今週の重賞データ……2023.6.9
エプソムC(日曜・東京)
芝1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
近4年連続で、6番人気以下が連絡み。20年には18番人気が3着で、3連単421万馬券!近年、波乱度が増している感があります。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイラーズCから〔101〕。
新潟大賞典から〔121〕。
ダービー卿CTから〔002〕。
その他、ヴィクトリアマイル、京王杯SC、毎日王冠から勝ち馬が。
海外GTのチャンピオンズマイル、阪神牝馬S、金鯱賞から2着馬が。
中山記念、小倉大賞典から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPのメイS(15年のモンゴル大統領賞を含む)から〔230〕。3着以内4頭と、1番人気9着馬。
都大路Sから〔211〕。連対3頭と、4番人気6着馬。
3勝クラスから〔102〕。3番人気以内で勝ち上がった馬。
OPと3勝クラスからで〔543〕。このあたりに目を光らせておく必要がありそうです。
連対20頭中、17頭に芝1800mへの出走歴があり、そのうち14頭に勝ちが、3頭に重賞3着以内がありました。つまり、芝1800mを経験しているなら、好走歴が必要だということです。
また、連対20頭中19頭に重賞3着以内またはOP勝ちがあり、例外の1頭は東京の芝で3勝クラスを勝ち上がった馬です。
牝馬は〔110〕。この2頭には、重賞連対歴がありました。
年齢別で見てみると、3歳の出走歴はなく、4歳〔654〕、5歳〔322〕、6歳〔133〕、7歳〔001〕。
4歳馬がいいようです。
直線の長い東京ですが、逃げ馬の頑張りが目立っていて〔113〕。この5頭の人気を見ると、2、6、6、7、18番人気。421万馬券の立役者も逃げ馬でした。
人気薄の逃げ馬には注意が必要です。

函館スプリントS(日曜・函館)
函館の開幕週を飾るスプリント重賞。芝1200m戦、GV。
札幌で行われた21年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔202〕。
6番人気以下〔354〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタはなく、万馬券4本。
波乱の短距離重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔300〕。
高松宮記念から〔201〕。
ヴィクトリアマイルから〔011〕。
NHKマイルCから〔011〕。
オークスから〔001〕。
京王杯SCから〔201〕。
阪急杯から〔010〕。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔143〕。4着以内7頭に、6着馬1頭。
ダートのOPから〔010〕。14着馬。
3勝クラスから〔111〕。1、2番人気で勝った馬です。
連対18頭中、16頭に芝1400m以下の重賞での3着以内またはOP勝ちがありました。
勝ち馬9頭に限れば、8頭にOPクラス勝ちがあり、残る1頭は19年優勝のカイザーメランジェ。この年は、有力馬を含む6頭が直前に除外となり、7頭立ての競馬に。これを例外と考えれば、勝ち馬にはOPクラス勝ちが必須ということです。
また、連対18頭中、11頭に重賞勝ちがあり、1頭に重賞2着が。さらに4頭にOP勝ちがあり、1頭にOP3着がありました。残る1頭は、ここがOPが初という昨年2着のジュビリーヘッドです。
連対18頭中、12頭に芝1200mの勝ちがあり、5頭に芝1400mまたは芝1600mの重賞勝ちがありました。
牝馬は〔325〕。勝った3頭は、すべて桜花賞からの3歳馬。50キロという軽量を味方につけての快走でした。
年齢別に見ておくと、3歳〔322〕、4歳〔123〕、5歳〔322〕、6歳〔120〕、7歳〔111〕、8歳〔000〕、9歳〔001〕。
6歳以上で馬券に絡んだ7頭の人気は、6、7、8、10、10、13、14番人気。人気薄のベテランの激走に注意が必要です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.6.2
安田記念(日曜・東京)
春のマイル王決定戦。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔332〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔131〕。
6番人気以下〔425〕、2ケタ人気馬〔013〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
1番人気の複勝率が80%と高いのですが、なかなか勝ち切れずに、現在7連敗中です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔201〕。連対2頭に、4番人気15着馬。
ヴィクトリアマイルから〔140〕。掲示板確保の馬。
天皇賞・秋から〔100〕。3番人気12着馬。
大阪杯(GU産経大阪杯も含む)から〔012〕。掲示板確保の馬。
マイルCSから〔010〕。9着馬。
NHKマイルCから〔001〕。勝ち馬。
海外GTのドバイデューティフリーから〔100〕。勝ち馬。
ドバイターフから〔011〕。1番人気8着馬と、勝ち馬。
チャンピオンズマイルから〔010〕。勝ち馬。
京王杯SCから〔111〕。連対2頭に、1番人気9着馬。
マイラーズCから〔104〕。4着以内4頭に、10着馬。
中山記念から〔010〕。3着馬。
ダービー卿CTから〔200〕。連対馬。
OPの安土城Sから〔100〕。2着馬。
馬券圏内30頭中、27頭が前走4番人気以内に推されていた馬です。
連対20頭中、19頭に距離を問わず重賞勝ちがあり、例外の1頭にも芝1600mの重賞に2着がありました。
ちなみに、芝1600mのGT勝ち馬は10頭です。
また、連対20頭中15頭に、芝1600mの重賞勝ちまたは芝1600mのGT3着以内がありました。
さらに、連対20頭中17頭に東京芝での勝ちがあり、残る3頭は東京芝への出走が0または1回の馬でした。
勝ち馬10頭で見ると、すべて前走は3着以内または3番人気以内の馬。
また、7年連続で前走負けた馬が優勝しています。
牝馬は〔241〕。これはすべて近5年でのもの。現在、5年連続でヴィクトリアマイル組が連対を果たしています。
年齢別で見ると、3歳〔001〕、4歳〔522〕、5歳〔353〕、6歳〔223〕、7歳〔011〕。
4〜6歳の3世代が中心です。
前年の好走馬が再びの好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に挙げていきましょう。
13年2着ショウナンマイティ、翌14年3着。
15年勝ったモーリス、翌16年2着。
16年勝ったロゴタイプ、翌17年2着。
18年2着アエロリット、翌19年も2着。
19年勝ったインディチャンプ、翌20年3着。
19年3着アーモンドアイ、翌20年2着。
20年勝ったグランアレグリア、翌21年2着。
21年3着シュネルマイスター、翌22年2着。
今年は昨年勝ったソングラインと、昨年2着のシュネルマイスターが出走予定。要注目です。
過去10年、良馬場で行われたのは9回。その勝ちタイムを見ると、1分30秒台が1回、31秒台が5回、32秒台が2回、最も遅くて1分33秒0。
馬場にもよりますが、持ち時計のチェックもお忘れなく。

鳴尾記念(土曜・阪神)
芝内回り2000m戦、GV。
21、22年は中京での施行。データはその2年を除く、過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔230〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔233〕、2ケタ人気馬〔102〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
毎年1〜3番人気の馬が、1頭は馬券圏内に来ています。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
天皇賞・春から〔300〕。
ヴィクトリアマイルから〔020〕。
大阪杯(GU産経大阪杯を含む)から〔003〕。
新潟大賞典から〔132〕。
その他、京王杯SC、中山記念から勝ち馬が。
海外GTの香港C、小倉大賞典から2着馬が。
日経賞から3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPの都大路Sから〔111〕。
福島民報杯から〔100〕。
大阪城Sから〔001〕。
OP組も人気、着順は不問です。
前走条件戦を走っていた馬の馬券圏内はありません。
連対16頭中、重賞勝ち馬は11頭。2頭に重賞2着があり、1頭にOP勝ちがありました。
OPクラスに勝ちがなかった2頭は、17年優勝のステイインシアトルと、18年優勝のストロングタイタンだけ。このうち、ストロングタイタンにはOP2着がありました。
また、連対16頭中、12頭に芝2000mでの勝ちがあり、2頭には芝2000mの重賞2着が、1頭に芝2200mの重賞2着がありました。例外の1頭は、ここが初めての芝2000mだった13年優勝のトウケイヘイローで、この馬は1600mまでしか経験がありませんでした。
近走成績以上に、過去の実績を重視したいレースです。
牝馬は〔020〕。当日1番人気に推されていた馬です。
年齢別では、3歳〔000〕、4歳〔224〕、5歳〔321〕、6歳〔222〕、7歳〔021〕、8歳〔100〕。
まんべんなくのイメージでしょうか。
馬券圏内24頭中、関西馬が23頭と、関東馬を圧倒。関東馬は3着に1頭いるだけです。覚えておくとよさそうです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.25
日本ダービー(日曜・東京)
東京優駿。2020年生まれのサラブレッド、7708頭の頂点を決めるレース。芝2400m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔322〕、2番人気は〔131〕、3番人気は〔331〕。
6番人気以下〔106〕、2ケタ人気馬〔103〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
1〜5番人気でのワンツーが9回もあり、大きな波乱は稀なよう。
一方で、5年連続7番人気以下の伏兵が馬券圏内に。穴党は3着に穴馬のイメージでしょうか。
ステップレースを見ていきましょう。
馬券圏内の2/3以上を占めるのが皐月賞組で〔796〕。この22頭のうち、勝ち馬が6頭、2着馬5頭、3着馬4頭で、3着以内が15頭。
その他、4着馬1頭、5着馬2頭で、掲示板確保まで広げると18頭。
あとは、1番人気6着馬、1番人気7着馬、2番人気6着馬、4番人気8着馬。掲示板を外した4頭の前々走は、すべて1、2番人気で重賞連対の馬でした。
皐月賞9着以下の馬の馬券圏内はありません。
TRは2つ。まずは青葉賞から〔003〕。1、2着馬と、3番人気6着馬。
もうひとつ、OPのプリンシパルSから〔001〕。1番人気1着馬。
TR組の連対はありません。
ちなみに、青葉賞がダービーTRの芝2400mになった84年以降、ダービーに出走した青葉賞組は115頭いて、2着は8頭。内訳は、青葉賞の勝ち馬7頭、2着馬が1頭です。
その他、京都新聞杯から〔210〕。1、2番人気で連対の馬。
毎日杯から〔100〕。2番人気1着馬です。
連対20頭中、19頭に重賞勝ちがあり、残る1頭にも重賞2着がありました。これは前走京都新聞杯クビ差の2着だった、19年の優勝馬ロジャーバローズです。
芝1800m以上への出走歴がありながら、3着以内がない馬の馬券圏内はありません。
連対のために、必須ではないものの、あったほうがいいのは以下のよう。
デビュー2戦までに勝ち上がり(18頭)
複勝率80%以上(18頭)
芝2000m以上への出走歴(19頭)
芝2000m以上での勝ち(15頭)
ただし、近4年の連対8頭中、芝2000m以上に勝ちがあったのは3頭のみ。他は4頭が芝1800mの重賞勝ち馬、1頭が芝1600mの重賞勝ち馬でした。
初騎乗(テン乗り)での優勝は、68年間一度もありません。
4着以下が2回以上あった馬の馬券圏内もありません。
キャリア4〜6戦の馬が〔889〕。キャリア10戦以上の馬の馬券圏内はありません。
さて、最も好走馬を輩出している前走皐月賞組を、もう少し掘り下げていきましょう。
皐月賞から馬券圏内に来た22頭の前々走を見ると、重賞連対が19頭、重賞1番人気だった馬(4着、5着)が2頭、OP勝ちが1頭。
皐月賞4着以下からダービーで連対したのは4頭いますが、そのうち3頭は皐月賞で勝ち馬から0秒4差以内。残る1頭は、勝ち馬からは0秒8差でしたが、皐月賞は1番人気だった18年の優勝馬ワグネリアンです。
ちなみに、皐月賞から鞍上が乗り替わった馬の馬券圏内はありません。
今年は有力馬の鞍上が皐月賞からの乗り替わりで、加えてテン乗りの馬が。果たして、大きなジンクスを破ることができるのか?注目です。

目黒記念(日曜・東京)
芝2500mのハンデ戦、GU。
過去10年、1番人気は〔122〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔446〕、2ケタ人気馬〔122〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
日経賞から〔211〕。
新潟大賞典から〔200〕。
ダイヤモンドSから〔101〕。
日経新春杯から〔011〕。
その他、天皇賞・春から勝ち馬が。
AJCCから2着馬が。
有馬記念、大阪杯、阪神大賞典から3着馬が出ています。
重賞組の人気、着順は不問です。
OPの大阪―ハンブルクC(芝2400m時代も含む)から〔220〕。4着以内の馬。
メトロポリタンSから〔034〕。人気、着順は不問。
福島民報杯から〔010〕。5着馬。
3勝クラスから〔210〕。勝ち馬。
OPと3勝クラスからの馬で〔474〕と、ちょうど半数。伏兵はこのあたりに潜んでいるのかもしれません。
トップハンデは10年で14頭いて〔202〕。
勝ち馬のハンデは58〜52キロで、平均すると55.15キロ。
2着馬は57〜54キロで、平均55.55キロ。
3着馬は58〜53キロで、平均55.3キロ。
52キロで優勝したのは、21年の牝馬ウインキートスで、牡馬に換算すると54キロ。この馬を54キロで考えた時、馬券圏内30頭中、29頭がハンデ54キロ以上。例外は21年の3着馬、アドマイヤアルバの53キロです。
馬券圏内30頭の前走距離を見てみると、芝2400m以上が23頭、芝2200mが3頭、芝2000mが4頭。芝2000m未満からの馬券圏内はありません。
また、連対20頭のうち、芝2300〜2600mに勝ちがあった馬が16頭。残る4頭も、芝2500mの有馬記念4着馬(14年2着ラブイズブーシェ)、芝2500mの日経賞2着馬(22年優勝ボッケリーニ)、芝2500mのアルゼンチン共和国杯2着馬(22年2着マイネルウィルトス)、芝2400m時代のOP大阪―ハンブルクCの2着馬(15年2着レコンダイト)。この4頭も、芝2400m以上に好走歴があった馬です。
牝馬は〔111〕。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔321〕、5歳〔263〕、6歳〔322〕、7歳〔203〕、8歳〔001〕。
7、8歳で馬券に絡んだ6頭の人気は、1、8、8、9、11、13番人気。人気薄のベテランに注意が必要です。

