〕。1番人気10着馬。
OPの橘Sから〔010〕。勝ち馬。
アネモネSから〔010〕。4着馬。
馬券圏内30頭すべてが、前走はOPクラスを走っていました。
ただし、勝ち馬は前走重賞出走馬のみです。
また、前走の距離を見ると、芝1600m以上が26頭。残る4頭は芝1400mを走っていました。
さらに、29頭が3月以降に少なくとも1走しており、例外の1頭は10年前の3着馬フラムドグロワール。この馬だけが、1月の京成杯からでした。
連対20頭中、16頭に重賞連対歴があり、残る4頭にもOPクラスの勝ちがありました。
また、連対20頭中15頭に、芝1600mでの勝ち、または芝1600mの重賞2着がありました。
さらに、連対20頭中14頭が新馬戦で勝ち上がっており、年明けデビューなら、全勝かつ重賞勝ちが必要です。
加えて、連対20頭中19頭が、ここまで連対率50%以上の馬でした。
牝馬は〔241〕。連対率は牡馬を上回ります。
脚質的には、差し、追い込みの馬がいいのですが、逃げ馬も〔211〕。展開をしっかり読む必要がありそうです。

新潟大賞典(日曜・新潟)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔023〕、2番人気は〔010〕、3番人気は〔330〕。
6番人気以下〔545〕、2ケタ人気馬〔222〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
1、2番人気に勝ちがない、大波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
金鯱賞から〔110〕。
中山記念から〔020〕。
日経新春杯から〔002〕。
小倉大賞典から〔101〕。
その他、ダートのフェブラリーSから勝ち馬が。
有馬記念、AJCC、函館記念から2着馬が。
日経賞、東京新聞杯から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPの福島民報杯から〔203〕。3着以内4頭と、8着馬。
大阪城Sから〔100〕。4着馬。
大阪―ハンブルクCから〔010〕。2着馬。
3勝クラスから〔222〕。すべて3番人気までで勝った馬です。
トップハンデは10年で19頭いて〔220〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜54キロで、平均すると55.7キロ。
2着馬は57.5〜54キロで、平均56.2キロ。
3着馬は56.5〜54キロで、平均55.3キロ。
ハンデ58キロ以上と54キロ未満の馬の馬券圏内はありません。
連対20頭すべてに、芝1800m以上での勝ちがありました。
また、連対20頭すべてに、芝2000mの勝ち、または芝2000mのOPクラスに掲示板がありました。
牝馬は〔000〕。馬券圏内がありません。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔243〕、5歳〔312〕、6歳〔135〕、7歳〔320〕、8歳〔100〕。
7、8歳で連対した6頭の人気を見ると、5、5、7、9、10、13番人気。人気薄のベテラン馬に注意が必要です。

京都新聞杯(土曜・京都)
3歳馬による、日本ダービーへの“東上最終切符”を懸けた戦い。芝外回り2200m戦、GU。
21、22年は阪神での施行でした。データは京都で行われた過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
皐月賞から〔100〕。10着馬。
スプリングSから〔011〕。7着と4着の馬。
毎日杯から〔202〕。勝ち馬2頭に、4着と7着の馬。
共同通信杯から〔100〕。2番人気10着馬。
きさらぎ賞から〔001〕。3着馬。
OPの若葉Sから〔010〕。4着馬。
すみれSから〔001〕。5着馬。
1勝クラスから〔463〕。連対10頭に、4、6、7着の馬。
前走がGT皐月賞だった馬を除く、馬券圏内23頭は、前走の着順か人気のいずれかが“5”以下となっていて、2戦連続で連対をはずしていたのは1頭だけ。それも前々走では重賞で3着だった馬。近走好調の波は必須のようです。
連対16頭中、11頭に芝2000m以上での勝ち、または芝2000m以上のOPクラスに3着以内があり、残りの5頭には芝1800mでの連対歴がありました。
また、連対16頭中15頭にOPクラスの3着以内、または1勝クラスの連対歴があり、例外もいますが、このあたりが取捨選択のボーダーラインと見ていいのかもしれません。
キャリア2戦以下の馬は3着に1頭のみ。逆に9戦以上の馬の馬券圏内はありません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.25
天皇賞・春(日曜・京都)
古馬最高峰のレース。芝3200m戦、GT。
21、22年は阪神での施行。従いまして、データは京都で行われた、過去8回です。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔044〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
1、2番人気で7勝、残る1勝は4番人気の馬。勝ち馬は人気サイドの馬です。
ステップレースを見ていきましょう。
大阪杯から〔110〕。勝ち馬と4番人気13着馬。
GU時代の産経大阪杯から〔100〕。2着馬。
有馬記念から〔100〕。4着馬。
阪神大賞典から〔224〕。3着以内6頭に、4着馬と6着馬。
日経賞から〔222〕。3着以内5頭に、2番人気5着馬。
AJCCから〔100〕。2着馬。
京都記念から〔011〕。1着馬と4着馬。
日経新春杯から〔010〕。勝ち馬。
ダイヤモンドSから〔010〕。勝ち馬。
外国馬の〔001〕というのもあります。
馬券圏内24頭すべて前走は重賞を走っていました。その内訳は、GT、GUが23頭、GVは1頭のみです。
また、前走で掲示板を外していたのは2頭のみ。その2頭は4番人気と5番人気に推されていた馬です。
連対16頭すべてにGTまたはGUの勝ちがありました。
また、連対16頭中、12頭に芝3000m以上のGTでの3着以内があり、残る4頭にはGTまたはGU勝ちに加え、前走重賞3着以内の勢いがありました。
さらに、連対16頭中15頭に芝3000m以上のレースへの出走歴がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別では、4歳〔313〕、5歳〔430〕、6歳〔132〕、7歳〔003〕、8歳〔010〕。
5歳、4歳の順にいいようです。
なお、7、8歳で馬券に絡んだ4頭の人気は、6、8、10、13番人気。人気薄のベテランの激走には注意が必要です。
15番枠より外は3着に1頭いるだけ。極端な外枠は不安材料になるかもしれません。

青葉賞(土曜・東京)
3歳馬によるダービーTR。芝2400m戦、GU。上位2着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔233〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔323〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
波乱含みのダービーTRです。
ステップレースを見ていきましょう。
弥生賞から〔110〕。3着と4着の馬。
スプリングSから〔100〕。4番人気7着馬。
京都2歳Sから〔100〕。勝ち馬。
共同通信杯から〔011〕。4着と3着の馬。
京成杯から〔010〕。2着馬。
OPのすみれSから〔001〕。2番人気7着馬。
実は、1勝クラスからの馬が一番よく〔678〕。勝ち馬19頭に、2着馬1頭、3着馬1頭。馬券圏内の7割を占めています。
未勝利勝ちから〔100〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
前走が重賞で馬券圏外の馬は3頭。いずれも勝ち馬から0秒7差以内の負け。
ちなみに、14年、OPのすみれS7着から3着のヤマニンウィザードは勝ち馬から0秒9差でした。
OPクラスなら、1秒離されていないことが巻き返しの条件でしょうか。
連対20頭中、19頭に芝2000m以上での勝ちがあり、残りの1頭には芝1800mでの勝ちに加え、芝2000mの重賞に4着がありました。
キャリア2戦の馬は3着まで。逆に、8戦以上の馬の馬券圏内はありません。
さて、最も多い21頭を馬券圏内に送り込んでいる前走1勝クラス組ですが、その距離を見てみると、芝2200m以上だった馬が19頭。残る2頭は芝2000mと1600mから。この2頭は3着まで。
1勝クラスからの連対13頭は、芝2200m以上のレースから臨んでいたんだということを覚えておくといいかもしれません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.20
フローラS(日曜・東京)
3歳牝馬によるオークスTR。芝2000m戦、GU。上位2着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔210〕、2番人気は〔142〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔145〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
波乱のTRです。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔010〕。6着馬。
フラワーCから〔134〕。掲示板7頭に、6着馬1頭。
フェアリーSから〔100〕。2番人気10着馬。
クイーンCから〔021〕。人気、着順は不問。
OPのアネモネSから〔100〕。勝ち馬。
1勝クラスから〔633〕。連対10頭に、4着と8着の馬。
未勝利勝ちから〔112〕。1番人気で勝ち上がった馬が3頭に、5番人気だった馬が1頭。
1勝クラスからフローラS連対の9頭は、連対馬。未勝利勝ちから連対の2頭は、1番人気で勝ち上がった馬。
この2つのステップで、連対の半数以上ですから、OP実績は問わないということでしょう。
連対20頭中、18頭に芝1800m以上の出走歴があり、そのうち15頭が勝利を収め、3頭は掲示板確保。残る2頭はここが初の芝1800mでしたが、芝1600mでの勝ちがありました。
キャリア1戦の馬、つまり新馬勝ちからの馬券圏内はありません。
また、勝ち馬10頭中7頭が5番枠より内の馬。残りの3頭は12、15、18番枠での勝利。
外枠が絶対にダメというわけではありませんが、やはり東京芝2000mは外枠不利。そのことは、頭の中に置いておいたほうがよさそうです。

マイラーズC(日曜・京都)
芝1600m戦、GU。
阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔222〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔201〕。6番人気以下〔122〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
波乱含みの重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
海外GTの香港マイルから〔101〕。12着と6着の馬。
マイルCSから〔001〕。2着馬。
阪神Cから〔200〕。2着と3着の馬。
金鯱賞から〔100〕。勝ち馬。
中山記念から〔100〕。4着馬。
スワンSから〔010〕。2着馬。
阪急杯から〔020〕。2着と7着の馬。
東京新聞杯から〔013〕。着順は不問も、1〜3番人気だった馬。
京都金杯から〔002〕。勝ち馬。
ダービー卿CTから〔001〕。14着馬。
OPから〔240〕。連対4頭に、1番人気5着と5番人気12着の馬。
馬券圏内24頭すべて前走はOPクラスで、芝1400m以上のレースに出走した馬です。
連対16頭中、13頭に芝1600mの重賞3着以内、または同距離OPの連対があり、例外の3頭は芝1400m、1800m、2000mの重賞に3着以内があった馬。OP実績は必須です。
牝馬は〔000〕。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔332〕、5歳〔414〕、6歳〔111〕、7歳〔011〕、8歳〔020〕。
4歳と5歳の2世代がいいようです。

福島牝馬S(土曜・福島)
牝馬限定の芝1800m戦、GV。
新潟で行われた21年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔131〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔410〕。
6番人気以下〔235〕、2ケタ人気馬〔115〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
こちらも波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
最も好相性なのが、中山牝馬S組で〔661〕。3着以内8頭に、4〜8着が5頭。
次が、愛知杯組で〔301〕。人気、着順は不問です。
阪神牝馬Sから〔001〕。11着馬。
京都牝馬Sから〔001〕。9着馬。
OPから〔002〕。4着と12着の馬。
3勝クラスから〔023〕。人気、着順は不問。
2勝クラスから〔010〕。こちらは勝ち馬でした。
連対18頭中17頭に、芝1800mでの勝ち、または同距離重賞の3着以内があり、例外の1頭にも芝1800mの中山牝馬Sで、勝ち馬から0秒2差の6着というのがありました。芝1800mの実績は重要なようです。
さらに、距離に関係なく、連対18頭中15頭に重賞4着以内があり、残りの3頭にはOPの掲示板がありました。
15年、2勝クラス勝ちから挑んで2着のリラヴァティにも、それまでに重賞3着が3回もあり、3勝クラスから挑戦した馬にも、さかのぼればOPクラスの掲示板がありました。連対にOP実績は重要です。
年齢別で見ていくと、4歳〔241〕、5歳〔455〕、6歳〔203〕、7歳〔100〕。5歳馬を中心にまんべんなくのイメージでしょうか。
好相性の中山牝馬Sと愛知杯ですが、福島施行の9回では、この2つのレースからしか勝ち馬が出ていません。
そのうち、中山牝馬S組のワンツーは5回あります。
また、12月施行時を合わせ、2、3走前に愛知杯を走っていた馬が〔312〕ですから、愛知杯出走馬は〔613〕となります。
この2つの牝馬限定戦がカギを握ります。どちらも要チェックのレースと言えそうです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.14
皐月賞(日曜・中山)
3歳クラシック第1弾。芝2000m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔312〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔132〕。
6番人気以下〔325〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
波乱含みのGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
スプリングSから〔212〕。連対馬。
弥生賞から〔053〕。4着以内の馬。
OPの若葉Sから〔011〕。連対馬。
その他、ホープフルSから〔200〕。勝ち馬。
朝日杯FSから〔010〕。勝ち馬。
東京スポーツ杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。
共同通信杯から〔502〕。連対6頭に、1番人気5着馬。
毎日杯から〔100〕。勝ち馬。
アーリントンCから〔010〕。勝ち馬。
きさらぎ賞から〔001〕。勝ち馬。
京成杯から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内30頭のうち、前走が弥生賞以外で連を外していたのは、21年3着のステラヴェローチェのみ。この馬は共同通信杯1番人気5着から。また、弥生賞組も4着までとなっています。
前走で掲示板を外していた馬の馬券圏内はありません。
また、馬券圏内30頭中、前走3番人気以内だった馬が23頭。残る4番人気以下の7頭ですが、弥生賞組は5番人気まで。弥生賞以外なら、1着で人気は不問となります。
連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞2着が、残る2頭にもOP勝ちがありました。OP実績は必須のよう。
また、連対20頭中19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、例外の1頭はここまで芝1600mで3戦3勝。GT朝日杯FSを含む重賞2勝の馬でした。3着で見ても、芝1800m、芝2000mに勝ちがなかったのは2頭だけです。
さらに、連対20頭すべてが2勝以上。3着で見ても、1勝馬は1頭のみ。
加えて、連対20頭のうち、19頭がここまで掲示板を外したことのなかった馬です。
キャリア2戦以下の馬は、2着に1頭のみ。逆に、8戦以上の馬の馬券圏内はありません。
キャリア3〜5戦の馬で〔999〕。勝ち馬で見れば、3戦と4戦の馬で8勝です。
また、近4年は非TR組が優勝しています。併せて覚えておくといいかもしれません。

アンタレスS(日曜・阪神)
ダート2000m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔222〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
毎年1〜3番人気の馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
チャンピオンズC(含、旧JCダート)から〔110〕。1着と8着の馬。
交流GTの東京大賞典から〔100〕。勝ち馬。
フェブラリーSから〔010〕。3着馬。
交流GUのダイオライト記念から〔121〕。連対馬。
東海Sから〔003〕。人気、着順は不問。
交流GVの名古屋大賞典から〔431〕。4着以内の馬。
平安Sから〔100〕。勝ち馬。
マーチSから〔023〕。4着以内の馬。
OPの名古屋城Sから〔111〕。3着以内の馬。
仁川Sから〔100〕。勝ち馬。
総武Sから〔001〕。13着馬。
馬券圏内30頭、すべて前走はOPクラスを走っていた馬です。
連対20頭中17頭に重賞3着以内があり、3頭にOP勝ちがありました。
また、連対20頭中18頭にダート1800〜2000mのOPクラスでの勝ちがあり、残る2頭にも同距離重賞での2着、3着がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別では、4歳〔241〕、5歳〔512〕、6歳〔136〕、7歳〔121〕、8歳〔100〕。
6歳以上で連対の8頭は、前走でも重賞で連に絡んでいました。取捨選択の参考にしてみて下さい。

アーリントンC(土曜・阪神)
3歳馬によるNHKマイルCのTR。芝1600m戦、GV。上位3着までに優先出走権が与えられます。
4月の施行に替わったのが18年のこと。従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔000〕、3番人気は〔001〕。
6番人気以下〔132〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
1番人気が4勝も、2、3番人気に連対なし。
19年には、12、7、11番人気で3連単136万馬券になっています。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔300〕。2、3着と、3番人気9着馬。
フィリーズレビューから〔100〕。4着馬。
京王杯2歳Sから〔001〕。勝ち馬。
共同通信杯から〔100〕。7着馬。
京成杯から〔010〕。11着馬。
ファルコンSから〔010〕。2着馬。
シンザン記念から〔001〕。2着馬。
1勝クラスから〔022〕。1、2番人気で勝った馬。
未勝利勝ちから〔011〕。1番人気で勝ち上がった馬。
勝ち馬5頭すべて、前走重賞出走馬。2、3着馬は前走重賞以外なら勝ち必須です。
馬券圏内15頭中、芝1600mに勝ちがあったのは9頭。残る6頭中5頭は芝1400mに勝ちがあり、そのうち3頭は芝1600mの重賞3着以内がありました。残る2頭はここが初の芝1600m。また、例外の1頭は芝1400mの重賞に0秒1差の4着があった馬で、ここが初めての芝1600mでした。
前走で芝1200mを走っていた馬の馬券圏内はありません。
牝馬は〔110〕。
キャリア2戦以下の馬の馬券圏内はなく、6戦以上の馬も2着まで。
勝ち馬はキャリア3〜5戦の、前走重賞出走馬に限られてきました。
データは過去5年。今年はどうなるか、注目です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.6
桜花賞(日曜・阪神)
3歳牝馬クラシック第1弾。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔131〕、2番人気は〔430〕、3番人気は〔122〕。
6番人気以下〔326〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
1〜3番人気が1頭も連に絡めなかったのは、1回(15年)だけです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
チューリップ賞から〔486〕。連対12頭は、3着以内または3番人気までに推された馬。3着6頭の人気、着順は不問です。
フィリーズレビューから〔102〕。すべて1番人気2着馬。
アネモネSから〔000〕。このTRからの馬券圏内はありません。
その他、阪神JFから〔120〕。連対馬。
朝日杯FSから〔100〕。3着馬。
クイーンCから〔101〕。2着馬と1着馬。
シンザン記念から〔100〕。1着馬。
フェアリーSから〔001〕。1着馬。
OPのエルフィンSから〔100〕。1着馬。
チューリップ賞、朝日杯FS以外のレースからなら、連対必須。前走4着以下から馬券圏内に好走した馬は6頭。すべてチューリップ賞組でした。
また、前走が芝1600m未満のレースだったのは、芝1400mのフィリーズレビュー組の3頭だけ。この3頭は、すべて阪神JFで掲示板確保の馬。マイル実績は重要なポイントのようです。
馬券圏内30頭の前走人気を見ても、1番人気15頭、2番人気5頭、3番人気3頭、4番人気3頭、5番人気3頭に、8番人気1頭。着順に加え、人気のチェックも必要でしょう。
連対20頭すべてに、重賞連対またはOP勝ちがありました。
また、連対20頭すべてが、デビュー2戦目までに勝ち上がった馬。
さらに、連対20頭中19頭に、芝1600mでの勝ちまたは芝1600mの重賞での3着以内がありました。
キャリア7戦以上の馬の馬券圏内はなく、キャリア2戦の馬の好走も20年に勝ったデアリングタクトのみ。
キャリア3〜5戦の馬で〔8109〕。狙いはこのあたりでしょうか。
勝ち馬の馬体重に着目すると、10頭すべてが、前走時460キロ以上、当日462キロ以上。ある程度の馬格は必要なようです。ただし、2、3着には小柄な馬も来ています。
枠順では、6〜13番枠の馬で〔854〕。真ん中あたりがいいようです。
先行馬と差し・追い込み馬の組み合わせが多いレース。展開をしっかり読む必要がありそうです。

ニュージーランドT(土曜・中山)
3歳馬によるNHKマイルCのTR。芝1600m戦、GU。3着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔130〕、2番人気は〔502〕、3番人気は〔130〕。
6番人気以下〔227〕、2ケタ人気馬〔113〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
10回中9回で1〜3番人気が連に絡んでいる一方で、6番人気以下の伏兵が9回で馬券圏内に。人気馬と穴馬の組み合わせでとデータは教えます。
ステップレースを見ていきましょう。
弥生賞から〔011〕。共に6着馬。
チューリップ賞から〔010〕。9着馬。
ファルコンSから〔313〕。人気着順は不問。
シンザン記念から〔110〕。勝ち馬。
アーリントンCから〔101〕。共に2着馬。
きさらぎ賞から〔100〕。5着馬。
共同通信杯から〔010〕。8着馬。
フラワーCから〔010〕。3着馬。
京成杯から〔001〕。13着馬。
OPのマーガレットSから〔100〕。勝ち馬。
アネモネSから〔001〕。4着馬。
1勝クラスから〔243〕。勝ち馬7頭、2着馬1頭と、1番人気5着馬。
未勝利勝ちから〔100〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
牝馬は〔022〕。
連対20頭中、17頭が前走3着以内または3番人気までに推された馬。残る3頭は重賞で4、5番人気の馬でした。
一方で、OPクラス勝ちがあったのは5頭のみ。
難解なTR。秘めた素質と勢いがモノを言いそうなレースです。