葵S(土曜・京都)
3歳限定の芝1200m戦、GV。
重賞に格上げされたのが18年のこと。21、22年は中京での施行だったので、それを除く、データは過去3回で見ていきたいと思います。
なお、18年は2着同着。従いまして、3年で2着は4頭、3着は2頭となります。
18年は9番人気1着、6番人気と2番人気が2着同着で、馬連は6980円と4700円。
19年は1、13、2番人気の1〜3着で、馬連6390円。
20年は1、11、5番人気の1〜3着で、馬連6380円。
毎年、1または2番人気が連に絡んでいるのに、高配当。実は、重賞格上げ前と中京施行を含めた過去10年で見ても、毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内にいる波乱のレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔001〕。10着馬。
ファルコンSから〔100〕。9着馬。
アーリントンCから〔010〕。13着馬。
OPの橘Sから〔110〕。3着馬と4番人気13着馬。
マーガレットSから〔110〕。どちらも1番人気で、1着と5着の馬。
1勝クラスから〔011〕。共に勝ち馬でした。
毎年、OPクラスの芝1400m以上のレースで、1秒以上離された馬が連絡み。
中京施行時は、21年2着ヨカヨカが桜花賞17着(2秒9差)、22年2着コムストックロードが橘S6着(0秒7差)。後者は1秒以内ですが、京都に戻って、今年もそんな馬が連に絡むのか。穴馬選びの参考にしてみて下さい。
牝馬は〔221〕。牡馬より好成績です。
また、連対7頭すべてに、1勝クラス以上の芝1200mに勝ち鞍がありました。中京で見ても、無かったのはここが初の芝1200mだった、昨年2着のコムストックロードだけ。取捨選択のポイントになりそうです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.18
オークス(日曜・東京)
3歳牝馬3冠レースの2冠目。芝2400m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔521〕、2番人気は〔122〕、3番人気は〔301〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
1〜3番人気で9勝。その一方で、4年連続2ケタ人気馬が馬券圏内に来ており、伏兵の台頭にも注意が必要です。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞からが最もよく〔745〕。3着以内が11頭。3着を外した5頭は、桜花賞4番人気以内で、前々走は重賞勝ちの馬。巻き返しの条件として覚えておきましょう。
皐月賞から〔001〕。11着馬。こちらも前々走は重賞勝ち。
2つのTR、まずはフローラSから〔142〕。連対5頭に、1、2番人気で掲示板確保の馬(5着、3着)が2頭。
もうひとつ、スイートピーSから〔010〕。勝ち馬です。
その他、フラワーCから〔010〕。勝ち馬。
OPの忘れな草賞から〔201〕。勝ち馬。
1勝クラスから〔001〕。芝2200m戦を連勝中の馬でした。
前走桜花賞以外で連対したのは9頭。その前走はOPクラス3着以内。加えて、芝1800m〜2000mのOPクラス勝ちまたは同距離重賞3着以内がありました。
これを桜花賞以外から3着に来た5頭で見ても、3頭にはOPクラス勝ちがあり、残る2頭は芝1800m以上で2勝以上を挙げていました。
連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、残る7頭には重賞2着またはOPクラス勝ちがありました。
3着で見ても、10頭中8頭がこれを満たします。
また、連対20頭中、15頭に東京芝の勝ちまたは東京芝の重賞3着以内があり、残る5頭は東京芝未経験の関西馬でした。
なお、芝1800m以上のOPクラスに4着以下があった馬の連対はありません。
馬券圏内30頭中、28頭が2勝以上。
必須ではありませんが、連対にあればいいのは、
連対率60%以上(18頭)
複勝率80%以上(14頭)
騎手の継続騎乗(15頭)
キャリア2戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上も2着に1頭のみ。
3〜6戦で〔10910〕。狙いはこのあたりになりそうです。
逃げ馬の馬券圏内はありません。末脚のしっかりした馬を狙いたいところです。

平安S(土曜・京都)
ダート1900m戦、GV。
21、22年は中京での施行。この2年を除く、データは過去8回で見ていきましょう。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔131〕。
6番人気以下〔241〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
8回中7回で1、3番人気が連に絡むも、万馬券の2本は2万馬券と5万馬券。大波乱も念頭に置いて臨みたいダート重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
フェブラリーSから〔111〕。人気、着順は不問。
交流GTの東京大賞典から〔100〕。勝ち馬。
海外GTのサウジCから〔001〕。6着馬。
交流GUのダイオライト記念から〔110〕。勝ち馬。
アンタレスSから〔333〕。掲示板6頭に、3、4、9番人気(6、12、16着)の馬。
交流GVのマリーンCから〔011〕。連対馬。
マーチSから〔010〕。5着馬。
OPの仁川Sから〔110〕。1着と11着の馬。
ブリリアントSから〔102〕。1番人気14着と、4、5着の馬。
前走が条件戦だった馬の馬券圏内はありません。
また、前走が交流重賞だった馬は、1、2番人気での連対が必須です。
馬券圏内24頭のうち23頭は、2月以降少なくとも1走していました。
連対16頭すべてにダート1800以上での勝ちがあり、14頭が重賞勝ち馬。残りの2頭にはダート2000mでの勝ちがあった馬です。
馬券圏内24頭中、2戦続けて掲示板を外していたのは、19年2着のモズアトラクションのみ。ただし、この馬の前々走6着は3着とハナ、クビ、クビの差。近走凡走続きの馬は軽視してよさそうです。
牝馬は〔011〕。当日3、4番人気に推されていた馬です。
年齢別では、4歳〔421〕、5歳〔322〕、6歳〔121〕、7歳〔023〕、8歳〔001〕。
若い順にいいようです。
関西馬が〔888〕と馬券圏内を独占しています。覚えておいて下さい。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.11
ヴィクトリアマイル(日曜・東京)
牝馬による、マイル女王決定戦。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔320〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔446〕、2ケタ人気馬〔142〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
2、3番人気が不振。
2本の万馬券は3万馬券と4万馬券。その時、3連単はそれぞれ2070万円と91万円。荒れる時は大きく荒れる牝馬GTです。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔103〕。人気、着順は不問。
有馬記念から〔100〕。1番人気9着馬。
ダートのフェブラリーSから〔100〕。3着馬。
大阪杯から〔100〕。4着馬。
GU時代の産経大阪杯から〔111〕。人気、着順は不問です。
芝1400m時代の阪神牝馬Sから〔110〕。11着と14着の馬。
芝1600mの阪神牝馬Sから〔334〕。掲示板9頭に、3番人気9着馬。
中山牝馬Sから〔110〕。1番人気7着馬と、勝ち馬。
福島牝馬Sから〔012〕。掲示板確保の馬。
京都牝馬Sから〔010〕。勝ち馬。
ダービー卿CTから〔010〕。2着馬。
東京新聞杯から〔010〕。2着馬。
馬券圏内30頭すべて、前走重賞出走馬。人気も着順も、どちらも“6”以上だった馬は2頭(2着1頭、3着1頭)だけです。
ここが今年初のレースだったのは、20年に勝ったアーモンドアイのみ。
馬券圏内30頭中、26頭が3月以降に少なくとも1走はしていました。
距離実績で見ると、連対20頭中、19頭に芝1600mでの勝ちがあり、例外の1頭は15年優勝のストレイトガール。この馬、14年のこのレースで3着だった馬です。
重賞実績で見ると、連対20頭中、18頭に重賞勝ちがあり、そのうち芝1600mの重賞勝ち馬は13頭。
重賞勝ちのなかった2頭にも、重賞2着、3着がありました。
コース実績では、連対20頭中17頭に、東京芝での勝ち、または東京芝の重賞での2、3着がありました。
連対20頭中、前走3着以内だった馬は9頭。残る11頭中、10頭はこれまでにGT3着以内があるか、前々走で重賞連対の馬。例外の1頭は、前走4着から2着に来た17年のデンコウアンジュです。前走馬券圏外からの巻き返しの条件は、このあたりにありそうです。
ちなみに、前走勝ち馬の優勝はありません。
年齢別で見ていくと、4歳〔462〕、5歳〔437〕、6歳〔111〕、7歳〔100〕。
4、5歳の2世代が中心のよう。
また、勝ち馬を出す枠に偏りがあり、優勝馬は4〜6番枠と11〜14番枠に限られます。
その間も含む、4〜14番枠で〔1082〕。特に連対には、極端な内枠、外枠の狙いを下げたくなります。
過去の好走馬が再び、三度の好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に挙げていきましょう。
13年勝ったヴィルシーナ、翌14年連覇。
14年3着ストレイトガール、15、16年連覇。
17年3着ジュールポレール、18年優勝。
19年勝ったノームコア、翌20年3着。
今年は昨年の覇者ソダシが参戦予定。要注目です。

京王杯スプリングC(土曜・東京)
芝1400m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔400〕、2番人気は〔233〕、3番人気は〔100〕。
6番人気以下〔154〕、2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
1000円台も1回だけですから、波乱の重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
高松宮記念から〔622〕。3着馬が1頭いますが、残る9頭は馬券圏外。
マイラーズCから〔012〕。人気、着順は不問。
阪神Cから〔001〕。勝ち馬。
ダービー卿CTから〔223〕。3着以内5頭に、5着と10着の馬。
東京新聞杯から〔131〕。3着以内4頭に、5着馬。
京都牝馬Sから〔020〕。共に2着馬。
OPから〔101〕。5着と6着の馬。
馬券圏内30頭すべて、前走OPクラスから。
前走でGT、GUを走っていたのは14頭。人気、着順は不問です。
GV以下からの16頭を見ると、掲示板確保の馬が14頭。残る2頭は、4番人気6着(OP谷川岳S)と10番人気10着(ダービー卿CT)の馬でした。
勝ち馬10頭中、6頭が芝1200mの高松宮記念から、4頭が芝1600mのレースから。
馬券圏内30頭で見ても、芝1200mからの馬は高松宮記念組のみ。前走が芝1400mだった馬は2着までとなります。
また、勝ち馬10頭中7頭に重賞勝ちがあり、2頭には複数回の重賞2、3着がありました。例外の1頭は、前々走で3勝クラスを勝ち、前走が初のOPで5着だった、18年のムーンクエイクです。
牝馬は〔120〕。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔405〕、5歳〔343〕、6歳〔132〕、7歳〔120〕、8歳〔110〕。
ベテランの頑張りに注意が必要です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.5.3
NHKマイルC(日曜・東京)
3歳マイル王決定戦。芝1600m戦。GT。
過去10年、1番人気は〔211〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔358〕、2ケタ人気馬〔133〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券4本。
馬券圏内の半数以上が6番人気以下の伏兵という、波乱のGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは2つのTRから。
ニュージーランドTから〔212〕。3着以内3頭に、5着と7着の馬。
アーリントンCから〔204〕。3着以内5頭に、11着馬。
その他、皐月賞から〔211〕。人気、着順は不問。
桜花賞から〔220〕。掲示板3頭に、15着馬。
弥生賞から〔100〕。2着馬。
スプリングSから〔001〕。7着馬。
ファルコンSから〔111〕。1、2番人気で連対の馬。
毎日杯から〔020〕。2着と4着の馬。
フラワーCから〔010〕。勝ち馬。
京成杯から〔001〕。1番人気10着馬。
OPの橘Sから〔010〕。勝ち馬。
アネモネSから〔010〕。4着馬。
馬券圏内30頭すべてが、前走はOPクラスを走っていました。
ただし、勝ち馬は前走重賞出走馬のみです。
また、前走の距離を見ると、芝1600m以上が26頭。残る4頭は芝1400mを走っていました。
さらに、29頭が3月以降に少なくとも1走しており、例外の1頭は10年前の3着馬フラムドグロワール。この馬だけが、1月の京成杯からでした。
連対20頭中、16頭に重賞連対歴があり、残る4頭にもOPクラスの勝ちがありました。
また、連対20頭中15頭に、芝1600mでの勝ち、または芝1600mの重賞2着がありました。
さらに、連対20頭中14頭が新馬戦で勝ち上がっており、年明けデビューなら、全勝かつ重賞勝ちが必要です。
加えて、連対20頭中19頭が、ここまで連対率50%以上の馬でした。
牝馬は〔241〕。連対率は牡馬を上回ります。
脚質的には、差し、追い込みの馬がいいのですが、逃げ馬も〔211〕。展開をしっかり読む必要がありそうです。

新潟大賞典(日曜・新潟)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔023〕、2番人気は〔010〕、3番人気は〔330〕。
6番人気以下〔545〕、2ケタ人気馬〔222〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
1、2番人気に勝ちがない、大波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
金鯱賞から〔110〕。
中山記念から〔020〕。
日経新春杯から〔002〕。
小倉大賞典から〔101〕。
その他、ダートのフェブラリーSから勝ち馬が。
有馬記念、AJCC、函館記念から2着馬が。
日経賞、東京新聞杯から3着馬が出ています。
重賞組は人気、着順不問です。
OPの福島民報杯から〔203〕。3着以内4頭と、8着馬。
大阪城Sから〔100〕。4着馬。
大阪―ハンブルクCから〔010〕。2着馬。
3勝クラスから〔222〕。すべて3番人気までで勝った馬です。
トップハンデは10年で19頭いて〔220〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜54キロで、平均すると55.7キロ。
2着馬は57.5〜54キロで、平均56.2キロ。
3着馬は56.5〜54キロで、平均55.3キロ。
ハンデ58キロ以上と54キロ未満の馬の馬券圏内はありません。
連対20頭すべてに、芝1800m以上での勝ちがありました。
また、連対20頭すべてに、芝2000mの勝ち、または芝2000mのOPクラスに掲示板がありました。
牝馬は〔000〕。馬券圏内がありません。
最後に年齢別に見ておくと、4歳〔243〕、5歳〔312〕、6歳〔135〕、7歳〔320〕、8歳〔100〕。
7、8歳で連対した6頭の人気を見ると、5、5、7、9、10、13番人気。人気薄のベテラン馬に注意が必要です。

京都新聞杯(土曜・京都)
3歳馬による、日本ダービーへの“東上最終切符”を懸けた戦い。芝外回り2200m戦、GU。
21、22年は阪神での施行でした。データは京都で行われた過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔220〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔244〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
皐月賞から〔100〕。10着馬。
スプリングSから〔011〕。7着と4着の馬。
毎日杯から〔202〕。勝ち馬2頭に、4着と7着の馬。
共同通信杯から〔100〕。2番人気10着馬。
きさらぎ賞から〔001〕。3着馬。
OPの若葉Sから〔010〕。4着馬。
すみれSから〔001〕。5着馬。
1勝クラスから〔463〕。連対10頭に、4、6、7着の馬。
前走がGT皐月賞だった馬を除く、馬券圏内23頭は、前走の着順か人気のいずれかが“5”以下となっていて、2戦連続で連対をはずしていたのは1頭だけ。それも前々走では重賞で3着だった馬。近走好調の波は必須のようです。
連対16頭中、11頭に芝2000m以上での勝ち、または芝2000m以上のOPクラスに3着以内があり、残りの5頭には芝1800mでの連対歴がありました。
また、連対16頭中15頭にOPクラスの3着以内、または1勝クラスの連対歴があり、例外もいますが、このあたりが取捨選択のボーダーラインと見ていいのかもしれません。
キャリア2戦以下の馬は3着に1頭のみ。逆に9戦以上の馬の馬券圏内はありません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.25
天皇賞・春(日曜・京都)
古馬最高峰のレース。芝3200m戦、GT。
21、22年は阪神での施行。従いまして、データは京都で行われた、過去8回です。
1番人気は〔310〕、2番人気は〔401〕、3番人気は〔020〕。
6番人気以下〔044〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
1、2番人気で7勝、残る1勝は4番人気の馬。勝ち馬は人気サイドの馬です。
ステップレースを見ていきましょう。
大阪杯から〔110〕。勝ち馬と4番人気13着馬。
GU時代の産経大阪杯から〔100〕。2着馬。
有馬記念から〔100〕。4着馬。
阪神大賞典から〔224〕。3着以内6頭に、4着馬と6着馬。
日経賞から〔222〕。3着以内5頭に、2番人気5着馬。
AJCCから〔100〕。2着馬。
京都記念から〔011〕。1着馬と4着馬。
日経新春杯から〔010〕。勝ち馬。
ダイヤモンドSから〔010〕。勝ち馬。
外国馬の〔001〕というのもあります。
馬券圏内24頭すべて前走は重賞を走っていました。その内訳は、GT、GUが23頭、GVは1頭のみです。
また、前走で掲示板を外していたのは2頭のみ。その2頭は4番人気と5番人気に推されていた馬です。
連対16頭すべてにGTまたはGUの勝ちがありました。
また、連対16頭中、12頭に芝3000m以上のGTでの3着以内があり、残る4頭にはGTまたはGU勝ちに加え、前走重賞3着以内の勢いがありました。
さらに、連対16頭中15頭に芝3000m以上のレースへの出走歴がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別では、4歳〔313〕、5歳〔430〕、6歳〔132〕、7歳〔003〕、8歳〔010〕。
5歳、4歳の順にいいようです。
なお、7、8歳で馬券に絡んだ4頭の人気は、6、8、10、13番人気。人気薄のベテランの激走には注意が必要です。
15番枠より外は3着に1頭いるだけ。極端な外枠は不安材料になるかもしれません。