阪神牝馬S(土曜・阪神)
牝馬限定戦。芝1600m戦、GU。
芝1400mから距離延長になったのが16年のこと。従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券3本。
近5年は8番人気以下の馬が馬券圏内に。波乱度が増しているようです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。5着馬と15着馬。
ジャパンCから〔010〕。8着馬。
京都牝馬Sから〔212〕。3着以内4頭と、6着馬。
東京新聞杯から〔101〕。勝ち馬。
中山牝馬Sから〔100〕。2番人気14着馬。
愛知杯から〔022〕。人気、着順は不問。
京都金杯から〔001〕。3着馬。
OPの北九州短距離Sから〔100〕。3番人気13着馬。
3勝クラスから〔121〕。3番人気までで1着の馬。
連対14頭中、前走がGTだった3頭を除く11頭は、すべて前走で3着以内または3番人気までに推された馬。
さらに、連対14頭のうち、重賞勝ちまたはGT2着があったのは9頭。
残りの5頭は、3頭が昇級初戦の馬、1頭は格上挑戦も前走重賞3着馬、1頭は昇級2戦目で芝1600mが初めての馬でした。
また、連対14頭中、10頭に芝1600mでの勝ちがあり、1頭は芝1600mの重賞2着馬、3頭はここが初めての芝1600mという馬でした。
年齢別では、4歳〔352〕、5歳〔322〕、6歳〔103〕。
馬券に絡んだのは3世代のみ。それも、若い順にいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.28
大阪杯(日曜・阪神)
芝内回りの2000m戦、GT。
GTに格上げされたのが、17年のこと。従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔231〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎年1〜3番人気の馬が馬券圏内に来ている一方で、6番人気以下の馬が馬券に絡まなかったのは20年のみ。ひと捻りが必要なGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。
ジャパンCから〔001〕。2着馬。
金鯱賞から〔321〕。掲示板5頭と、3番人気6着馬。
中山記念から〔111〕。掲示板確保の馬。
京都記念から〔021〕。連対2頭に、5番人気8着馬。
神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。
チャレンジCから〔100〕。勝ち馬。
小倉大賞典から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内18頭の前走は、すべて重賞から。
1〜3番人気に推されていた馬が16頭。残る2頭も4、5番人気。人気と着順が、どちらも“6”より大きかった馬の馬券圏内はありません。
馬券圏内18頭中、17頭に重賞勝ちがあり、残りの1頭にも重賞2着がありました。
また、10頭に芝2000mのGT3着以内があり、1頭には同距離GUに2着が、7頭に芝1800m〜2200mの重賞勝ちがありました。
連対12頭で見ても、GT勝ち馬が7頭、GTに2、3着のある馬が3頭。残る2頭は、GU2着がある昨年の勝ち馬ポタジェと、5連勝でGVを勝って臨んだ21年の勝ち馬レイパパレ。
重賞実績のハードルは高めに設定してよさそうです。
加えて、阪神芝での重賞に3着以内を持つ馬が10頭。残りの2頭には、阪神芝2000mに勝ちがありました。
コース実績もポイントになりそうです。
牝馬は〔220〕。現在3年連続連対中で、4頭すべてが当日4番人気までに推されていました。
年齢別で見ておくと、4歳〔225〕、5歳〔431〕、6歳〔010〕。
5歳馬が最もよく、勝ち馬は4歳と5歳の2世代のみ。また、7歳以上の馬券圏内はありません。
関西馬が〔665〕。阪神実績の有無も関係しているのか、関東馬を圧倒しています。
最後に枠順ですが、勝ち馬6頭中5頭が8番枠より内の馬。
ちなみに2着4頭、3着5頭もひとケタ馬番でした。
内枠有利を頭の中に置いておくといいかもしれません。

ダービー卿CT(土曜・中山)
芝1600mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔103〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔144〕、2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞は2つ。
中山記念から〔011〕。
東京新聞杯から〔122〕。
その他、阪急杯、京都牝馬Sから勝ち馬が。
阪神C、ターコイズSから2着馬が。
海外GTの香港C、小倉大賞典から3着馬が出ています。
OPの東風Sから〔232〕。3着以内4頭と、2、3番人気に推されていた馬。
洛陽Sから〔011〕。4着と2着の馬。
ニューイヤーSから〔001〕。2着馬。
実は、3勝クラスからが最もよく〔511〕。すべて勝ち馬です。
前走OPと3勝クラスを合わせて〔755〕。馬券のヒントは、ここにありそうです。
馬券圏内30頭中、29頭の前走が国内のレース。その距離で見ると、芝1600mが21頭、芝1400mが4頭、芝1800mが4頭。
圧倒的に芝1600mからの馬が多く、現在3年連続で1〜3着を独占中。
トップハンデは10年で16頭いて〔110〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜53キロで、平均すると55.15キロ。
2着馬は58〜54キロで、平均55.4キロ。
3着馬は57.5〜54キロで、平均55.85キロ。
53キロで勝った馬が2頭いますが、どちらも牝馬で、牡馬に換算すれば55キロ。54キロの優勝はないので、勝ち馬は55キロ(牝馬は53キロ)以上の馬だと、データは語ります。
また馬券圏内30頭はすべて、牡馬54キロ以上、牝馬53キロ以上となっています。
連対20頭中、17頭に芝1600mでの勝ちがあり、1頭に芝1600mの重賞での2着が。残る2頭も、芝1600mは2着までですが、芝1400mの重賞に勝ちがありました。
また、前走3勝クラス勝ちの6頭を除く、連対14頭中13頭に重賞3着以内またはOP勝ちがありました。例外は昨年2着のフォルコメン。この馬は芝1600mで4勝のマイル巧者でした。
勝ち馬10頭に絞って考えると、芝1600mの重賞に連対歴のある馬が4頭、芝1800mのOPに勝ちがある馬が1頭、あとの5頭は3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。
牝馬は〔210〕。当日5番人気までの馬。
年齢別では、4歳〔441〕、5歳〔527〕、6歳〔041〕、7歳〔001〕、8歳〔100〕。
4歳と5歳の2世代が中心のようです。
最後に枠順ですが、勝ち馬10頭中、9頭までもが10番枠より内の馬。
中山芝1600m戦は外枠に厳しい舞台。それを裏付けるかのようなデータになっています。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.25
高松宮記念(日曜・中京)
2023年、JRA最初の芝のGT。芝1200m戦。
過去10年。1番人気は〔212〕、2番人気は〔240〕、3番人気は〔213〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔014〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。
10年のうち8回は1〜3番人気が連絡み。残る2回は4、5番人気が連に絡んでいて、軸は人気サイドでよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
好相性のレースは3つ。
シルクロードSから〔421〕。掲示板6頭に、5番人気15着馬。
阪急杯から〔323〕。4着以内7頭に、1番人気7着馬。
オーシャンSから〔125〕。掲示板6頭に、3番人気9着馬と9番人気6着馬。
その他、海外GTの香港スプリントから〔101〕。勝ち馬と3番人気12着馬。
ダートのフェブラリーSから〔010〕。5着馬。
阪神Cから〔010〕。勝ち馬。
京都牝馬Sから〔020〕。勝ち馬。
外国馬の〔100〕というのもあります。
国内のレースからなら、勝ち馬はシルクロードS、阪急杯、オーシャンSからのみ出ていて、そのレースでの連対または1、2番人気必須です。
また、この3つのレースから〔869〕と、23頭が馬券圏内を占めています。
前走の距離を見ると、外国馬も含めた馬券圏内30頭中、29頭が芝1200m(18頭)か芝1400m(11頭)。唯一の例外は、ダート1600mのフェブラリーSから2着になった17年のレッツゴードンキです。
外国馬も含めた連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、残る4頭には芝1200mの重賞に2着がありました。
別の見方をすると、連対20頭中15頭に芝1200mの重賞3着以内があり、4頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。例外の1頭は、ここが初の芝1200m戦で、芝1600mの重賞2勝の22年2着ロータスランドです。
牝馬は〔153〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔323〕、5歳〔433〕、6歳〔253〕、7歳〔101〕。
4〜6歳の3世代が中心のようです。
勝ち馬10頭中、7頭がひとケタ馬番の馬。残る3頭は11、14、16番枠の馬。内枠が好走するのを、ちょっと頭の中に置いておくといいかもしれません。

マーチS(日曜・中山)
ダート1800mのハンデ戦、GV。
データは過去10年ですが、22年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。
1番人気は〔112〕、2番人気は〔331〕、3番人気は〔103〕。
6番人気以下〔534〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
フェブラリーSから〔200〕。12着と13着の馬。
チャンピオンズCから〔100〕。7着馬。
交流GTの東京大賞典から〔010〕。4着馬。
東海Sから〔011〕。8着馬と3着馬。
武蔵野Sから〔100〕。10着馬。
交流GVの佐賀記念から〔101〕。連対馬。
OPの総武Sから〔241〕。掲示板6頭に、6着馬。
仁川Sから〔123〕。4着以内の馬。
アルデバランSから〔100〕。2着馬。
フェアウェルSから〔010〕。勝ち馬。
師走Sから〔001〕。勝ち馬。
ポルックスSから〔001〕。4番人気14着馬。
海外OPのコリアCから〔010〕。勝ち馬。
3勝クラスから〔102〕。すべて勝ち馬。
また、地方所属馬の〔001〕というのもあります。
まとめてみると、例外もありますが、前走がJRA重賞なら人気、着順は不問。交流重賞、(リステッド、海外を含む)OPなら好走または高い人気が欲しいといったところでしょうか。
トップハンデは、10年で18頭いて〔130〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると56.35キロ。
2着馬は58〜55キロで、平均56.5キロ。
3着馬は57〜54キロで、平均55.1キロ。
馬券に絡むのは54キロ以上の馬に限られます。
また、58キロの馬が馬券に絡んだのは、10年前の13年。それ以降は57.5キロまでとなっています。
連対20頭中、7頭に重賞勝ちがあり、9頭にOP勝ちがあり、3頭には中山ダート1800mのOPに掲示板がありました。例外の1頭は、ここが初のOPクラスだった19年の勝ち馬サトノティターンです。
また、連対20頭中17頭にダート1800mでの勝ちがありました。
牝馬は〔001〕。当日3番人気の馬です。
年齢別に見ていくと、4歳〔122〕、5歳〔322〕、6歳〔553〕、7歳〔112〕、8歳〔002〕。
連対の半数を占める6歳馬がいいようです。

日経賞(土曜・中山)
芝2500m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔430〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔045〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
勝ち馬は4番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔333〕。
ジャパンCから〔110〕。
日経新春杯から〔311〕。
AJCCから〔222〕。
その他、菊花賞、京都記念から2着馬が。
ステイヤーズS、中山記念、小倉大賞典、中山金杯から3着馬が出ています。
GTからなら人気、着順は不問。GU、GVからの馬は17頭いて、掲示板を外していたのは4頭のみ(6、6、8、9着)です。
また、3勝クラス勝ち馬の〔110〕というのもあります。
連対20頭すべてが、前走で芝2200m以上のレースを走っていました。
勝ち馬10頭中、8頭に重賞勝ちがあり、残る2頭も重賞2着と3着の馬。勝つためには、重賞実績は必須のようです。
また、連対20頭中18頭に芝2200m以上の重賞での3着以内がありました。
牝馬は〔111〕。当日4番人気までに推されていた馬です。
年齢別で見ていくと、4歳〔651〕、5歳〔224〕、6歳〔222〕、7歳〔012〕、8歳〔001〕。
4歳馬が抜けていいようです。

毎日杯(土曜・阪神)
3歳馬による芝1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔333〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔122〕。
6番人気以下〔121〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
馬券圏内30頭中、25頭が1〜4番人気という堅めの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
弥生賞から〔102〕。掲示板2頭に、10着馬。
共同通信杯から〔401〕。4着以内4頭と、2番人気6着馬。
シンザン記念から〔100〕。2番人気6着馬。
きさらぎ賞から〔021〕。4着以内の馬。
アーリントンCから〔020〕。1番人気5着と2番人気7着の馬。
OPのすみれSから〔001〕。3着馬。
芝の1勝クラスから〔434〕。連対馬。
ダートの1勝クラスから〔010〕。2着馬。
新馬勝ちから〔010〕。1番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔011〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭中、ここが初芝だった1頭を除く19頭のうち、15頭が芝1800mまたは芝2000mに勝ちがあり、3頭は芝1600mで2勝の馬。残る1頭は芝1600mでの1勝に加え、OPに2着のあった馬です。
2勝馬のOPクラス実績は不問ですが、1勝馬で連対を果たした9頭のうち、6頭にOPクラスでの掲示板がありました。勝ち星を補うにはOPクラスの好走歴が欲しいといった感じでしょうか。
牝馬は〔000〕。
なお、キャリア1戦の馬は2着まで。6戦以上の馬は3着までとなっています。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.17
スプリングS(日曜・中山)
3歳馬による、皐月賞TR。芝1800m戦、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔242〕、2番人気は〔022〕、3番人気は〔220〕。
6番人気以下〔215〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年1または2番人気が馬券圏内に来ており、馬券の中心は人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔221〕。勝ち馬3頭に、2着と4着の馬。
ホープフルS(GU時代を含む)から〔012〕。2着馬2頭に、3番人気13着馬。
共同通信杯から〔210〕。3着以内の馬。
きさらぎ賞から〔011〕。1着と4着の馬。
京成杯から〔010〕。1番人気4着馬。
OPのジュニアCから〔002〕。1番人気1着馬。
クロッカスSから〔001〕。1番人気1着馬。
最もいいのが1勝クラスからで〔642〕。勝ち馬8頭に、2着馬2頭、4着馬2頭。この4着の2頭は、どちらも水仙賞でした。
未勝利勝ちから〔001〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭すべてが、前走クラスにかかわらず4着以内の馬。
これを3着で見ても、例外は昨年のサトノヘリオス(GTホープフルS3番人気13着)のみです。
連対20頭中、19頭に芝1600m以上での勝ちがありました。例外の1頭は芝1200m、芝1400mの重賞勝ちに加え、芝1600mの朝日杯FS4着があった19年のファンタジストです。
これを別の見方で見ると、連対20頭中、16頭に芝1800m以上での勝ちまたはOPクラス3着以内があり、残りの4頭には距離にかかわらず重賞連対歴がありました。
連対20頭のうち、重賞勝ち馬が5頭、重賞2着のある馬が5頭、1勝クラス勝ち馬が8頭、残る2頭は前走水仙賞4着の馬です。
キャリア1戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上は3着に1頭のみ。
TRらしく、前走1勝クラスだった馬が、権利を獲ろうと頑張ります。ポテンシャルの分析がカギを握りそうです。

阪神大賞典(日曜・阪神)
芝3000m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔701〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔213〕。
6番人気以下〔022〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券なし。
毎年1、2番人気が連に絡む、堅めのレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔551〕。人気、着順は不問です。
ジャパンCから〔101〕。5着馬と11着馬。
AJCCから〔200〕。勝ち馬と1番人気7着馬。
日経新春杯から〔101〕。2着馬と13着馬。
ステイヤーズSから〔010〕。2着馬。
京都記念から〔002〕。1着と3着の馬。
中山金杯から〔100〕。2番人気14着馬。
ダイヤモンドSから〔013〕。人気、着順は不問です。
OPの万葉Sから〔011〕。勝ち馬と3着馬。
3勝クラスから〔021〕。勝ち馬2頭と、3着馬。
優勝馬10頭は、すべて前走重賞出走馬となっています。
また、連対20頭を見ると、前走が有馬記念でなければ、掲示板確保もしくは1、2番人気に推されていたことが必要。
馬券圏内30頭の前走距離ですが、芝2200以上が29頭、例外の1頭は芝2000mの中山金杯から。ただし、この馬も前々走は芝3000mの菊花賞を走っていました。
連対20頭中14頭に重賞勝ちがあり、残りの6頭にも重賞2、3着があったように、重賞実績は重要なポイントとなっています。
さらに、連対20頭中17頭に芝2200m以上での勝ちがあり、17頭に芝3000m以上への出走歴がありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔433〕、5歳〔443〕、6歳〔233〕、7歳〔001〕。
4〜6歳の3世代が中心です。
所属の東西で見ると、関西馬が〔10910〕と、関東馬を圧倒しています。
今年は、21、22年の勝ち馬ディープボンド、22年2着のアイアンバローズ、20年1着、21年2着のユーキャンスマイル、20年3着のメイショウテンゲンが出走登録してきました。
過去にはゴールドシップの3連覇(13〜15年)もあるレース。リピーターの激走には注意が必要です。

フラワーC(土曜・中山)
3歳牝馬限定の芝1800m戦、GV。
データは過去10年ですが、14年は2着同着。従いまして、10年で2着は11頭、3着は9頭です。
1番人気は〔313〕、2番人気は〔421〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
人気馬好走の一方で、人気薄の台頭も見られる、難解な牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔011〕。4着馬と3着馬。
朝日杯FSから〔010〕。5着馬。
フェアリーSから〔110〕。2着馬と7着馬。
OP時代のアルテミスSから〔010〕。2着馬。
1勝クラスから〔547〕。勝ち馬12頭に、2、3、6、7着の馬が1頭ずつ。
新馬勝ちから〔200〕。
芝の未勝利勝ちから〔230〕。
ダートの未勝利勝ちから〔001〕。
連対21頭中16頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る5頭はここが初の芝1800m戦で、5頭すべてに芝1600mでの勝ちがありました。また、この5頭のうち、2頭は無敗、3頭は重賞出走歴を持ち、勝ち馬から0秒5以内の成績があった馬です。
キャリアは不問ですが、ここが今年初戦という馬は、2着までとなっています。
勝ち馬10頭すべて、4コーナー4番手以内の馬。先行馬を狙えとデータは語ります。

ファルコンS(土曜・中京)
3歳限定の芝1400m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔120〕、2番人気は〔312〕、3番人気は〔330〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔121〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔043〕。
阪神JFから〔001〕。
ダート交流GTの全日本2歳優駿から〔001〕。
シンザン記念から〔300〕。
アーリントンCから〔102〕。
フェアリーSから〔100〕。
京成杯から〔010〕。
重賞組は人気、着順不問です。
OPのクロッカスSから〔310〕。連対3頭に9着馬。
芝の1勝クラスから〔133〕。勝ち馬4頭に、4着馬1頭、1番人気6着馬が2頭です。
ダートの1勝クラスから〔110〕。共に1番人気1着馬。
新馬、未勝利を勝ち上がったばかりの馬の馬券圏内はありません。
連対20頭中18頭に、ダートも含む1400m以上での勝ちがありました。
また、連対20頭中16頭が2勝以上を挙げており、2頭は1勝クラス勝ち+重賞2着を持つ馬。残る2頭(13年カシノピカチュウ、22年タイセイディバイン)は1勝馬で格上挑戦でしたが2着までとなっています。
牝馬は〔101〕。
キャリア1戦の馬券圏内はなく、キャリア2戦と9戦以上は2着まで。
近7年の連対14頭のうち、ここが初芝の2頭を除く、12頭中11頭に重賞掲示板がありました。例外は昨年2着のタイセイディバインのみ。近年は重賞実績が重要なポイントになりつつあるのかもしれません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.10
金鯱賞(日曜・中京)
芝2000m戦、GU。
3月の施行になったのが、17年のこと。従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔411〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
毎年1、2番人気のいずれかが連絡み。
1番人気の複勝率は100%です。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔301〕。4着以内が3頭と、7着馬。勝ち馬3頭はすべて4着以内の馬です。
ダービーから〔100〕。1番人気6着馬。
ジャパンCから〔010〕。3着馬。
海外GTの凱旋門賞から〔011〕。16着と15着の馬。
香港ヴァーズから〔010〕。2着馬。
香港Cから〔010〕。2番人気6着馬。
小倉大賞典から〔010〕。4着馬。
中日新聞杯から〔010〕。5着馬。
チャレンジCから〔001〕。勝ち馬。
OPの白富士Sから〔203〕。勝ち馬3頭に、5着馬と、1番人気7着馬です。
馬券圏内18頭のうち、前走で掲示板確保、もしくは2番人気までに推されていた馬が16頭。残る2頭は、凱旋門賞11番人気16着馬と、有馬記念6番人気7着馬です。
馬券圏内18頭すべてに芝2000m以上での勝ちがあり、中でも連対12頭中11頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る1頭にも芝2000mのGTに2着がありました。
また、馬券圏内18頭中17頭に左回りの経験があり、そのうち15頭に左回りでの勝利が、残る2頭にも左回りのGTでそれぞれ2着、4着がありました。
連対12頭中、9頭が重賞勝ち馬。残る3頭は前々走で芝2000mの3勝クラスを勝ち上がり、前走はOPクラスで掲示板を確保した馬です。
ちなみに、勝ち馬6頭は、重賞勝ち馬5頭と前走OP勝ち馬です。
牝馬は〔031〕。
年齢別に見ていくと、4歳〔421〕、5歳〔133〕、6歳〔102〕、7歳〔000〕、8歳〔010〕。
若い順にいいようです。
このレース、関西馬が〔655〕、関東馬は〔011〕。関西馬が関東馬を圧倒しています。

フィリーズレビュー(日曜・阪神)
3歳牝馬による桜花賞TR。芝内回りの1400m戦、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
なお、19年は1着同着。従いまして、過去10年で勝ち馬は11頭、2着馬は9頭となります。
1番人気は〔130〕、2番人気は〔332〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔426〕、2ケタ人気馬〔113〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年1〜3番人気が連に絡んでいる一方で、6番人気以下の伏兵が馬券に絡まなかったのは昨年だけ。ヒモ荒れに注意の桜花賞TRです。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔153〕。人気、着順は不問。
朝日杯FSから〔100〕。10着馬。
クイーンCから〔010〕。4着馬。
OPから〔201〕。4着以内の馬。
芝の1勝クラスから〔535〕。勝ち馬10頭に、2着馬、4着馬と、1番人気5着馬。
ダートの1勝クラスから〔001〕。勝ち馬。
未勝利勝ちから〔200〕です。
前走の距離で見ると、連対20頭はすべて芝1400mまたは1600mから。これを3着で見ても、ダートも含め、9頭が1400mか1600mから。
前走が1200mだった馬は3着に1頭だけ。割引が必要です。
連対20頭中、16頭に芝1400m以上での勝ちがあり、3頭は芝1200mの重賞勝ち馬でした。
キャリア1戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上の馬は3着までとなっています。
内回りでも、差し、追い込みが決まります。牝馬らしいキレる脚を持つ馬を狙いたいレースです。