青葉賞(土曜・東京)
3歳馬によるダービーTR。芝2400m戦、GU。上位2着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔233〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔323〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
波乱含みのダービーTRです。
ステップレースを見ていきましょう。
弥生賞から〔110〕。3着と4着の馬。
スプリングSから〔100〕。4番人気7着馬。
京都2歳Sから〔100〕。勝ち馬。
共同通信杯から〔011〕。4着と3着の馬。
京成杯から〔010〕。2着馬。
OPのすみれSから〔001〕。2番人気7着馬。
実は、1勝クラスからの馬が一番よく〔678〕。勝ち馬19頭に、2着馬1頭、3着馬1頭。馬券圏内の7割を占めています。
未勝利勝ちから〔100〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
前走が重賞で馬券圏外の馬は3頭。いずれも勝ち馬から0秒7差以内の負け。
ちなみに、14年、OPのすみれS7着から3着のヤマニンウィザードは勝ち馬から0秒9差でした。
OPクラスなら、1秒離されていないことが巻き返しの条件でしょうか。
連対20頭中、19頭に芝2000m以上での勝ちがあり、残りの1頭には芝1800mでの勝ちに加え、芝2000mの重賞に4着がありました。
キャリア2戦の馬は3着まで。逆に、8戦以上の馬の馬券圏内はありません。
さて、最も多い21頭を馬券圏内に送り込んでいる前走1勝クラス組ですが、その距離を見てみると、芝2200m以上だった馬が19頭。残る2頭は芝2000mと1600mから。この2頭は3着まで。
1勝クラスからの連対13頭は、芝2200m以上のレースから臨んでいたんだということを覚えておくといいかもしれません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.20
フローラS(日曜・東京)
3歳牝馬によるオークスTR。芝2000m戦、GU。上位2着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔210〕、2番人気は〔142〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔145〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
波乱のTRです。
ステップレースを見ていきましょう。
桜花賞から〔010〕。6着馬。
フラワーCから〔134〕。掲示板7頭に、6着馬1頭。
フェアリーSから〔100〕。2番人気10着馬。
クイーンCから〔021〕。人気、着順は不問。
OPのアネモネSから〔100〕。勝ち馬。
1勝クラスから〔633〕。連対10頭に、4着と8着の馬。
未勝利勝ちから〔112〕。1番人気で勝ち上がった馬が3頭に、5番人気だった馬が1頭。
1勝クラスからフローラS連対の9頭は、連対馬。未勝利勝ちから連対の2頭は、1番人気で勝ち上がった馬。
この2つのステップで、連対の半数以上ですから、OP実績は問わないということでしょう。
連対20頭中、18頭に芝1800m以上の出走歴があり、そのうち15頭が勝利を収め、3頭は掲示板確保。残る2頭はここが初の芝1800mでしたが、芝1600mでの勝ちがありました。
キャリア1戦の馬、つまり新馬勝ちからの馬券圏内はありません。
また、勝ち馬10頭中7頭が5番枠より内の馬。残りの3頭は12、15、18番枠での勝利。
外枠が絶対にダメというわけではありませんが、やはり東京芝2000mは外枠不利。そのことは、頭の中に置いておいたほうがよさそうです。

マイラーズC(日曜・京都)
芝1600m戦、GU。
阪神で行われた21、22年を除く、データは過去8回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔222〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔201〕。6番人気以下〔122〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
波乱含みの重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
海外GTの香港マイルから〔101〕。12着と6着の馬。
マイルCSから〔001〕。2着馬。
阪神Cから〔200〕。2着と3着の馬。
金鯱賞から〔100〕。勝ち馬。
中山記念から〔100〕。4着馬。
スワンSから〔010〕。2着馬。
阪急杯から〔020〕。2着と7着の馬。
東京新聞杯から〔013〕。着順は不問も、1〜3番人気だった馬。
京都金杯から〔002〕。勝ち馬。
ダービー卿CTから〔001〕。14着馬。
OPから〔240〕。連対4頭に、1番人気5着と5番人気12着の馬。
馬券圏内24頭すべて前走はOPクラスで、芝1400m以上のレースに出走した馬です。
連対16頭中、13頭に芝1600mの重賞3着以内、または同距離OPの連対があり、例外の3頭は芝1400m、1800m、2000mの重賞に3着以内があった馬。OP実績は必須です。
牝馬は〔000〕。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔332〕、5歳〔414〕、6歳〔111〕、7歳〔011〕、8歳〔020〕。
4歳と5歳の2世代がいいようです。

福島牝馬S(土曜・福島)
牝馬限定の芝1800m戦、GV。
新潟で行われた21年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔131〕、2番人気は〔011〕、3番人気は〔410〕。
6番人気以下〔235〕、2ケタ人気馬〔115〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
こちらも波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
最も好相性なのが、中山牝馬S組で〔661〕。3着以内8頭に、4〜8着が5頭。
次が、愛知杯組で〔301〕。人気、着順は不問です。
阪神牝馬Sから〔001〕。11着馬。
京都牝馬Sから〔001〕。9着馬。
OPから〔002〕。4着と12着の馬。
3勝クラスから〔023〕。人気、着順は不問。
2勝クラスから〔010〕。こちらは勝ち馬でした。
連対18頭中17頭に、芝1800mでの勝ち、または同距離重賞の3着以内があり、例外の1頭にも芝1800mの中山牝馬Sで、勝ち馬から0秒2差の6着というのがありました。芝1800mの実績は重要なようです。
さらに、距離に関係なく、連対18頭中15頭に重賞4着以内があり、残りの3頭にはOPの掲示板がありました。
15年、2勝クラス勝ちから挑んで2着のリラヴァティにも、それまでに重賞3着が3回もあり、3勝クラスから挑戦した馬にも、さかのぼればOPクラスの掲示板がありました。連対にOP実績は重要です。
年齢別で見ていくと、4歳〔241〕、5歳〔455〕、6歳〔203〕、7歳〔100〕。5歳馬を中心にまんべんなくのイメージでしょうか。
好相性の中山牝馬Sと愛知杯ですが、福島施行の9回では、この2つのレースからしか勝ち馬が出ていません。
そのうち、中山牝馬S組のワンツーは5回あります。
また、12月施行時を合わせ、2、3走前に愛知杯を走っていた馬が〔312〕ですから、愛知杯出走馬は〔613〕となります。
この2つの牝馬限定戦がカギを握ります。どちらも要チェックのレースと言えそうです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.14
皐月賞(日曜・中山)
3歳クラシック第1弾。芝2000m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔312〕、2番人気は〔220〕、3番人気は〔132〕。
6番人気以下〔325〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
波乱含みのGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
スプリングSから〔212〕。連対馬。
弥生賞から〔053〕。4着以内の馬。
OPの若葉Sから〔011〕。連対馬。
その他、ホープフルSから〔200〕。勝ち馬。
朝日杯FSから〔010〕。勝ち馬。
東京スポーツ杯2歳Sから〔010〕。勝ち馬。
共同通信杯から〔502〕。連対6頭に、1番人気5着馬。
毎日杯から〔100〕。勝ち馬。
アーリントンCから〔010〕。勝ち馬。
きさらぎ賞から〔001〕。勝ち馬。
京成杯から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内30頭のうち、前走が弥生賞以外で連を外していたのは、21年3着のステラヴェローチェのみ。この馬は共同通信杯1番人気5着から。また、弥生賞組も4着までとなっています。
前走で掲示板を外していた馬の馬券圏内はありません。
また、馬券圏内30頭中、前走3番人気以内だった馬が23頭。残る4番人気以下の7頭ですが、弥生賞組は5番人気まで。弥生賞以外なら、1着で人気は不問となります。
連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、2頭に重賞2着が、残る2頭にもOP勝ちがありました。OP実績は必須のよう。
また、連対20頭中19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、例外の1頭はここまで芝1600mで3戦3勝。GT朝日杯FSを含む重賞2勝の馬でした。3着で見ても、芝1800m、芝2000mに勝ちがなかったのは2頭だけです。
さらに、連対20頭すべてが2勝以上。3着で見ても、1勝馬は1頭のみ。
加えて、連対20頭のうち、19頭がここまで掲示板を外したことのなかった馬です。
キャリア2戦以下の馬は、2着に1頭のみ。逆に、8戦以上の馬の馬券圏内はありません。
キャリア3〜5戦の馬で〔999〕。勝ち馬で見れば、3戦と4戦の馬で8勝です。
また、近4年は非TR組が優勝しています。併せて覚えておくといいかもしれません。

アンタレスS(日曜・阪神)
ダート2000m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔421〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔222〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
毎年1〜3番人気の馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
チャンピオンズC(含、旧JCダート)から〔110〕。1着と8着の馬。
交流GTの東京大賞典から〔100〕。勝ち馬。
フェブラリーSから〔010〕。3着馬。
交流GUのダイオライト記念から〔121〕。連対馬。
東海Sから〔003〕。人気、着順は不問。
交流GVの名古屋大賞典から〔431〕。4着以内の馬。
平安Sから〔100〕。勝ち馬。
マーチSから〔023〕。4着以内の馬。
OPの名古屋城Sから〔111〕。3着以内の馬。
仁川Sから〔100〕。勝ち馬。
総武Sから〔001〕。13着馬。
馬券圏内30頭、すべて前走はOPクラスを走っていた馬です。
連対20頭中17頭に重賞3着以内があり、3頭にOP勝ちがありました。
また、連対20頭中18頭にダート1800〜2000mのOPクラスでの勝ちがあり、残る2頭にも同距離重賞での2着、3着がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別では、4歳〔241〕、5歳〔512〕、6歳〔136〕、7歳〔121〕、8歳〔100〕。
6歳以上で連対の8頭は、前走でも重賞で連に絡んでいました。取捨選択の参考にしてみて下さい。

アーリントンC(土曜・阪神)
3歳馬によるNHKマイルCのTR。芝1600m戦、GV。上位3着までに優先出走権が与えられます。
4月の施行に替わったのが18年のこと。従いまして、データは過去5年です。
1番人気は〔400〕、2番人気は〔000〕、3番人気は〔001〕。
6番人気以下〔132〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタはなく、万馬券1本。
1番人気が4勝も、2、3番人気に連対なし。
19年には、12、7、11番人気で3連単136万馬券になっています。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔300〕。2、3着と、3番人気9着馬。
フィリーズレビューから〔100〕。4着馬。
京王杯2歳Sから〔001〕。勝ち馬。
共同通信杯から〔100〕。7着馬。
京成杯から〔010〕。11着馬。
ファルコンSから〔010〕。2着馬。
シンザン記念から〔001〕。2着馬。
1勝クラスから〔022〕。1、2番人気で勝った馬。
未勝利勝ちから〔011〕。1番人気で勝ち上がった馬。
勝ち馬5頭すべて、前走重賞出走馬。2、3着馬は前走重賞以外なら勝ち必須です。
馬券圏内15頭中、芝1600mに勝ちがあったのは9頭。残る6頭中5頭は芝1400mに勝ちがあり、そのうち3頭は芝1600mの重賞3着以内がありました。残る2頭はここが初の芝1600m。また、例外の1頭は芝1400mの重賞に0秒1差の4着があった馬で、ここが初めての芝1600mでした。
前走で芝1200mを走っていた馬の馬券圏内はありません。
牝馬は〔110〕。
キャリア2戦以下の馬の馬券圏内はなく、6戦以上の馬も2着まで。
勝ち馬はキャリア3〜5戦の、前走重賞出走馬に限られてきました。
データは過去5年。今年はどうなるか、注目です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.4.6
桜花賞(日曜・阪神)
3歳牝馬クラシック第1弾。芝1600m戦、GT。
過去10年、1番人気は〔131〕、2番人気は〔430〕、3番人気は〔122〕。
6番人気以下〔326〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
1〜3番人気が1頭も連に絡めなかったのは、1回(15年)だけです。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは3つのTRから。
チューリップ賞から〔486〕。連対12頭は、3着以内または3番人気までに推された馬。3着6頭の人気、着順は不問です。
フィリーズレビューから〔102〕。すべて1番人気2着馬。
アネモネSから〔000〕。このTRからの馬券圏内はありません。
その他、阪神JFから〔120〕。連対馬。
朝日杯FSから〔100〕。3着馬。
クイーンCから〔101〕。2着馬と1着馬。
シンザン記念から〔100〕。1着馬。
フェアリーSから〔001〕。1着馬。
OPのエルフィンSから〔100〕。1着馬。
チューリップ賞、朝日杯FS以外のレースからなら、連対必須。前走4着以下から馬券圏内に好走した馬は6頭。すべてチューリップ賞組でした。
また、前走が芝1600m未満のレースだったのは、芝1400mのフィリーズレビュー組の3頭だけ。この3頭は、すべて阪神JFで掲示板確保の馬。マイル実績は重要なポイントのようです。
馬券圏内30頭の前走人気を見ても、1番人気15頭、2番人気5頭、3番人気3頭、4番人気3頭、5番人気3頭に、8番人気1頭。着順に加え、人気のチェックも必要でしょう。
連対20頭すべてに、重賞連対またはOP勝ちがありました。
また、連対20頭すべてが、デビュー2戦目までに勝ち上がった馬。
さらに、連対20頭中19頭に、芝1600mでの勝ちまたは芝1600mの重賞での3着以内がありました。
キャリア7戦以上の馬の馬券圏内はなく、キャリア2戦の馬の好走も20年に勝ったデアリングタクトのみ。
キャリア3〜5戦の馬で〔8109〕。狙いはこのあたりでしょうか。
勝ち馬の馬体重に着目すると、10頭すべてが、前走時460キロ以上、当日462キロ以上。ある程度の馬格は必要なようです。ただし、2、3着には小柄な馬も来ています。
枠順では、6〜13番枠の馬で〔854〕。真ん中あたりがいいようです。
先行馬と差し・追い込み馬の組み合わせが多いレース。展開をしっかり読む必要がありそうです。