中山牝馬S(土曜・中山)
牝馬限定のハンデ戦。芝1800m戦、GV。
14年は2着同着。従いまして、過去10年で2着馬は11頭、3着馬は9頭となります。
1番人気は〔123〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔435〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
上位人気馬に信頼が置けず、昨年の3連単は173万馬券!波乱の牝馬のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔100〕。7着馬。
有馬記念から〔010〕。10着馬。
日経新春杯から〔101〕。3着と12着の馬。
府中牝馬Sから〔010〕。13着馬。
愛知杯から〔423〕。人気、着順は不問。
ターコイズS(OPも含む)から〔122〕。4着以内の馬。
京都牝馬Sから〔101〕。16着と3着の馬。
中山金杯から〔020〕。4着と5着の馬。
東京新聞杯から〔010〕。6着馬。
小倉大賞典から〔001〕。8着馬。
OPから〔200〕。1番人気8着と2番人気10着の馬。
3勝クラスから〔011〕。連対馬。
2勝クラスから〔010〕。勝ち馬です。
トップハンデは、10年で16頭いて〔130〕。
勝ち馬のハンデは56〜52キロで、平均すると53.7キロ。
2着馬は56〜50キロで、平均53.64キロ。
3着馬は56〜51キロで、平均53.56キロ。
連対21頭中、19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る2頭は芝1600mと中山の芝に勝ちがあった馬です。
また、連対21頭中、15頭に重賞3着以内があり、重賞4着馬、5着馬が1頭ずつ、重賞で勝ち馬から0秒2差以内がある馬が2頭。残る2頭は、前走で3勝クラスを勝ち上がった馬と、前走で2勝クラスを勝っての格上挑戦でしたが、さかのぼれば過去にOP2着があった馬です。
ちなみに、最も好走馬を輩出している愛知杯ですが、15年までは12月の施行。前々走で愛知杯を走っていた馬も含めると〔535〕となります。
昨年こそ、馬券に絡めませんでしたが、13〜21年は9年連続で愛知杯出走馬が馬券圏内に。今年も要注目のレースと言えそうです。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔321〕、5歳〔665〕、6歳〔131〕、7歳〔002〕。
5歳馬が抜けていいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.2
弥生賞ディープインパクト記念(日曜・中山)
3歳馬による芝2000mの皐月賞TR、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔331〕、2番人気は〔322〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ5回、万馬券2本。
その2本の万馬券は5万馬券と2万馬券ですから、両極端な結果となっています。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔133〕。連対5頭に、2番人気7着と7番人気6着の馬。
ホープフルSから〔115〕。掲示板確保の馬。
東京スポーツ杯2歳Sから〔110〕。勝ち馬。
きさらぎ賞から〔101〕。5着と3着の馬。
京都2歳Sから〔100〕。勝ち馬。
京成杯から〔001〕。3着馬。
OPの若駒Sから〔210〕。1着と4着の馬。
1勝クラスから〔320〕。1、2番人気で勝った馬。
新馬勝ちから〔010〕。2番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内30頭の中で、近2走のどちらも3着を外していたのは1頭だけ。その1頭も、2戦連続でOPを4着の馬でした。
連対20頭中、19頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は芝1500m、1600mで2戦2勝の21年2着シュネルマイスターです。3着馬10頭で見ても、芝1800m以上に勝ちがあった馬は7頭です。
また、連対20頭中、17頭が2勝以上を挙げており、2頭には重賞での掲示板がありました。例外の1頭は、新馬勝ち即の馬です。
さらに、連対20頭中、重賞勝ちがあったのは7頭、OP勝ちがあったのは4頭です。
キャリア1戦と6戦以上の馬は2着まで。
本番と同じ舞台で行われる皐月賞TR。要注目です。

チューリップ賞(土曜・阪神)
3歳牝馬による芝1600mの桜花賞TR、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
データは過去10年ですが、21年は1着同着。従いまして、10年で勝ち馬は11頭、2着馬は9頭となります。
1番人気は〔611〕、2番人気は〔114〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔043〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
勝ち馬は5番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
圧倒的好成績は、阪神JF組で〔916〕。3着以内が13頭に、4着馬2頭、4番人気7着馬1頭です。
クイーンCから〔020〕。4着と5着の馬。
シンザン記念から〔010〕。2着馬。
フェアリーSから〔001〕。3着馬。
OPのエルフィンSから〔111〕。1番人気9着馬、1番人気2着馬、2番人気3着馬。
紅梅Sから〔100〕。1番人気1着馬。
1勝クラスから〔012〕。2、3着と、2番人気5着の馬。
新馬勝ちから〔020〕。
未勝利勝ちから〔010〕。
条件クラスからは2着までです。
連対20頭中、15頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭に芝1600mの重賞3着以内が、残りの3頭には芝1400m、芝1500mでの勝ちがありました。
勝ち馬11頭中、10頭が2勝以上の馬。重賞勝ちがあるのは7頭です。
キャリア1戦の馬は2着まで。6戦以上の馬の馬券圏内はありません。
こちらも、本番と同じ舞台で行われる桜花賞TR。必見です。

オーシャンS(土曜・中山)
芝1200m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔331〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔315〕、2ケタ人気馬〔210〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
9回で1〜3番人気が連絡み。残る1回は、5番人気と4番人気のワンツーでした。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
海外GTの香港スプリントから〔101〕。
スプリンターズSから〔012〕。
シルクロードSから〔332〕。
その他、阪神C、京都牝馬S、京阪杯、ダートの根岸Sから2着馬が。
東京新聞杯、阪急杯から3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPから〔522〕。4着以内の馬。
3勝クラスから〔101〕。1、3番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭中、19頭にダートを含む重賞連対歴またはOP勝ちがありました。例外の1頭は、それまで芝1200mを7戦して連対パーフェクトだった、14年の勝ち馬スマートオリオンです。
前走距離を見てみると、1200mが〔977〕、1400mが〔032〕、1600mが〔101〕。
圧倒的に1200mからの馬がいいようです。
牝馬は〔351〕。
年齢別で見ておくと、4歳〔212〕、5歳〔625〕、6歳〔051〕、7歳〔220〕、8歳〔002〕。
抜けていいのは5歳馬ですが、ベテランの頑張りも目立ちます。
過去の好走馬が、複数回の好走を見せるのも特徴です。具体的に挙げていきましょう。
13年勝ったサクラゴスペル、15年も優勝。
14年2着スノードラゴン、16年3着。
15年2着ハクサンムーン、翌16年も2着。
17年2着ナックビーナス、翌18年、19年、20年と4年連続2着。
18年3着ダイメイフジ、翌19年も3着。
21年3着ビアンフェ、翌22年も3着。
今年は昨年2着のナランフレグが出走を予定しています。出てきたなら、注意が必要です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.24
中山記念(日曜・中山)
芝1800m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔300〕、2番人気は〔422〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
1〜3番人気が9勝、残る1勝も5番人気の馬。馬券圏内は8番人気までとなっています。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔210〕。
天皇賞・秋から〔110〕。
マイルCSから〔102〕。
海外GTの香港マイルから〔101〕。
秋華賞から〔020〕。
中山金杯から〔301〕。
その他、ダービー、エリザベス女王杯から勝ち馬が。
海外GTの香港ヴァーズ、旧朝日CC(現チャレンジC)、京都金杯、東京新聞杯、ダートの根岸Sから2着馬が。
菊花賞、ヴィクトリアマイル、阪神C、札幌記念、富士Sから3着馬が出ています。
OPの白富士S2着馬の〔011〕というのもあります。
GT、GUからなら基本的に人気、着順不問ですが、それでも好走馬や高い人気に支持された馬は多く、GVとOPからなら3着以内は必須となっています。
馬券圏内30頭の前走は、GT17頭、GU2頭、GV9頭、OP2頭。
GTとGV組が多く、これを勝ち馬10頭で見ても、GT7頭に、それ以外の3頭はGVの中山金杯3着以内の馬でした。
連対20頭中、19頭に重賞勝ちがあり、そのうち16頭は芝1800m以上の重賞での勝ち馬。重賞勝ちが芝1600mまでの馬は、2着までとなっています。
これと並び、連対20頭中、18頭に芝1800m以上での勝ちがありました。
また、馬券圏内30頭のうち、2戦続けて掲示板を外していたのは2頭だけ。その2頭はGT→GTとGU→GTと走って掲示板外しの馬でした。
これらのことからも、高いレベルを求めていいレースと言えそうです。
牝馬は〔131〕。
脚質としては、勝ち馬10頭すべてが、4コーナーを4番手以内で回ってきた馬。
さらに、枠順で言えば、5番枠より内が7頭、残る3頭は8、9、15番枠の馬。
例外があるとはいえ、狙いは内枠の先行馬となりそうです。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔435〕、5歳〔540〕、6歳〔132〕、7歳〔002〕、8歳〔001〕。
5、4歳の2世代が中心のようです。

阪急杯(日曜・阪神)
芝内回りの1400m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔411〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔434〕、2ケタ人気馬〔112〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年4番人気までの馬が連に絡んでいますが、その一方で、6番人気以下の伏兵が7頭も連対。これが高配当を引き起こす要因になっているようです。
ステップレースを見ていきましょう。
海外GTの香港スプリントから〔200〕。
マイルCSから〔102〕。
交流GTのJBCスプリントから〔010〕。
阪神Cから〔242〕。
京王杯SCから〔010〕。
京都金杯から〔211〕。
シルクロードSから〔120〕。
京阪杯から〔001〕。
東京新聞杯から〔001〕。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔112〕。掲示板確保の馬。
ダートのOPから〔001〕。5着馬。
3勝クラスから〔100〕。1番人気1着馬で、連勝中の馬でした。
連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、3頭に重賞2、3着が。残る4頭中3頭は、近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬でした。
1400mという距離のレースですが、芝、ダートを含め、1600m以上に勝ちのあった馬が、連対20頭中17頭もいます。長めの距離を走れるほうがいいということでしょう。
牝馬は〔212〕。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔223〕、5歳〔323〕、6歳〔332〕、7歳〔221〕、8歳〔011〕。
ベテラン勢の頑張りが目立つレースです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.17
フェブラリーS(日曜・東京)
今年最初のJRA・GT、ダート1600m戦。
過去10年、1番人気は〔422〕、2番人気は〔320〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。
現在、9年連続で1、2番人気が連対しており、10年前は3番人気が勝っています。
ステップレースを見ていきましょう。
ジャパンCダートも含む、チャンピオンズCから〔333〕。人気、着順は不問です。
東京大賞典から〔021〕。2、5着と、4番人気7着馬。
川崎記念から〔021〕。連対2頭と、2番人気6着馬。
東海Sから〔311〕。3着以内の馬。
根岸Sから〔323〕。連対馬。
武蔵野Sから〔001〕。5着馬。
OPのフェアウェルSから〔100〕。3番人気9着馬。
勝ち馬10頭の内訳は、チャンピオンズCから3頭、東海Sから3頭、根岸Sから3頭、フェアウェルSから1頭。
フェアウェルS3番人気9着から優勝した14年のコパノリッキー(しんがり16番人気)は例外として、他の3つを見ていきましょう。
チャンピオンズC組は、2、2、4番人気で掲示板を外していた馬の巻き返し。
東海S組は、すべて勝ち馬。
根岸S組も、すべて勝ち馬。
狙いはこの3重賞からの馬かもしれません。
連対20頭すべてに、1年以内の重賞連対歴がありました。
また、連対20頭中、19頭にダート重賞での勝ちがあり、その中でダートGT勝ちのある馬は11頭。ダートの重賞勝ちがなかった1頭にも、芝1600mの重賞勝ちに加え、ダート重賞に2着がありました(21年2着のエアスピネル)。
連対20頭中、16頭にダート1600m以上の重賞勝ちがあり、3頭は前走がダート1400mの根岸S連対馬、1頭は芝1600mの重賞勝ちに加え、ダート1600mの武蔵野Sに3着があった馬です。
さらに、連対20頭中、13頭が前走3着以内の馬、7頭がダート1800m以上からの距離短縮馬でした。
連対20頭すべてに、芝も含めた左回りでの勝ちと、重賞3着以内がありました。
牝馬は〔001〕。
年齢別で見ると、4歳〔411〕、5歳〔444〕、6歳〔212〕、7歳〔021〕、8歳〔022〕。
人気薄のベテランに注意が必要です。
勝ち馬10頭の馬体重を見ると、18年に勝ったノンコノユメを除く、9頭が490キロ以上。馬格はあったほうがよさそうです。
過去の好走馬が、繰り返しの好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に見ていきましょう。
14年勝ったコパノリッキー、翌15年連覇。
15年2着インカンテーション、18年3着。
15年3着ベストウォーリア、17年2着。
16年2着ノンコノユメ、18年優勝。
18年2着ゴールドドリーム、翌19年も2着。
21年勝ったカフェファラオ、22年連覇。
今年は、昨年2着のテイエムサウスダンが出走を予定しています。

小倉大賞典(日曜・小倉)
芝1800mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔320〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔264〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内に来ている、波乱のハンデ戦です。
ステップレースは実に様々。まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
日経新春杯から〔021〕。
中山金杯から〔311〕。
愛知杯から〔011〕。
チャレンジCから〔011〕。
京都金杯から〔002〕。
その他、有馬記念、福島記念から勝ち馬が。
エリザベス女王杯、目黒記念、中日新聞杯から2着馬が。
ジャパンC、AJCC、ダートの東海Sから3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPから〔111〕。3着以内の馬。
3勝クラスから〔300〕。勝ち馬。
2勝クラスから〔010〕。こちらも勝ち馬でした。
トップハンデは10年で16頭いて〔321〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると55.95キロ。
2着馬は58〜52キロで、平均55.45キロ。
3着馬は57.5〜53キロで、平均55.45キロ。
ハンデ54キロ未満の馬は馬券圏内に4頭だけ。
勝ち馬は54キロ以上の馬です。
連対20頭中、19頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は小倉芝の連対率が100%の馬でした。
また、連対20頭中、12頭に重賞3着以内があり、5頭にOP勝ちがありました。
勝ち馬10頭で見ると、8頭に重賞連対歴かOP勝ちがあり、残る2頭は前走で3勝クラスを勝ち上がった馬でした。
牝馬は〔021〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔411〕、5歳〔325〕、6歳〔230〕、7歳〔122〕、8歳〔021〕、9歳〔001〕。
7歳以上で馬券圏内に来た馬は9頭。
その人気は、低い順に、14、11、11、10、8、8、6、6、4番人気。
ハンデは、重い順に、58、57、57、56.5、56.5、56.5、56、53、52キロ。
7歳以上で56キロ以上の人気薄なら、穴と狙って面白いということでしょう。

ダイヤモンドS(土曜・東京)
芝3400mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔610〕、2番人気は〔123〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年1〜3番人気が連に絡んでいる一方で、伏兵も台頭する長距離重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。7着と14着の馬。海外GTの香港ヴァーズから〔010〕。2着馬。
同じく、メルボルンCから〔010〕。1番人気13着馬。
AJCCから〔300〕、3着馬2頭に、3番人気12着馬。
ステイヤーズSから〔123〕。掲示板5頭に、3番人気7着馬。
日経新春杯から〔002〕。5着馬と5番人気11着馬。
中日新聞杯から〔100〕。5着馬。
OPの万葉Sから〔222〕。掲示板確保の馬。
白富士Sから〔120〕。人気、着順は不問です。
3勝クラスから〔103〕。勝ち馬3頭に、4着馬。
2勝クラスから〔010〕。9着馬でした。
トップハンデは10年で12頭いて〔330〕。
勝ち馬のハンデは58.5〜54キロで、平均すると55.55キロ。
2着馬は58.5〜50キロで、平均54.7キロ。
3着馬は56〜51キロで、平均54.1キロ。
馬券圏内30頭中、26頭がハンデ54キロ以上の馬。54キロ未満は2着までとなっています。
また、ハンデ58キロ以上の馬は6頭いて、58.5キロが〔120〕、58キロが〔200〕。馬券圏外は1頭だけですから、ハンデ58キロ以上の馬は積極的に狙っていきたいところです。
連対20頭中、14頭に芝2400以上での勝ちがあり、芝2200mで2勝以上を挙げている馬は16頭。
また、連対20頭中、9頭に重賞勝ちがあり、7頭にOP勝ちがありました。
別の見方をすると、OPクラスで3着以内があった馬は17頭を数えます。
牝馬は〔000〕。
セン馬の健闘が目立ち〔131〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔323〕、5歳〔320〕、6歳〔225〕、7歳〔111〕、8歳〔121〕、9歳〔010〕。
ベテランも頑張るマラソンレースです。

京都牝馬S(土曜・阪神)
牝馬限定の芝1400m戦、GV。
その名の通り、例年は京都で行われてきましたが、21、22年に引き続き、今年も阪神で行われます。
また、距離が1400mに短縮されたのが、16年のこと。従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔410〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
他の5回は、3000円台が3回に、2000円台が2回。ひと捻りが必要なようです。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔100〕。8着馬。
マイルCSから〔100〕。12着馬。
スワンSから〔100〕。6着馬。
阪神Cから〔100〕。6着馬。
OP時代も含む、ターコイズSから〔211〕。勝った2頭は連対馬、2着は7着馬、3着は5着馬でした。
京都金杯から〔101〕。勝ち馬。
OPから〔021〕。掲示板2頭に、3番人気14着馬。
3勝クラスから〔044〕。2着の4頭は勝ち馬、3着の4頭は1、1、2着馬と3番人気8着馬です。
1着には前走重賞組、2、3着には前走OP、3勝クラスから狙えとデータは教えます。
馬券圏内21頭の前走の距離を見ると、20頭が芝1400m以上から。芝1200m戦からは1頭のみ。この馬は、2着まででした。
距離で見ると、連対14頭中、12頭に芝1600mでの勝ちがあり、残る2頭は芝2000mに勝ちがある馬と、芝1400mの重賞勝ち馬でした。
格で見ると、連対20頭中、7頭が重賞勝ち馬、3頭が重賞2着のある馬。残る4頭は近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。
年齢別で見ていくと、4歳〔241〕、5歳〔532〕、6歳〔004〕。
馬券になるのは6歳まで。7歳以上の馬券圏内はありません。
また、連対は4、5歳の2世代に限られています。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.9
京都記念(日曜・阪神)
芝2200m戦、GU。
例年、京都で行われているレースですが、21、22年に引き続き、今年も阪神での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔212〕、2番人気は〔023〕、3番人気は〔241〕。
6番人気以下〔512〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
勝ち馬の半数である5頭が、6番人気以下の伏兵。波乱含みの重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔202〕。
エリザベス女王杯から〔110〕。
菊花賞から〔110〕。
海外GTの香港ヴァーズから〔110〕。
ジャパンCから〔013〕。
AJCCから〔111〕。
中山金杯から〔120〕。
その他、天皇賞・秋、日経新春杯、新潟記念から勝ち馬が。
マイルCS、ステイヤーズSから2着馬が。
宝塚記念、天皇賞・春、海外GTの凱旋門賞、京都大賞典から3着馬が出ています。
OPのディセンバーSからの〔010〕というのもあります。
馬券圏内30頭中、前走重賞出走馬が29頭。OPからが1頭。
そのうち前走GT出走馬が19頭。こちらは人気、着順は不問です。
GU以下は11頭。掲示板確保が8頭に、1番人気7着、3番人気6着、5番人気7着の馬でした。
連対20頭すべてにGT出走歴があり、そのうち14頭にGT3着以内がありました。
また、連対20頭中19頭に重賞連対歴があり、そのうち14頭は重賞勝ち馬。重賞勝ちのない6頭中5頭にはOP勝ちがあり、残る1頭にも重賞2着がありました。
距離で見ると、連対20頭中13頭に芝2200m以上での勝ちがあり、残る7頭にも芝2200m以上のGT、GUでの掲示板がありました。
とにかく、高いレベルが求められるGUとの認識でよさそうです。
牝馬は〔230〕。当日5番人気までに推された馬たちです。
最後に、年齢別で見ておくと、4歳〔362〕、5歳〔505〕、6歳〔131〕、7歳〔112〕。
4、5歳馬がいいようです。

共同通信杯(日曜・東京)
3歳馬による芝1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔131〕、2番人気は〔113〕、3番人気は〔421〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
毎年1〜3番人気のいずれかが馬券圏内に来ています。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔040〕。掲示板3頭に、9着馬。
GV時代の東京スポーツ杯2歳Sから〔201〕。3着以内の馬。
京成杯から〔013〕。人気、着順は不問。
旧ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。3着馬。
京都2歳Sから〔001〕。勝ち馬。
シンザン記念から〔001〕。4着馬。
OPの若駒Sから〔100〕。3着馬。
OP時代のホープフルSから〔010〕。2着馬。
1勝クラスからが最もよく〔421〕。3着以内の馬。
新馬勝ちから〔222〕。すべて1番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔100〕。こちらも1番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内30頭すべてに、近2走のうちのいずれかで3着以内がありました。
勝ち馬10頭で見ると、すべて前走は3着以内の馬です。
連対20頭中17頭に、芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、2頭はここまで芝1600mで2戦して無敗の馬、1頭は芝1600mでの勝ちと芝2000mのOPでの3着があった馬です。
また、連対20頭中11頭にOPクラスでの4着以内があり、残る9頭はここが初のOPだった馬です。
さらに、GT以外で掲示板を外したことがあって連に絡んだのは、13年2着ゴットフリートだけ。取捨選択の参考になるかもしれません。
牝馬は〔000〕。
キャリアについては不問となっています。

クイーンC(土曜・東京)
3歳牝馬による芝1600m戦、GV。
データは過去10年ですが、13年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。
1番人気は〔412〕、2番人気は〔412〕、3番人気は〔131〕。
6番人気以下〔015〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
毎年1〜3番人気の馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔323〕。掲示板確保が4頭に、掲示板外しが4頭。この8頭すべて、前々走では連に絡んでいた馬です。
フェアリーSから〔233〕。掲示板6頭に、1番人気6着馬と12番人気9着馬。
京都2歳Sから〔100〕。2着馬。
ファンタジーSから〔010〕。2着馬。
アルテミスSから〔001〕。2着馬。
シンザン記念から〔001〕。1番人気4着馬。
1勝クラスから〔311〕。3着以内の馬。
新馬勝ちから〔121〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔011〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内31頭中、前走が芝1400mだったのは1頭だけ。他の30頭は芝1600m以上のレースから。
また、近2走のいずれかで連対した馬が29頭。3着があるのが1頭、どちらも掲示板を外していた馬が1頭です。
近2走のいずれも連に絡まなかった2頭は、クイーンCでは3着ですから、連対には近2走での連絡みは必須ということになります。
また、連対20頭すべてに、芝1600m以上のレースでの連対歴がありました。
勝ち馬で見ると、10頭中8頭に1勝クラス勝ちまたは重賞連対歴があり、残る2頭には東京芝1600mでの1着がありました。
キャリア5戦以上は2着まで。
実は、好走する馬番に偏りがあるのが特徴で、6番枠が〔511〕、9番枠が〔131〕。この9番枠の馬は、現在5年連続で馬券圏内に来ています。オカルトっぽいデータですが、迷った時の参考にしてみてはいかがですか?