ニュージーランドT(土曜・中山)
3歳馬によるNHKマイルCのTR。芝1600m戦、GU。3着までの馬に優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔130〕、2番人気は〔502〕、3番人気は〔130〕。
6番人気以下〔227〕、2ケタ人気馬〔113〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券2本。
10回中9回で1〜3番人気が連に絡んでいる一方で、6番人気以下の伏兵が9回で馬券圏内に。人気馬と穴馬の組み合わせでとデータは教えます。
ステップレースを見ていきましょう。
弥生賞から〔011〕。共に6着馬。
チューリップ賞から〔010〕。9着馬。
ファルコンSから〔313〕。人気着順は不問。
シンザン記念から〔110〕。勝ち馬。
アーリントンCから〔101〕。共に2着馬。
きさらぎ賞から〔100〕。5着馬。
共同通信杯から〔010〕。8着馬。
フラワーCから〔010〕。3着馬。
京成杯から〔001〕。13着馬。
OPのマーガレットSから〔100〕。勝ち馬。
アネモネSから〔001〕。4着馬。
1勝クラスから〔243〕。勝ち馬7頭、2着馬1頭と、1番人気5着馬。
未勝利勝ちから〔100〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
牝馬は〔022〕。
連対20頭中、17頭が前走3着以内または3番人気までに推された馬。残る3頭は重賞で4、5番人気の馬でした。
一方で、OPクラス勝ちがあったのは5頭のみ。
難解なTR。秘めた素質と勢いがモノを言いそうなレースです。

阪神牝馬S(土曜・阪神)
牝馬限定戦。芝1600m戦、GU。
芝1400mから距離延長になったのが16年のこと。従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔221〕、2番人気は〔211〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔021〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券3本。
近5年は8番人気以下の馬が馬券圏内に。波乱度が増しているようです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。5着馬と15着馬。
ジャパンCから〔010〕。8着馬。
京都牝馬Sから〔212〕。3着以内4頭と、6着馬。
東京新聞杯から〔101〕。勝ち馬。
中山牝馬Sから〔100〕。2番人気14着馬。
愛知杯から〔022〕。人気、着順は不問。
京都金杯から〔001〕。3着馬。
OPの北九州短距離Sから〔100〕。3番人気13着馬。
3勝クラスから〔121〕。3番人気までで1着の馬。
連対14頭中、前走がGTだった3頭を除く11頭は、すべて前走で3着以内または3番人気までに推された馬。
さらに、連対14頭のうち、重賞勝ちまたはGT2着があったのは9頭。
残りの5頭は、3頭が昇級初戦の馬、1頭は格上挑戦も前走重賞3着馬、1頭は昇級2戦目で芝1600mが初めての馬でした。
また、連対14頭中、10頭に芝1600mでの勝ちがあり、1頭は芝1600mの重賞2着馬、3頭はここが初めての芝1600mという馬でした。
年齢別では、4歳〔352〕、5歳〔322〕、6歳〔103〕。
馬券に絡んだのは3世代のみ。それも、若い順にいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.28
大阪杯(日曜・阪神)
芝内回りの2000m戦、GT。
GTに格上げされたのが、17年のこと。従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔202〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔231〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎年1〜3番人気の馬が馬券圏内に来ている一方で、6番人気以下の馬が馬券に絡まなかったのは20年のみ。ひと捻りが必要なGTです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。2着と5着の馬。
ジャパンCから〔001〕。2着馬。
金鯱賞から〔321〕。掲示板5頭と、3番人気6着馬。
中山記念から〔111〕。掲示板確保の馬。
京都記念から〔021〕。連対2頭に、5番人気8着馬。
神戸新聞杯から〔001〕。勝ち馬。
チャレンジCから〔100〕。勝ち馬。
小倉大賞典から〔001〕。勝ち馬。
馬券圏内18頭の前走は、すべて重賞から。
1〜3番人気に推されていた馬が16頭。残る2頭も4、5番人気。人気と着順が、どちらも“6”より大きかった馬の馬券圏内はありません。
馬券圏内18頭中、17頭に重賞勝ちがあり、残りの1頭にも重賞2着がありました。
また、10頭に芝2000mのGT3着以内があり、1頭には同距離GUに2着が、7頭に芝1800m〜2200mの重賞勝ちがありました。
連対12頭で見ても、GT勝ち馬が7頭、GTに2、3着のある馬が3頭。残る2頭は、GU2着がある昨年の勝ち馬ポタジェと、5連勝でGVを勝って臨んだ21年の勝ち馬レイパパレ。
重賞実績のハードルは高めに設定してよさそうです。
加えて、阪神芝での重賞に3着以内を持つ馬が10頭。残りの2頭には、阪神芝2000mに勝ちがありました。
コース実績もポイントになりそうです。
牝馬は〔220〕。現在3年連続連対中で、4頭すべてが当日4番人気までに推されていました。
年齢別で見ておくと、4歳〔225〕、5歳〔431〕、6歳〔010〕。
5歳馬が最もよく、勝ち馬は4歳と5歳の2世代のみ。また、7歳以上の馬券圏内はありません。
関西馬が〔665〕。阪神実績の有無も関係しているのか、関東馬を圧倒しています。
最後に枠順ですが、勝ち馬6頭中5頭が8番枠より内の馬。
ちなみに2着4頭、3着5頭もひとケタ馬番でした。
内枠有利を頭の中に置いておくといいかもしれません。

ダービー卿CT(土曜・中山)
芝1600mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔121〕、2番人気は〔103〕、3番人気は〔110〕。
6番人気以下〔144〕、2ケタ人気馬〔120〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースは実に様々。複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞は2つ。
中山記念から〔011〕。
東京新聞杯から〔122〕。
その他、阪急杯、京都牝馬Sから勝ち馬が。
阪神C、ターコイズSから2着馬が。
海外GTの香港C、小倉大賞典から3着馬が出ています。
OPの東風Sから〔232〕。3着以内4頭と、2、3番人気に推されていた馬。
洛陽Sから〔011〕。4着と2着の馬。
ニューイヤーSから〔001〕。2着馬。
実は、3勝クラスからが最もよく〔511〕。すべて勝ち馬です。
前走OPと3勝クラスを合わせて〔755〕。馬券のヒントは、ここにありそうです。
馬券圏内30頭中、29頭の前走が国内のレース。その距離で見ると、芝1600mが21頭、芝1400mが4頭、芝1800mが4頭。
圧倒的に芝1600mからの馬が多く、現在3年連続で1〜3着を独占中。
トップハンデは10年で16頭いて〔110〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜53キロで、平均すると55.15キロ。
2着馬は58〜54キロで、平均55.4キロ。
3着馬は57.5〜54キロで、平均55.85キロ。
53キロで勝った馬が2頭いますが、どちらも牝馬で、牡馬に換算すれば55キロ。54キロの優勝はないので、勝ち馬は55キロ(牝馬は53キロ)以上の馬だと、データは語ります。
また馬券圏内30頭はすべて、牡馬54キロ以上、牝馬53キロ以上となっています。
連対20頭中、17頭に芝1600mでの勝ちがあり、1頭に芝1600mの重賞での2着が。残る2頭も、芝1600mは2着までですが、芝1400mの重賞に勝ちがありました。
また、前走3勝クラス勝ちの6頭を除く、連対14頭中13頭に重賞3着以内またはOP勝ちがありました。例外は昨年2着のフォルコメン。この馬は芝1600mで4勝のマイル巧者でした。
勝ち馬10頭に絞って考えると、芝1600mの重賞に連対歴のある馬が4頭、芝1800mのOPに勝ちがある馬が1頭、あとの5頭は3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。
牝馬は〔210〕。当日5番人気までの馬。
年齢別では、4歳〔441〕、5歳〔527〕、6歳〔041〕、7歳〔001〕、8歳〔100〕。
4歳と5歳の2世代が中心のようです。
最後に枠順ですが、勝ち馬10頭中、9頭までもが10番枠より内の馬。
中山芝1600m戦は外枠に厳しい舞台。それを裏付けるかのようなデータになっています。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.25
高松宮記念(日曜・中京)
2023年、JRA最初の芝のGT。芝1200m戦。
過去10年。1番人気は〔212〕、2番人気は〔240〕、3番人気は〔213〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔014〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。
10年のうち8回は1〜3番人気が連絡み。残る2回は4、5番人気が連に絡んでいて、軸は人気サイドでよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
好相性のレースは3つ。
シルクロードSから〔421〕。掲示板6頭に、5番人気15着馬。
阪急杯から〔323〕。4着以内7頭に、1番人気7着馬。
オーシャンSから〔125〕。掲示板6頭に、3番人気9着馬と9番人気6着馬。
その他、海外GTの香港スプリントから〔101〕。勝ち馬と3番人気12着馬。
ダートのフェブラリーSから〔010〕。5着馬。
阪神Cから〔010〕。勝ち馬。
京都牝馬Sから〔020〕。勝ち馬。
外国馬の〔100〕というのもあります。
国内のレースからなら、勝ち馬はシルクロードS、阪急杯、オーシャンSからのみ出ていて、そのレースでの連対または1、2番人気必須です。
また、この3つのレースから〔869〕と、23頭が馬券圏内を占めています。
前走の距離を見ると、外国馬も含めた馬券圏内30頭中、29頭が芝1200m(18頭)か芝1400m(11頭)。唯一の例外は、ダート1600mのフェブラリーSから2着になった17年のレッツゴードンキです。
外国馬も含めた連対20頭中、16頭に重賞勝ちがあり、残る4頭には芝1200mの重賞に2着がありました。
別の見方をすると、連対20頭中15頭に芝1200mの重賞3着以内があり、4頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。例外の1頭は、ここが初の芝1200m戦で、芝1600mの重賞2勝の22年2着ロータスランドです。
牝馬は〔153〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔323〕、5歳〔433〕、6歳〔253〕、7歳〔101〕。
4〜6歳の3世代が中心のようです。
勝ち馬10頭中、7頭がひとケタ馬番の馬。残る3頭は11、14、16番枠の馬。内枠が好走するのを、ちょっと頭の中に置いておくといいかもしれません。

マーチS(日曜・中山)
ダート1800mのハンデ戦、GV。
データは過去10年ですが、22年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。
1番人気は〔112〕、2番人気は〔331〕、3番人気は〔103〕。
6番人気以下〔534〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券3本。
波乱のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
フェブラリーSから〔200〕。12着と13着の馬。
チャンピオンズCから〔100〕。7着馬。
交流GTの東京大賞典から〔010〕。4着馬。
東海Sから〔011〕。8着馬と3着馬。
武蔵野Sから〔100〕。10着馬。
交流GVの佐賀記念から〔101〕。連対馬。
OPの総武Sから〔241〕。掲示板6頭に、6着馬。
仁川Sから〔123〕。4着以内の馬。
アルデバランSから〔100〕。2着馬。
フェアウェルSから〔010〕。勝ち馬。
師走Sから〔001〕。勝ち馬。
ポルックスSから〔001〕。4番人気14着馬。
海外OPのコリアCから〔010〕。勝ち馬。
3勝クラスから〔102〕。すべて勝ち馬。
また、地方所属馬の〔001〕というのもあります。
まとめてみると、例外もありますが、前走がJRA重賞なら人気、着順は不問。交流重賞、(リステッド、海外を含む)OPなら好走または高い人気が欲しいといったところでしょうか。
トップハンデは、10年で18頭いて〔130〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると56.35キロ。
2着馬は58〜55キロで、平均56.5キロ。
3着馬は57〜54キロで、平均55.1キロ。
馬券に絡むのは54キロ以上の馬に限られます。
また、58キロの馬が馬券に絡んだのは、10年前の13年。それ以降は57.5キロまでとなっています。
連対20頭中、7頭に重賞勝ちがあり、9頭にOP勝ちがあり、3頭には中山ダート1800mのOPに掲示板がありました。例外の1頭は、ここが初のOPクラスだった19年の勝ち馬サトノティターンです。
また、連対20頭中17頭にダート1800mでの勝ちがありました。
牝馬は〔001〕。当日3番人気の馬です。
年齢別に見ていくと、4歳〔122〕、5歳〔322〕、6歳〔553〕、7歳〔112〕、8歳〔002〕。
連対の半数を占める6歳馬がいいようです。

日経賞(土曜・中山)
芝2500m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔430〕、2番人気は〔112〕、3番人気は〔201〕。
6番人気以下〔045〕、2ケタ人気馬〔010〕。
馬連3ケタ3回に、万馬券なし。
勝ち馬は4番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔333〕。
ジャパンCから〔110〕。
日経新春杯から〔311〕。
AJCCから〔222〕。
その他、菊花賞、京都記念から2着馬が。
ステイヤーズS、中山記念、小倉大賞典、中山金杯から3着馬が出ています。
GTからなら人気、着順は不問。GU、GVからの馬は17頭いて、掲示板を外していたのは4頭のみ(6、6、8、9着)です。
また、3勝クラス勝ち馬の〔110〕というのもあります。
連対20頭すべてが、前走で芝2200m以上のレースを走っていました。
勝ち馬10頭中、8頭に重賞勝ちがあり、残る2頭も重賞2着と3着の馬。勝つためには、重賞実績は必須のようです。
また、連対20頭中18頭に芝2200m以上の重賞での3着以内がありました。
牝馬は〔111〕。当日4番人気までに推されていた馬です。
年齢別で見ていくと、4歳〔651〕、5歳〔224〕、6歳〔222〕、7歳〔012〕、8歳〔001〕。
4歳馬が抜けていいようです。