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.2
東京新聞杯(日曜・東京)
芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔112〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔311〕。
6番人気以下〔151〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
波乱含みの重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔301〕。人気、着順は不問。
マイルCSから〔101〕。11着と7着の馬。
菊花賞から〔010〕。11着馬。
秋華賞から〔010〕。2着馬。
阪神Cから〔103〕。人気、着順は不問。
京都金杯から〔123〕。掲示板5頭に、4番人気7着馬。
中山金杯から〔011〕。共に5着馬。
ターコイズSから〔010〕。6着馬。
OPのキャピタルSから〔020〕。2着馬と2番人気9着馬。
ニューイヤーSから〔011〕。2番人気9着馬と勝ち馬。
実は、3勝クラスからが最もよく〔410〕。すべて勝ち馬です。
前走がGT、GUなら、人気、着順は不問。GV以下なら、それなりの着順、人気が必要なようです。
また、阪神C(芝1400m)以外は、すべて芝1600m以上のレースからとなっています。
コースで見ると、連対20頭すべてに、左回りの芝での勝ちがありました。
また、16頭に東京芝での勝ちがあり、2頭には東京芝のOPクラスに3着以内がありました。残る2頭は、東京の芝が初めてと1走だけの馬です。
距離で見ると、連対20頭中、17頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭には芝1600mの重賞2着がありました。残る1頭は芝1600mは初ですが、芝2000mの重賞勝ち馬です。
重賞実績では、連対20頭中、15頭に重賞連対歴がありました。残りの5頭は、近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。
牝馬は〔431〕。GT連対歴を持つ馬が5頭。20年2着、21年3着のシャドウディーヴァにはGU2着があり、19年2着のレッドオルガは前走が初の重賞(ターコイズS6着)でした。
年齢別で見ていくと、4歳〔553〕、5歳〔235〕、6歳〔311〕、7歳〔011〕。
4歳馬がいいようです。
逃げ切った馬も2頭いますが、差し、追い込み馬が活躍します。末自慢を狙いたいところです。

きさらぎ賞(日曜・中京)
3歳馬による芝2000m戦、GV。
例年、京都で行われてきた重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔222〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔313〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ6回に、万馬券なし。
中京施行の2回も馬連は3ケタ。堅めの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔102〕。人気、着順は不問。
ホープフルSから〔111〕。人気、着順は不問。
東京スポーツ杯2歳S(GV時代も含む)から〔011〕。4着と2着の馬。
シンザン記念から〔200〕。共に3着馬。
京都2歳S(OP時代も含む)から〔200〕。連対馬。
1勝クラスから〔364〕。勝ち馬8頭に、2着馬3頭、3着馬2頭。
新馬勝ちから〔110〕。2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔012〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。
前走GTなら人気、着順は不問、GU以下なら4着以内必須です。
連対20頭中、18頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、残る2頭のうち、1頭には芝1600mの勝ちが、1頭には芝1600mの重賞3着がありました。
ちなみに、中京施行の2回で、馬券圏内6頭のうち5頭に芝2000mでの勝ちがあり、例外の昨年3着メイショウゲキリンにも芝2000mに2着がありました。
勝ち馬10頭で見ると、8頭にOPクラスの3着以内または1勝クラス勝ちがあり、残る2頭は新馬勝ち即の馬と、新馬勝ちからGTに挑んだキャリア2戦の馬です。
牝馬は〔100〕。ここまで2戦2勝で、当日は1番人気に推された馬でした。
キャリア6戦以上に馬券圏内なし。
キャリア2、3戦の馬で〔776〕ですから、このあたりが狙い目になるのかもしれません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.25
根岸S(日曜・東京)
ダート1400m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔430〕、2番人気は〔113〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔013〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
毎年4番人気までの馬が連絡み。軸は人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
チャンピオンズCから〔213〕。人気、着順は不問です。
芝のマイルCSから〔100〕。14着馬。
交流GTのJBCスプリントから〔010〕。2着馬。
武蔵野Sから〔311〕。4着以内4頭に、14着馬。
カペラSから〔221〕。3着以内の馬。
交流GVの兵庫ゴールドTから〔101〕。共に1番人気で1着と5着の馬。
OPのギャラクシーSから〔121〕。
ファイナルSから〔011〕。
師走Sから〔011〕。
霜月Sから〔010〕。
すばるSから〔001〕。
リステッドを含むOPからは、すべて3着以内の馬。
条件戦からの馬券圏内はありません。
連対20頭中、近2走のいずれかで連対していた馬が17頭。残る3頭も、3着ありが1頭、4着ありが2頭。近走好走は必須条件のようです。
また、連対20頭中17頭にダート1400mでの勝ちがあり、未勝利の3頭は以下のよう。
18年、優勝したノンコノユメには、ダート1600mの重賞勝ちがありました。
20年、優勝したモズアスコットはここが初ダートで、芝1400mに勝ちがあり、芝1600mのGT勝ちがありました。
20年、2着のコパノキッキングは、ダート1400mに2着があり、ダート1200m戦を3連勝でカペラSを勝って臨んだ勢いがありました。
連対20頭中17頭が、ダート重賞に連対歴またはOPクラス勝ちのあった馬。残る3頭中2頭にはダートOPクラス3着以内があり、1頭はここが初ダート。
高いダート適性が求められるということでしょう。
牝馬は〔000〕。
セン馬は〔220〕。
脚質的には、差し、追い込みの天下です。
また、関西馬が〔91010〕と、関東馬を圧倒しています。
最後に、年齢別で見ておくと、4歳〔220〕、5歳〔422〕、6歳〔333〕、7歳〔111〕、8歳〔024〕。
ベテランの頑張りが目立ちます。
特に8歳馬の6頭は、5、6、9、10、10、15番人気での好走。今年も出走があれば、穴と狙ってみるのも面白いかもしれません。

シルクロードS(日曜・中京)
芝1200mのハンデ戦、GV。
例年、京都で行われる重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行です。
データは過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔110〕、2番人気は〔501〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔038〕、2ケタ人気馬〔016〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券なし。
勝つのは4番人気まで。その一方で、6番人気以下が2、3着に11頭。特に2ケタ人気馬が3着に6頭ですから、穴党は3着に伏兵を狙いたいところです。
ステップレースを見ていきましょう。
スプリンターズSから〔320〕。人気、着順は不問です。
マイルCSから〔001〕。15着馬。
阪神Cから〔200〕。2着と4着の馬。
スワンSから〔001〕。17着馬。
京阪杯から〔320〕。掲示板4頭に、7着馬。
OPの淀短距離Sから〔144〕。3着以内7頭に、2番人気5着馬と4番人気8着馬。
尾張Sから〔101〕。勝ち馬と2番人気11着馬。
オーロCから〔010〕。3着馬。
タンザナイトSから〔001〕。勝ち馬。
ラピスラズリSから〔001〕。3着馬。
3勝クラスから〔011〕。こちらは勝ち馬です。
トップハンデは、10年で14頭いて〔120〕。
勝ち馬のハンデは58〜55キロで、平均すると56.25キロ。
2着馬は59〜53キロで、平均55.65キロ。
3着馬は57〜53キロで、平均55.3キロ。
55キロで勝った馬は3頭いて、すべて牝馬。牡馬は56キロ以上の馬しか勝てていません。
2着で見ても、牡馬は55キロ以上、牝馬は53キロ以上。重めのハンデは強さの証しと考えてよさそうです。
連対20頭中19頭に芝1200mでの勝ちがあり、例外の1頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。
また、連対20頭中17頭に芝1200mの重賞連対かOPクラスの勝ちがあり、残る3頭中2頭には芝1400mの重賞での1、3着が、もう1頭は前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬でした。
勝ち馬10頭で見ると、7頭が重賞勝ち馬で、残る3頭にも重賞2着かOPクラスの勝ちがありました。
実績重視の重賞と言えそうです。
前走の距離に着目すると、1200m〔898〕、1400m〔211〕、1600m〔001〕。同じ1200mからの馬が抜けて好成績を挙げています。
牝馬は〔442〕。
また、関西馬が〔1077〕。関東馬は2着までです。
最後に、年齢別で見ていくと、4歳〔332〕、5歳〔232〕、6歳〔444〕、7歳〔100〕、8歳〔001〕、9歳〔001〕。
4〜6歳の3世代がいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.19
AJCC(日曜・中山)
芝2200m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
10回中9回で1〜3番人気が連絡み。残る1回も4番人気が勝っています。それでも馬連3ケタは1回しかないのですから、ヒモ荒れのイメージでいいと思います。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔200〕。
菊花賞から〔130〕。
中日新聞杯から〔113〕。
福島記念から〔020〕。
中山金杯から〔011〕。
その他、天皇賞・春、海外GTの凱旋門賞、ステイヤーズSから勝ち馬が。
天皇賞・秋、チャレンジCから2着馬が。
ジャパンC、アルゼンチン共和国杯から3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPのディセンバーSから〔011〕。2着と6着の馬。
3勝クラスから〔101〕。1、2番人気で1着の馬でした。
馬券圏内30頭のうち、29頭が芝2000m以上のレースから。例外の1頭は、芝1800m時代のディセンバーSからの馬です。
さらに、3勝クラスからの2頭を含め、馬券圏内30頭すべてが近2走のいずれかで重賞を走っていました。
勝ち馬10頭すべてに、重賞勝ち、もしくはGT3着以内かGU2着がありました。ただし、GT勝ち馬の優勝は、20年のブラストワンピースのみです。
連対20頭中18頭に芝2000m以上の重賞での連対歴がありました。
牝馬は〔000〕。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔243〕、5歳〔313〕、6歳〔413〕、7歳〔130〕、8歳〔011〕。
6歳が最多の4勝を挙げていて、7、8歳のベテランの頑張りにも注意が必要です。

東海S(日曜・中京)
ダート1800m戦、GU。
京都で行われた20年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔512〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔154〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年、1、2番人気が馬券圏内に来ていますが、9回中7回で7番人気以下の伏兵も馬券圏内に。
人気馬と人気薄の組み合わせが狙い目だとデータは語ります。
ステップレースを見ていきましょう。
チャンピオンズC(JCダートも含む)から〔333〕。人気、着順は不問です。
交流GTの東京大賞典から〔210〕。4着以内の馬。
みやこSから〔020〕。6着と7着の馬。
交流GUの名古屋大賞典から〔010〕。勝ち馬。
武蔵野Sから〔001〕。4着馬。
交流GVのクイーン賞から〔001〕。5着馬。
OPから〔323〕。4着以内7頭に、4番人気12着馬。
3勝クラスから〔101〕。1番人気1着馬です。
中2週以内の馬は2着に1頭のみ。25頭の前走が前年の11月か12月。残りの1頭は前年の5月以来の馬でした。
連対18頭中12頭に交流を含む重賞勝ちがあり、2頭にOPクラス勝ちがありました。
また、連対18頭中14頭がダート1800mで3勝以上を挙げており、ダート1800m戦に勝ちがない馬は2着に1頭いるだけです。
距離の幅を広げてみると、連対18頭中17頭がダート1700〜2000mで4勝以上を挙げていました。
牝馬は〔001〕。
年齢別で見ておくと、4歳〔112〕、5歳〔533〕、6歳〔114〕、7歳〔230〕、8歳〔010〕。
5歳馬がいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.13
京成杯(日曜・中山)
3歳馬による芝2000m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔330〕、2番人気は〔031〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔327〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
5〜7番人気で〔547〕。“次位”まで、手を広げたいレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔100〕。7着馬。
ホープフルSから〔111〕。GTになってからは11着馬、GU時代は2、3着馬。
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔010〕。4着馬。
京都2歳Sから〔010〕。5着馬。
OPの萩Sから〔100〕。5着馬。
1勝クラスから〔323〕。連対7頭に、3着馬1頭。
新馬勝ちから〔313〕。
未勝利勝ちから〔143〕。
前走がGTなら、人気、着順は不問。GU以下のOPクラスなら、掲示板必須。1勝クラスなら、連対には連対必須、3着馬は3着に1頭です。
距離で見てみると、前走が1600mだったのは朝日杯FSからの1頭だけ。あとは、1800mが6頭、2000mが23頭です。
馬券圏内30頭すべて、近2走のいずれかで連に絡んでいました。
連対20頭中13頭に芝2000mでの勝ちがあり、6頭に芝1800mでの勝ちが。残りの1頭にも芝1800mの重賞での2着がありました。
OPクラスの実績や出走歴は問いません。
牝馬は〔010〕。当日1番人気に推されていた馬です。
キャリア5戦以上の馬は3着まで。
また、キャリア3戦の馬がよく、5勝を含む、半数の10連対。キャリア1戦の馬の3勝が続いています。