毎日杯(土曜・阪神)
3歳馬による芝1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔333〕、2番人気は〔321〕、3番人気は〔122〕。
6番人気以下〔121〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ5回に、万馬券1本。
馬券圏内30頭中、25頭が1〜4番人気という堅めの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
弥生賞から〔102〕。掲示板2頭に、10着馬。
共同通信杯から〔401〕。4着以内4頭と、2番人気6着馬。
シンザン記念から〔100〕。2番人気6着馬。
きさらぎ賞から〔021〕。4着以内の馬。
アーリントンCから〔020〕。1番人気5着と2番人気7着の馬。
OPのすみれSから〔001〕。3着馬。
芝の1勝クラスから〔434〕。連対馬。
ダートの1勝クラスから〔010〕。2着馬。
新馬勝ちから〔010〕。1番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔011〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭中、ここが初芝だった1頭を除く19頭のうち、15頭が芝1800mまたは芝2000mに勝ちがあり、3頭は芝1600mで2勝の馬。残る1頭は芝1600mでの1勝に加え、OPに2着のあった馬です。
2勝馬のOPクラス実績は不問ですが、1勝馬で連対を果たした9頭のうち、6頭にOPクラスでの掲示板がありました。勝ち星を補うにはOPクラスの好走歴が欲しいといった感じでしょうか。
牝馬は〔000〕。
なお、キャリア1戦の馬は2着まで。6戦以上の馬は3着までとなっています。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.17
スプリングS(日曜・中山)
3歳馬による、皐月賞TR。芝1800m戦、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔242〕、2番人気は〔022〕、3番人気は〔220〕。
6番人気以下〔215〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年1または2番人気が馬券圏内に来ており、馬券の中心は人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔221〕。勝ち馬3頭に、2着と4着の馬。
ホープフルS(GU時代を含む)から〔012〕。2着馬2頭に、3番人気13着馬。
共同通信杯から〔210〕。3着以内の馬。
きさらぎ賞から〔011〕。1着と4着の馬。
京成杯から〔010〕。1番人気4着馬。
OPのジュニアCから〔002〕。1番人気1着馬。
クロッカスSから〔001〕。1番人気1着馬。
最もいいのが1勝クラスからで〔642〕。勝ち馬8頭に、2着馬2頭、4着馬2頭。この4着の2頭は、どちらも水仙賞でした。
未勝利勝ちから〔001〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭すべてが、前走クラスにかかわらず4着以内の馬。
これを3着で見ても、例外は昨年のサトノヘリオス(GTホープフルS3番人気13着)のみです。
連対20頭中、19頭に芝1600m以上での勝ちがありました。例外の1頭は芝1200m、芝1400mの重賞勝ちに加え、芝1600mの朝日杯FS4着があった19年のファンタジストです。
これを別の見方で見ると、連対20頭中、16頭に芝1800m以上での勝ちまたはOPクラス3着以内があり、残りの4頭には距離にかかわらず重賞連対歴がありました。
連対20頭のうち、重賞勝ち馬が5頭、重賞2着のある馬が5頭、1勝クラス勝ち馬が8頭、残る2頭は前走水仙賞4着の馬です。
キャリア1戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上は3着に1頭のみ。
TRらしく、前走1勝クラスだった馬が、権利を獲ろうと頑張ります。ポテンシャルの分析がカギを握りそうです。

阪神大賞典(日曜・阪神)
芝3000m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔701〕、2番人気は〔121〕、3番人気は〔213〕。
6番人気以下〔022〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ5回に、万馬券なし。
毎年1、2番人気が連に絡む、堅めのレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔551〕。人気、着順は不問です。
ジャパンCから〔101〕。5着馬と11着馬。
AJCCから〔200〕。勝ち馬と1番人気7着馬。
日経新春杯から〔101〕。2着馬と13着馬。
ステイヤーズSから〔010〕。2着馬。
京都記念から〔002〕。1着と3着の馬。
中山金杯から〔100〕。2番人気14着馬。
ダイヤモンドSから〔013〕。人気、着順は不問です。
OPの万葉Sから〔011〕。勝ち馬と3着馬。
3勝クラスから〔021〕。勝ち馬2頭と、3着馬。
優勝馬10頭は、すべて前走重賞出走馬となっています。
また、連対20頭を見ると、前走が有馬記念でなければ、掲示板確保もしくは1、2番人気に推されていたことが必要。
馬券圏内30頭の前走距離ですが、芝2200以上が29頭、例外の1頭は芝2000mの中山金杯から。ただし、この馬も前々走は芝3000mの菊花賞を走っていました。
連対20頭中14頭に重賞勝ちがあり、残りの6頭にも重賞2、3着があったように、重賞実績は重要なポイントとなっています。
さらに、連対20頭中17頭に芝2200m以上での勝ちがあり、17頭に芝3000m以上への出走歴がありました。
牝馬は〔010〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔433〕、5歳〔443〕、6歳〔233〕、7歳〔001〕。
4〜6歳の3世代が中心です。
所属の東西で見ると、関西馬が〔10910〕と、関東馬を圧倒しています。
今年は、21、22年の勝ち馬ディープボンド、22年2着のアイアンバローズ、20年1着、21年2着のユーキャンスマイル、20年3着のメイショウテンゲンが出走登録してきました。
過去にはゴールドシップの3連覇(13〜15年)もあるレース。リピーターの激走には注意が必要です。

フラワーC(土曜・中山)
3歳牝馬限定の芝1800m戦、GV。
データは過去10年ですが、14年は2着同着。従いまして、10年で2着は11頭、3着は9頭です。
1番人気は〔313〕、2番人気は〔421〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔111〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
人気馬好走の一方で、人気薄の台頭も見られる、難解な牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔011〕。4着馬と3着馬。
朝日杯FSから〔010〕。5着馬。
フェアリーSから〔110〕。2着馬と7着馬。
OP時代のアルテミスSから〔010〕。2着馬。
1勝クラスから〔547〕。勝ち馬12頭に、2、3、6、7着の馬が1頭ずつ。
新馬勝ちから〔200〕。
芝の未勝利勝ちから〔230〕。
ダートの未勝利勝ちから〔001〕。
連対21頭中16頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る5頭はここが初の芝1800m戦で、5頭すべてに芝1600mでの勝ちがありました。また、この5頭のうち、2頭は無敗、3頭は重賞出走歴を持ち、勝ち馬から0秒5以内の成績があった馬です。
キャリアは不問ですが、ここが今年初戦という馬は、2着までとなっています。
勝ち馬10頭すべて、4コーナー4番手以内の馬。先行馬を狙えとデータは語ります。

ファルコンS(土曜・中京)
3歳限定の芝1400m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔120〕、2番人気は〔312〕、3番人気は〔330〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔121〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券2本。
波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔043〕。
阪神JFから〔001〕。
ダート交流GTの全日本2歳優駿から〔001〕。
シンザン記念から〔300〕。
アーリントンCから〔102〕。
フェアリーSから〔100〕。
京成杯から〔010〕。
重賞組は人気、着順不問です。
OPのクロッカスSから〔310〕。連対3頭に9着馬。
芝の1勝クラスから〔133〕。勝ち馬4頭に、4着馬1頭、1番人気6着馬が2頭です。
ダートの1勝クラスから〔110〕。共に1番人気1着馬。
新馬、未勝利を勝ち上がったばかりの馬の馬券圏内はありません。
連対20頭中18頭に、ダートも含む1400m以上での勝ちがありました。
また、連対20頭中16頭が2勝以上を挙げており、2頭は1勝クラス勝ち+重賞2着を持つ馬。残る2頭(13年カシノピカチュウ、22年タイセイディバイン)は1勝馬で格上挑戦でしたが2着までとなっています。
牝馬は〔101〕。
キャリア1戦の馬券圏内はなく、キャリア2戦と9戦以上は2着まで。
近7年の連対14頭のうち、ここが初芝の2頭を除く、12頭中11頭に重賞掲示板がありました。例外は昨年2着のタイセイディバインのみ。近年は重賞実績が重要なポイントになりつつあるのかもしれません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.10
金鯱賞(日曜・中京)
芝2000m戦、GU。
3月の施行になったのが、17年のこと。従いまして、データは過去6年です。
1番人気は〔411〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔133〕、2ケタ人気馬〔101〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
毎年1、2番人気のいずれかが連絡み。
1番人気の複勝率は100%です。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔301〕。4着以内が3頭と、7着馬。勝ち馬3頭はすべて4着以内の馬です。
ダービーから〔100〕。1番人気6着馬。
ジャパンCから〔010〕。3着馬。
海外GTの凱旋門賞から〔011〕。16着と15着の馬。
香港ヴァーズから〔010〕。2着馬。
香港Cから〔010〕。2番人気6着馬。
小倉大賞典から〔010〕。4着馬。
中日新聞杯から〔010〕。5着馬。
チャレンジCから〔001〕。勝ち馬。
OPの白富士Sから〔203〕。勝ち馬3頭に、5着馬と、1番人気7着馬です。
馬券圏内18頭のうち、前走で掲示板確保、もしくは2番人気までに推されていた馬が16頭。残る2頭は、凱旋門賞11番人気16着馬と、有馬記念6番人気7着馬です。
馬券圏内18頭すべてに芝2000m以上での勝ちがあり、中でも連対12頭中11頭に芝2000mでの勝ちがあり、残る1頭にも芝2000mのGTに2着がありました。
また、馬券圏内18頭中17頭に左回りの経験があり、そのうち15頭に左回りでの勝利が、残る2頭にも左回りのGTでそれぞれ2着、4着がありました。
連対12頭中、9頭が重賞勝ち馬。残る3頭は前々走で芝2000mの3勝クラスを勝ち上がり、前走はOPクラスで掲示板を確保した馬です。
ちなみに、勝ち馬6頭は、重賞勝ち馬5頭と前走OP勝ち馬です。
牝馬は〔031〕。
年齢別に見ていくと、4歳〔421〕、5歳〔133〕、6歳〔102〕、7歳〔000〕、8歳〔010〕。
若い順にいいようです。
このレース、関西馬が〔655〕、関東馬は〔011〕。関西馬が関東馬を圧倒しています。

フィリーズレビュー(日曜・阪神)
3歳牝馬による桜花賞TR。芝内回りの1400m戦、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
なお、19年は1着同着。従いまして、過去10年で勝ち馬は11頭、2着馬は9頭となります。
1番人気は〔130〕、2番人気は〔332〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔426〕、2ケタ人気馬〔113〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年1〜3番人気が連に絡んでいる一方で、6番人気以下の伏兵が馬券に絡まなかったのは昨年だけ。ヒモ荒れに注意の桜花賞TRです。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔153〕。人気、着順は不問。
朝日杯FSから〔100〕。10着馬。
クイーンCから〔010〕。4着馬。
OPから〔201〕。4着以内の馬。
芝の1勝クラスから〔535〕。勝ち馬10頭に、2着馬、4着馬と、1番人気5着馬。
ダートの1勝クラスから〔001〕。勝ち馬。
未勝利勝ちから〔200〕です。
前走の距離で見ると、連対20頭はすべて芝1400mまたは1600mから。これを3着で見ても、ダートも含め、9頭が1400mか1600mから。
前走が1200mだった馬は3着に1頭だけ。割引が必要です。
連対20頭中、16頭に芝1400m以上での勝ちがあり、3頭は芝1200mの重賞勝ち馬でした。
キャリア1戦の馬の馬券圏内はなく、7戦以上の馬は3着までとなっています。
内回りでも、差し、追い込みが決まります。牝馬らしいキレる脚を持つ馬を狙いたいレースです。

中山牝馬S(土曜・中山)
牝馬限定のハンデ戦。芝1800m戦、GV。
14年は2着同着。従いまして、過去10年で2着馬は11頭、3着馬は9頭となります。
1番人気は〔123〕、2番人気は〔020〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔435〕、2ケタ人気馬〔132〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
上位人気馬に信頼が置けず、昨年の3連単は173万馬券!波乱の牝馬のハンデ重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔100〕。7着馬。
有馬記念から〔010〕。10着馬。
日経新春杯から〔101〕。3着と12着の馬。
府中牝馬Sから〔010〕。13着馬。
愛知杯から〔423〕。人気、着順は不問。
ターコイズS(OPも含む)から〔122〕。4着以内の馬。
京都牝馬Sから〔101〕。16着と3着の馬。
中山金杯から〔020〕。4着と5着の馬。
東京新聞杯から〔010〕。6着馬。
小倉大賞典から〔001〕。8着馬。
OPから〔200〕。1番人気8着と2番人気10着の馬。
3勝クラスから〔011〕。連対馬。
2勝クラスから〔010〕。勝ち馬です。
トップハンデは、10年で16頭いて〔130〕。
勝ち馬のハンデは56〜52キロで、平均すると53.7キロ。
2着馬は56〜50キロで、平均53.64キロ。
3着馬は56〜51キロで、平均53.56キロ。
連対21頭中、19頭に芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、残る2頭は芝1600mと中山の芝に勝ちがあった馬です。
また、連対21頭中、15頭に重賞3着以内があり、重賞4着馬、5着馬が1頭ずつ、重賞で勝ち馬から0秒2差以内がある馬が2頭。残る2頭は、前走で3勝クラスを勝ち上がった馬と、前走で2勝クラスを勝っての格上挑戦でしたが、さかのぼれば過去にOP2着があった馬です。
ちなみに、最も好走馬を輩出している愛知杯ですが、15年までは12月の施行。前々走で愛知杯を走っていた馬も含めると〔535〕となります。
昨年こそ、馬券に絡めませんでしたが、13〜21年は9年連続で愛知杯出走馬が馬券圏内に。今年も要注目のレースと言えそうです。
最後に年齢別で見ていくと、4歳〔321〕、5歳〔665〕、6歳〔131〕、7歳〔002〕。
5歳馬が抜けていいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.3.2
弥生賞ディープインパクト記念(日曜・中山)
3歳馬による芝2000mの皐月賞TR、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
過去10年、1番人気は〔331〕、2番人気は〔322〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔232〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ5回、万馬券2本。
その2本の万馬券は5万馬券と2万馬券ですから、両極端な結果となっています。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔133〕。連対5頭に、2番人気7着と7番人気6着の馬。
ホープフルSから〔115〕。掲示板確保の馬。
東京スポーツ杯2歳Sから〔110〕。勝ち馬。
きさらぎ賞から〔101〕。5着と3着の馬。
京都2歳Sから〔100〕。勝ち馬。
京成杯から〔001〕。3着馬。
OPの若駒Sから〔210〕。1着と4着の馬。
1勝クラスから〔320〕。1、2番人気で勝った馬。
新馬勝ちから〔010〕。2番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内30頭の中で、近2走のどちらも3着を外していたのは1頭だけ。その1頭も、2戦連続でOPを4着の馬でした。
連対20頭中、19頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は芝1500m、1600mで2戦2勝の21年2着シュネルマイスターです。3着馬10頭で見ても、芝1800m以上に勝ちがあった馬は7頭です。
また、連対20頭中、17頭が2勝以上を挙げており、2頭には重賞での掲示板がありました。例外の1頭は、新馬勝ち即の馬です。
さらに、連対20頭中、重賞勝ちがあったのは7頭、OP勝ちがあったのは4頭です。
キャリア1戦と6戦以上の馬は2着まで。
本番と同じ舞台で行われる皐月賞TR。要注目です。

チューリップ賞(土曜・阪神)
3歳牝馬による芝1600mの桜花賞TR、GU。
上位3着までの馬に、優先出走権が与えられます。
データは過去10年ですが、21年は1着同着。従いまして、10年で勝ち馬は11頭、2着馬は9頭となります。
1番人気は〔611〕、2番人気は〔114〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔043〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
勝ち馬は5番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
圧倒的好成績は、阪神JF組で〔916〕。3着以内が13頭に、4着馬2頭、4番人気7着馬1頭です。
クイーンCから〔020〕。4着と5着の馬。
シンザン記念から〔010〕。2着馬。
フェアリーSから〔001〕。3着馬。
OPのエルフィンSから〔111〕。1番人気9着馬、1番人気2着馬、2番人気3着馬。
紅梅Sから〔100〕。1番人気1着馬。
1勝クラスから〔012〕。2、3着と、2番人気5着の馬。
新馬勝ちから〔020〕。
未勝利勝ちから〔010〕。
条件クラスからは2着までです。
連対20頭中、15頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭に芝1600mの重賞3着以内が、残りの3頭には芝1400m、芝1500mでの勝ちがありました。
勝ち馬11頭中、10頭が2勝以上の馬。重賞勝ちがあるのは7頭です。
キャリア1戦の馬は2着まで。6戦以上の馬の馬券圏内はありません。
こちらも、本番と同じ舞台で行われる桜花賞TR。必見です。