日経新春杯(日曜・中京)
芝2200m戦、GU。
例年は京都の芝2400mで行われるレースですが、今年も21、22年に引き続き、中京の芝2200mで行われます。
京都時代は1、2番人気の頑張りが目立ち、ハンデ戦の割には堅めの決着に終わっていたのですが、中京に替わった21年は馬連5万馬券。22年は馬連こそ3ケタでしたが、3着に9番人気が入って3連単は2万馬券。
傾向が変わった気もしますが、ローテーション的には同じと見て、まずは京都で行われた8年のステップレースをざっくり見ていきたいと思います。
GTから〔400〕。掲示板3頭に、7着馬。
GUから〔114〕。掲示板4頭に、8着と14着の馬。
GVから〔021〕。1、3、6着の馬。
ちなみに、GUには4回中京時代の金鯱賞が、GVには同じく4回中京時代の愛知杯が含まれています。
3勝クラスから〔242〕。勝ち馬6頭に、2着馬1頭、4着馬1頭。
2勝クラスから〔111〕。こちらは勝ち馬でした。
馬券圏内24頭中、前走で掲示板を外していたのは4頭だけ。その4頭中2頭は前走2、3番人気に推されていて、残る2頭はGT、GUに出走していました。
中京での2年を見ると、21年は3勝クラス1番人気8着、OPの新潟牝馬S4着、リステッドのアンドロメダS2着の馬の1〜3着。人気は7、13、4番人気。
22年は、ダービー7着、有馬記念4着、中日新聞杯8着の馬の1〜3着。人気は3、1、9番でした。
京都と中京で共通して重要なポイントは、中距離実績。
具体的には、
芝2200m以上での勝ち。
芝2000mのOPクラス勝ち、または重賞連対。
芝1800mの重賞連対。
このいずれかが欲しいところ。
ちなみに、21、22年の中京での連対4頭は、中京芝2200mの連対歴を持つ馬が3頭、中京芝2000mの重賞連対歴を持つ馬が1頭です。今年も中京実績がモノを言うかもしれません。
牝馬は、京都で〔011〕、中京で〔010〕。
トップハンデは、10年で14頭いて〔021〕。2着の2頭は1番人気に推された馬でした。
勝ち馬のハンデは56〜52キロで、平均すると54.2キロ。
2着馬は57〜52キロで、平均54.8キロ。
3着馬は58〜51キロで、平均54.65キロ。
53キロ以下が〔323〕。軽ハンデの馬が頑張るのは、京都と中京に共通している部分です。
過去10年の年齢別では、
4歳〔830〕、5歳〔145〕、6歳〔135〕。
好走は3世代に限られ、圧倒的に4歳馬の強さが目立っています。

愛知杯(土曜・中京)
牝馬限定、芝2000mのハンデ戦、GV。
1月の中京に移ったのが16年のこと。小倉で行われた20年を除く、データは過去6回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔433〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎回、7番人気以下が馬券圏内に来ていて、馬連の最低配当は3470円。波乱の牝馬のハンデ戦です。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔112〕。
秋華賞から〔100〕。
ターコイズS(OP時代も含む)から〔120〕。
マーメイドSから〔100〕。
中日新聞杯から〔001〕。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPの新潟牝馬Sから〔010〕。勝ち馬。
3勝クラスから〔203〕。連対馬。
2勝クラスから〔020〕。勝ち馬です。
トップハンデは6回で10頭いて〔111〕。
勝ち馬のハンデは55.5〜52キロで、平均すると53.75キロ。
2着馬は55〜50キロで、平均52.5キロ。
3着馬は56〜53キロで、平均54.08キロ。
連対12頭中11頭に芝1800m以上での勝ちがあり、残る1頭には芝2000mのGTでの2着がありました。
年齢別に見ておくと、4歳〔122〕、5歳〔432〕、6歳〔112〕。
好走は3世代に限られ、中でも5歳馬がいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.5
中山金杯(木曜・中山)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔314〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔054〕、2ケタ人気馬〔003〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
勝つのは5番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
マイルCSから〔110〕。9着と7着の馬。
天皇賞・秋から〔001〕。6着馬。
毎日王冠から〔100〕。3着馬。
アルゼンチン共和国杯から〔100〕。3着馬。
チャレンジC(朝日CCと芝1800m時代を含む)から〔144〕。掲示板8頭と、12着の馬。
福島記念から〔111〕。勝ち馬2頭に、1番人気4着馬。
OPのディセンバーSから〔122〕。掲示板確保の馬。
リゲルSから〔100〕。3着馬。
3勝クラスから〔112〕。こちらはすべて勝ち馬です。
前走がGTなら人気、着順は不問ですが、GU以下なら掲示板は欲しいところ。4回中京施行時の金鯱賞を除き、例外は1頭。その馬も、前々走ではリステッド競走を勝っていました。
トップハンデは10年で12頭いて〔421〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると56.5キロ。
2着馬は58〜53キロで、平均55.55キロ。
3着馬は57.5〜53キロで、平均55.55キロ。
トップハンデを含む、ハンデの重い馬の好走が目立ちます。
連対20頭すべてに、芝1800mまたは2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中9頭が芝1800〜2200mの重賞勝ち馬で、残る11頭にも同距離重賞での掲示板がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔232〕、5歳〔332〕、6歳〔343〕、7歳〔203〕。
明け4歳から7歳までの4世代が、まんべんなくのイメージです。
過去10年の勝ち馬10頭すべてが、11番枠より内の馬。内枠が好成績であることを覚えておくといいかもしれません。

京都金杯(木曜・中京)
芝1600mのハンデ戦、GV。
例年は京都で行われている重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔311〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔346〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
中京での2回は、共に2ケタ人気馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイルCSから〔130〕。
阪神Cから〔012〕。
チャレンジC(朝日CCと芝1800m時代を含む)から〔120〕。
その他、菊花賞、毎日王冠、富士Sから勝ち馬が。
中日新聞杯、ダートの武蔵野Sから2着馬が。
天皇賞・秋、ターコイズSから3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPのリゲルSから〔402〕。掲示板5頭と、10着の馬。
オーロCから〔100〕。6着馬。
キャピタルSから〔012〕。勝ち馬2頭と、5着の馬。
タンザナイトSから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔011〕。勝ち馬です。
トップハンデは10年で15頭いて〔032〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜53キロで、平均すると55.5キロ。
2着馬は58〜54キロで、平均56.5キロ。
3着馬は58〜53キロで、平均55.25キロ。
53キロで勝った馬は2頭。他は55キロ以上での勝利。この2頭は共に牝馬ゆえ、牡馬に換算すると55キロ。すなわち、勝ち馬はハンデ55キロ(牝馬は53キロ)以上の馬と考えてよさそうです。
これを馬券圏内30頭で見ても、牡馬で54キロ未満は3着に1頭だけ。
トップハンデの馬は勝ち切れませんが、ハンデはある程度背負わされているほうがよさそうです。
連対20頭中18頭に芝1600mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中18頭に重賞3着以内またはOP勝ちがあり、残りの2頭は芝1600m戦の複勝率が8割を超えていました。
牝馬は〔201〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔322〕、5歳〔431〕、6歳〔324〕、7歳〔022〕、8歳〔011〕。
勝つのは4〜6歳ですが、ベテランの頑張りにも注意が必要です。

シンザン記念(日曜・中京)
明け3歳馬による芝1600m戦、GV。
例年は京都で行われる重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔301〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔003〕。
6番人気以下〔252〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔123〕。
東京スポーツ杯2歳Sから〔101〕。
デイリー杯2歳Sから〔011〕。
アルテミスSから〔100〕。
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。
重賞組は、人気、着順不問です。
1勝クラスから〔533〕。すべて掲示板確保の馬ですが、さらに詳しく見ると、勝ち馬7頭、2〜5着の馬がそれぞれ1頭ずつとなっています。
新馬勝ちから〔120〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔121〕。1番人気3頭に、5番人気が1頭です。
連対20頭中12頭に芝1600mでの勝ちがあり、7頭には芝1400mまたは1800mでの勝ちがありました。残りの1頭には、芝1600mでの2着がありました。
OPクラスの実績は不問です。
牝馬は〔220〕。クラスにかかわらず、前走1、2番人気で連対の馬です。
馬券に絡むのはキャリア5戦以内の馬がほとんどで、キャリア6戦の馬は2着に1頭だけ、7戦以上の馬の馬券圏内はありません。

フェアリーS(月曜・中山)
明け3歳の牝馬による芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔120〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔365〕、2ケタ人気馬〔320〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
2本の万馬券は3万馬券という、波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔001〕。8着馬。
アルテミスSから〔100〕。13着馬。
京都2歳Sから〔100〕。8着馬。
1勝クラスから〔371〕。4着以内が8頭に、掲示板を外していた馬が3頭。
新馬勝ちから〔215〕。
未勝利勝ち、まずは芝から〔322〕。
ダートから〔001〕。ですが、こちらも芝に2着があった馬です。
重賞組の3頭共に掲示板を外していましたが、前々走ではすべて1着の馬。
さらに、連対20頭すべてが、重賞連対歴やOP勝ちのない馬です。
連対20頭中15頭に芝1600m以上での勝ちがあり、4頭に1勝クラス以上の芝1600m戦での4着以内が、また残りの1頭には芝1400mでの2着がありました。
距離もそうですが、1勝クラスを勝ち上がれない馬でも好走できてしまうあたりに、このレースの難しさがあるようです。
関東馬〔1089〕に対し、関西馬〔021〕。
関東馬が関西馬を圧倒している、数少ない重賞です。
キャリアは不問。
ただ、勝ち馬10頭中8頭が1ケタ馬番の馬。残る2頭は14番と15番の馬。内枠が絶対ではありませんが、中山芝1600m戦は外枠不利を頭の中に置いておいたほうがよさそうです。