オーシャンS(土曜・中山)
芝1200m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔331〕、2番人気は〔221〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔315〕、2ケタ人気馬〔210〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券1本。
9回で1〜3番人気が連絡み。残る1回は、5番人気と4番人気のワンツーでした。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
海外GTの香港スプリントから〔101〕。
スプリンターズSから〔012〕。
シルクロードSから〔332〕。
その他、阪神C、京都牝馬S、京阪杯、ダートの根岸Sから2着馬が。
東京新聞杯、阪急杯から3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPから〔522〕。4着以内の馬。
3勝クラスから〔101〕。1、3番人気で勝ち上がった馬です。
連対20頭中、19頭にダートを含む重賞連対歴またはOP勝ちがありました。例外の1頭は、それまで芝1200mを7戦して連対パーフェクトだった、14年の勝ち馬スマートオリオンです。
前走距離を見てみると、1200mが〔977〕、1400mが〔032〕、1600mが〔101〕。
圧倒的に1200mからの馬がいいようです。
牝馬は〔351〕。
年齢別で見ておくと、4歳〔212〕、5歳〔625〕、6歳〔051〕、7歳〔220〕、8歳〔002〕。
抜けていいのは5歳馬ですが、ベテランの頑張りも目立ちます。
過去の好走馬が、複数回の好走を見せるのも特徴です。具体的に挙げていきましょう。
13年勝ったサクラゴスペル、15年も優勝。
14年2着スノードラゴン、16年3着。
15年2着ハクサンムーン、翌16年も2着。
17年2着ナックビーナス、翌18年、19年、20年と4年連続2着。
18年3着ダイメイフジ、翌19年も3着。
21年3着ビアンフェ、翌22年も3着。
今年は昨年2着のナランフレグが出走を予定しています。出てきたなら、注意が必要です。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.24
中山記念(日曜・中山)
芝1800m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔300〕、2番人気は〔422〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔025〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ3回に、万馬券1本。
1〜3番人気が9勝、残る1勝も5番人気の馬。馬券圏内は8番人気までとなっています。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔210〕。
天皇賞・秋から〔110〕。
マイルCSから〔102〕。
海外GTの香港マイルから〔101〕。
秋華賞から〔020〕。
中山金杯から〔301〕。
その他、ダービー、エリザベス女王杯から勝ち馬が。
海外GTの香港ヴァーズ、旧朝日CC(現チャレンジC)、京都金杯、東京新聞杯、ダートの根岸Sから2着馬が。
菊花賞、ヴィクトリアマイル、阪神C、札幌記念、富士Sから3着馬が出ています。
OPの白富士S2着馬の〔011〕というのもあります。
GT、GUからなら基本的に人気、着順不問ですが、それでも好走馬や高い人気に支持された馬は多く、GVとOPからなら3着以内は必須となっています。
馬券圏内30頭の前走は、GT17頭、GU2頭、GV9頭、OP2頭。
GTとGV組が多く、これを勝ち馬10頭で見ても、GT7頭に、それ以外の3頭はGVの中山金杯3着以内の馬でした。
連対20頭中、19頭に重賞勝ちがあり、そのうち16頭は芝1800m以上の重賞での勝ち馬。重賞勝ちが芝1600mまでの馬は、2着までとなっています。
これと並び、連対20頭中、18頭に芝1800m以上での勝ちがありました。
また、馬券圏内30頭のうち、2戦続けて掲示板を外していたのは2頭だけ。その2頭はGT→GTとGU→GTと走って掲示板外しの馬でした。
これらのことからも、高いレベルを求めていいレースと言えそうです。
牝馬は〔131〕。
脚質としては、勝ち馬10頭すべてが、4コーナーを4番手以内で回ってきた馬。
さらに、枠順で言えば、5番枠より内が7頭、残る3頭は8、9、15番枠の馬。
例外があるとはいえ、狙いは内枠の先行馬となりそうです。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔435〕、5歳〔540〕、6歳〔132〕、7歳〔002〕、8歳〔001〕。
5、4歳の2世代が中心のようです。

阪急杯(日曜・阪神)
芝内回りの1400m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔411〕、2番人気は〔222〕、3番人気は〔000〕。
6番人気以下〔434〕、2ケタ人気馬〔112〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年4番人気までの馬が連に絡んでいますが、その一方で、6番人気以下の伏兵が7頭も連対。これが高配当を引き起こす要因になっているようです。
ステップレースを見ていきましょう。
海外GTの香港スプリントから〔200〕。
マイルCSから〔102〕。
交流GTのJBCスプリントから〔010〕。
阪神Cから〔242〕。
京王杯SCから〔010〕。
京都金杯から〔211〕。
シルクロードSから〔120〕。
京阪杯から〔001〕。
東京新聞杯から〔001〕。
重賞組は人気、着順不問です。
芝のOPから〔112〕。掲示板確保の馬。
ダートのOPから〔001〕。5着馬。
3勝クラスから〔100〕。1番人気1着馬で、連勝中の馬でした。
連対20頭中、13頭に重賞勝ちがあり、3頭に重賞2、3着が。残る4頭中3頭は、近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬でした。
1400mという距離のレースですが、芝、ダートを含め、1600m以上に勝ちのあった馬が、連対20頭中17頭もいます。長めの距離を走れるほうがいいということでしょう。
牝馬は〔212〕。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔223〕、5歳〔323〕、6歳〔332〕、7歳〔221〕、8歳〔011〕。
ベテラン勢の頑張りが目立つレースです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.17
フェブラリーS(日曜・東京)
今年最初のJRA・GT、ダート1600m戦。
過去10年、1番人気は〔422〕、2番人気は〔320〕、3番人気は〔102〕。
6番人気以下〔135〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券3本。
現在、9年連続で1、2番人気が連対しており、10年前は3番人気が勝っています。
ステップレースを見ていきましょう。
ジャパンCダートも含む、チャンピオンズCから〔333〕。人気、着順は不問です。
東京大賞典から〔021〕。2、5着と、4番人気7着馬。
川崎記念から〔021〕。連対2頭と、2番人気6着馬。
東海Sから〔311〕。3着以内の馬。
根岸Sから〔323〕。連対馬。
武蔵野Sから〔001〕。5着馬。
OPのフェアウェルSから〔100〕。3番人気9着馬。
勝ち馬10頭の内訳は、チャンピオンズCから3頭、東海Sから3頭、根岸Sから3頭、フェアウェルSから1頭。
フェアウェルS3番人気9着から優勝した14年のコパノリッキー(しんがり16番人気)は例外として、他の3つを見ていきましょう。
チャンピオンズC組は、2、2、4番人気で掲示板を外していた馬の巻き返し。
東海S組は、すべて勝ち馬。
根岸S組も、すべて勝ち馬。
狙いはこの3重賞からの馬かもしれません。
連対20頭すべてに、1年以内の重賞連対歴がありました。
また、連対20頭中、19頭にダート重賞での勝ちがあり、その中でダートGT勝ちのある馬は11頭。ダートの重賞勝ちがなかった1頭にも、芝1600mの重賞勝ちに加え、ダート重賞に2着がありました(21年2着のエアスピネル)。
連対20頭中、16頭にダート1600m以上の重賞勝ちがあり、3頭は前走がダート1400mの根岸S連対馬、1頭は芝1600mの重賞勝ちに加え、ダート1600mの武蔵野Sに3着があった馬です。
さらに、連対20頭中、13頭が前走3着以内の馬、7頭がダート1800m以上からの距離短縮馬でした。
連対20頭すべてに、芝も含めた左回りでの勝ちと、重賞3着以内がありました。
牝馬は〔001〕。
年齢別で見ると、4歳〔411〕、5歳〔444〕、6歳〔212〕、7歳〔021〕、8歳〔022〕。
人気薄のベテランに注意が必要です。
勝ち馬10頭の馬体重を見ると、18年に勝ったノンコノユメを除く、9頭が490キロ以上。馬格はあったほうがよさそうです。
過去の好走馬が、繰り返しの好走を見せるのも特徴のひとつ。具体的に見ていきましょう。
14年勝ったコパノリッキー、翌15年連覇。
15年2着インカンテーション、18年3着。
15年3着ベストウォーリア、17年2着。
16年2着ノンコノユメ、18年優勝。
18年2着ゴールドドリーム、翌19年も2着。
21年勝ったカフェファラオ、22年連覇。
今年は、昨年2着のテイエムサウスダンが出走を予定しています。

小倉大賞典(日曜・小倉)
芝1800mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔320〕、2番人気は〔111〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔264〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎年6番人気以下の伏兵が馬券圏内に来ている、波乱のハンデ戦です。
ステップレースは実に様々。まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
日経新春杯から〔021〕。
中山金杯から〔311〕。
愛知杯から〔011〕。
チャレンジCから〔011〕。
京都金杯から〔002〕。
その他、有馬記念、福島記念から勝ち馬が。
エリザベス女王杯、目黒記念、中日新聞杯から2着馬が。
ジャパンC、AJCC、ダートの東海Sから3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPから〔111〕。3着以内の馬。
3勝クラスから〔300〕。勝ち馬。
2勝クラスから〔010〕。こちらも勝ち馬でした。
トップハンデは10年で16頭いて〔321〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると55.95キロ。
2着馬は58〜52キロで、平均55.45キロ。
3着馬は57.5〜53キロで、平均55.45キロ。
ハンデ54キロ未満の馬は馬券圏内に4頭だけ。
勝ち馬は54キロ以上の馬です。
連対20頭中、19頭に芝1800m以上での勝ちがあり、例外の1頭は小倉芝の連対率が100%の馬でした。
また、連対20頭中、12頭に重賞3着以内があり、5頭にOP勝ちがありました。
勝ち馬10頭で見ると、8頭に重賞連対歴かOP勝ちがあり、残る2頭は前走で3勝クラスを勝ち上がった馬でした。
牝馬は〔021〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔411〕、5歳〔325〕、6歳〔230〕、7歳〔122〕、8歳〔021〕、9歳〔001〕。
7歳以上で馬券圏内に来た馬は9頭。
その人気は、低い順に、14、11、11、10、8、8、6、6、4番人気。
ハンデは、重い順に、58、57、57、56.5、56.5、56.5、56、53、52キロ。
7歳以上で56キロ以上の人気薄なら、穴と狙って面白いということでしょう。

ダイヤモンドS(土曜・東京)
芝3400mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔610〕、2番人気は〔123〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔110〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券2本。
毎年1〜3番人気が連に絡んでいる一方で、伏兵も台頭する長距離重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
有馬記念から〔110〕。7着と14着の馬。海外GTの香港ヴァーズから〔010〕。2着馬。
同じく、メルボルンCから〔010〕。1番人気13着馬。
AJCCから〔300〕、3着馬2頭に、3番人気12着馬。
ステイヤーズSから〔123〕。掲示板5頭に、3番人気7着馬。
日経新春杯から〔002〕。5着馬と5番人気11着馬。
中日新聞杯から〔100〕。5着馬。
OPの万葉Sから〔222〕。掲示板確保の馬。
白富士Sから〔120〕。人気、着順は不問です。
3勝クラスから〔103〕。勝ち馬3頭に、4着馬。
2勝クラスから〔010〕。9着馬でした。
トップハンデは10年で12頭いて〔330〕。
勝ち馬のハンデは58.5〜54キロで、平均すると55.55キロ。
2着馬は58.5〜50キロで、平均54.7キロ。
3着馬は56〜51キロで、平均54.1キロ。
馬券圏内30頭中、26頭がハンデ54キロ以上の馬。54キロ未満は2着までとなっています。
また、ハンデ58キロ以上の馬は6頭いて、58.5キロが〔120〕、58キロが〔200〕。馬券圏外は1頭だけですから、ハンデ58キロ以上の馬は積極的に狙っていきたいところです。
連対20頭中、14頭に芝2400以上での勝ちがあり、芝2200mで2勝以上を挙げている馬は16頭。
また、連対20頭中、9頭に重賞勝ちがあり、7頭にOP勝ちがありました。
別の見方をすると、OPクラスで3着以内があった馬は17頭を数えます。
牝馬は〔000〕。
セン馬の健闘が目立ち〔131〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔323〕、5歳〔320〕、6歳〔225〕、7歳〔111〕、8歳〔121〕、9歳〔010〕。
ベテランも頑張るマラソンレースです。

京都牝馬S(土曜・阪神)
牝馬限定の芝1400m戦、GV。
その名の通り、例年は京都で行われてきましたが、21、22年に引き続き、今年も阪神で行われます。
また、距離が1400mに短縮されたのが、16年のこと。従いまして、データは過去7年です。
1番人気は〔410〕、2番人気は〔001〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔143〕、2ケタ人気馬〔002〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
他の5回は、3000円台が3回に、2000円台が2回。ひと捻りが必要なようです。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔100〕。8着馬。
マイルCSから〔100〕。12着馬。
スワンSから〔100〕。6着馬。
阪神Cから〔100〕。6着馬。
OP時代も含む、ターコイズSから〔211〕。勝った2頭は連対馬、2着は7着馬、3着は5着馬でした。
京都金杯から〔101〕。勝ち馬。
OPから〔021〕。掲示板2頭に、3番人気14着馬。
3勝クラスから〔044〕。2着の4頭は勝ち馬、3着の4頭は1、1、2着馬と3番人気8着馬です。
1着には前走重賞組、2、3着には前走OP、3勝クラスから狙えとデータは教えます。
馬券圏内21頭の前走の距離を見ると、20頭が芝1400m以上から。芝1200m戦からは1頭のみ。この馬は、2着まででした。
距離で見ると、連対14頭中、12頭に芝1600mでの勝ちがあり、残る2頭は芝2000mに勝ちがある馬と、芝1400mの重賞勝ち馬でした。
格で見ると、連対20頭中、7頭が重賞勝ち馬、3頭が重賞2着のある馬。残る4頭は近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。
年齢別で見ていくと、4歳〔241〕、5歳〔532〕、6歳〔004〕。
馬券になるのは6歳まで。7歳以上の馬券圏内はありません。
また、連対は4、5歳の2世代に限られています。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.9
京都記念(日曜・阪神)
芝2200m戦、GU。
例年、京都で行われているレースですが、21、22年に引き続き、今年も阪神での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔212〕、2番人気は〔023〕、3番人気は〔241〕。
6番人気以下〔512〕、2ケタ人気馬〔100〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
勝ち馬の半数である5頭が、6番人気以下の伏兵。波乱含みの重賞です。
ステップレースは実に様々。まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔202〕。
エリザベス女王杯から〔110〕。
菊花賞から〔110〕。
海外GTの香港ヴァーズから〔110〕。
ジャパンCから〔013〕。
AJCCから〔111〕。
中山金杯から〔120〕。
その他、天皇賞・秋、日経新春杯、新潟記念から勝ち馬が。
マイルCS、ステイヤーズSから2着馬が。
宝塚記念、天皇賞・春、海外GTの凱旋門賞、京都大賞典から3着馬が出ています。
OPのディセンバーSからの〔010〕というのもあります。
馬券圏内30頭中、前走重賞出走馬が29頭。OPからが1頭。
そのうち前走GT出走馬が19頭。こちらは人気、着順は不問です。
GU以下は11頭。掲示板確保が8頭に、1番人気7着、3番人気6着、5番人気7着の馬でした。
連対20頭すべてにGT出走歴があり、そのうち14頭にGT3着以内がありました。
また、連対20頭中19頭に重賞連対歴があり、そのうち14頭は重賞勝ち馬。重賞勝ちのない6頭中5頭にはOP勝ちがあり、残る1頭にも重賞2着がありました。
距離で見ると、連対20頭中13頭に芝2200m以上での勝ちがあり、残る7頭にも芝2200m以上のGT、GUでの掲示板がありました。
とにかく、高いレベルが求められるGUとの認識でよさそうです。
牝馬は〔230〕。当日5番人気までに推された馬たちです。
最後に、年齢別で見ておくと、4歳〔362〕、5歳〔505〕、6歳〔131〕、7歳〔112〕。
4、5歳馬がいいようです。

共同通信杯(日曜・東京)
3歳馬による芝1800m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔131〕、2番人気は〔113〕、3番人気は〔421〕。
6番人気以下〔223〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
毎年1〜3番人気のいずれかが馬券圏内に来ています。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔040〕。掲示板3頭に、9着馬。
GV時代の東京スポーツ杯2歳Sから〔201〕。3着以内の馬。
京成杯から〔013〕。人気、着順は不問。
旧ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。3着馬。
京都2歳Sから〔001〕。勝ち馬。
シンザン記念から〔001〕。4着馬。
OPの若駒Sから〔100〕。3着馬。
OP時代のホープフルSから〔010〕。2着馬。
1勝クラスからが最もよく〔421〕。3着以内の馬。
新馬勝ちから〔222〕。すべて1番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔100〕。こちらも1番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内30頭すべてに、近2走のうちのいずれかで3着以内がありました。
勝ち馬10頭で見ると、すべて前走は3着以内の馬です。
連対20頭中17頭に、芝1800mまたは芝2000mでの勝ちがあり、2頭はここまで芝1600mで2戦して無敗の馬、1頭は芝1600mでの勝ちと芝2000mのOPでの3着があった馬です。
また、連対20頭中11頭にOPクラスでの4着以内があり、残る9頭はここが初のOPだった馬です。
さらに、GT以外で掲示板を外したことがあって連に絡んだのは、13年2着ゴットフリートだけ。取捨選択の参考になるかもしれません。
牝馬は〔000〕。
キャリアについては不問となっています。

クイーンC(土曜・東京)
3歳牝馬による芝1600m戦、GV。
データは過去10年ですが、13年は3着同着。従いまして、10年で3着は11頭となります。
1番人気は〔412〕、2番人気は〔412〕、3番人気は〔131〕。
6番人気以下〔015〕、2ケタ人気馬〔001〕。
馬連3ケタ4回に、万馬券なし。
毎年1〜3番人気の馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔323〕。掲示板確保が4頭に、掲示板外しが4頭。この8頭すべて、前々走では連に絡んでいた馬です。
フェアリーSから〔233〕。掲示板6頭に、1番人気6着馬と12番人気9着馬。
京都2歳Sから〔100〕。2着馬。
ファンタジーSから〔010〕。2着馬。
アルテミスSから〔001〕。2着馬。
シンザン記念から〔001〕。1番人気4着馬。
1勝クラスから〔311〕。3着以内の馬。
新馬勝ちから〔121〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔011〕。1番人気で勝ち上がった馬です。
馬券圏内31頭中、前走が芝1400mだったのは1頭だけ。他の30頭は芝1600m以上のレースから。
また、近2走のいずれかで連対した馬が29頭。3着があるのが1頭、どちらも掲示板を外していた馬が1頭です。
近2走のいずれも連に絡まなかった2頭は、クイーンCでは3着ですから、連対には近2走での連絡みは必須ということになります。
また、連対20頭すべてに、芝1600m以上のレースでの連対歴がありました。
勝ち馬で見ると、10頭中8頭に1勝クラス勝ちまたは重賞連対歴があり、残る2頭には東京芝1600mでの1着がありました。
キャリア5戦以上は2着まで。
実は、好走する馬番に偏りがあるのが特徴で、6番枠が〔511〕、9番枠が〔131〕。この9番枠の馬は、現在5年連続で馬券圏内に来ています。オカルトっぽいデータですが、迷った時の参考にしてみてはいかがですか?

 


 
 
今週の重賞データ……2023.2.2
東京新聞杯(日曜・東京)
芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔112〕、2番人気は〔102〕、3番人気は〔311〕。
6番人気以下〔151〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
波乱含みの重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔301〕。人気、着順は不問。
マイルCSから〔101〕。11着と7着の馬。
菊花賞から〔010〕。11着馬。
秋華賞から〔010〕。2着馬。
阪神Cから〔103〕。人気、着順は不問。
京都金杯から〔123〕。掲示板5頭に、4番人気7着馬。
中山金杯から〔011〕。共に5着馬。
ターコイズSから〔010〕。6着馬。
OPのキャピタルSから〔020〕。2着馬と2番人気9着馬。
ニューイヤーSから〔011〕。2番人気9着馬と勝ち馬。
実は、3勝クラスからが最もよく〔410〕。すべて勝ち馬です。
前走がGT、GUなら、人気、着順は不問。GV以下なら、それなりの着順、人気が必要なようです。
また、阪神C(芝1400m)以外は、すべて芝1600m以上のレースからとなっています。
コースで見ると、連対20頭すべてに、左回りの芝での勝ちがありました。
また、16頭に東京芝での勝ちがあり、2頭には東京芝のOPクラスに3着以内がありました。残る2頭は、東京の芝が初めてと1走だけの馬です。
距離で見ると、連対20頭中、17頭に芝1600mでの勝ちがあり、2頭には芝1600mの重賞2着がありました。残る1頭は芝1600mは初ですが、芝2000mの重賞勝ち馬です。
重賞実績では、連対20頭中、15頭に重賞連対歴がありました。残りの5頭は、近2走のいずれかで3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬です。
牝馬は〔431〕。GT連対歴を持つ馬が5頭。20年2着、21年3着のシャドウディーヴァにはGU2着があり、19年2着のレッドオルガは前走が初の重賞(ターコイズS6着)でした。
年齢別で見ていくと、4歳〔553〕、5歳〔235〕、6歳〔311〕、7歳〔011〕。
4歳馬がいいようです。
逃げ切った馬も2頭いますが、差し、追い込み馬が活躍します。末自慢を狙いたいところです。

きさらぎ賞(日曜・中京)
3歳馬による芝2000m戦、GV。
例年、京都で行われてきた重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔222〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔212〕。
6番人気以下〔313〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ6回に、万馬券なし。
中京施行の2回も馬連は3ケタ。堅めの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔102〕。人気、着順は不問。
ホープフルSから〔111〕。人気、着順は不問。
東京スポーツ杯2歳S(GV時代も含む)から〔011〕。4着と2着の馬。
シンザン記念から〔200〕。共に3着馬。
京都2歳S(OP時代も含む)から〔200〕。連対馬。
1勝クラスから〔364〕。勝ち馬8頭に、2着馬3頭、3着馬2頭。
新馬勝ちから〔110〕。2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔012〕。1、2番人気で勝ち上がった馬です。
前走GTなら人気、着順は不問、GU以下なら4着以内必須です。
連対20頭中、18頭に芝1800mまたは2000mでの勝ちがあり、残る2頭のうち、1頭には芝1600mの勝ちが、1頭には芝1600mの重賞3着がありました。
ちなみに、中京施行の2回で、馬券圏内6頭のうち5頭に芝2000mでの勝ちがあり、例外の昨年3着メイショウゲキリンにも芝2000mに2着がありました。
勝ち馬10頭で見ると、8頭にOPクラスの3着以内または1勝クラス勝ちがあり、残る2頭は新馬勝ち即の馬と、新馬勝ちからGTに挑んだキャリア2戦の馬です。
牝馬は〔100〕。ここまで2戦2勝で、当日は1番人気に推された馬でした。
キャリア6戦以上に馬券圏内なし。
キャリア2、3戦の馬で〔776〕ですから、このあたりが狙い目になるのかもしれません。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.25
根岸S(日曜・東京)
ダート1400m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔430〕、2番人気は〔113〕、3番人気は〔120〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔013〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
毎年4番人気までの馬が連絡み。軸は人気馬でよさそうです。
ステップレースを見ていきましょう。
チャンピオンズCから〔213〕。人気、着順は不問です。
芝のマイルCSから〔100〕。14着馬。
交流GTのJBCスプリントから〔010〕。2着馬。
武蔵野Sから〔311〕。4着以内4頭に、14着馬。
カペラSから〔221〕。3着以内の馬。
交流GVの兵庫ゴールドTから〔101〕。共に1番人気で1着と5着の馬。
OPのギャラクシーSから〔121〕。
ファイナルSから〔011〕。
師走Sから〔011〕。
霜月Sから〔010〕。
すばるSから〔001〕。
リステッドを含むOPからは、すべて3着以内の馬。
条件戦からの馬券圏内はありません。
連対20頭中、近2走のいずれかで連対していた馬が17頭。残る3頭も、3着ありが1頭、4着ありが2頭。近走好走は必須条件のようです。
また、連対20頭中17頭にダート1400mでの勝ちがあり、未勝利の3頭は以下のよう。
18年、優勝したノンコノユメには、ダート1600mの重賞勝ちがありました。
20年、優勝したモズアスコットはここが初ダートで、芝1400mに勝ちがあり、芝1600mのGT勝ちがありました。
20年、2着のコパノキッキングは、ダート1400mに2着があり、ダート1200m戦を3連勝でカペラSを勝って臨んだ勢いがありました。
連対20頭中17頭が、ダート重賞に連対歴またはOPクラス勝ちのあった馬。残る3頭中2頭にはダートOPクラス3着以内があり、1頭はここが初ダート。
高いダート適性が求められるということでしょう。
牝馬は〔000〕。
セン馬は〔220〕。
脚質的には、差し、追い込みの天下です。
また、関西馬が〔91010〕と、関東馬を圧倒しています。
最後に、年齢別で見ておくと、4歳〔220〕、5歳〔422〕、6歳〔333〕、7歳〔111〕、8歳〔024〕。
ベテランの頑張りが目立ちます。
特に8歳馬の6頭は、5、6、9、10、10、15番人気での好走。今年も出走があれば、穴と狙ってみるのも面白いかもしれません。

シルクロードS(日曜・中京)
芝1200mのハンデ戦、GV。
例年、京都で行われる重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行です。
データは過去10年で見ていきましょう。
1番人気は〔110〕、2番人気は〔501〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔038〕、2ケタ人気馬〔016〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券なし。
勝つのは4番人気まで。その一方で、6番人気以下が2、3着に11頭。特に2ケタ人気馬が3着に6頭ですから、穴党は3着に伏兵を狙いたいところです。
ステップレースを見ていきましょう。
スプリンターズSから〔320〕。人気、着順は不問です。
マイルCSから〔001〕。15着馬。
阪神Cから〔200〕。2着と4着の馬。
スワンSから〔001〕。17着馬。
京阪杯から〔320〕。掲示板4頭に、7着馬。
OPの淀短距離Sから〔144〕。3着以内7頭に、2番人気5着馬と4番人気8着馬。
尾張Sから〔101〕。勝ち馬と2番人気11着馬。
オーロCから〔010〕。3着馬。
タンザナイトSから〔001〕。勝ち馬。
ラピスラズリSから〔001〕。3着馬。
3勝クラスから〔011〕。こちらは勝ち馬です。
トップハンデは、10年で14頭いて〔120〕。
勝ち馬のハンデは58〜55キロで、平均すると56.25キロ。
2着馬は59〜53キロで、平均55.65キロ。
3着馬は57〜53キロで、平均55.3キロ。
55キロで勝った馬は3頭いて、すべて牝馬。牡馬は56キロ以上の馬しか勝てていません。
2着で見ても、牡馬は55キロ以上、牝馬は53キロ以上。重めのハンデは強さの証しと考えてよさそうです。
連対20頭中19頭に芝1200mでの勝ちがあり、例外の1頭には芝1400mの重賞勝ちがありました。
また、連対20頭中17頭に芝1200mの重賞連対かOPクラスの勝ちがあり、残る3頭中2頭には芝1400mの重賞での1、3着が、もう1頭は前走で3勝クラスを勝ち上がったばかりの馬でした。
勝ち馬10頭で見ると、7頭が重賞勝ち馬で、残る3頭にも重賞2着かOPクラスの勝ちがありました。
実績重視の重賞と言えそうです。
前走の距離に着目すると、1200m〔898〕、1400m〔211〕、1600m〔001〕。同じ1200mからの馬が抜けて好成績を挙げています。
牝馬は〔442〕。
また、関西馬が〔1077〕。関東馬は2着までです。
最後に、年齢別で見ていくと、4歳〔332〕、5歳〔232〕、6歳〔444〕、7歳〔100〕、8歳〔001〕、9歳〔001〕。
4〜6歳の3世代がいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.19
AJCC(日曜・中山)
芝2200m戦、GU。
過去10年、1番人気は〔230〕、2番人気は〔302〕、3番人気は〔221〕。
6番人気以下〔234〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
10回中9回で1〜3番人気が連絡み。残る1回も4番人気が勝っています。それでも馬連3ケタは1回しかないのですから、ヒモ荒れのイメージでいいと思います。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは、複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
有馬記念から〔200〕。
菊花賞から〔130〕。
中日新聞杯から〔113〕。
福島記念から〔020〕。
中山金杯から〔011〕。
その他、天皇賞・春、海外GTの凱旋門賞、ステイヤーズSから勝ち馬が。
天皇賞・秋、チャレンジCから2着馬が。
ジャパンC、アルゼンチン共和国杯から3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPのディセンバーSから〔011〕。2着と6着の馬。
3勝クラスから〔101〕。1、2番人気で1着の馬でした。
馬券圏内30頭のうち、29頭が芝2000m以上のレースから。例外の1頭は、芝1800m時代のディセンバーSからの馬です。
さらに、3勝クラスからの2頭を含め、馬券圏内30頭すべてが近2走のいずれかで重賞を走っていました。
勝ち馬10頭すべてに、重賞勝ち、もしくはGT3着以内かGU2着がありました。ただし、GT勝ち馬の優勝は、20年のブラストワンピースのみです。
連対20頭中18頭に芝2000m以上の重賞での連対歴がありました。
牝馬は〔000〕。
最後に年齢別で見ておくと、4歳〔243〕、5歳〔313〕、6歳〔413〕、7歳〔130〕、8歳〔011〕。
6歳が最多の4勝を挙げていて、7、8歳のベテランの頑張りにも注意が必要です。

東海S(日曜・中京)
ダート1800m戦、GU。
京都で行われた20年を除く、データは過去9回です。
1番人気は〔512〕、2番人気は〔120〕、3番人気は〔012〕。
6番人気以下〔154〕、2ケタ人気馬〔022〕。
馬連3ケタ2回に、万馬券1本。
毎年、1、2番人気が馬券圏内に来ていますが、9回中7回で7番人気以下の伏兵も馬券圏内に。
人気馬と人気薄の組み合わせが狙い目だとデータは語ります。
ステップレースを見ていきましょう。
チャンピオンズC(JCダートも含む)から〔333〕。人気、着順は不問です。
交流GTの東京大賞典から〔210〕。4着以内の馬。
みやこSから〔020〕。6着と7着の馬。
交流GUの名古屋大賞典から〔010〕。勝ち馬。
武蔵野Sから〔001〕。4着馬。
交流GVのクイーン賞から〔001〕。5着馬。
OPから〔323〕。4着以内7頭に、4番人気12着馬。
3勝クラスから〔101〕。1番人気1着馬です。
中2週以内の馬は2着に1頭のみ。25頭の前走が前年の11月か12月。残りの1頭は前年の5月以来の馬でした。
連対18頭中12頭に交流を含む重賞勝ちがあり、2頭にOPクラス勝ちがありました。
また、連対18頭中14頭がダート1800mで3勝以上を挙げており、ダート1800m戦に勝ちがない馬は2着に1頭いるだけです。
距離の幅を広げてみると、連対18頭中17頭がダート1700〜2000mで4勝以上を挙げていました。
牝馬は〔001〕。
年齢別で見ておくと、4歳〔112〕、5歳〔533〕、6歳〔114〕、7歳〔230〕、8歳〔010〕。
5歳馬がいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.13
京成杯(日曜・中山)
3歳馬による芝2000m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔330〕、2番人気は〔031〕、3番人気は〔101〕。
6番人気以下〔327〕、2ケタ人気馬の馬券圏内はありません。
馬連3ケタ2回に、万馬券なし。
5〜7番人気で〔547〕。“次位”まで、手を広げたいレースです。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔100〕。7着馬。
ホープフルSから〔111〕。GTになってからは11着馬、GU時代は2、3着馬。
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔010〕。4着馬。
京都2歳Sから〔010〕。5着馬。
OPの萩Sから〔100〕。5着馬。
1勝クラスから〔323〕。連対7頭に、3着馬1頭。
新馬勝ちから〔313〕。
未勝利勝ちから〔143〕。
前走がGTなら、人気、着順は不問。GU以下のOPクラスなら、掲示板必須。1勝クラスなら、連対には連対必須、3着馬は3着に1頭です。
距離で見てみると、前走が1600mだったのは朝日杯FSからの1頭だけ。あとは、1800mが6頭、2000mが23頭です。
馬券圏内30頭すべて、近2走のいずれかで連に絡んでいました。
連対20頭中13頭に芝2000mでの勝ちがあり、6頭に芝1800mでの勝ちが。残りの1頭にも芝1800mの重賞での2着がありました。
OPクラスの実績や出走歴は問いません。
牝馬は〔010〕。当日1番人気に推されていた馬です。
キャリア5戦以上の馬は3着まで。
また、キャリア3戦の馬がよく、5勝を含む、半数の10連対。キャリア1戦の馬の3勝が続いています。

日経新春杯(日曜・中京)
芝2200m戦、GU。
例年は京都の芝2400mで行われるレースですが、今年も21、22年に引き続き、中京の芝2200mで行われます。
京都時代は1、2番人気の頑張りが目立ち、ハンデ戦の割には堅めの決着に終わっていたのですが、中京に替わった21年は馬連5万馬券。22年は馬連こそ3ケタでしたが、3着に9番人気が入って3連単は2万馬券。
傾向が変わった気もしますが、ローテーション的には同じと見て、まずは京都で行われた8年のステップレースをざっくり見ていきたいと思います。
GTから〔400〕。掲示板3頭に、7着馬。
GUから〔114〕。掲示板4頭に、8着と14着の馬。
GVから〔021〕。1、3、6着の馬。
ちなみに、GUには4回中京時代の金鯱賞が、GVには同じく4回中京時代の愛知杯が含まれています。
3勝クラスから〔242〕。勝ち馬6頭に、2着馬1頭、4着馬1頭。
2勝クラスから〔111〕。こちらは勝ち馬でした。
馬券圏内24頭中、前走で掲示板を外していたのは4頭だけ。その4頭中2頭は前走2、3番人気に推されていて、残る2頭はGT、GUに出走していました。
中京での2年を見ると、21年は3勝クラス1番人気8着、OPの新潟牝馬S4着、リステッドのアンドロメダS2着の馬の1〜3着。人気は7、13、4番人気。
22年は、ダービー7着、有馬記念4着、中日新聞杯8着の馬の1〜3着。人気は3、1、9番でした。
京都と中京で共通して重要なポイントは、中距離実績。
具体的には、
芝2200m以上での勝ち。
芝2000mのOPクラス勝ち、または重賞連対。
芝1800mの重賞連対。
このいずれかが欲しいところ。
ちなみに、21、22年の中京での連対4頭は、中京芝2200mの連対歴を持つ馬が3頭、中京芝2000mの重賞連対歴を持つ馬が1頭です。今年も中京実績がモノを言うかもしれません。
牝馬は、京都で〔011〕、中京で〔010〕。
トップハンデは、10年で14頭いて〔021〕。2着の2頭は1番人気に推された馬でした。
勝ち馬のハンデは56〜52キロで、平均すると54.2キロ。
2着馬は57〜52キロで、平均54.8キロ。
3着馬は58〜51キロで、平均54.65キロ。
53キロ以下が〔323〕。軽ハンデの馬が頑張るのは、京都と中京に共通している部分です。
過去10年の年齢別では、
4歳〔830〕、5歳〔145〕、6歳〔135〕。
好走は3世代に限られ、圧倒的に4歳馬の強さが目立っています。

愛知杯(土曜・中京)
牝馬限定、芝2000mのハンデ戦、GV。
1月の中京に移ったのが16年のこと。小倉で行われた20年を除く、データは過去6回で見ていきたいと思います。
1番人気は〔111〕、2番人気は〔100〕、3番人気は〔010〕。
6番人気以下〔433〕、2ケタ人気馬〔020〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
毎回、7番人気以下が馬券圏内に来ていて、馬連の最低配当は3470円。波乱の牝馬のハンデ戦です。
ステップレースを見ていきましょう。
エリザベス女王杯から〔112〕。
秋華賞から〔100〕。
ターコイズS(OP時代も含む)から〔120〕。
マーメイドSから〔100〕。
中日新聞杯から〔001〕。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPの新潟牝馬Sから〔010〕。勝ち馬。
3勝クラスから〔203〕。連対馬。
2勝クラスから〔020〕。勝ち馬です。
トップハンデは6回で10頭いて〔111〕。
勝ち馬のハンデは55.5〜52キロで、平均すると53.75キロ。
2着馬は55〜50キロで、平均52.5キロ。
3着馬は56〜53キロで、平均54.08キロ。
連対12頭中11頭に芝1800m以上での勝ちがあり、残る1頭には芝2000mのGTでの2着がありました。
年齢別に見ておくと、4歳〔122〕、5歳〔432〕、6歳〔112〕。
好走は3世代に限られ、中でも5歳馬がいいようです。

 


 
 
今週の重賞データ……2023.1.5
中山金杯(木曜・中山)
芝2000mのハンデ戦、GV。
過去10年、1番人気は〔314〕、2番人気は〔210〕、3番人気は〔200〕。
6番人気以下〔054〕、2ケタ人気馬〔003〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券1本。
勝つのは5番人気までとなっています。
ステップレースを見ていきましょう。
マイルCSから〔110〕。9着と7着の馬。
天皇賞・秋から〔001〕。6着馬。
毎日王冠から〔100〕。3着馬。
アルゼンチン共和国杯から〔100〕。3着馬。
チャレンジC(朝日CCと芝1800m時代を含む)から〔144〕。掲示板8頭と、12着の馬。
福島記念から〔111〕。勝ち馬2頭に、1番人気4着馬。
OPのディセンバーSから〔122〕。掲示板確保の馬。
リゲルSから〔100〕。3着馬。
3勝クラスから〔112〕。こちらはすべて勝ち馬です。
前走がGTなら人気、着順は不問ですが、GU以下なら掲示板は欲しいところ。4回中京施行時の金鯱賞を除き、例外は1頭。その馬も、前々走ではリステッド競走を勝っていました。
トップハンデは10年で12頭いて〔421〕。
勝ち馬のハンデは58〜54キロで、平均すると56.5キロ。
2着馬は58〜53キロで、平均55.55キロ。
3着馬は57.5〜53キロで、平均55.55キロ。
トップハンデを含む、ハンデの重い馬の好走が目立ちます。
連対20頭すべてに、芝1800mまたは2000mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中9頭が芝1800〜2200mの重賞勝ち馬で、残る11頭にも同距離重賞での掲示板がありました。
牝馬は〔000〕。
年齢別に見ておくと、4歳〔232〕、5歳〔332〕、6歳〔343〕、7歳〔203〕。
明け4歳から7歳までの4世代が、まんべんなくのイメージです。
過去10年の勝ち馬10頭すべてが、11番枠より内の馬。内枠が好成績であることを覚えておくといいかもしれません。

京都金杯(木曜・中京)
芝1600mのハンデ戦、GV。
例年は京都で行われている重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔311〕、2番人気は〔021〕、3番人気は〔210〕。
6番人気以下〔346〕、2ケタ人気馬〔123〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
中京での2回は、共に2ケタ人気馬が連に絡んでいます。
ステップレースを見ていきましょう。
まずは複数頭を馬券圏内に送り込んでいる重賞から。
マイルCSから〔130〕。
阪神Cから〔012〕。
チャレンジC(朝日CCと芝1800m時代を含む)から〔120〕。
その他、菊花賞、毎日王冠、富士Sから勝ち馬が。
中日新聞杯、ダートの武蔵野Sから2着馬が。
天皇賞・秋、ターコイズSから3着馬が出ています。
重賞組は、人気、着順不問です。
OPのリゲルSから〔402〕。掲示板5頭と、10着の馬。
オーロCから〔100〕。6着馬。
キャピタルSから〔012〕。勝ち馬2頭と、5着の馬。
タンザナイトSから〔001〕。2着馬。
3勝クラスから〔011〕。勝ち馬です。
トップハンデは10年で15頭いて〔032〕。
勝ち馬のハンデは57.5〜53キロで、平均すると55.5キロ。
2着馬は58〜54キロで、平均56.5キロ。
3着馬は58〜53キロで、平均55.25キロ。
53キロで勝った馬は2頭。他は55キロ以上での勝利。この2頭は共に牝馬ゆえ、牡馬に換算すると55キロ。すなわち、勝ち馬はハンデ55キロ(牝馬は53キロ)以上の馬と考えてよさそうです。
これを馬券圏内30頭で見ても、牡馬で54キロ未満は3着に1頭だけ。
トップハンデの馬は勝ち切れませんが、ハンデはある程度背負わされているほうがよさそうです。
連対20頭中18頭に芝1600mでの勝ちがありました。
また、連対20頭中18頭に重賞3着以内またはOP勝ちがあり、残りの2頭は芝1600m戦の複勝率が8割を超えていました。
牝馬は〔201〕。
年齢別で見ていくと、4歳〔322〕、5歳〔431〕、6歳〔324〕、7歳〔022〕、8歳〔011〕。
勝つのは4〜6歳ですが、ベテランの頑張りにも注意が必要です。

シンザン記念(日曜・中京)
明け3歳馬による芝1600m戦、GV。
例年は京都で行われる重賞ですが、21、22年に引き続き、今年も中京での施行となります。
データは過去10年です。
1番人気は〔301〕、2番人気は〔232〕、3番人気は〔003〕。
6番人気以下〔252〕、2ケタ人気馬〔011〕。
馬連3ケタ1回に、万馬券3本。
波乱含みの3歳重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
朝日杯FSから〔123〕。
東京スポーツ杯2歳Sから〔101〕。
デイリー杯2歳Sから〔011〕。
アルテミスSから〔100〕。
ラジオNIKKEI杯2歳Sから〔001〕。
重賞組は、人気、着順不問です。
1勝クラスから〔533〕。すべて掲示板確保の馬ですが、さらに詳しく見ると、勝ち馬7頭、2〜5着の馬がそれぞれ1頭ずつとなっています。
新馬勝ちから〔120〕。1、2番人気で勝ち上がった馬。
未勝利勝ちから〔121〕。1番人気3頭に、5番人気が1頭です。
連対20頭中12頭に芝1600mでの勝ちがあり、7頭には芝1400mまたは1800mでの勝ちがありました。残りの1頭には、芝1600mでの2着がありました。
OPクラスの実績は不問です。
牝馬は〔220〕。クラスにかかわらず、前走1、2番人気で連対の馬です。
馬券に絡むのはキャリア5戦以内の馬がほとんどで、キャリア6戦の馬は2着に1頭だけ、7戦以上の馬の馬券圏内はありません。

フェアリーS(月曜・中山)
明け3歳の牝馬による芝1600m戦、GV。
過去10年、1番人気は〔120〕、2番人気は〔101〕、3番人気は〔401〕。
6番人気以下〔365〕、2ケタ人気馬〔320〕。
馬連3ケタはなく、万馬券2本。
2本の万馬券は3万馬券という、波乱の牝馬重賞です。
ステップレースを見ていきましょう。
阪神JFから〔001〕。8着馬。
アルテミスSから〔100〕。13着馬。
京都2歳Sから〔100〕。8着馬。
1勝クラスから〔371〕。4着以内が8頭に、掲示板を外していた馬が3頭。
新馬勝ちから〔215〕。
未勝利勝ち、まずは芝から〔322〕。
ダートから〔001〕。ですが、こちらも芝に2着があった馬です。
重賞組の3頭共に掲示板を外していましたが、前々走ではすべて1着の馬。
さらに、連対20頭すべてが、重賞連対歴やOP勝ちのない馬です。
連対20頭中15頭に芝1600m以上での勝ちがあり、4頭に1勝クラス以上の芝1600m戦での4着以内が、また残りの1頭には芝1400mでの2着がありました。
距離もそうですが、1勝クラスを勝ち上がれない馬でも好走できてしまうあたりに、このレースの難しさがあるようです。
関東馬〔1089〕に対し、関西馬〔021〕。
関東馬が関西馬を圧倒している、数少ない重賞です。
キャリアは不問。
ただ、勝ち馬10頭中8頭が1ケタ馬番の馬。残る2頭は14番と15番の馬。内枠が絶対ではありませんが、中山芝1600m戦は外枠不利を頭の中に置いておいたほうがよさそうです。